JP2526030Y2 - ウォータパイプ構造 - Google Patents

ウォータパイプ構造

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JP2526030Y2
JP2526030Y2 JP1990071702U JP7170290U JP2526030Y2 JP 2526030 Y2 JP2526030 Y2 JP 2526030Y2 JP 1990071702 U JP1990071702 U JP 1990071702U JP 7170290 U JP7170290 U JP 7170290U JP 2526030 Y2 JP2526030 Y2 JP 2526030Y2
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pipe
water
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water pipe
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整 上田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はウォータパイプ構造に係り、特に受入側部
材に取付けるウォータパイプの位置決めを容易に果し得
るウォータパイプ構造に関する。
[従来の技術] 車両の内燃機関においては、シリンダブロックやシリ
ンダヘッドのウォータジャケットに冷却水を強制的に循
環させるためのウォータポンプを設けている。このウォ
ータポンプには、冷却水を流通させるウォータパイプが
連結されている。即ち、第9図に示す如く、シリンダブ
ロックあるいはウォータポンプのボス部からなる受入側
部材102にパイプ挿入用孔104が形成され、このパイプ挿
入用孔104の一側にウォータポンプ106のポンプインペラ
108が配設され、また、パイプ挿入用孔104の他側にはウ
ォータパイプ110が挿入される。このウォータパイプ110
のポンプ側端部110aには、Oリング112を嵌装するリン
グ溝114が形成されているとともに、ウォータパイプ110
がポンプインペラ108の方向に入り過ぎてポンプインペ
ラ108に接触するのを防止すべくウォータパイプ110の外
周面110cに断面L字形のストッパ116がスポット溶接又
はろう付等で固着されている。
このストッパ116は、外周面110cに固定される固定側
部116aと、この固定側部116aに連設して受入側部材102
の壁面102cに当接する当接側部116bとからなる。
また、このようなウォータポンプの構造としては、例
えば実開昭60−28218号公報に開示されている。この公
報に記載のものは、ポンプ室とポンプ軸間に介在された
シール部材とポンプ軸のベアリングとの間のポンプハウ
ジング上部にエンジン本体の取付面へ向かって横方向に
蒸気抜き孔を形成したものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来、受入側部材の壁面にストッパを当接
させてウォータパイプを位置決めしている構成において
は、受入側部材であるシリンダブロックあるいはウォー
タポンプのボス部側の素材にストッパを当接させるの
で、受入側部材外面が粗面である場合に、この壁面を加
工しなければ、ウォータパイプの位置決めが困難になる
という不都合があった。
また、ウォータパイプをパイプ挿入用孔に挿入した際
に、ストッパの当接側部が曲がってしまうと、ウォータ
パイプが入り過ぎてポンプインペラと接触するという不
都合があった。
更に、ストッパの固定側部をウォータパイプの外周面
にスポット溶接やろう付等で固着するので、熱影響等に
よってポンプ側端部のリング溝付近が変形し、このた
め、ウォータパイプの端面からの寸法公差やウォータパ
イプとパイプ挿入用孔との寸法公差を大きくする必要が
あり、Oリングによるシール性が低下するとともに、部
品点数や製作工程が増加し、結果として高価になるとい
う不都合があった。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去すべ
く、パイプ挿入用孔のパイプ挿入側開口部位に壁面から
漸次窄むテーパ状の面取り部を形成し、ウォータパイプ
の端部にはシール用のOリングを嵌着するリング溝を形
成するとともに面取り部に当接してウォータパイプの位
置決めをする位置決め用突部を形成したことにより、シ
ール効果を確保しつつウォータパイプの位置決めを容易
にして組付性を向上させ、また、部品点数を低減すると
ともに製作工程を削減して廉価とし得るウォータパイプ
構造を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、ウォータパイ
プを受入側部材に形成したパイプ挿入用孔に挿入させて
前記ウォータパイプを前記受入側部材に取付けるウォー
タパイプ構造において、前記パイプ挿入用孔のパイプ挿
入側開口部位に壁面から漸次窄むテーパ状の面取り部を
形成し、前記ウォータパイプの端部にはシール用のOリ
ングを嵌着するリング溝を形成するとともに前記面取り
部に当接して前記ウォータパイプの位置決めをする位置
決め用突部を形成したことを特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、ウォータパイプをパイプ挿
入用孔に挿入すると、ウォータパイプに形成した位置決
め用突部が面取り部に当接し、ウォータパイプのパイプ
挿入用孔内への移動を所定の位置で停止する。従って、
ウォータパイプが徒にパイプ挿入用孔内に入り込み過ぎ
ることがなく、ウォータパイプの位置決めを容易に果す
ので、組付性を向上させることができる。
また、ウォータパイプには従来の如きストッパを溶接
等によって固着する必要がないので、パイプ挿入用孔に
挿入する端部が熱影響等で変形することがなく、ウォー
タパイプの端面からの寸法公差やウオータパイプとパイ
プ挿入用孔との寸法公差を小としてシール効果を確保さ
せることができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体
的に説明する。
第1〜8図は、この考案の実施例を示すものである。
第1図において、2は車両に搭載される内燃機関、4は
シリンダブロック、6は吸気マニホルド、8はウォータ
ポンプ、10はラジエータである。ウォータポンプ8は、
第7、8図に示す如く、ポンプケース12内にポンプ軸14
を設けこのポンプ軸14一端にポンプインペラ16を固設す
るとポンプ軸14の他端をポンププーリ18にポンプベヤリ
ング20を介して連結し、また、ポンプインペラ16とポン
プケース12間のポンプ軸14上にシール部材22を設け、さ
らに、ポンプインペラ16近傍にはシリンダブロック4あ
るいはウォータポンプ8のボス部からなる受入側部材24
を配設して構成されている。この受入側部材24には、後
述するウオータパイプであるウオータインレッドパイプ
38を挿入するパイプ挿入用孔26が形成されている。
ポンププーリ18には、第1図に示す如く、クランクプ
ーリ28に巻掛けたベルト30が巻掛けられている。従っ
て、ウォータポンプ8は、このベルト30の回転に伴って
駆動される。
前記内燃機関2には、該内燃機関2側かラジエータ10
に高温の冷却水を導くラジエータイレットホース32と、
ラジエータ10からの冷却された冷却水を内燃機関2に導
くラジエータアウトレットホース34とが連結されてい
る。
前記ラジエータインレットホース32の内燃機関2側の
端部には、サーモスタット36が設けられている。
また、前記ラジエータアウトレットホース34には、冷
却水をウォータポンプ8のポンプインペラ16側に導くウ
ォータパイプであるウォータインレットパイプ38が接続
されている。
このウォータインレットパイプ38は、第2〜4図に示
す如く、ホース側端部38−1がラジエータアウトレット
ホース34の一端部に接続されるとともに、ポンプ側端部
38−2が前記受入側部材24のパイプ挿入用孔26に挿入さ
れて取付けられる。
このパイプ挿入用孔26には、第6図に示す如く、パイ
プ挿入側開口部位Aにおいて面取り部40を加工して形成
する。この面取り部40は、水平線HLに対して所定の角度
θだけ傾斜され、壁面24cから漸次窄むテーパ状に形成
され、且つ壁面24cから長さLに形成されている。この
角度θは、ウォータインレットパイプ38をパイプ挿入用
孔26に挿入した時に、後述する位置決め用突部42と共働
してウォータインレットパイプ38の端面がポンプインペ
ラ16に接触するのを防止する角度である。また、面取り
部40は、パイプ挿入用孔26の孔内面26aに連続してい
る。
前記ウォータインレットパイプ38のポンプ側端部38−
2には、第6図に示す如く、位置決め用突部42が板金加
工によって形成される。この位置決め用突部42は、前記
面取り部40に当接してウォータインレットパイプ38がパ
イプ挿入用孔26内に徒に入り過ぎるのを停止させるスト
ッパの機能を果し、ウォータインレットパイプ38の位置
決めをすべく、所定の高さHに形成されている。
従って、前記面取り部40の角度θと位置決め用突部42
の高さHとを変更することにより、ウォータインレット
パイプ38のパイプ挿入用孔26への挿入深さを変更するこ
とができるものである。
更に、ウォータインレットパイプ38のポンプ側端部38
−2には、シール用のOリング44を嵌着するリング溝46
が形成される。このOリング44は、パイプ挿入用孔26の
孔内面26aとの間でシールを果すものである。なお、第
1図において、48はヒータインレットホース、50はヒー
タアウトレットホースである。
次に、この実施例の作用を説明する。
先ず、受入側部材24にパイプ挿入用孔26を形成し、そ
して、ウォータインレットパイプ38の挿入方向からパイ
プ挿入用孔26に面取り部40を加工して形成する。
次いで、ウォータインレットパイプ38に位置決め用突
部42を形成する際には、ウォータインレットパイプ38の
組付前において板金加工によって位置決め用突部42をポ
ンプ側端部38−2付近に形成する。
そして、ウォータインレットパイプ38のポンプ側端部
38−2のリング溝46にOリング44を嵌着し、このポンプ
側端部38−2を受入側部材24のパイプ挿入用孔26に挿入
すると、位置決め用突部42が面取り部40に当接してウォ
ータインレットパイプ38の挿入が停止され、ウォータイ
ンレットパイプ38の端面がポンプインペラ16に接触する
ことなく、ウォータインレットパイプ38の所定位置への
位置決めが果される。
一方、ウォータポンプ8によって圧送される冷却水
は、サーモスタット36が閉状態の暖機中において、シリ
ンダブロック4等のウォータジャケット(図示せず)を
経て吸気マニホルド6に流れ、そしてヒータインレット
ホース48、ヒータ(図示せず)、ヒータアウトレットホ
ース50、そしてウォータインレットパイプ38を経てウォ
ータポンプ8に戻る。
また、内燃機関2の温度が通常作動温度に達してサー
モスタット36が開状態になると、冷却水は、サーモスタ
ット36、ラジエータインレットホース32、ラジエータ10
にも流れるようになる。
この結果、受入側部材24に加工された面取り部40に対
してウォータインレットパイプ38に形成したストッパと
しての位置決め用突部42を当接させたので、ウォータイ
ンレット38の所定位置への位置決めが容易で且つ確実に
なって組付性を向上させることができる。
また、ウォータインレットパイプ38をパイプ挿入用孔
26に挿入した際に、ウォータインレットパイプ38が入り
過ぎることがなく、ウォータインレットパイプ38の端面
がポンプインペラ16に接触するのを防止することができ
る。
更に、ウォータインレットパイプ38のポンプ側端部38
−2にスポット溶接等をしてストッパを設けることがな
いので、Oリング44のリング溝46付近が熱影響を受ける
ことがなく、ウォータインレットパイプ38の端面からの
寸法公差やウォータインレットパイプ38とパイプ挿入用
孔26との寸法公差を小とし、シール効果を確保させるこ
とができる。
更にまた、ウォータインレットパイプ38にストッパと
して別途に部材を設ける必要がないので、部品点数を低
減し、しかも製作工程を削減し、結果として廉価とする
ことができる。
なお、この実施例においては、位置決め用突部42を突
起状に一部のみ形成したが、位置決め用突部42をウォー
タインレットパイプ38の円周方向全体に形成することも
可能である。
[考案の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれ
ば、パイプ挿入用孔のパイプ挿入側開口部位に壁面から
漸次窄むテーパ状の面取り部を形成し、ウォータパイプ
の端部にはシール用のOリングを嵌着するリング溝を形
成するとともに面取り部に当接してウォータパイプの位
置決めをする位置決め用突部を形成したことにより、ウ
ォータパイプを受入側部材のパイプ挿入孔に挿入すると
位置決め用突部が面取り部に当接してウォータパイプの
位置決めをするので、ウォータパイプの位置決めを容易
に果し、組付性を向上させ得る。
また、ウォータパイプには位置決め用突部を板金加工
によって形成することができるので、従来の如きストッ
パを溶接等でウォータパイプに固着する必要がなく、ウ
ォータパイプの端からの寸法公差やウォータパイプとパ
イプ挿入用孔との寸法公差を小としてシール効果を確保
させることができる。
更に、ウォータパイプにストッパを取付けることがな
いので、部品点数を低減するとともに、ストッパを溶接
等でウォータパイプに固着する必要がないので、製作工
程を削減し、結果として廉価とし得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの考案の実施例を示し、第1図は内燃機
関の冷却装置の概略図、第2図はウォータインレットパ
イプの平面図、第3図はウォータインレットパイプの側
面図、第4図はウォータインレットパイプのポンプ側端
部の側面図、第5図は位置決め用突部を形成したポンプ
側端部の斜視図、第6図はポンプ側端部を受入側部材に
挿入した状態の一部拡大断面図、第7図はウォータポン
プの正面図、第8図は第7図の矢印VIII−VIIIにおける
ウォータポンプの断面図である。 第9図は従来におけるウォータパイプ構造の断面図であ
る。 図において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、8
はウォータポンプ、24は受入側部材、26はパイプ挿入用
孔、38はウォータパイプであるウォータインレットパイ
プ、40は面取り部、42は位置決め用突部、そして46はリ
ング溝である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォータパイプを受入側部材に形成したパ
    イプ挿入用孔に挿入させて前記ウォータパイプを前記受
    入側部材に取付けるウォータパイプ構造において、前記
    パイプ挿入用孔のパイプ挿入側開口部位に壁面から漸次
    窄むテーパ状の面取り部を形成し、前記ウォータパイプ
    の端部にはシール用のOリングを嵌着するリング溝を形
    成するとともに前記面取り部に当接して前記ウォータパ
    イプの位置決めをする位置決め用突部を形成したことを
    特徴とするウォータパイプ構造。
JP1990071702U 1990-07-05 1990-07-05 ウォータパイプ構造 Expired - Lifetime JP2526030Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6157295U (ja) * 1984-09-21 1986-04-17
JPS6169587U (ja) * 1984-10-15 1986-05-13
JPS6177489U (ja) * 1984-10-26 1986-05-24

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