JPH0427369Y2 - - Google Patents

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JPH0427369Y2
JPH0427369Y2 JP13410987U JP13410987U JPH0427369Y2 JP H0427369 Y2 JPH0427369 Y2 JP H0427369Y2 JP 13410987 U JP13410987 U JP 13410987U JP 13410987 U JP13410987 U JP 13410987U JP H0427369 Y2 JPH0427369 Y2 JP H0427369Y2
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tightening device
recess
cuff
tightening
ski
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、足の甲部を締め付ける緊締装置を備
えたスキー靴に関するものである。
〔従来の技術〕
近年では、リヤエントリー式のスキー靴が、業
界の主流となつており、スキー靴内の足の遊びを
なくしてフイツテイング性を高めるため、甲部を
保持する緊締装置が挿着されたものが普及してい
る。
従来より例えば特開昭60−225502号公報で知ら
れているように、甲部締付緊締レバーがスキー靴
本体の後方部材の外側にピン等の手段により回転
可能になるように固定されているものが、多用化
されている。
然し、このスキー靴は、外的衝撃により固定支
持部が破損し易く、又、構成上複雑になるばかり
か、製造組み込み性が悪い。
そこで、従来では、第4図に示すように、後方
部材にレバーを容易に着脱出来るようにしたもの
が、多用化され始めた。
図に於て、1は緊締装置を示し、断面ほぼコ字
状に為し、下端部に係止用突起3を有する緊締レ
バー2と、この緊締レバー2に螺着された締付力
調節用のねじ杆4と、このねじ杆4のねじリード
によつて上下方向にスライドするナツト部材5と
から構成されている。
6はリヤカフを示し、その下部側背面に上記緊
締装置1が挿着出来る大きさの凹部7を設け、そ
の凹部7の下端に、この凹部7に着脱自在に取り
付けられる緊締装置1の緊締レバー2の係止用突
起3を係脱させる縁部8が設けられている。
このように構成されたスキー靴では、ナツト部
材5の位置をねじ杆4を操作することによつて、
スキーヤーのケーブル9による足後部の緊締力を
調節した後に、第4図aに示すように、緊締レバ
ー2をリヤカフ6の凹部7内に嵌入させると、ケ
ーブル9が引つ張られて甲部の緊締を行なうこと
が出来る。
そして、スキーヤーが足の疲れ、痛み等をほぐ
すために休息を取る場合には、スキー靴内の足を
締め付けるものを全て解放するために靴上部の緊
締を緩め、スキー靴の上部の緊締を解除した後、
例えば第4図bに於て二点鎖線で示すように緊締
装置1を倒した後、凹部7から緊締装置1を取り
外すことが出来る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し、このスキー靴では、第4図bに示すよう
に、緊締装置1を解放する時、緊締装置1は容易
にリヤカフ6から脱落してブラブラの状態になつ
てしまい、この状態で走行すると地面に緊締レバ
ーが当たつて傷が付いてしまつたり、又、元の状
態にセツテイングするにも手間が掛かつてしま
う。更に、予め緊締装置1による締付力を強く調
節しておいた場合(ケーブル9が短い)、脱落し
た緊締装置1を元の状態にセツトするのが難い。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたもので、その目的は、緊締レバーを傾倒
して締付力を解除した時に緊締装置が挿着部位か
ら脱落しないようにスキー靴を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るスキー靴は、フロントカフ及びリ
ヤカフを有するアウタシエルと、このアウタシエ
ル内に挿着されたインナーブーツとを備え、上記
インナーブーツの外表面側から足の甲部の上面及
び左右側面を締め付けるケーブルを配し、ケーブ
ルの両端部をその締付力を調節保持する機能を組
み込んだ緊締装置と連結し、この緊締装置を上記
リヤカフの後部に設けた凹部に傾動自在に挿着し
たスキー靴に於て、緊締装置がリヤカフに設けた
凹部に着脱自在に挿着されると共に、緊締装置の
下端部又は上記凹部の下部に設けられた回動軸を
介して凹部の支持部に回動自在とされ、且つ緊締
装置が傾倒されてケーブルが緩んだ時に上記緊締
装置の下端部が上記凹部の支持部に係止され、緊
締装置が上記凹部から脱落しないように構成され
たものである。
〔考案の作用〕
本考案に於いて、スキーヤーが緊締装置を傾倒
すると、緊締装置はその下端部又は上記凹部の下
部に設けられた回動軸を介して凹部の支持部に回
動自在とされ、これに連結するケーブルによる靴
内の締付力を解放すると共に、その締付力解除時
では緊締装置の下端部がリヤカフの後部に設けた
凹部の支持部に係止されて、脱落しないようにす
る。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案に係るスキー靴の実
施例を示すもので、第1図は一部を切り欠いて示
す全体図、第2図は第1図の矢視図、第3図は
第1図に於ける要部拡大図である。
第1図に於て、全体符号10で示すスキー靴
は、大別して、硬質で強靱な合成樹脂材から成形
されたアウタシエル11と、このアウタシエル1
1内に挿着されたインナーブーツ12とから構成
されている。
上記アウタシエル11は、主に足首から下方の
部分を覆うシエル本体13と、足首の前面部分か
ら脛部を覆うフロントカフ14と、足の踝上部か
ら脹脛部を覆うリヤカフ15とから成り、上記フ
ロントカフ14の下端は、上記シエル本体13の
内外踝部分13aに枢支ピン16により前傾可能
に枢着され、更にリヤカフ15の下端はシエル本
体13の踵覆部13bに枢支ピン17により後方
へ傾倒可能に枢着されている。又、上記インナー
ブーツ12のリヤカフ15と重合する背面部12
aはリヤカフ15と一体的に開閉出来るようにな
つている。
上記フロントカフ14の上部一側面には締付用
のバツクル18が固着され、このバツクル18と
係合する締付バンド18aの一端は上記バツクル
18と反対のフロントカフ側面に固着され、その
自由端側をリヤカフ15の外周に巻き付け、且つ
その端部をバツクル18に結合することでフロン
トカフ14及びリヤカフ15を一体に締めつける
ようになつている。
又、第1図に於て、符号19は足をシエル本体
13に押さえ付けるための押さえパツトで、この
押さえパツド19は足の甲部に対向するインナー
ブーツ12の外表面に積層して配置され、そして
押さえパツト19の甲部に設けたケーブル保持ル
ープ19aには、足をシエル本体13にホールド
するためのケーブル20が挿通されている。
上記ケーブル20は、インナーブーツ1の甲部
に於て、その上面及び左両側面に掛け渡されてお
り、そしてケーブル20のシエル本体13底部方
向への延長部は、シエル本体13の中敷21の側
面に、ケーブル保持ループ19aよりシエル本体
13の踝覆部13b方向へ片寄らせて突設した案
内部材22(この案内部材22は中敷21の左右
両側に設けられる)に引つ掛けけた後、シエル本
体13の踵覆部13b側へ斜め上方に向けて案内
され、踵覆部13bの側面に突設した長穴23
(この長穴23も踵覆部13bの左右両側面に形
成されている)を通して、シエル本体13外へ導
出すると共に、リヤカフ15の下端部側に突設し
た貫通穴24を通してリヤカフ15外で導出さ
れ、リヤカフ15に挿着した緊締装置30に結合
されている。
上記緊締装置30は、上記リヤカフ15の下部
側背面に形成した凹部15a内に挿脱及び回転可
能に設置されるもので、断面ほぼコ字状を為し、
下端部に係止用軸32を有する緊締レバー31
と、この緊締レバー31に螺着された締付力調節
用のねじ杆33と、このねじ杆33のねじリード
によつて上下方向にスライドするナツト部材34
とから構成されている。
緊締レバー31の下端部に設けた係止用ピン3
2は、リヤカフ15の下部側背面に設けられた上
記緊締装置30が挿着出来る大きさの凹部15a
の下端に形成されたフツク形状を為すレバー支持
部15bと係合されるようになつている。このフ
ツク形状を為すレバー支持部15bは先端部15
b1がリヤカフ15側へ折曲して、上記係止用ピ
ン32が容易に離脱しないようになつている。
上記のように構成されたスキー靴に於て、スキ
ーヤーの足にスキー靴10を固定する場合は、先
ず、インナーブーツ12内にスキーヤーの足を挿
入し、バツクル18及び締め付バンド18aによ
りフロントカフ14とリヤカフ15の上部側を締
め付ける。その後、第1図の2点鎖線に示すよう
に解放状態にあつた緊締装置30を係止用軸ピン
32を中心に第1図の矢印A方向へ回動させて、
第1図の実線に示すように凹部15a内に収容す
る。これに伴いケーブル20は第1図の矢印Cで
示す方向に引つ張られるため、インナーブーツ1
2を含む足全体をシエル本体13の底部及び踝部
方向へ押し付けるホールド力が作用し、同時に足
の甲部分をその左右両側面からも締め付けること
になる。
又、上記実施例に於ては、ケーブル20による
足への締付具合を調節する場合は、緊締装置30
を第3図に示すように解放状態にした後、ねじ杆
33のつまみ33aによりねじ杆33を回転操作
して、ナツト部材34の位置を矢印E,F方向に
移動させれば良い。
斯くして、スキー靴の取り付けが終了すると、
スキー操作を自由に行なうことが出来る。
そして、スキーヤーが足の疲れ、痛み等をほぐ
すために休息を取る場合には、スキー靴10内の
足を締め付けるものを全て解放するためにバツク
ル18から締付バンド18aを外してスキー靴の
上部の緊締を解除した後、第1図に於ける2点鎖
線で示すように緊締装置30を倒して、ケーブル
20を矢印D方向へ緩める。この時、緊締レバー
31はその下端部に設けた係止用軸32が、凹部
15aのレバー支持部15bの内壁15b2に沿
つて回動し、緊締レバー31がレバー支持部15
bから外れないように案内する。そして、緊締レ
バー31が、第3図に示すようにほぼ水平状態に
なつて、最もケーブル20に力を作用させない状
態になつても、係止用軸32はレバー支持部15
bによつて抜け出ないように係止されている。
従つて、緊締装置30を緩めた時でも、従来の
ように緊締レバー31が脱落してブラブラすると
いう不具合を生ずることがない。
又、上記実施例に於ては、緊締レバー31が下
端部に設けた係止用軸32を、凹部15aに設け
たレバー支持部15bに係止させる構成を採つて
いるため、組付及び取外が容易である。
尚、上記実施例では、緊締レバー31の下端部
に係止用軸32を設けた場合について説明した
が、緊締レバー31の下端部にフツク形状を為す
レバー支持部15bを設け、凹部15aに係止用
軸32を設けることも出来る。又、凹部15aに
設けるレバー支持部15bは、第3図のように緊
締装置30がほぼ水平状態になつても、脱落しな
いように保持出来るものであれば良いので、レバ
ー支持部15bが設けられている部位を、スキー
靴10の上部方向へ延設することによつて形成し
ても良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、フロントカフ及びリヤ
カフを有するアウタシエルと、このアウタシエル
内に挿着されたインナーブーツとを備え、上記イ
ンナーブーツの外表面側から足の甲部の上面及び
左右側面を締め付けるケーブルを配し、ケーブル
の両端部をその締付力を調節保持する機能を組み
込んだ緊締装置と連結し、この緊締装置を上記リ
ヤカフの後部に設けた凹部に傾動自在に挿着した
スキー靴に於て、緊締装置がリヤカフに設けた凹
部に着脱自在に挿着されると共に、緊締装置の下
端部又は上記凹部の下部に設けられた回動軸を介
して凹部の支持部に回動自在とされ、且つ緊締装
置が傾倒されてケーブルが緩んだ時に上記緊締装
置の下端部が上記凹部の支持部に係止され、緊締
装置が上記凹部から脱落しないように構成された
ので、スキーヤーがスキー靴内の締付力を解放し
た時に、緊締装置の脱落が防止出来る。これによ
つて、緊締装置がブラブラするという不具合が解
消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠きの
側面図、第2図は第1図の矢視図、第3図は第
1図に於ける緊締装置が傾倒した状態を示す部分
図、第4図は従来のスキー靴の要部を示す部分図
で、aは緊締状態を示し、bは緊締装置が脱落し
た状態を示す要部を切欠いて示す。 10……スキー靴、11……アウタシエル、1
2……インナーブーツ、13……シエル本体、1
4……フロントカフ、15……リヤカフ、15a
……リヤカフ15に設けた凹部、15b……凹部
15aに設けたフツク形状のレバー支持部、20
……ケーブル、30……緊締装置、31……緊締
レバー、32……係止用軸、33……ねじ杆、3
4……ナツト部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フロントカフ及びリヤカフを有するアウタシ
    エルと、このアウタシエル内に挿着されたイン
    ナーブーツとを備え、上記インナーブーツの外
    表面側から足の甲部の上面及び左右側面を締め
    付けるケーブルを配し、ケーブルの両端部をそ
    の締付力を調節保持する機能を組み込んだ緊締
    装置と連結し、この緊締装置を上記リヤカフの
    後部に設けた凹部に傾動自在に挿着したスキー
    靴に於て、緊締装置がリヤカフに設けた凹部に
    着脱自在に挿着されると共に、緊締装置の下端
    部又は上記凹部の下部に設けられた回動軸を介
    して凹部の支持部に回動自在とされ、且つ緊締
    装置が傾倒されてケーブルが緩んだ時に上記緊
    締装置の下端部が上記凹部の支持部に係止さ
    れ、緊締装置が上記凹部から脱落しないように
    構成されたことを特徴とするスキー靴。 (2) 緊締装置の下端部に設けた回転軸が、リヤカ
    フの後部に設けた凹部の下端部に形成した、先
    端に係止部を有するフツク状を為す支持部内に
    挿着されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のスキー靴。 (3) リヤカフの後部に設けた凹部の下部に設けら
    れた回動軸が、緊締装置の下端部に形成した、
    先端に係止部を有するフツク状を為す支持部内
    に挿着されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のスキー靴。 (4) 緊締装置の下端部に設けた回転軸が、リヤカ
    フの後部に設けた凹部の下端部に形成した、先
    端がリヤカフの上部方向へ延設された断面U字
    状の支持部内に挿着されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のスキー
    靴。 (5) リヤカフの後部に設けた凹部の下部に設けら
    れた回動軸が、緊締装置の下端部に形成した、
    先端がリヤカフの下部方向へ延設された断面U
    字状の支持部内に挿着されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のスキ
    ー靴。
JP13410987U 1987-09-02 1987-09-02 Expired JPH0427369Y2 (ja)

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JPS6439002U JPS6439002U (ja) 1989-03-08
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