JP2527724Y2 - 操作キーの取付構造 - Google Patents

操作キーの取付構造

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JP2527724Y2
JP2527724Y2 JP1987200116U JP20011687U JP2527724Y2 JP 2527724 Y2 JP2527724 Y2 JP 2527724Y2 JP 1987200116 U JP1987200116 U JP 1987200116U JP 20011687 U JP20011687 U JP 20011687U JP 2527724 Y2 JP2527724 Y2 JP 2527724Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、例えば電子管楽器の音高指定キー、オク
ターブ指定キー等のように回動して取付体に設置された
スイッチ等を操作する操作キーの取付構造に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、電子管楽器の各種キー(音高指定キー、オクタ
ーブ指定キー等)はアコースティックな管楽器の各種キ
ーと同様に第7図(組立前の分解図)に示すような構造
で管本体に取り付けられている。
すなわち、管本体100の外面に所定の間隔をもつ支柱1
01、102が設けられ、これらの支柱101、102間に支軸103
が取り付けられる。支軸103はその両端を支柱101、102
の穴104、105に通してねじ106、107にて支柱101、102に
固定される。先端に円板形の押圧部(押釦)108を有す
るキー109はその基部110に直交してパイプ111が固着さ
れ、このパイプ111を支軸103に嵌合して支軸103に回動
可能に取り付けられる。パイプ111はキー109の基部110
に形成した穴112に嵌合してその所定位置にキー109を固
着している。図示の場合、支柱101、102は未だ管本体10
0に固定されておらず、この状態で、まず、キー109の基
端に取り付けられたパイプ111を支軸103に嵌合してこの
支軸103の両端を支柱101、102の穴104、105に嵌合し
て、ねじ106、107で固定する。このように、支軸103、
パイプ111、キー109を取り付けた後、支柱101、102を管
本体100に固着する。
しかし、このような従来のキー取付構造では、キー取
り付けのための部品点数が多く、組付け工数も多いので
量産性が阻害されるとともにコストアップしてしまう問
題があった。
[考案の目的] この考案は、上述の如き事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、本体に対してワンタッチ
で操作キーを取り付けることができ、部品点数および組
付工数が少なく、量産に適するとともに、一度取り付け
た後は操作キーが簡単に本体から外れたり移動したりせ
ず、確実に操作キーを取り付けることができる操作キー
の取付構造を提供することである。
[考案の要点] この考案は、上記目的を達成するため、操作キー基端
に設けられた円形の結合穴と、操作キーの基端に設けら
れて結合穴を外部に連通する平行溝と、本体に設けられ
て結合穴に嵌合する棒状の支軸と、この支軸の円形外周
面に設けられ、操作キーが支軸に対し操作範囲外の角度
位置にあるときに限って平行溝に嵌合可能な平行面と、
操作キーが支軸に対し操作範囲内の角度位置にあるとき
に、本体の穴に挿入した操作子の先端に設けられる抜け
止め用の押圧部材とを備え、操作キーが支軸に対して操
作範囲外の角度位置にある状態のもとで、平行溝を各平
行面に沿って差込んで結合穴を支軸の外周面に嵌合させ
たあと、操作キーを操作範囲まで回動し、平行溝を各平
行面からずらして結合穴内に支軸を回動可能に嵌合さ
せ、この状態で操作子の先端を本体の穴に挿入させ、こ
の挿入した操作子の先端に抜け止め用の押圧部材を取り
付けたことを要点とする。
[実施例] 以下、この考案を電子管楽器の音高指定キーおよびオ
クターブ指定キーに適用した場合の実施例について図面
に基づき説明する。
第1図および第2図はそれぞれこの考案が適用された
音高指定キーおよびオクターブ指定キーを備えた電子管
楽器を示し、第3図はその音高指定キーとその取付部
を、第5図はそのオクターブ指定キーとその取付部を示
している。
まず、第1図および第2図に基づいてこの考案が適用
された電子管楽器の概要を説明する。
この電子管楽器は基本形体がアコースティックなサク
ソフォーン(アルトサックス)に近似した形体をなして
いる。ベル1a、本管1b、マウスパイプ1cからなる管本体
1は合成樹脂材による成形品である。例示の管本体1は
上下に分割して形成され、それぞれの分割体2、3に種
々の部品を組込んだ後、接着剤にて結合(分割線4にお
いて)されている。上側分割体2のベル1aの端部5は上
側分割体2とは別体に成形されて環状固定部材(シール
部材)5aにて結合されている。この別体に形成された端
部5の開口部にはスピーカ保護用の金属ネット6が取り
付けられている。
このような管本体1のマウスパイプ1cの端部には適度
な弾性を有したゴム材からなるマウスピース7が取り付
けられ、上側分割体2の上面には多数の音高指定キー8
と半音アップ指定キー9が取り付けられ、下側分割体3
の下面にはオクターブ指定キー10が取り付けられるとと
もに、左親指乗せ部11とストラップ係止部12と右親指乗
せ部13が一体形成され、下側分割体3の側面には出力端
子14、電源表示ランプ15、電源投入スライドスイッチ1
6、DC電源入力端子17、MIDI(Musical Instruments Dig
ital Interface)出力端子18が設けられ、内部にはコン
トローラを構成する配線基板19、20およびブレスセンサ
21、スピーカ22等が組み込まれている。
多数の音高指定キー8は例えばC4〜C# 6の音域のもの
で、これらは2つのグループに分けられて上側分割体2
の上面左右に配置されている。半音アップ指定キー9は
音高指定キー8の一方のグループに属して配置されてい
る。
音高指定キー8、半音指定キー9およびオクターブ指
定キー10はその基端を管本体1の上側分割体および下側
分割体3に設けられた支軸23に回動可能に結合してお
り、先端のカップ状の押釦24を下方向に押圧すると管本
体1の穴25から管本体1内に挿入されている中央の操作
子(往復動部材)26が各種キーに対応して配線基板19、
20上に設けられているゴムスイッチ27を押圧してその可
動接点を固定接点に接触(オン)させる。この場合、操
作子26の下端には管本体1の内面とゴムスイッチ27の上
端面に接していて押釦24の押圧でキー8、9、10が下方
に回動するとゴムスイッチ27を押圧する抜け止め用の円
板状の押圧部材26aが螺着されている。ゴムスイッチ27
をオンさせ押圧解除されたキー8、9、10はゴムスイッ
チ27の復元によって押圧部材26aが管本体1の内面に接
するまで上方に回動して復帰する。押圧部材26aはキー
8、9、10を管本体1に取付後、管本体1の内側から操
作子26に結合される。
音高指定キー8等のキー類は押釦24、操作子26を一体
形成した合成樹脂材による成形品である。
配線基板19、20は上側分割体2および下側分割体3に
一体形成されている支柱28にボルト29で固定されてい
る。
ブレスセンサ21は、マウスパイプ1c内にボルト34で固
定されたブレスハウジング33の流路33aに直交した上部
に形成された収納凹部33bに収納されて、そのリード線2
1aを配線基板19に接続している。ブレスハウジング33の
流路33aに入ったマウスピース7で吹込まれた息はブレ
スセンサ21で感知されるとともにブレスハウジング33の
後端に設けられたホース34から管本体1外に排出され
る。
スピーカ22はベルト1a内に配置されているが、その放
音面は端部5の開口に向いておらず、開口から略45度傾
斜(本管1bの軸線に沿う角度)して、ベル1a内に一体形
成された取付板30に基板22aを介してボルト31で固定さ
れている。
なお、下側分割体3内には破線で示すような電池収納
部32が形成されている。
次に、第3図に基づいて上記音高指定キー8の取付構
造について説明する。
音高指定キー8が取り付けられる支軸23は上側分割体
2に所定の間隔をもって一体に形成された2個の支柱
(一方は省略)35、35間に取り付けられる。この場合、
支軸23は個々の音高指定キー8に対応した複数個からな
っており、円筒形をなしていて、両支柱35、35に固定さ
れる小径の中実軸36に嵌合され、これにより全体的に連
続する棒状をなす構造になっている。支軸23は中実軸36
が支柱35、35に固定(穴35aに嵌入)される前に中央軸3
6に嵌合されている。このような支軸23の音高指定キー
8が取り付けられる外周面部分には第4図に示すように
中実軸36の外周面よりも若干浅い平行面23a、23aが形成
されている。一方音高指定キー8の基端37はほぼ円形を
なしていてその中心部には支軸23の外周面に嵌合する円
形の結合穴37aとこの結合穴37aを外部に連通する平行溝
37bとが形成されている。このような音高指定キー8は
その平行溝37bを支軸23の平行面23a、23aに差し込めば
結合穴37aが支軸23の外周面に嵌合するのでワンタッチ
で取付けられる。取付後、音高指定キー8が所定の位置
まで回動されると、平行溝37bは支軸23の平行面23a、23
bからほぼ90度の角度ずれて位置するため、操作範囲内
で回動する音高指定キー8は支軸23から外れることがな
い。なお、半音指定キー9も上記音高指定キー8と同様
にして取り付けられている。
次に、第5図に基づいて上記オクターブ指定キー10の
取付構造について説明する。
オクターブ指定キー10が取り付けられる支軸23は下側
分割体3に所定の間隔をもった支柱38、38とともに一体
形成されている。この支軸23は基本形状が円形の棒状の
ものであるが、その外周面の上側分割体3に対して垂直
状態にある支柱38、38に対して右側にほぼ45度の角度ず
れた位置に平行面23a、23aを有している。一方、オクタ
ーブ指定キー10の基端39はほぼ円形をなしていてその中
心部に支軸23の外周面に嵌合する円形の結合穴39aとこ
の結合穴39aを外部に連通する平行溝39bが形成されてい
る。この場合、平行溝39bは水平なキー本体に対して下
方に45度傾斜している。このようなオクターブ指定キー
10はその平行溝39bを支軸23の平行面23a、23aに差し込
めば結合穴39aが支軸23の外周面に嵌合するのでワンタ
ッチで取り付けられる。取付後、オクターブ指定キー10
が所定の位置まで回動されると、平行溝39bは支軸23の
平行面23a、23aからほぼ90度ずれて位置するため、操作
範囲内で回動するオクターブ指定キー10は支軸23から外
れることがない。
なお、上記各実施例においては、音高指定キー8又は
オクターブ指定キー10側に結合穴37a、39aを設け、管本
体1側に支軸23を設けたが、逆に音高指定キー8又はオ
クターブ指定キー10側に支軸を設け、管本体1側に結合
穴を設けるように構成してもよい。
また、この考案の操作キー取付構造は、実施例の電子
管楽器の音高指定キー等に限らず他の機器の操作キーに
巾広く適用が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、操作キーが
支軸に対し操作範囲外の角度位置にある状態のもとで、
平行溝を各平行面に沿って差込んで結合穴を支軸の外周
面に嵌合させたあと、操作キーを操作範囲まで回動し、
平行溝を各平行面からずらして結合穴内に支軸を回動可
能に嵌合させるので、本体に対しワンタッチで操作キー
を取り付けることができ、部品点数および組付工数が少
なく、量産に適したものを得ることができるほか、操作
キーの操作子を本体の穴に挿入させるた後は、挿入した
操作子の先端に抜け止め用の押圧部材を取り付けること
としているので、この抜け止め用の押圧部材によって操
作キーが支軸に対し操作範囲外に回動することがなく、
また操作子が穴に挿入していることにより操作キーが支
軸に沿って移動することがないため、一度取り付けた後
は操作キーが簡単に外れたり移動したりせず、本体の所
定位置に操作キーを確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による音高指定キーおよびオクターブ
指定キーを備えた電子管楽器の一部切欠側面図、第2図
は同電子管楽器の斜視図、第3図は音高指定キーの取付
構造を示した分解斜視図、第4図は第3図のIV−IV線に
沿う拡大断面図、第5図はオクターブ指定キーの取付構
造を示した分解斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に沿
う拡大断面図、第7図は従来の操作キーの取付構造を示
した分解斜視図である。 1……管本体(取付体)、8……音高指定キー、10……
オクターブ指定キー、23……支軸、23a……平行面、24
……押釦、25……穴、26……操作子、26a……押圧部
材、37、39……基端、37a、39a……結合穴、37b、39b…
…平行溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に押圧部を有し中央部に本体に設置さ
    れたスイッチ等を操作する操作子を有した操作キーの基
    端を前記本体に回動可能に結合する操作キーの取付構造
    において、 前記操作キーの基端に設けられた円形の結合穴と、前記
    操作キーの基端に設けられて前記結合穴を外部に連通す
    る平行溝と、前記本体に設けられて前記結合穴に嵌合す
    る棒状の支軸と、この支軸の円形外周面に設けられ、前
    記操作キーが前記支軸に対し操作範囲外の角度位置にあ
    るときに限って前記平行溝に嵌合可能な平行面と、前記
    操作キーが前記支軸に対し操作範囲内の角度位置にある
    ときに、前記本体の穴に挿入した前記操作子の先端に設
    けられる抜け止め用の押圧部材とを備え、 前記操作キーが前記支軸に対し操作範囲外の角度位置に
    ある状態のもとで、前記平行溝を前記各平行面に沿って
    差込んで前記結合穴を前記支軸の外周面に嵌合させたあ
    と、前記操作キーを操作範囲まで回動し、前記平行溝を
    前記各平行面からずらして前記結合穴内に前記支軸を回
    動可能に嵌合させ、この状態で前記操作子の先端を前記
    本体の穴に挿入させ、この挿入した前記操作子の先端に
    抜け止め用の押圧部材を取り付けたことを特徴とする操
    作キーの取付構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427134A (en) * 1977-07-29 1979-03-01 Kubota Ltd Valve unit for use in fully hydraulic power steering system
JPS58192985A (ja) * 1982-02-16 1983-11-10 エ−ルマシ−ン 圧縮流体の発生装置
JPS58192986A (ja) * 1982-04-07 1983-11-10 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧回路の制御装置

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