JP2525770Y2 - 自動車のガイドエアーダクトの衝撃吸収装置 - Google Patents

自動車のガイドエアーダクトの衝撃吸収装置

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JP2525770Y2
JP2525770Y2 JP5205393U JP5205393U JP2525770Y2 JP 2525770 Y2 JP2525770 Y2 JP 2525770Y2 JP 5205393 U JP5205393 U JP 5205393U JP 5205393 U JP5205393 U JP 5205393U JP 2525770 Y2 JP2525770 Y2 JP 2525770Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車が衝突した時、
フオグランプ等がガイドエアーダクトを押圧してエアダ
クトに連結された熱交換器等の破壊を防止するエアダク
トの衝撃吸収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図９に示す如く、自動車前部バン
パー２０下部の空気取入口２１より走行風を取り入れ、
ガイドエアーダクト２２内を通過する空気により熱交換
器２３を冷却することが行われている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、バンパー２０に組み込まれたフオグランプ
２４は車が衝突した際図９に示す如く、ガイドエアーダ
クト２２を押し込み、熱交換器２３本体を破壊するとい
う問題点があった。これはガイドエアーダクト２２が図
１０、図１１に示す如く樹脂製で一体成形されており、
ある程度の硬度をもっていることから衝突の衝撃がその
まゝ伝わってしまうことから生じるものである。本考案
は上記問題点を解決することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、自動車前部の空気取入口と熱交換器等とを連
結するガイドエアーダクトであって、空気取入口側の側
部に他の自動車部品が設置される収納空間を有し、その
空間及び熱交換器に向う壁面に弱部を形成したことを特
徴とする。
【０００５】
【作用】車が衝突した際、バンパーに組み込まれた他の
自動車部品としてのフオグランプ等近接する部品がガイ
ドエアーダクトに衝突しても、ガイドエアーダクトに形
成した弱部が破れて前記部品がガイドエアーダクト内へ
入り込み衝撃を吸収して熱交換器等ガイドエアーダクト
に連結された部品の破壊を防止する。
【０００６】
【実施例】図１に示す如く自動車前部のバンパー１に空
気取入口２が形成され、その側部に他の自動車部品とし
てのフオグランプが設置される収納空間１１を有してい
る。４はフェンダープロテクター、５は熱交換器で前記
空気取入口２と該熱交換器５とをガイドエアーダクト６
で連結している。
【０００７】図３、図４は本考案の第１実施例で、ガイ
ドエアーダクト６の上記収納空間１１及び熱交換器５に
向う壁面としての後部上斜面６ａに複数個のスリット７
をつなぎ部７ａで上部が開口したコ字形に連設してい
る。自動車が衝突してフオグランプ３が３′の如く押し
込まれると、後部上斜面６ａの壁面に設けた弱部として
の破断用スリット７で囲まれた部分６ａ′を図４の如く
ガイドエアーダクト内方に変形させて衝撃を吸収し、熱
交換器５の破壊を防止する。
【０００８】図５、図６は本考案の第２実施例で、ガイ
ドエアーダクト６の後部上斜面６ａに複数個のスリット
８をつなぎ８ａで平行中間部を縦に連結したＨ字形に連
設している。衝突時は図６の如く、破断用スリットで囲
まれた部分をガイドエアーダクト内方に変形させて衝撃
を吸収する。
【０００９】図７、図８は本考案の第３実施例で、ガイ
ドエアーダクト６の熱交換器に向う後部上斜面６ａに複
数個のスリット９をつなぎ９ａで上部が開口したコ字形
に連設し、更に両側スリット９上端部に蛇腹部１０を形
成している。衝突時は図８の如く、破断用スリットで囲
まれた部分をガイドエアーダクト内方に変形させて衝撃
を吸収する。
【００１０】
【考案の効果】本考案によると、自動車前部の空気取入
口と熱交換器等とを連結するガイドエアーダクトであっ
て、空気取入口側の側部に他の自動車部品が設置される
収納空間を有し、その空間及び熱交換器に向う壁面に弱
部を形成してあるので、車衝突時フオグランプ等の近接
部品がガイドエアーダクトを破断して衝撃を吸収し、高
価な熱交換器又はラジエータ等の破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案を施した自動車の外観斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ側断面図である。
【図３】本考案ガイドエアーダクトの第１実施例外観斜
視図である。
【図４】図３破断時の破断部断面図である。
【図５】本考案ガイドエアーダクトの第２実施例外観斜
視図である。
【図６】図５破断時の破断部外観斜視図である。
【図７】本考案ガイドエアーダクトの第３実施例外観斜
視図である。
【図８】図７の破断時の破断部断面図である。
【図９】図２の状態の衝突時の正断面図である。
【図１０】従来装置のガイドエアーダクト外観斜視図で
ある。
【図１１】図１０のＡ−Ａ側断面図である。
【符号の説明】
１ バンパー ２ 空気取入口 ３ フオグランプ ５ 熱交換器 ６ ガイドエアーダクト ６ａ ガイドエアーダクト後部上斜面 ７，８，９ スリット ７ａ，８ａ，９ａ つなぎ部 １０ 蛇腹部 １１ 収納空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 自動車前部の空気取入口と熱交換器等と
    を連結するガイドエアーダクトであって、空気取入口側
    の側部に他の自動車部品が設置される収納空間を有し、
    その空間及び熱交換器に向う壁面に弱部を形成したこと
    を特徴とする自動車のガイドエアーダクトの衝撃吸収装
    置。
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JP3922506B2 (ja) * 1999-11-22 2007-05-30 スズキ株式会社 バンパの配設構造
WO2011145215A1 (ja) * 2010-05-21 2011-11-24 トヨタ自動車株式会社 冷却風導入構造
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