JP2526807B2 - 記録媒体ディスク駆動装置 - Google Patents

記録媒体ディスク駆動装置

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JP2526807B2
JP2526807B2 JP6098230A JP9823094A JP2526807B2 JP 2526807 B2 JP2526807 B2 JP 2526807B2 JP 6098230 A JP6098230 A JP 6098230A JP 9823094 A JP9823094 A JP 9823094A JP 2526807 B2 JP2526807 B2 JP 2526807B2
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disk
cartridge
clamper
carriage
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和彦 井上
務 河崎
敏雄 井花
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクと
呼ばれているフレキシブル磁気ディスク等を使用してデ
ータの記録又は再生を行うためのディスク駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フロッピ−デイスク装置は、1対の磁気
ヘッドの間にフロッピ−ディスクを挿入するように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロッピ−
デイスク装置の小型化及び薄型化を図るために、1対の
磁気ヘッドの間隔を狭く設定すると、ディスクカートリ
ッジを挿入する時に下側のヘッドにディスクカ−トリッ
ジが衝突してヘッドが損傷するおそれがあった。
【0004】そこで、本願発明の目的は、ディスクカー
トリッジ挿入時におけるヘッドの保護を簡単な構成で達
成することが出来る記録媒体ディスク駆動装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、実施例を示す図面を参照して説明すると、
ディスクカートリッジ20の記録媒体ディスク18を支
持して回転するように形成されたディスク駆動支持体1
6を含むディスク回転機構と、前記ディスク駆動支持体
16に対する前記ディスク18の着脱が可能なディスク
非保持位置からディスク保持位置に移動して前記ディス
ク18を押圧して前記ディスク駆動支持体16に前記デ
ィスク18を固定するクランパ26と、操作部を操作す
ることによって前記クランパ26を前記ディスク保持位
置及び前記ディスク非保持位置にするクランパ移動機構
25と、前記ディスク駆動支持体16の軸方向に直交す
る方向から前記ディスク駆動支持体16上に前記ディス
クカートリッジ20を挿入するための開口37を有する
ディスク着脱操作面部分36と、前記ディスク18の一
方の面に接触するように配置された一方の信号変換器
と、前記ディスク18の他方の面に接触し且つ前記一方
の信号変換器に対向するように配置された他方の信号変
換器と、前記一方の信号変換器が取付けられている一方
のキャリッジ56と、前記他方の信号変換器がディスク
接触位置とディスク離間位置とを得ることが出来るよう
に変位可能に構成され且つその変位が制限されない場合
には前記一方の信号変換器に前記他方の信号変換器が当
接するように前記他方の信号変換器を支持している他方
のキャリッジ63と、前記他方の信号変換器が前記一方
の信号変換器に接近する方向に常に前記他方のキャリッ
ジ63を偏倚するキャリッジ偏倚装置と、前記カートリ
ッジ20が前記ディスク回転機構上に挿入されていない
時には、前記他方のキャリッジ63に支持された前記他
方の信号変換器が前記ディスク離間位置をとるように前
記他方のキャリッジ63の変位を制限し、前記ディスク
カートリッジ20が前記ディスク回転機構上に挿入され
た時には前記他方のキャリッジ68の変位の制限を解除
するキャリッジ制御手段と、前記一方及び他方の信号変
換器の前記ディスク18の半径方向の位置を決めるため
に、前記一方及び他方のキャリッジ56、63をディス
ク半径方向に移動させるキャリッジ移動機構とを備えた
記録媒体ディスク駆動装置において、前記ディスク回転
機構上に挿入された前記ディスクカートリッジ20が前
記一方の信号変換に接 触しないように前記ディスク1
8を前記クランパ26で固定した時の前記ディスクカー
トリッジ20の位置よりも上に前記ディスクカートリッ
ジ20の挿入の位置を制限する制限位置と、前記ディス
ク18を前記クランパ26で固定した時の前記カートリ
ッジ20の位置よりも下の非制限位置とを選択的にとる
ように回動自在に支持され、且つ前記クランパ移動機構
25に係合する係合部86を有し、且つ前記クランパ移
動機構25が前記クランパ26を前記ディスク非保持位
置に保っている時に前記制限位置が得られ、前記クラン
パ移動機構25が前記クランパ26を前記ディスク保持
位置に保っている時に前記非制限位置が得られるように
前記係合部86が配置されているカートリッジ制限レバ
ー68と、前記カートリッジ位置制限レバー68を回動
自在に支持しているレバー支持体69と、前記カートリ
ッジ制限レバー68を前記制限位置の方向に偏倚するレ
バー偏倚手段70とを設けたことを特徴とする記録媒体
ディスク駆動装置に係わるものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明においては、カートリッ
ジ制限レバー68を設けたので、ディスクカートリッジ
20クランプ位置よりも上に案内され、一方の信号変
換器に対して衝突しない。これにより、一方の信号変換
器の損傷を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て述べる。まず、ディスク駆動装置全体の構成について
述べると、図1〜図6に示す容器10は、アルミニウム
ダイカストで形成された支持基体11と前面及び底面を
覆うカバー12とから成り、箱形に形成されている。
【0008】図3及び図4から明らかなように、ディス
ク回転用のモータ13は軸受14で基体11に取付けら
れ、このモータ13の回転軸にはくぼみ15を有するリ
ム又はハブとも呼ばれるディスク駆動支持体16が固着
されている。このディスク駆動支持体16はくぼみ15
の周縁にディスク中央の下面が載置されるリング状支持
面17を有する。このディスク駆動装置は、図15に示
す如くフレキシブル磁気ディスク18とこれを囲む箱形
のジャケット19即ち包囲体とから成る平面形状四角形
のディスクカートリッジ20をこのまま装着するように
構成されているが、ジャケット19にはディスク18の
中央貫通孔21を囲むディスク中央部分18aを露出さ
せるための中央開口22、半径方向に伸びる磁気ヘッド
挿入開口23が設けられているので、ジャケット19中
でディスク18のみを回転して記録又は再生を行うこと
が可能である。なお、ディスクカートリッジ20の下面
も上面と同様に形成されている。またジャケット19に
は記録済ディスクに誤まって別の記録を行うことを防止
するための切欠24が設けられている。
【0009】図1〜図4に示す、26はクランパであ
り、コレットとも呼ばれている部分である。このクラン
パ26は、図1及び図2に示す操作摘み38からクラン
パ26を支持するアーム27までから成るクランパ移動
機構25によって移動操作され、図3に示すディスク保
持位置と図4に示すディスク非保持位置との間で移動す
る。クランパ操作アーム27はその一端部27aと基体
11との間に設けられた偏倚装置としての板バネ28に
よって図3及び図4で矢印29で示すディスク非保持方
向の偏倚力を受けている。クランパ26はアーム27の
他端部27bの軸30に回転自在に装着され且つ軸30
に設けられているコイルバネ(図示せず)によってディ
スク駆動支持体16の方向の偏倚力が付与されている。
なおこのクランパ26は、ディスク18の貫通孔21に
挿入される先細り部26aとディスク18の中央部分1
8aを押圧するためのフランジ状部26bとを有する。
【0010】回動アーム27は、その先端部27bに金
属板を有し、ここに図3に示すディスク非保持位置決定
係合部31及び図1に示す係合部32、33とが設けら
れている。基体11に固着されたフレーム34の上面部
から成るストッパ部35に係合部31が図3に示すよう
に当接するので、バネ28によるアーム27の回動はこ
の位置で阻止される。容器10のディスク着脱操作面部
分36には図5及び図6に示す如く細長いディスクカー
トリッジ挿入開口37が設けられている。この開口37
は図15のディスクカートリッジ20を挿入することが
可能な大きさに形成されたスロットから成り、この開口
37の延長水平面に駆動支持体16の支持面17がほぼ
一致するように配置されている。
【0011】操作面部分36には、手動操作部としての
ディスククランプ操作摘み38即ちクランプ操作レバー
が配置されている。この操作摘み38は回動軸39の一
端に固着され、図1及び図3に示すクランプ移動機構2
5のディスク非保持位置に対応して図5に示す開口37
を遮蔽しない非遮蔽位置をとり、また図2及び図4に示
すクランプ移動機構25のディスク保持位置に対応して
図6に示す開口37の一部を遮蔽する遮蔽位置をとるよ
うに形成されている。また、この操作摘み38は図1か
ら明らかなようにディスク挿入操作部40を有する。こ
のディスク挿入操作部40はディスク挿入方向に突出し
た部分であり、軸39から遠ざかるに従って突出量が少
なくなるような傾斜面41を有する。ディスクカートリ
ッジ20が図1に示すストッパ42まで確実に挿入され
た場合には、このディスク挿入操作部40はディスクカ
ートリッジ20の挿入に関与しないが、ディスクカート
リッジ20の挿入が不完全である場合には、操作摘み3
8を図5で時計方向に回すと、傾斜面41がカートリッ
ジ20の縁に当り、操作摘み38の回動に追従して傾斜
面41のカートリッジ20に対する位置が変化し、カー
トリッジ20は円滑に押し込まれる。
【0012】操作摘み38の操作をクランパ26に伝え
るためのクランパ移動機構25は、図1で最も明らかな
ように、フレーム34に装着された軸受43、43′で
回転自在に支持され且つその一端に操作摘み38が固着
された回動軸39と、この軸39の他端にクランク状に
固着されたアーム44と、このアーム44にクランク状
に植設されたピン45と、このピン45に係合しその一
端部が固定軸46に回動自在に支持された回動板47
と、この回動板47の他端部に固着されたピンから成る
係合部48とから成る。
【0013】この機構を更に詳しく説明すると、回動軸
39は操作摘み38即ち操作レバーの支点に固着されて
矢印49で示すディスク挿入方向に伸びており且つディ
スクカートリッジ20の挿入平面に平行に配置されてい
る。アーム44はフレーム34から上側に突出する軸3
9の先端にクランクアームを構成するように固着され且
つ操作摘み38に平行に伸びている。ピン45は軸39
に対してクランクピンとなるような位置に配置されてい
る。即ちピン45はアーム27における回動軸39の固
着面と反対の面から直角に突出し、その中心が軸39の
中心に一致しないように配置され、矢印49で示すディ
スク挿入方向に伸びている。
【0014】フレーム34に固着された固定軸46に回
動自在に支持されている回動板47は、その長手方向に
沿って伸びるスロット50の内周面から成るピン45の
係合面を有し、アーム44の回動即ちクランクピン45
の角度位置の変化に追従してディスク挿入方向に直交す
る方向の平面内で回動するように配置されている。な
お、スロット50即ちピン45の係合面は、軸39の中
心とピン45の中心とを結ぶ直線がディスク保持装置2
5の移動軌跡を含む平面にほぼ平行になるまでピン45
の移動を許すように形成されている。回動板47の先端
に設けられた係合部48は矢印49で示すディスク挿入
方向に突出するピンから成り、回動アーム27に設けら
れた突出係合部32、33で挟持された状態に係合して
いる。図1に示す52、53は夫々カラーである。
【0015】このフロッピーディスク駆動装置は両面記
録再生型であるために、ディスク18の下面に接触する
信号変換器としての一方の磁気ヘッド54と上面に接触
する他方の磁気ヘッド55とを有し、一方のヘッド54
は一方のキャリッジ54に取付けられ、他方のヘッド5
5は他方のキャリッジ63に取付けられている。下側の
キャリッジ56はディスク18の半径方向即ちディスク
18の挿入方向に一致して伸びる2本のガイドレール5
7にガイドされてディスク18の半径方向に移動する。
なお、このキャリッジ56は図1に示す如くラック58
とピニオン59とから成る回転運動を直線運動に変換す
る機構を介してステッピングモータ60に結合され、モ
ータ60の駆動に応じて移動する。回転−直線変換機構
は、ラック58とピニオン59に限ることなく、公知の
α巻きスチールベルト又はリードスクリュ等であっても
勿論差支えない。下側のヘッド54はジンバルバネ61
でキャリッジ56に取付けられ、上側のヘッド55は板
バネ62で下方向に偏倚された上側キャリッジ63にジ
ンバルバネ64で装着されている。上側キャリッジ63
にはこれをディスク離間位置に保つための制御をなす突
出部65が設けられている。
【0016】図1及び図2における66はカートリッジ
位置及びキャリッジ制御機構であり、図7〜図14に示
す如く構成されている。この機構66は、図7及び図8
から最も明らかな如く、合成樹脂製のキャリッジ制御レ
バー67と、合成樹脂製のカートリッジ位置制限レバー
68と、容器10の基体11に固着された金属製のレバ
ー支持体69と、圧縮コイルバネ70と、図9に示され
ている捩りバネ71と、カム構成の回動体72と、レバ
ー支持体69に固着され回動体72を回転自在に支持す
る軸73とから成る。
【0017】レバー支持体69は、図8から明らかな如
く、一対の支持部74、75を有し、ここに対向して4
つの穴76、77、78、79が形成されている。また
この支持体69はカートリッジ20の上方向の位置を制
限するための案内アーム69aを有し、更に回動体支持
部69bを有する。回動体支持部69bには図8に示す
軸73が植設され、ここに回動体72が回動自在に装着
されている。なお、案内ア−ム69aはカ−トリッジ2
0の下側の位置を制限するレバ−68に対向配置され、
図10に示すようにこれ等の間にカ−トリッジ20が挿
入される。
【0018】合成樹脂製キャリッジ制御レバー67は、
キャリッジ係合部80と、回動体係合部81と、コ字状
被支持部82とから成る。コ字状被支持部82の対向部
分82a、82bの外側には円柱状軸83、84が設け
られ、この軸83、84がレバー支持部74、75の孔
76、77に回動自在に挿入されている。この挿入は、
コ字状被支持部82の対向部分82a、82bが互いに
近づくように部分82aを弾性的に変形させ、軸83、
84を孔76、77に位置合せした状態で上記変形を元
に戻すことにより達成されている。従って、レバー67
の支持は極めて簡単に達成される。
【0019】合成樹脂製カートリッジ位置制限レバー6
8は、カートリッジ20を下側ヘッド54から離間した
位置に保つためのカートリッジ位置制限部85と、クラ
ンプアーム係合部86と、コ字状被支持部87とから成
る。コ字状被支持部87の対向部分87a、87bの外
側には一対の円柱状の軸88、89が設けられ、この軸
88、89がレバー支持部74、75の孔78、79に
回動自在に挿入されている。この挿入は、コ字状被支持
部87の対向部分87a、87bが互いに近づくように
部分87aを弾性的に変形させ、軸88、89を孔7
8、79に位置合せした状態で上記変形を元に戻すこと
により達成されている。従って、レバー68の支持は極
めて簡単に達成される。
【0020】図8に示す如くキャリッジ制御レバー67
にバネ係合孔89が設けられ、またカートリッジ位置制
限レバー68にバネ係合孔90が設けられ、これ等の間
にバネ70が図7に示す如く配置されている。従って、
キャリッジ制御レバー67にはバネ70によって図7で
は反時計方向、図11では時計方向の偏倚力が付与され
ている。一方、カートリッジ位置制限レバー68にはバ
ネ70によって図7では時計方向、図11では反時計方
向の偏倚力が付与されている。従って、1つのバネ70
で2つのレバー67、68の偏倚力が付与され、構成が
簡略化されている。なお、カートリッジ位置制限レバー
68の図7での時計方向の回動はこの係合面68aがレ
バー支持体69に当ることによって制限されている。
【0021】カムのように働く回動体72は、バネ70
に抗してキャリッジ制御レバー67を図7〜図11に示
すディスク離間キャリッジ保持位置に保ち、ディスクカ
ートリッジ20の挿入に応動してキャリッジ制御レバー
67がキャリッジ保持解除位置になることを許すもので
あり、図8に示す如く非円形外周面を有するように形成
され、第1の係合面72aとこれに直角な第2の係合面
72b、72cとを有し、この係合面72a、72b、
72cがキャリッジ制御レバー67の係合面67aに接
するように形成されている。軸73から第1の係合面7
2aまでの高さは、軸73から第2の係合面72b、7
2cまでの高さよりも大であるので、キャリッジ制御レ
バー67を図9〜図11のキャリッジ保持位置と、図1
2〜図14のキャリッジ保持解除位置とを選択的に得る
ことが出来る。回動体72は軸73の巻き回された捩り
バネ71によって図8で時計方向の偏倚力を受けてい
る。しかし、突出部72dが支持部69のストッパ69
cに当ってこれ以上回動することが制限されている。回
動体72は、図11から明らかな如くディスクカートリ
ッジ20で押圧される被押圧部72eを有する。この被
押圧部72eはディスクカ−トリッジ20の挿入通路に
突出するように配置されている。被押圧部72eがデイ
スクカ−トリッジ20で押圧されると、回動体72が回
動し、被押圧部72eはディスクカ−トリッジ20の挿
入を妨害しない位置に移動する。
【0022】図1、図2、図9、図12に示す、91は
復帰操作部であり、クランパ支持アーム27に一体化さ
れ、キャリッジ制御レバー67の先端の係合部67bに
係合する部分である。
【0023】次に、この装置の動作を説明する。ディス
クカートリッジ20が未挿入で且つクランプ操作が行わ
れていない場合には、各部は図1、図3、図5、図9〜
図11の状態に保たれる。一方、ディスクカートリッジ
20が挿入され、且つクランプ操作がなされた場合に
は、各部は図2、図4、図6、図12〜図14の状態に
なる。まず、摘み38が図1及び図5の位置にあり、ク
ランプ操作が行われていないと、クランパ操作アーム2
7は、図3に示す如く、バネ28の偏倚によってクラン
パ26をディスク駆動支持体16から離間させる位置に
戻されている。また、上側のヘッドキャリッジ63はバ
ネ62によって図3で反時計方向に偏倚されているが、
クランパ操作アーム27の上を通ってキャリッジ制御レ
バー67の係合部80に突出部65によって係合し、こ
の突出部65がキャリッジ制御レバー67で持ち上げら
れているので、上側ヘッド55を下側のヘッド54から
離間する位置にある。
【0024】次に、ディスクカートリッジ20を図1の
矢印49で示す方向即ち駆動支持体16の軸方向に直交
する方向から挿入すると、クランパ26と駆動支持体1
6との間を通って図10に示す如く、カートリッジ位置
制限レバー68と支持体69の案内アーム69aとの間
に挿入され、カートリッジ20の先端が図11に示す如
く回動体72の下部の被押圧部72eを押圧する。この
結果、回動体72は、バネ71の偏倚に抗して軸73を
中心に回動し、被押圧部72eに、カートリッジ20は
摺接しながら更に奥へ挿入され、図12及び図14のよ
うに被押圧部72eがバネ71の偏倚によりカートリッ
ジ20に当接した状態となる。しかし、クランパ26を
駆動支持体16に向って押し下げていない場合には、キ
ャリッジ制御レバー67が図9に示すアーム27の復帰
操作部91によって移動が制限されているため、キャリ
ッジ制御レバー67は図9〜図11の状態に保たれる。
なお、図9〜図10の状態ではカートリッジ位置制限レ
バー68が高い位置に保たれているため、カートリッジ
20が下側のヘッド54に衝突しないように挿入され
る。
【0025】しかる後、操作摘み38を図5の位置から
図6に示すようにほぼ90度回すと、操作摘み38の回
動に追従してクランクアーム44も約90度回動し、ま
た回動板47がクランクピン45で押圧されて所定角度
だけ回動し、この先端のピンから成る係合部48が回動
アーム27の係合部33を押圧し、板バネ28の偏倚力
に抗してクランパ操作アーム27を図3で反時計方向に
回動させ、クランパ26の先細り部26aがディスク1
8の貫通孔21及びディスク回転支持体16のくぼみ1
5の中に入り込み、ディスク中央部分18aがクランパ
26のフランジ状部分26bとディスク回転支持体16
の支持面17との間に挟持される。クランパ操作アーム
27が図2及び図4に示す如く回動すれば、アーム27
に設けられた復帰操作部91によるキャリッジ制御レバ
ー67の制限が解除され、このレバー67が図7に示す
バネ70の働きにより、図7で反時計方向に回動し、キ
ャリッジ係合部80が図7で低くなる。なお、このキャ
リッジ制御レバー67の回動は、被円形外周面を有する
カム構成の回動体72がカートリッジ20の挿入に応動
して既に図14に示す如く回動しているので、回動体7
2によって制限されることはない。キャリッジ制御レバ
ー67が図12〜図14の位置になると、上側キャリッ
ジ63はこれによって制限されなくなるので、バネ62
によって図4に示す如く回動され、カートリッジ20内
のディスク18にヘッド55が接触する。
【0026】また、クランパ操作アーム27が図4に示
す如く回動すると、クランパ操作アーム27によってカ
ートリッジ位置制限レバー68の係合部86が押圧さ
れ、このレバー68が図11の状態から図14に示すよ
うに時計方向に回動し、カートリッジ制限部85が下
り、これに追従してカートリッジ20も下り、カートリ
ッジ20が記録再生可能な所定高さに配置される。な
お、バネ70はバネ71よりも強いので、回動体72は
図14の状態に保持され、カートリッジ20を押圧しな
い。従って、回動体72を設けることによってディスク
18の回転を妨害するという欠点が生じない。
【0027】ディスクカートリッジ20を取り出すため
に、まず、摘み38を図6の位置から図5の位置に戻す
と、ピンから成る係合部48によるクランパ操作アーム
27の押圧が解除され、アーム27はバネ28の力で図
3の状態に戻る。この結果、アーム27によるカートリ
ッジ位置制限レバー68の係合部86の押圧が解除さ
れ、レバー68はバネ70の力で図12〜図13の位置
から図9〜図11の位置に戻り、カートリッジ20もレ
バー68により少し持ち上げられる。一方、クランパ操
作アーム27の図3への回動に伴なって、キャリッジ制
御レバー67の先端係合部67bがアーム27に設けら
れた復帰操作部91によって持ち上げられ、レバー67
が図14で反時計方向に回動し、図9〜図10の状態に
復帰する。これにより、上側ヘッドキャリッジ63も図
3の位置に戻る。しかる後、カートリッジ20を引き出
すと、カートリッジ20と回動体72との係わりがなく
なり、回動体72は図9〜図10の位置にバネ71の力
で戻る。
【0028】この装置では、カートリッジ20を挿入し
ない状態で摘み38を回し、クランパ26を下げること
が出来る。即ち、クランパ移動機構25の動作を禁止す
る機構が設けられていないので、クランパ26の上下動
は自由である。しかし、クランパ26を移動しても、カ
ートリッジ20を挿入しないかぎり、上側のヘッド55
及びキャリッジ63はキャリッジ制御レバー67に制限
されているために移動しない。従って、上側ヘッド55
と下側ヘッド54との吸着は生じない。この結果、ヘッ
ド54、55を支持するバネ61、64の破損も生じな
い。
【0029】本実施例では、更に、レバー67、68が
コ字状被支持部82、87を有し、この弾性変形で軸8
3、84、88、89を孔76〜79に挿入するように
構成されているので、少ない部品点数で極めて容易に組
み立てることが出来る。
【0030】また、レバー67とレバー68とを共通の
バネ70で偏倚するように構成されているので、部品点
数が減少し、構成が簡略化される。
【0031】以上、本発明の実施例について述べたが、
本発明はこれに限定されるものでなく、変形可能なもの
である。例えば、クランパ26をアーム27によって支
持せずに、垂直に延びる軸に移動自在に装着し、操作レ
バー又はアーム等で上下動させてもよい。即ち、特願昭
58−139696号の明細書、図面に開示されている
ようにディスクの駆動支持体16の軸方向のみにクラン
パ26が移動する構成としてもよい。なお、この場合に
おいてもクランパ移動機構とレバ−67,68との係合
は実施例と同様に行う。また、上側キャリッジ63をデ
ィスク方向に偏倚するためのコイルバネをキャリッジ6
3の上に追加配置してもよい。また、キャリッジ制御レ
バー67を図11の位置に復帰させるために、アーム2
7に一体の操作部91を使用せずに、独立に設けた操作
装置によってレバー67又は回動体72を操作して図1
1の状態に復帰させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるディスク駆動装置の一
部を切欠して示す平面図である。
【図2】図1の装置のクランパを動作させた状態を示す
平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図1の装置の正面図である。
【図6】図2の装置の正面図である。
【図7】図1の装置のカートリッジ位置及びキャリッジ
制御機構を示す斜視図である。
【図8】図7の機構の分解斜視図である。
【図9】図7の機構の平面図である。
【図10】図9の機構の右側面図である。
【図11】図9の機構の正面図である。
【図12】図9の機構をカートリッジで作動させた状態
を示す平面図である。
【図13】図12の機構の右側面図である。
【図14】図12の機構の正面図である。
【図15】カートリッジの平面図である。
【符号の説明】
16 ディスク駆動支持体 20 ディスクカートリッジ 25 クランパ移動機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジ(20)の記録媒
    体ディスク(18)を支持して回転するように形成され
    たディスク駆動支持体(16)を含むディスク回転機構
    と、 前記ディスク駆動支持体(16)に対する前記ディスク
    (18)の着脱が可能なディスク非保持位置からディス
    ク保持位置に移動して前記ディスク(18)を押圧して
    前記ディスク駆動支持体(16)に前記ディスク(1
    8)を固定するクランパ(26)と、 操作部を操作することによって前記クランパ(26)を
    前記ディスク保持位置及び前記ディスク非保持位置にす
    るクランパ移動機構(25)と、 前記ディスク駆動支持体(16)の軸方向に直交する方
    向から前記ディスク駆動支持体(16)上に前記ディス
    クカートリッジ(20)を挿入するための開口(37)
    を有するディスク着脱操作面部分(36)と、 前記ディスク(18)の一方の面に接触するように配置
    された一方の信号変換器と、 前記ディスク(18)の他方の面に接触し且つ前記一方
    の信号変換器に対向するように配置された他方の信号変
    換器と、 前記一方の信号変換器が取付けられている一方のキャリ
    ッジ(56)と、 前記他方の信号変換器がディスク接触位置とディスク離
    間位置とを得ることが出来るように変位可能に構成され
    且つその変位が制限されない場合には前記一方の信号変
    換器に前記他方の信号変換器が当接するように前記他方
    の信号変換器を支持している他方のキャリッジ(63)
    と、 前記他方の信号変換器が前記一方の信号変換器に接近す
    る方向に常に前記他方のキャリッジ(63)を偏倚する
    キャリッジ偏倚装置と、前記カートリッジ(20)が前記ディスク回転機構上に
    挿入されていない時には、前記他方のキャリッジ(6
    3)に支持された前記他方の信号変換器が前記ディスク
    離間位置をとるように前記他方のキャリッジ(63)の
    変位を制限し、前記ディスクカートリッジ(20)が前
    記ディスク回転機構上に挿入された時には前記他方のキ
    ャリッジ(68)の変位の制限を解除するキャリッジ制
    御手段と、 前記一方及び他方の信号変換器の前記ディス
    ク(18)の半径方向の位置を決めるために、前記一方
    及び他方のキャリッジ(56)(63)をディスク半径
    方向に移動させるキャリッジ移動機構と、を備えた記録媒体ディスク駆動装置において、 前記ディスク回転機構上に挿入された前記ディスクカー
    トリッジ(20)が前記一方の信号変換器に接触しない
    ように 前記ディスク(18)を前記クランパ(26)で
    固定した時の前記ディスクカートリッジ(20)の位置
    よりも上に前記ディスクカートリッジ(20)の挿入の
    位置を制限する制限位置と、前記ディスク(18)を前
    記クランパ(26)で固定した時の前記カートリッジ
    (20)の位置よりも下の非制限位置とを選択的にとる
    ように回動自在に支持され、且つ前記クランパ移動機構
    (25)に係合する係合部(86)を有し、且つ前記ク
    ランパ移動機構(25)が前記クランパ(26)を前記
    ディスク非保持位置に保っている時に前記制限位置が得
    られ、前記クランパ移動機構(25)が前記クランパ
    (26)を前記ディスク保持位置に保っている時に前記
    非制限位置が得られるように前記係合部(86)が配置
    されているカートリッジ制限レバー(68)と、前記カートリッジ制限レバー(68)を回動自在に支持
    しているレバー支持体(69)と、 前記カートリッジ制限レバー(68)を前記 制限位置の
    方向に偏倚するレバー偏倚手段(70)とを設けたこと
    を特徴とする記録媒体ディスク駆動装置。
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