JP2527229B2 - オフィス設計支援システム - Google Patents

オフィス設計支援システム

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JP2527229B2
JP2527229B2 JP1025451A JP2545189A JP2527229B2 JP 2527229 B2 JP2527229 B2 JP 2527229B2 JP 1025451 A JP1025451 A JP 1025451A JP 2545189 A JP2545189 A JP 2545189A JP 2527229 B2 JP2527229 B2 JP 2527229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【概要】
オフィスのレイアウト設計などを支援するためのオフ
ィス設計支援システムに関し、 L字形オフィスなどのレイアウト図面の配置を行う際
に、その配置角度を自動指定することができ、レイアウ
トシミュレーションに要する時間を短縮することを目的
とし、 オフィスの建築図面データを格納する建築図面ファイ
ルと、前記オフィスのレイアウト図面データを格納する
レイアウト図面ファイルとを有し、前記建築図面データ
による前記オフィスの表示画面に前記レイアウト図面デ
ータを重ねて表示することが可能に構成されたオフィス
設計支援システムにおいて、前記画面上に表示された前
記オフィスに対する前記レイアウト図面データの配置位
置に応じて決定される象限と、前記象限に応じて前記レ
イアウト図面データを回転して配置すべき角度である配
置角度とを対応付けて格納した配置角度テーブルと、前
記画面上に表示されたオフィスに対して前記レイアウト
図面データを重ねて配置するための配置位置が指定され
たときに、前記画面上の一点を原点とした座標平面内に
おける前記配置位置の象限を判断する判断手段と、前記
判断手段により判断された象限に対応する配置角度を前
記配置角度テーブルから読み出す配置角度読み出し手段
と、前記配置角度読み出し手段により読み出された配置
角度に応じて前記レイアウト図面データを回転させ且つ
指定された前記配置位置に当該レイアウト図面データを
配置して前記画面に表示する制御手段とが設けられて構
成される。
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスのレイアウト設計などを支援する
ためのオフィス設計支援システムに関する。 いわゆるCAD(コンピュータ支援設計)を含めたエキ
スパートシステムは、その利用分野を急速に拡大してお
り、近年においては機能的且つ快適なオフィスを実現す
るためのオフィス計画にも利用されはじめている。
【従来の技術】
オフィス計画には、オフィスに配属される人員又は配
置されるOA機器などの設備に応じて必要スペースの算出
を行うスペース計画、スペース計画により定まったオフ
ィスの建築図面に対して什器及び備品の配置を行うレイ
アウト計画、及び、オフィスの電気設備や情報設備その
他の設備の計画を行う設備計画が含まれており、これら
は平面図の作成を中核として企画立案され又は遂行され
る。 したがって、オフィスの候補とされる種々の建築図面
に対してレイアウトシミュレーションを行うとともに電
話線や電源線などの配線シミュレーションを行い、所望
のオフィスが得られるか否かを判断し、得られる場合に
はその平面図を作成するという一連の設計作業を、熟練
者でなくても容易迅速に行えるように支援するオフィス
設計支援システムが要望されている。 そこで、本発明の発明者等は、オフィスのレイアウト
設計などを支援するために、ディスプレイ装置の画面に
表示されたオフィスの建築図面(平面図)の上に、机、
椅子、ロッカー、又はOA機器などの什器・備品を画面上
で配置していってこれらのレイアウト案(の平面図)を
作成し、またさらに電話線や電源線などの配線シミュレ
ーションを行って配線ルート案(の平面図)を作成する
ようにしたオフィス設計支援システムを提案した。 そのようなオフィス設計支援システムでは、多数のオ
フィスについての建築図面データ、レイアウト図面デー
タ、及び配線図面データが、それぞれ建築図面ファイ
ル、レイアウト図面ファイル、及び配線図面ファイルと
して、主メモリ又は補助記憶装置などに格納されてお
り、これらファイルの内容は適宜画面上に表示されると
ともに、建築画面の上に、レイアウト図面又は配線図面
を重ね合わせて配置することが可能なような構成とな
る。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したオフィス設計支援システムでは、
建築図面の上にレイアウト図面を重ねて配置する場合
に、その度毎に、マウスやキーボードなどによってレイ
アウト図面の配置位置及び配置角度を指定しなければな
らなかったので、これらの指定に時間と労力を要してい
た。 特に、オフィスの形状が単純な長方形ではなく、建築
物の2方向(例えば北側と西側)の窓面に面したL字形
のオフィスでは、形状が複雑であるために配置位置及び
配置角度の指定が容易ではなく、しかも、配置角度を指
定し直すことによって配置位置を修正する必要がしばし
ば生じるため、配置位置を一旦決めた後でも、再び配置
位置の指定のために何回も手戻りするケースが多く、こ
のような試行錯誤に多くの時間を要していた。 このため、L字形のオフィスのレイアウトシミュレー
ションには多くの時間を要し、充分なシミュレーション
を行って最適の配置を決定することが容易ではなかっ
た。 本発明は、上述の問題に鑑み、L字形オフィスなどの
レイアウト図面の配置を行う際に、その配置角度を自動
指定することができ、レイアウトシミュレーションに要
する時間を短縮することのできるオフィス設計支援シス
テムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上述の課題を解決するため、第1
図及び第7図に示すように、オフィス51〜59の建築図面
データ61,61aを格納する建築図面ファイル21と、前記オ
フィス51〜59のレイアウト図面データ62を格納するレイ
アウト図面ファイル22とを有し、前記建築図面データ6
1,61aによるオフィス51〜59の表示画面14aに前記レイア
ウト図面データ62を重ねて表示することが可能に構成さ
れたオフィス設計支援システム1において、前記画面14
a上に表示された前記オフィス51〜59に対する前記レイ
アウト図面データ62の配置位置に応じて決定される象限
GENと、前記象限GENに応じて前記レイアウト図面データ
62を回転して配置すべき角度である配置角度HKDとを対
応付けて格納した配置角度テーブル47と、前記画面上に
表示されたオフィスに対して前記レイアウト図面データ
62を重ねて配置するための配置位置HITが指定されたと
きに、前記画面上の一点を原点とした座標平面内におけ
る前記配置位置HITの象限GENを判断する判断手段45と、
前記判断手段45により判断された象限GENに対応する配
置角度HKDを前記配置角度テーブル47とから読み出す配
置角度読み出し手段46と、前記配置角度読み出し手段46
により読み出された配置角度HKDに応じて前記レイアウ
ト図面データ62を回転させ且つ指定された前記配置位置
HITに当該レイアウト図面データ62を配置して前記画面
に表示する制御手段11とが設けられて構成される。 なお、本発明において、オフィスとは、単に仕事をす
る事務所としてのオフィスのみではなく、工場、ホテル
のロビーや客室、レストラン、劇場、病院、百貨店、学
校、マンション、その他の生活空間又は建築空間などが
含まれる。 したがって、レイアウト図面データ62には、対象とす
る空間に配置される一切の什器及び備品に関するデータ
が含まれる。 また、本発明においてファイルとは、実質的に1つの
単位として扱われるデータなどの集合をいう。
【作用】
建築図面ファイル21は、オフィス51〜59の建築図面デ
ータ61,61aを格納する。 レイアウト図面ファイル22は、オフィス51〜59のレイ
アウト図面データ62を格納する。 画面14aには、これらのデータによって、オフィス51
〜59の建築図面にレイアウト図面が重ね合わせて配置さ
れる。 配置角度テーブル47は、象限GENに対応する配置角度H
KDを格納する。判断手段45は、配置位置HITが指定され
たときに、その配置位置HITの象限GENを判断する。 配置角度読み出し手段46は、判断手段45によって得ら
れた象限GENに基づいて、配置角度テーブル47から配置
角度HKDを読み出す。 制御手段11は、配置角度読み出し手段46により読み出
された配置角度HKDに応じて、レイアウト図面データ62
を回転させ、指定された配置位置HITとなるように、レ
イアウト図面データ62を配置する。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。 第1図は、本発明に係るオフィス設計支援システム1
の構成を示すブロック図である。 オフィス設計支援システム1は、制御部11、図面デー
タ記憶部12、画面14aを有した表示部14、キーボード1
5、マウス16、及びプリンタ17などから構成されてい
る。 図面データ記憶部12は、RAMやディスクなどの読み書
き可能な記憶装置によって構成されており、多数のオフ
ィスについての建築図面データ(建築図面)61を格納し
た建築図面ファイル21、レイアウト図面データ(レイア
ウト案又はレイアウト図面)62を格納したレイアウト図
面ファイル22、配線図面データ(配線ルート案又は配線
図面)63を格納した配線図面ファイル23、これらのデー
タを合成して得られた合成図面データ(合成図面)64を
格納する合成図面ファイル24、及び図示しないその他の
ファイルを格納している。 表示部14は、ブラウン管などの画面14aに、制御部11
の表示制御部43から出力されるグラフィックデータやキ
ャラクタデータなどをカラーで表示可能に構成したもの
である。 制御部11は、図面属性データを記憶する属性データ記
憶部41を始めとして、その他の中間データなどを格納す
る記憶部、OS(オペレーティングシステム)であるMS−
DOS(マイクロソフト社の登録商標)、CADプログラム、
図形処理プログラム、データ管理プログラム、インタフ
ェースプログラム、及びその他のプログラムなどを格納
した記憶装置、これらのプログラムに基づいてデータ処
理を行う中央処理装置、及び、その他の周辺装置などか
ら構成されており、これらによって、表示部14による表
示を制御する表示制御部43、画面14a上の中心点POTを原
点とした座標平面内における任意の位置の象限GEN(第
7図参照)を判断する判断手段45、象限GENに対応する
配置角度HKDを格納した配置角度テーブル47、レイアウ
ト案62の配置位置HITが指定されたときに判断手段45に
より判断された象限GENに基づいて配置角度HKDを配置角
度テーブル47から読み出す配置角度読み出し手段46、及
び、キーボード15やマウス16などによる入力指令を処理
する入力機能、図面データ記憶部12に対するデータの読
み書き機能、記憶機能、データ処理機能、通常のCAD機
能などを有するCAD制御部44が、制御部11内に実現され
ている。 建築図面ファイル21は、1個又は2個以上のオフィス
を含む建築図面のデータを格納したもので、制御部11の
CAD機能を利用して直接的に作成され、又はハードコピ
ーとして存在する既存の建築図面を基にしてそのデータ
を入力することによって作成される。したがって、第1
図には1個のみの建築図面ファイル21が示されている
が、実際には建築図面の数だけの建築図面ファイル21が
存在する。 レイアウト図面ファイル22及び配線図面ファイル23
は、それぞれレイアウト案62又は配線ルート案63を格納
したもので、制御部11のCAD機能を用いることにより作
成され、又は他のエキスパートシステムによって作成さ
れたデータが転送されることによって作成される。した
がって、第1図にはそれぞれ1個づつのレイアウト図面
ファイル22及び配線図面ファイル23が示されているが、
実際にはオフィスの数以上のファイルがそれぞれ存在
し、それぞれ異なったファイル名が付されている。 合成図面ファイル24は、建築図面61にレイアウト案62
又は配線ルート案若しくはこれらの両方を重ね合わせて
作成された合成画面データ64を格納したものである。合
成図面ファイル24には、また、当該合成図面ファイル24
に格納されたオフィス(つまり合成図面64に含まれたオ
フィス)についての配置位置HIT及び配置角度HKDのデー
タ(図面属性データ)を記録する図面属性レコード31が
設けられている。 図面属性レコード31は、オフィスの名称を示すオフィ
ス名NOF、画面14aの中心点POTを原点(0,0)としてX方
向(水平方向)及びY方向(垂直方向)の座標を示す配
置位置HIT、及び配置角度HKDなどの項目を記録するもの
で、合成図面ファイル24に格納されたオフィスの数と同
じレコード数だけ存在する。 この図面属性レコード31は、合成図面64が合成図面フ
ァイル24に格納される際に、これと同時に上述の属性デ
ータ記憶部41の内容が転送されて書き込まれる。また、
合成図面ファイル24の内容が制御部11に読み込まれて画
面14aに表示された後で、オペレータの操作によってオ
フィスが指定されると、その指定されたオフィスについ
ての図面属性レコード31の内容が読み出されて属性デー
タ記憶部41に書き込まれ、これによって属性データ記憶
部41の内容が更新される。 つまり、属性データ記憶部41は、画面14a上に現に指
定されているオフィスについて、図面属性レコード31と
同じ項目の図面属性データを一時的に格納するためのも
のである。あるオフィスのレイアウト案62又は配線ルー
ト案63が画面14aに配置されたときには、そのオフィス
についての配置位置HIT及び配置角度HKDがこの属性デー
タ記憶部41に書き込まれる。これによって、属性データ
記憶部41の内容は、常に最新の状態となるように更新さ
れ、画面14aに表示されているレイアウト案62又は配線
ルート案63と同一のオフィス名NOFを有する配線ルート
案63又はレイアウト案62を配置する場合には、属性デー
タ記憶部41の内容が参照されることによって、その配置
位置及び配置角度が自動的に決定(自動配置)される。
そのため、同一のオフィスについてのレイアウト案62又
は配線ルート案63を画面14a上に配置する場合に、配置
位置及び配置角度を再入力する必要がなくなり、また、
レイアウト案62と配線ルート案63とが同一の位置に配置
されることとなる。 第2図は、レイアウト図面ファイル22及び配線図面フ
ァイル23のファイル名NFAを説明するための図である。 ファイル名NFAは、MS−DOSでの扱いが容易なように、
8文字以内の名前からなる共通ファイル名部NFKと、3
文字以内の拡張子からなる判別ファイル名部NFHとから
構成されている。 共通ファイル名部NFKは、同一のオフィスに対するレ
イアウト図面ファイル22及び配線図面ファイル23に対し
て同一とされており、通常はオフィス名NOFと同一の名
称又は記号とされる。つまり、同一のオフィスに対する
レイアウト案62と配線ルート案63とは、そのオフィスの
オフィス名NOFと同一の共通ファイル名部NFKを有したレ
イアウト図面ファイル22及び配線図面ファイル23に格納
されている。 また、判別ファイル名部NFHは、レイアウト図面ファ
イル22では、「LAY」、配線図面ファイル23では「STB」
と、それぞれ定められており、判別ファイル名部NFHに
よって、レイアウト図面ファイル22であるか又は配線図
面ファイル23であるかが判別されるようになっている。 第3図は、レイアウト図面ファイル22に記録されたレ
コードの構成を示す図である。 それぞれのレイアウト図面ファイル22は、オフィス名
NOFを記録するオフィス名レコードRNO、オフィスの形状
を記録するオフィス形状レコードRKO、及び、オフィス
に配置される什器及び備品の全てのデータを記録する什
器備品レコードRJBから構成されている。 すなわち、あるオフィスについてのレイアウト案62が
作成された場合には、そのオフィス名NOFがオフィス名
レコードRNOに、そのオフィスの概略の形状(外形線)
がオフィス形状レコードRKOに、レイアウトされた什器
及び備品に関するデータが什器備品レコードRJBに、そ
れぞれ書き込まれることとなる。 第4図は、オフィス形状レコードRKOの構成を示す図
である。 オフィス形状レコードRKOは、それがオフィス形状レ
コードRKOであることを識別するためのレコード識別子S
IK、長方形やL字形などのオフィス形状を示すオフィス
形状コードCKF、オフィスの配置位置を示す配置指示位
置HAI、及び、オフィス形状の各頂点の位置を示す頂点T
YOから構成されている。そして通常は、頂点(X1,Y1)
が後述する配置点PHTであり、頂点(X1,Y1)から頂点
(X2,Y2)に至る線分が、後述するメインの窓面70とな
るようにデータが作成されている。 次に、レイアウト案62を配置するに際しての配置角度
HKDの自動指定について説明する。 第6図(a)はAタイプのL字形のオフィス51aのオ
フィス形状62aを示す図、第6図(b)はBタイプのL
字形のオフィス51bのオフィス形状62aを示す図である。 第6図(a)に示すAタイプのオフィス51aでは、上
方の辺がメインの窓面70、左方の辺がサブの窓面71、メ
インの窓面70とサブの窓面71との交点である左上の頂点
が配置点PHTであり、配置点PHTと反対側に内側部73があ
る。また、Bタイプのオフィス51bでは、上方の辺がメ
インの窓面70、右方の辺がサブの窓面71、これらの交点
である右上の頂点が配置点PHTであり、配置点PHTと反対
側に内側部73がある。 メインの窓面70は、そのオフィスの建築空間の主窓面
に面する部分であり、オフィスの主要な採光面であるた
め、これに沿ってオフィスの管理者又は責任者などの席
が配置されることが多い。後述するオフィス形状62aで
は、オフィスの方向を示すために、オフィス形状62aの
中のメインの窓面70が他の部分とは異なった色で表示さ
れる。 第7図は、建築図面61aにL字形のオフィス52〜55の
オフィス形状62aを配置した画面14aを示す図である。 まず、象限GENについて説明すると、画面14aの中心点
POTを原点とした座標平面において、右上の領域が第1
象限(I)、左上の領域が第2象限(II)、左下の領域
が第3象限(III)、右下の領域が第4象限(IV)であ
る。 建築図面61aは画面14aのほぼ中央に配置され、したが
って建築図面61aのほぼ中央部に中心点POTがあり、オフ
ィス52〜55は、それぞれの配置点PHTが建築図面61aのそ
れぞれの角部付近に位置するように、それぞれのメイン
の窓面70が図の上方向又は下方向を向くように、また、
それぞれの内側部73が中心点POTの方向を向くように配
置されている。 つまり、オフィス52は、Aタイプのオフィス51aが回
転することなくそのままの配置角度で第2象限に配置さ
れたものであり、オフィス53は、Bタイプのオフィス51
bが左方向へ180度回転させた配置角度で第3象限に配置
されたものであり、オフィス54は、Aタイプのオフィス
51aが左方向へ180度回転させた配置角度で第4象限に配
置されたものであり、オフィス55は、Bタイプのオフィ
ス51bが回転することなくそのままの配置角度で第1象
限に配置されたものである。 第8図は、L字形のオフィスのタイプと配置位置(象
限GEN)との組み合わせが第7図に示す場合とは異なる
ようにしてオフィス56〜59のオフィス形状62aを配置し
た画面14aを模式的に示す図である。 第8図に示すオフィス56〜59は、それぞれのメインの
窓面70が図の左方向又は右方向に向いており、Aタイプ
又はBタイプのオフィス51a,51bを左方向に90度又は270
度回転して配置されている。 第7図及び第8図から理解できるように、建築図面へ
のL字形のオフィスの配置は、2つのタイプのオフィス
51a,51bを適当な角度(配置角度HKD)だけ左方向に回転
させることによって行われ、しかも、その配置角度HKD
は、L字形のオフィスのタイプA又はBと、オフィスの
配置点PHTが配置される象限GENとによって決定される。
これらの関係のデータが、配置角度テーブル47に格納さ
れている。 第5図は、配置角度テーブル47の構成を示す図であ
る。 配置角度テーブル47は、A及びBのそれぞれのタイプ
のオフィスに対して、それが配置される配置点PHTの象
限GENと、これに対応する配置角度HKDとを格納したもの
である。 次に、上述のように構成されたオフィス設計支援シス
テム1によって、画面14a上で建築図面61にレイアウト
案62を重ね合わせて配置し、これによって合成図面64を
作成する場合の動作又は操作について、第9図に示すフ
ローチャート、及び第10図乃至第12図の画面14aに示さ
れた各種図面を参照して説明する。 第9図は、建築図面61にレイアウト案62を重ね合わせ
て配置する場合の動作を示すフローチャートである。 まず、画面14aに表示される図示しないメニュー画面
で、多数のファイルの中から配置を行おうとする所望の
オフィス51が含まれた建築図面ファイル21をオペレータ
が選択し、その建築図面を画面14aに表示させる(ステ
ップ#11)。これによって、第10図に示すように、オフ
ィス51を含んだ建築図面61が画面14aに表示されるの
で、オペレータは画面14aによって目的のオフィス51で
あることを確認する。 次にオペレータは、画面14aに表示される多数のファ
イルの中から、オフィス51についてのファイル名NFAを
選択し、オフィス51のレイアウト案62が格納されたレイ
アウト図面ファイル22を指定するとともに、画面14a上
でそれを確認する(ステップ#12,13)。 そうすると、CAD制御部44は、レイアウト図面ファイ
ル22に格納されたレイアウト案62の中のオフィス形状レ
コードRKOを読み込む(ステップ#14)。 次に、建築図面61が表示された画面14a(第10図に示
す画面)において、オペレータはレイアウト案62を配置
すべき配置位置HITをマウス16などによって入力して指
示する(ステップ#15)。 そうすると、画面14aには、第11図に破線で示すよう
に、建築図面61上の指示された配置位置に、且つ自動指
定された配置角度によって、レイアウト案62のオフィス
形状62aが一次配置される(ステップ#16)。 このときの配置角度の自動指定は次のようにして行わ
れる。 すなわち、第11図によると、オフィス51のオフィス形
状62aはL字形であり、このオフィス51はAタイプであ
り、上方がメインの窓面70であり、図の左上の頂点が配
置点PHTである。したがって配置点PHTは第2象限に存在
する。 第11図のオフィス形状62aは、オペレータがAタイプ
のオフィス51を選択し、建築図面61上で配置位置HIT
(配置点PHTの位置)を指定することによって、判断手
段45はその位置が第2象限であることを判断し、配置角
度読み出し手段46は配置角度テーブル47から配置角度HK
D「0度」を読み出し、この配置角度HKDに基づきCAD制
御部44及び表示制御部43によって配置されたものであ
る。なお、メインの窓面70は他の部分とは異なった色で
表示されている。 なお、一次配置とは、表示制御部43のフレームメモリ
にはそのデータが未だ書き込まれておらず、一次配置さ
れたデータを容易に消去し又は移動することが可能な状
態をいう。これに対して、二次配置(又は本配置)と
は、フレームメモリにそのデータが書き込まれ、二次配
置されたデータのみを消去し又は移動することは容易で
ない状態をいう。通常、一次配置によって配置位置及び
配置角度を試行し、それらが決定された後で二次配置を
行う。 オペレータは、画面14a上で配置位置及びオフィス形
状62aを確認する(ステップ#17)。 次に、上述のように自動指定された配置角度HKDが不
適当であれば、オペレータは配置角度を入力して指定し
直し、画面14a上で配置角度を最終的に確認する(ステ
ップ(#18〜20)。 一次配置の段階で、配置位置及び配置角度がともに正
しいことが確認されると、CAD制御部44は、レイアウト
案62を二次配置するために、レイアウト図面ファイル22
の中のオフィス形状レコードRKO及び什器備品レコードR
JBを読み込む(ステップ#21)。なお、このときに、指
定された配置位置HIT及び配置角度HKDが、属性データ記
憶部41に格納される。 画面14aには、第12図に示すように、レイアウト案62
のオフィス形状62a及び什器備品62bの両方が、一次配置
で指定された配置位置及び配置角度で建築図面61の上に
重ね合わせて表示される(ステップ#22)。このときに
は、レイアウト案62は二次配置され、画面14a上で、建
築図面61にオフィス51のレイアウト案62を重ねた合成図
面64が作成される。 第12図の合成図面64によると、オフィス51には、メイ
ンの窓面70に沿った管理者用の机TBL及び椅子CHA、枠内
中央部の一般用の机TBL及び椅子CHA、ロッカーLOK、及
びその他の什器及び備品が、それぞれ配置されている。 次に、オペレータの操作によって、画面14a上に作成
された合成図面64が合成図面ファイル24に格納される。
このときに、属性データ記憶部41に格納されている図面
属性データが、オフィス51のオフィス名NOFとともに同
じ合成図面ファイル24の図面属性レコード31に書き込ま
れる(ステップ#23)。 画面14aに表示されている建築図面61について、他の
オフィス60の配置を行う場合(ステップ#24でイエス)
には、上述したステップ#12以降を繰り返し、他のオフ
ィス60についてのレイアウト案の配置を行わない場合、
又は画面14aに表示されていないオフィスの配置を行う
場合には、終了する。 なお、画面14aに表示させた建築図面61又は合成図面6
4などは、プリンタ17によって適宜印刷することができ
る。 上述の実施例によると、レイアウト案62の配置を行う
際に、オペレータがオフィス51を選択し配置位置HITを
指定することによって、レイアウト案62の配置角度HKD
が自動指定されるので、レイアウト案62の配置が極めて
容易であり、一次配置に要する時間が大幅に短縮でき、
レイアウト案62のシミュレーションを短時間で行うこと
ができる。 上述の実施例によると、レイアウト案62の配置を行う
に際して、一次配置にはそのオフィス形状62aのみを表
示することとしたので、一次配置の応答性が極めて速く
なり、レイアウト案62の配置に要する時間が大幅に短縮
され、レイアウト案62のレイアウトシミュレーションを
充分に行って最適の配置とすることが可能である。ま
た、メインの窓面70の色が他の部分と異なっているの
で、オフィス形状62aのみの一次配置であってもオフィ
ス51の方向を容易に知ることができる。つまり、オフィ
ス形状62aは、当該オフィス51の形状及び方向を的確に
示しているので、オフィス形状62aのみの表示であって
も、レイアウト案62の配置にあたってはそのイメージを
掴むことができ、しかも要素数が削減されているので表
示の応答性が速いのである。 上述の実施例においては、L字形のオフィスの配置角
度HKDの自動指定について説明したが、L字形のオフィ
ス以外に、例えば凹形、鉤形、又は扇形のオフィスにつ
いても、同様に適用することが可能である。 上述の実施例においては、オフィス形状62aを破線に
よって画面14aに表示するようにしたが、一点鎖線、二
点鎖線、実線、太線、又は細線など、種々の線種又は太
さとすることができ、また、その表示色を変えることに
より、他の要素との区別を容易にすることができる。ま
た、メインの窓面70を、オフィス形状62aの他の部分と
は色を異ならせて表示したが、これに代えて又はこれと
ともに、線種を異ならせるようにしてもよい。オフィス
形状レコードPKOの構成は上述した以外の構成としても
よい。 上述の実施例においては、レイアウト図面ファイル22
及び配線図面ファイル23のファイル名NFAを、8文字以
内の名前からなる共通ファイル名部NFKと、3文字以内
の拡張子からなる判別ファイル名部NFHとから構成した
ので、MS−DOSのコマンドやワイルドカードなどを用い
てこれらファイルの検索や読み込みを容易に行うことが
できるが、他のOSによるときには、それに応じた共通フ
ァイル名部NFK及び判別ファイル名部NFHとすればよい。
また、共通ファイル名部NFKは、オフィス51の名称と同
一であっても異なっていてもどちらでもよい。 上述の実施例において、図面データ記憶部12や属性デ
ータ記憶部41のデバイス構成は任意である。制御部11な
どに、上述した以外の入力装置又は出力装置を接続する
ことは容易に可能である。 上述のオフィス設計支援システム1は、制御部11と他
のデータ処理装置やワークステーションなどとを通信回
線などで接続し、ホスト集中型、分散型、又はスタンド
アロン型など、種々のシステム構成とすることができ
る。
【発明の効果】
本発明によると、L字形などのオフィスのレイアウト
図面の配置を行う際に、その配置角度を自動指定するこ
とができ、レイアウトシミュレーションに要する時間を
短縮することができる。 したがって、レイアウト図面のレイアウトシミュレー
ションを充分に行って最適の配置とすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオフィス設計支援システムの構成
を示すブロック図、 第2図はレイアウト図面ファイル及び配線図面ファイル
のファイル名を説明するための図、 第3図はレイアウト図面ファイルに記録されたレコード
の構成を示す図、 第4図はレイアウト図面ファイルのオフィス形状レコー
ドの構成を示す図、 第5図は配置角度テーブルの構成を示す図、 第6図(a)はAタイプのL字形のオフィスのオフィス
形状を示す図、 第6図(b)はBタイプのL字形のオフィスのオフィス
形状を示す図、 第7図及び第8図は建築図面にL字形のオフィスのオフ
ィス形状を配置した画面を模式的に示す図、 第9図は本発明に係るオフィス設計支援システムの動作
を示すフローチャート、 第10図は建築図面を表示した画面を示す図、 第11図は建築図面にレイアウト図面のオフィス形状を配
置した画面を示す図、 第12図は建築図面にレイアウト図面を重ね合わせて配置
した画面を示す図である。 図において、 1はオフィス設計支援システム、 14aは画面、 21は建築図面ファイル、 22はレイアウト図面ファイル、 45は判断手段、 46は配置角度読み出し手段、 47は配置角度テーブル、 51〜59はオフィス、 61及び61aは建築図面(建築図面データ)、 62はレイアウト案(レイアウト図面データ)、 RKOはオフィス形状レコードである。 POTは中心点(一点)、 GENは象限、 HITは配置位置、 HKDは配置角度である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフィスの建築図面データを格納する建築
    図面ファイルと、 前記オフィスのレイアウト図面データを格納するレイア
    ウト図面ファイルと を有し、 前記建築図面データによる前記オフィスの表示画面に前
    記レイアウト図面データを重ねて表示することが可能に
    構成されたオフィス設計支援システムにおいて、 前記画面上に表示された前記オフィスに対する前記レイ
    アウト図面データの配置位置に応じて決定される象限
    と、前記象限に応じて前記レイアウト図面データを回転
    して配置すべき角度である配置角度とを対応付けて格納
    した配置角度テーブルと、 前記画面上に表示されたオフィスに対して前記レイアウ
    ト図面データを重ねて配置するための配置位置が指定さ
    れたときに、前記画面上の一点を原点とした座標平面内
    における前記配置位置の象限を判断する判断手段と、 前記判断手段により判断された象限に対応する配置角度
    を前記配置角度テーブルから読み出す配置角度読み出し
    手段と、 前記配置角度読み出し手段により読み出された配置角度
    に応じて前記レイアウト図面データを回転させ且つ指定
    された前記配置位置に当該レイアウト図面データを配置
    して前記画面に表示する制御手段と が設けられてなることを特徴とするオフィス設計支援シ
    ステム。
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