JPS63280911A - 自在支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、圧力により２本の腕等の位置を任意の角度に
固定可能な自在支持装置に関する。

（従来の技術） 従来、圧力により２本の腕等の位置を任意の角度に固定
する装置としては、油圧式の自在支持装置が知られてい
る。

従来の油圧式自在装置を第５図に示す。その機能は、固
定部１１６により油圧式自在支持装置を不図示の固定部
材に固定し、玉継手１１４．１２２と、シリンダユニッ
ト１００に回動可能に外嵌しである回動リング１０８と
を動かして第１の腕１１０および第２の腕１１８の位置
を任意に設定し、さらに第２の腕１１８の先端に取付け
た玉継手１２２を動かし、支持する器具を取付具１２６
に取付け、任意の位置に設定し、ハンドル１０６を締め
ることによりプランジャ１０４がシリンダ１０２および
チャンバ１１２．１２０内の油に圧力を加えて玉継手１
１４．１２２、第１の腕１１０、第２の腕１１８および
回動リング１０８の位置を固定するものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記の油圧式自在支持装置には次のよう
な問題点がある。

シリンダおよび両チャンバ内に油が充填されているが、
温度変化、特に使用環境の気温低下により油の容積が縮
小する。

油が縮小すると、縮小前に油を加圧して腕の位置を固定
しておいても油圧が下がり、玉継手や回動リングが緩ん
でしまい、装置に固定した機器の初期設定姿勢が変化し
たり、時には前記機器が倒れて故障したりするという問
題点がある。

またハンドルで油圧をかける構造になっているが、ハン
ドルを回転させて玉継手や回動リングを油圧により締め
付ける場合、第１および第２の腕の加圧時の膨張によ′
る液量損失が大きく、油の量が多いと締め付けの度合が
ハンドルには伝わりにくく、ハンドル操作において回転
数も多くなって最も締まる位置までハンドルを回してし
まう。油圧はハンドルが最も締まった状態では２００気
圧以上にもなるので、長期間使用するうちにシール部分
や接合部分は無理な力を受けて疲労が起こるという問題
点がある。

従って、本発明は、油圧を用いずに機械的な圧力により
２本の腕等の位置を任意の角度で固定できる自在支持装
置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するため、本発明は次の構成を備える
。

すなわち、一方が開口したシリンダが穿設され、シリン
ダ開口端近傍の外周面にフランジもしくは凹溝が設けら
れたシリンダユニットと、有底の空間部が設けられ、該
空間部が前記シリンダと連絡されると共に、前記空間部
の開口端近傍に配され、前記シリンダユニットのフラン
ジもしくは凹溝に凹凸係合して前記シリンダユニットへ
回動可能、且つ回動面の軸線方向へ若干移動可能に設け
られ、前記シリンダユニットと離反する方向の力が加わ
った際には、前記凹凸係合の対向面が互いに圧接して前
記シリンダユニットに対する回動が阻止される回動部と
、長さ方向に貫通孔が穿設され、一端が前記シリンダユ
ニットに固定されると共に、貫通孔は前記シリンダユニ
ットのシリンダと連絡された第１の腕と、長さ方向に貫
通孔が穿設され、一端が前記回動部に固定されると共に
、貫通孔は前記回動部の空間部と連絡された第２の腕と
、前記第１及び第２の腕の先端に配された玉継手と、前
記第１及び第２の腕の貫通孔内に配され、腕の長さ方向
へ移動可能なロッドと、前記シリンダユニットのシリン
ダ内及び、該シリンダと連絡された前記回動部の空間部
内に移動可能に配され、押圧力が加えられた際には前記
各々のロッドを各々の腕の先端方向へ押動して対応する
各玉継手を任意の傾斜角度で固定すると共に、前記回動
部の空間内壁を押圧し前記回動部と前記シリンダユニッ
トの接触面を圧接して前記回動部を前記シリンダユニッ
トに対し任意の回動位置で固定するための押圧部材と、
該押圧部材に押圧力を加減するためのハンドルとを具備
することを特徴とする特（作用） 作用を図面と共に説明する。

第１図においてハンドル１８を締め付は方向へ回すと端
部２０の先端がボール１６ａを押す。ボール１６ａは図
面上、左斜め上方より押圧されるので押圧部材を構成す
るボール１６ａはロッド３０ａを右方へ、同時に押圧部
材を構成するピストン１２を下方へ押圧する。

するとピストン１２は押圧部材を構成するボール１６ｂ
を下方へ押圧する。

ボール１６ｂはロッド３０ｂを左方へ押圧すると共に回
動部２２の内壁４０を押圧する。両ロッド３０ａ、３０
ｂが外方へ押されると、両ロッド３０ａ、３０ｂの外側
先端は押接体３４ａ、３４ｂを押すので、ボール部３８
ａ、３８ｂは押圧され、玉継手３２ａ、３２ｂ及び、回
動部２２を機械的に固定することができる。また、前述
の操作により回動部２２はシリンダユニット１０に対し
、任意の角度で機械的に固定することができる。

（実施例） 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。

まず構成について説明する。

第１図において、１０はシリンダユニットであり、内側
には鋼製のピストン１２が軸線方向へ摺動可能なシリン
ダ１４が穿設されている。シリンダ１４の内部には調味
層のボール１６ａが遊挿されている。

１８はハンドルであり、下部は端部２０に形成され、加
圧された力を効率よく伝達すべく前記シリンダユニット
１０へ斜方から螺挿され、半球状に形成された端部２０
の先端は前記シリンダ１４内へ達している。

２２は回動部であり、シリンダユニット１０に対し回動
自在に枢着され、シリンダユニット１０からの抜税を防
止すべく係止部材たるカブラ２４が回動部２２へ螺着さ
れ、凹凸係止されている。

回動部２２の内部にはシリンダ１４内）１０と同様、調
味層のボール１６ｂが遊挿されている。

前記ボール１６ａ、ピストン１２およびボール１６ｂと
で押圧部材を構成している。

２６ａは第１の腕であり、中軸部分には貫通孔２８ａが
穿設され、図面上の左端部はシリンダユニット１０へ螺
着され、前記貫通孔２８ａはシリンダ１４と連絡してい
る。

３０ａはロッドであり、十分な剛性と弾性を有する例え
ば金属性の丸棒からなり、前記貫通孔２８ａに、長さ方
向へ移動可能に挿通されている。ロッド３０ａのシリン
ダ側端部はシリンダ１４内に達しており、他端は第１の
腕２６ａ先端に取り付け］ら・れた玉継手３２ａの押接
体３４ａの端面に設けは゛ボール部３８ａを押接すべく
玉継手３２ａ内を摺動可能に配されている。ボール部３
８ａは不図示の基台等に固定可能になっている。

２６ｂは第２の腕であり、中軸部分には貫通孔２８ｂが
穿設され、図面上の右端部は回動部２２へ螺着され、前
記貫通孔２８ｂは回動部２２の前記ボール１６ｂが内装
された空間と連絡している。

３０ｂはロッドであり、ロッド３０ａと同じく十分な剛
性と弾性を有する金属性の丸棒からなり、前記貫通孔２
８ｂに、長さ方向へ移動可能に挿通されている。ロッド
３０ｂの回動部側端部は回動部２２内部へ達しており、
他端は第２の腕２６ｂ先端に取り付けられた玉継手３２
ｂの押接体３４ｂの端面に設けられた凹部３６ｂに達し
ている。その押接体３４ｂはポール部３８ｂを押接すべ
く玉継手３２ｂ内を摺動可能に配されている。ボール部
３８ｂは不図示の測定器等を、その先端に取付可能にな
っている。

本願発明に係る自在支持装置は上述の如く構成されてい
る。次に動作について説明する。

不図示の測定器等を所定の位置へ固定すべく、玉継手３
２ａ、３２ｂ、第１及び第２の腕２６ａ、２６ｂ、及び
回動部２２を適宜な角度に設定してハンドル１８を締め
付ける方向へ回す。すると端部２０はシリンダユニット
１０内部へ斜め方向から進入し、端部２０の先端がボー
ル１６ａと当接する。さらにハンドル１８を締めると、
端部２０の先端はボール１６ａを図面上の右下方へ押し
下げる。ボール１６ａが移動すると、ボール１６ａはロ
ッド３０ａとピストン１２に当接し、ハンドル１８から
ボール１６ａに作用していた力はロッド３０ａを右方へ
押す力とピストン１２を押下する力とに分かれる。その
際、ロッド３０ａを押す力はロッド３０ａを右方へ押す
。

ロッド３０ａが押されると、ロッド３０ａの右端は玉継
手３２ａの押接体３４ａを右方へ押し、押接体３４ａは
ボール部３８ａを押圧して玉継手３２ａを固定する。一
方、ピストン１２へ作用する力をまピストン１２を押し
下げる。押し下げられたピストン１２は下端面でボール
１６ｂを押し下げる。ボール１６ｂは押し下げられると
ロッド３０ｂと回動部２２の内壁４０とに当接する。さ
らにボール１６ｂが押し下げられると、ボール１６ｂに
作用していた力は斜面に形成された内壁４０を押す力と
、ロッド３０ｂを図面上、左方へ押す力とに分かれる。

回動部２２の内壁４０を押す力は直接、ボール１６ｂを
内壁４０に押圧するので、回動部２２に螺着されたカプ
ラ２４とシリンダユニッ）１０の摺動面が接触し、摩擦
力により回動部２２の動きを阻止してシリンダユニット
１０に対する回動部２２の位置を固定する。一方、ロッ
ド３０ｂへ作用する力はロッド３０ｂを左方へ移動させ
る。ロッド３０ｂが押されるとロッド３０ｂの左端は玉
継手３２ｂの押接体３４ｂを左方へ押し、押接体３４ｂ
はボール部３８ｂを押圧して玉継手３２ｂを固定する。

従って自在支持装置の稼働部分食てが固定される。

固定部分を緩める場合にはハンドル１８を緩める方向へ
回すとハンドルの押圧力が解除され、ボール１６ａ、１
６ｂやピストン１２が元の位置に戻りζ機械的に圧縮さ
れていたロッド３０ａ、３０ｂ等も弾性により従前の状
態に戻るので、玉継手３２ａ、３２ｂ１回動部２２の固
定が解除される。

続いて他の実施例について説明する。

第２図に示す例は、第１の腕５０ａと第２の腕５０ｂが
平行でなく、予め所定の角度をもって第２の腕５０ｂが
回動部５２へ螺着されている。両腕が平行な場合に比べ
て玉継手５４の最大傾斜角より傾斜させて第２の腕５０
ｂの位置を設定したい場合に有効な例である。また、ボ
ール５６の接するロッド５７と内壁５８が、共に斜めの
角度でボール５６と当接可能に形成されている。

第３図に示す例は、ピストン６０のボール６２ｂ側端面
に有底孔６４を穿設し、その内部にコイルバネ６６を内
装した例であり、コイルバネ６６の弾発力によりハンド
ル６８の押圧力が補助されると共に、ボール６２ａ、６
２ｂ及びピストン６０はハンドル６８が非締め付は状態
であってもシリンダユニット７０等の内部での遊びを防
止している。

第４図に示す例は、ロッド８０のボール８２との当接端
面が斜めに切断されており、ボール８２との当（押）接
に際しロッド８０のボール８２との当接端面がボール８
２の受は座面になるよう形成した例であり、第１図に示
されたロッド３０ｂの当接端面の場合に比較してピスト
ン８４の僅かな移動で玉継手等可動部分の固定が可能に
なる。

第２図〜第４図に示した実施例で説明を省略した部分は
、主要な構成と動作が第１図に示した実施例と同じなの
で説明を省略する。

図示しないが基台に固定される第１の腕側の固定力は、
少なくとも測定器等を取り付ける第２の腕側の固定力に
比ベモーメントの関係から大きくなくてはならない、従
って第１の腕側の強度が十分であれば、第２の腕側の強
度を低くすることも可能であり、コストダウンも図れる
。この場合′、もちろん両方の腕の固定力が十分であれ
ば、両腕とも等しい固定力であっても構わ方い。

さらに、ボールの代りに略円錐状の剛性部材を用いても
よい。

以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではな（、例え
ばロッドは金属ではなく、樹脂、セラミックで形成され
た物でもよい等、発明の精神を逸脱しない範囲で、さら
に多くの改変を施し得るのはもちろんである。

（発明の効果） 本発明に係る自在支持装置を用いると、圧力のかけ方が
機械式なので油圧方式で問題となる油の体積変化による
緩みや、液量損失の問題が解消される。

また締め付は具合もハンドルにストレートに伝達される
ので締め付は過ぎによる装置の損傷も防止できる等の著
効を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自在支持装置の正面断面図、第２
図〜第４図は他の実施例を示す正面断面図、第５図は従
来の油圧式自在装置の正面断面図である。 １０・・・シリンダユニット、 １２・・・ピストン、　　１４・・・シリンダ、１６ａ
、１６ｂ・・・ボール、 １８・・・ハンドル、　２２・・・回動部、２６ａ・・
・第１の腕、　２６ｂ・・・第２の腕、２８ａ、２８ｂ
−貫通孔、　３０ａ、３０ｂ・・・ロッド、　３２ａ、
３２ｂ・・・玉継手。 回面 図　　　　　　　　面 第　　　４　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一方が開口したシリンダが穿設され、シリンダ開口
   端近傍の外周面にフランジもしくは凹溝が設けられたシ
   リンダユニットと、 有底の空間部が設けられ、該空間部が前記 シリンダと連絡されると共に、前記空間部の開口端近傍
   に配され、前記シリンダユニットのフランジもしくは凹
   溝に凹凸係合して前記シリンダユニットへ回動可能、且
   つ回動面の軸線方向へ若干移動可能に設けられ、前記シ
   リンダユニットと離反する方向の力が加わった際には、
   前記凹凸係合の対向面が互いに圧接して前記シリンダユ
   ニットに対する回動が阻止される回動部と、 長さ方向に貫通孔が穿設され、一端が前記 シリンダユニットに固定されると共に、貫通孔は前記シ
   リンダユニットのシリンダと連絡された第１の腕と、 長さ方向に貫通孔が穿設され、一端が前記 回動部に固定されると共に、貫通孔は前記回動部の空間
   部と連絡された第２の腕と、 前記第１及び第２の腕の先端に配された玉 継手と、 前記第１及び第２の腕の貫通孔内に配され、腕の長さ方
   向へ移動可能なロッドと、 前記シリンダユニットのシリンダ内及び、 該シリンダと連絡された前記回動部の空間部内に移動可
   能に配され、押圧力が加えられた際には前記各々のロッ
   ドを各々の腕の先端方向へ押動して対応する各玉継手を
   任意の傾斜角度で固定すると共に、前記回動部の空間内
   壁を押圧し前記回動部と前記シリンダユニットの接触面
   を圧接して前記回動部を前記シリンダユニットに対し任
   意の回動位置で固定するための押圧部材と、 該押圧部材に押圧力を加減するためのハン ドルとを具備することを特徴とする自在支持装置。