JP2527269Y2 - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2527269Y2
JP2527269Y2 JP9150290U JP9150290U JP2527269Y2 JP 2527269 Y2 JP2527269 Y2 JP 2527269Y2 JP 9150290 U JP9150290 U JP 9150290U JP 9150290 U JP9150290 U JP 9150290U JP 2527269 Y2 JP2527269 Y2 JP 2527269Y2
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恭司 森
晴樹 松島
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はすて水構造を備えるシャワー装置の改良に
関する。
(従来技術) 従来のシャワー装置の中にはすて水構造を備えるもの
がある。このシャワー装置は浴室壁面に設置する本体パ
ネルの内部に配管類を内設し、給湯源及び給水源から供
給される湯と水とを混合栓により適宜湯温に混合した後
に本体パネルの正面に設けた1個若しくは複数個のシャ
ワー吐水口から吐水すると共に、給湯系配管内に残され
た湯が時間経過に伴なって低温になった場合において、
上記給湯系配管内の残留湯をすて水用配管から排出して
所定温度以上の新たな湯と入れ換え、次に使用する際に
冷温水が吐水されるのを防止するものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記シャワー装置は、すて水用配管を本体パネルの最
下位まで配管し、その放水口を浴室床面に向けてある。
従って、上記放水口からすて水が排出されると、そのす
て水は床面に落下した後、床面に設けた排水口へ向けて
流れていく。
しかし、上記したすて水用配管によれば、放水口から
排出されたすて水が床面に当って跳ね上がり、使用者の
足元にかかってしまうことがあり、不快であると同時に
すて水の終盤において高温の湯が排出された場合には火
傷を負う可能性もあった。
また、実開平1-91814号のシャワーシステムにおいて
は、給湯系配管内の湯を、床下に設けられるドレンに捨
て水する、捨て水用開閉弁を設けた構成が開示されてい
るが、上記したようにすて水用の配管を床下のドレンま
で配管するには施工作業が大がかりとなる欠点があっ
た。
本考案は上記したようなすて水構造を備えるシャワー
装置に対し、すて水用配管から排水されるすて水の跳ね
返りを防止せしめ、水跳ねによる不快感と火傷の危険を
解消し得る機能を、施工作業の拡大を招くことなく具備
せしめることを目的とする。
(課題を解決する為の手段) 上記した課題を解決する為本考案は、浴室の壁面に設
置し、給湯源及び給水源から供給される湯と水とを混合
栓により混合した後にシャワー吐水口より吐水すると共
に、給湯系配管内にて低温になった残留湯をすて水用配
管から排出して新たな湯と入れ換えるすて水構造を備え
るシャワー装置において、前記すて水用配管の放水部を
浴室壁面に向けて近接させたものである。
(作用) 以上の手段によれば、すて水用配管の放水部から排出
されたすて水は、浴室の壁面に接触して付着し、該壁面
伝いに流下し、床面に達する。
また、すて水用配管から高温湯が排出された場合にお
いて、上記高温湯は壁面伝いに流下する際に壁面に熱を
吸収されて冷却される。
(考案の効果) 以上の様に、本考案のシャワー装置はすて水用配管の
放水部を浴室壁面に向けて近接させたので、上記すて水
用配管から排出するすて水を浴室壁面に伝いに流下させ
ながら床面に対して静かに流すことができる。従って、
すて水が行なわれた時に生じていた水跳ねを効果的に防
止することができると共に、すて水の終盤において高温
の湯が排出されたとしても、水跳ねによる飛散がないこ
とと壁面に沿って流下する過程で冷却されることにより
使用者が火傷を負うことを防止することができる。
また、従来のものように、すて水用の配管を床下のドレ
ンまで配管するものと比較しすると、すて水用配管の施
工作業の手間を削減することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図にて示すシャワー装置Aは浴室の壁
面Bに対して取付け設置するものであり、背面を開口さ
せて縦長状に形成される本体パネルA1の内部に給水系及
び給湯系の配管類A2を配設し、上記本体パネルA1正面の
各部位に設けたシャワー吐水口a1〜a5と、本体パネルA1
最下部に設けたスパウト2から吐水を行なう様に構成し
てある。
本体パネルA1はFRPを用いて成形し、上方部位にシャ
ワー吐水口と支持する突出部11を形成すると共に、パネ
ル正面には収納凹部12、操作パネル13を形成し、さらに
最下部にはスパウト2をカバーする膨出部14が形成して
あり、下部のスパウト2が床面から適当な高さになる
様、壁面Bに対して取付け固定してある。
尚、上記シャワー装置Aは、スパウト2の他に突出部
11に設けるオーバーヘッドシャワーa1、うたせシャワー
a2、ミクロシャワーa3と、パネル中央に設ける2個のボ
ディシャワーa4、ハンドシャワーa5の合計5種類のシャ
ワー吐水口を備えている。
上記本体パネルA1の内部空間に収納される給水系及び
給湯系の配管類A2は、給水源及び給湯源から導入される
水と湯を混合する混合栓20と、各シャワー吐水口a1〜a5
及びスパウトに対応して1個ずつ設けられ、上記混合栓
20から供給される混合水を各シャワー吐水口a1〜a5及び
スパウト1に対して供給する電磁弁21とを連絡して構成
され、混合栓20の温度調節ハンドルや流量調節ハンドル
20a,20bは本体パネルA1の正面に突出せしめてある。
また、上記シャワー装置Aは給湯源(図示せず)と混
合栓20とを連絡する給湯配管22の最下流部に開閉弁23を
接続し、さらに該開閉弁23からすて水用配管1bを引き出
し、本体パネルA1最下部へ向けて配管したすて水構造A3
を備えている。尚、上記した開閉弁23は電磁弁である
が、給湯配管22の上部に設置することにより結露水のた
まりをなくして結露水による故障を防止している。
上記すて水構造A3は給湯配管中にサーミスタ等の温度
検知部を設けておりシャワー使用後の時間経過に伴なっ
て、給湯源から混合栓20までを連絡する給湯配管22内に
残る給湯が所定温度以下に温度低下した時に、操作パネ
ル13に内蔵されるマイコン制御によって開閉弁23を開弁
することにより、上記給湯配管22内の残留湯を排出させ
ながら所定以上の湯温の新たな給湯と入れ換えを行な
い、次のシャワー使用の際に冷温水が吐水されるのを防
止せしめるものである。
尚、上記したすて水は電源スイッチをONにしたときに
のみ実行する様にしてもよく、この場合、湯温を検知す
るサーミスタ等を設けずに電源ON後、所定時間経過後に
すて水を行なうことも考える。
そして、すて水用配管1bを介してすて水される給湯配
管22内の残留湯は、すて水用配管1b下端の放水部1cから
排出される。第4図にて示す様に、放水部1cは本体パネ
ルA1下端部16開口内に架設されたフレーム15に対してス
パウト2と共に取付け支持し、浴室壁面Bに近接させる
と共に、放水口となる先端口を上記壁面Bへ向けて幾分
屈曲させてある。これにより、上記放水部1cから放水さ
れたすて水は垂直な壁面Bに対して比較的浅い角度を介
して接触し、コアンダ効果によって壁面Bに付着した状
態のまま流下し、静かに床面B1に達して該床面B1最低位
置に設けられる排水口へ向けて流れる。
従って、すて水が排出された際に生じる水跳ねを効果
的に防止することができると共に、すて水の終盤におい
て該給湯源から新たに供給された高温湯の一部がすて水
として排出されたとしても、水跳ねによる飛散がないこ
とと、壁面B1に沿って流下する過程で冷却されることか
ら使用者の足等に高温湯がかかるのを防止し、火傷の危
険をも回避することができる。
第5図及び第6図にて示したシャワー装置A′は前記
したシャワー装置Aの下部に設けていたスパウト2を取
り除き、その分、装置の全長寸法を短く構成したもので
ある。このシャワー装置A′においてはスパウトがない
のですて水用配管1b′における放水部1c′の設置位置が
床面B1からかなり高い位置になるが、上記放水部1c′か
ら排出されたすて水は前記したシャワー装置Aの場合と
同様に浴室壁面Bを伝わって床面B1まで静かに流下する
ので、水跳ねが発生することはない。
第7図はすて水用配管1b″の放水部1c″を、水跳ね防
止用の樋板1dを付加して構成したものである。この実施
例の場合、すて水用配管1b″の下端の放水口を装置正面
側か若しくは真下へ向けると共に、その放水口の先に樋
板1dを壁面B側へ向けて傾斜する様に取付けてある。こ
れにより、すて水用配管1b″から排出されたすて水は、
一旦樋板1dに当ってから壁面Bへ向けて比較的浅い角度
にて放水され、前記したものと同様に壁面B伝いに流下
する。
上記した放水部1c″によればすて水が樋板1dを介して
放水されることで、放水されるすて水を壁面Bに対して
より均一に付着させることが可能である。
第8図にて示す放水部1cはすて水用配管1bの下端
口を閉口すると共に、同管1b下部周面の背面側に放水
孔18を開孔し、すて水が浴室壁面Bへ向けて放水される
様に構成したものであり、本体パネルA1の下端部開口は
蓋板19によって塞いである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したシャワー装置を示す縦断側面
図、第2図は同シャワー装置の切欠正面図、第3図は同
シャワー装置の設置状態を示す斜視図、第4図は第1図
におけるスパウト部分の拡大図、第5図はスパウトを削
除したシャワー装置を示す縦断側面図、第6図は同シャ
ワー装置の切欠正面図、第7図は樋板を付加して構成し
た放水部を示す縦断側面図、第8図はすて水用配管に放
水孔を開孔して構成した放水部を示す縦断面図である。 図中、 A,A′:シャワー装置 A3,A3′:すて水構造 a1〜a5:シャワー吐水口 B:浴室壁面 1b,1b′,1b″:すて水用配管 1c,1c′,1c″:放水部 20:混合栓

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室の壁面に設置し、給湯源及び給水源か
    ら供給される湯と水とを混合栓により混合した後にシャ
    ワー吐水口より吐水すると共に、給湯系配管内にて低温
    になった残留湯をすて水用配管から排出して新たな湯と
    入れ換えるすて水構造を備えるシャワー装置において、
    前記すて水用配管の放水部を浴室壁面に向けて近接させ
    たシャワー装置。
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