JP3090158B2 - 光伝送システムの故障切分け方法およびその装置 - Google Patents

光伝送システムの故障切分け方法およびその装置

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JP3090158B2
JP3090158B2 JP799292A JP799292A JP3090158B2 JP 3090158 B2 JP3090158 B2 JP 3090158B2 JP 799292 A JP799292 A JP 799292A JP 799292 A JP799292 A JP 799292A JP 3090158 B2 JP3090158 B2 JP 3090158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光伝送システムにお
いて、局内側伝送装置および光伝送路の試験を自動的に
行ない、かつ、電気通信設備が故障か、ユーザ設備が故
障かを簡便に検知し、故障区間を詳細に検知し得る故障
切分け方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光パルス試験装置、光合分岐器および光
フィルタ型切分け器を用いて、光伝送路と局外側伝送装
置との故障切分けを行なう方法として、従来、特願平2
−232734号に記載されている方法が提供されてい
る。
【0003】図9は特願平2−232734号に記載さ
れている方法を説明するための図であり、符号1は局内
側伝送装置、1aは局内側伝送装置の電気回路部、1b
は発光素子、電気信号を光信号へ変換する電気回路およ
び光ファイバと発光素子結合部からなる局内側伝送装置
の光源部、1cは受光素子、光信号を電気信号へ変換す
る電気回路および光ファイバと受光素子結合部からなる
局内側伝送装置の受光部、2は送信側局内光ファイバ、
3は送信側局外光ファイバである。
【0004】また、同図において、4は局外側伝送装
置、4aは局外側伝送装置の電気回路部、4bは発光素
子、電気信号を光信号へ変換する電気回路および光ファ
イバと発光素子結合部からなる局外側伝送装置の光源
部、4cは受光素子、光信号を電気信号へ変換する電気
回路および光ファイバと受光素子結合部からなる局外側
伝送装置の受光部、5は端末機器、6aは光パルスを遮
断し、かつ光パルスを進行方向に対して反対方向へ反射
する光フィルタ型切分け器、6bは通信光を透過して試
験光を遮断し、かつ光パルスを反射しない光フィルタで
ある。
【0005】また、同図において、7は受信側局外光フ
ァイバ、8は受信側局内光ファイバ、9aは送信側回線
の光合分岐器、9bは受信側回線の光合分岐器、10は
光スイッチ、10Aは光スイッチのヘッド部Aであり、
10a,10b,10cおよび10dは光合分岐器9
(9a,9b)から分岐した光ファイバの端末部の光コ
ネクタであり、光スイッチ10内に収納される。符号1
1は光パルス試験装置、12はCPU(中央処理装
置)、13はデータベース、14はLI点(電気通信設
備・ユーザ設備分界点)、24a,24b,24cおよ
び24dは光合分岐器9(9a,9b)および光スイッ
チ10間の光ファイバである。
【0006】光パルス試験装置11は光スイッチ10お
よび光合分岐器9a,9bを介して通信光と異なる波長
の光パルスを送信側局外光ファイバ3または受信側局外
光ファイバ7内に挿入し、光フィルタ型切分け器6aの
反射光パルス量と位置を検知し、検知した当該光レベル
および位置を、正常な状態時の上記送信側局外光ファイ
バまたは受信側局外光ファイバについて予め測定してい
た上記反射光パルスの光レベルまたは位置をデータベー
ス13からCPU12に読み込み、比較の結果、光レベ
ルまたは位置に変動が生じている場合には、上記光ファ
イバに故障ありと判定し、かつ故障位置を決定し、変動
が生じてない場合には上記光ファイバに故障なしと判定
することにより、光伝送路と局外側伝送装置との故障切
分けを行なう。
【0007】一方、局内側伝送装置1および局外側伝送
装置4の試験を行なう方法としては、回線レベルのルー
プバック試験が提供されており、図10はこの方法を説
明するための図である。この図において、従来の光伝送
路と局外側伝送装置の故障切分け(図9)の各部に対応
する部分には、同一符号を付して、これらの説明を省略
する。図10において、符号18はディジタル交換機、
19はループ1折り返し点、20は送信側光ファイバ、
21は受信側光ファイバ、22はループ1、23はルー
プ2である。ループ1(22)は局内側伝送装置1のル
ープバック試験である。しかしながら、現状では光源部
1bおよび受光部1cを含めた光レベルでのループバッ
ク試験が困難なため、電気回路部1aでのループバック
試験が実施されている。ループ2(23)はT点15で
のループバック試験である。
【0008】次に、従来技術である光パルス試験装置1
1、光合分岐器9a,9bおよび光フィルタ型切分け器
を用いて、光伝送路と局外側伝送装置4との故障切分け
を行なう方法とパルス試験装置11、回線レベルのルー
プバック試験および警報転送の提供により、故障切分け
を実施した場合のフローを図11に示して説明する。
【0009】局内側伝送装置1からのアラームまたは通
信サービスユーザからの通知により、光伝送システムに
異常が発生したことを検知すると(ステップSA1)、
検査者は故障回線に対してループ2(23)試験を実施
し(ステップSA2)、該試験結果が正常であるか否か
を判断する(ステップSA3)。該判定において、「Y
ES」の結果が得られたとき、ディジタル交換機18か
らユーザ・網分解点(T点)までの設備が正常、すなわ
ち端末機器5またはT点15が故障と判定する(ステッ
プSA4)。
【0010】上記ステップSA3の判定において、「N
O」の結果が得られた時、すなわち、ディジタル交換機
18からユーザ・網分解点(T点)までの設備に異常が
あると判定した場合には、ステップSA5へ進み、故障
回線に対してループ1(22)の試験を実施し、該試験
結果が正常であるか否かを判定する(ステップSA
6)。該判定において、「NO」の結果が得られたと
き、ループ1折り返し点19からディジタル交換機18
側が故障と判定する(ステップSA7)。一方、ステッ
プSA6の判定において、「YES」の結果が得られた
とき、ディジタル交換機18からループ1(22)折り
返し点19までの設備が正常、すなわち、ループ1折り
返し点19からT点15が故障と判定してステップSA
8へ進む。ステップSA8ではパルス試験装置11によ
り、送信側局外光ファイバ3の試験を実施する。次に、
ステップSA9において、上記試験の結果、送信側局外
光ファイバ3が故障であるか否かを判断する。該ステッ
プSA9において、「YES」の結果が得られたとき、
上記送信側局外光ファイバ3が故障と判定する(ステッ
プSA10)。
【0011】一方、上記ステップSA9において「N
O」の結果が得られたとき、検査者はパルス試験装置1
1により、受信側局外光ファイバ7の試験を実施する
(ステップSA11)。次に、ステップSA12におい
て、上記試験の結果、受信側局外光ファイバ7が故障で
あるか否かを判断する。該ステップSA12において、
「YES」の結果が得られた時には、上記受信側局外光
ファイバ7が故障と判定する(ステップSA13)。一
方、ステップSA12において、「NO」の結果が得ら
れた時には、ループ1折り返し点19から光合分岐器9
の区間か、局外側伝送装置4のいずれかが故障であると
判定する(ステップSA14)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術を用いた方法によれば、故障の原因がループ1
折り返し点19より交換機側か、局外光ファイバ区間
か、または、端末機器のいずれかにある場合には故障切
分けが可能である。しかしながら、上述した従来技術で
は、ループ1折り返し点19から光合分岐器9までの区
間または局外側伝送装置4に故障がある場合には、故障
切分けができない。
【0013】ここで、光伝送システムにおいて、従来技
術および本発明による故障切分け可能な領域を表1に示
す。
【表1】 表1に示すように、従来の技術では、光伝送システム系
の中で、局内側伝送装置の光源部1bおよび送信側局内
光ファイバ2と、局内側伝送装置の受光部1cおよび受
信側局内光ファイバ8と、局外側伝送装置4の3ヵ所の
うち、すなわち、ループ1折り返し点19から光カプラ
9の区間と局外側伝送装置4の2つの区間のうち、いず
れかが故障した場合、故障が電気通信設備側であるか、
局外側伝送装置4(ユーザ設備側)であるかの自動故障
切分けができず、人手に頼らざるを得なかったという問
題を生じた。
【0014】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、局内側伝送装置と光伝送路の試験を迅速に実施
し、かつLI点を分界点とする故障切分けを100%実
施できる光伝送システムの故障切分け方法およびその装
置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明によれば、局内側伝送装
置、光伝送路および局外側伝送装置からなる光伝送シス
テムの前記局外側伝送装置と前記の光伝送路の故障試験
を光パルス試験装置によって行なう光伝送システムの故
障切分け方法において、前記局内側伝送装置に設けられ
た光源部から送信されている光信号を前記光伝送路上の
光合分岐器を介して分岐し、前記分岐した光信号を光折
り返しスイッチにより折り返し、さらに、光合分岐器を
介して前記光伝送路へ挿入して、回線レベルの折り返し
試験を行なうとともに、前記光パルス試験装置からのパ
ルス光を光合分岐器を介して前記光伝送路の前記局外側
伝送装置の近傍に配置した光フィルタ型切分け器による
パルス光反射の位置または量を、前記光伝送路の正常時
に測定した位置または量と比較することにより、前記光
伝送路の故障の有無を判定し、前記回線レベルの折り返
し試験の結果と前記光伝送路の故障判定の結果とに基づ
いて故障切分けを行なうことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明によれば、局内側伝送
装置、光伝送路および局外側伝送装置からなる光伝送シ
ステムの前記局外側伝送装置と前記光伝送路の故障試験
を光パルス試験装置によって行なう光伝送システムの故
障切分け試験装置において、光伝送路の故障試験の際に
は、前記光パルス試験装置から前記光伝送路上へ挿入さ
れた光パルスの反射光であって前記光伝送路に設けられ
た切分け手段によって反射されたパルスの位置または量
を、前記光伝送路の正常時に測定した位置または量と比
較することにより、前記光伝送路の故障の有無を判定す
る判定手段と、回線レベルの折り返し試験の際には、前
記局内側伝送装置の光源部から前記光伝送路上に送信さ
れている光信号を光合分岐器において引き込み、該引き
込んだ光信号を折り返して前記光伝送路へ挿入するとと
もに、光伝送路の前記故障試験の際には、前記光パルス
試験装置からのパルス光を前記光合分岐器を介して前記
光伝送路へ挿入し、前記光伝送路に設けられた切分け手
段によって反射された前記光パルスの反射光を前記判定
手段へ供給する光折り返しスイッチ手段と、回線レベル
の折り返し試験の結果と光伝送路の故障試験の結果とに
基づいて故障切分けを行う故障切分け手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、受信側
の局外の前記光伝送路上に設置され、前記折り返し試験
時には前記局外側伝送装置の光源部からの前記光信号を
遮断する光スイッチを備えることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、前記光
折り返しスイッチ手段は、その折り返し部に、光合分岐
器および光スイッチの通過光損失を補償するために、光
信号を増幅する増幅手段を備えることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、前記光
折り返しスイッチ手段は、その折り返し部に、前記局外
側伝送装置の光源部の発光レベルと受光部の受光レベル
との間のレベルギャップを補償するために、光信号を減
衰する減衰手段を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1および請求項2記載の発明によれば、
回線レベルの折り返し試験の際には、局内側伝送装置に
設けられた光源部から送信されている光信号を、光折り
返しスイッチ手段により前記光伝送路上の光合分岐器を
介して分岐し、かつ、該分岐した光信号を折り返し、さ
らに、光合分岐器を介して前記光伝送路へ挿入して折り
返し試験を行なう。また、光伝送路の故障試験の際に
は、光パルス試験装置からのパルス光を、光折り返しス
イッチ手段により光合分岐器を介して光伝送路に挿入す
る。上記パルス光は、局外側伝送装置の近傍に配置した
光フィルタ型切分け器によって反射される。パルス光反
射の位置または量を、上記光伝送路の正常時に測定した
位置または量と比較することにより、上記光伝送路の故
障の有無を判定する。そして、上記回線レベルの折り返
し試験の結果と上記光伝送路の故障判定の結果とに基づ
いて故障切分け手段により故障切分けを行なう。
【0021】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、折り返
し試験時に、受信側の局外の光伝送路上に設置された光
スイッチによって局外側伝送装置の光源部からの光信号
を遮断する。
【0022】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、光折り
返しスイッチ手段の折り返し部に設けられた増幅手段に
よって、光合分岐器および光スイッチの通過光損失を補
償するために、光信号を増幅する。
【0023】請求項5記載の発明によれば、請求項2記
載の光伝送システムの故障切分け装置において、光折り
返しスイッチ手段の折り返し部に設けられた減衰手段に
よって、局外側伝送装置の光源部の発光レベルと受光部
の受光レベルとの間のレベルギャップを補償するために
光信号を減衰する。
【0024】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施例を説明す
る図であって、この図において、従来の光伝送路と局外
側伝送装置の故障切分け(図9)の各部に対応する部分
には、同一符号を付して、これらの説明を省略する。図
1において、符号17は光折り返し部であり、10Bは
光スイッチのヘッド部B、10Cは光スイッチのヘッド
部Cである。
【0025】次に、局内側伝送装置の光源部1bからの
光信号を折り返して、上記局内側伝送装置の受光部1c
へ挿入する例を図1を参照して説明する。局内側伝送装
置の光源部1bからの光信号は送信側回線の光合分岐器
9aにおいて、光ファイバ24aへ分岐される。光スイ
ッチ10の光コネクタaとヘッド部B、ならびに光スイ
ッチ10の光コネクタcとヘッド部Cを接続状態にした
場合、光ファイバ24aへ分岐された上記光信号は光折
り返し部17を通過して光ファイバ24cへ折り返され
た後、受信側光合分岐器9bを介して受信側局内光ファ
イバ8へ挿入されて、最終的に局内側伝送装置の受光部
1cへ折り返される。CPU12は、光パルス試験装置
11、光スイッチ10およびデータベース13をプログ
ラム制御し、光スイッチ10で折り返した後の光回線レ
ベルでのループバック試験、ループ2(23)試験、ま
たは光パルス試験装置11による試験を組み合わせて故
障箇所の判定を実施して表示する。
【0026】次に、図1、図2および図3を参照して本
発明による試験動作を説明する。局内側伝送装置1から
のアラームまたは通信サービスユーザからの通知によ
り、光伝送システムに異常が発生したことを検知すると
(ステップSB1)、人手により局外側伝送装置4の電
源を切断する(ステップSB2)。次に、検査者は光ス
イッチ10により、光折り返し状態にして(ステップS
B3)、光ループ試験を実施する(ステップSB4)。
次に、ステップSB5において上記光ループ試験の結果
が正常であるか否かを判断する。
【0027】ステップSB5において、「NO」の結果
が得られたとき、光合分岐器9からディジタル交換機1
8側が故障であると判定し(ステップSB6)、次に、
従来のループ1試験を実施する(ステップSB7)。そ
して、ステップSB8において、上記ループ1試験の結
果が正常であるか否かを判断する。該ステップSB8に
おいて、「YES」の結果が得られたとき、ループ1折
り返し点19から光合分岐器9点の区間が故障であると
判定する(ステップSB9)。一方、ステップSB8に
おいて、「NO」の結果が得られたとき、ループ1折り
返し点19からディジタル交換機18側が故障であると
判定する(ステップSB10)。
【0028】一方、ステップSB5において、「YE
S」の結果が得られた時には、光合分岐器9点からディ
ジタル交換機18側は正常であるため、次に局外側設備
の故障切分け試験を実施する(ステップSB11)。ス
テップSB11では光パルス試験装置11により、送信
側局外光ファイバ3上の光フィルタ型切分け器6aの試
験を実施する。次に、図3に示すステップSB12へ進
み、上記光フィルタ型切分け器6aの故障判定を行な
う。該ステップSB12における判定の結果、「NO」
と判定したとき、送信側局外光ファイバ3が故障である
として切り分ける(ステップSB13)。
【0029】一方、ステップSB12において、「YE
S」と判定した時には、ステップSB14へ進み、受信
側局外光ファイバ7上の光フィルタ型切分け器6aの試
験を実施する。そして、ステップSB15において、上
記送信側局外光ファイバの故障判定を行なう。該ステッ
プSB15における判定の結果、「NO」と判定した時
には、受信側局外ファイバ7が故障であるとして切り分
ける(ステップSB16)。一方、ステップSB15に
おいて、「YES」と判定した時には、局外側伝送装置
4または端末機器5が故障であると切り分ける(ステッ
プSB17)。上記局外側伝送装置4および端末機器5
の故障を切り分ける場合は、従来のループ2試験を実施
する(ステップSB18)。
【0030】そして、ステップSB19において、ルー
プ2試験の結果が正常であるか否かを判断する。該ステ
ップSB19において、「YES」と判定した時には、
ステップSB21へ進み、端末機器5またはT点15が
故障であると切分ける。一方、上記ステップSB19に
おいて、「NO」と判定した時には、局外側伝送装置4
が故障であると切り分ける(ステップSB20)。
【0031】以上の故障切分けフローの説明から明らか
なように、これまで、試験できなかったループ1折り返
し点19〜光合分岐器9の区間の試験が実施できるた
め、表1に示す従来の技術に比べて、局内側伝送装置に
おいて、局内光ファイバを含めた光レベルでのループバ
ック試験ができるため、従来技術と比べて、切分け制度
を向上でき、電気通信・ユーザ設備分解点において自動
的に100%の故障切分けが実現できる。
【0032】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について説明する。図4は、この発明の第2実施例を説
明する図であって、複数の光ファイバを多心光コネクタ
により同時に接続する光スイッチと、接続された多心光
コネクタの光ファイバの中の任意の1心の光ファイバと
複数の試験装置の任意の試験装置とを接続する光スイッ
チとにより、光スイッチ10を構成した点が第1実施例
と異なる。図4において、図9の各部に対応する部分に
は、同一符号を付して、これらの説明を省略する。
【0033】図4において、符号28は1×N光スイッ
チヘッド駆動部、29はガイドピン、30はガイド穴、
31はL×M光スイッチ(L、Mは自然数)、32A,
32Bおよび32Cは、それぞれヘッド部コネクタ、3
2a,32bおよび32cは、それぞれ光コネクタ、3
3はL×M光スイッチヘッド駆動部、34a,34b,
34cおよび34dはそれぞれ光ファイバ、34は通信
光を遮断し、通信光と異なる波長の試験光を透過する通
信光遮断フィルタ、36は光ファイバケーブル、35は
CPU12により、1×N光スイッチ26、L×M光ス
イッチ31および光パルス試験装置11を制御する制御
線である。
【0034】次に、第2実施例の動作について図4を参
照して説明する。この図において、送信側光ファイバ3
と受信側光ファイバ7を伝送路として用いる光伝送シス
テムが故障した場合、局内側伝送装置の光源部1bから
の光信号を送信側光合分岐器9aによって光ファイバ3
4aへ分岐する。一方、ヘッド部コネクタ32Aと光コ
ネクタ32aならびにヘッド部コネクタ32Bと光コネ
クタ32bが接続できる位置にL×M光スイッチヘッド
駆動部33を移動して、それぞれの光ポートを接続す
る。また、1×N光スイッチヘッド駆動部28をヘッド
部コネクタ27Aと光コネクタ27aとが接続できる位
置に移動して接続する。
【0035】この接続にあたって、最終的な位置合せは
ヘッド部コネクタ27Aに装着したガイドピン29とマ
トリックス部の光コネクタ27aのガイド穴30によっ
て調整される。これにより、前述した光ファイバ34a
へ分岐した光信号は1×N光スイッチ26の光コネクタ
27a、ヘッド部コネクタ27A、L×M光スイッチ3
1の光コネクタ32a、ヘッド部コネクタ32Aを通過
して光折り返し部17で折り返される。
【0036】次に、上記光信号はL×M光スイッチ31
のヘッド部コネクタ32B、光コネクタ32b、1×N
光スイッチ26のヘッド部コネクタ27A、光コネクタ
27aを通過して、光ファイバ34cから受信側光合分
岐器9bを介して、受信側局内光ファイバ8へ挿入され
る。以上説明したように、1×N光スイッチ26、光折
り返し部17を有したL×M光スイッチ31の構成によ
って、局内側伝送装置1の光レベルでのループを実現で
きるために、従来、光源部1b、受光部1cからなる光
モジュールレベルで実現できなかったループバック試験
が容易に実現できる。
【0037】次に、光パルス試験装置11により、受信
側局外光ファイバ7の故障の有無を確認する場合につい
て、1×N光スイッチ26およびL×M光スイッチ31
の動作を図4を参照して説明する。まず、L×M光スイ
ッチ31において、L×M光スイッチヘッド駆動部33
を駆動してヘッド部コネクタ32Cと光コネクタ32d
を接続して、さらに1×N光スイッチ26の光コネクタ
27aとヘッド部コネクタ27Aを接続する。これによ
り、光パルス試験装置11から送出した光パルスはL×
M光スイッチ31、ヘッド部コネクタ32Cと光コネク
タ32d、1×N光スイッチ26、光ファイバ34d、
受信側光合分岐器9bの順に伝達して受信側局外光ファ
イバ7へ挿入される。受信側局外光ファイバ7へ挿入さ
れた上記光パルスは、局外側伝送装置4の光源部4bの
近傍の受信側局外光ファイバ7上に設置した光フィルタ
型切分け器6aに到達する。
【0038】ここで、上記光パルスは光フィルタ型切分
け器6aによって反射され、反射光信号として、前述し
た光パルスの進行経路を逆戻りする。上記状態におい
て、局外側伝送装置4の光源部4bからの光信号は上記
反射光信号と同様に受信側光合分岐器9b、1×N光ス
イッチ26およびL×M光スイッチ31を介して、通信
光遮断フィルタ34点まで伝達する。通信光遮断フィル
タ34点において、局外側伝送装置の光源部4bからの
光信号は遮断されて、上記反射光信号は通過する。これ
により、上記反射光信号のみが光パルス試験装置11に
到達して信号解析されて、受信側局外光ファイバ7の故
障の有無が試験できる。
【0039】以上説明した1×N光スイッチ26および
L×M光スイッチ31の動作から明らかなように、1×
N光スイッチのヘッド部コネクタ27AがX心の多心光
コネクタで構成されるとき、1×N光スイッチ26およ
びL×M光スイッチ31の構成によって、L対M・N/
X(整数分)光スイッチができるため、第2実施例の効
果は第1実施例に比べて、大量の局内側伝送装置1のル
ープバック試験と大量の伝送路の試験が実現でき、かつ
L×M光スイッチ31のヘッド部コネクタを増設するこ
とによって、複数の試験装置を増設できる。
【0040】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について説明する。図5はこの発明の第3実施例を説明
する図であって、受信側局外光ファイバ7上に、局外側
伝送装置の光源部4bからの光信号を遮断する1×2光
スイッチ36を設置した点が第1実施例と異なる。図5
において、図1の各部に対応する部分には、同一符号を
付してこれらの説明を省略する。図5において、符号3
6は上記1×2光スイッチであり、37は端末処理ポー
トである。1×2光スイッチ36は受信側光合分岐器の
近傍に設置されており、局内側伝送装置1と局外側伝送
装置4との間で通信している状態において、受信側局外
光ファイバ7を接続状態にする。一方、光レベルでのル
ープバック試験時にはCPU12からの制御により、受
信側局外光ファイバ7と端末処理ポートを接続すること
によって、受信側局外光ファイバ7を自動的に切断状態
にするものである。
【0041】次に、本発明の第3実施例の動作について
図6および図7を参照して説明する。局内側伝送装置1
からのアラームまたは通信サービスユーザからの通知に
より、光伝送システムに異常が発生したことを検知する
と(ステップSC1)、1×2光スイッチ36により、
受信側局外光ファイバ7を自動的に切断状態にする(ス
テップSC2)。これにより、光レベルのループバック
試験時に局内側伝送装置の光源部1bから受信側局内光
ファイバ8へループバックした光信号と局外側伝送装置
の光源部4bからの光信号の混在を防ぐことができる。
なお、以降の故障切分けフローは図2および図3に示す
フローチャートのステップSB3以降の動作と同様であ
る。
【0042】次に、検査者は光スイッチ10に光折り返
し状態にして光伝送システムの光ファイバをループにす
る(ステップSC3)。次に、ステップSC4におい
て、光ループ試験を実施する。そして、ステップSC5
において、上記光ループ試験の結果が正常であるか否か
を判断する。該ステップSC5において、「NO」の結
果が得られた時には、光合分岐器9からディジタル交換
機18側が故障である判定し(ステップSC6)、次
に、従来のループ1試験を実施する(ステップSC
7)。そして、ステップSC8において、上記ループ1
試験の結果が正常であるか否かを判定する。該ステップ
SC8において、「YES」の結果が得られた時には、
ループ1折り返し点19から光合分岐器9点の区間が故
障であると切り分ける(ステップSC9)。一方、ステ
ップSC8において、「NO」の結果が得られた時に
は、ループ1折り返し点19からディジタル交換機18
側が故障と判定する(ステップSC10)。
【0043】一方、上記ステップSC5において、「Y
ES」の結果が得られた時には、光合分岐器9点からデ
ィジタル交換機18側は正常であるため、ステップSC
11へ進み、局外側設備の故障切分け試験を実施する。
すなわち、ステップSC11では光パルス試験装置11
により、送信側局外光ファイバ3上の光フィルタ型切分
け器6aの試験を実施する。そして、ステップSC12
において、上記送信側局外光ファイバの故障判定を行な
う。該ステップSC12の判定の結果、「NO」と判定
した時には、送信側局外光ファイバ3の故障であるとし
て切り分ける(ステップSC13)。
【0044】一方、ステップSC12において、「YE
S」と判定した時には、受信側局外光ファイバ7上の光
フィルタ型切分け器6aの試験を実施する(ステップS
C14)。そして、ステップSC15において、上記受
信側局外光ファイバの故障判定を行なう。該判定の結
果、「NO」と判定したとき、受信側局外光ファイバ7
の故障であるとして切り分ける(ステップSC16)。
一方、ステップSC15において、「YES」と判定し
たとき、局外側伝送装置4または端末機器5が故障であ
るとして切り分ける(ステップSC17)。上記局外側
伝送装置4および端末機器5の故障を切り分ける場合
は、従来のループ2試験を実施する(ステップSC1
8)。そして、ステップSC19において上記試験の結
果が正常であるか否かを判断する。該ステップSC19
において、「YES」と判定した時には、端末機器5ま
たはT点15が故障であると切り分け(ステップSC2
1)、「NO」と判定した時には、局外側伝送装置4が
故障であると切り分ける(ステップSC20)。
【0045】以上の故障切分け試験フローの説明から明
らかなように、上記実施例は受信側光合分岐器9bの近
傍に1×2光スイッチ36を設置することにより、光折
り返しスイッチによるループバック試験時に、自動的に
局外側伝送装置の光源部4bからの光信号を遮断できる
ため、局外側伝送装置4の電源を作業者により切断する
必要がなく、上述した全ての試験項目に対して自動化で
きる。
【0046】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
について説明する。図8はこの発明の第4実施例を説明
する図であって、光折り返し部17において、光信号の
増幅および減衰機能を付加した点で第1実施例と異な
る。図8において、符号38は光信号折り返し装置であ
る。光信号折り返し装置38はCPU12によって制御
され、光伝送装置の光源および受光部のレベルによって
折り返し信号に対して増幅または減衰を行なう。
【0047】次に、光信号の増幅、減衰条件について説
明する。図8において、局内側伝送装置の光源部1bに
おける光出力レベルをP1[dBm]、受光部1cにお
ける受光レベル範囲をP2〜P3[dBm](但し、P
2>P3)、局内側伝送装置の光源部1bから光折り返
し装置38を通過して上記局内側伝送装置の受光部1c
に到達するまでの光損失量をL1とするとき、P1−L
1>P2の場合には、局内側伝送装置の受光部1cで受
光するループバック信号の光入力レベルは受光レベルの
許容範囲より高いため、光折り返し装置38において上
記光入力レベルがP2〜P3[dBm]の範囲になるよ
うに減衰する必要がある。
【0048】一方、P1−L1<P3の場合には、局内
側伝送装置の受光部1cで受光するループバック信号の
光入力レベルは受光レベルの許容範囲より低いため、光
折り返し装置38において、上記光入力レベルP2〜P
3[dBm]の範囲になるように増幅する必要がある。
以上、説明したように、光信号折り返し装置38は伝送
システムの送信または受信レベルに対応して、光信号を
増幅または減衰できるため、多種類の伝送装置に対して
光レベルでのループバック試験ができる点で効果があ
り、他は同様である。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、局内側伝送装置、光伝送路および局外側伝送装置か
らなる光伝送システムの前記局外側伝送装置と前記の光
伝送路の故障試験を光パルス試験装置によって行なう光
伝送システムの故障切分け方法において、前記局内側伝
送装置に設けられた光源部から送信されている光信号を
前記光伝送路上の光合分岐器を介して分岐し、前記分岐
した光信号を光折り返しスイッチにより折り返し、さら
に、光合分岐器を介して前記光伝送路へ挿入して、回線
レベルの折り返し試験を行なうとともに、前記光パルス
試験装置からのパルス光を光合分岐器を介して前記光伝
送路の前記局外側伝送装置の近傍に配置した光フィルタ
型切分け器によるパルス光反射の位置または量を、前記
光伝送路の正常時に測定した位置または量と比較するこ
とにより、前記光伝送路の故障の有無を判定し、前記回
線レベルの折り返し試験の結果と前記光伝送路の故障判
定の結果とに基づいて故障切分けを行なうようにしたた
め、局内側伝送装置と光伝送路の試験を迅速に実施し、
かつ電気通信設備とユーザ設備分界点とする故障切分け
を100%実施できるという利点が得られる。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、折り
返し試験時に、受信側の局外の光伝送路上に設置された
光スイッチによって局外側伝送装置の光源部からの光信
号を遮断するようにしたため、光伝送システムの故障試
験を全て自動で実施できるという利点が得られる。ま
た、請求項4および5記載の発明によれば、光折り返し
スイッチ手段の折り返し部に、光合分岐器および光スイ
ッチの通過光損失を補償するための増幅手段または、局
外側伝送装置の光源部の発光レベルと受光部の受光レベ
ルとの間のレベルギャップを補償するための減衰手段を
備えるようにしたため、多種類の局内側伝送装置の光送
信レベルと光受信レベルとに対応して光折り返しが実現
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光折り返しスイッチの構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の故障切分け手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第1実施例の故障切分け手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例の光折り返しスイッチの構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例の局外側伝送装置からの光
信号を遮断する光スイッチの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の故障切分け手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例の故障切分け手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第4実施例の光信号の増幅・減衰機能
を具備した光折り返しスイッチの構成を示すブロック図
である。
【図9】従来の光伝送路故障切分け装置の一構成を示す
ブロック図である。
【図10】光伝送システムにおいて、従来の回線レベル
での折り返し試験の折り返し点を示す説明図である。
【図11】光伝送システムにおいて、従来の技術による
故障切分けフローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 局内側伝送装置 2 送信側局内光ファイバ(伝送経路) 3 送信側局外光ファイバ(伝送経路) 4 局外側伝送装置 6a 光フィルタ型切分け器 6b 光フィルタ型切分け器 7 受信側局外光ファイバ(伝送経路) 8 受信側局内光ファイバ(伝送経路) 9a 送信側光合分岐器 9b 受信側光合分岐器 10 光スイッチ(光スイッチ切り換え手段) 11 光パルス試験装置 20 送信側光ファイバ(伝送経路) 21 受信側光ファイバ(伝送経路) 34 通信光遮断フィルタ 35 制御線 36 1×2光スイッチ(遮断手段) 38 光信号折り返し装置(光折り返し部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 郁昭 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−249828(JP,A) 特開 平3−14332(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 17/00 H04B 10/08 H04B 17/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局内側伝送装置、光伝送路および局外側
    伝送装置からなる光伝送システムの前記局外側伝送装置
    と前記の光伝送路の故障試験を光パルス試験装置によっ
    て行なう光伝送システムの故障切分け方法において、 前記局内側伝送装置に設けられた光源部から送信されて
    いる光信号を前記光伝送路上の光合分岐器を介して分岐
    し、 前記分岐した光信号を光折り返しスイッチにより折り返
    し、さらに、光合分岐器を介して前記光伝送路へ挿入し
    て、回線レベルの折り返し試験を行なうとともに、 前記光パルス試験装置からのパルス光を光合分岐器を介
    して前記光伝送路の前記局外側伝送装置の近傍に配置し
    た光フィルタ型切分け器によるパルス光反射の位置また
    は量を、前記光伝送路の正常時に測定した位置または量
    と比較することにより、前記光伝送路の故障の有無を判
    定し、 前記回線レベルの折り返し試験の結果と前記光伝送路の
    故障判定の結果とに基づいて故障切分けを行なうことを
    特徴とする光伝送システムの故障切分け方法。
  2. 【請求項2】 局内側伝送装置、光伝送路および局外側
    伝送装置からなる光伝送システムの前記局外側伝送装置
    と前記光伝送路の故障試験を光パルス試験装置によって
    行なう光伝送システムの故障切分け試験装置において、光伝送路の故障試験の際には、前記光パルス試験装置か
    ら前記光伝送路上へ挿入された光パルスの反射光であっ
    て前記光伝送路に設けられた切分け手段によって反射さ
    れたパルスの位置または量を、前記光伝送路の正常時に
    測定した位置または量と比較することにより、前記光伝
    送路の故障の有無を判定する判定手段と、 回線レベルの折り返し試験の際には、前記局内側伝送装
    置の光源部から前記光伝送路上に送信されている光信号
    光合分岐器において引き込み、該引き込んだ光信号を
    折り返して前記光伝送路へ挿入するとともに、光伝送路
    前記故障試験の際には、前記光パルス試験装置からの
    パルス光を前記光合分岐器を介して前記光伝送路へ挿入
    し、前記光伝送路に設けられた切分け手段によって反射
    された前記光パルスの反射光を前記判定手段へ供給する
    光折り返しスイッチ手段と、 回線レベルの折り返し試験の結果と光伝送路の故障試験
    の結果とに基づいて故障切分けを行う故障切分け手段
    と、 を具備することを特徴とする光伝送システムの故障切分
    け装置。
  3. 【請求項3】 受信側の局外の前記光伝送路上に設置さ
    れ、前記折り返し試験時には前記局外側伝送装置の光源
    部からの前記光信号を遮断する光スイッチを備えること
    を特徴とする請求項2記載の光伝送システムの故障切分
    け装置。
  4. 【請求項4】 前記光折り返しスイッチ手段は、前記光
    信号の折り返し部に、光合分岐器および光スイッチの通
    過光損失を補償するために、光信号を増幅する増幅手段
    を備えることを特徴とする請求項2記載の光伝送システ
    ムの故障切分け装置。
  5. 【請求項5】 前記光折り返しスイッチ手段は、その折
    り返し部に、前記局外側伝送装置の光源部の発光レベル
    と受光部の受光レベルとの間のレベルギャップを補償す
    るために、光信号を減衰する減衰手段を備えることを特
    徴とする請求項2記載の光伝送システムの故障切分け装
    置。
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