JP2526598Y2 - 電動機用ケース - Google Patents

電動機用ケース

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JP2526598Y2
JP2526598Y2 JP1988038854U JP3885488U JP2526598Y2 JP 2526598 Y2 JP2526598 Y2 JP 2526598Y2 JP 1988038854 U JP1988038854 U JP 1988038854U JP 3885488 U JP3885488 U JP 3885488U JP 2526598 Y2 JP2526598 Y2 JP 2526598Y2
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JP
Japan
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slot
case
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stator
motor
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JP1988038854U
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JPH01143263U (ja
Inventor
美則 三浦
Original Assignee
三相電機 株式会社
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電動機用ケースに関する。
従来の技術 従来、電動機の固定子に巻回したコイルの外周面には
絶縁ワニスを塗着し、所要の絶縁をはかるように形成し
ている。
また、最近では、固定子のまわりを樹脂材で一体的に
被覆した樹脂モーターが知られている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、前者の電動機では、絶縁ワニスを均一状にコ
イルに塗着できず絶縁不良のものが発生しやすいととも
に、固定子が物体等に当たるとコイルが傷つきやすいの
で、コイルを十分に保護することができないものであっ
た。さらに、固定子のスロットに挿入して巻回したコイ
ルが回転子側へはみ出しやすく、コイルの巻装状態を十
分に検査しなければならないものであった。
また、後者の樹脂モーターでは、絶縁状態において優
れているものの、コストが高く、特定の用途に限られる
ものであった。
そこで、実開昭53-160607号公報には、樹脂ハウジン
グの内面側にウエッジを突設して固定子のスロットに挿
入し、固定子鉄心に樹脂ハウジングを嵌合して被覆する
ことが開示されている。
しかし、ウエッジはスロット部の歯部に背面形状にそ
っているものでなく、また樹脂ハウジングの一方から突
き出しているだけで不安定であった。
課題を解決するための手段 本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課
題を解決するために、固定子に回転子を回転自在に装着
した電動機に、両端から絶縁材の筒状のケースをそれぞ
れ嵌装して電動機を被覆するようにした電動機用ケース
において、固定子のコイルを挿着した歯部間のスロット
の先端側の空間部に挿入するスロット部挿入部材を、上
記スロット部の歯部の背面形状にそうように断面が楔形
状で先側を漸次細く形成して、上記ケースの内側端面部
に一定の間隔で突設し、ケースの内側端面部に突設した
上記スロット部挿入部材の先端に嵌合突起を設け、この
スロット部挿入部材の先端の嵌合突起に嵌合する嵌合孔
を相対向する他のケースの内側の端面部に設けて、スロ
ット部挿入部材をスロットの先端側の空間部に挿入する
とともに、その先端の嵌合突起を上記嵌合孔に嵌入する
ようにしたことを特徴とする電動機用ケースを提供する
にある。
作用 本考案によれば、電動機の両端から絶縁材の筒状のケ
ースをそれぞれ嵌装して、固定子のコイルの絶縁や保護
を行える。
また、ケースに突設したスロット部挿入部材をスロッ
ト部の歯部の背面形状にそって簡単かつ円滑にスロット
の先端側に挿入できて、上記した筒状のケースを嵌装す
る際にケースを固定子の歯部の背面側を基準、いわゆる
歯部の内側基準として位置決めすることができ、電動機
にケースをスロット部挿入部材を介して安定よく被覆で
きるとともに、スロットに挿着したコイルが回転子側へ
はみ出るのを確実に防止できる。
さらに、上記した一方のケースの内側に突設したスロ
ット部挿入部材をその先端側でも、対向する他方のケー
スの内側の端面部の嵌合孔で支持することができ、ケー
スにいわゆる両端支持として両側でしっかりと支持でき
て、上記スロットの歯部の内側基準位置にしっかりと保
持しておくことができる。
実施例 以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。
第1図以下、本考案の一実施例である。電動機用ケー
ス1は、第1図のように左右対称状の一対の筒状のケー
ス2、3で形成していて、後述するようにコイル4を巻
回の固定子5に回転子(図示せず)を枢着の電動機6の
両端部にそれぞれ嵌装して被覆するようにしている。ケ
ース2、3は、対候性、耐熱性、耐油性、耐摩耗性、絶
縁性のエンジニアリングプラスチックス材を使用して第
2図のように周部を固定子5に十分に近接して嵌装する
寸法としているとともに、中央部をやや突き出して回転
子を保持する軸受やブラケットを嵌装して被覆できるよ
うにしている。またケース2、3の内面部には、第1図
〜第5図のように固定子5の歯部間のスロット7の先端
の空間部8にそれぞれ嵌入するようにスロット部挿入部
材9を一体的に垂直状に一定間隔で突設している。スロ
ット部挿入部材9は、第3図のように断面をスロット7
部の歯部の背面形状にそうようにしているとともに、第
4図のように先端にいくにしたがって全側面を幅狭とし
た楔形状とし、さらにその先端部に嵌合突起10をそれぞ
れ突き出して第1図のように対向するケース2、3に凹
設した嵌合孔11に嵌合するようにしている。また、相対
向するケース2、3の端部には、第2図のように鉤状の
引掛用突起部材12と係止凹部13とをそれぞれ配設して、
電動機6の端部から嵌装したケース2、3を引掛用突起
部材12と係止凹部12とで係合して電動機6に確実に被覆
しておけるようにしている。14は回転軸突き出し用開口
部、15はリード線引き出し用開口部、16は補強用材であ
る。
したがって、電動機6の両側に上記ケース2、3をそ
れぞれ嵌装することによって、固定子5のコイル4の絶
縁がはかれるとともに損傷等から保護することができ
る。
また、第6図のようにケース2、3に突設したスロッ
ト部挿入部材9を固定子5のスロット7の先端部に挿入
することによって、スロット7に挿着したコイル4を固
定子5のスロット7に確実に内装しておくことができる
とともに、スロット7から回転子側へはみ出るのを回避
できる。
特に、上記スロット部挿入部材をテーパーのついた楔
状としているため、コイルを巻装したスロットに挿入し
やすく、コイルをスロット内方へ押し詰めるようにして
保持することができる。
さらに、スロット部挿入部材をスロットの先端部に密
接して嵌入するようにしているため、ケースを固定子の
歯部の内側基準として電動機に嵌装することができ、ケ
ースの製造が容易となるものである。
しかも、上記スロット部挿入部材の先端の嵌合突起を
嵌合孔に嵌入しているため、スロット部挿入部材を、い
わゆる両端支持として両側でしっかりと支持できるもの
である。
上記実施例では、分割したケースを左右対称状とした
が、非対称であってもよく、また電動機の固定子のコイ
ル巻きはトロイダル状のものであってもよく、さらに整
流子制御の回転子の電動機についても適用できるもので
ある。
考案の効果 以上のように本考案にあっては、電動機の両端から絶
縁材の筒状のケースをそれぞれ嵌装して、固定子のコイ
ルの絶縁や保護を行える。そして、ケースに突設したス
ロット部挿入部材をスロット部の歯部の背面形状にそっ
て簡単かつ円滑にスロットの先端側に挿入できて、上記
した筒状のケースを嵌装する際にケースを固定子の歯部
の背面側を基準、いわゆる歯部の内側基準として位置決
めすることができ、電動機にケースをスロット部挿入部
材を介して安定よく被覆できるとともに、スロットに挿
着したコイルが回転子側へはみ出るのを確実に防止でき
る。さらに、上記した一方のケースの内側に突設したス
ロット部挿入部材をその先端側でも、対向する他方のケ
ースの内側の端面部の嵌合孔で支持することができ、ケ
ースにいわゆる両端支持として両側でしっかりと支持で
きて、上記スロットの歯部の内側基準位置にしっかりと
保持しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側断面図、第2図は同上の
一のケース部の側断面図、第3図、第4図は同上のスロ
ット部挿入部材の拡大断面図および側面図、第5図、第
6図は同上のケースの内面図および固定子に嵌装状態説
明図である。 1……電動機用ケース、2、3……ケース、4……コイ
ル、5……固定子、7……スロット、8……空間部、9
……スロット部挿入部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子に回転子を回転自在に装着した電動
    機に、両端から絶縁材の筒状のケースをそれぞれ嵌装し
    て電動機を被覆するようにした電動機用ケースにおい
    て、 固定子のコイルを挿着した歯部間のスロットの先端側の
    空間部に挿入するスロット部挿入部材を、上記スロット
    部の歯部の背面形状にそうように断面が楔形状で先側を
    漸次細く形成して、上記ケースの内側端面部に一定の間
    隔で突設し、 ケースの内側端面部に突設した上記スロット部挿入部材
    の先端に嵌合突起を設け、このスロット部挿入部材の先
    端の嵌合突起に嵌合する嵌合孔を相対向する他のケース
    の内側の端面部に設けて、スロット部挿入部材をスロッ
    トの先端側の空間部に挿入するとともに、その先端の嵌
    合突起を上記嵌合孔に嵌入するようにしたことを特徴と
    する電動機用ケース。
JP1988038854U 1988-03-24 1988-03-24 電動機用ケース Expired - Lifetime JP2526598Y2 (ja)

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JPH01143263U JPH01143263U (ja) 1989-10-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0723013Y2 (ja) * 1988-08-03 1995-05-24 三相電機株式会社 小型電動機
JP6422204B2 (ja) * 2013-06-20 2018-11-14 株式会社不二工機 ステータユニット

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JPH01143263U (ja) 1989-10-02

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