JP2527208B2 - カ―テンウォ―ル装置 - Google Patents

カ―テンウォ―ル装置

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JP2527208B2
JP2527208B2 JP63003041A JP304188A JP2527208B2 JP 2527208 B2 JP2527208 B2 JP 2527208B2 JP 63003041 A JP63003041 A JP 63003041A JP 304188 A JP304188 A JP 304188A JP 2527208 B2 JP2527208 B2 JP 2527208B2
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glass
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Inventor
克彦 那和
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ニューウォールシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビルディングの外装をガラス張りにし
た、カーテンウォール装置に関するものである。
[従来の技術] 第9図、第10図に示すように、ビルディングの外装と
してガラス1を全面に取付けたカーテンウォールが近年
の建築に多数用いられている。
従来のカーテンウォールは第11図に示すように、ガラ
ス1の周囲にフレーム2を設け、ガラス1の下側はゴム
製のセッティングブロック3でフレーム2に支持し、ガ
ラス1の両面周囲とフレーム2との間にシール4を充填
し、建物の躯体5に固着したブラケット6にフレーム2
をボルト7で固定していた。
[発明が解決しようとする課題] 従来のカーテンウォールに於いては、地震の際にフレ
ーム2は躯体と共に振動し、その振動が大きい場合には
ガラス1の周囲の形状に対してフレーム2が遊離したり
圧縮力を与えることになり、ガラス1を破損してしまう
ことがあった。
また従来のカーテンウォールは、ガラス1の周囲がフ
レーム2で囲まれているため、ガラス1の取替が困難で
あり、ガラス1の周囲にフレーム2が露出するため、外
観が悪くなる欠点があった。
この発明は上述した従来の欠点を解決し、地震の際の
躯体の振動がガラスに影響を与えないようにすると共
に、ガラスの取替が簡単にでき、ガラスの周囲にフレー
ムが露出しないようにしたカーテンウォール装置を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は、ガラスの内面周囲に接着され外周に係合
溝12を有するアウターフレーム11と、該アウターフレー
ムとほぼ同形に作られ建物の躯体に固定されたインナー
フレーム18と、該インナーフレームに取付けられ前記係
合溝12に90゜回動することによって着脱可能に嵌合する
係合突起を有するジョイント材21と、を備えたことを特
徴とするカーテンウォール装置である。
[作 用] 地震によってインナーフレームが建物の躯体と共に振
動すると、ジョイント材の係合突起23はアウターフレー
ムの係合溝内で摺動し、アウターフレーム及びガラスに
は躯体の振動変形が伝わらない。
[実施例] 次に、この発明の実施例を説明する。
第1図は第9図のI−I線拡大断面図であって、8は
床面、9は窓台である。ガラス1の内面周囲にはシール
10が接着され、さらにこののシール10を介して、ガラス
1の外形とほぼ同じ大きさのアルミニウム製等の枠状の
アウターフレーム11が接着されている。このようなガラ
ス1の内面周囲にシール10を介してアウターフレーム11
を接着する作業は、予め工場で行ってから建築工事現場
に搬入するものである。ガラス1の内面周囲に接着する
アウターフレーム11の外周には、連続した溝状の係合溝
12が形成されている。
一方、建物の躯体5には、第2図に示すL字状のファ
スナー13を固着し、ファスナー13にL字状のブラケット
14を固着する。そしてこのブラケット14には、ボルト1
5、ナット16及びアルミニウム押出形材のワッシャー17
によって、インナーフレーム18を固定する。インナーフ
レーム18は、アルミニウム等により前述したアウターフ
レーム11とほぼ同形の枠状に作られたもので、窓台9内
の鉄骨19にも、ボルト15、ナット16、ワッシャー17によ
って固着する。
インナーフレーム18の外面側の周囲には、連続した溝
状の係合溝20が設けてあって、この係合溝20にジョイン
ト材21を固定することができるようになっている。ジョ
イント材21はアルミ押出形材等によって作られたもの
で、第3図に示すように基部突起22が上下に突出してお
り、表面側には係合突起23が上下に突出していて、表面
側の中心から押ネジ24がねじ込まれている。ジョイント
材21を第1図、第3図に示す姿勢から押ネジ24を中心と
して90゜回動し、基部突起22、係合突起23が左右に張出
した状態にすると、基部突起22をインナーフレーム18の
係合溝20内に挿入することができる。そしてジョイント
材21を再び押ネジ24を中心として90゜回動すると基部突
起22は上下方向を向いてインナーフレーム18の係合溝20
に係合する。このようにジョイント材21を再び回動する
際、インナーフレーム18の外側に、ガラス1に接着した
アウターフレーム11を配置しておいて、ジョイント材21
の係合突起23をアウターフレーム11の係合溝12内に嵌合
させる。次に押ネジ24をジョイント材21内に深くねじ込
むと、押ネジ24の先端はジョイント材21から突出してイ
ンナーフレーム18を押圧し、その反力によりジョイント
材21の基部突起22は係合溝20と強固に係合する。これよ
ってジョイント材21はインナーフレーム18に固定され、
ジョイント材21の係合突起23が係合溝12を介してアウタ
ーフレーム11及びガラス1を支持することになる。
第4図は第9図のIV−IV線拡大断面図であって、天井
25近くの建物の躯体5にファスナー26を固着し、ファス
ナー26にL字状のブラケット27が固着してある。前述し
たインナーフレーム18は、天井近くのブラケット27に対
しても、ボルト15、ナット16、ワッシャー17によって固
着されている。インナーフレーム18の係合溝20には第5
図に示すジョイント材28が固定され、上側のアウターフ
レーム11及びガラス1を支持している。第5図に示すジ
ョイント材28は、基部突起22は上下に突出しているが、
係合突起23は上方にのみ突出しているもので、中心には
押ネジ24がねじ込まれている。
アウターフレーム11は、開き窓部のフレームを示し、
インナーフレーム18とは窓開閉金具で支持されている。
開き窓は外壁面の適宜箇所に設けられている。第6図は
第9図のVI−VI線拡大断面図、第7図は第9図のVII−V
II線拡大断面図であって、押ネジ24をジョイント材21内
に深くねじ込むことによってジョイント材21をインナー
フレーム18側部の上下方向の係合溝20に強固に係合し、
アウターフレーム11側部の上下方向の係合溝12を介して
アウターフレーム11の両側を支持している。
第1図、第4図、第6図、第7図に示すように、イン
ナーフレーム18に固定したジョイント材21、28によりイ
ンナーフレーム18の外側に支持したアウターフレーム11
相互の間の隙間には、目地シール29を充填し、ジョイン
ト材21、28及び押ネジ24の頭が外部から見えないように
する。
以上説明したカーテンウォールを有する建物の躯体5
が、地震のために振動した場合には、インナーフレーム
18は躯体5と共に振動変位し、ジョイント材21、28も変
位することになるが、ジョイント材21、28の係合突起23
(第3図、第5図参照)はアウターフレーム11の係合溝
12内で摺動変位し、目地シール29は第8図に示すように
変位に順応するので、アウターフレーム11及びガラス1
に圧縮力等を加えることがなく、ガラス1は破損しな
い。
ガラス1を取替える場合には目地シール29を除去し、
押ネジ24を弛めてジョイント材21、28を90゜回動する
と、ジョイント材21、28の係合突起23がアウターフレー
ム11の係合溝12から外れるので、建物の外部からアウタ
ーフレーム11と共にガラス1をとりかえることができ
る。
[発明の効果] この発明は、地震の際にもガラスが破損せず、またガ
ラスの取替作業も簡単に行うことができる。
さらにアウターフレームはガラスの内面周囲に接着さ
れていてガラスの外側には出ていないため、ガラスの周
囲にフレームを露出させたくないという要望にも沿うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の第9図I−I線拡大断面
図、第2図はファスナー及びブラケットの斜視図、第3
図はジョイント材の斜視図、第4図はこの発明の一実施
例の第9図IV−IV線拡大断面図、第5図はジョイント材
の他の実施例の斜視図、第6図、第7図はこの発明の一
実施例のそれぞれ第9図VI−VI線、VII−VII線の拡大断
面図、第8図は地震の際の目地シールの変位を示す正面
図、第9図はカーテンウォール装置の正面図、第10図は
第9図のX−X線断面図、第11図は従来のカーテンウォ
ール装置の要部拡大縦断面図である。 1……ガラス、2……フレーム、 3……セッティングブロック、4……シール、 5……躯体、6……ブラケット、7……ボルト、 8……床面、9……窓台、10……シール、 11……アウターフレーム、12……係合溝、 13……ファスナー、14……ブラケット、15……ボルト、 16……ナット、17……ワッシャー、 18……インナーフレーム、19……鉄骨、20……係合溝、 21……ジョイント材、22……基部突起、 23……係合突起、24……押ネジ、25……天井、 26……ファスナー、27……ブラケット、 28……ジョイント材、29……目地シール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスの内面周囲に接着され外周に係合溝
    を有するアウターフレームと、該アウターフレームとほ
    ぼ同形に作られ建物の躯体に固定されたインナーフレー
    ムと、該インナーフレームに取付けられる前記係合溝に
    90゜回動することによって着脱可能に嵌合する係合突起
    を有するジョイント材と、を備えたことを特徴とするカ
    ーテンウォール装置。
JP63003041A 1988-01-12 1988-01-12 カ―テンウォ―ル装置 Expired - Lifetime JP2527208B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS50102112U (ja) * 1974-01-26 1975-08-23
JPS60152711U (ja) * 1984-03-22 1985-10-11 ワイケイケイ株式会社 カ−テンウオ−ルのパネル支持部

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JPH01223246A (ja) 1989-09-06

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