JP2526325Y2 - バージ押航用連結装置 - Google Patents

バージ押航用連結装置

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JP2526325Y2
JP2526325Y2 JP1161391U JP1161391U JP2526325Y2 JP 2526325 Y2 JP2526325 Y2 JP 2526325Y2 JP 1161391 U JP1161391 U JP 1161391U JP 1161391 U JP1161391 U JP 1161391U JP 2526325 Y2 JP2526325 Y2 JP 2526325Y2
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JP
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barge
connector
guide pipe
hydraulic cylinder
hydraulic
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JP1161391U
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一昭 恵木
義博 森岡
勇二郎 鎌田
敏明 松村
文隆 杉島
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KURIYAMA CORPORATION
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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KURIYAMA CORPORATION
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押船によりバージの押
航を行なうための連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押船によるバージの押航は、図
3(平面図)および図4(側面図)に示すように、押船
2の船首部とバージ3の船尾部とを連結する装置1を介
して行なわれる。
【0003】このような連結装置1では、従来の場合、
図6に示すように、押船2の船首部において、据付台23
に据付けられたシリンダ受け22を介し油圧シリンダ20が
設けられ、そのピストンロッドに枢着された先端金物21
が、バージ3の船尾部における受溝24に係合するように
なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のバージ押航用連結装置では、油圧シリンダ20に
より先端金物21を受溝24に押し付ける作用が行なわれる
が、航行中、動揺による押船2およびバージ3にかかる
連結力を十分に支持するためには、油圧シリンダ20を約
200〜500トンのキャパシティを有する大口径のものとし
なければならないという問題点がある。
【0005】また、前述の従来の装置では、過大な変動
連結力を緩衝的に吸収する手段がないという問題点もあ
る。
【0006】本考案は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、従来の場合よりも小口径の油圧シリ
ンダを用いて連結力の支持を十分に行なえるようにする
とともに、変動連結力の吸収を適切に行なえるようにし
たバージ押航用連結装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案のバージ押航用連結装置は、押船に装着され
た油圧シリンダと、同油圧シリンダのピストンロッド先
端部に取付けられた筒状コネクターと、同コネクターの
前端壁に装着されてバージの受溝に押圧係合しうる先端
金物とをそなえ、上記筒状コネクターが上記押船に設け
られたガイドパイプの内部に嵌挿されて、上記コネクタ
ーの外周面と上記ガイドパイプの内周面との間に液圧室
を形成するように設けられたラバー壁部材と、上記液圧
室に接続された作動液注排手段とが設けられたことを特
徴としている。
【0008】
【作用】上述の本考案のバージ押航用連結装置では、バ
ージ押航時に押船側の油圧シリンダによりコネクターに
おける先端金物をバージ側の受溝に押圧係合させた状態
で、上記コネクターと同コネクターを嵌挿されたガイド
パイプとの間にラバー壁部材で形成された液圧室に作動
液が注入され、これに伴い上記ラバー壁部材が膨らんで
上記ガイドパイプ内周面または上記コネクター外周面に
対して生じる摩擦力で、上記ガイドパイプ内におけるコ
ネクターの保持が行なわれる。
【0009】そして、押船やバージの動揺に際しては、
上記受溝における先端金物の摺動作用のほか、上記ラバ
ー壁部材で形成された液圧室の変形作用により、押船と
バージとの相対的な動きや変動連結力が吸収されるよう
になる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例としての
バージ押航用連結装置について説明すると、図1はその
要部(図3のA部)断面図、図2は図1のB−B矢視図
である。
【0011】図1および図2に示す連結装置1におい
て、押船2の船首部に油圧シリンダ5が装着され、同油
圧シリンダ5のピストンロッド先端部には円筒状のコネ
クター7がアイプレート6およびピン6aを介して枢着さ
れている。
【0012】またコネクター7の先端壁における円形開
口には、ネック13を嵌合させるようにして、同ネック13
と一体の先端金物10が取付けられており、この先端金物
10は、その外面をラバー12で覆われて、バージ3の船尾
部における受溝14に押圧係合しうるようになっている。
【0013】そしてネック13にボルト16で取付けられた
フランジ13aには、その周縁部に切欠き13bが形成され
て、同切欠き13b内で所定の範囲にわたり動きうる回転
止め11が、コネクター7の内周部に設けられている。
【0014】なお、先端金物10およびネック13の詳細構
造は、図5(a)〜(d)に示すようになっており、図5(a)
はその平面図、図5(b)は図5(a)のb−b矢視図、図5
(c)は図5(a)のc−c矢視図、図5(d)は図5(a)のd−
d矢視図である。
【0015】図2に示すように、円筒状コネクター7は
押船2に設けられたガイドパイプ4の内部に嵌挿されて
おり、コネクター7の外周面とガイドパイプ4の内周面
との間において、環状の液圧室8aを形成するように円筒
状ラバー壁部材8が設けられている。
【0016】本実施例ではラバー壁部材8がコネクター
7の外周面に設けられて、ラバー押さえ金物9で保持さ
れているが、このラバー壁部材8はガイドパイプ4の内
周面に取付けられるようにしてもよい。 このようにし
て形成された液圧室8aには、図示しない作動水注排手段
が注水管15を介して接続されている。
【0017】さらに、コネクター7の回動を防止するた
め、同コネクター7の後端壁に結合されたロッド7aを嵌
挿して摺動させる案内孔付きガイド部材18が、油圧シリ
ンダ5の側壁に固着されている。
【0018】なお、図1中の符号17は、コネクター7の
後端壁の組立てボルトを示している。
【0019】本実施例のバージ押航用連結装置は上述の
ように構成されているので、バージ3の押航時には、押
船2の油圧シリンダ5によりコネクター7における先端
金物10をバージ3の受溝14に押圧係合させた状態で、注
水管15を通じ液圧室8aに作動水が注入される。
【0020】これに伴いラバー壁部材8が膨らんでガイ
ドパイプ4の内周面に対して生じる摩擦力により、ガイ
ドパイプ4内におけるコネクター7の保持が行なわれ
る。
【0021】そして、押船2やバージ3の動揺に際して
は、受溝14における先端金物10の摺動作用のほか、ラバ
ー12の変形や、ラバー壁部材8で形成された液圧室8aの
変形作用により、押船2とバージ3との相対的な動きが
吸収されるようになる。
【0022】特に本実施例では先端金物10のネック7
が、フランジ13aの切欠き13bの範囲内で回動できるの
で、これにより押船2とバージ3とのピッチングによる
相対的な動きを吸収することができる。
【0023】なお、押船2をバージ3から離脱させる場
合は、液圧室8aの作動液を抜いてラバー壁部材8を窄ま
せてから、油圧シリンダ5の作動により、コネクター7
と共に先端金物10を引込めるようにして、バージ3の受
溝14から先端金物10を解放させればよい。
【0024】上述のごとく、本実施例のバージ押航用連
結装置では、バージ側の受溝14に押圧係合しうる先端金
物10をそなえた筒状コネクター7が押船側に設けられ、
同コネクター7は押船におけるガイドパイプ4に案内さ
れるようにして油圧シリンダー5により駆動されるよう
になっているので、同油圧シリンダ5を従来の場合のキ
ャパシティ (200〜500トン)よりも著しく小さいキャ
パシティ(15〜20トン)の小口径のものとすることがで
き、これにより大幅なコストダウンをもたらすことがで
きる。
【0025】またコネクター7の外周面とガイドパイプ
4の内周面との間にラバー壁部材8で形成された液圧室
8aが設けられるとともに同液圧室8aに接続された作動液
注排手段が設けられるので、コネクター7のガイドパイ
プ4内における保持が容易に行なえるほか、押船2とバ
ージ3との相対的な動きや変動連結力を液圧室8aの変形
により吸収しうる利点がある。
【0026】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のバージ押
航用連結装置によれば、次のような効果ないし利点が得
られる。 (1) バージ側の受溝に押圧係合しうる先端金物をそなえ
た筒状コネクターが押船側に設けられ、同コネクターは
押船におけるガイドパイプに案内されるようにして油圧
シリンダにより駆動されるようになっているので、同油
圧シリンダを従来の場合よりも小口径のものとすること
ができ、これにより大幅なコストダウンをもたらすこと
ができる。 (2) コネクターの外周面とガイドパイプの内周面との間
にラバー壁部材で形成された液圧室が設けられるととも
に、同液圧室に接続された作動液注排手段が設けられる
ので、上記コネクターの上記ガイドパイプ内における保
持が容易に行なえるほか、押船とバージとの相対的な動
きや変動連結力を上記液圧室の変形により吸収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのバージ押航用連結装
置の要部(図3のA部)を示す断面図である。
【図2】図1のB−B矢視図である。
【図3】押船によるバージの押航状態を示す平面図であ
る。
【図4】押船によるバージの押航状態を示す側面図であ
る。
【図5(a)】本考案の装置における先端金物およびネッ
クの詳細構造を示す平面図である。
【図5(b)】図5(a)のb−b矢視図である。
【図5(c)】図5(a)のc−c矢視図である。
【図5(d)】図5(a)のd−d矢視図である。
【図6】従来のバージ押航用連結装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 連結装置 2 押船 3 バージ 4 ガイドパイプ 5 油圧シリンダ 6 アイプレート 6a ピン 7 筒状コネクター 7a ロッド 8 ラバー壁部材 8a 液圧室 9 ラバー押さえ金物 10 先端金物 11 回転止め 12 ラバー 13 ネック 13a フランジ 13b 切欠き 14 受溝 15 注水管 16,17 ボルト 18 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森岡 義博 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (72)考案者 鎌田 勇二郎 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (72)考案者 松村 敏明 神戸市兵庫区七宮町2丁目1番1号 寄 神建設株式会社内 (72)考案者 杉島 文隆 大阪市淀川区西中島1丁目12番4号 ク リヤマ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−91790(JP,A) 実開 昭51−32892(JP,U) 実開 昭50−121499(JP,U) 実開 昭52−21698(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押船に装着された油圧シリンダと、同油
    圧シリンダのピストンロッド先端部に取付けられた筒状
    コネクターと、同コネクターの前端壁に装着されてバー
    ジの受溝に押圧係合しうる先端金物とをそなえ、上記筒
    状コネクターが上記押船に設けられたガイドパイプの内
    部に嵌挿されて、上記コネクターの外周面と上記ガイド
    パイプの内周面との間に液圧室を形成するように設けら
    れたラバー壁部材と、上記液圧室に接続された作動液注
    排手段とが設けられたことを特徴とする、バージ押航用
    連結装置。
JP1161391U 1991-02-08 1991-02-08 バージ押航用連結装置 Expired - Lifetime JP2526325Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1161391U JP2526325Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 バージ押航用連結装置

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JP1161391U JP2526325Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 バージ押航用連結装置

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JPH0542091U JPH0542091U (ja) 1993-06-08
JP2526325Y2 true JP2526325Y2 (ja) 1997-02-19

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JPH0542091U (ja) 1993-06-08

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