JP2527600B2

JP2527600B2 - 音声伝言装置

Info

Publication number: JP2527600B2
Application number: JP63118489A
Authority: JP
Inventors: 寿宏数原
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1988-05-16
Filing date: 1988-05-16
Publication date: 1996-08-28
Anticipated expiration: 2011-08-28
Also published as: JPH01288213A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、新聞や郵便物の配達員等に対する音声伝言
装置に関する。

（ロ）従来の技術郵便受や牛乳受等の受函にあつては、従来投函の有無
を離れた場所で検出できるものが、特公昭56−13449号
公報（A47G29/122）に示されている。

ところで、新聞や郵便物の配達員等に伝言をしたい場
合、受函に貼り紙をしておくことが、従来よりよく行な
われている手段である。

（ハ）発明が解決しようとする課題前記従来例にあつては、貼り紙が、風で飛ばされた
り、暗くて見えなかつたり、更には配達員が急いでいる
場合等に見落されたりすることが往々にしてあつた。

本発明は、斯かる問題点に鑑み、新聞や郵便物等の配
達員に、予め任意に録音した伝言内容を的確に伝えるこ
とのできる音声伝言装置を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明の音声伝言装置は、郵便受や牛乳受等の受函
と、該受函への投函時に作動するスイツチ手段と、予め
伝言内容を入力しておく任意に録音できる録音手段と、
前記スイッチ手段の作動信号に応じて、前記伝言内容を
出力する再生手段とを具備したものである。

また、前記録音手段や再生手段は、主に半導体回路で
構成される。

（ホ）作用即ち、予め『○月○日から×月×日まで新聞を止めて
下さい』や『猛犬にご注意下さい』等の伝言を任意に録
音しておけば、配達員が投函した時に再生され、それを
伝えることができる。

（ヘ）実施例本発明の実施例を各図面に基づいて説明する。

第２図及び第３図に於いて、（１）は郵便受であり、
前面上部には投入口（２）が開設され、前面下部には再
生用スピーカ（３）及び録音用マイクロホン（４）が並
設され、また側面には録音ボタン（５）が設けられてい
る。（６）は前記投入口（２）を開閉するための蓋体
で、該投入口（２）の上縁には枢支され、常時は図示し
ないスプリングにより閉蓋状態に付勢されている。
（７）は前記郵便受（１）内の前記投入口（２）の上部
に取着されたリミツトスイツチで、その操作片（7a）が
前記蓋体（６）の裏面に近接され、蓋体（６）が開放さ
れることによつて前記操作片（7a）が押し上げられて前
記リミツトスイツチ（７）が作動する。

次に、前記郵便受（１）に搭載されている録再機能を
第１図に基づいて説明する。

（８）は音声分析合成LSIであり、前記リミツトスイ
ツチ（７）や前記録音ボタン（５）に連動する録音スイ
ツチ（９）の各作動信号が入力されると共に、前記録音
スイツチ（９）の作動を条件に、前記録音用マイクロホ
ン（４）及び低域通過フイルタ（10）により電気信号に
変換された音声信号を、音声データに分析して、半導体
はメモリ（11）に記憶させる。

また、前記音声分析合成LSI（８）は、前記リミツト
スイツチ（７）からの作動信号が入力されると、前記半
導体メモリ（11）に記憶していた音声データを取り出し
て音声に合成し、音声信号として出力する。この音声信
号は、低域通過フイルタ（12）で音声合成時に生ずる高
周波雑音成分を除去され、増幅器（13）で増幅されて、
前記再生用スピーカ（３）から発生される。

而して、予め、前記録音ボタン（５）を押しながら、
前記録音用マイクロホン（４）から伝言内容を録音させ
ておけば、郵便配達員が郵便物を投函する際に、前記蓋
体（６）が開放することにより、前記リミツトスイツチ
（７）が作動し、録音していた伝言内容が再生用スピー
カ（３）から再生される。

以上の如く、本実施例にあつては、録再機能を、主に
半導体回路で構成したから、頭出しが瞬時に行なえ、ま
た、新しい伝言内容を入力すれば、前回の音声データは
自動的に消去される。

尚、以上の説明は、郵便受（１）に録再機能を設けた
例であるが、その他牛乳受や新聞受等に採用してもよい
ことは勿論である。

（ト）発明の効果本発明の音声伝言装置にあつては、新聞や郵便物等の
配達人に対し、予め録音した伝言内容を音声で発生し、
その録音内容を必要に応じて変えることができるので、
伝言内容を的確に行えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の音声伝言装置の録再機能を示すブロツ
ク回路図、第２図は郵便受の斜視図、第３図は同内部構
造図である。（１）……郵便受、（３）……再生用スピーカ、（４）
……録音用マイクロホン、（７）……リミツトスイツチ
（スイツチ手段）、（８）……音声分析合成LSI、
（９）……録音スイツチ、（10）（12）……低域通過フ
イルタ、（11）……半導体メモリ、（13）……増幅器
（（４）（８）（９）（10）（11）で録音手段を構成
し、（３）（８）（12）（13）で再生手段を構成す
る）。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】郵便受や牛乳受等の受函と、該受函への投
函時に作動するスイッチ手段と、予め伝言内容を入力し
ておく任意に録音できる録音手段と、前記スイッチ手段
の作動信号に応じて、前記伝言内容を出力する再生手段
とを具備したことを特徴とする音声伝言装置。