JP2527164Y2 - エンジンのシリンダヘッド - Google Patents

エンジンのシリンダヘッド

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JP2527164Y2
JP2527164Y2 JP1989103709U JP10370989U JP2527164Y2 JP 2527164 Y2 JP2527164 Y2 JP 2527164Y2 JP 1989103709 U JP1989103709 U JP 1989103709U JP 10370989 U JP10370989 U JP 10370989U JP 2527164 Y2 JP2527164 Y2 JP 2527164Y2
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JP
Japan
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cylinder head
water jacket
boss
engine
oil passage
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JP1989103709U
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JPH0343559U (ja
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徳明 藤井
英勇 平沼
朋幸 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのシリンダヘッドに関するものであ
る。
(従来の技術) エンジンのシリンダヘッドにはオイル通路、ウォータ
ージャケット等が設けられる。
第2図はこのようなエンジンの上部の縦断面図を示
し、図中101はシリンダヘッド、102はロッカーアーム、
103は前記ロッカーアーム102の端部側に連結するピポッ
トボルトで、該ピポットボルト103はボス部104の取付孔
104aに取付けられる。又、105はウォータージャケッ
ト、106はオイル通路で、オイル通路106のオイルはロッ
カーアーム102とカムシャフト107のカム108との当接部
に供給される。このような構造は公知で、例えば実公昭
63−15522号公報にも開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで従来のエンジン構造ではウォータージャケッ
ト105とピポットボルト103の取付孔104aとが大きく離れ
ており、シリンダヘッドの上下寸法が大きいという不具
合があった。又、上下寸法が大きいが故に重量も大き
く、そこで例えば第2図の110で示すような凹部を形成
して重量軽減を図ることが行なわれる。しかしながらこ
のような凹部110は砂中子を使用して鋳造で成形される
ために金型が複雑になり、又、工程も多くなり、エンジ
ンの製造が容易でなくなるという不具合があった。
本考案は斯る従来の不具合に鑑み成されたものであ
り、その目的とする処は上下寸法が小さく、又、製造も
容易なエンジンのシリンダヘッドを製造するにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案はロッカーアーム14,1
5の端部に連結するピポットボルト21をシリンダヘッド
のボス部23に取付け、前記ロッカーアーム14,15とカム1
6a,17aとの当接部に供給される潤滑油のオイル通路26を
該ボス部23に形成し、前記ボス部23の下方にウォーター
ジャケット27を形成したエンジンにおいて、前記ボス部
を前記ウォータージャケット27の上壁部とし、この上壁
部内に前記オイル通路をウォータジャケットに近接して
形成したことを特徴とする。
(作用) ピポットボルトのボス部をウォータージャケットの上
壁部と一体としたのでシリンダヘッドの上下寸法を小さ
くすることができ、エンジンのコンパクト化を図るとと
もに製造を容易にすることができ、また、上記上壁部内
に潤滑油のオイル通路をウォータジャケットに近接して
形成したことから、潤滑油を動弁系に供給する際にウォ
ータジャケットとの間で熱交換されるので、新たな冷却
手段を別途設けることなく潤滑油が冷却される。
(実施例) 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図はシリンダヘッドの縦断面図を示し、シリンダ
ヘッド1には該シリンダヘッド1の下面に形成した燃焼
室2に連通する一対の吸気ポート3、排気ポート4を形
成する。
前記吸気ポート3には吸気弁6を、排気ポート4には
排気弁7を夫々配置し、吸気弁6と排気弁7は夫々弁体
6a,7aと、ステム6b,7bから成る。
前記ステム6b,7bは支持部1a,1aに取付けたステムガイ
ド8,8で支持されており、ステムガイド8外周に設けた
ばね座9とステム6b,7bの上端に固設したばね受10,10と
の間にはスプリング12を張設し、このスプリング12で夫
々の弁6,7を閉弁方向に付勢する。
前記ステム6b,7bの上端にはロッカーアーム14,15の外
端側を当接させ、このロッカーアーム14,15の中間部上
面にはカム軸16,17のカム16a,17aを当接させる。
ロッカーアーム14,15の内端側には調節ボルト20を螺
合し、この調節ボルト20の下端に設けた球部20aはピポ
ットボルト21上部の支承部21aに回転自在に当接する。
前記ピポットボルト21はボス部23に形成した孔部24に螺
合し、孔部24はシリンダの列方向(紙面垂直方向)に形
成したオイル通路26に連通する。オイル通路26から供給
されるオイルは孔部24からピポットボルト21の通路21a
を通り、ここから所定通路を介してロッカーアーム14,1
5とカム16a,17aの当接部に供給される。
尚、図面中25は前記ボス部23,23間にV字状に形成し
た欠部である。
前記オイル通路26,26の下方にはウォータージャケッ
ト27を形成し、このウォータージャケット27の上壁部
は、前記ボス部23と一体に形成する。
本実施例ではこのようにウォータージャケット27の上
壁部をボス部23と一体に形成したのでシリンダヘッド1
の上下寸法を小さくすることができ、そのコンパクト化
を図ることができる。又、前記オイル通路26を支持ねじ
21の頭部の垂線lよりも内方に設けたのでシリンダヘッ
ド1の幅方向の大きさも小さくすることができる。
又、ボス部23,23間にV字状の欠部25を形成したので
エンジンの軽量化を図ることができるとともに支持部1a
は肉厚のボス部23に接続されているので支持部1aの剛性
を向上させることができる。
更にオイル通路26とウォータージャケット27とを近接
配置することによってエンジン暖気後のオイル冷却等の
熱交換をオイル通路26、ウォータージャケット27間で行
うことが可能となる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によればピポットボルトのボ
ス部をウォータージャケットの上壁部としたのでシリン
ダヘッドの上下寸法を小さくすることができ、エンジン
のコンパクト化を図るとともに製造を容易にすることが
でき、また、上記上壁部内に潤滑油のオイル通路をウォ
ータジャケットに近接して形成したことから、潤滑油を
動弁系に供給する際にウォータジャケットとの間で熱交
換されるので、新たな冷却手段を別途設けることなく潤
滑油が冷却される。
したがって、本考案に係るエンジンのシリンダヘッド
は、簡易な構成により、潤滑油の冷却作用と合わせ、シ
リンダヘッドの上下寸法を小さく構成することができる
ので、多弁型のエンジンにあっても製造コストの低減を
図りつつコンパクトに構成することができるとともに、
吸気排気用動弁系の耐久性が向上され、また、燃費の低
減効果をも合わせて達成することができるという本考案
特有の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリンダヘッドの縦断面図、第2図は従来にお
けるシリンダヘッドの縦断面図である。 尚、図面中、14,15はロッカーアーム、16a,17aはカム、
21はピポットボルト、23はボス部、26はオイル通路、27
はウォータージャケットである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッカアームの端部に連結するピボットボ
    ルトをシリンダヘッドのボス部に取付け、前記ロッカア
    ームとカムとの当接部に供給される潤滑油のオイル通路
    を該ボス部に形成し、前記ボス部の下方にウォータジャ
    ケットを形成したエンジンにおいて、前記ボス部を前記
    ウォータジャケットの上壁部とし、この上壁部内に前記
    オイル通路をウォータジャケットに近接して形成したこ
    とを特徴とするエンジンのシリンダヘッド。
JP1989103709U 1989-09-04 1989-09-04 エンジンのシリンダヘッド Expired - Lifetime JP2527164Y2 (ja)

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JPH0343559U JPH0343559U (ja) 1991-04-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053605A (ja) * 1983-09-01 1985-03-27 Kawasaki Heavy Ind Ltd ダブルオ−バ−ヘッドカム式内燃機関のロツカア−ム構造
JP2663420B2 (ja) * 1986-08-06 1997-10-15 スズキ株式会社 油圧式ラツシユアジヤスタを備えたエンジンのバルブ駆動装置

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JPH0343559U (ja) 1991-04-24

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