JP2527622Y2 - ロックビット - Google Patents

ロックビット

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JP2527622Y2
JP2527622Y2 JP1990069909U JP6990990U JP2527622Y2 JP 2527622 Y2 JP2527622 Y2 JP 2527622Y2 JP 1990069909 U JP1990069909 U JP 1990069909U JP 6990990 U JP6990990 U JP 6990990U JP 2527622 Y2 JP2527622 Y2 JP 2527622Y2
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直義 秋吉
誠二 国武
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Toho Kinzoku Co Ltd
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Toho Kinzoku Co Ltd
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、岩盤に発破用の下穴を穿孔する際に、発破
の効力を増大させる亀裂を岩盤に形成するために使用す
るに適したロックビットに関するものである。
[従来の技術] 岩盤にトンネルを掘削する場合等には、予めさく岩機
で穿孔した下穴に火薬を充填して発破を行なう方法が採
用されるが、このとき発破効果を高めるために、前記下
穴から側方に向ってスリットを形成しておく方法やその
ためのビットが提案されている(例えば特公昭59−3087
9号、特公昭60−5758号、特公昭62−57791号、特公昭62
−57792号)。
[考案が解決しようとする課題] この種のスリット形成用ビットは、本体の外周部に長
手方向に延びる1対の突片を翼状に設け、その突片の前
端部に超硬チップを取り付けた構造となっていたので、
一方向すなわち前方に向けてしか使用することができな
かった。このため、チップが1個でも欠損した場合等に
はビット全体が使用できなくなるという問題があった。
本考案は、上記問題点を解決し、経済的にすぐれたビ
ットを提供することを課題としている。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため本考案は次のような構成を採
用した。
すなわち、本考案にかかるロックビットは、筒状の台
金の前後両端部に、各端面から台金の中間位置に達する
軸方向に沿う溝をそれぞれ形成し、これら前後両側の溝
にそれぞれ径方向に突出する超硬チップ製刃体を嵌合し
てろう接したことを特徴としている。
[作用] このロックビットはさく岩機等によって軸方向の打撃
力を与えられながら使用され、岩石に亀裂を発生させ
る。超硬チップの刃体が台金の前後両側に設けられてい
るので、一方の側の刃体が摩耗したり欠損したりした場
合は前後反転して再使用することができる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例に基づいて詳細に説
明する。このロックビット4は、第3図に示す如く、ア
ダプタ2と先行ビット3とともに一体に組立てられた穿
孔ビット1として使用される。アダプタ2は、第2図に
示すように先端部に雄ねじ部6が、基部には雌ねじ7aつ
きの中空部7bが形成されたねじソケット部7がそれぞれ
形成され、中間部には丸棒部8が形成されている。上記
雄ねじ部6と丸棒部8の境界部には、これら両部分の外
径よりも若干(例えば0.5mm程度)大きい径をもつカラ
ー部9が形成されている。また、アダプタ2の芯部に
は、ねじソケット部7の穴底部7cから先端まで貫通する
水孔10が穿設されている。
先行ビット3は先端部に超硬チップの刃体12,…を有
する公知のクロス形ねじビットであり、そのねじソケッ
ト部3aによってアダプタ2の雄ねじ部6に螺着される。
なお、アダプタ2と先行ビット3との嵌合方式は、図示
例のようなねじ式とせず、公知のテーパ嵌合方式として
もよい。先行ビット3としては、公知のカービット、X
ビット、ボタンビット等、種々のロックビットを用いる
ことができる。
スリット形成用ビットである本考案のロックビット4
は、第1図に示す如く、外形が平面視多角形で芯部に丸
穴16が穿設された筒状の台金14の相対する2辺の前後両
端部付近に平面視楔状の超硬チップ製刃体15,15をそれ
ぞれ植設して成る。
刃体15は、一方の端部16が三角形状を呈するように縮
径し、反対側の端部17には側面視半円状の凸状曲面が形
成されている。前記三角形状の端部16の傾斜角αは40〜
60度とするのが好ましく、42〜48度とするのがより好ま
しい。
台金14の刃体取付け部には、刃体15の突出形状と同様
な平面視楔状の隆起部20,20が軸方向に沿って形成さ
れ、これら隆起部20の前後両端部寄りの部分には平面視
コ字形の溝22,22が形成されている。溝22の中央寄りの
端部は、刃体15の曲面の端部17と合致するような側面視
半円状の凹状曲面となっている。刃体15はその凸状曲面
を溝22の凹状曲面に突き合わせた状態で、この溝22に嵌
合してろう接されている。すなわち、このロックビット
4は、筒状の台金の両側部に翼状の隆起部を形成し、こ
れら1対の隆起部の前後両端部付近にそれぞれ超硬チッ
プ15を植設した前後左右に対称な形状となっている。こ
のため、一方の端部(A)側の刃体で破砕を行なうこと
も、前後反転して他方の端部(B)側の刃体で行なうこ
ともできるのである。
このスリット形成用ロックビット4の丸穴16の内径は
前記アダプタ2のカラー部9の外径よりもわずかに大き
く、該スリット形成用ロックビット4を前後反転してア
ダプタ2の先端から嵌め込むことができるようになって
いる。アダプタ2に嵌め込まれたスリット形成用ロック
ビット4は、後側となる端部が該アダプタのねじソケッ
ト部7と丸棒部8の境界に形成された段部25に当接して
位置決めされる。
このように組み立てられた穿孔ビット1は、第4図に
示す如くさく岩機(図示を省略)に接続されたさく孔ロ
ット30にアダプタ2のねじソケット部7を螺着して使用
される。このとき、スリット形成用ロックビット4はさ
く岩機のブーム32先端部に設けられているセントラライ
ザ33で回転不能かつ前後動可能に支持される。この状態
で先行ビット3を岩盤40に押し付けつつ、さく孔ロッド
30を介して回転力と打撃力および推力を付与すると、先
行ビット3によって岩盤40に所定径の下穴41が穿孔され
る。このとき、水孔10を通して水とエアが先行ビットの
水孔から吐出される。穿孔が進行するとスリット形成用
ロックビット4の先端部が下穴41内に嵌入し、刃体15,1
5が岩盤40に当接するようになる。スリット形成用ロッ
クビット4の後端部はアダプタ2の段部25によって打撃
されるので、該ビットの刃体15、15によって第5図に示
す如く岩盤に下穴の直径方向のスリット(亀裂)42,42
が形成され、その先端部からクラック43が発生する。ス
リット形成用のビット4はアダプタ2の段部25が当接す
るときにセントラライザ33の拘束から解放されるが、岩
盤40に嵌入したときには隆起部が前に形成された亀裂に
係合しているため依然として回転が拘束され、同一方向
の亀裂が継続して形成される。
なお、穿孔の初期にスリット形成用ロックビット4の
前端部が先行ビット3の後端部を打撃して損傷しないよ
うに、第4図のl1,l2,l3を適当に定めておく。図にお
いてl2は5mm程度でよい。また、スリット形成用ロック
ビット4の台金14の外形は、図示例のような断面多角形
状とするのが好ましいが、場合によっては円形でもよ
い。台金14の丸穴16の内径Dは先行ビット3のゲージG
と同等又はこれより小さければよい。さらに、スリット
形成用の刃体15は、左右対称に設けず、一方の側部のみ
に設けておいてもよく、台金の外部の3個所以上に設け
ておいてもよい。
このロックビット4は、前後対称に形成され前後両端
部付近に超硬チップの刃体15が植設されているので、一
方の端部を前に向けて使用したのち、刃体の摩耗や欠損
等によって使用できなくなったときは、前後反転してア
ダプタに装着しなおし、再使用することができるので、
経済的であるとともに便利である。また、下穴からビッ
トを引き抜くときに、超硬チップによって隆起部等の摩
耗を防止することができる。この効果は、前後反転して
再使用する場合にも得られるものである。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかかるロッ
クビットは、軸方向に進行しつつ所定方向の亀裂を岩石
等に形成することができるものであり、超硬チップの一
方の刃体が摩耗したときは前後反転してそのまま再使用
することができるので、便利であり、経済的にもすぐれ
たものであるとともに、硬質の刃体が前後両側に設けら
れているので、さく孔の直進性が向上するものとなっ
た。また、ビット引抜き時には後側の刃体によって他の
部分の摩耗や損傷を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例をあらわす(a)平面図、
(b)一部断面正面図、(c)側面図、第2図はアダプ
タの一部断面正面図、第3図は組立図、第4図および第
5図は使用法の説明図である。 4…ロックビット、14…台金 15…刃体、16…丸穴、17…後端部 20…隆起部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の台金の前後両端部に、各端面から台
    金の中間位置に達する軸方向に沿う溝をそれぞれ形成
    し、これら前後両側の溝に径方向に突出する超硬チップ
    製刃体をそれぞれ嵌合してろう接したことを特徴とする
    ロックビット。
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JP6357063B2 (ja) * 2014-09-30 2018-07-11 株式会社竹中土木 無拡幅agf工法および同工法による地山改良構造ならびに同工法に用いる治具

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JPH0273494U (ja) * 1988-11-24 1990-06-05

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