JP2001014363A - 建物図作成のためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体および建物図作成装置並びに建物図作成方法 - Google Patents

建物図作成のためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体および建物図作成装置並びに建物図作成方法

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JP2001014363A
JP2001014363A JP11183887A JP18388799A JP2001014363A JP 2001014363 A JP2001014363 A JP 2001014363A JP 11183887 A JP11183887 A JP 11183887A JP 18388799 A JP18388799 A JP 18388799A JP 2001014363 A JP2001014363 A JP 2001014363A
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Yukinori Yoshizawa
幸宣 吉沢
Hiroo Sonehara
博夫 曽根原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性を損ねることなしに、法的な建築制限
に適応した建物図の作成を可能とする。 【解決手段】 用途地域、敷地、道路を設定すること
で、道路斜線を示す斜面P3を、3D表示領域に表示さ
せることができ、その後、間取り設計のために間取りの
入力が順次なされると、3D表示領域に表示されたその
斜面像P3に重ねてその間取りに従う住宅の外観図P4
が順次表示されていく。従って、使用者は、間取り設計
のためにマウスを操作する毎に、作成している建物図が
建築制限の境界を越えるか否かをCRTディスプレイの
画面(詳しくは、斜面P3から突出する部分P4a)か
ら容易に判断することができる。このため、間取りの設
計をやり直すといった余分の作業を行なう必要がなくな
る。また、従来のように法的な規制のチェックを起動す
る指示を行なう必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウス、デジタイ
ザ等のポインティングデバイスからの入力データを逐次
取り込み、該入力データに従って表示装置への表示を行
なうことにより、建物を示す建物図を作成する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭へのパーソナルコンピュータ
の普及に伴い、家庭向けの住宅プランニングソフトウェ
アが市場に出回っている。この種のソフトウェアによれ
ば、使用者は、画面の指示に従いマウスを操作すること
により、簡単に住宅設計を楽しむことができる。
【0003】こうした住宅プランニングソフトウェアの
一つに、住宅の延べ面積をチェックする機能を備えたも
のがある。この機能は、建築基準法によって定める「延
べ面積の敷地面積に対する割合」についての制限を満た
しているか否かをチェックするもので、使用者は、ツー
ルメニューから「面積チェック」の項目をマウスによっ
て選択指示することによって、作成した住宅についての
上記割合をチェックすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、面積チェックの処理を起動するのに、い
ちいちマウス操作を行なう必要があることや、そのチェ
ックによりエラーが見つかった場合に、間取りの設計を
正しいところまで戻ってやり直す必要があることなど、
極めて操作性が悪いといった問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、作業性を損ねる
ことなしに、法的な建築制限に適応した建物図の作成を
可能とすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】前
述した課題を解決するための手段として、以下に示す構
成をとった。
【0007】この発明の第1の記録媒体は、画面上の座
標位置を入力するための画像位置入力装置からの入力デ
ータを逐次取り込み、該入力データに従って表示装置へ
の表示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を
作成するためのコンピュータプログラムを記録した記録
媒体であって、前記コンピュータプログラムは、(a)
建物の敷地条件を少なくとも含む各種建築条件を入力す
る機能と、(b)建物一般に対する法的な規制について
の規制情報を記憶装置から読み出す機能と、(c)前記
機能(a)および(b)により得られる建築条件および
規制情報から、前記建物についての建築制限の情報を算
出する機能と、(d)該建築制限の境界域を示す絵図
を、前記表示装置における前記建物図についての表示に
重ねて表示させる機能とを前記コンピュータに実現させ
るものであることを、その要旨としている。
【0008】上記構成の記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムを実行するコンピュータによれば、画像
位置入力装置からの入力データに従って、建物図が順次
作成されるが、さらに、法的な規制についての建築制限
の境界域を示す絵図が、その建物図についての表示に重
ねて自動的に表示される。このため、使用者にとって
は、法的な規制のチェックを行なうのにそのチェック処
理を起動する指令をいちいち行なう必要もない。また、
使用者は、その画像位置入力装置を操作する毎に、作成
している建物図が建築制限の境界を越えるか否か表示装
置の画面から判断することができることから、間取りの
設計をやり直すといった余分の作業を行なう必要がなく
なる。
【0009】したがって、この発明によれば、作業性を
損ねることなしに、法的な建築制限に適応した建物図を
作成することができるという効果を奏する。
【0010】上記構成の記録媒体において、前記コンピ
ュータプログラムは、さらに、(e)前記入力データの
前記表示装置への表示を行なう毎に、該入力データによ
る表示部分が、前記機能(d)により表示された前記建
築制限の境界域を超えるか否かを判別する機能と、
(f)前記機能(e)による判別によって肯定判別され
たとき、建築制限を超えた旨を示す警告を発するための
処理を実行する機能とを前記コンピュータに実現させる
ための構成とすることができる。
【0011】この構成によれば、作業者は、作成してい
る建物図が建築制限を越えたことを警告によってはっき
りと知ることができることから、使い勝手に優れてい
る。
【0012】また、上記構成の記録媒体において、前記
建築図は、建物の外形を3次元的に示す3次元画像であ
り、前記建築制限の境界域を示す絵図は、該3次元画像
と交差し得る斜面を示すものとすることができる。
【0013】この構成によれば、建物の外形を示す3次
元画像とこの3次元画像に交差し得る斜面とによって、
建築制限の境界域を超えるか否かを視覚的に容易に判別
することが可能となり、使い勝手に優れている。
【0014】この発明の第2の記録媒体は、画面上の座
標位置を入力するための画像位置入力装置からの入力デ
ータを逐次取り込み、該入力データに従って表示装置へ
の表示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を
作成するためのコンピュータプログラムを記録した記録
媒体であって、前記コンピュータプログラムは、(a)
建物の敷地条件を少なくとも含む各種建築条件を入力す
る機能と、(b)建物一般に対する法的な規制について
の規制情報を記憶装置から読み出す機能と、(c)前記
機能(a)および(b)により得られる建築条件および
規制情報から、前記建物についての建築制限の情報を算
出する機能と、(d)前記入力データの取り込みが行な
われる毎に、前記入力データが、前記機能(c)により
算出された建築制限から外れた建物を作成するものとな
り得るか否かを判別する機能と、(e)前記機能(d)
による判別によって肯定判別されたとき、建築制限を超
えた旨を示す警告を発するための処理を実行する機能と
を前記コンピュータに実現させるものであることを、そ
の要旨としている。
【0015】上記構成の第2の記録媒体に記録されたコ
ンピュータプログラムを実行するコンピュータによれ
ば、画像位置入力装置からの入力データに従って、建物
図が順次作成されるが、さらに、その入力データの取り
込みが行なわれる毎に、前記入力データが、法的な規制
についての建築制限からはずれた建物を作成するものと
なり得るか否かが判別され、肯定判別されたときに、警
告が発せられる。このため、使用者にとっては、法的な
規制のチェックを行なうのにそのチェック処理を起動す
る指令をいちいち行なう必要もない。また、使用者は、
その画像位置入力装置を操作して建物図を作成している
過程において、その入力が建築制限からはずれた場合、
直ちに警告を受けることから、間取りの設計をやり直す
といった余分の作業を行なう必要がなくなる。
【0016】したがって、この発明によれば、作業性を
損ねることなしに、法的な建築制限に適応した建物図を
作成することができるという効果を奏する。
【0017】上記構成の第2の記録媒体において、前記
建築図は、建物の外形を3次元的に示す3次元画像であ
り、前記建築制限の境界域を示す絵図は、該3次元画像
と交差し得る斜面を示すものとすることができる。
【0018】この構成によれば、建物の外形を示す3次
元画像とこの3次元画像に交差し得る斜面とによって、
建築制限の境界域を超えるか否かを視覚的に容易に判別
することが可能となり、使い勝手に優れている。
【0019】この発明の第1の装置は、画面上の座標位
置を入力するための画像位置入力装置からの入力データ
を逐次取り込み、該入力データに従って表示装置への表
示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を作成
する建物図作成装置であって、建物の敷地条件を少なく
とも含む各種建築条件を入力する建築条件入力手段と、
建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
装置から読み出す規制情報読出手段と、前記建築条件入
力手段および規制情報読出手段により得られる建築条件
および規制情報から、前記建物についての建築制限の情
報を算出する建築制限情報算出手段と、該建築制限の境
界域を示す絵図を、前記表示装置における前記建物図に
ついての表示に重ねて表示させる絵図表示制御手段とを
備えることを要旨としている。
【0020】この発明の第1の方法は、画面上の座標位
置を入力するための画像位置入力装置からの入力データ
を逐次取り込み、該入力データに従って表示装置への表
示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を作成
する建物図作成方法であって、(a)建物の敷地条件を
少なくとも含む各種建築条件を入力する工程と、(b)
建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
装置から読み出す工程と、(c)前記工程(a)および
(b)により得られる建築条件および規制情報から、前
記建物についての建築制限の情報を算出する工程と、
(d)該建築制限の境界域を示す絵図を、前記表示装置
における前記建物図についての表示に重ねて表示させる
工程とを備えることを要旨としている。
【0021】この発明の第1の装置および第1の方法に
よっても、この発明の第1の記録媒体と同様に、作業性
を損ねることなしに、法的な建築制限に適応した建物図
を作成することができるという効果を奏する。
【0022】この発明の第2の装置は、画面上の座標位
置を入力するための画像位置入力装置からの入力データ
を逐次取り込み、該入力データに従って表示装置への表
示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を作成
する建物図作成装置であって、建物の敷地条件を少なく
とも含む各種建築条件を入力する建築条件入力手段と、
建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
装置から読み出す規制情報読出手段と、前記建築条件入
力手段および規制情報読出手段により得られる建築条件
および規制情報から、前記建物についての建築制限の情
報を算出する建築制限情報算出手段と、前記入力データ
の取り込みが行なわれる毎に、前記入力データが、前記
建築制限情報算出手段により算出された建築制限から外
れた建物を作成するものとなり得るか否かを判別する判
別手段と該判別手段によって肯定判別されたとき、建築
制限を超えた旨を示す警告を発する警告手段とを備える
ことを要旨としている。
【0023】この発明の第2の方法は、画面上の座標位
置を入力するための画像位置入力装置からの入力データ
を逐次取り込み、該入力データに従って表示装置への表
示の制御を行なうことにより、建物を示す建物図を作成
する建物図作成方法であって、(a)建物の敷地条件を
少なくとも含む各種建築条件を入力する工程と、(b)
建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
装置から読み出す工程と、(c)前記工程(a)および
(b)により得られる建築条件および規制情報から、前
記建物についての建築制限の情報を算出する工程と、
(d)前記入力データの取り込みが行なわれる毎に、前
記入力データが、前記工程(c)により算出された建築
制限から外れた建物を作成するものとなり得るか否かを
判別する工程と、(e)前記工程(d)による判別によ
って肯定判別されたとき、建築制限を超えた旨を示す警
告を発する工程とを備えることを要旨としている。
【0024】この発明の第2の装置および第2の方法に
よっても、この発明の第2の記録媒体と同様に、作業性
を損ねることなしに、法的な建築制限に適応した建物図
を作成することができるという効果を奏する。
【0025】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。
【0026】その第1の態様は、この発明の第1の記録
媒体による機能と同様の機能を持つコンピュータプログ
ラムとしての態様である。その第2の態様は、この発明
の第2の記録媒体による機能と同様の機能を持つコンピ
ュータプログラムとしての態様である。第3の態様は、
そのコンピュータプログラムを含むことで搬送波内に具
現化されたデータ信号としての態様である。第4の態様
は、コンピュータプログラムを通信経路を介して供給す
るプログラム供給装置としての態様である。この第4の
態様では、プログラムをネットワーク上のサーバなどに
置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュ
ータにダウンロードし、これを実行することで、上記の
方法や装置を実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の一実施
例を適用するコンピュータシステムの外観図である。こ
のコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺
機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ1
4を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体1
6とキーボード18とマウス20を備える。なお、この
コンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を
読み取るCDドライブ24が搭載されている。
【0028】図2は、コンピュータシステムのハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置と
してのCPU30を中心にバスにより相互に接続された
ROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウス
インタフェース34、キーボードインタフェース35、
CDC36、HDC37、CRTC38、プリンタイン
タフェース39およびI/Oポート40を備える。
【0029】ROM31は、内蔵されている各種プログ
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプ
レイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリ
である。マウスインタフェース34は、マウス20との
データ等のやり取りを司るインタフェースである。キー
ボードインタフェース35は、キーボード18からのキ
ー入力を司るインタフェースである。CDC36は、C
Dドライブ(CDD)24を制御するCDコントローラ
である。HDC37は、ハードディスクドライブ(HD
D)41を制御するハードディスクコントローラであ
る。CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される
表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12にお
ける画像の表示を制御するCRTコントローラである。
プリンタインタフェース39は、プリンタ14へのデー
タの出力を制御するインタフェースである。I/Oポー
ト40は、シリアル出力のポートを備えており、モデム
44に接続されており、このモデム44を介して、公衆
電話回線46に接続されている。コンピュータ10は、
モデム44を介して、外部のネットワークに接続されて
おり、特定のサーバ48に接続可能となっている。
【0030】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD41に記憶されており、コン
ピュータ本体16に電源を投入すると、HDD41のブ
ートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32
の所定の領域にロードされる。また、建物図作成のため
のアプリケーションプログラム(コンピュータプログラ
ム)は、CD−ROM22に予め格納されており、所定
のインストールプログラムを起動することで、CDドラ
イブ24からコンピュータ本体16にインストールされ
る。このインストールされたアプリケーションプログラ
ムは、HDD41に記憶されており、所定の起動命令を
受けたときに、RAM32の所定の領域にロードされ
る。
【0031】この建物図作成のためのコンピュータプロ
グラムをCPU30が実行することによって本発明の各
種構成要件は実現される。なお、上記CD−ROM22
には、このコンピュータプログラムの他に、このコンピ
ュータプログラムに従う処理で必要となる法規制情報も
格納されている。この法規制情報も、前記コンピュータ
プログラムのインストールとともに、CD−ROM22
からコンピュータ本体16のHDD41に送られる。
【0032】上記コンピュータプログラムや法規制情報
は、前述したように、CD−ROM22に格納されたも
のであるが、これに替えて、フロッピィディスク、光磁
気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬
型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前
述したコンピュータプログラムや法規制情報は、外部の
ネットワークに接続される特定のサーバ48から、ネッ
トワークを介して提供されるプログラムデータをダウン
ロードして、RAM32またはHDD41に転送するこ
とにより得るようにすることもできる。また、コンピュ
ータプログラムと法規制情報とは、上記のように同一の
記録媒体に格納する構成に替えて、異なる記録媒体に個
別に格納する構成とすることもできる。
【0033】以上説明したハードウェア構成を有するコ
ンピュータシステムによる建物図作成の様子について次
に説明する。図3は、作業者によるキーボード18およ
びマウス20の操作を受けてコンピュータ本体16によ
って建物図が作成される処理の様子を示すブロック図で
ある。図示するように、コンピュータ本体16の内部で
動作しているコンピュータプログラム51によれば、マ
ウス20から入力された入力データに従って、建物図作
成部51aにより建物を示す建物図を作成するが、さら
に、キーボード18およびマウス20からの入力データ
に基づいて、建築条件入力部51bにより建物の敷地条
件を少なくとも含む各種建築条件を入力し、また、HD
D41から、規制情報読出部51cにより一般に対する
法的な規制についての規制情報を読み出し、これら建築
条件および規制情報から、建築制限情報算出部51dに
より前記建物についての建築制限の情報を算出し、絵図
表示制御部51eにより、その該建築制限の境界域を示
す絵図を、CRTディスプレイ12における建物図作成
部51aによる前記建物図についての表示に重ねて表示
させる。なお、これら建物図の表示は、ビデオドライバ
52を介してCRTディスプレイ12へ表示の制御を行
なうことによりなされる。
【0034】コンピュータ本体16のCPU30で実行
される上記コンピュータプログラム51に従う処理(建
物図作成処理)について、次に説明する。図4は、この
建物図作成処理のルーチンを示すフローチャートであ
る。この処理ルーチンは、コンピュータプログラム51
を実行させる旨の指示がなされたのを受けて実行され
る。なお、この建物図作成処理は、建物として住宅の設
計を行なうためのものである。
【0035】図示するように、処理が開始されると、C
PU30は、まず、平屋、2階建て、3階建てといった
家(住宅)のタイプ(階層についてのタイプ)を指定す
る家タイプ指定処理を実行する(ステップS100)。
このステップS100の処理は、所定の画像データを表
示画像メモリ33に転送することによりCRTディスプ
レイ12への表示を行ない、そのCRTディスプレイ1
2の画面に従うキーボード18およびマウス20からの
入力データを取り込んで、その入力データをRAM32
に記憶する一連の処理によって行なわれる。ここで、C
RTディスプレイ12に表示する画像データは、家タイ
プ選択用のダイアログボックスを示す画像データであ
る。
【0036】図5は、家タイプ選択用のダイアログボッ
クスDB1を例示する説明図である。図示するように、
ダイアログボックスDB1には、家のタイプとして、
「平屋」、「2階建て」、「3階建て」が選択肢として
用意されており、これらはラジオボタンRBにより選択
的に指定可能となっている。ステップS100では、こ
のラジオボタンRBがマウス20によってクリック操作
されるのを受けて、そのクリックされた画面上の位置デ
ータから選択された家タイプを判断して、その家タイプ
を示すデータをRAM32に記憶するようにしている。
なお、この実施例では、家のタイプとしては1階建てか
ら3階建てまでに対応するように構成されており、4階
以上の階層の住宅については非対応となっている。この
構成に替えて4階以上の階層の住宅についても対応可能
な構成としてもよい。
【0037】図4に戻り、ステップS100で家タイプ
が決定されると、次いで、家の基本サイズを指定する処
理を実行する(ステップS110)。この処理は、家の
設計を行なっていく上で必要となる家の基本サイズ、例
えば、天井の高さや基礎の高さ等を指定するものであ
り、ステップS100と同様に、所定の画像データを表
示し、入力データを取り込み、そのデータをRAM32
へ記憶するといった一連の処理によって行なわれる。C
RTディスプレイ12に表示する画像データは、基本設
定用のダイアログボックスを示す画像データである。
【0038】図6は、その基本設定用のダイアログボッ
クスDB2を例示する説明図である。図示するように、
ダイアログボックスDB2には、「建築条件」、「家の
基本サイズ」、「部屋のスタイル」および「エクステリ
ア」のカードCD1,CD2,CD3,CD4が設けら
れている。作業者が、マウス20を操作して、「家の基
本サイズ」と記されたタブの部分をクリックすると、図
示するように、「家の基本サイズ」用のカードCD2が
CRTディスプレイ12に表示される。このカードCD
2には、「天井裏の厚さ」、「天井の高さ」、「基礎の
高さ」および「畳サイズの設定」のデータ入力欄E1,
E2,E3,E4が設けられている。
【0039】ステップS110では、これらデータ入力
欄E1〜E4からマウス20およびキーボード18によ
ってデータが入力されるのを受けて、それら入力データ
を天井の高さや基礎の高さ等のデータとしてRAM32
に記憶する処理を行なう。なお、この基本サイズの指定
は、予めデフォルト値を指定しておき、作業者が変更を
必要と考えるときに限って、所定の操作を行なうことで
この基本サイズ指定処理を実行する構成としてもよい。
【0040】図4に戻り、ステップS110で家の基本
サイズが指定されると、次いで、CPU30は、家の建
築条件を指定する処理を実行する(ステップS12
0)。この処理は、敷地面積、敷地の用途地域等の敷地
条件を建築条件として指定するものであり、上記ダイア
ログボックスDB2の「建築条件」のカードCD1を用
いてその指定を行なう。図7は、「建築条件」のカード
CD1が選択された状態のダイアログボックスDB2を
示す説明図である。図示するように、「建築条件」のカ
ードCD1には、「敷地面積」、「用途地域」等のデー
タ入力欄E11,E12が設けられている。「用途地
域」のデータ入力欄E12は、敷地の用途地域を指示す
るためのもので、右隅の逆三角形のマークがマウス20
によってクリックされることで、複数の選択肢を格納す
るプルダウンメニューMNが開く構成となっている。マ
ウス20の操作によって、このプルダウンメニューMN
から所望のものを選択することで、所望の用途地域を指
定することができる。
【0041】ステップS120では、このカードCD1
が示されるダイアログボックスDB2を表示し、そのカ
ードCD1のデータ入力欄E11,E12からのキーボ
ード18およびマウス20による入力データを取り込ん
で、それら入力データを「敷地面積」、「用途地域」の
データとしてRAM32に記憶する処理を行なう。
【0042】ステップS120で建築条件が指定される
と、次いで、CPU30は、メインウィンドウの初期画
面を示す画像データD1を表示画像メモリ33に転送し
てCRTディスプレイ12への表示を行なう(ステップ
S130)。上記メインウィンドウは、この建物図作成
処理において使用する基本的な作業画面であり、図8に
例示するものである。図示するように、メインウィンド
ウMWには、「間取り」用のカードCD11と「インテ
リア」用のカードCD12とが用意されている。「間取
り」用のカードCD11は、家の間取りの設計用として
利用される。「インテリア」用のカードCD2は、家の
内装の設計用として利用される。
【0043】作業者が、マウス20を操作して「間取
り」と記されたタブの部分をクリックすると、図示する
ように、「間取り」用のカードCD11がCRTディス
プレイ12に表示される。このカードCD11は、上段
に位置する部品エリアAR1と、中段に位置する作業エ
リアAR2と、下段に位置する表示調整エリアAR3と
から構成される。
【0044】部品エリアAR1には、敷地、部屋、ド
ア、窓、階段といった住宅の設計に必要となるパーツの
種類を選択するためのパーツ種類選択用の複数のスイッ
チボタンa1が設けられている。その右隣には、スイッ
チボタンa1によって選択された種類についてさらに分
類する複数のスイッチボタンa2が設けられている。図
示の例では、「敷地」のスイッチボタンa1が選択され
た場合が示されており、敷地用の小分類として、「敷
地」「塀」、「道路」についてのパーツを選択するため
のスイッチボタンa2が表示される。また、部品エリア
AR1には、これらスイッチボタンa2によって選択さ
れた種類について候補となり得る複数の候補パーツを表
示する候補パレットa3が設けられている。図示の例で
は、スイッチボタンa1、a2が共に「敷地」が選択さ
れた場合の候補パレットa3の様子が示されており、候
補パレットa3には、敷地のパーツPT1と、方位を示
すためのコンパスのパーツPT2とが設けられている。
【0045】部品エリアAR1の最も右側には、作業エ
リアAR2に表示する住宅の画像を2次元的に表示する
か(2D)、3次元的に表示するか(3D)、あるいは
2次元的な表示と3次元的な表示とを併用した表示とす
るか(2D/3D)を選択するためのスイッチボタン
(以下、「表示方法選択ボタン」と呼ぶ)a4が設けら
れている。
【0046】作業エリアAR2は、住宅の間取りを設計
するための作業領域で、その間取り図が表示される。図
8の例では、表示方法選択ボタンa4によって2D/3
D表示が選択された場合が示されており、作業エリアA
R2の左側部分に、作成中の間取りを2次元画像にて示
す間取り図が表示され、右側部分に、それら間取り図か
ら生成される住宅の外観を3次元画像にて示す住宅外観
図が表示される(図24参照)。図8の例は、住宅の間
取りを行なう前の初期画面を示すものであり、3次元画
像が表示される領域(以下、3D表示領域と呼ぶ)AR
22には、住宅の背景が表わされている。なお、図8の
例では、2次元画像が表示される領域(以下、2D表示
領域と呼ぶ)AR21には、ビデオカメラを示す画像C
Mだけが表示されている。このビデオカメラの画像CM
の位置および向きは、上記3次元画像と連動しており、
この画像CMの位置および向きをマウス操作によって変
更することによって、3D表示領域AR22に表示され
る3次元の住宅外観図を拡大/縮小したり、見ている方
向を変更したりすることができる。
【0047】なお、上記3次元画像の背景画は、作業者
の好みにより、海の見える場所、森林の中等の別の風景
に替えることができる構成としてもよい。また、作業者
が実際に建築を予定している場所の周囲をデジタルカメ
ラ、ビデオカメラ等で撮影して、これら撮影した画像デ
ータを上記3次元画像の背景画として使用する構成とす
ることもできる。この構成によれば、出来上がった建物
をよりリアルに表示することができる。
【0048】表示調整エリアAR3には、2D表示領域
AR21に表示される2次元の間取り図についての表示
を調整する第1のスイッチパネルa5と、3D表示領域
AR22に表示される3次元の住宅外観図についての表
示を調整する第2のスイッチパネルa6が設けられてい
る。第1のスイッチパネルa5には、2D表示領域AR
21に表示される間取り図を拡大/縮小するスイッチボ
タンa51と、フロア指定用のスイッチボタンa52
と、表示を隠す項目を指定するためのスイッチボタンa
53とが設けられている。第2のスイッチパネルa6に
は、3D表示領域AR22に表示される住宅外観図を拡
大/縮小するズーム用のスイッチボタンa61と、その
住宅外観図についてその見ている方向を変更する、上下
方向切替用のスイッチボタンa62および垂直方向の軸
周り方向切替用のコントロールパネルa63が設けられ
ている。なお、3次元の住宅外観図を拡大/縮小した
り、見ている方向を変更したりすることは、前述したよ
うに、2D表示領域AR21に表示されたビデオカメラ
を示す画像CMの位置および向きを変えることによって
も可能である。
【0049】図4に戻り、ステップS130により、上
記構成のメインウィンドウMWの画像データD1がCR
Tディスプレイ12に表示されると、次いで、CPU3
0は、このメインウィンドウMWを利用して行なわれる
敷地、方位および道路の入力処理を実行する(ステップ
S140)。この入力処理は、詳細には、次のような手
順にて行なわれる。
【0050】まず、CPU30は、ステップS100で
指定された家のタイプに基づいて、複数のレイアデータ
をRAM32に用意する。ここで、レイアデータという
のは、家を設計する上で用意する必要のある階層を示す
データであり、各階用のレイアデータと、地面用のレイ
アデータと、屋根用のレイアデータとをRAM32に用
意する。次いで、CPU30は、フロア指定用のスイッ
チボタンa52が操作されて、これらレイアデータの中
から地面用のレイアデータが選択されるのを待つ。図9
は、フロア指定用のスイッチボタンa42がマウス20
によってクリック操作されるのを受けて表示されるポッ
プアップメニュMN1を例示する説明図である。図示す
るように、このポップアップメニュMN1には、「地
面」、「1階」、「2階」、「屋根」等が選択肢として
用意されており、マウス20によるクリック操作によっ
て「地面」が選択されるのを待つ。なお、このポップア
ップメニュMN1に用意される選択肢は、上記RAM3
2に記憶された複数のレイアデータに対応するもので、
ステップS100で指定された家のタイプに応じたもの
である。
【0051】「地面」のレイアデータが選択されると、
その後、CPU30は、敷地を示す図形を作成する処理
を行なう。この処理は、詳しくは、CRTディスプレイ
12に表示されたメインウィンドウMWの作業エリアA
R2を用いて、作業者によるマウス20の操作によって
入力される図形を、敷地の図形としてRAM32に取り
込むものである。図10は、敷地を示す図が作成されて
いく様子を示す説明図である。図示するように、作業者
は、マウス20を操作することにより、メインウィンド
ウMWの候補パレットa3に用意された「敷地」のパー
ツPT1を選択して、2D表示領域AR21の所望の位
置にドラックする。その後、図11に示すように、作業
者は、必要に応じてマウス20によってそのパーツPT
1を示す矩形の辺を選択してドラッグすることにより、
そのパーツPT1のサイズや形状を変更する。こうして
位置および形状の定まった「敷地」に対応した図形デー
タ(敷地図形データ)を、上記地面用のレイアデータに
論理的に連結した状態でRAM32に記憶する。
【0052】敷地の図形データが作成されると、次い
で、CPU30は、その敷地の方位を設定する処理を行
なう。この処理は、詳しくは、図12に示すように、メ
インウィンドウMWの候補パレットa3に用意された
「コンパス」のパーツPT2を選択して、敷地の図形デ
ータが表示されている2D表示領域AR21にドラッグ
して、その後、図13に示すように、「コンパス」のパ
ーツPT2の周辺に置かれた方位調整マークMKをドラ
ッグすることにより、「コンパス」のパーツPT2の向
きを変える。こうして設定された敷地の方位は、RAM
32に記憶される。
【0053】敷地の方位が設定されると、続いて、CP
U30は、敷地に隣接した道路を示す図形を作成する処
理を行なう。この処理は、詳しくは、CRTディスプレ
イ12に表示されたメインウィンドウMWの作業エリア
AR2を用いて、作業者によるマウス20の操作によっ
て入力される図形を、敷地の図形としてRAM32に取
り込むものである。図14は、道路を示す図が作成され
ていく様子を示す説明図である。図示するように、作業
者は、マウス20を操作することにより、「道路」のス
イッチボタンa2をクリックし、そのクリックによりメ
インウィンドウMWの候補パレットa3に用意される
「道路」のパーツPT3を一つ選択して、2D表示領域
AR21の所望の位置にドラックする。その後、図示は
しないが、作業者は、必要に応じてマウス20によって
そのパーツPT3を示す矩形の辺を選択してドラッグす
ることにより、そのパーツPT3のサイズや形状を変更
する。こうして位置および形状の定まった「道路」に対
応した図形データ(道路図形データ)を、上記地面用の
レイアデータに論理的に連結した状態でRAM32に記
憶する。
【0054】以上のように、敷地、方位および道路の入
力を終えると、図4に示すように、続いて、CPU30
は、敷地と道路を3次元画像にて示す画像データD2を
生成して、この画像データD2を表示画像メモリ33に
転送することで、メインウィンドウMWの3D表示領域
AR22の所定位置にこの画像を表示する(ステップS
150)。図15は、この敷地と道路の3次元画像が表
示されたメインウィンドウMWを示す説明図である。図
示するように、2D表示領域AR21に作成された敷
地、道路に対応する3次元画像が、3D表示領域AR2
2に表示されることになる。
【0055】図4に戻り、ステップS150の実行後、
「道路斜線制限」の斜線(境界域)を示す図形データを
算出する処理を行なう(ステップS160)。「道路斜
線制限」とは、建築基準法に従って建築物の各部分の高
さを制限するものである。建築基準法によれば、建築物
の各部分の高さは、前面道路の反対側の境界線までの水
平距離の1.25倍(第1種・第2種低層住居専用地
域、第1種・第2種中高層住居専用地域、第1種・第2
種中高層住居専用地域、第1種・第2種住居地域、準住
居地域)または、1.5倍(近隣商業地域、商業地域、
準工業地域、工業地域、工業専用地域、無指定地域)以
下でなければならないとある。そこで、このステップS
150では、ステップS120で得られた「用途地域」
のデータによって、1.25か1.5かいずれの係数を
採用するかを定め、上記ステップS140で設定した道
路図形データおよび敷地データに従って、これらデータ
から定まる建築物についての道路斜線を示す図形データ
を算出する。なお、この算出にあたっては、HDD41
から、前記「道路斜線制限」を数式化した規制情報を取
り出して、この規制情報に従ってその算出を行なう。
【0056】図16は、こうした道路斜線を鉛直方向に
平行な平面で切った断面を示す説明図である。図示する
ように、道路斜線の2次元図形Lは、前面道路の反対側
の境界線を基点L0として傾き1.25または1.5
(前述した住居地域等においては1.25であり、近隣
商業地域、商業地域等においては1.5である)である
直線によって示される。ステップS160では、こうし
た道路斜線を3次元的に示す図形データを算出してい
る。なお、この図形データは、3次元の座標値x,y,
zを用いた関数f(x、y、z)によって示される。
【0057】続いて、CPU30は、ステップS160
で算出された道路斜線の図形データに基づいて、斜線の
面(斜面)を示す3次元画像データD3を生成する処理
を行なう(ステップS170)。この斜面の3次元画像
データは、ステップS150により3D表示領域AR2
2に表示された道路、敷地を示す3次元画像の表示の位
置、方向および拡大率を考慮して、上記図形データから
求められる。ステップS170では、こうして生成され
た3次元画像画像データD3を表示画像メモリ33に転
送することで、斜面の画像を3D表示領域AR22に表
示された道路、敷地を示す3次元画像に重畳させるとこ
ろまで行なう。
【0058】図17は、敷地、道路および道路斜線を示
す斜面が表示されたメインウィンドウMWを示す説明図
である。図18は、メインウィンドウMWの3D表示領
域AR22に表示される画像の主要部を示す説明図であ
る。両図に示すように、3D表示領域AR22には、敷
地P1および道路P2が表示され、さらには、道路P2
の反対側の境界線から道路斜線を示す斜面p3(P1,
P2,P3は図18参照)が3次元的に表示される。
【0059】図4に戻り、ステップS170で道路斜線
の表示がなされると、次いで、ステップS100で決定
された家のタイプに応じた間取りの設計を行なう間取り
設計処理を実行する(ステップS200)。この間取り
設計処理について、以下詳細に説明する。
【0060】図19は、その間取り設計処理の詳細を示
すフローチャートである。この間取り設計処理では、メ
インウィンドウMWを用いて間取りの設計がなされる。
この間取り設計処理が開始されると、CPU30は、ま
ず、メインウィンドウMWのフロア指定用のスイッチボ
タンa52から表示されるポップアップメニュMN1
(図9参照)によって、いずれのフロアが指定されてい
るかを判別する(ステップS220)。ここで、指定さ
れたフロアが「1階」であると判別されると、1階につ
いての間取り図を作成する処理を実行する(ステップS
230)。
【0061】ステップS230の処理は、詳しくは、C
RTディスプレイ12に表示されたメインウィンドウM
Wの2D表示領域AR21を用いて、キーボード18お
よびマウス20の操作によって入力される図形を、間取
り図の図形データとしてRAM32に取り込んでいくも
のである。図20および図21は、1階の間取り図が作
成されていく様子を示す説明図である。図20に示する
ように、作業者は、マウス20を操作することにより、
メインウィンドウMWの候補パレットa3に用意された
「部屋」の各種パーツから所望のパーツを選択して、作
業エリアAR2の所望の位置にドラックする。その後、
図21に示すように、作業者は、必要に応じてマウス2
0によってそのパーツを示す矩形の辺を選択してドラッ
グすることにより、そのパーツのサイズや形状を変更す
る。こうして位置および形状(サイズを含む)の定まっ
た「台所」、「ダイニングルーム」、「玄関」等の部屋
に対応した矩形の図形データ(部屋図形データ)を、1
階用のレイアデータに論理的に連結してRAM32に記
憶する。
【0062】ここでいう図形データは、その矩形の位置
を示す位置データとサイズ(形状)を示すサイズデータ
とから構成される。具体的には、その位置データは、矩
形の左上の頂点の絶対座標値P0(x0,y0)で示さ
れ、サイズデータは、その矩形の横と縦の長さ(x,
y)で示される。なお、この図形データに、上記「台
所」、「ダイニングルーム」、「玄関」等の部屋の名前
を示す文字列を含ませる構成としてもよい。
【0063】一方、図19のステップS220でフロア
が「2階」であると判別されると、2階についての間取
り図を作成する処理を実行する(ステップS240)。
なお、ここではステップS100で指定された家のタイ
プが平屋でないものとしてステップS240への処理の
移行を許可しているが、これに対して上記指定された家
のタイプが平屋である場合には、ステップS360への
処理の移行はなされない構成とする。
【0064】ステップS240の2階の間取り図作成の
処理は、詳しくは、1階の間取り図作成の処理と同様
に、CRTディスプレイ12に表示されたダイアログボ
ックスDB3の作業エリアAR2を用いて、キーボード
18およびマウス20の操作によって入力される図形
を、図形データとしてRAM32に取り込んでいくもの
である。図22は、2階の間取り図が作成されていく様
子を示す説明図である。図22に示するように、作業者
は、マウス20を操作することにより、ダイアログボッ
クスDB3の候補パレットa3に用意された「部屋」の
各種パーツPTから所望のパーツPTを選択して、2D
表示領域AR21の所望の位置にドラックし、さらに、
必要に応じてマウス20によってそのパーツPTを示す
矩形の辺を選択してドラッグすることにより、そのパー
ツPTのサイズや形状を変更する。こうして位置および
形状の定まった「寝室」、「子供部屋」等の部屋に対応
した矩形の図形データを、上記2階用のレイアデータに
論理的に連結してRAM32に記憶する。
【0065】また、図19のステップS220フロアが
「地面」であると判別されると、必要に応じて、地面に
設定する玄関等のオプションの作成を行ない(ステップ
S250)、前述したステップS140で敷地、道路等
の設定を行なった地面用のレイアデータに対して上記玄
関等のオプションのデータを論理的に連結する。他方、
ステップS220でフロアが「屋根」であると判別され
ると、屋根の種類や形状を示す屋根図形データを作成す
る屋根作成処理を行なって、その屋根図形データを屋根
用のレイアデータに論理的に連結する(ステップS26
0)。なお、上記ステップS230ないしS260の処
理は、1階の部屋、2階の部屋、屋根、玄関等の画像デ
ータを一つ作成するものであり、その一の画像データが
作成される毎に、「リターン」に抜けて、この処理のル
ーチンを一旦終了する。
【0066】図4に戻り、ステップS300の間取り設
計処理を終えると、続いて、CPU30は処理をステッ
プS300に進めて、住宅外観図表示処理を実行する。
この処理は、ステップS200の間取り図作成処理によ
り作成した各階の間取り図から住宅の外観を示す3次元
画像を表示するもので、以下詳細に説明する。図23
は、CPU30にて実行されるその住宅外観図表示処理
を示すフローチャートである。この住宅外観図表示処理
は、表示方法選択ボタンa4によって3D表示(あるい
は2D/3D表示)が選択されている場合に限り実行さ
れる。図示するように、CPU30は、処理が開始され
ると、まず、ステップS100で指定した「家の基本サ
イズ」についての情報を読み込む(ステップS31
0)。
【0067】続いて、CPU30は、ステップS200
の間取り設計処理によりRAM32に格納された、各レ
イアデータと、そのレイアデータに論理的に連結された
図形データとを読み込む(ステップS320)。その
後、CPU30は、ステップS310およびS330で
読み込んだ各種データから、住宅の外観を示す3次元画
像を生成する(ステップS330)。この3次元画像の
生成処理は、レイアデータに連結された部屋等の図形デ
ータに、上記家の基本サイズの情報から定まる垂直方向
のサイズ情報を加味することにより、上記住宅外観を示
す3次元画像を生成している。
【0068】ステップS330で住宅外観を示す3次元
画像を生成すると、その後、CPU30は、この3次元
画像を表示画像メモリ33に転送することにより、CR
Tディスプレイ12への表示を行なう(ステップS34
0)。なお、この表示の位置は、メインウィンドウMW
の3D表示領域AR22であり、しかも、ステップS1
50およびS170で表示された敷地、道路および道路
斜線に重畳するような位置である。図24は、そのメイ
ンウィンドウMWの一例を示す説明図である。図25
は、メインウィンドウMWの3D表示領域AR22に表
示される画像の主要部を示す説明図である。両図に示す
ように、3D表示領域AR22に表示される3次元の建
物図P4に重ねるように、「道路斜線制限」の斜線を示
す斜面の画像P3(図25)が自動的に表示される。こ
の結果、建物の各部分の高さが道路斜線制限を越えるよ
うな場合には、その超えた部分(図25の例では屋根の
一部分P4a)が、斜面の画像P3から突出するように
表示される。
【0069】図4に戻り、ステップS300で住宅外観
図を表示する処理を終えると、次いで、この建物図を作
成する設計が終了したか否かを判別する(ステップS4
00)。ここで、設計が終了していなと判別された場合
には、ステップS200に処理を戻して、間取り設計処
理を続ける。一方、ステップS400で設計が終了した
と判別された場合には、この建物図作成処理を終了す
る。
【0070】なお、この建物図作成処理によれば、道路
斜線を示す斜面の画像P3が3D表示領域AR22に必
ず表示されるように構成されていたが、実際は、設定に
よっては、この斜面P3の表示を取り止めることができ
るような構成となっている。メインウィンドウMWの第
1のスイッチパネルa5に設けられた「隠す」のスイッ
チボタンa53がこの設定を行なうためのものである。
【0071】図26は、「隠す」のスイッチボタンa5
3がマウス20によってクリック操作されるのを受けて
表示されるポップアップメニュMN2を例示する説明図
である。図示するように、このポップアップメニュMN
2には、「家具」、「装飾」、「屋根・斜線」、「ラベ
ル・方位」等が選択肢として用意されている。マウス2
0によるクリック操作によって「屋根・斜線」にチェッ
ク指示がなされた場合には、3D表示領域AR22に表
示される画像は、上記斜面の画像P3と、建物図の屋根
の部分が取り除かれたものとなる。このため、道路斜線
のチェックを行なうか否かを使用者は自由に設定するこ
とが可能である。なお、屋根と斜線を同時に表示を隠す
構成としたのは、斜線を越えるのが一般的に屋根である
ことから、屋根の表示を行なうときは必ず斜線も表示す
るようにしたためである。勿論、屋根と斜線とを別々に
表示指示を行ない得る構成としてもよい。
【0072】以上詳述したように、この実施例では、用
途地域、敷地、道路を設定することで、道路斜線を示す
斜面の画像P3を、3D表示領域AR22に表示させる
ことができ、その後、間取り設計のために間取りの入力
が順次なされると、3D表示領域AR22に表示された
その斜面の画像P3に重ねてその間取りに従う住宅の外
観図が順次表示されていく。したがって、使用者は、間
取り設計のためにマウス20を操作する毎に、作成して
いる建物図が建築制限の境界を越えるか否かをCRTデ
ィスプレイ12の画面(詳しくは、図25に例示するよ
うに斜面P3から突出する部分P4a)から容易に判断
することができる。このため、この実施例では、間取り
の設計をやり直すといった余分の作業を行なう必要がな
くなる。また、従来のように、法的な規制のチェックを
起動するためにいちいちマウス操作を行なう必要もな
い。これらのことから、この実施例によれば、作業性を
損ねることなしに、道路斜線制限に適応した建物図を作
成することができるという効果を奏する。
【0073】次に、上記実施例の変形例について説明す
る。図27は、第1の変形例における建物図作成処理の
ルーチンを示すフローチャートである。この第1変形例
の建物図作成処理のルーチンは、上記実施例の建物図作
成処理のルーチンと比較して、ステップS300とステ
ップS400の間に、ステップS350とステップS3
60を追加した点が相違するだけで、その他のステップ
は同一である。この変形例では、図27に示すように、
ステップS300で住宅外観図が表示されると、その
後、CPU30は、設計している建物が道路斜線制限を
越える斜線制限エラーとなったか否かを判別し(ステッ
プS350)、ここで肯定判別されたときには、その超
えた部分(図25の例では屋根の一部分P4a)を強調
表示する処理を行なう(ステップS360)。その後、
ステップS400に処理を進める。一方、ステップS3
50で否定判別されたときにはステップS360の処理
を行なうことなく、ステップS400に処理を進める。
【0074】図28は、強調表示の一例を示す説明図で
ある。図示するように、斜面P3から突出する住宅の一
部分P4aが、例えば赤色等の強調色(図では黒ベタ)
で表示される。こうした構成の第1変形例では、道路斜
線制限を越えたことを一目で知ることができる。なお、
強調表示は、前述したように特定の強調色で表示するば
かりではなく、点滅表示させるようにしてもよい。ま
た、「道路斜線エラー」といった文字列を画面に表示す
るような構成であってもよい。さらには、こうした警告
は、画面への表示に替えて音によるものとすることもで
きる。
【0075】第2の変形例について次に説明する。前記
実施例では、HDD41から「道路斜線制限」の規制情
報を取り出して、その規制情報に従って道路斜線を示す
画像を表示していたが、これに替えて、「北側斜線制
限」の規制情報を取り出して、その規制情報に従って北
側斜線を示す画像を表示する構成としてもよい。「北側
斜線制限」とは、建築基準法に従って建築物の各部分の
高さを制限するものである。建築基準法によれば、建築
物の各部分の高さは、その部分から前面道路の反対側の
境界線または隣地境界線までの真北方向の水平距離に
1.25を乗じて得たものに、第1種・第2種低層住居
専用地域内の建築物にあっては5メートルを、第1種・
第2種中高層住居専用地域内の建築物にあっては10メ
ートルを、それぞれ加えたもの以下でなければならない
とある。
【0076】この変形例では、HDD41から、前記
「北側斜線制限」を数式化した規制情報を取り出して、
この規制情報と、ステップS120で指定した用途地域
と、ステップS140で設定した敷地、方位および道路
とに従って北側斜線の図形データを算出して、その図形
データから斜面の画像データを生成する処理を行なう。
こうした構成により、その斜面の画像と建物図とを3次
元的に重ねてCRTディスプレイ12に表示することが
できる。したがって、この変形例によれば、使用者は、
間取り設計のためにマウス20を操作する毎に、作業性
を損ねることなしに、北側斜線制限に適応した建物図を
作成することができるという効果を奏する。なお、「道
路斜線制限」と「北側斜線制限」との双方に対応する構
成とすることもできる。さらには、建築基準法で定める
ところの他の斜線制限(例えば、隣地斜線制限)に対応
する構成とすることもできる。
【0077】第3の変形例について次に説明する。前記
実施例では、3次元画像によって建築制限の境界域を示
していたが、これに替えて、2次元画像においても建築
制限のチェックを行なう構成とすることもできる。例え
ば、建築面積の敷地面積に対する割合(建ぺい率)の制
限や、延べ面積の敷地面積に対する割合(容積率)の制
限に適用した構成がこれにあたる。この第3の変形例で
は、メインウィンドウMWの2D表示領域AR21にお
いて間取り図を作成する際に、部屋の追加、サイズ変
更、削除が発生した場合、その都度、建ぺい率、容積率
を算出して、予め定めた大きさを越えた場合に警告を発
する構成とする。この構成によれば、平面図にかかわる
建築制限のチェックが可能である。
【0078】第4の変形例について説明する。HDD4
1に格納される法規制情報は、CD−ROM22に格納
されたものであるが、前述したように外部のネットワー
クから取り込む構成とすることもできる。例えば、イン
ターネットを利用して取り込む構成とすれば、その使用
者の住所情報から、その地区に適応した法規制情報を読
み出すようなことも可能である。上記地区に適応した法
規制情報としては、地方自治体で制定している条例等が
該当する。例えば、長野県の松本市では、松本城の西側
の建物の高さが制限されている。かかる地区に対応した
法規制情報に従って建築制限を行なうことにより、より
深く規制情報に適応した建物設計が可能となる。
【0079】以上、本発明の種々の実施例を詳述してき
たが、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもの
ではなく、前記実施例の建築基準法に基づく法的な規制
に替えて、例えば、地方自治体で制定している条例の規
制等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる
態様にて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシ
ステムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】作業者によるキーボード18およびマウス20
の操作を受けてコンピュータ本体16によって建物図が
作成される処理の様子を示すブロック図である。
【図4】CPU30で実行される建物図作成処理のルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】家タイプ選択用のダイアログボックスDB1を
例示する説明図である。
【図6】「家の基本サイズ」のカードCD2が選択され
た状態のダイアログボックスDB2を示す説明図であ
る。
【図7】「建築条件」のカードCD1が選択された状態
のダイアログボックスDB2を示す説明図である。
【図8】建築図作成処理において使用する基本的な作業
画面であるメインウィンドウMWを例示する説明図であ
る。
【図9】フロアを選択するポップアップメニュMN1を
例示する説明図である。
【図10】敷地を示す図が作成されていく様子を示す説
明図である。
【図11】敷地に当たる矩形のパーツの形状を変更する
様子を示す説明図である。
【図12】方位を指定するためのコンパスを設定する様
子を示す説明図である。
【図13】コンパスの方位を変更する様子を示す説明図
である。
【図14】道路を示す図が作成されていく様子を示す説
明図である。
【図15】敷地と道路の3次元画像が表示されたメイン
ウィンドウMWを示す説明図である。
【図16】道路斜線を鉛直方向に平行な平面で切った断
面を示す説明図である。
【図17】敷地、道路および道路斜線を示す斜面が表示
されたメインウィンドウMWを示す説明図である。
【図18】メインウィンドウMWの3D表示領域AR2
2に表示される画像の主要部を示す説明図である。
【図19】CPU30にて実行される間取り設計処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図20】1階の間取り図が作成されていく様子を示す
説明図である。
【図21】部屋に当たる矩形のパーツの形状を変更する
様子を示す説明図である。
【図22】2階の間取り図が作成されていく様子を示す
説明図である。
【図23】CPU30にて実行される住宅外観図表示処
理を示すフローチャートである。
【図24】建物図と道路斜線とが共に表示されたメイン
ウィンドウMWの一例を示す説明図である。
【図25】メインウィンドウMWの3D表示領域AR2
2に表示される画像の主要部を示す説明図である。
【図26】「隠す」のスイッチボタンa53がマウス2
0によってクリック操作されるのを受けて表示されるポ
ップアップメニュMN2を例示する説明図である。
【図27】第1の変形例における建物図作成処理のルー
チンを示すフローチャートである。
【図28】強調表示の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…CRTディスプレイ 14…プリンタ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 22…ROM 24…CDドライブ 30…CPU 31…ROM 32…RAM 33…表示画像メモリ 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 36…CDC 37…HDC 38…CRTC 39…プリンタインタフェース 40…I/Oポート 41…HDD 44…モデム 46…公衆電話回線 48…サーバ 51…コンピュータプログラム 52…ビデオドライバ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上の座標位置を入力するための画像
    位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入力
    データに従って表示装置への表示の制御を行なうことに
    より、建物を示す建物図を作成するためのコンピュータ
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、(a)建物の敷地条件
    を少なくとも含む各種建築条件を入力する機能と、
    (b)建物一般に対する法的な規制についての規制情報
    を記憶装置から読み出す機能と、(c)前記機能(a)
    および(b)により得られる建築条件および規制情報か
    ら、前記建物についての建築制限の情報を算出する機能
    と、(d)該建築制限の境界域を示す絵図を、前記表示
    装置における前記建物図についての表示に重ねて表示さ
    せる機能とを前記コンピュータに実現させるものである
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、さらに、(e)前記入
    力データの前記表示装置への表示を行なう毎に、該入力
    データによる表示部分が、前記機能(d)により表示さ
    れた前記建築制限の境界域を超えるか否かを判別する機
    能と、(f)前記機能(e)による判別によって肯定判
    別されたとき、建築制限を超えた旨を示す警告を発する
    ための処理を実行する機能とを前記コンピュータに実現
    させるものである記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記建築図は、建物の外形を3次元的に
    示す3次元画像であり、前記建築制限の境界域を示す絵
    図は、該3次元画像と交差し得る斜面を示すものである
    請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 画面上の座標位置を入力するための画像
    位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入力
    データに従って表示装置への表示の制御を行なうことに
    より、建物を示す建物図を作成するためのコンピュータ
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、(a)建物の敷地条件
    を少なくとも含む各種建築条件を入力する機能と、
    (b)建物一般に対する法的な規制についての規制情報
    を記憶装置から読み出す機能と、(c)前記機能(a)
    および(b)により得られる建築条件および規制情報か
    ら、前記建物についての建築制限の情報を算出する機能
    と、(d)前記入力データの取り込みが行なわれる毎
    に、前記入力データが、前記機能(c)により算出され
    た建築制限から外れた建物を作成するものとなり得るか
    否かを判別する機能と、(e)前記機能(d)による判
    別によって肯定判別されたとき、建築制限を超えた旨を
    示す警告を発するための処理を実行する機能とを前記コ
    ンピュータに実現させるものである記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記建築図は、建物の外形を3次元的に
    示す3次元画像であり、前記建築制限の境界域を示す絵
    図は、該3次元画像と交差し得る斜面を示すものである
    請求項4に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 画面上の座標位置を入力するための画像
    位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入力
    データに従って表示装置への表示の制御を行なうことに
    より、建物を示す建物図を作成する建物図作成装置であ
    って、 建物の敷地条件を少なくとも含む各種建築条件を入力す
    る建築条件入力手段と、 建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
    装置から読み出す規制情報読出手段と、 前記建築条件入力手段および規制情報読出手段により得
    られる建築条件および規制情報から、前記建物について
    の建築制限の情報を算出する建築制限情報算出手段と、 該建築制限の境界域を示す絵図を、前記表示装置におけ
    る前記建物図についての表示に重ねて表示させる絵図表
    示制御手段とを備える建物図作成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の建物図作成装置であっ
    て、 前記入力データの前記表示装置への表示を行なう毎に、
    該入力データによる表示部分が、前記絵図表示制御手段
    により表示された前記建築制限の境界域を超えるか否か
    を判別する判別手段と、 該判別手段によって肯定判別されたとき、建築制限を超
    えた旨を示す警告を発する警告手段とを備える建物図作
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記建築図は、建物の外形を3次元的に
    示す3次元画像であり、前記建築制限の境界域を示す絵
    図は、該3次元画像と交差し得る斜面を示すものである
    請求項6に記載の建物図作成装置。
  9. 【請求項9】 画面上の座標位置を入力するための画像
    位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入力
    データに従って表示装置への表示の制御を行なうことに
    より、建物を示す建物図を作成する建物図作成装置であ
    って、 建物の敷地条件を少なくとも含む各種建築条件を入力す
    る建築条件入力手段と、 建物一般に対する法的な規制についての規制情報を記憶
    装置から読み出す規制情報読出手段と、 前記建築条件入力手段および規制情報読出手段により得
    られる建築条件および規制情報から、前記建物について
    の建築制限の情報を算出する建築制限情報算出手段と、 前記入力データの取り込みが行なわれる毎に、前記入力
    データが、前記建築制限情報算出手段により算出された
    建築制限から外れた建物を作成するものとなり得るか否
    かを判別する判別手段と、 該判別手段によって肯定判別されたとき、建築制限を超
    えた旨を示す警告を発する警告手段とを備える建物図作
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記建築図は、建物の外形を3次元的
    に示す3次元画像であり、前記建築制限の境界域を示す
    絵図は、該3次元画像と交差し得る斜面を示すものであ
    る請求項9に記載の建物図作成装置。
  11. 【請求項11】 画面上の座標位置を入力するための画
    像位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入
    力データに従って表示装置への表示の制御を行なうこと
    により、建物を示す建物図を作成する建物図作成方法で
    あって、(a)建物の敷地条件を少なくとも含む各種建
    築条件を入力する工程と、(b)建物一般に対する法的
    な規制についての規制情報を記憶装置から読み出す工程
    と、(c)前記工程(a)および(b)により得られる
    建築条件および規制情報から、前記建物についての建築
    制限の情報を算出する工程と、(d)該建築制限の境界
    域を示す絵図を、前記表示装置における前記建物図につ
    いての表示に重ねて表示させる工程とを備える建物図作
    成方法。
  12. 【請求項12】 画面上の座標位置を入力するための画
    像位置入力装置からの入力データを逐次取り込み、該入
    力データに従って表示装置への表示の制御を行なうこと
    により、建物を示す建物図を作成する建物図作成方法で
    あって、(a)建物の敷地条件を少なくとも含む各種建
    築条件を入力する工程と、(b)建物一般に対する法的
    な規制についての規制情報を記憶装置から読み出す工程
    と、(c)前記工程(a)および(b)により得られる
    建築条件および規制情報から、前記建物についての建築
    制限の情報を算出する工程と、(d)前記入力データの
    取り込みが行なわれる毎に、前記入力データが、前記工
    程(c)により算出された建築制限から外れた建物を作
    成するものとなり得るか否かを判別する工程と、(e)
    前記工程(d)による判別によって肯定判別されたと
    き、建築制限を超えた旨を示す警告を発する工程とを備
    える建物図作成方法。
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