JP2526086Y2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2526086Y2
JP2526086Y2 JP1991009951U JP995191U JP2526086Y2 JP 2526086 Y2 JP2526086 Y2 JP 2526086Y2 JP 1991009951 U JP1991009951 U JP 1991009951U JP 995191 U JP995191 U JP 995191U JP 2526086 Y2 JP2526086 Y2 JP 2526086Y2
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exhaust brake
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英司 井上
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動変速機に関し、特に
トルクコンバータを備えた自動変速機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トラック等、重量の大きい車両において
は、一般に制動力を高めるため、エンジンブレーキ作動
時に所謂排気ブレーキ機構により排気管を絞り排気抵抗
を増大させてエンジンブレーキトルクを増大させてい
る。
【0003】しかしながら、このような車両に搭載した
自動変速機においてシフトレバーを例えばDレンジから
2レンジへマニュアル操作する等の強制シフトダウンを
行った場合に排気ブレーキが作動していると車両に急激
に大きなエンジンブレーキトルクがかかり、この急激に
かかった大きなエンジンブレーキトルクのためタイヤが
スリップすることがあり危険であった。
【0004】そこで、上記のような危険を防止するた
め、従来より実開昭61-68933号公報の装置が提案されて
おり、この装置では、排気ブレーキ機構を備えた車両の
自動制御式クラッチ付変速機において、ギヤ位置の選択
がシフトダウンに相当する場合には上記排気ブレーキを
強制的に不作動状態にし、これにより車両に急激に大き
なエンジンブレーキトルク(急ブレーキ)がかかること
を防止していた(図3参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実開昭61-68933号公報の装置はマニュアルトランスミッ
ションを自動化した変速機、即ち、機械式A/Tを対象
としており、具備しているクラッチ類がエンジンブレー
キ時のみ動力伝達するものではないため、また一般的に
エンジンブレーキトルクより駆動トルクの方が大きいた
め、クラッチ類のサイズ・構造は駆動トルクにより決定
されるものであった。従って、シフトダウン時に排気ブ
レーキをカットするように制御してエンジンブレーキト
ルクを低減させてもクラッチ類のサイズ・構造を縮小で
きず、小型化・低コスト化できないという問題点があっ
た。
【0006】そこで、本考案は、排気ブレーキをカット
制御できる自動変速機において、クラッチ類のサイズ・
構造を小型化・低コスト化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案に係る自動変速機では、アクセル踏込量及び
車速の各検出手段と、排気ブレーキスイッチと、排気ブ
レーキ駆動リレーと、クラッチを内蔵したトルクコンバ
ータ式有段変速機と、各検出手段及び該スイッチの出力
から排気ブレーキ及びシフトダウン作動状態を同時検出
した時に該リレーをオフにして排気ブレーキを不作動状
態にし該変速機をシフトダウンさせ該シフトダウン終了
時に該リレーをオンにする制御手段とを備えている。
【0008】
【作用】一般に、トルクコンバータ式自動変速機では変
速時のショックを和らげる目的で通常の駆動力を変速機
の入力軸から出力軸方向にのみ伝達するクラッチ(ワン
ウェイ・クラッチ)やエンジンブレーキ時のみエンジン
ブレーキトルクを出力軸から入力軸方向に伝達するクラ
ッチ(オーバーラン・クラッチ)等を有している。これ
らの内、エンジンブレーキ時のみ出力軸から入力軸方向
に該トルクを伝達するクラッチ類は、エンジンブレーキ
中のシフトダウン時に解放状態から締結動作を行うよう
に制御されるが、この時、クラッチの入出力軸での回転
差を吸収する(つまり、エネルギーを吸収する)ために
クラッチが発熱する。そして、この発熱量が多いとクラ
ッチ類の耐久性が低下するので、クラッチ類のサイズや
枚数はこの発熱量によって決定されるものである。ここ
で、この発熱量は、変速時の相対回転数と伝達するトル
クとの積に比例するものであるので、相対回転数が同じ
場合、伝達するトルクが小さくなれば発熱量も少なくな
るものである。
【0009】本考案は、この点に鑑みて成されたもので
あり、制御手段は従来と同様に各検出手段の出力からア
クセル踏込量が無くエンジンブレーキが作動しており且
つ排気ブレーキスイッチが投入(オン)されていると判
断したときであってもアクセル踏込量と車速からシフト
ダウンが実行されようとしているときには排気ブレーキ
駆動リレーをオフとして排気ブレーキを停止させてから
変速機をシフトダウンさせて急ブレーキを低減させてい
るが、この場合に上記の機械式の自動制御クラッチ式自
動変速機の代わりにトルクコンバータ式自動変速機を用
いる。
【0010】これによりシフトダウン期間中において排
気ブレーキがカットされる分だけクラッチ類が吸収する
エネルギーが低減するので発熱量が低減すると共に、こ
の発熱量の低減によりクラッチ類のサイズや枚数を減ら
すことができ、変速機そのものの小型化が実現できる。
【0011】
【実施例】図1は本考案に係る自動変速機の実施例の構
成を示したものであり、同図において、1はシフトレバ
ー、2はシフトレバー位置検出手段としてシフトレバー
1のシフト位置を検出(オーバードライブスイッチのオ
ン/オフ検出を含む)するシフトレバースイッチ、3は
アクセルペダル、4はアクセル踏込量検出手段としてア
クセルペダル3の踏込量を検出するアクセルセンサ、5
は車速検出手段としての車速センサ、6は運転者により
操作される排気ブレーキスイッチ、7は通常は排気ブレ
ーキスイッチ6が投入(オン)されることによりオンと
なり排気ブレーキ弁(図示せず)を作動させる排気ブレ
ーキ駆動リレー、8はトルクコンバータ式変速機、9は
上記のセンサ及びスイッチ2、4、5及び6の出力に基
づきリレー7及びT/M8を制御する制御手段としての
CPUである。
【0012】図2は図1に示したCPU9において記憶
・実行される制御プログラムのフローチャート図であ
り、この図に基づいて図1に示した構成の動作を説明す
る。
【0013】このプログラムがスタートすると、CPU
9は、シフトレバースイッチ2の出力からシフトダウン
指示があったか否かをチェックする(同図ステップS
1)。これは運転者がDレンジでオーバードライブスイ
ッチをオフにしたり、又は、Dレンジから2レンジにシ
フトレバーを操作したことをシフトレバースイッチ2の
出力から検出し、これを運転者によるシフトダウン指示
として読み込むものである。
【0014】シフトダウン指示を検出しない時は、ステ
ップS1のチェックを繰り返すが検出した時は、次に、
排気ブレーキ(排気ブレーキ弁)が作動しているか否か
をチェックする(同ステップS2)。これは、例えばア
クセルセンサ4の出力からアクセルペダル3が開放され
た状態、即ちエンジンブレーキが作動した状態に在り且
つ排気ブレーキスイッチ6がオンになっていることによ
り判定される。
【0015】ステップS2において排気ブレーキが作動
中であると判定されると排気ブレーキ駆動リレー7をオ
フにし排気ブレーキスイッチ6のオン位置に関係無く図
3に示すように時点T1で排気ブレーキの作動を停止さ
せる(同ステップS3)。
【0016】その後、CPU9は時点T2で変速機8に
シフトダウン信号を送出してシフトダウンを開始する
(同ステップS4)。この制御では、変速機8内に具備
されたシフト・アップ/ダウンのためのソレノイドA、
B(図示せず)及びエンジンブレーキ時にのみ使用する
クラッチ類を制御して現在のギヤ位置nをn−1、又は
シフトレバー1により指示されたギヤ位置にシフトダウ
ンさせる。
【0017】次に、シフトダウンが終了したかどうかを
チェックし(同ステップS5)、終了していない時はそ
のまま待機するが終了したと判定すると(時点T3)、
時点T4で排気ブレーキ駆動リレー7をオンとし排気ブ
レーキ作動を復帰させて(同ステップS6)、この制御
を終了する。
【0018】ここで、上記シフトダウンの終了検出は、
ソレノイドA、Bへの信号送出後、所定の時間(実験等
で求めた時間であり、例えば数100ms)が経過したか否か
で行うものである。
【0019】また、排気ブレーキ動作の復帰は、例えば
シフトダウンの終了検出後所定の時間(図3のT3〜T
4期間で0〜数10ms)が経過した後実行する。
【0020】上記ステップS2において排気ブレーキス
イッチ6がオフと判定されると、CPU9はステップS
4と同様にシフトダウンを開始し(同ステップS7)、
続けてシフトダウンが終了したかどうかをチェックし
(同ステップS8)、終了したと判定すると、この制御
を終了する。
【0021】尚、上記の実施例では、シフトレバー1の
操作時によるシフトダウンを扱ったが、このときに作動
するシフトレバースイッチ2を用いることは不可欠では
なく、シフトダウン時にはCPU9が必ず変速機8に対
してシフトダウン指令を与えるので、これによりCPU
9自身がシフトダウン作動状態を判定できることにな
る。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る自動変速機
によれば、排気ブレーキが作動しようとするときにシフ
トダウン作動状態であれば、排気ブレーキを不作動状態
にしてシフトダウンを実行するが、このときに変速機が
トルクコンバータ式のものであるため、このような車両
のエンジンブレーキ作動時にのみ作動するクラッチ類の
小型化・低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動変速機の実施例の構成を示し
た図である。
【図2】本考案に係る自動変速機のCPUで実行される
制御プログラムのフローチャート図である。
【図3】本考案及び従来例による排気ブレーキとシフト
ダウンの動作を示したタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー 3 アクセルペダル 4 アクセルセンサ 5 車速センサ 6 排気ブレーキスイッチ 7 排気ブレーキ駆動リレー 8 変速機 9 CPU 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセル踏込量及び車速の各検出手段
    と、排気ブレーキスイッチと、排気ブレーキ駆動リレー
    と、クラッチを内蔵したトルクコンバータ式有段変速機
    と、各検出手段及び該スイッチの出力から排気ブレーキ
    及びシフトダウン作動状態を同時検出した時に該リレー
    をオフにして排気ブレーキを不作動状態にし該変速機を
    シフトダウンさせ該シフトダウン終了時に該リレーをオ
    ンにする制御手段とを備えたことを特徴とする自動変速
    機。
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JPH0436978Y2 (ja) * 1984-10-12 1992-09-01
JPH0621574B2 (ja) * 1985-02-07 1994-03-23 日本電装株式会社 内燃機関用排気ブレ−キの制御装置
JPH0610501B2 (ja) * 1985-09-30 1994-02-09 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の油圧制御装置

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