JP2527003B2 - 光ディスクマスタ―用ガラス原盤 - Google Patents

光ディスクマスタ―用ガラス原盤

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JP2527003B2
JP2527003B2 JP63222485A JP22248588A JP2527003B2 JP 2527003 B2 JP2527003 B2 JP 2527003B2 JP 63222485 A JP63222485 A JP 63222485A JP 22248588 A JP22248588 A JP 22248588A JP 2527003 B2 JP2527003 B2 JP 2527003B2
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glass master
glass
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誠 有沢
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Toppan Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスタンパーを作製した後に研磨することによ
り繰返して使用される光ディスクマスター用ガラス原盤
の改良に関するものである。
[従来の技術] 光学式記録は、磁気式記録と比較して記録媒体とヘッ
ドとが非接触であり、かつ高密度の記録が可能である等
の利点がある。この光学式記録媒体としては、読出し専
用のもの、追加書込み可能なもの、消去再書込み可能な
ものが知られており、本発明にかかる読出し専用の光学
式記録媒体(以下、光ディスクと称する)としては、既
にコンパクトディスクや光学方式のビデオディスク等の
形で実用に供されてきている。
一方、光ディスクマスター用のガラス原盤は、スタン
パーを作製した後に研磨することにより繰返して使用さ
れる。通常、このガラス原盤は10〜20回程度、研磨およ
び再使用が繰返される。しかし、カッティングマシーン
で使用可能なガラス原盤の厚さは、±0.1〜0.3mmの精度
が必要である。そこで従来では、ガラス原盤を研磨する
たび毎にその厚さをマイクロメータ等で測定し、それが
許容厚さの範囲にあるかどうかを確認しなければならな
かった。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、従来の光ディスクマスター用ガラス原
盤では、ガラス原盤を研磨した後にその都度厚さを測定
しなければならないため、作業員の負担が非常に重いも
のとなっていた。また、ガラス原盤の厚さを測定する際
に、ガラス原盤に誤って傷を付けたり、あるいは汚した
りしてしまう恐れが多かった。
本発明は上述のような問題を解決するために成された
もので、厚さの測定を行なうことなく、再使用が未だ可
能であるかどうかを目視で極めて容易に確認することが
可能な光ディスクマスター用ガラス原盤を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明では、スタンパー
を作製した後に研磨することにより繰返して使用される
光ディスクマスター用ガラス原盤において、ガラス原盤
本体の片面側の,パターンを形成する部分となる以外の
部所に、所定の深さを有する凹部を設けるようにしてい
る。
[作用] 従って、本発明の光ディスクマスター用ガラス原盤に
おいては、ガラス原盤の再使用に伴って繰返して研磨が
行なわれると、ガラス原盤のパターン形成部分以外の部
所に設けられた凹部の深さが、研磨の回数に応じて徐々
に小さくなり、やがてはこの凹部が無くなってしまう。
よって、ガラス原盤に設けられた凹部が存在している限
り、ガラス原盤の再使用が未だ可能であることを、目視
で容易に確認することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は、本発明による光ディスクマスター用ガラス
原盤の構成例を示す断面図である。第1図に示すよう
に、本実施例の光ディスクマスター用ガラス原盤1は、
ガラス原盤1本体の片面側における,パターンを形成す
る部分(パターン形成部)2となる以外の部所に、所定
の深さを有する任意形状の凹部3を1個設けて構成して
いる。
ここで、ガラス原盤1本体としては、その大きさが直
径240mm、厚さが5mmで、5.0±0.2mmまで使用可能なもの
としている。また、凹部3としては、その大きさが見易
さと研磨時の影響を考慮して径1〜3mm程度、深さが0.1
8mmのものとし、またその形成位置としてはパターン形
成部2の外側1cm以上の部分としている。さらに、凹部
3の加工法としては、機械加工あるいはフッ酸によるエ
ッチング加工を用いる。
次に、第1図に示した光ディスクマスター用ガラス原
盤1の使用形態について、第2図に示す流れ断面図を用
いて説明する。
すなわち、ガラス原盤1本体の凹部3形成面側の表面
に、あるパターン状にレジスト層4を形成し、次にこの
レジスト層4の表面にニッケル(Ni)等の金属を蒸着し
てニッケル蒸着膜5を形成し、さらにこのニッケル蒸着
膜5の表面にニッケルメッキ層6を形成することによ
り、スタンパーの作製を行なう。次に、このスタンパー
を作製した後に、レジスト層4,ニッケル蒸着膜5,ニッケ
ルメッキ層6を剥離し、次にパターン形成部2に着いた
汚れ7を洗浄によって除去し、しかる後にガラス原盤1
本体の凹部3形成面側を研磨する。そして、通常はこの
ような工程を、10〜20回程度繰返して行なう。
従来では、このような研磨を行なうたび毎に、ガラス
原盤1本体の厚さが、許容厚さ5.0±0.2mmの範囲である
かどうかを測定していた。これに対して、本実施例で
は、ガラス原盤1の再使用に伴って繰返して研磨が行な
われると、ガラス原盤1本体のパターン形成部2以外の
部所に設けられた凹部3の深さが、研磨の回数に応じて
徐々に小さくなり、やがてはこの凹部が無くなってしま
う。よって、ガラス原盤に設けられた凹部が見える限
り、ガラス原盤1の再使用が未だ可能であることを、目
視で容易に確認することが可能となる。よって、再使用
のための研磨により厚さが薄くなり過ぎて再使用が不可
能となった場合に、それを肉眼で簡単に確認することが
できる。
上述したように、本実施例の光ディスクマスター用ガ
ラス原盤1は、ガラス原盤1本体の片面側における,パ
ターン形成部2以外の部所に、所定の深さを有する凹部
3を1個設けるようにしたので、厚さの測定を行なうこ
となく、再使用が未だ可能であるかどうかを目視で極め
て容易に確認することが可能となる。これにより、ガラ
ス原盤1本体を研磨した後に、従来のようにその都度厚
さを測定する必要が無くなる。よって、作業員の負担が
著しく軽減されるばかりでなく、ガラス原盤1本体に誤
って傷を付けたり、あるいは汚したりしてしまうような
ことも無くなる。
尚、上記実施例では、ガラス原盤1本体の片面側に凹
部3を1個設けたが、互いに深さの異なった凹部を複数
個だけ設けるようにしてもよい。この場合には、どの程
度(何回)研磨されたガラス原盤であるのかの見当をつ
けることが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ガラス原盤本体
の片面側の,パターンを形成する部分となる以外の部所
に、所定の深さを有する凹部を設けるようにしたので、
厚さの測定を行なうことなく、再使用が未だ可能である
かどうかを目視で極めて容易に確認することが可能な光
ディスクマスター用ガラス原盤が提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による光ディスクマスター用ガラス原盤
の一実施例を示す断面図、第2図は同実施例におけるガ
ラス原盤の使用形態を説明するための流れ断面図であ
る。 1……ガラス原盤、2……パターン形成部、3……凹
部、4……レジスト層、5……ニッケル蒸着膜、6……
ニッケルメッキ層、7……汚れ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタンパーを作製した後に研磨することに
    より繰返して使用される光ディスクマスター用ガラス原
    盤において、前記ガラス原盤本体の片面側の,パターン
    を形成する部分となる以外の部所に、所定の深さを有す
    る凹部を設けて成ることを特徴とする光ディスクマスタ
    ー用ガラス原盤。
  2. 【請求項2】凹部としては、互いに深さの異なった凹部
    を複数個だけ設けるようにしたことを特徴とする請求項
    第(1)項記載の光ディスクマスター用ガラス原盤。
JP63222485A 1988-09-07 1988-09-07 光ディスクマスタ―用ガラス原盤 Expired - Lifetime JP2527003B2 (ja)

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JPH0271438A JPH0271438A (ja) 1990-03-12
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