JP2525748Y2 - ウオツシヤタンクにおけるマウス構造 - Google Patents

ウオツシヤタンクにおけるマウス構造

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JP2525748Y2
JP2525748Y2 JP5302891U JP5302891U JP2525748Y2 JP 2525748 Y2 JP2525748 Y2 JP 2525748Y2 JP 5302891 U JP5302891 U JP 5302891U JP 5302891 U JP5302891 U JP 5302891U JP 2525748 Y2 JP2525748 Y2 JP 2525748Y2
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cylinder
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良二 舎川
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Mitsuba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等の車両に装備
されるウオツシヤタンクにおけるマウス構造に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種車両には、窓面洗浄用のウオツシヤ液を蓄留する
ウオツシヤタンクが装備されるが、このようなウオツシ
ヤタンクのなかには、ウオツシヤ液の残量を、該残量に
合わせて筒体内を上下動するフロート位置で計測する残
量計測機構を設けたものがある。そしてこのものにおい
ては、前記残量計測用の筒体の上端に、ウオツシヤ液を
注入するためのマウス部材を止着するようにして、残量
計測用筒体をウオツシヤ液注入用筒体に兼用したものが
ある。
【0003】しかるにこの様にしたものでは、上記マウ
ス部材には、フロートのこれ以上の浮上りを規制するス
トツパ部を形成する必要が有り、そこで従来、図4およ
び図5に示す如く、ストツパ部9をリング状に設定し、
そしてこのストツパ部9とマウス部材の内周面とを平板
状のリブ9aで連結し、これによつてフロートの前記浮
上り規制をしていた。ところで、この様なマウス部材か
らウオツシヤ液を注入する場合、ウオツシヤ液注入用の
ノズルをマウス部材に差し込むことになるが、このとき
ノズルをストツパ部内周縁に形成されるノズル孔10に
差し込むことが要求されるが、実際には、ノズルがしば
しばここを外れてストツパ部にあたり、そしてストツパ
部を無理矢理押し込んでしまうことになつて、ストツパ
部が変形し、あるいは破損してしまうことも有つて問題
となつていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑み、これらの欠点を一掃することができるウオツ
シヤタンクにおけるマウス構造を提供することを目的と
して創案されたものであつて、ウオツシヤタンク内のウ
オツシヤ液の残量を、該残量に合わせて筒体内を上下動
するフロート位置で計測する残量計測機構付きのウオツ
シヤタンクにおいて、前記残量計測用筒体の上端にウオ
ツシヤ液を注入するためのマウス部材を止着するにあた
り、該マウス部材はその外殻を筒状部で形成されたもの
とし、かつ該筒状部の内周面下半部には、縦板状をした
複数のリブを中心方向に向けて放射状に延設し、該リブ
の下端縁でフロートがこれ以上浮き上がるのを規制する
一方、各リブの上端縁を中心側ほど低くなるようテーパ
状にして、該テーパ部をウオツシシヤ液注入用ノズルを
案内する案内部に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0005】そして本考案は、この構成によつて、マウ
ス部材にウオツシヤ液注入用ノズルを差し込む場合に、
該ノズルを確実かつ容易にセツトできるようにしたもの
である。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は車両に装備されるウオツシ
ヤタンクであつて、該ウオツシヤタンク1の底部にはポ
ンプ2が取り付けられており、そしてポンプ2の作動に
基づいてタンク1内のウオツシヤ液がウオツシヤノズル
(図示せず)から噴射されるように構成されていること
等は従来通りである。
【0007】3はウオツシヤタンク1から上方に向けて
突設された残量計測用筒体であつて、該残量計測用筒体
3は透明な材質のものを用いて形成されているが、この
残量計測用筒体3内には、タンク1内のウオツシヤ液の
残量の変化に伴つて上下動するフロート4が収納されて
いる。そしてこのフロート4の位置を読み取ることによ
つて、ウオツシヤ液の残量をチエツクできるようになつ
ている。
【0008】また、5はウオツシヤ液注入口を形成すべ
く残量計測用筒体3の上端に止着されるマウスであつ
て、該マウス5の外郭は、上下両側が開口した筒形状の
ものであり、その上側開口端部には、該開口を塞ぐ蓋体
6が着脱自在に取り付けらている。
【0009】さらにマウス5の内周面部の下半部には、
縦板形状をした複数のリブ7が中心側に向けて放射状に
延設されているが、各リブ7の上端縁は、中心側ほど低
くなるようテーパ状に形成されている。そして、リブ7
の下端縁によつて、前記残量計測用筒体3内を上下動す
るフロート4のこれ以上の浮上りを規制できるようにな
つていると共に、さらに、マウス5内に注入用ノズル
(図示せず)を差し込んだ場合に、テーパ部7aによつ
て、ノズルを、リブ7の内周縁によつて形成されるノズ
ル孔部8まで案内できるようになつている。
【0010】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、残量計測用筒体3の上端には、ウオツシヤ液を注
入するためのマウス5が止着されることになるが、該マ
ウス5の内周面下半部には、縦板形状をした複数のリブ
7が中心側に向けて放射状に延設されており、該リブ7
の下端縁によつて、残量計測用筒体3内のフロート4の
これ以上の浮上りを確実に規制できることになる。
【0011】さらに、前記フロート4の浮上り規制をす
るリブ7の上端縁は、中心側ほど低くなるようテーパ部
7aが形成されており、そして、ウオツシヤ液を注入す
べく蓋体6を外してマウス5に注入用ノズルを差し込ん
だ場合に、ノズルはテーパ部7aに案内されて、リブ7
の内周縁によつて形成されるノズル孔部8に確実にセツ
トできることになる。この結果、ノズルは、マウス5内
に差し込むだけで自動的にノズル孔部8にセツトされる
ことになつて、ウオツシヤ液の注入作業を極めて容易か
つ確実に行うことができるうえに、従来のリング状のス
トツパ部9のようにノズルがあたつてストツパ部9を変
形したり破損してしまう等の不具合を確実に回避できる
ことになる。
【0012】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、残量計測用筒体の上端にマウス部
材を止着してここからウオツシヤ液を注入できるように
したものであるが、該マウス部材は、その内周面下半部
に縦板形状をした複数のリブが中心側に向けて放射状に
延設されており、さらに各リブの上端縁は、中心側ほど
低くなるようテーパ状に形成されている。而して、リブ
の下端縁によつて、残量計測用筒体内のフロートのこれ
以上の浮上りを規制できる。しかも、ウオツシヤ液を注
入すべくマウス内にウオツシヤ液注入用ノズルを差し込
んだ場合に、ノズルはリブのテーパ部に案内されて、リ
ブの内周縁によつて形成されるノズル孔部に確実にセツ
トできることになる。この結果、ノズルは、多少位置ず
れがあつてもマウス内に差し込むだけで自動的に案内さ
れてノズル孔部にうまくセツトされることになつて、ウ
オツシヤ液の注入作業を極めて容易かつ確実に行うこと
ができると共に、従来のリング状のストツパ部のように
ノズルがあたつてストツパ部が変形したり破損してしま
う不具合を確実に回避できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウオツシヤタンクの正面図である。
【図2】マウスの縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来例を示すマウスの縦断面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ウオツシヤタンク 3 残量計測用筒体 4 フロート 5 マウス 7 リブ 7a テーパ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオツシヤタンク内のウオツシヤ液の残
    量を、該残量に合わせて筒体内を上下動するフロート位
    置で計測する残量計測機構付きのウオツシヤタンクにお
    いて、前記残量計測用筒体の上端にウオツシヤ液を注入
    するためのマウス部材を止着するにあたり、該マウス部
    材はその外殻を筒状部で形成されたものとし、かつ該筒
    状部の内周面下半部には、縦板状をした複数のリブを中
    心方向に向けて放射状に延設し、該リブの下端縁でフロ
    ートがこれ以上浮き上がるのを規制する一方、各リブの
    上端縁を中心側ほど低くなるようテーパ状にして、該テ
    ーパ部をウオツシシヤ液注入用ノズルを案内する案内部
    に構成したことを特徴とするウオツシヤタンクにおける
    マウス構造。
JP5302891U 1991-06-13 1991-06-13 ウオツシヤタンクにおけるマウス構造 Expired - Lifetime JP2525748Y2 (ja)

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JPH04135863U JPH04135863U (ja) 1992-12-17
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