JP4525362B2 - 住宅用3次元cgシステム - Google Patents
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Description
A.3次元CGシステム全体の構成
B.建物入力用中間ファイルのデータ構造
C.敷地外構入力用中間ファイルのデータ構造
D.ウォークスルー機能
などの項目について説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1の概略構成図である。
≪B1≫ 建物入力用中間ファイル8の概略
図2は、本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1において、CADデータ7からの変換によって出力される建物入力用中間ファイル8の階層構造の概略図である。
図3は、建物入力用中間ファイル8に記述される各グループのすべてに付加される一般ユーザ属性の中で共通な属性(以下では「共通属性」と記す)を示す。
次に、建物入力用中間ファイル8の共通グループについて説明する。なお、共通グループごとに複数のグループが存在する場合にそれらを区別して説明するため、必要に応じて参照符号の末尾に英小文字を付加する。
図4は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、同一仕上げ材、同一候補色の部位形状をまとめる仕上げ材グループ801の一般ユーザ属性を示す。図5は、この仕上げ材グループ801の構造を示す。
図6は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、出力される部品を種類ごとにまとめるための部品種類グループ802の構造を示す。なお、この部品種類グループ802は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
図7は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、CADデータ7に入力されている部材の属性および形状が記述されるProduct(部材)グループ803の一般ユーザ属性を示す。
Product(部材)の形状の中でグルーピングされた図形形状はShape(図形)グループ806に記述される。このShape(図形)グループ806は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
図8は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、形状を記述する単位であるシェルグループ807の一般ユーザ属性を示す。
次に、建物入力用中間ファイル8のグループのうち、本実施形態の特徴となるものについて説明する。
家ルートグループ85は、建物入力用中間ファイル8に記述される複数の家の形状をまとめるグループである。この家ルートグループ85は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
家グループ850は、1棟の家の形状が記述されるグループである。この家グループ850は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図9に示すように、「出力バージョン」、「建物最小最大」、「プロジェクト名」、「プラン名」、および「家情報」を持つ。
仕様グループ851は、家の仕様情報が記述されるグループである。この仕様グループ851は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図10に示すように、1階および地下1階それぞれのGL高さ、1〜4階および地下1階それぞれの下基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの上基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの屋根基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの床基準高さ、「商品コード」、「モジュール長さ」、および「色テーブル情報」を持つ。これらの属性はいずれも必須のものである。なお、階数はこのように地下1階〜4階に限るものではなく、必要に応じて増減してもよい。その場合は、この仕様グループ851の一般ユーザ属性もそれに応じて追加・削除することになる。
外部グループ852は、家の外部形状と外部を構成する部材の各種属性が記述されるグループである。この外部グループ852は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この外部グループ852の構造を図11に示す。
内部グループ853は、家の内部形状が記述されるグループである。この内部グループ853は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この内部グループ853の下には、室グループ808、Product(部屋)グループ805、Product(部品)グループ804、Product(部材)グループ803、鳥瞰の蓋グループ809、および蓋形状グループ8090などがある。この内部グループ853の構造を図12に示す。
屋根グループ854は、家の屋根形状が記述されるグループである。この屋根グループ854は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この屋根グループ854の構造を図14に示す。
基礎グループ855は、家の基礎形状が記述されるグループである。この基礎グループ855は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この基礎グループ855の構造を図15に示す。
構造躯体グループ856は、家の構造躯体形状が記述されるグループである。この構造躯体グループ856は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この構造躯体グループ856の構造を図16に示す。
図17は、本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1において、CADデータ7からの変換によって出力される敷地外構入力用中間ファイル9の階層構造の概略図である。
敷地外構ルートグループ95は、敷地外構入力用中間ファイル9に記述される敷地外構形状をまとめるグループである。この敷地外構ルートグループ95は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図18に示すように、「単位」、「緯度経度」、および「方位」を持つ。
敷地・環境グループ951は、敷地形状を記述するグループである。この敷地・環境グループ951は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材としては本体系のみであり、敷地外形、道路、宅盤・法面、堀込み・地下車庫、アプローチ階段などが挙げられる。
外構・造園グループ952は、外構形状を記述するグループである。この外構・造園グループ952は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材はとしては配置系のみであり、外構付帯などが挙げられる。
点景グループ953は、点景形状を記述するグループである。この点景グループ953は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材はとしては配置系のみであり、点景などが挙げられる。
家位置グループ954は、建物入力用中間ファイル8へのリンクを持つグループで、家形状のルートとなるグループである。この家位置グループ954は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。家座標から敷地座標への変換マトリクスは、図22に示すように、家位置グループ954の基本属性の「回転」および「移動」に設定される。
CGアプリケーション6は、表示装置4の画面内に開かれたウィンドウ内のビューポート(ウィンドウ内で実際に描画が行われる領域)に建物の3次元表示を行い、ユーザは入力装置3の操作によって3次元表示された建物の内外をウォークスルーすることができるものである。そのための機能として様々な移動方法の選択やカスタマイズが可能なウォークスルーモードを有するとともに、各種のウォークスルーコマンドも備える。
≪D1.1≫ 「Walk」モード
図23は、「Walk」モードにおける基本的な移動の説明図である。図23に示すように、この移動モードではカメラの視点P1はその視点高さを一定にして進むので、人間が建物内外を歩き回る様子を最も自然に再現することができる。
図24は、「Fly」モードにおける基本的な移動の説明図である。図24に示すように、この移動モードではカメラの視点P1は現在の視線方向に進むので、例えば、建物内の吹き抜け空間などを効果的に紹介する目的などに適している。
図25は、「Study」モードにおける基本的な移動の説明図である。図25に示すように、この移動モードではカメラの視点P1は現在のカメラの注視点P2を中心に回転するので、建物内などの任意の対象物を様々な角度から眺めたりすることが容易に行える。
≪D2.1≫ 「Plan」
現在のカメラを前後に動かす指定である。カメラの移動速度は、設定されている最大移動速度(詳細は≪D4.4≫で後述)まではマウス31のドラッグの長さにより変化させる。なお、ドラッグの長さが最大移動速度以上となる長さの場合は、常に最大移動速度で移動を行う。
現在のカメラを鉛直な面に沿って上下左右に動かす指定である。「Fly」モードでは、現在のカメラを視線方向に垂直な面に沿って上下左右に動かし、「Walk」モードと「Study」モードでは、現在のカメラを鉛直な面(地面に垂直な面)に沿って上下左右に動かす。カメラの移動速度は、「Plan」と同様とする。
現在のカメラを回転させる指定である。「Walk」モードおよび「Fly」モードでは、現在のカメラの注視点P2を視点P1を中心に回転させ、「Study」モードでは、現在のカメラの視点P1を注視点P2を中心に回転させる。カメラの移動速度は、「Plan」と同様とする。
≪D3.1≫ 「Walk」モード
図26は、「Walk」モードにおける「Plan」、「Pan」、「Turn」とマウス31操作の組み合わせに応じたカメラの動き方などを示す。図27は、「Walk」モードにおけるカメラの前進および後退を示す。図28は、「Walk」モードにおけるカメラの上下左右への移動を示す。
図29は、「Fly」モードにおける「Plan」、「Pan」、「Turn」とマウス31操作の組み合わせにに応じたカメラの動き方などを示す。図30は、「Fly」モードにおけるカメラの前進および後退を示す。
図31は、「Study」モードにおける「Plan」、「Pan」、「Turn」とマウス31操作の組み合わせに応じたカメラの動き方などを示す。図32は、「Study」モードにおけるカメラの前進および後退を示す。図33は、「Study」モードにおけるカメラの上下左右への移動を示す。
上述の「Walk」、「Fly」、「Study」の各移動モードにおける「Plan」、「Pan」、「Turn」の各動きの選択に応じて、例えば以下のような各種設定を行えるようにしておく。これにより、操作者の意図などを的確に反映したり、様々な操作者のスキルに応じた操作性を実現することなどが可能になる。
シーン内の形状を衝突判定の対象にするかしないかの設定である。この「Collision ON/OFF」をOFFにした場合は、すべての形状を衝突判定の対象とはしないようにする。ONにした場合は、Product属性[衝突検知ON/OFF]がOFFとされているProduct以外のすべての形状を衝突判定の対象とする。また、衝突判定の結果で衝突したと判定された場合、衝突したオブジェクト名と衝突方向(前後左右のいずれか)をステータスバーに表示する。
カメラの視野角(左右方向、上下方向)を変更する。屋内と屋外のそれぞれの視野角指定と、1〜179度まで1度単位の任意指定とを可能としておく。屋内と屋外のそれぞれの視野角は、外部テーブルにて定義する。屋内と屋外の視野角の設定は、オプションパネルで変更できるようにして、変更後の値は表示中のシーン内で保持するようにする。次にCGアプリケーション6を起動したときは、外部テーブルに定義している初期値で起動する。また、オプションパネルで初期値に戻すことを可能としてもよい。
屋内と屋外の切り替えは、カメラの現在の位置を認識して自動的に行う。ただし、屋内と屋外をそれぞれ指定する屋内ボタン、屋外ボタンを表示画面内に表示させておき、これらのボタンの指示によって屋内と屋外の切り替えを手動で行うようにしてもよい。また、屋内と屋外の切り替えに連動して、上述した視野角や、次で説明するカメラの最大移動速度のそれぞれの設定も切り換えるようにしておく。
各移動モードにおけるカメラの最大移動速度の初期値は、「Walk、Fly、Study」、「Plan、Pan、Turn」、「屋内、 屋外」、「高速、標準速、低速」のすべての組み合わせで合計54種類の値を外部テーブルに持たせておく。CGアプリケーション6操作中での最大移動速度の変更はできないようにする。各移動モードでの「高速、標準速、低速」の切り替えはオプションパネルで行う。また、必要に応じて速度切り替え専用の小ウィンドウを表示させるようにして、この小ウィンドウ内で速度切り替えが行えるようにしてもよい。なお、デフォルトは「標準速」とする。
従来技術のウォークスルーの衝突判定では、カメラの視点P1の位置のみを基準とするのが一般的である。したがって、例えば、カメラが壁に向かって移動しているとき、カメラが壁面に接触する位置まで到達して初めて衝突判定が行われる。ところが、実際の人間は少なくとも前後左右に一定の幅を有しているため、このような移動をすることは実際にはあり得ず、ウォークスルーに違和感を生じさせる原因の一つとなっている。違和感の少ない自然なウォークスルーを実現するには、このような点を考慮する必要がある。
ウォークスルーコマンドは、ウォークスルー時の操作やカメラの設定を容易にするために用意されるコマンド群である。マウス31操作によってメニューから選択したり、あるいは、予め画面内に対応するボタンなどを表示させておいてそのクリックによって起動するようにしてもよい。ウォークスルーコマンドとしては、例えば、以下で説明するように「Goto」、「Fit」、「View ALL」、「注視点変更」、「Stand」「座る」「立つ」「水平」「振り返る」が挙げられるが、これらのコマンドに限るものではない。なお、これらのコマンドによる移動では衝突判定は行わない。
図36は、「Goto」コマンドの説明図である。「Goto」コマンドを指示した後にいずれかの面をクリックすることで、クリックした面に正対する位置までカメラを移動する。つまり、コマンド指示時のカメラ位置から、図36に示すように、クリックした面から一定距離(外部テーブルで定義)の位置まで、カメラを移動する。カメラは、元視点P1が新視点P1nへ、元注視点P2が新注視点P2nへそれぞれ直線的に滑らかに移動する。
図37は、「Fit」コマンドの説明図である。「Fit」コマンドを指示した後にいずれかの形状を選択することで、選択した形状(選択範囲により選ばれた形状。デフォルトはProduct)がちょうどビューポートほぼ一杯に納まる位置にカメラを移動する。形状の複数選択状態での操作は不可とする。
「View ALL」コマンドを指示することで、全形状がビューポートに納まる位置にカメラが移動する。カメラの注視点P2を全形状の最大最小中心とする。視点P1と視野角は、「Fit」コマンドと同様に求める。「View ALL」コマンドによるカメラ移動も上述の「Goto」コマンドと同様に視点P1、注視点P2の移動時間で滑らかに移動する。
「注視点変更」コマンドを指示した後にいずれかの形状を指示すると、現在のカメラの注視点P2が指示された点に変更される機能である。視点P1、視野角は変更されない。
「Stand」コマンドを指示した後に法線ベクトルのZ成分が0でない形状(垂直でない面)を指示すると、指示した点からオプションパネルでアバターについて予め指定した視点P1の高さに視点P1の位置が移動する。注視点P2も視点P1と同じ距離を移動し、視線方向は変化しない。視野角は変更されない。
「座る」コマンドを指示した後にいずれかの座る高さ(椅子、ソファ、床)を指示すると、オプションパネルでアバターについて設定されている座ったときの視点高さ(椅子、ソファ、床)に視点P1の位置が移動する。注視点P2も視点P1と同じ高さを移動し、視線方向は変化しない。視野角は変更されない。
「立つ」コマンドを指示すると、オプションパネルでアバターについて設定されている立っているときの視点高さに視点P1の位置が移動する。注視点P2も視点P1と同じ高さを移動し、視線方向は変化しない。視野角は変更されない。
現在のカメラの視線を水平にする。「Walk」モードと「Fly」モードでは、注視点P2の高さを視点高さと同じ高さに変更する。「Study」モードでは、視点P1の高さを注視点P2の高さと同じ高さに変更する。
現在のカメラの視点P1の位置は固定したままで注視点P2を180度左回転する。注視点P2の高さは変化しない。また、視野角も変化しない。「振り返る」のカメラの移動は、注視点P2側の移動速度(度/s)で滑らかに移動する。注視点P2側の移動速度は、外部テーブルに定義される。このコマンドは1度きりのコマンドであり、コマンド終了後はコマンド指示直前の状態(例えば、「Walk」モードの「Turn」など)に戻る。「Collision ON/OFF」はコマンド前後で変化しない。
マウス31操作の一部にキーボード30操作を併用するキーボードショートカットを定義し、これによってカメラの動き方などを切り換えられるようにして操作性の向上を図るようにする。具体的には、以下のようなキーボードショートカットを定義するが、これらに限るものではない。
ウォークスルー中には真正面への前進や後退、上下左右への正確な移動などを行いたくなる場合もある。しかし、マウス31のドラッグ操作をそのように極めて正確に行うことはそれほど容易ではない。そこで、マウス31のドラッグ操作中にキーボード30のShiftキーが押されている場合は、真正面や真横などへの移動とみなすようにする。
「Walk」、「Fly」、「Study」の各移動モードにおける「Plan」の動きをしているとき、キーボード30のAltキーが押されている場合には、「Plan」の代わりに「Turn」の動きをさせる。同様に、キーボード30のCtrlキーが押されている場合には、「Plan」の代わりに「Pan」の動きをさせるようにする。
キーボード30の「↑」キー(上方向カーソルキー)および「↓」キー(下方向カーソルキー)によって、回転半径(視点P1と注視点P2の距離)の変更ができるようにする。「↑」キーを押すと注視点P2固定で視点P1が前進し、「↓」キーを押すと注視点P2固定で視点P1が後退するようにする。これらのキーを押し続けると滑らかに移動する。「↑」キーによる前進の場合、視点P1は注視点P2手前で止まり、注視点P2を越えることはない。なお、カメラの移動速度は外部テーブルに定義される。
2 コンピュータ装置
3 入力装置
30 キーボード
31 マウス
31a 左ボタン
31b 右ボタン
31c ホイール
4 表示装置
5 CADソフト
5a コンバータ
6 CGアプリケーション
7 CADデータ
8 建物入力用中間ファイル
801 仕上げ材グループ
802 部品種類グループ
803 Product(部材)グループ
804 Product(部品)グループ
805 Product(部屋)グループ
806 Shape(図形)グループ
807 シェルグループ
808 室グループ
809 鳥瞰の蓋グループ
8090 蓋形状グループ
81 マテリアル
82 テクスチャ
83 カメラ
84 光源
85 家ルートグループ
850 家グループ
851 仕様グループ
852 外部グループ
853 内部グループ
8531 LDK
85311 テーブル
85312 花瓶
854 屋根グループ
855 基礎グループ
856 構造躯体グループ
9 敷地外構入力用中間ファイル
10 建物出力用中間ファイル
P1 視点
P2 注視点
Claims (20)
- 住宅を構成する各構成要素について少なくとも3次元形状データを含む構成要素情報を格納する記憶手段と、
この記憶手段に格納されている前記構成要素情報に基づいてコンピュータグラフィックによって住宅を仮想的3次元空間内に仮想構築するとともに、この住宅の3次元画像を仮想的人物の視点および視線方向に基づいて生成する仮想住宅画像生成手段と、
この仮想住宅画像生成手段によって生成された前記3次元画像を表示する表示手段と、
前記仮想的3次元空間内で前記視点の移動または前記視線方向の変更の少なくとも一方を行う操作のための入力手段とを備え、
前記仮想住宅画像生成手段は、前記入力手段による操作に応じて前記仮想的3次元空間内で前記視点の移動または前記視線方向の変更の少なくとも一方を行うとともに、前記3次元画像を更新するものであり、
前記入力手段によって行われる各種操作に応じた前記視点の移動方法については複数の移動モードから選択可能に構成されていて、
前記複数の移動モードには、前記視点の移動中に前記視点の直下の床面からの高さを一定に維持するとともに前記視線方向は変えないように移動する第1移動モードと、前記視点を前記視線方向に移動する第2移動モードと、前記視線方向の先の注視点を中心として前記視点を回転移動する第3移動モードとが含まれており、
前記仮想住宅画像生成手段は、前記視点が前記住宅の屋内にいるか屋外にいるかを判別して、その判別結果に応じて前記住宅の3次元画像を生成する際の視野角または前記視点の移動速度の少なくとも一方を変更することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記複数の移動モード毎に、前記入力手段による所定操作に割り当てる前記視点の動き方が複数の動作から選択可能に構成されており、その複数の動作には、前記視点を前後に移動する第1動作と、前記視点を前記視線方向に鉛直な面に沿って動かす第2動作と、前記視点の位置を維持したままで前記視線方向を回転させる第3動作とが含まれていることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項2に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記各移動モードと前記視点の複数の動き方との組み合わせ毎に、前記視点の移動に関する各種設定値が変えられるように構成されていることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記視点が移動中に前記住宅のいずれかの構成要素が存在している位置に達したとき、前記視点のそれ以上の移動を禁止する衝突判定を行うか行わないかが選択可能に構成されていることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項4に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記記憶手段に格納されている住宅を構成する各構成要素の構成要素情報には、前記衝突判定の判定対象から除外するか否かを示す衝突判定除外フラグ情報が含まれており、
前記衝突判定を行うことが選択されている場合であって前記視点が移動中に前記住宅内のいずれかの構成要素が存在している位置に達したとき、その構成要素の前記衝突判定除外フラグ情報が前記衝突判定の判定対象から除外することを示していれば、前記視点のそれ以上の移動を許容することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項4または5に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記第1移動モードが選択されている場合、前記視点の移動中に前記視点の直下の床面の高さが所定の乗越可能高さ以上変化したときは、前記視点のそれ以上の移動を禁止することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項6に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記第1移動モードが選択されている場合、前記視点の直下の床面が存在しないときは前記視点をその高さを維持したままで移動することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項4ないし7のいずれか1項に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記視点を内包する前記仮想的人物に対応する所定範囲の空間を予め定め、前記視点の移動中にこの空間のいずれかの面が前記住宅内のいずれかの構成要素が存在している位置に達したときに前記衝突判定を行うことを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項8に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記仮想的人物として少なくとも大人、子供、または車椅子利用者から選択可能であることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項8または9に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記仮想的人物の選択に応じて前記乗越可能高さを変化させることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項2に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記視点の移動および前記視線方向の変更を予め定められた通りに実行するコマンドが少なくとも1つ以上コマンド群として備えられており、それらのコマンド群の中から任意のコマンドが選択的に起動できるように構成されていることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的3次元空間内の前記住宅のいずれかの構成要素の指定した面から所定距離の位置へ前記視点を移動させるとともに前記視線方向を前記指定面に向ける第1コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的3次元空間内の前記住宅の指定した構成要素の中心に前記視線方向を向けるとともに前記視点とその構成要素との距離がその構成要素全体が表示されるような距離となるように前記視点が移動される第2コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的3次元空間内の前記住宅の全構成要素の中心に前記視線方向を向けるとともにその全構成要素の全体が表示されるような距離となるように前記視点が移動される第3コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記視線方向を前記仮想的3次元空間内の指定した位置へ向かう方向へ変更する第4コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的3次元空間内の前記住宅のいずれかの構成要素の指定した点から前記仮想的人物が立ったときを想定して予め設定されている視点高さの分だけ高い位置に前記視点の位置を移動する第5コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的人物が座ったときを想定して予め設定されている視点高さへ前記視点の位置を移動するとともにその移動後に前記第1移動モードと前記第3動作が選択される第6コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記仮想的人物が立ったときを想定して予め設定されている視点高さへ前記視点の位置を移動するとともにその移動後に前記第1移動モードと前記第1動作が選択される第7コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記第1移動モードまたは前記第2移動モードが選択されている場合には前記視点の位置は維持したままで前記視線方向を水平に変更する一方、前記第3移動モードが選択されている場合には前記視線方向の先の注視点と同じ高さまで前記視点を移動する第8コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。 - 請求項11に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
前記コマンド群には、前記視点の位置は維持したままで前記視線方向を水平に180度回転する第9コマンドが含まれることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
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