JP2006146569A - 住宅用3次元cgシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 個別の住宅およびその周囲環境の3次元地図を短時間に作成し、CGによって画面上に3次元表示することで、住宅の周囲環境との調和を視覚的に確認可能にする住宅用3次元CGシステムを提供する。
【解決手段】 住宅の外形の3次元形状データと位置および敷地形状情報とを格納する記憶手段9と、周辺の2次元地図データ21を取得する手段と、周辺の地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元標高データ31を取得する手段と、周辺の地表被覆物を含めた地表の高さを表す3次元測高データ32を取得する手段と、周辺の3次元地図データ12を作成する3次元地図データ作成手段11と、3次元地図データ12と住宅の外形の3次元形状データとを合成して3次元合成データを出力する合成手段6と、合成された3次元合成データを表示する表示手段4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラン中の住宅をコンピュータグラフィックによって画面上に仮想構築して3次元表示を行う住宅用3次元CGシステムに関する。
従来の住宅展示場やモデルハウスに代わるものとして、コンピュータグラフィック(以下では「CG」と記す)によって画面上にプラン中の住宅を構築した状態で3次元表示することで、住宅を視覚的に確認しつつプランニングすることを容易に行うことを可能にする、住宅の仮想構築方法、これに用いる仮想構築システム、このシステムを実現するデータベース及びプログラムを格納した記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この提案は、画面上で住宅を仮想構築する仮想構築方法であって、少なくとも住宅のモジュールを含む住宅用のパーツのデータをパーツデータベースとして予め格納し、画面上に、前記パーツを選択可能に表示し、画面上で選択されたパーツのデータを前記パーツデータベースから呼び出し、このデータを用いて該パーツを画面上に表示し、この表示されたパーツを複数、画面上で組み合わせて住宅を仮想構築することを特徴とするものである。
これによると、パーツ表示欄からモジュールを選択し、これらを画面上で組み合わせることで、住宅を仮想構築して視覚的に確認できる。従って、住宅購入者は、容易にプラン中の住宅の間取りを構築した状態で確認できるため、住宅を視覚的に確認しつつ様々なプランを容易に試すことができる。さらに、住宅の構造やデザインをプランニング中に画面上で確認できるため、プラン決定後に構造やデザインの確認をする必要はなくなる。また、住宅供給者は、実際にモジュールを住宅購入者等に組み合わせてもらうことで、自己のモジュールの優位性を住宅購入者等に容易にアピールできる。
また、このようなコンピュータの画面上における仮想的な住宅の3次元表示には専用のソフトウェアが必要とされたり、コンピュータに多大な処理能力が要求されたりする場合があるが、3次元データの大幅な軽量化を実現してインターネット環境でも十分に活用可能なXVL(eXtensible Virtual world description Language)を利用する画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラムおよび画像表示プログラムが格納された記憶媒体も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
なお、XVLはXML(eXtensible Markup Language)をベースにした3次元表現として、ラティス・テクノロジー株式会社のラティスカーネルを基盤とした3次元データ記述とアニメーション記述のための技術の総称であり、ラティス・テクノロジー株式会社の登録商標でもある。
一方、都市計画に利用可能な程度に現実的な3次元地図を生成する仮想3次元地図生成システム(例えば、特許文献3参照。)や、ナビゲーション装置用に三次元地図を表示する三次元地図表示方法(例えば、特許文献4参照。)なども提案されている。
特開2001−282880号公報 特開2003−242524号公報 特開2004−109800号公報 特開2003−337032号公報
建築分野のプレゼンテーションとして3次元地図表示を利用するものはあるものの、いずれも個人住宅などの個別提案のためのものではなく、街並み設計、大規模団地プロジェクト、マンション販売などで作成するものが多い。そのため、専用の高価な装置を必要としたり、一定の制作期間を要するなど、個人住宅などのプレゼンテーションには適していない。
しかしながら、個人住宅などのプレゼンテーションでは、周辺環境との調和は建築計画要素の中でも非常に重要なポイントである。そのため、できるだけ短時間に住宅周辺の3次元地図を作成可能で、しかも安価なシステムが望まれている。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、個別の住宅およびその周囲環境の3次元地図を短時間に作成し、CGによって画面上に3次元表示することで、住宅の周囲環境との調和を視覚的に確認可能にするとともに、住宅購入後の日常生活などのイメージも把握できる住宅用3次元CGシステムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の住宅用3次元CGシステムは、住宅の少なくとも外形の3次元形状データと前記住宅の建築予定位置情報および敷地形状情報とを格納する記憶手段と、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の2次元地図データを取得する2次元地図データ取得手段と、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元標高データを取得する3次元標高データ取得手段と、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の地表被覆物を含めた地表の高さを表す3次元測高データを取得する3次元測高データ取得手段と、前記2次元地図データと前記3次元標高データと前記3次元測高データとに基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の3次元地図データを作成する3次元地図データ作成手段と、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記3次元地図データと前記住宅の外形の3次元形状データとを合成して3次元合成データを出力する合成手段と、前記合成手段によって合成された前記3次元合成データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
ここで、前記建築予定位置情報としては、例えば、緯度・経度が挙げられる。前記敷地形状情報としては、例えば、所定方向を基準とした敷地の外形が挙げられる。前記2次元地図データとしては、例えば、ベクタ地図データやラスタ地図データが挙げられる。また、本発明の住宅用3次元CGシステムにおいて、さらに、2次元地図データベースを有する2次元地図データサーバを備え、前記2次元地図データ取得手段は、前記2次元地図データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の2次元地図データを取得するようにしてもよい。あるいは、本発明の住宅用3次元CGシステムにおいて、さらに、地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元標高データベースおよび地表被覆物を含めた地表の高さを表す3次元測高データベースを有する3次元地形データサーバを備え、前記3次元標高データ取得手段は、前記3次元地形データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の3次元標高データを取得するとともに、前記3次元測高データ取得手段は、前記3次元地形データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の3次元測高データを取得するようにしてもよい。
この発明の住宅用3次元CGシステムによれば、個別の住宅およびその周囲環境の3次元地図が短時間に作成され、前記表示手段に3次元表示が行われる。これにより、個別の住宅の周囲環境との調和を視覚的に確認することが可能になる。住宅を設計・販売する側が顧客に対するプレゼンテーションのツールとして利用する場合には、住宅の内部や外観だけでなく隣家や周辺環境も含めて提案することができ、さらに実際にその住宅に住んだときの日常生活をイメージしてもらうことなども可能となるので、販売支援の有力な手段となり得る。
また、本発明の住宅用3次元CGシステムにおいて、前記合成手段は、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記3次元地図データから前記住宅に対応する範囲をくり抜き、そのくり抜いたところに前記住宅の外形の3次元形状データをはめ込むことを特徴としてもよい。
この発明の住宅用3次元CGシステムによれば、前記住宅の外形の3次元形状データおよび前記3次元地図データの位置合わせおよび合成をより適切に行うことができる。
また、本発明の住宅用3次元CGシステムにおいて、前記3次元地図データ作成手段は、前記3次元地図データ内の建造物の高さを前記3次元測高データに基づいて定めることを特徴としてもよい。
この発明の住宅用3次元CGシステムによれば、建造物の高さを正確に求めることができ、より正確な3次元表示を行うことができる。
本発明の住宅用3次元CGシステムによれば、個別の住宅およびその周囲環境の3次元地図が短時間に作成され、表示手段に3次元表示が行われる。これにより、個別の住宅の周囲環境との調和を視覚的に確認することが可能になる。住宅を設計・販売する側が顧客に対するプレゼンテーションのツールとして利用する場合には、住宅の内部や外観だけでなく隣家や周辺環境も含めて提案することができ、さらに実際にその住宅に住んだときの日常生活をイメージしてもらうことなども可能となるので、販売支援の有力な手段となり得る。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、上述の従来技術やその他の公知の技術によってすでに実現されている内容についての説明は極力省略し、主に本発明の特徴的な内容として、
A.3次元CGシステム全体の構成
B.建物入力用中間ファイルのデータ構造
C.敷地外構入力用中間ファイルのデータ構造
D.3次元地図作成ツール11における各種処理
E.CGアプリケーション6における3次元地図の利用
などの項目について説明を行う。
<A.3次元CGシステム1全体の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1の概略構成図である。
図1に示すように、3次元CGシステム1は、クライアントコンピュータ2(クライアントとしてのコンピュータ)と、このクライアントコンピュータ2からの要求R1に応じて2次元地図データ21を出力可能な2次元地図データサーバ20と、クライアントコンピュータ2からの要求R2に応じて3次元標高データ31(建物や樹木等などの地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元地形データ)および3次元測高データ32(地表被覆物を含めた地表の標高を表す3次元地形データ)を出力可能な3次元地形データサーバ30とを備えている。クライアントコンピュータ2と2次元地図データサーバ20および3次元地形データサーバ30とは、インターネットまたはローカルエリアネットワーク(LAN)などで接続されている。
2次元地図データサーバ20としては、例えば、ベクタ地図データベースと、この2次元地図データサーバ20上で動作するプラットフォーム非依存のクライアントプログラム(例えばJava。なお、Javaは米国サン・マイクロシステムズ社の登録商標である。)とを有するコンピュータなどが挙げられる。この場合、前記クライアントプログラムがクライアントコンピュータ2からの要求R1によって起動され、さらに地図データの緯度・経度や範囲が与えられると、それに応じて前記ベクタ地図データベースから必要なデータが抽出され、2次元地図データ21としてベクタ地図データが返される。なお、ベクタ地図データとしては、建造物、道路、川などでレイヤーが分かれているとともに、建造物については階数情報を含んでいることが好ましい。
あるいは、2次元地図データサーバ20として、ラスタ地図データベースと、この2次元地図データサーバ20上で動作するサーバプログラム(例えばCGI)とを有しているGIS(Geographic Information System:地理情報システム)サーバを利用することも考えられる。この場合、このサーバプログラムに対してクライアントコンピュータ2が地図データの緯度・経度や範囲を含む要求R1(例えばhttp要求)を発行すると、それに応じて前記サーバプログラムが動作して前記ラスタ地図データベースから必要なデータを抽出し、2次元地図データ21としてのラスタ地図データをクライアントコンピュータ2に返す。
3次元地形データサーバ30としては、例えば、地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元数値地形データマトリックスであるDTM(Digital Terrain Model:数値地形モデル)データのデータベースと、航空機レーザー測量などで取得された地表被覆物を含めた地表の高さの情報を表す3次元数値地形データマトリックスであるDSM(Digital Surface Model:数値地表モデル)データのデータベースと、この3次元地形データサーバ30上で動作するサーバプログラム(例えばCGI)とを有するコンピュータなどが挙げられる。この場合、このサーバプログラムに対してクライアントコンピュータ2が地図データの緯度・経度や範囲を含む要求R2(例えばhttp要求)を発行すると、それに応じて前記サーバプログラムが動作して前記DTMデータベースおよび前記DSMデータベースから必要なデータを抽出し、3次元標高データ31および3次元測高データ32をクライアントコンピュータ2に返す。
クライアントコンピュータ2は、キーボードやマウスなどの入力装置3を有するとともにプロジェクタやプラズマディスプレーなどの表示装置4に接続されている。このクライアントコンピュータ2としては、例えば、デスクトップタイプやノートタイプのパーソナルコンピュータなどが挙げられるが、これらに限るものではない。
また、クライアントコンピュータ2は、その内部で動作するプログラムとして、住宅設計用のCADソフト5と、設計中の住宅の3次元CG表示などを行うCGアプリケーション6と、3次元の地図を作成する3次元地図作成ツール11とを有している。
CADソフト5は、これを使用することで住宅設計のCADデータ7の入力および編集などが可能となる。ここで、CADソフト5自体は公知の技術を用いる汎用CADソフトであってもよいし、専用ソフトであってもよい。CADデータ7は汎用的なデータ形式に限るものではなく、専用のデータ形式であってもよい。CADデータ7の入力および編集は必ずしもこの3次元CGシステム1で行わなくてもよい。例えば、他のシステムで入力および編集を行ったCADデータ7を、ネットワーク経由やリムーバブルメディアなどを介して読み込むようにしてもよい。なお、このCADデータ7には、住宅自体の構造などのデータだけでなく、敷地の位置情報や形状、さらにその敷地内の建物の配置情報などが含まれているものとする。
また、CADソフト5はその機能の1つとして、CADデータ7を、階層構造を持つ建物入力用中間ファイル8および敷地外構入力用中間ファイル9に変換して出力するコンバータ5aを有している。ここで、建物入力用中間ファイル8や敷地外構入力用中間ファイル9のデータ形式としては、例えば、XVL形式が挙げられるが、これに限るものではない。なお、汎用的なデータ形式のCADデータを一般的な中間ファイルに変換するコンバータソフトなどは公知であるが、コンバータ5aの基本的な動作自体はそれらと同様であるものの、出力形式がそれらとは異なり、住宅CG用に最適化された階層構造を持つ中間ファイルであって、本実施形態の特徴となるものである。
コンバータ5aをCADソフト5の機能の1つとするには様々な実装方法が考えられる。例えば、コンバータ5aをCADソフト5の内部プログラムとしてもよいし(この場合、CADソフト5は公知のものではなくなる)、コンバータ5aを外部プログラムとしておいてCADソフト5のメニューから起動できるようにしてもよいし、あるいは、コンバータ5aをCADソフト5用のプラグインソフトとしてもよいが、これらの実装方法に限るものではない。
3次元地図作成ツール11はCGアプリケーション6によって起動され、2次元地図データサーバ20から返された2次元地図データ21と、3次元地形データサーバ30から返された3次元標高データ31および3次元測高データ32とに基づいて3次元地図データを作成するとともに、作成した3次元地図データを3次元地図中間ファイル12として出力する。この3次元地図中間ファイル12の型式としては、例えば、上述の建物入力用中間ファイル8や敷地外構入力用中間ファイル9と同様のXVL型式が挙げられるが、これに限るものではない。なお、この3次元地図作成ツール11における各種処理の詳細は<D>で後述する。
CGアプリケーション6は、コンバータ5aから出力された建物入力用中間ファイル8を読み込んで表示装置4に住宅を3次元表示するとともに、入力装置3からの操作に応じて建物入力用中間ファイル8に変更を加えて住宅の3次元表示内容にも反映させることができるものである。なお、このCGアプリケーション6は、入力装置3からの操作に応じて建物入力用中間ファイル8に加えた変更内容を記憶しており、記憶している変更内容を、建物入力用中間ファイル8と同等の階層構造を持つ建物出力用中間ファイル10として出力することができる。あるいは、記憶している変更内容をその他の所定形式の変更情報として出力できるようにしてもよい。
また、CGアプリケーション6は、コンバータ5aから出力された敷地外構入力用中間ファイル9を読み込み、この敷地外構入力用中間ファイル9に含まれている緯度経度を引数として3次元地図作成ツール11を起動する。そして、3次元地図作成ツール11から出力される3次元地図中間ファイル12を読み込んで、この3次元地図中間ファイル12から得られる3次元地図データに敷地外構入力用中間ファイル9から得られる住宅の敷地や外形を合成して、表示装置4に3次元表示するとともに、入力装置3からの操作に応じて3次元表示内容を変化させることができるものである。なお、詳細については<E>で後述する。
なお、CADソフト5は建物出力用中間ファイル10を読み込み、その内容に基づいてCADデータ7の該当箇所を変更することができる。このようにすることで、入力装置3からの操作に応じて様々な変更が加えられた後の住宅の3次元表示内容に合致するCADデータ7を得ることができる。

<B.建物入力用中間ファイル8のデータ構造>
≪B1≫ 建物入力用中間ファイル8の概略
図2は、本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1において、CADデータ7からの変換によって出力される建物入力用中間ファイル8の階層構造の概略図である。
図2に示すように、建物入力用中間ファイル8の最上位階層には、マテリアル81、テクスチャ82、カメラ83、光源84、および家ルートグループ85が出力される。家ルートグループ85の下位の階層には、家グループ850が出力される。さらに、家グループ850の下位の階層には、仕様グループ851、外部グループ852、内部グループ853、屋根グループ854、基礎グループ855、および構造躯体グループ856が出力される。
ここで、仕様グループ851は、大分類「仕様」の情報が記述されるグループである。外部グループ852は、大分類「外構、屋外」の情報が記述されるグループである。内部グループ853は、大分類「屋内」の情報が記述されるグループである。屋根グループ854は、大分類「屋根」の情報が記述されるグループである。基礎グループ855は、大分類「基礎」の情報が記述されるグループである。構造躯体グループ856は、大分類「構造」の情報が記述されるグループである。
また、各グループは、基本属性およびユーザ定義可能な一般ユーザ属性を有している。基本属性としては、例えばグループIDなどが挙げられる。一般ユーザ属性としては、各グループに共通する属性とグループごとの個別の属性がある。
≪B2≫ 共通一般ユーザ属性
図3は、建物入力用中間ファイル8に記述される各グループのすべてに付加される一般ユーザ属性の中で共通な属性(以下では「共通属性」と記す)を示す。
図3に示すように、共通属性として「表示名称」、「表示ON/OFF」、および「グループ種類」の3つが存在する。属性「表示名称」はCGアプリケーション6で表示する名称である。属性「表示ON/OFF」はCGアプリケーション6での表示のON/OFFを設定するフラグであり、1が表示ONに対応し、0が表示OFFに対応する。属性「グループ種類」はCGアプリケーション6で認識するグループの種類であり、定義がない場合は通常のグループとして認識され、“Product”の場合はプロダクトとして認識される。
≪B3≫ 共通グループ
次に、建物入力用中間ファイル8の共通グループについて説明する。なお、共通グループごとに複数のグループが存在する場合にそれらを区別して説明するため、必要に応じて参照符号の末尾に英小文字を付加する。
≪B3.1≫ 仕上げ材グループ801
図4は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、同一仕上げ材、同一候補色の部位形状をまとめる仕上げ材グループ801の一般ユーザ属性を示す。図5は、この仕上げ材グループ801の構造を示す。
図4に示すように、仕上げ材グループ801は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として「部材ID」、「候補色番号」、「マテリアル名」、および「色番号」を持つ。これらの属性はいずれも必須のものである。
また、仕上げ材グループ801以下にはこの仕上げ材の部位形状を持つ本体および部位形状が記述される。例えば、図5に示すように、仕上げ材n(801n)の下にProduct(部材n)803nが記述され、その下にシェル807が記述される。
≪B3.2≫ 部品種類グループ802
図6は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、出力される部品を種類ごとにまとめるための部品種類グループ802の構造を示す。なお、この部品種類グループ802は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
部品種類グループ802以下には同一種類の部品のみが記述され、同一種類の部品の認識を容易にしている。例えば、図6に示すように、部品種類n(802n)の下にProduct(部材n)803nが記述され、その下にShape(図形n)806nが記述され、さらにその下にシェルn(807n)が記述される。
また、部材の階層構造を示すために、Product(部材n)803nの下にProduct(子部材m)8031mを記述したり、その下にさらにProduct(孫部材l)8032lを記述したりしてもよい。なお、Product(部材n)803nと同様に、Product(子部材m)8031mの下にはShape(図形m)806mが記述され、その下にはシェルm(807m)が記述される。Product(孫部材l)8032lの下にはShape(図形l)806lが記述され、その下にはシェルl(807l)が記述される。
≪B3.3≫ Product(部材)グループ803
図7は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、CADデータ7に入力されている部材の属性および形状が記述されるProduct(部材)グループ803の一般ユーザ属性を示す。
本体部材は、上述した仕上げ材グループ801の下に作成される。配置部材は、上述した部品種類グループ802の下に作成される。親部材、子部材、孫部材は、CADデータ7における階層構造のまま出力される。図形を持たない部材は、建物入力用中間ファイル8に出力しないことを基本とするが、それ自身に図形がなくても子部材以下に図形が存在する場合には、図形は持たずに一般ユーザ属性のみを持つグループとして出力される。
Product(部材)グループ803は、共通属性の「グループ種類」に“Product”を設定する。また、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図7に示すように、「配置/本体フラグ」、「実体フラグ」、「実体・リンクグループID」、各種のCAD情報、「変更フラグ」、および「変更情報」を持つ。
ここで、属性「配置/本体フラグ」は、配置(0)であるか本体(1)であるかを示す。
属性「実体フラグ」は、実体(0)であるかリンク(1)であるかを示す。外部建具や内部建具のように複数の本体に関係する配置は、すべての本体から参照できるような構造とするため、部品の実体は1つのみとするとともに他の部品はその実体へのリンクを持つ部品とする。また、これらの対応関係は、属性「実体・リンクグループID」に対応するリンクまたは実体のグループIDを設定するようにする。
属性「分類」は、部品の種類を区別することでCGアプリケーション6が適切な処理を自動的に実行できるようにする。例えば、ドラッグ&ドロップに対する適切な処理を選択することが可能になる。すなわち、属性「分類」の値が同じであれば置換処理を行い、異なっていれば配置処理を行うようにすればよい。例えば、皿(「分類」=“テーブルウェア”)をテーブルの上にドラッグ&ドロップするとテーブルの上に皿が置かれるが、同様の操作を他のダイニングテーブル(「分類」=“テーブル”)で行うとテーブルが置き換えられる。また、テーブルを選択した状態で、メニューもテーブル関連を初期表示する仕組みを取ることなども可能である。
属性「入力階」は、その部品がどの階に置かれているかを認識できるようにする。これは、マテリアルやテクスチャの変更はあらゆる階層で行えるものの、階層構造上は「階」の認識ができないためである。部品ごとに属性「入力階」を持たせることで、CGアプリケーション6による階単位の制御をできるようにしている。例えば、1階に配置してあるすべてのドアのマテリアルを同時に変更することが可能となる。
属性「配置コード」には、その部品の配置についての制約条件などを設定する。例えば、内壁付き、器具付き、部屋中心付き、任意などが挙げられる。任意に設定されているとき、その部品はあらゆる場所に配置できることを意味する。
属性「高さコード」には、その部材がどの高さレベルを基準に取り付くかを設定する。例えば、床高さ、GL高さ、下基準高さ、天井高さなどが挙げられる。床高さに設定されているとき、各部屋の床面を基準に取り付くことを意味する。
属性「丸めコード」には、その部材を配置する際にモジュールなどに則って配置されるものなのかを定義する。丸めなしと定義されていれば、建物のモジュールに関係なく配置ができる。例えば、サッシなどは軸組みの関係上、建物モジュールを基準に取り付くが、この場合は通常N/2などの丸めで入力する。
属性「取り付け高さ」には、その部材が上記「高さコード」を基準としてどの高さに取り付くかを定義する。例えば、スイッチなどは、上記「配置コード」=“内壁付き”、上記「高さコード」=“床高さ”、「取り付け高さ」=1500というような定義をする。例えば、テーブルにように床に接触しているものでは、「取り付け高さ」=0になる。
属性「鳥瞰時表示OFF」は、CGアプリケーション6で鳥瞰表現を行う場合の表示を制御する。これは、照明器具などのように天井や天井に取り付く部材があると、鳥瞰図としては見にくいためであり、鳥瞰表現を行う場合にそのような部材の表示をOFFにすることを可能とするためである。
属性「操作ロック」には、その部材に対してCGアプリケーション6によるどのような操作を許すかを定義するフラグ群である。左から順に「移動回転」、「置換」、「削除」、「複写」、「表示制御設定」、「テクスチャ変更」、「マテリアル変更」、「X方向変形」、「Y方向変形」、「Z方向変形」、「衝突検知制御」、および「影の計算制御」に対応しており、各ビットの1が許可を示し、0が不可を示す。
属性「見せ場フラグ」は、CGアプリケーション6で視点(カメラ)の呼び出しが行われたときにその部材を見せるかどうかを定義する。カメラの初期呼び出し時に、その部屋で「見せ場フラグ」が定義されている部材のうち、最も近いものを注視点とすることができる。これにより、カメラを選択するだけで説明したいポイントを自動的に初期表示することが可能になる。
属性「CGコメント」には、CGアプリケーション6の操作中にその部品がアクティブになった場合のテロップ表示用のコメント内容を設定する。このコメント内容は、その部品の製作元のメーカーが提供するようにしてもよく、これによって製作者の意図を直接お客様に伝えることができるようになる。さらに、属性「CGURL」には、CGアプリケーション6からジャンプ可能なリンク情報を定義する。ここで、製作元のメーカーのホームページのURLなどを指定することにより、上記のコメント内容だけでは伝えられない商品バリエーションや詳細な説明を行うことが可能となる。
属性「変更フラグ」は、CGアプリケーション6の操作中にその部品に対して変更が行われた(1)か否(0)かを示す。属性「変更情報」には、CGアプリケーション6の操作中の具体的な変更内容が記憶される。この情報は、CGアプリケーション6の操作終了時などに、例えば、変更リストとして出力するようにしてもよい。CGアプリケーション6を営業担当者が顧客に対する折衝目的で用いていた場合には、その記録として残すことができる。また、図1を参照して説明したように、すべての部材などの属性「変更情報」をまとめて建物出力用中間ファイル10として出力し、それをCADデータ7に反映させることもできる。
≪B3.4≫ Shape(図形)グループ806
Product(部材)の形状の中でグルーピングされた図形形状はShape(図形)グループ806に記述される。このShape(図形)グループ806は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
≪B3.5≫ シェルグループ807
図8は、建物入力用中間ファイル8の共通グループのうち、形状を記述する単位であるシェルグループ807の一般ユーザ属性を示す。
このシェルグループ807は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図8に示すように、「マテリアル名」、「色番号」、および「構成材質コード」を持つ。これらの属性はいずれも必須のものである。
≪B4≫ 建物入力用中間ファイル8の階層構造の詳細
次に、建物入力用中間ファイル8のグループのうち、本実施形態の特徴となるものについて説明する。
≪B4.1≫ 家ルートグループ85
家ルートグループ85は、建物入力用中間ファイル8に記述される複数の家の形状をまとめるグループである。この家ルートグループ85は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。
≪B4.2≫ 家グループ850
家グループ850は、1棟の家の形状が記述されるグループである。この家グループ850は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図9に示すように、「出力バージョン」、「建物最小最大」、「プロジェクト名」、「プラン名」、および「家情報」を持つ。
≪B4.3≫ 仕様グループ851
仕様グループ851は、家の仕様情報が記述されるグループである。この仕様グループ851は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図10に示すように、1階および地下1階それぞれのGL高さ、1〜4階および地下1階それぞれの下基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの上基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの屋根基準高さ、1〜4階および地下1階それぞれの床基準高さ、「商品コード」、「モジュール長さ」、および「色テーブル情報」を持つ。これらの属性はいずれも必須のものである。なお、階数はこのように地下1階〜4階に限るものではなく、必要に応じて増減してもよい。その場合は、この仕様グループ851の一般ユーザ属性もそれに応じて追加・削除することになる。
≪B4.4≫ 外部グループ852
外部グループ852は、家の外部形状と外部を構成する部材の各種属性が記述されるグループである。この外部グループ852は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この外部グループ852の構造を図11に示す。
外部の出力対象部材としては次のものが挙げられる。すなわち、本体系としては外形、袖壁、アルコーブ、パラペット、出窓などであり、配置系としては屋外付帯、外部建具ドア、外部建具窓、外部付帯(雨戸、面格子、窓手摺、内障子)などである。
図11に示すように、本体の部位形状については、合成されていない部位形状が仕上げ材グループ801ごとに出力される。配置については、部品種類802(外部建具ドア、外部建具窓、外部付帯、屋外付帯)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品ごとに形状を記述する構造とする。出力される図形は、配置に中間ファイル形式の図形が定義されていない場合はCADデータ7内の図形が変換されて出力され、配置に中間ファイル形式の図形が定義されている場合にはそれに置き換えて出力される。
外部建具ドア、外部建具窓などのように外部と部屋の境界にある配置については、外部に実体部品を持つとともに部屋にリンク部品を持つ構造とする。このとき、その実体部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が0にされるとともに、「実体・リンクグループID」にそのリンク部品のグループIDが定義される。一方、そのリンク部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が1にされるとともに、「実体・リンクグループID」にその実体部品のグループIDが定義される。
袖壁、アルコーブ、パラペットなどの外部本体であって仕上げ材属性が定義されていない本体の部位は、外壁の部位として出力される。
≪B4.5≫ 内部グループ853
内部グループ853は、家の内部形状が記述されるグループである。この内部グループ853は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この内部グループ853の下には、室グループ808、Product(部屋)グループ805、Product(部品)グループ804、Product(部材)グループ803、鳥瞰の蓋グループ809、および蓋形状グループ8090などがある。この内部グループ853の構造を図12に示す。
内部の出力対象部材としては次のものが挙げられる。すなわち、本体系としては部屋、収納、間仕切り壁、上り床・下り床、勾配天井などであり、配置系としては内部建具、備品、畳、床の間、階段、家具、システムキッチン、電気設備などである。
図12に示すように、内部は、部屋や合成部屋(壁開口で繋がった部屋)などのように1つとして扱われる空間(室)単位で(室グループ808ごとに)形状が出力される。室グループ808には、部屋とその形状、部屋に含まれる部材(本体、配置)とその形状が記述される。部位形状は、合成されていない部位形状が仕上げ材グループ801ごとに出力される。ここで、室グループ808は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。また、Product(部屋)グループ805は、部屋・収納の形状が記述されるグループである。Product(部品)グループ804、およびProduct(部材)グループ803は、室に属している部品(配置)、部材(本体)形状が記述されるグループである。
配置形状は、存在する空間(室)の下に部品として記述される。部品形状の出力は、上述の外部グループ852の場合と同様である。
内部建具は、一方の室に実体部品を持つとともに他方の室にリンク部品を持つ構造とする。このとき、その実体部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が0にされるとともに、「実体・リンクグループID」にそのリンク部品のグループIDが定義される。一方、そのリンク部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が1にされるとともに、「実体・リンクグループID」にその実体部品のグループIDが定義される。
屋内壁、特殊床などの内部本体であって仕上げ材属性が定義されていない本体の部位は、所属する室の部位として出力される。
また、CGアプリケーション6による鳥瞰表現時に壁の中が透けて見えるのを避けるため、壁と壁との間の蓋形状からなる蓋形状グループ8090が各階に作成され、鳥瞰の蓋グループ809の下に出力される。ここで、鳥瞰の蓋グループ809は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。また、蓋形状グループ8090は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図13に示すように「階」、および「蓋高さ」を持つ。
≪B4.6≫ 屋根グループ854
屋根グループ854は、家の屋根形状が記述されるグループである。この屋根グループ854は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この屋根グループ854の構造を図14に示す。
屋根の出力対象部材としては次のものが挙げられる。すなわち、本体系としては屋根、軒先カット、寄棟納まりなどであり、配置系としては屋根付帯などである。
図14に示すように、屋根の部位形状については、合成されていない部位形状が仕上げ材グループ801ごとに出力される。配置については、部品種類802(屋根付帯)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品804ごとに形状を記述する構造とする。部品形状の出力は、上述の外部グループ852の場合と同様である。
屋根付帯のトップライトは、屋根に実体部品を持つとともにトップライトが存在する室にリンク部品を持つ構造とする。このとき、その実体部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が0にされるとともに、「実体・リンクグループID」にそのリンク部品のグループIDが定義される。一方、そのリンク部品の一般ユーザ属性では、「実体フラグ」が1にされるとともに、「実体・リンクグループID」にその実体部品のグループIDが定義される。
≪B4.7≫ 基礎グループ855
基礎グループ855は、家の基礎形状が記述されるグループである。この基礎グループ855は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この基礎グループ855の構造を図15に示す。
基礎の出力対象部材としては次のものが挙げられる。すなわち、本体系としては基礎であり、配置系としては基礎付帯である。
図15に示すように、基礎の部位形状については、合成されていない部位形状が仕上げ材グループ801ごとに出力される。配置については、部品種類802(屋根付帯)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品804ごとに形状を記述する構造とする。部品形状の出力は、上述の外部グループ852の場合と同様である。
≪B4.8≫ 構造躯体グループ856
構造躯体グループ856は、家の構造躯体形状が記述されるグループである。この構造躯体グループ856は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。この構造躯体グループ856の構造を図16に示す。
構造躯体の出力対象部材は配置系のみであり、柱、柱金物、壁パネル、壁枠、壁金物、屋根パネル、トラス、床組、床パネル、床金物、土台、天井パネル、天井金物などが挙げられる。
図16に示すように、配置については、部品種類802(屋根付帯)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品804ごとに形状を記述する構造とする。部品形状の出力は、上述の外部グループ852の場合と同様である。
<C.敷地外構入力用中間ファイル9のデータ構造>
図17は、本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1において、CADデータ7からの変換によって出力される敷地外構入力用中間ファイル9の階層構造の概略図である。
図17に示すように、敷地外構入力用中間ファイル9の最上位階層には、マテリアル81、テクスチャ82、カメラ83、光源84、および敷地外構ルートグループ95が出力される。この敷地外構ルートグループ95の下位の階層には、敷地・環境グループ951、外構・造園グループ952、点景グループ953および家位置グループ954が出力される。
ここで、外構・造園グループ952は、大分類「敷地の外構」の情報が記述されるグループである。点景グループ953は、大分類「敷地の点景」の情報が記述されるグループである。敷地・環境グループ951は、大分類「敷地の外構」および「敷地の点景」以外の情報が記述されるグループである。家位置グループ954については後述する。
また、各グループは、基本属性およびユーザ定義可能な一般ユーザ属性を有している。基本属性としては、例えばグループIDなどが挙げられる。一般ユーザ属性としては、各グループに共通する属性とグループごとの個別の属性がある。
≪C.1≫ 敷地外構ルートグループ95
敷地外構ルートグループ95は、敷地外構入力用中間ファイル9に記述される敷地外構形状をまとめるグループである。この敷地外構ルートグループ95は、共通属性の他に個別の一般ユーザ属性として、図18に示すように、「単位」、「緯度経度」、および「方位」を持つ。
ここで、「単位」には、敷地外構入力用中間ファイル9全体の単位(例えばmm)が出力される。「緯度経度」は、緯度、経度の順に設定される。「方位」には、CADソフト5で方位が入力されている場合は南北方向のベクトルが出力され、方位が入力されていない場合には敷地座標系Y方向を南北方向とするベクトルが出力される。
≪C.2≫ 敷地・環境グループ951
敷地・環境グループ951は、敷地形状を記述するグループである。この敷地・環境グループ951は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材としては本体系のみであり、敷地外形、道路、宅盤・法面、堀込み・地下車庫、アプローチ階段などが挙げられる。
図19に示すように、本体の部位形状については、合成されていない部位形状が仕上げ材グループ801(図4も併せて参照)ごとに出力される。仕上げ材グループ801以下には、この仕上げ材の部位形状を持つ本体および部位形状が記述される。例えば、Product(部材n)803が記述され、その下にさらにシェルが記述される。
≪C.3≫ 外構・造園グループ952
外構・造園グループ952は、外構形状を記述するグループである。この外構・造園グループ952は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材はとしては配置系のみであり、外構付帯などが挙げられる。
図20に示すように、配置については、部品種類802(外構付帯)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品ごとに形状を記述する構造とする。部品形状の出力については、図6を参照して説明した部品種類グループ802と同様である。
≪C.4≫ 点景グループ953
点景グループ953は、点景形状を記述するグループである。この点景グループ953は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。出力対象部材はとしては配置系のみであり、点景などが挙げられる。
図21に示すように、配置については、部品種類802(点景)ごとに分類し、CGアプリケーション6によって部品種類802ごとの操作を可能とする。部品種類802以下では、部品ごとに形状を記述する構造とする。部品形状の出力については、図6を参照して説明した部品種類グループ802と同様である。
≪C.5≫ 家位置グループ954
家位置グループ954は、建物入力用中間ファイル8へのリンクを持つグループで、家形状のルートとなるグループである。この家位置グループ954は、共通属性のみを持ち、個別の一般ユーザ属性は持たない。家座標から敷地座標への変換マトリクスは、図22に示すように、家位置グループ954の基本属性の「回転」および「移動」に設定される。
<D.3次元地図作成ツール11における各種処理>
図23は、本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステム1における3次元地図作成ツール11で行われる処理およびデータの流れの概略を示すフローチャートである。以下、主要な処理毎に説明する。
≪D1≫ データインポート処理P1
クライアントコンピュータ2内で動作する3次元地図作成ツール11は、図1を参照して説明したように、ベクタ地図データベースを有する2次元地図データサーバ20に対して要求R1を送ってこの2次元地図データサーバ20上で動作するJavaなどのクライアントプログラムを起動し、さらに取得したい地図データの緯度・経度や範囲(縮尺)をオペレータの入力によって与える。その入力に対応する範囲のデータは、前記クライアントプログラムによって前記ベクタ地図データベースから切り出され、ベクタ地図データからなる2次元地図データ21として3次元地図作成ツール11に返される。3次元地図作成ツール11はその2次元地図データ21を規定フォルダにインポートする。
あるいは、3次元地図作成ツール11は、ラスタ地図データベースを有する2次元地図データサーバ20上で動作しているCGIなどのサーバプログラムに対してhttp要求R1を送る。その要求R1に対応する範囲のデータは前記サーバプログラムによって前記ラスタ地図データベースから切り出され、ラスタ地図データからなる2次元地図データ21として3次元地図作成ツール11に返される。3次元地図作成ツール11はその2次元地図データ21を規定フォルダにインポートする。
また、3次元地図作成ツール11は、地表被覆物を除いた地表の標高を表すDTMデータベースおよび地表被覆物を含めた高さの情報を表すDSMデータベースを有する3次元地形データサーバ30上で動作しているCGIなどのサーバプログラムに対してhttp要求R2を送る。その要求R2に対応する範囲のデータは前記サーバプログラムによって前記DTMデータベースおよび前記DSMデータベースから切り出され、3次元標高データ31および3次元測高データ32として3次元地図作成ツール11に返される。3次元地図作成ツール11はこれらの3次元標高データ31および3次元測高データ32を規定フォルダにインポートする。
そして、2次元地図データ21がベクタ地図データの場合は、この2次元地図データ21に基づいて建造物・道路・川2次元ベクタ22および建造物階数情報23が出力される。2次元地図データ21がラスタ地図データの場合は、保管演算によって3次元標高データ31へのマッピングが行われて、地形ポリゴン33が出力される。さらに、3次元測高データ32に基づいて点群データ34が出力される。
≪D2≫ 2次元→3次元コンバート処理P2
データインポート処理P1において2次元地図データ21がベクタ地図データであった場合は、建造物・道路・川2次元ベクタ22および建造物階数情報23が出力されている。そこで、この建造物・道路・川2次元ベクタ22から輪郭線が抽出され、建造物ポリゴン24(ただし、この時点では各建造物の高さはデフォルト値のまま)および道路・川ポリゴン25に変換して出力される。
なお、データインポート処理P1において2次元地図データ21がラスタ地図データであった場合は、まず、地形ポリゴン33に対してスキャンサンプリングが行われて建造物・道路・川が抽出され、その後は同様に、建造物ポリゴン24および道路・川ポリゴン25に変換して出力される。
≪D3≫ 建造物編集処理P3
データインポート処理P1において2次元地図データ21がラスタ地図データであった場合、出力された地形ポリゴン33の建造物に対して、必要に応じて編集操作が行えるようにしておく。
≪D4≫ 建造物立ち上げ処理P4
2次元→3次元コンバート処理P2で出力される建造物ポリゴン24では、各建造物の高さがデフォルト値のままであるので、この建造物立ち上げ処理P4において次のようにして各建造物の高さを正しく設定する。
まず、データインポート処理P1において出力された点群データ34を読み込み、座標的に対象となる点群データがある場合は、対応する各建造物の高さ(最高点)を点群座標から確定し、各建造物の高さの設定を修正する(自動立ち上げ2)。対象となる点群データがない場合であって、データインポート処理P1において2次元地図データ21がベクタ地図データであった場合は、各建造物の高さに対応する建造物階数情報23が出力されているので、この建造物階数情報23に基づいて各建造物の高さを確定し、各建造物の高さの設定を修正する(自動立ち上げ1)。
自動立ち上げ1または自動立ち上げ2によって高さの設定が修正されなかった各建造物の高さはデフォルト値のままとなる。そこで、必要に応じて建造物の高さ数値をオペレータが手入力できる機能を持たせて、建造物の高さ設定を修正できるようにしてもよい(手動立ち上げ)。
そして、これらの各立ち上げ処理により各建造物の高さが適切に設定された建造物ポリゴン26が出力される。
≪D5≫ 敷地くり抜き処理P5
CADソフト5から出力された敷地外構入力用中間ファイル9を読み込み、この敷地外構入力用中間ファイル9に含まれている情報に基づいて地形ポリゴン33から対応する敷地の領域をくり抜く。
なお、より正確な位置合わせに対応するために、オペレータが手動で敷地を移動あるいは回転できる機能を持たせるようにしてもよい。
≪D6≫ 3次元地図出力処理P6
建造物立ち上げ処理P4において各建造物の高さが適切に設定されて出力された建造物ポリゴン26と、2次元→3次元コンバート処理P2から出力された道路・川ポリゴン25と、敷地くり抜き処理P5において敷地外構入力用中間ファイル9に対応する敷地の領域がくり抜かれた地形ポリゴン33とを合わせて、建物入力用中間ファイル8や敷地外構入力用中間ファイル9と同様の中間ファイル形式で3次元地図中間ファイル12として出力する。
その際、ユーザ定義属性を追加設定できるようにしてもよい。ユーザ定義属性としては、例えば、3次元地図中間ファイル12毎の表示設定用の属性、色データ、各建造物の固有名称、マテリアルなどのユーザ定義などが挙げられる。
<E.CGアプリケーション6における3次元地図の利用>
図1に示したように、CGアプリケーション6は、3次元地図作成ツール11における各種処理を経て出力される3次元地図中間ファイル12を読み込むとともに、CADソフト5から出力される敷地外構入力用中間ファイル9も合わせて読み込む。そして、3次元地図中間ファイル12から得られる3次元地図データにおいてくり抜かれている領域に、敷地外構入力用中間ファイル9から得られた住宅の敷地や外形を合成して、表示装置4に3次元表示する。また、入力装置3からの操作に応じて3次元表示内容を変化させることもできる。具体的には、例えば次のような操作を行うことができる。
まず、入力装置3としてのマウスのドラッグ操作によって、視点の移動を様々に行うことができる。例えば、前後左右へ地面の凹凸に沿って視点を移動させる「ウォーク」、地面の凹凸とは無関係に視点を移動させる「フライスルー」、マウス操作でピックした任意の建造物を中心に回転(左右上下)・ズーム(イン、アウト)・パン(左右上下)、原点への復帰などが挙げられる。
表示レイヤー切り替え機能としては、地形ポリゴン33、建造物ポリゴン26、道路・川ポリゴン25、住宅の敷地や外形などをそれぞれ独立して表示/非表示を切り替えることができる。
マウス操作でピックした任意の建造物、道路、川の色や高さを修正できるように、ダイアログなどをポップアップさせるようにしてもよい。
光源調整機能としては、光源位置の手動任意位置指定、太陽光の簡易シミュレート、光源色の調整、背景色の調整などを行うことができる。
このように、CGアプリケーション6によって表示装置4に3次元表示を行うとともに、入力装置3からの操作に応じて3次元表示内容を変化させるようにすれば、CADソフト5で設計中あるいは設計済みの個人用住宅などが、建築予定の敷地の周囲環境とどのように調和するかを容易かつ効果的に確認することができる。住宅を設計・販売する側が顧客に対するプレゼンテーションのツールとして利用する場合には、住宅の内部や外観だけでなく隣家や周辺環境も含めて提案することができ、さらに実際にその住宅に住んだときの日常生活をイメージしてもらうことも可能となるので、販売支援の有力な手段となる。
また、上述の2次元地図データサーバ20に、住宅購入後の日常生活などで重要性の高い情報を追加で持たせるようにしてもよい。具体的には、各建造物の種類として、駅、学校、病院、スーパーやコンビニエンスストア、公園などが区別可能となるようにしておく。そして、入力装置3からの操作に応じて、例えばこれらを他の建物と区別できるように色分け表示をしてもよい。さらに、これらの各建造物の種類と、家族内の夫、妻、子供などとを関連付けておき、家族のそれぞれの関心が高い各建造物だけを強調表示することができるようにしてもよい。このようにすれば、建築予定の住宅の周囲環境やその住宅に住んだときのイメージをより具体的に把握してもらうことができる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明の一実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステムの概略構成図である。 本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステムにおいて、CADデータからの変換によって出力される建物入力用中間ファイルの階層構造の概略図である。 建物入力用中間ファイルに記述される各グループのすべてに付加される一般ユーザ属性の中で共通な属性を示す。 建物入力用中間ファイルの共通グループのうち、同一仕上げ材、同一候補色の部位形状をまとめる仕上げ材グループの一般ユーザ属性を示す。 仕上げ材グループの構造を示す。 建物入力用中間ファイルの共通グループのうち、出力される部品を種類ごとにまとめるための部品種類グループの構造を示す。 建物入力用中間ファイルの共通グループのうち、CADデータに入力されている部材の属性および形状が記述されるProduct(部材)グループの一般ユーザ属性を示す。 建物入力用中間ファイルの共通グループのうち、形状を記述する単位であるシェルの一般ユーザ属性を示す。 家グループの一般ユーザ属性を示す。 仕様グループの一般ユーザ属性を示す。 外部グループの構造を示す。 内部グループの構造を示す。 蓋形状グループの一般ユーザ属性を示す。 屋根グループの構造を示す。 基礎グループの構造を示す。 構造躯体グループの構造を示す。 本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステムにおいて、CADデータからの変換によって出力される敷地外構入力用中間ファイルの階層構造の概略図である。 敷地外構ルートグループの一般ユーザ属性を示す。 敷地・環境グループの構造を示す。 外構・造園グループの構造を示す。 点景グループの構造を示す。 家位置グループの基本属性を示す。 本実施形態に係る住宅建築用の3次元CGシステムにおける3次元地図作成ツールで行われる処理およびデータの流れの概略を示すフローチャートである。
符号の説明
1 3次元CGシステム
2 クライアントコンピュータ
3 入力装置
4 表示装置
5 CADソフト
5a コンバータ
6 CGアプリケーション
7 CADデータ
8 建物入力用中間ファイル
801 仕上げ材グループ
802 部品種類グループ
803 Product(部材)グループ
804 Product(部品)グループ
805 Product(部屋)グループ
806 Shape(図形)グループ
807 シェルグループ
808 室グループ
809 鳥瞰の蓋グループ
8090 蓋形状グループ
81 マテリアル
82 テクスチャ
83 カメラ
84 光源
85 家ルートグループ
850 家グループ
851 仕様グループ
852 外部グループ
853 内部グループ
8531 LDK
85311 テーブル
85312 花瓶
854 屋根グループ
855 基礎グループ
856 構造躯体グループ
9 敷地外構入力用中間ファイル
10 建物出力用中間ファイル
11 3次元地図作成ツール
12 3次元地図中間ファイル
20 2次元地図データサーバ
21 2次元地図データ
22 建造物・道路・川2次元ベクタ
23 建造物階数情報
24 建造物ポリゴン(高さ:デフォルト)
25 道路・川ポリゴン
26 建造物ポリゴン(高さ:設定済み)
30 3次元地形データサーバ
31 3次元標高データ
32 3次元測高データ
33 地形ポリゴン
34 点群データ

Claims (7)

  1. 住宅の少なくとも外形の3次元形状データと前記住宅の建築予定位置情報および敷地形状情報とを格納する記憶手段と、
    前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の2次元地図データを取得する2次元地図データ取得手段と、
    前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元標高データを取得する3次元標高データ取得手段と、
    前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の地表被覆物を含めた地表の高さを表す3次元測高データを取得する3次元測高データ取得手段と、
    前記2次元地図データと前記3次元標高データと前記3次元測高データとに基づいて前記住宅の建築予定位置周辺の3次元地図データを作成する3次元地図データ作成手段と、
    前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記3次元地図データと前記住宅の外形の3次元形状データとを合成して3次元合成データを出力する合成手段と、
    前記合成手段によって合成された前記3次元合成データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  2. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    前記合成手段は、前記建築予定位置情報および前記敷地形状情報に基づいて前記3次元地図データから前記住宅に対応する範囲をくり抜き、そのくり抜いたところに前記住宅の外形の3次元形状データをはめ込むことを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  3. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    前記3次元地図データ作成手段は、前記3次元地図データ内の建造物の高さを前記3次元測高データに基づいて定めることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  4. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    さらに、2次元地図データベースを有する2次元地図データサーバを備え、
    前記2次元地図データ取得手段は、前記2次元地図データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の2次元地図データを取得することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  5. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    さらに、地表被覆物を除いた地表の標高を表す3次元標高データベースおよび地表被覆物を含めた地表の高さを表す3次元測高データベースを有する3次元地形データサーバを備え、
    前記3次元標高データ取得手段は、前記3次元地形データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の3次元標高データを取得するとともに、
    前記3次元測高データ取得手段は、前記3次元地形データサーバに対して要求を行うことにより前記住宅の建築予定位置周辺の3次元測高データを取得することを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  6. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    前記2次元地図データはベクタ地図データであることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
  7. 請求項1に記載の住宅用3次元CGシステムにおいて、
    前記2次元地図データはラスタ地図データであることを特徴とする住宅用3次元CGシステム。
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