JP4448706B2 - 船外機の操舵装置用アームの取付金具 - Google Patents

船外機の操舵装置用アームの取付金具 Download PDF

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この発明は、漁船、モーターボート、ヨットなどの主に小型船舶の船体の船尾(トランサム)に装着される船外機のブラケット部に、操舵用液圧シリンダ本体のピストンロッドを支持するアームを取り付けるための取付金具に関する。
この種の船外機は、本体をブラケット部の略鉛直な操舵軸を中心に水平方向に旋回させることにより小型船舶を操舵するが、この操舵は運転席の操舵用ハンドルを回転することによりプッシュプルケーブルを介して機械的に行ったり、油圧シリンダを介して油圧力にて行ったりするのが一般的である。
プッシュプルケーブルで船外機本体を左右に旋回させる場合は、ブラケット部のチルト軸に沿ったガイドチューブ(スルーチューブとも言われる)の一側にプッシュプルケーブルのアウターケーブルを取り付け、インナーケーブルをガイドチューブの他側から取り出して船外機本体に接続する。また片持ち式の油圧シリンダ装置で船外機本体を左右に旋回させる場合にもブラケット部のガイドチューブの一側に油圧シリンダ装置の一端を取り付け、ピストンロッドの先端と船外機本体の操舵レバーとをリンクで接続する。ただし、これらはインナーケーブルによる押し引き力やリンクに作用するモーメントに制限があるため、比較的馬力の小さな船外機に適用される。
一方、船外機の馬力が大きくなると、両端を一対のアーム間に支持したピストンロッドに沿ってシリンダ本体が左右に移動して船外機本体を操舵する、両端支持式の油圧シリンダ装置が用いられる。この場合はブラケット部のガイドチューブの両側に、油圧シリンダ装置のピストンロッドを支持する左右一対のアームがそれぞれ取り付けられる。
こうした背景の下に各メーカーの船外機において、そのブラケット部のガイドチューブの一方(通常は右舷側)の外周面には7/8インチのネジ部(外ネジ)を設けるよう統一されているが、ガイドチューブの他方の外周面については7/8インチのネジ部、20mmのネジ部などと、メーカーごとにネジ部の外径が異なっている。したがって、ガイドチューブの一方への取り付けは、プッシュプルケーブルおよび片持ち式シリンダ装置の場合はそれらの一端にあらかじめ7/8インチのネジ部に適合した筒状ナットを備えているので円滑に行える。これに対して両側支持式のシリンダ装置の場合、片方のアームについては7/8インチのネジ部に適合した筒状ナットを備えた取付金具を用いてガイドチューブの一方に取り付けられるが、他方のアームのガイドチューブの反対側への取り付けには、メーカーごとに適合する取付金具をあらかじめ購入しておく必要があって非常に不便な上、取付金具の購入に日数がかかったり、取付金具が合わなかったりすることがあった。
つまり、上記した両側支持式のシリンダ装置では、図5に示すように、シリンダ本体26を挿通するピストンロッド25を左右一対のアーム23の先端部間に設け、アーム23の基端部側を船体に固定したブラケット部41のチルト軸位置を貫通するガイドチューブ22の両側にそれぞれ上下方向に傾動可能に取り付け、船外機本体40の操舵レバー42の先端をシリンダ本体26に操舵リンク43を介して接続している(たとえば、特許文献1参照)。なお、図5に示すアームの取付構造では、アーム23の基端側の取付用穴(軸受穴)23aに嵌着され、ナット34で締め付けてアーム23を旋回自在に枢着する枢支部32を一体に備えた筒状ナット31を用いてそれぞれガイドチューブ22の端部のネジ部22a・22bに螺着することにより、アーム23を取り付けている。符号40’は船外機本体40と一体的に上下方向に傾動するスイベルブラケットで、船外機本体40はスイベルブラケット40’に対し操舵軸(図示せず)を介して水平方向に旋回自在に支持されている。
特開2002−331997号公報(段落番号0017〜0019、図1〜図3)
上記したように、ガイドチューブの一側にのみプッシュプルケーブルを連結したり、シリンダ装置の一端を固定したりする場合には、ガイドチューブの一側のネジ部の外径が統一されているために不都合がない。しかし、ガイドチューブの両側にアームをそれぞれ取り付ける場合は、他方のガイドチューブにおけるネジ部の外径が船外機のメーカーによって異なるため、メーカーが決まってから専用の取付金具を発注しなければならず、取付金具の購入に日数がかかったり、購入する取付金具に間違いが生じたりしていた。
本出願の発明者らは、上記したガイドチューブ22の一側部のネジ部の外径はメーカーによって異なっているが、ガイドチューブ22の内径はいずれのメーカーでも全長にわたり16mmと共通していることを知見し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は上述の点に鑑みなされたもので、ガイドチューブの内周面を利用してアームを取り付けることにより、全てのメーカーの船外機に対し取り付け可能な船外機の操舵装置用アームを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明にかかる船外機の操舵装置用アームの取付金具は、a) 操舵軸を中心に水平方向に旋回可能な船外機がブラケット部を介して船体の船尾に対し装着され、前記船外機は前記ブラケット部のチルト軸を中心に上下方向に傾倒可能で、前記船外機の操舵用液圧シリンダ本体を軸方向に沿って摺動自在に備えたピストンロッドが一対のアームの先端部間に跨って支持され、前記ブラケット部の前記チルト軸に沿って貫通し前記ピストンロッドと平行に配置されるガイドチューブの少なくとも一側方に、前記アームの一方の基端部を取り付けるための船外機の操舵装置用アームの取付金具であって、b) 前記ガイドチューブ内に緩挿可能で前方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面を備えた前端部分と、前記ガイドチューブの開口端面に当接可能な半径方向の突起部と、この突起部との間にナットで挟持して前記アームの基端部を貫通する取付用孔部を挿通して固定可能な取付部とをこの順に連続して一体に備えた略円筒状の取付金具本体と、c) この取付金具本体内のネジ孔に螺合され前記ナットを螺合可能で、同取付金具本体を貫通して前方へ延設され、一端面に回転用工具の嵌合部を有するネジ杆と、d) このネジ杆の前端部に固着され、前記ガイドチューブ内に緩挿可能で後方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面を備えたテーパー金具と、e) このテーパー金具のテーパー面上に嵌着された一部切欠きのリング状スプリングと、前記取付金具本体のテーパー面上に嵌着された一部切欠きのリング状スプリングと、これらのリング状スプリング間に跨って配置されたスリーブとを備えていることを特徴とする。
上記の構成を有する本発明の取付金具によれば、いずれの船外機メーカーでもそのブラケット部のガイドチューブ内に取付金具本体の前端側を突起部がガイドチューブの開口端面に当接するまで前記テーパー金具などとともに挿入し、挿入した状態で、ネジ杆端部に螺合しているナットを緩め、ネジ杆端面の嵌合部に回転用工具を嵌合し、取付金具本体を回り止めした状態で回転用工具によりネジ杆を回転させながら後退させる。ネジ杆の後退に伴って、前方のテーパー金具が取付金具本体側へ移動して接近し、スリーブを挟んだ両側のリング状スプリングが拡径し、ガイドチューブの内周壁に圧接され固定される。なお、この作業の後または先立って、前記ナットをネジ杆の端部から取り外し、同取付金具本体の後端部を前記アーム基端部の取付用孔に緩挿してナットをネジ杆端部に螺合し締め付けて固定する。したがって、従来のように船外機メーカーごとにガイドチューブの一端のネジ径を調べて、専用の取付金具を発注する必要がなくなり、簡単にかつ確実にアームの取り付けができ、船外機に操舵装置を効率よく装着できる。
請求項2に記載のように、前記ナットが樹脂製ナットで、このナットと前記アームの基端部端面との間に座金を介装することができる。
このように構成することで、ナットを締め過ぎてもアーム等を損傷することがなく、またアームの基端部の幅寸法に多少のバラツキがあっても、座金を介装する枚数を調整することでガタつきをなくせる。
以上説明したことから明らかなように、本発明にかかる船外機のアームの取付金具には、次のような優れた効果がある。
1)ガイドチューブの内径は全メーカーに共通であることを利用して内周面に圧接される構造の金具を用いてアームを取り付けるようにしたので、全てのメーカーの船外機に対するアームの取り付けが容易かつ確実になる。
2)ユーザーが船外機のメーカーや種類を決定してから取付金具を発注していた従来の場合に比べて、アームの取り付けに要する期間が大幅に短縮される。
3)操舵装置のメ−カーにとって取付金具を複数種類も準備するなどの管理が不要で、取付金具を間違って購入するなどの不手際が解消され、アーム等の取付作業等が効率よく行え、コストダウンが図られる。
4)構造が比較的簡単で、ネジ杆を取付金具本体に対し回転させたり端部のナットを締め付けたりするだけでガイドチューブへの取付やアームの取付を行えるので、作業性がよい。
以下、本発明にかかる船外機のアームの取付金具について実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)は取付金具の実施例を示す正面図、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図、図1(c)は図1(a)のc方向矢視図、図1(d)はリング状スプリング5の正面図である。図2は本例の取付金具による一方のアームの取付手順を示す平面図、図3は取付金具によるアームの取付構造を示す断面図、図4は左右一対のアームを船外機のガイドチューブの両端に取り付けた状態を示す平面図である。
図4に示すように、本実施例では、船外機40のブラケット部41のチルト軸位置にガイドチューブ22が貫通して固定されており、そのガイドチューブ22の一側部には定格(7/8インチ)のネジ部22aに適合する筒状ナット31をもつ既知の取付金具30を用いてアーム23の基端部が取り付けられている。ガイドチューブ22の他側部(左舷側)は本発明の取付金具1を用いて他方のアーム23の基端部が取り付けられている。ガイドチューブ22の他側部の外周面22bには、保護キャップ(図示せず)を取り付けている。
一対のアーム23の基端部側は先端側に比べ間隔が狭くなっており、各アーム23・23の2カ所に取付用穴23aが貫通して穿設されている。これらの取付用穴23a内には、図3に示すように円筒状支持具23cが軸受23dを介して旋回自在に内装されている。
取付金具1は図1に示すように、取付金具本体2と、テーパー金具3と、ネジ杆4と、一対の圧接用リング状スプリング5と、スリーブ6、六角ナット10とを備えている。取付金具本体2は略円筒体で、ガイドチューブ22の孔22cの内径d(16mm)より小さく、ガイドチューブ22内に緩挿可能で前方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面8aを備えた前端部分8と、前記ガイドチューブ22の開口端面22dに当接可能な半径方向に突出する、本例では上下一対の突起部9(図2(b)参照)と、前記アーム23の基端部を取り付ける取付部7とをこの順に備えている。前端部分8の突起部9寄りは非テーパー面8bに形成され、ガイドチューブ22の孔22cの内径d(16mm)より僅かに小さい外径(たとえば15.9mm)からなる。アーム23の取付部7は真円で外径が非テーパー面8bに比べて僅かに大きく(たとえば16mm)、後端に座金11の介装用環状溝7aが形成され、突起部9との間にナイロン樹脂製の六角ナット10で挟持してアーム23を取り付ける。詳しくは、アーム23の基端軸受穴(取付用穴)23a内の、軸受23dを介して回転自在に支持された円筒状支持具23cを、取付部7の外周面上に嵌挿可能である。
取付金具本体2内の孔2bの後端部は、ネジ杆4のネジ部4aに螺合可能なネジ孔2cに形成され、このネジ孔2cより前方の孔部2bはネジ杆4の外径より僅かに口径を大きくしてある。
ネジ杆4は中実で、取付金具本体2の長さの約2倍の長さからなり、全長にわたり外周にネジ4aが形成されており、取付金具本体2内のネジ孔2cに螺合され、ネジ杆4の後端部4cが取付金具本体2の後方へ突出する。ネジ杆4の外端面中央部には、回転用工具(図示せず)の嵌合用六角穴(嵌合部)4dが設けられている。ネジ杆4は取付金具本体2の前方へより大きく突出し、ネジ杆4の前端部に前端面を揃えてテーパー金具3が一体に固着される。すなわち、テーパー金具3は貫通するネジ孔3bを有し、このネジ孔3bはネジ杆4のネジ部4aに螺合可能で、ネジ杆4の前端部にテーパー金具3を両者の前端を揃えた状態で螺合され、接着剤を介して接着されるとともに、後端がカシメられて一体に固着される。このテーパー金具3はガイドチューブ22内に緩挿可能で、後方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面3aが形成されている。
また、テーパー金具3のテーパー面3a上および取付金具本体2のテーパー面8a上には、それぞれ円周の一部を切り欠いたリング状スプリング5を嵌着するとともに、これらのリング状スプリング5間に跨って金属製の円筒状スリーブ6が介設されている。リング状スプリング5は常態でガイドチューブ22内に挿入可能で、研磨しない、いわゆる黒錆び状のざらざらした表面を備えており、また円筒状スリーブ6もガイドチューブ22内に挿入可能な外径を有する。
取付金具本体2、テーパー金具3およびネジ杆4などは、本例の場合ステンレス鋼で製作するが、材質を限定するものではない。
次に、上記の構成からなる本例の取付金具1を用いて左舷側アーム23を取り付ける態様を図2〜図4に基づいて説明する。
取付金具30は上記のとおり公知の構造で、図4に示すようにガイドチューブ22の右舷側端部のネジ部22aに螺合する筒状ナット31の一端に対し、アーム23基端の軸受穴23a(の円筒状支持具)に嵌挿可能に縮径した枢支軸32を一体に備えており、この枢支軸32の先端に雄ネジ部33を一体に連結し、この雄ネジ部33をアーム23の基端側軸受穴23aに嵌挿して雄ネジ部33に螺合するUナット34にてアーム23の側壁に平座金35を当接させて締め付けることにより、アーム23を上下方向に旋回可能に取り付ける。
この状態で、図に示すように、左右一対のアーム23・23の先端部間には、油圧シリンダ本体26を摺動自在に支持するピストンロッド25の両端ネジ部25aを取り付け、平座金37を介してナット36で締め付けて固定する。油圧シリンダ本体26はピストンロッド25内のピストン部(図示せず)を挟んで左右に摺動自在に装着され、その両側の油圧プラグ19の一方から圧油が供給され、油圧シリンダ本体26内の圧油が他方の油圧プラグ20から排出されることにより、油圧シリンダ本体26は圧油の排出側へ移動する。とくに、球形ナットや半球形座金体を介在させてピストンロッド25をアーム23の先端部間に取り付ければ、アーム23のネジれや大波等によりアーム23に大きな負荷が作用しても、球面部で吸収され、ピストンロッド25には負荷がかからないから、油圧シリンダ本体26が油漏れを起こさない。
ガイドチューブ22の左舷側については、取付金具1のテーパー金具3側から孔2c内に挿入し、その開口端面2dに突起部9を当接する。このとき、ナット10は緩めるか、ネジ杆4の端部から取り外すかしておく。この状態で、ネジ杆4の六角穴4dに回転用工具(図示せず)の嵌合部を嵌合し、取付金具本体2を回り止めした状態で回転用工具によりネジ杆4を反時計方向に回転させる。ネジ杆4は取付金具本体2に対し後退する。ネジ杆4の後退に伴って、取付金具本体2はガイドチューブ22の開口端面22dに押し付けられるとともに、前方のテーパー金具3が取付金具本体2側へ接近し、スリーブ6を挟んで両側のリング状スプリング5がそれぞれ拡径し、ガイドチューブ22の孔22cの内周壁に圧接され固定される。なお、リング状スプリング5の表面はざらざらしており、ガイドチューブ22内にしっかりと固定され、取付金具本体2はガイドチューブ22に装着される。
ここで、ナット10を取り外し、座金11を取り外す。そして、左舷側のアーム23の基端の軸受穴(取付用穴)23a(の円筒状支持具23c)を取付金具本体2の取付部7の周囲に挿通してアーム23の内側を突起部9に当接し、アーム23の外側に座金11を当接し、ナット10をネジ杆4の端部に螺合して締め付ける。ナット10はアーム23の取り付けと同時に、取付金具本体2のネジ孔2cとネジ杆4のネジ部4aとの螺合部に隣接してナット10を締め付けるので、二重ナットと同様の機能を有する。また、ナット10にはナイロン樹脂を用いているので、強固に締め付けることができ、かつアーム23等を損傷することがない。
そこで、船外機40の操舵レバー42の先端を油圧シリンダ本体26の一端側に、操舵リンク43を介して接続する。さらに、油圧ホース(図示せず)を油圧プラグ19・20に接続する。
以上のようにして船外機の取付作業が完了するので、たとえば船外機40のエンジンを始動し、油圧シリンダ本体26の一方へ圧油を供給すると、油圧シリンダ本体26がピストンロッド25に沿って移動し、操舵リンク43を介して船外機本体40が旋回して操舵される。また、エンジンの停止した後、船外機本体40をチルトアップすれば、左右のアーム23の先端側がガイドチューブ22の位置のチルト軸を中心に船体内の下方へ降下する。
以上に本発明の取付金具について一実施例を示したが、下記のように実施することができる。
図示は省略するが、上記実施例では、一方のアーム23だけを本発明の取付金具1を用いてガイドチューブ22の一側に取り付ける場合を示したが、左右両方のアーム23をそれぞれ本発明の取付金具1を用いてガイドチューブ22の両側に取り付けられることは言うまでもない。
また、ネジ杆4の全長にわたりネジ4aを設けたが、ネジ杆4の一部(両端部)にだけネジ部4aを形成してもよい。
図1(a)は取付金具の実施例を示す正面図、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図、図1(c)は図1(a)のc方向矢視図、図1(d)はリング状スプリング5の正面図である。 図1の取付金具を用いた一方のアームの取付手順を示す平面図である。 図1の取付金具によるアームの取付構造を示す断面図である。 図1の取付金具を一方のアームに用いて左右一対のアームを船外機のガイドチューブの両端に取り付けた状態を示す平面図である。 従来の一般的な左右一対のアームを船外機のガイドチューブの両端に取り付けた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 取付金具
2 取付金具本体
3 テーパー金具
3a・8aテーパー面
4 ネジ杆
4aネジ部
4d六角穴(嵌合部)
5 リング状スプリング
6 スリーブ
7 取付部
8 前端部分
9 突起部
10 ナット
11 座金
22 ガイドチューブ
23 アーム
25 ピストンロッド
26 油圧シリンダ本体

Claims (2)

  1. 操舵軸を中心に水平方向に旋回可能な船外機がブラケット部を介して船体の船尾に対し装着され、前記船外機は前記ブラケット部のチルト軸を中心に上下方向に傾倒可能で、前記船外機の操舵用液圧シリンダ本体を軸方向に沿って摺動自在に備えたピストンロッドが一対のアームの先端部間に跨って支持され、前記ブラケット部の前記チルト軸に沿って貫通し前記ピストンロッドと平行に配置されるガイドチューブの少なくとも一側方に、前記アームの一方の基端部を取り付けるための船外機の操舵装置用アームの取付金具であって、
    前記ガイドチューブ内に緩挿可能で前方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面を備えた前端部分と、前記ガイドチューブの開口端面に当接可能な半径方向の突起部と、この突起部との間にナットで挟持して前記アームの基端部を貫通する取付用孔部に挿通して固定可能な取付部とをこの順に連続して一体に備えた略円筒状の取付金具本体と、
    この取付金具本体内のネジ孔に螺合され前記ナットを螺合可能で、同取付金具本体を貫通して前方へ延設され、一端面に回転用工具の嵌合部を有するネジ杆と、
    このネジ杆の前端部に固着され、前記ガイドチューブ内に緩挿可能で後方に向け外径を漸次小さくしたテーパー面を備えたテーパー金具と、
    このテーパー金具のテーパー面上に嵌着された一部切欠きのリング状スプリングと、前記取付金具本体のテーパー面上に嵌着された一部切欠きのリング状スプリングと、これらのリング状スプリング間に跨って配置されたスリーブとを備えていることを特徴とする船外機の操舵装置用アームの取付金具。
  2. 前記ナットが樹脂製ナットで、このナットと前記アームの基端部端面との間に座金を介装している請求項1記載の船外機の操舵装置用アームの取付金具。
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