JP2001358657A - 光伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視方法及びそのための装置 - Google Patents

光伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視方法及びそのための装置

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JP2001358657A
JP2001358657A JP2000177560A JP2000177560A JP2001358657A JP 2001358657 A JP2001358657 A JP 2001358657A JP 2000177560 A JP2000177560 A JP 2000177560A JP 2000177560 A JP2000177560 A JP 2000177560A JP 2001358657 A JP2001358657 A JP 2001358657A
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optical fiber
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Yuichi Akiyama
友一 秋山
Masanori Yoneyama
正紀 米山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光主信号は正常に導通している状態で光線形
中継装置の監視制御が不可能となった場合、その原因が
光ファイバの誤接続によるものか、それ以外の原因によ
るものなのかを特定する。 【解決手段】 光再生中継装置及び光線形中継装置を光
ファイバ伝送路に介挿し、2つの光波長多重化端局装置
間で光主信号を送受信する光伝送システムにおける光フ
ァイバの誤接続監視方法であって、前記の各装置が有す
る主信号受信部にて正しい接続時に受信するトレース値
の期待値を設定し、また前記の各装置が有する主信号送
信部にて光線形中継装置の監視制御用回線内のフレーム
に光ファイバの誤接続を検出するためのトレース値を挿
入し、光線形中継装置及びこれに接続される他の光中継
装置や多重化端局装置にて受信したトレース値と受信側
の装置に設定されているトレース期待値とを比較するこ
とにより、光線形中継装置に接続される光ファイバの誤
接続を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光線形中継装置
を含む光伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視
方法及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光中継装置を含む光伝送システムにおけ
る監視技術として、従来から、特開昭60−16924
6号公報、特開平3−252232号公報、特開平8−
237196号公報、および特開平11−163821
号公報などに記載のものが提案されている。光線形中継
装置は、光主信号を光−電気変換することなく直接増幅
し、そのまま伝送する装置であり、セクションオーバヘ
ッド(SOH)を終端する機能を持たないため、光再生中
継装置や多重化端局装置のように主信号のセクションオ
ーバヘッドを利用した遠隔監視制御を行うことができな
い。
【0003】ところで、隣接する装置間の監視制御を行
うための通信手段として、代表的なものにLAPDプロ
トコル(Dチャネル上のリンクアクセスプロトコル)があ
り、LSV回線内のチャネルを使用している。LSV回
線とは、光線形中継装置を監視するために、光主信号の
波長とは異なる特定帯域光信号(LSV信号)を光主信号
と同一の光ファイバ内に伝送する監視回線のことであ
る。LAPDプロトコルでは、相互の装置間にOSI(O
pen System Inter-con・nection)のデータリンク層
(レイヤ2)の「USER」、「NETWORK」という
役割設定を行い、隣接する装置間において、役割設定
「USER」と役割設定「NETWORK」を対向させ
ることにより相互通信を確立することができる。そし
て、役割設定「USER」と「USER」、あるいは役
割設定「NETWORK」と「NETWORK」がそれ
ぞれ対向した場合には、相互通信を確立することができ
ない。そして、これら役割設定「USER」、「NET
WORK」は、主信号に多重化して隣接する装置間で送
受信される。
【0004】上述のLSV回線、役割設定を用いた従来
の監視技術について、図面を参照して説明する。図7
は、LSV回線、役割設定を用いた従来の監視システム
における光ファイバの誤接続がない場合の一部構成を示
すブロック図である。ここで、「光伝送装置」とは、光
線形中継装置、光再生中継装置、多重化端局装置およ
び、光伝送システムにおいて光信号を伝送するための装
置を総称して示すものである。図7に見られる通り、各
光伝送装置60〜62ともに、ライン1側を「NETW
ORK」、ライン2側を「USER」に役割設定してい
る。また、各光伝送装置の間は、ライン2側より送信さ
れライン1側にて受信する回線67とライン1側より送
信されライン2側にて受信する回線68との双方向の回
線によって接続される。相互通信する各光伝送装置60
〜62は、光ファイバ67の受信側と光ファイバ69の
送信側、光ファイバ67の送信側と光ファイバ68の受
信側とを接続するLSV回線処理部63〜66を備えて
いる。そして、隣接する装置61、62間の双方向の光
ファイバ67、68及び両ファイバ間に並列接続された
各LSV回線処理部の入力・出力回線によって閉ループ
のLSV回線69(点線で図示)が形成される。
【0005】各LSV回線処理部63〜66は、図示す
るように、隣接の光伝送装置から回線67を介して受信
される役割設定と隣接の光伝送装置へ回線68を介して
送信する役割設定とを対応させ、或いは、隣接の光伝送
装置から回線68を介して受信される役割設定と隣接の
光伝送装置へ回線67を介して送信する役割設定とを対
応させて、隣接する装置との間の相互通信が確立するか
否かを判断する機能を有している。いま、図7に示すよ
うに、光ファイバが正常に接続されている場合は、各光
伝送装置60〜62のLSV回線処理部63〜66にお
いて、「NETWORK」と「USER」がそれぞれ対
向しているので、LSV回線69を正常に開通させるこ
とができる。そして、LSV回線の開通により光ファイ
バが正常に接続していることが確認できる。
【0006】次に、誤接続が行われたときにLSV回線
を正常に開通させず、監視制御が不可能となる点につい
て、図面を参照して説明する。図8は、光伝送装置間の
光ファイバが正常に接続されてない場合の光伝送システ
ムの構成例を示すブロック図であり、光伝送装置61に
おいて、光ファイバがライン1側とライン2側との間で
逆に接続された場合を示している。この場合、図8にお
いて、光伝送装置60のライン2側から送信された主信
号は光伝送装置61を経由して光伝送装置62へ正常に
導通する。また、光伝送装置62のライン1側から送信
された主信号は光伝送装置61を経由して光伝送装置6
0へ正常に導通する。
【0007】しかし、光伝送装置60のライン2側と光
伝送装置61のライン2側、および光伝送装置61のラ
イン1側と光伝送装置62のライン1側がそれぞれ接続
されてしまっているため、LSV回線処理部63、65
は「USER」と「USER」およびLSV回線処理部
64、66は「NETWORK」と「NETWORK」
が対向してしまうので、誤接続があると判断する。この
ため、主信号は双方向の回線ともに導通はするが、誤接
続であると判断されたためにLSV回線を開通すること
ができず、そのために誤接続がある区間の光線形中継装
置についての監視制御が不可能となってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次のような問題点があった。第1の問題点として
は、LSV回線の通信異常が発生し光線形中継装置の監
視制御が不可能となった場合、その原因が光ファイバの
誤接続のためなのか、それ以外の原因(例えば、断線な
ど)によるものなのか容易に判別できないことにある。
第1の問題点の理由は、従来の光伝送装置には光線形中
継装置について光ファイバの誤接続を検出する手段が設
けてないことであり、また、LSV回線には方向性があ
り、誤接続が行われたときにLSV回線を正常に開通す
ることができないことも理由である。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、光線形中継装置を含む光伝送システムにおい
て、光主信号は正常に導通している状態で光線形中継装
置の監視制御が不可能となった場合、その原因が光ファ
イバの誤接続によるものか、それ以外の原因によるもの
なのかを特定できる光ファイバの誤接続検出方法を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、光再生中継装置及び光線形
中継装置を光ファイバ伝送路に介挿し、2つの光波長多
重化端局装置間で光主信号を送受信する光伝送システム
における光ファイバの誤接続監視方法であって、前記光
再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端局装置の各
装置が有する光主信号受信部にて正しい接続時に受信す
るトレース値の期待値を設定し、また各装置が有する光
主信号送信部にて光線形中継装置の監視制御用回線内の
フレームに光ファイバの誤接続を検出するためのトレー
ス値を挿入し、光線形中継装置及びこれに接続される他
の光中継装置や多重化端局装置にて受信したトレース値
と受信側の装置に設定されているトレース期待値とを比
較することにより、光線形中継装置に接続される光ファ
イバの誤接続を検出することを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視方法に係
り、光線形中継装置のための監視制御用回線は、光主信
号が伝送される光ファイバ内に設定されることを特徴と
している。
【0012】請求項3記載の発明は、光再生中継装置及
び光線形中継装置を光ファイバ伝送路に介挿し、2つの
光波長多重化端局装置間で光主信号を送受信する光伝送
システムにおける光ファイバの誤接続監視装置であっ
て、前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端
局装置の各装置が、正しい接続時に受信するトレース値
の期待値を設定する光主信号受信部と、光線形中継装置
の監視制御用回線内のフレームに光ファイバの誤接続を
検出するためのトレース値を挿入する光主信号送信部
と、光線形中継装置及びこれに接続される他の光中継装
置や多重化端局装置にて受信したトレース値と受信側の
装置に設定されているトレース期待値とを比較すること
により、光線形中継装置に接続される光ファイバの誤接
続を検出する光ファイバ誤接続監視部とを具備すること
を特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の光
伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視装置に係
り、前記光主信号受信部、前記光主信号送信部及び前記
光ファイバ誤接続監視部のそれぞれが、前記光再生中継
装置、光線形中継装置及び多重化端局装置の各装置の双
方向の光ファイバ毎に設けられていることを特徴として
いる。
【0014】請求項5記載の発明は、光再生中継装置及
び光線形中継装置を光ファイバ伝送路に介挿し、2つの
光波長多重化端局装置間で光主信号を送受信する光伝送
システムにおける光ファイバの誤接続監視装置であっ
て、前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端
局装置の各装置が、隣接する装置からの波長多重光主信
号を受信し、主信号からトレース値を分離する分離多重
部と、前記分離したトレース値を保持する受信トレース
値保持部と、正しい接続時に受信するトレース期待値を
保持する受信トレース期待値保持部と、前記受信トレー
ス値と前記受信トレース期待値を比較し比較結果を出力
する比較部と、隣接する装置に送信するトレース値を保
持する送信トレース値保持部と、光ファイバの誤接続を
検出するため、監視制御用回線内の他のフレームデータ
と前記送信トレース値を多重して送出する多重部と、前
記各部を制御する制御部を具備することを特徴としてい
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の光
伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視装置に係
り、前記分離多重部、前記受信トレース値保持部、前記
受信トレース期待値保持部、前記比較部、前記送信トレ
ース値保持部、前記多重部、及び前記制御部のそれぞれ
が、前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端
局装置の各装置の双方向の光ファイバ毎に設けられてい
ることを特徴としている。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項3乃至6の
うちのいずれか1項に記載の光伝送システムにおける光
ファイバの誤接続監視装置に係り、光線形中継装置のた
めの監視制御用回線は、光主信号が伝送される光ファイ
バ内に設定されることを特徴としている。
【0017】従来、主信号は正常に導通されているが、
光線形中継装置の監視制御が不可能となる通信異常状態
となった場合、この原因が光ファイバの誤接続によるも
のなのか、それ以外の故障によるものなのか容易に特定
することができなかった。この発明により、LSV回線
の通信異常が検出された場合、その原因が光ファイバの
誤接続によるものなのか容易に特定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の実施例の構成を示
す図で、光線形中継装置を含む光伝送システムにおける
装置監視システムの構成を示すブロック図である。図1
において、対向する多重化端局装置1および5は、光/
電気変換による識別再生中継する光再生中継装置2、光
信号を直接光増幅中継する光線形中継装置3および4な
どを経由して光ファイバ7を介して接続され、1つの光
伝送システムを構成している。
【0019】両端の多重化端局装置1および5と監視制
御装置6との間には、通信機能と接続回線からなる監視
制御用通信チャネル8が設定される。また、多重化端局
装置1および5は、監視制御装置6との間の通信機能の
外に、光再生中継装置2および光線形中継装置3,4を
監視する機能、各光線形中継装置3,4との間の通信機
能を有している。また、光再生中継装置2と光線形中継
装置3および4は、中継区間を監視する機能や多重化端
局装置1および5との間の通信機能を有している。これ
ら多重化端局装置、光再生中継装置および光線形中継装
置における監視、通信機能を用いて、対向する多重化端
局装置1および5の間に接続される光再生中継装置2と
光線形中継装置3および4に対する遠隔からの監視制御
操作を行うものである。
【0020】ところで、光線形中継装置3および4は、
光主信号を直接増幅し伝送するため、光再生中継装置2
のように主信号のセクションオーバヘッドを利用した光
線形中継装置の遠隔監視制御を行うことができない。こ
の実施例では、このため、光線形中継装置が存在する中
継区間では、光主信号が伝送される光ファイバ内にLS
V回線を光主信号とは別に設定し、トレース値を主信号
と波長多重させ、主信号と同一の光ファイバにて伝送す
ることにより、多重化端局装置を経由して光線形中継装
置の遠隔監視制御を可能としている。
【0021】先ず、トレース値を用いて誤接続を判定す
る概念について説明する。図2は本実施例の装置監視シ
ステムにおける光ファイバの誤接続がない場合を示す説
明図、図3は本実施例の装置監視システムにおける光フ
ァイバの誤接続がある場合を示す説明図である。以下、
光線形中継装置、光再生中継装置、多重化端局装置およ
び、光伝送システムにおいて光信号を伝送するための装
置を単に「光伝送装置」と総称する。
【0022】図2において、伝送装置11は、双方向の
光ファイバ10、14に接続されるLSV回線の送信部
及び受信部を有し、光ファイバ10にはライン1側受信
部12bとライン2側送信部12a、そして光ファイバ
14にはライン1側受信部13bとライン2側送信部1
3aが接続されてなり、各送信部は隣接する装置から受
信したトレース値を下流側の隣接する装置へ送信し、ま
た各受信部は隣接する装置から受信するはずのトレース
期待値を保持する機能を有している。同様に、伝送装置
15は、光ファイバ10にはライン1側受信部16bと
ライン2側送信部16a、そして光ファイバ14にはラ
イン1側受信部17bとライン2側送信部17aが接続
されてなり、各送信部は隣接する装置から受信したトレ
ース値を下流側の隣接する装置へ送信し、また各受信部
は隣接する装置から受信するはずのトレース期待値を保
持する機能を有している。ここで、トレース値“0”、
“1”は、双方向の光ファイバでの誤接続を検出するた
めのもので、双方向の回線をそれぞれ識別するためその
値を異ならせてある。また、トレース期待値は、光ファ
イバが正しく接続されている場合に隣接の装置から受信
するはずのトレース値である。
【0023】光ファイバの誤接続を検出するために、ま
ず、光伝送装置内のLSV回線の送信部にて送信元の光
伝送装置を識別するためのトレース値をLSV回線内の
フレームに挿入し、光ファイバ伝送路上に送出する。光
線形中継装置に接続される下流の光伝送装置の受信部で
は、本来接続されるべき光ファイバおよび光伝送装置を
特定するために、受信するトレース値の期待値をあらか
じめ設定しておき、LSV回線より実際に受信したトレ
ース値と、装置内に設定されている受信トレース期待値
とを比較する。
【0024】図2において、光ファイバ10を介して光
伝送装置11のライン1側受信部12bに入力された光
信号は、送信部12aから光ファイバ10を介して光伝
送装置15のライン1側受信部16bに入力され、さら
にライン2側送信部16aから光ファイバ10を介して
下流の装置に出力される。
【0025】図2のように、光伝送装置11と15の間
で光ファイバの誤接続がない場合、光伝送装置11の送
信部12aから送信され光ファイバ10を介して光伝送
装置15の受信部16bにて受信されるトレース値と、
受信部16bにあらかじめ設定されているトレース期待
値が一致するため、「光ファイバの誤接続なし」と判定
することができる。
【0026】図3は光伝送装置15においてライン1側
とライン2側にそれぞれ接続される光ファイバが逆に誤
って接続された場合の構成例を示すブロック図である。
図3のように、光伝送装置11と15の間で光ファイバ
の誤接続があった場合、光伝送装置11の送信部12a
から送信され光ファイバ10を介して光伝送装置15の
受信部17bにて受信されるトレース値と、受信部17
bにあらかじめ設定されているトレース期待値が一致し
ていないため、「光ファイバの誤接続あり」と判定する
ことができる。以上より、光線形中継装置に接続される
光ファイバ伝送路の誤接続をLSV回線の存在する光伝
送装置にて検出することが可能となる。
【0027】次に、光ファイバの誤接続を判定する技術
手段について、図面を参照して説明する。図4は本実施
例の装置監視システムにおける光ファイバの誤接続監視
部の構成を示すブロック図である。光ファイバ誤接続監
視部27は、送信トレース値を保持する送信トレース値
保持部22と、受信トレース期待値を保持する受信トレ
ース期待値保持部23と、受信トレース値を保持する受
信トレース値保持部24と、受信トレース値とその期待
値を比較する比較部25とより構成されている。また、
光ファイバ誤接続監視部27の入力側には制御部20、
LSV回線内に波長多重された光主信号から送信トレー
ス値を分離する分離多重部21、そして出力側にはLS
V回線内の他のフレームデータと送信トレース値を多重
して送出する多重部28が接続されている。このよう
に、光ファイバ誤接続監視部27は、各伝送装置を接続
す双方向の光ファイバ伝送路毎に設けられた送信部、受
信部のそれぞれの間に配置される。
【0028】この光ファイバ誤接続監視部27は、光フ
ァイバ伝送路上で光主信号と波長多重されているLSV
回線内のフレームに格納されているトレース値を分離多
重部21から入力し、また、受信トレース値の期待値お
よび送信トレース値を制御部20から入力し、LSV回
線内のフレームに挿入し送信するための送信トレース値
および誤接続判定結果28を出力する。分離多重部21
では、光主信号が伝送されている光ファイバ伝送路上に
波長多重されているLSV回線からフレームデータを受
信し、データの分離を行うことにより、上流側の光伝送
装置より受信したトレース値を受信トレース値保持部2
4に出力する。
【0029】受信トレース値保持部24は、分離多重部
21から入力される受信トレース値を保持し、その値を
比較部25に出力している。受信トレース期待値保持部
23では制御部20から設定される受信トレース期待値
を保持し、その値を比較部25に出力する。比較部25
では、受信トレース値保持部24および受信トレース期
待値保持部23から入力される値を比較し、一致してい
れば「光ファイバの誤接続なし」、不一致であれば「光
ファイバの誤接続あり」と判定し、光ファイバ誤接続判
定結果28を出力する。
【0030】また、送信トレース値保持部22では、制
御部20により設定される送信トレース値を保持し、多
重部26に出力している。多重部26では、LSV回線
内の他のフレームデータと送信トレース値を多重してい
る。送信トレース値は光主信号と波長多重された後、光
ファイバ伝送路のLSV回線に送信され、光線形中継装
置に接続される下流の光伝送装置の受信部に入力され
る。
【0031】次に、実施例における誤接続の監視動作に
ついて図面を参照して説明する。図5は実施例の装置監
視システムにおける光ファイバの誤接続がない場合の構
成を示すブロック図である。図5に示すように、光伝送
装置43のライン1側に光伝送装置40のライン2側が
接続され、光伝送装置43のライン2側に光伝送装置4
7のライン1側が接続される場合を考える。いま、光伝
送装置40,43、47のライン1側の送信トレース値
を“0”、受信トレース期待値を“1”とし、ライン2
側の送信トレース値を“1”、受信トレース期待値を
“0”と設定する。
【0032】この場合、光伝送装置40のライン2側送
信部41aの送信トレース値は“1”であり、光伝送装
置43のライン1側受信部44bの受信トレース期待値
も“1”であることから、光伝送装置43のライン1側
受信部44bで実際に受信した受信トレース値と受信ト
レース期待値を比較した結果、一致となり光ファイバ4
2が誤接続されていないことを確認できる。この誤接続
であるか否かの判定は、各伝送装置を接続す双方向の光
ファイバ伝送路毎に配置される光ファイバ誤接続監視部
(図4)によることは、上述したとおりである。
【0033】同様にして、光伝送装置43のライン2側
送信部44aの送信トレース値は“1”、光伝送装置4
7のライン1側受信部48bの受信トレース期待値も
“1”、そして、光伝送装置47のライン1側送信部4
9aの送信トレース値は“0”、光伝送装置43のライ
ン2側受信部51bの受信トレース期待値も“0”、光
伝送装置43のライン1側送信部51aの送信トレース
値は“0”、光伝送装置40のライン2側受信部54b
の受信トレース期待値も“0”であり、それぞれ一致し
ていることから光ファイバ46,50,53は誤接続さ
れていないことを確認できる。
【0034】図6は、実施例の装置監視システムにおけ
る光ファイバの誤接続がある場合の構成を示すブロック
図であり、光伝送装置43において、本来、ライン1側
に接続される光ファイバがライン2側に誤って接続さ
れ、またライン2側に接続される光ファイバが誤ってラ
イン1側に接続されてしまった場合を示している。この
場合、光伝送装置40のライン2側送信部41aの送信
トレース値は“1”であり、光伝送装置43のライン2
側受信部51bの受信トレース期待値は“0”であるこ
とから、光伝送装置43のライン2側受信部51bで実
際に受信したトレース値と受信トレース期待値を比較し
た結果、不一致となり光ファイバ42が誤接続されてい
ることを検出できる。
【0035】同様にして、光伝送装置43のライン1側
送信部51aの送信トレース値は“0”、光伝送装置4
7のライン1側受信部48bの受信トレース期待値は
“1”、そして、光伝送装置47のライン1側送信部4
9aの送信トレース値は“0”、光伝送装置43のライ
ン1側受信部44bの受信トレース期待値は“1”、ま
た光伝送装置43のライン2側送信部44aの送信トレ
ース値は“1”、光伝送装置40のライン2側受信部5
4bの受信トレース期待値は“0”であり、それぞれ不
一致となっていることから光ファイバ46,50,53
は誤接続されていることを検出できる。以上の方法によ
り光線形中継装置に入力される光ファイバの誤接続の有
無を監視することができる。
【0036】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の監視方
法および装置によれば、光主信号は正常に導通している
状態で光線形中継装置の監視制御が不可能となった場
合、その原因が光ファイバの誤接続によるものか、それ
以外の原因によるものなのかを特定できる。その理由
は、光ファイバの誤接続の有無を光線形中継装置および
これらに接続される光伝送装置において検出することが
できるからである。また、この発明によれば、光ファイ
バ接続時に光ファイバの誤接続の有無をあらかじめ確認
できることから、光ファイバの誤接続によるLSV回線
の通信異常の発生をあらかじめ回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例である光伝送システムにおける装置監視
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の装置監視システムにおける光ファイバ
の誤接続がない場合を示す説明図である。
【図3】実施例の装置監視システムにおける光ファイバ
の誤接続がある場合を示す説明図である。
【図4】実施例の装置監視システムにおける光ファイバ
の誤接続監視部の構成を示すブロック図である。
【図5】実施例の装置監視システムにおける光ファイバ
の誤接続がない場合の構成を示すブロック図である。
【図6】実施例の装置監視システムにおける光ファイバ
の誤接続がある場合の構成を示すブロック図である。
【図7】LSV回線、役割設定を用いた従来の監視シス
テムにおける光ファイバの誤接続がない場合の一部構成
を示すブロック図である。
【図8】LSV回線、役割設定を用いた従来の監視シス
テムにおける光ファイバの誤接続がある場合の一部構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、5 多重化端局装置 2 光再生中継装置 3、4 光線形中継装置 6 監視制御装置 7 光ファイバ 8 監視制御用通信チャネル 10、14 光ファイバ 11、15 光伝送装置 12a、16a ライン2側送信部 12b、16b ライン1側受信部 13a、17a ライン1側送信部 13b、17b ライン2側受信部 20 制御部 21 分離多重部 22 送信トレース値保持部 23 受信トレース期待値保持部 24 受信トレース保持部 25 比較部 26 多重部 27 光ファイバ誤接続監視部 28 光ファイバ誤接続判定結果 40、43、47 光伝送装置 41a、44a、48a ライン2側送信部 42、46 光ファイバ 41b、44b、48b ライン1側受信部 49a、51a、54a ライン1側送信部 50、53 光ファイバ 49b、51b、54b ライン2側受信部 60〜62 光伝送装置 63〜66 LSV回線処理部 67〜68 光ファイバ 69 LSV回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光再生中継装置及び光線形中継装置を光
    ファイバ伝送路に介挿し、2つの光波長多重化端局装置
    間で光主信号を送受信する光伝送システムにおける光フ
    ァイバの誤接続監視方法であって、 前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端局装
    置の各装置が有する光主信号受信部にて正しい接続時に
    受信するトレース値の期待値を設定し、また各装置が有
    する光主信号送信部にて光線形中継装置の監視制御用回
    線内のフレームに光ファイバの誤接続を検出するための
    トレース値を挿入し、光線形中継装置及びこれに接続さ
    れる他の光中継装置や多重化端局装置にて受信したトレ
    ース値と受信側の装置に設定されているトレース期待値
    とを比較することにより、光線形中継装置に接続される
    光ファイバの誤接続を検出することを特徴とする光伝送
    システムにおける光ファイバの誤接続監視方法。
  2. 【請求項2】 光線形中継装置のための監視制御用回線
    は、光主信号が伝送される光ファイバ内に設定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光伝送システムにおける
    光ファイバの誤接続監視方法。
  3. 【請求項3】 光再生中継装置及び光線形中継装置を光
    ファイバ伝送路に介挿し、2つの光波長多重化端局装置
    間で光主信号を送受信する光伝送システムにおける光フ
    ァイバの誤接続監視装置であって、 前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端局装
    置の各装置が、正しい接続時に受信するトレース値の期
    待値を設定する光主信号受信部と、光線形中継装置の監
    視制御用回線内のフレームに光ファイバの誤接続を検出
    するためのトレース値を挿入する光主信号送信部と、光
    線形中継装置及びこれに接続される他の光中継装置や多
    重化端局装置にて受信したトレース値と受信側の装置に
    設定されているトレース期待値とを比較することによ
    り、光線形中継装置に接続される光ファイバの誤接続を
    検出する光ファイバ誤接続監視部とを具備することを特
    徴とする光伝送システムにおける光ファイバの誤接続監
    視装置。
  4. 【請求項4】 前記光主信号受信部、前記光主信号送信
    部及び前記光ファイバ誤接続監視部のそれぞれが、前記
    光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端局装置の
    各装置の双方向の光ファイバ毎に設けられていることを
    特徴とする請求項3記載の光伝送システムにおける光フ
    ァイバの誤接続監視装置。
  5. 【請求項5】 光再生中継装置及び光線形中継装置を光
    ファイバ伝送路に介挿し、2つの光波長多重化端局装置
    間で光主信号を送受信する光伝送システムにおける光フ
    ァイバの誤接続監視装置であって、 前記光再生中継装置、光線形中継装置及び多重化端局装
    置の各装置が、隣接する装置からの波長多重光主信号を
    受信し、主信号からトレース値を分離する分離多重部
    と、前記分離したトレース値を保持する受信トレース値
    保持部と、正しい接続時に受信するトレース期待値を保
    持する受信トレース期待値保持部と、前記受信トレース
    値と前記受信トレース期待値を比較し比較結果を出力す
    る比較部と、隣接する装置に送信するトレース値を保持
    する送信トレース値保持部と、光ファイバの誤接続を検
    出するため、監視制御用回線内の他のフレームデータと
    前記送信トレース値を多重して送出する多重部と、前記
    各部を制御する制御部を具備することを特徴とする光伝
    送システムにおける光ファイバの誤接続監視装置。
  6. 【請求項6】 前記分離多重部、前記受信トレース値保
    持部、前記受信トレース期待値保持部、前記比較部、前
    記送信トレース値保持部、前記多重部、及び前記制御部
    のそれぞれが、前記光再生中継装置、光線形中継装置及
    び多重化端局装置の各装置の双方向の光ファイバ毎に設
    けられていることを特徴とする請求項5記載の光伝送シ
    ステムにおける光ファイバの誤接続監視装置。
  7. 【請求項7】 光線形中継装置のための監視制御用回線
    は、光主信号が伝送される光ファイバ内に設定されるこ
    とを特徴とする請求項3乃至6のうちのいずれか1項に
    記載の光伝送システムにおける光ファイバの誤接続監視
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7136584B2 (en) 2004-11-05 2006-11-14 Fujitsu Limited Optical output power automatic attenuation circuit for optical communication apparatus
WO2007148426A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Tokyo Electron Limited 基板処理装置、表示方法、記録媒体及びプログラム
US8625984B2 (en) 2010-09-14 2014-01-07 Fujitsu Limited Transmission device, control device, and method of detecting erroneous connection of signal line

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