JP2525749B2 - ラベル貼着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はラベル貼着装置に関し、特に物品を包装し
た包装紙の合わせ目部分にラベルを貼着する、ラベル貼
着装置に関する。

（従来技術） この種の従来のラベル貼着装置には、物品の大きさが
変わればそれを包装した包装紙の合わせ目の位置も変わ
るため、包装紙の合わせ目をフォトセンサや接触式スイ
ッチで検出して、その合わせ目部分にラベルを貼着する
ようにしたものがあった。

（発明が解決しようとする課題） ところが、この従来のラベル貼着装置では、たとえば
包装紙の厚みが薄い場合、フォトセンサや接触式スイッ
チで包装紙の合わせ目を検出することができず、その包
装紙の合わせ目部分にラベルを貼着することができない
場合があった。

それゆえに、この発明の主たる目的は、包装紙が薄い
場合でもその包装紙の合わせ目部分にラベルを貼着する
ことができる、ラベル貼着装置を提供することである。

（課題を解決するための手段） この発明は、物品を包装した包装紙の合わせ目を検出
するための超音波センサと、この超音波センサで検出さ
れた包装紙の合わせ目部分にラベルを供給するためのラ
ベル供給手段とを含む、ラベル貼着装置である。

（作用） 超音波センサによって、包装紙の合わせ目が検出され
る。そのため、包装紙が薄い場合でもその包装紙の合わ
せ目が検出される。

そして、ラベル供給手段によって、検出された包装紙
の合わせ目部分に、ラベルが供給される。したがって、
包装紙の合わせ目部分にラベルが貼着される。

（発明の効果） この発明によれば、包装紙が薄い場合でもその包装紙
の合わせ目部分にラベルを貼着することができる、ラベ
ル貼着装置が得られる。

この発明の上述の目的，その他の目的，特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。

（実施例） 第1A図はこの発明の一実施例を示す平面図解図であ
り、第1B図はその正面図解図である。

このラベル貼着装置10は、物品Ａを搬送するためのコ
ンベア12を含む。このコンベア12は、間隔を隔てて設け
られる２つの回転軸14aおよび14bを含み、これらの回転
軸14aおよび14bには、２つのベルト16aおよび16bが、間
隔を隔てて掛けられている。

このコンベア12の２つのベルト16aおよび16bの間に
は、超音波センサ18が設けられる。この超音波センサ18
は、コンベア12で搬送される物品Ａの底にある包装紙Ｂ
の合わせ目Ｃ（第２図参照）を検出するためのものであ
って、包装紙Ｂの合わせ目Ｃに超音波を送信するための
超音波送信機とその合わせ目Ｃで反射された超音波を受
信するための超音波受信機とを有し、その合わせ目Ｃを
検出したときに検出信号を出力するものである。

この超音波センサ18は、たとえばタイマなどを含む制
御部20の入力端に接続される。この制御部20は、その入
力端に検出信号が入力されてからタイマで設定された所
定時間を経過したときに、後述のラベル供給装置22を駆
動するための駆動信号をその出力端から出力するように
構成されている。

ラベル供給装置22は、コンベア12の下方に設けられる
保持リール24を含み、この保持リール24には、ラベル連
続体26がロール状に保持される。このラベル連続体26
は、帯状の剥離台紙28の一方主面に、間隔を隔てて多数
のラベル30が仮着されたものである。

さらに、このラベル供給装置22は、コンベア12の２つ
のベルト16aおよび16bの間に設けられる剥離プレート32
を含む。この剥離プレート32は、ラベル連続体26の剥離
台紙28を急激に折り返してその剥離台紙28からラベル30
を剥離し、そのラベル30を上方に繰り出すためのもので
ある。

また、巻き取りリール34が、コンベア12の下方に設け
られる。この巻き取りリール34は、剥離プレート32で急
激に折り返された剥離台紙28を巻き取るためのものであ
る。そのため、この巻き取りリール34には、モータ36が
連結される。

そして、巻き取りリール34のモータ36が、上述の制御
部20の出力端に接続される。そのため、このラベル供給
装置22は、物品Ａの包装紙Ｂの合わせ目Ｃを超音波セン
サ18が検出してから所定時間を経過した後に制御部20の
出力端から出力される駆動信号で駆動する。

また、この場合の所定時間は、制御部20のタイマを調
整することによって、物品Ａがコンベア12で超音波方式
方位センサ18部位からラベル供給装置22の剥離プレート
32部位まで搬送される時間と同じ時間に設定される。そ
のため、このラベル供給装置22は、その剥離プレート32
部位に物品Ａの包装紙Ｂの合わせ目Ｃが位置したときに
駆動する。

したがって、このラベル貼着装置10では、たとえば、
第２図にその底面を示す物品Ａの包装紙Ｂの合わせ目Ｃ
部分に、第３図に示すようにラベル30を貼着することが
できる。

また、このラベル貼着装置10では、物品Ａの包装紙Ｂ
の合わせ目Ｃが超音波センサ18で検出されるため、包装
紙Ｂの厚みが薄くてもその合わせ目Ｃが検出される。そ
のため、包装紙Ｂの厚みが薄くてもその合わせ目Ｃ部分
にラベル30を貼着することができる。

【図面の簡単な説明】

第1A図はこの発明の一実施例を示す平面図解図であり、
第1B図はその正面図解図である。 第２図は第1A図および第1B図に示すラベル貼着装置によ
ってラベルが貼着される物品の一例を示す底面図であ
る。 第３図は第1A図および第1B図に示すラベル貼着装置によ
ってラベルが貼着された物品の一例を示す底面図であ
る。 図において、10はラベル貼着装置、12はコンベア、14a
および14bは回転軸、16aおよび16bはベルト、18は超音
波センサ、20は制御部、22はラベル供給装置、24は保持
リール、26はラベル連続体、28は剥離台紙、30はラベ
ル、32は剥離プレート、34は巻き取りリール、36はモー
タ、Ａは物品、Ｂは包装紙、Ｃは包装紙の合わせ目を示
す。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】物品を包装した包装紙の合わせ目を検出す
   るための超音波センサ、および 前記超音波センサで検出された前記包装紙の合わせ目部
   分にラベルを供給するためのラベル供給手段を含む、ラ
   ベル貼着装置。