JP2526995Y2 - スキー靴 - Google Patents

スキー靴

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JP2526995Y2
JP2526995Y2 JP8178792U JP8178792U JP2526995Y2 JP 2526995 Y2 JP2526995 Y2 JP 2526995Y2 JP 8178792 U JP8178792 U JP 8178792U JP 8178792 U JP8178792 U JP 8178792U JP 2526995 Y2 JP2526995 Y2 JP 2526995Y2
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Japan
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tightening
adjusting lever
lever
adjustment lever
shell
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JP8178792U
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JPH0644402U (ja
Inventor
浩一郎 嵯峨
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スキーヤーの足甲部領
域を締付保持する締付装置を備えたスキー靴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのスキー靴にはスキーヤーの
足甲部領域を締め付ける締付装置が装着されており、斯
かる締付装置によって足甲部の遊びをなくし、スキー靴
と足との確実なホールド性及びフィット性を得ることが
できるようになっている。
【0003】而して、従来、この種の締付装置は、締付
力の調整をシェル本体の甲部の表面に取り付けた調整レ
バーで行うものが主流を占めており、調整後、調整レバ
ーはシェル本体の甲部表面に傾倒されるようになってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来、スキ
ー操作中に自分のストックがスキー靴に当たることが多
いが、ストックが調整レバーに当たると、調整レバーが
開放して締付力が解除され、その結果、足の締付保持が
弱くなって一体感に欠け、確実なスキー操作ができなく
なる欠点があった。
【0005】又、回転競技の際にポールが調整レバーに
当たることも多く、この場合も、同様に調整レバーが開
放して締付力が解除され、又、時には調整レバー自体が
破損してしまう虞もあった。
【0006】そして、斯かる不具合を解消するため、特
公平3−42号公報には、図5に示すようにシェル本体
1の甲部に凹部3を形成して、当該凹部3内に締付装置
5の調整レバー7の先端を収容可能としたスキー靴9が
開示されているが、斯かる構造によっても、外力に対す
る調整レバー7の保護は未だ十分なものとはいえなかっ
た。
【0007】然も、凹部3内に収容された調整レバー7
の先端がシェル本体1の凹部3内に密着して収容された
構造であるため、締付装置の開放操作や締付力の調整の
ために調整レバー7を引き上げる際に、調整レバー7が
起こし難いといった欠点があった。
【0008】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、ストックやポール等による外力に対して締付装置の
調整レバーの保護を図ると共に、締付装置の開放操作や
締付力の調整の際の調整レバーの操作性を良好にしたス
キー靴を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案は、アウタシェルの内部に装着したインナー
ブーツの足甲部を締付保持する締付装置を備え、当該締
付装置の締付力調整レバーをアウタシェルの足甲部表面
に配置したスキー靴に於て、上記調整レバーを挟んでア
ウタシェルの爪先側及び踵側に、当該調整レバーを保護
する保護突部を設けると共に、調整レバーの先端とアウ
タシェルとの間に間隙部を設けたものである。
【0010】
【作用】本考案によれば、調整レバーの操作によってイ
ンナーブーツの足甲部に対する締付装置の締付力を調整
した後、調整レバーを保護突部の間に傾倒すればよい。
【0011】而して、斯様に調整レバーを保護突部の間
に収容すれば、スキー操作中に於けるストックやポール
等の外力に対して当該保護突部が調整レバーの開放を防
止すると共に、調整レバーの破損を防止する。
【0012】又、調整レバーの先端とシェル本体との間
に間隙部を設けることにより、締付装置の締付力の調整
等を行う場合、スキーヤーの指先を当該間隙部に挿入す
ることで、調整レバーが容易に引き上げられることとな
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1に於て、11は本考案の一実施例に係る
スキー靴で、当該スキー靴11は硬質で強靭な合成樹脂
で成形されたアウタシェル13と、当該アウタシェル1
3内に挿着されたインナーブーツ15とで構成されてい
る。
【0014】そして、上記アウタシェル13は、主に足
首から下方の部分を覆うシェル本体17と、足首の前面
部分から脛下部を覆うフロントカフ19及び足の踵上部
から脹脛下部を覆うリヤカフ21とからなり、フロント
カフ19とリヤカフ21の下端は、上記シェル本体17
の内外踝部分にピン23,25で前後方向へ回動可能に
枢着されている。
【0015】又、フロントカフ19の上部一側面にはバ
ックル27が固着されると共に、このバックル27に係
合する締付バンド29の一端が、上記バックル27と反
対のフロントカフ側面に固着されており、その自由端側
をリヤカフ21の外周に巻き付けてその端部をバックル
27に係合することで、フロントカフ19とリヤカフ2
1が一体に締め付けられるようになっている。
【0016】図2は図1のII−II線断面図を示し、図
中、31はスキーヤーの足甲部を締付保持する締付装置
で、当該締付装置31は、本出願人が先に実願昭61−
203358号(実公平4−11524号)で開示した
締付装置と同一の構造で、インナーブーツ15とシェル
本体17の間に装着されている。
【0017】即ち、上記締付装置31は、足保持部材3
3と、ねじ杆35と、当該ねじ杆35のねじ部35a,
35bに夫々螺合され足保持部材33に押圧力を付与す
るナット部材37,39とを備えている。
【0018】そして、足保持部材33は、図2及び図3
に示すように截頭四角錐状の支持部33aと、当該支持
部33aの左右両下端に連設されてインナーブーツ15
の足甲部上面15a及びこれに連なる左右の側面部15
b,15cに当接する押圧部33b,33cを有し、支
持部33aの左右両傾斜面41,43には、ねじ杆35
が挿通する長孔41a,43aが上下方向に形成されて
いる。
【0019】又、傾斜面41,43は、夫々のナット部
材37,39と上下方向に摺接するようになっており、
押圧部33b,33cの補強を兼ねた縁部33d,33
eにナット部材37,39が夫々係合されて、これによ
りナット部材37,39の回り止めが図られている。
【0020】一方、上記ねじ杆35は、シェル本体17
内に於て、その左右方向に配置されている。そして、当
該ねじ杆35に形成したねじ部35a,35bは互いに
逆のねじリードになっていると共に、ねじ部35aのね
じピッチはねじ部35bのそれよりも大きくされてい
る。そして、斯様に形成したねじ杆35の一端部は、シ
ェル本体17に設けた軸承部45を貫通してシェル本体
17外へ突出され、その突出端には調整レバー47が回
動可能に連結されている。尚、49はねじ杆35の貫通
部をシールするシール部材である。
【0021】又、ねじ杆35の他端部は、上記軸承部4
5に対向してシェル本体17に形成した軸承部51の軸
穴53内に回転可能に嵌合されて、ねじ杆35が両軸承
部45,51で両持ち支持された構造となっている。
【0022】而して、本実施例は、上記構造に加えて、
図1及び図4に示すように、調整レバー47を挟んでシ
ェル本体17の爪先側及び踵側に、当該調整レバー47
を保護する保護突部55を設けると共に、図2に示すよ
うに調整レバー47の先端47aとシェル本体17との
間に、間隙部57を設けたものである。
【0023】保護突部55は、シェル本体17の爪先側
に設置される前部保護突部55aと、シェル本体17の
踵側に設置される後部保護突部55bとで構成されてお
り、両保護突部55a,55bは、図4に示すように調
整レバー47 よりもシェル本体17の表面から若干高
く成形されて、調整レバー47を外力から保護するよう
になっている。
【0024】又、図1に示すように後部保護突部55b
は、調整レバー47の略中央から先端47a側に亘って
肉厚の薄い低部55cが形成されており、後部保護突部
55bと前部保護突部55aは、調整レバー47の先端
47a側の低部55cに設けた連結部55dを介して一
体に成形されている。そして、保護突部55は、図4に
示すようにその裏面側に一体成形した複数本の固定軸5
5eがシェル本体17側の取付穴59に挿入係合され
て、シェル本体17に取り付けられている。
【0025】更に、前部保護突部55aと後部保護突部
55bに挟まれたシェル本体17には、図2に示すよう
に上記調整レバー47と略同一形状の凹部61がその表
面に形成されており、当該凹部61と上記低部55cと
によって、調整レバー47の先端47aとシェル本体1
7との間に間隙部57が設けられている。
【0026】その他、図1中、63は本出願人が先に実
願昭61−163354号(実開昭63−68804
号)で開示した前傾圧調整装置の調整つまみで、当該調
整つまみ63は、上記後部保護突部55bに近接してフ
ロントカフ19に設けた長方形状の結合穴65に沿っ
て、矢印方向へスライド可能に構成されている。
【0027】本実施例に係るスキー靴11はこのように
構成されているから、スキーヤーがこのスキー靴11を
履くには、インナーブーツ15内に足を挿入して、締付
バンド29とバックル27でフロントカフ19とリヤカ
フ21の上部側を締め付ければよい。
【0028】そして、従来と同様、調整レバー47の回
転操作によってインナーブーツ15の足甲部に対する締
付装置31の締付力を調整した後、調整レバー47を図
1の如く前部保護突部55aと後部保護突部55bの間
に傾倒すればよい。
【0029】而して、斯様に調整レバー47を前部保護
突部55aと後部保護突部55bの間に収容すれば、ス
キー操作中に於けるストックやポール等の外力に対して
前部保護突部55aと後部保護突部55bが調整レバー
47の開放を防止すると共に、調整レバー47の破損を
防止する。又、これと同時に、後部保護突部55bに近
接して配置された調整つまみ63を、当該後部保護突部
55bが保護することとなる。
【0030】又、上述したように後部保護突部55bに
低部55cを形成すると共に、シェル本体17に凹部6
1を設けて調整レバー47の先端47aとシェル本体1
7との間に間隙部57を設けたので、調整レバー47に
よる締付装置31の締付力の調整を行う場合、図2に示
すようにスキーヤーの指先Fを当該間隙部57に挿入す
ることで、調整レバー47が容易に引き上げられること
となる。
【0031】このように、本実施例は、締付装置31の
調整レバー47を挟んでシェル本体17の爪先側及び踵
側に、当該調整レバー47を保護する保護突部55を装
着すると共に、図2の如く調整レバー47の先端47a
とシェル本体17との間に間隙部57を設けたから、本
実施例によれば、ストックやポール等による外力に対し
て調整レバー47の保護が図られると共に、締付装置3
1の開放操作や締付力の調整の際の調整レバー47の操
作性が従来に比し容易となった。
【0032】尚、上記実施例では、保護突部55の前部
保護突部55aと後部保護突部55bを連結部55dを
介して一体に成形したが、前部保護突部と後部保護突部
を夫々別体に成形して、シェル本体17に取り付けても
よく、斯かる構造によっても上記実施例と同様、所期の
目的を達成することが可能である。
【0033】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は、締付装置
の調整レバーを挟んでアウタシェルの爪先側及び踵側
に、調整レバーを保護する保護突部を装着すると共に、
調整レバーの先端とシェル本体との間に、間隙部を設け
たから、本考案によれば、ストックやポール等による外
力に対して調整レバーの保護が図られると共に、締付装
置の開放操作や締付力の調整の際の調整レバーの操作性
が、従来に比し容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスキー靴の側面図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】締付装置の分解斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】従来のスキー靴の締付装置の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
11 スキー靴 13 アウタシェル 15 インナーブーツ 17 シェル本体 19 フロントカフ 21 リヤカフ 31 締付装置 47 調整レバー 55 保護突部 55a 前部保護突部 55b 後部保護突部 57 間隙部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタシェルの内部に装着したインナー
    ブーツの足甲部を締付保持する締付装置を備え、当該締
    付装置の締付力調整レバーをアウタシェルの足甲部表面
    に配置したスキー靴に於て、上記調整レバーを挟んでア
    ウタシェルの爪先側及び踵側に、当該調整レバーを保護
    する保護突部を設けると共に、調整レバーの先端とアウ
    タシェルとの間に間隙部を設けたことを特徴とするスキ
    ー靴。
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