JP2525730B2 - 植物生育調整組成物及び方法 - Google Patents

植物生育調整組成物及び方法

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JP2525730B2
JP2525730B2 JP7085996A JP8599695A JP2525730B2 JP 2525730 B2 JP2525730 B2 JP 2525730B2 JP 7085996 A JP7085996 A JP 7085996A JP 8599695 A JP8599695 A JP 8599695A JP 2525730 B2 JP2525730 B2 JP 2525730B2
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    • C07D249/12Oxygen or sulfur atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
    • A01N47/28Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N<
    • A01N47/38Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N< containing the group >N—CO—N< where at least one nitrogen atom is part of a heterocyclic ring; Thio analogues thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤、ダニ駆除剤、
軟体動物駆除剤、および/または植物生育調整剤として
有用な新規1−ジメチルカルバモイル−3−置換−5−
置換−1H−1,2,4−トリアゾール、このような化
合物を含有する組成物およびその利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、1985年7月25日出願の
米国特許出願第759,016号の継続出願に関するも
のである。さらに活性がすぐれ、さらに選択性がすぐ
れ、公害問題が少なく、製造コストが安く、しかも多く
の公知の殺虫剤では殺虫効果の無い昆虫に対して有効な
殺虫効果を示す化合物が必要とされているため、活性が
すぐれ、しかも好ましくない毒性の低い化合物を開発す
る努力が続けられている。上記した発明の化合物の一部
は、特に、農業および園芸における同翅類であって植物
を荒らす昆虫を駆除するのに特に有用である。また上記
した本発明の化合物の一部は、鞘翅類、鱗翅類および/
またはダニ類といった葉を食い荒らす昆虫を駆除するこ
とができる。さらに本発明の上述の化合物の特に限定さ
れた一部は、植物の生育を調整するのに有効である。さ
らに、本発明の上述の化合物の特に限定された一部は、
軟体動物を駆除するのに適している。ある種の1,2,
4−トリアゾールは、殺虫剤活性を持つことが知られて
いる。
【0003】米国特許第3,308,131号には、式
【化3】 および
【化4】 〔式中、Xは、酸素または硫黄、R5 およびR6 は14
以下の炭素を含む脂肪族基および連結してカルバモイル
窒素原子と共に複素環を形成してもよく、R7およびR
8 は、共に14以下の炭素原子を含んでおり、脂肪族不
飽和性を含まず、水素、ハロゲン、スルホニル、メルカ
プト、シアノ、ヒドロカルビル、ハロヒドロカルビル、
ニトロヒドロカルビル、ヒドロキシカルボキシカルボニ
ルヒドロカルビル、ヒドロカルビルスルホニル、ヒドロ
カルビルメルカプト、ニトロヒドロカルビルメルカプ
ト、ハロヒドロカルビルメルカプト、アミノヒドロカル
ビルメルカプトおよびヒドロカルビルオキシヒドロカル
ビルから選択されたものである。〕を持つ1,2,4−
トリアゾール類が記載されている。そしてこれらの化合
物は殺虫剤、繊維の染色用および鎮痛剤として有用であ
ると述べられている。
【0004】米国特許第4,291,043号には、殺
虫剤活性を持つ1−N,N−ジメチルカルバモイル−1
−3(5)−アルキル(5)3−アルキルチオアルキル
チオ−1,2,4−トリアゾールが記載されている。こ
の3(5)置換基には、イソプロピル、第2−ブチル、
第3−ブチル基;または任意的にメチル−置換されてい
てもよいシクロプロピルおよび式 −S−CH(R′)−(CH2)n −S−R″ 〔式中、R′はHまたはメチル、R″は低級(C1 〜C
4 )アルキルであり、n=0または1である。〕を持つ
基が含まれる。米国特許第3,973,028号には、
殺虫剤活性を持つ1−ジメチル−カルバモイル−3−分
枝アルキル−1,2,4−トリアゾール−5−イル−
(N−置換)スルホンアミド類が記載されている。米国
特許第4,054,664号には、殺虫剤活性を持つ1
(2)−(N,N−ジ置換カルバモイル)−3,5−置
換−1,2,4−トリアゾール類が記載されている。こ
こでの3(5)置換基には、イソプロピル、第2−ブチ
ル、第3−ブチルおよびS−R(式中、Rはメチル、エ
チル、プロピル、ビニル、プロピ−2−イニル、ブテ−
2−エニイルまたは2−ハロアルキルである。)が含ま
れている。
【0005】米国特許第4,160,839号には、殺
虫剤活性を持つ1−N,N−ジメチルカルバモイル−
3,5−置換−1,2,4−トリアゾールが記載されて
いる。ここでの3−置換基には、第3−ブチル、プロピ
ル、シクロプロピル、イソプロピルまたは1−メチルプ
ロピルが含まれており、5−置換基にはS−R(式中、
Rは2−プロピニイル、アリル、2−ブロモアリル、2
−クロロアリル、2−メチルアリル、1−メチルアリル
または2,3,3−トリクロロアリルである。)が含ま
れている。米国特許第4,220,790号には、殺虫
剤活性を持つ1−N,N−ジメチルカルバモイル−3−
第3−ブチル−5−メチルチオ−1,2,4−トリアゾ
ールが記載されている。ヨーロッパ特許出願第0029
407号には、1−N,N−ジメチルカルバモイル−3
(5)−アルキル−5(3)−アルコキシアルキルチオ
−1,2,4−トリアゾールが記載されており、ここで
3(5)−置換基は、イソプロピル、第2−ブチル、第
3−ブチル基;または任意的にメチルで置換されていて
もよいシクロプロピルであり、5(3)−置換基は、S
(CH2)n OR2 (式中、R2 は(C1 〜C3 )アルキ
ルであり、n=1または2)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するた
めの手段】本発明は、1−ジメチルカルバモイル−3−
置換−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾール類に
関するものである。本発明の化合物は、主に新規5−位
置換基によって公知のものと区別されるものである。本
発明の5−位酸およびエステル化合物は、同翅類、特に
あぶらむし類(Aphididae)といった吸い型口器をもつ昆
虫(sucking insect)に対してすぐれた殺虫効果を持つ
点に特徴がある。本発明の上記酸およびエステル化合物
は、あぶらむしに対して非常にすぐれた選択性を示し、
非常にすぐれた接触効果を有し、葉および根からの両方
から植物全体に入りこむ。さらに葉の付着物として長期
間の残留性を示し、葉と根の両方を通して吸収され移送
される。本発明の特定化合物、通常5−位がカルボニ
ル、アミド、スルホニルおよびスルホンアミドである化
合物は、鞘翅類およびダニ類といった葉を食い荒らす害
虫に対してさらに広範囲の活性を示し、さらに同翅類と
いった害虫に対しても活性を示す。
【0007】本発明の特定化合物は、植物生育調整効果
がある点にも特色がある。さらに、本発明の化合物のう
ちのある種のものは、軟体動物駆除活性がある点にも特
徴がある。このように、本発明の化合物は、栽培植物お
よび鑑賞植物のような作物、特に果実、野菜および穀物
といった作物における植物を荒らす害虫および/または
ダニ類を駆除するのに特に適している。本発明の特定化
合物は、植物の生育調整剤として有用であり、またある
種の化合物は軟体動物を駆除するのに有用である。以上
から明らかなように、本発明の一つの目的は、選択的あ
ぶらむし駆除活性を持つ新規化合物およびこれを含有し
ている組成物を提供するものである。また、本発明のも
う一つの目的は、殺虫活性およびダニ駆除活性を持つ新
規化合物およびこれを含有している組成物を提供するも
のである。本発明のもう一つの目的は、この新規化合物
を使用する昆虫、ダニを駆除する方法および植物生育を
調整する方法および/または軟体動物を駆除する方法を
提供するものである。
【0008】本発明においては、式
【化5】 〔式中、R1 は、シアノ;ニトロ;OR;COOR;O
COR;COR;低級(C2 〜C6 )アルケニル;低級
(C2 〜C6 )アルキニル、低級(C1 〜C6 )アルキ
ル;または、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメト
キシ、ジフルオロメトキシ、テトラフルオロエトキシ、
トリフルオロチオメトキシ、テトラフルオロチオメトキ
シ、COOR、COR、OCOR、低級(C1 〜C4
アルキル、低級(C1 〜C4 )アルコキシ、低級(C1
〜C4 )ハロアルキルまたは低級(C2 〜C6 )アルケ
ニルから選択された1〜4個の同種または異種の置換基
を持つか、持たない(C1 〜C6 )直鎖アルキリデン
(−(CH2)n −)基、Xは、
【化6】 2 は、水素;ハロ、シアノ、ニトロ、OR、COO
R、CORまたはOCORから選択された置換基を持つ
か、持たない(C1 〜C6 )アルキル;芳香族環がハ
ロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、テトラフルオロエトキシ、トリフルオロチ
オメトキシ、テトラフルオロチオメトキシ、COOR、
COR、OCOR、低級(C1 〜C4 )アルキル、低級
(C1 〜C4 )アルコキシ、低級(C1 〜C4 )ハロア
ルキル、または低級(C2 〜C6 )アルケニルから選択
された1〜3個の同種または異種の置換基を持つか、持
たないフエン(C1 〜C4 )アルキル;ハロ、シアノ、
ニトロ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、
テトラフルオロエトキシ、トリフルオロチオメトキシ、
テトラフルオロチオエトキシ、COOR、COR、OC
OR、低級(C1 〜C4 )アルキル、低級(C1
4 )アルコキシ、低級(C1 〜C4 )ハロアルキル、
または低級(C2 〜C6 )アルケニルから選択された1
〜3個の同種または異種の置換基を持つか、持たないフ
ェニル;R3 は、水素;または(C1 〜C6 )アルキ
ル;R2 とR3 は、それらが結合している窒素原子で連
結して、ピロリジン、モルホリノまたはピペリジノ環を
形成していてもよく;Wは、イソプロピル;第2−ブチ
ル;第3−ブチル;第3−アミル;または2−メチルチ
オ−2−プロピルであって、さらに上記におけるRは、
水素、低級(C1 〜C6 )アルキル;または任意的にハ
ロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、テト
ラフルオロエトキシ、トリフルオロチオメトキシ、テト
ラフルオロチオエトキシ、低級(C1 〜C4 )アルキ
ル、低級(C1 〜C4 )アルコキシ、低級(C1
4 )ハロアルキル、低級(C2 〜C6 )アルケニル、
カルボキシ、低級(C1 〜C4 )アルコキシカルボニル
から選択された1〜3個の同種または異種の置換基で置
換されていてもよいフェニルである。〕を持つ化合物お
よびその農耕学上許容できる塩を提供するものである。
【0009】さらに本発明では、本発明の化合物を含有
している組成物および本発明の化合物、および本発明の
組成物の使用方法をも提供するものである。本発明にお
ける「ハロ」という用語は、クロロ、フルオロ、ブロモ
およびヨードを含むものである。また、「アルキル」自
身および他の置換基としての「アルキル」という用語
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、第3−ブチル、イソブチル、ネオペンチル等
といった直鎖または枝分基を含むものである。「ハロア
ルキル」という用語は、ブロモメチル、ジクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、フルオロクロロメチル、テト
ラフルオロエチル等のような、1個以上の同種または異
種のハロ原子を持つ前述の数の炭素原子のアルキル基を
意味する。また本発明の技術分野の技術者であれば、X
がSO2 でありR2が水素である場合、SO(OH)に
対する互変異性配列が本発明においても予想できる筈で
ある。本発明の範囲に含まれる代表的な化合物には、下
記のものが含まれるが、これらに制限されるものではな
い。
【0010】1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メ
チルチオ−2−プロピル)−5−(1−(N−(3−シ
アノ−2,6−ジクロロフェニル)−カルボキサミド)
−ブチ−3−イニル−チオ)−1H−1,2,4−トリ
アゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチ
ルチオ−2−プロピル)−5−(1−(モルホリノカル
ボニル)−プロピルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチル
チオ−2−プロピル)−5−(1−(ピロリジノカルボ
ニル)−エチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチルチオ
−2−プロピル)−5−(2−(ピペリジノカルボニ
ル)−エチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチルチオ
−2−プロピル)−5−(3−カルボエトキシブチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)
−5−(3−カルボエトキシプロピルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−(N−
(3−ニトロベンジル)−カルボキサミドメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5
−(N−(4−メチルベンジル)−カルボキサミドメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピ
ル)−5−(N−ベンジルカルボキサミドメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、
【0011】1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メ
チルチオ−2−プロピル)−5−(N−カルボメトキシ
メチル−N−フェニルカルボキサミドメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモ
イル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−
(N−エチル−N−フェニルカルボキサミドメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)
−5−(N−メチル−N−フェニルカルボキサミドメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピ
ル)−5−(N−フェネチルカルボキサミドメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)
−5−(N−フェニルカルボキサミドメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモ
イル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−
(カルボエトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−(2−メ
チルチオ−2−プロピル)−5−(モルホリノカルボニ
ルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1
−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチルチオ−2−
プロピル)−5−(ピペリジノカルボニルメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5
−(ピロリジノカルボニルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、
【0012】1−ジメチルカルバモイル−3−イソプロ
ピル−5−((2−クロロフェニル)−スルホニルエチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(1−カル
ボエトキシブチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾ
ール、1−ジメチルカルバモイル−3−イソプロピル−
5−(1−カルボエトキシエチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−イソプロピル−5−(1−カルボキサミド−1−プロ
ピオニルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−イソプロピル−5
−(2−(N,N−ジメチルカルボキサミド)−1−
(3−トリフルオロメトキシ−4−クロロフェニル)−
エチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−
ジメチルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(2−
N,N−ジエチルカルボキサミド−4−メトキシブチル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチ
ルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(N,N−ビ
ス−(2−アセトキシプロピル)−カルボキサミドメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(N,N−
ビス−(2−メトキシエチル)−カルボキサミドメチル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
【0013】1−ジメチルカルバモイル−3−イソプロ
ピル−5−(N,N−ジエチルカルボキサミドメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−イソプロピル−5−(N,N−ジメ
チルカルボキサミドメチルチオ)−1H−1,2,4−
トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−イソプ
ロピル−5−(N−(2−カルボメトキシフェニル)−
スルホンアミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリ
アゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−イソプロピ
ル−5−(N−(2−クロロエチル)−カルボキサミド
メチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−
ジメチルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(N−
メチルカルボキサミドメチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−イソ
プロピル−5−(アセチルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−イソプロピル−5−(カルボエトキシメチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−イソプロピル−5−(カルボキサミドメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−イソプロピル−5−(フェニル
スルホニルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾ
ール、
【0014】1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブ
チル−5−(1−(N,N−ジメチルカルボキサミド)
−1−シアノエチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル
−5−(1−(N,N−ジメチルカルボキサミド)−エ
チルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジ
メチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(1−
(N−(2−ニトロエチル)−カルボキサミド)−エチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(1−(N
−(3−ケトブチル)−カルボキサミドエチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第2−ブチル−5−(1−カルボエトキシ
−2−アセトキシエチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブ
チル−5−(1−カルボメトキシエチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−第2−ブチル−5−(1−カルボメトキシペンチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(1−カル
ボキサミドエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾ
ール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル−
5−(1−カルボキサミドペンチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第2−ブチル−5−(1−カルボキシブチ−3−テニ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
【0015】1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブ
チル−5−(2−((エチルチオ)−カルボニル)−エ
チルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジ
メチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(2−
(N,N−ジメチルカルボキサミド)−エチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第2−ブチル−5−(2−(N,N−ジプ
ロピルカルボキサミド)−エチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第2−ブチル−5−(2−カルボエトキシ−2−フェ
ニルエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−
(2−カルボエトキシエチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2
−ブチル−5−(2−カルボキサミドブチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモ
イル−3−第2−ブチル−5−(2−カルボキサミドエ
チルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジ
メチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(3−カ
ルボイソプロポキシ−1−シアノプロピルチオ)−1H
−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイ
ル−3−第2−ブチル−5−(4−カルボメトキシブチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(4−カル
ボメトキシフェニルアセチルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、
【0016】1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブ
チル−5−(アセトキシメチルスルホニルエチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−第2−ブチル−5−(ビス−(カルボプ
ロポキシ)−メチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル
−5−(カルボ−(2−クロロエトキシ)−エチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−第2−ブチル−5−(カルボエトキ
シエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1
−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−(カ
ルボエトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル
−5−(カルボイソプロポキシメチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−第2−ブチル−5−(カルボメトキシメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−第2−ブチル−5−(カルボプロポ
キシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル−5−
(カルボキシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第2−ブチル
−5−(エチルスルホニルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第2−ブチル−5−(メチルスルホニルメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、
【0017】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ア
ミル−5−(1,2−ビス−(カルボ−イソブトキシ)
−エチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1
−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−
(1,2−ビス−(カルボエトキシ)−エチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−アミル−5−(1,2−ビス−(カ
ルボメトキシ)−プロピルチオ)−1H−1,2,4−
トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−
アミル−5−(1−(N−エチル−N−メチルカルボキ
サミド)−1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)
−メチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1
−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(1
−カルボ−(2−シアノエトキシ)−プロピ−2−イル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチ
ルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(1−カルボ
エトキシプロポ−2−イル−チオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3
−アミル−5−(1−カルボキシ−3−ニトロプロピル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチ
ルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(1−カルボ
キシエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−
(1−カルボキシエチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ア
ミル−5−(2−(N−エチルカルボキサミド)−1−
(4−テトラフルオロチオエトキシフェニル)−エチル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチ
ルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(2−カルボ
ブトキシプロピルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾ
ール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−
5−(2−カルボメトキシプロピルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、
【0018】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ア
ミル−5−(2−カルボキシブチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−アミル−5−(2−カルボキシエチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−アミル−5−(5−カルボエトキシ
ペンチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1
−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(6
−カルボ−第3−ブトキシヘキシルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−アミル−5−(N−エチル−N−メチルカルボ
キサミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5
−(N−エチルカルボキサミドメチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−第3−アミル−5−(カルボ−第3−ブトキシメ
チルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジ
メチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−(カルボ
エトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5
−(カルボキシヘキシルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ア
ミル−5−(カルボキシメチルチオ)−1H−1,2,
4−トリアゾールナトリウム塩、1−ジメチルカルバモ
イル−3−第3−アミル−5−(カルボキシメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾールテトラエチルア
ンモニウム塩、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−
アミル−5−(ホルミルメチルチオ)−1H−1,2,
4−トリアゾール、
【0019】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブ
チル−5−(1,2−ビス−(カルボエトキシ)−エチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(1−
(N,N−ジメチルカルボキサミド)−エチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−ブチル−5−(1−カルボエトキシ
エチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−
ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(1−
カルボエトキシプロポ−2−イルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(1−カルボメトキシ−1−フェ
ニルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(1−カルボメトキシエチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3
−ブチル−5−(1−カルボキサミドエチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモ
イル−3−第3−ブチル−5−(1−カルボキシエチル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチ
ルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(2−((メ
チルチオ)−カルボニル)−メチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(2−(N,N−ジメチルカルボ
キサミド)−エチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、
【0020】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブ
チル−5−(2−カルボエトキシエチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−第3−ブチル−5−(2−カルボメトキシプロピ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(2−カル
ボキサミドエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾ
ール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−
5−(2−カルボキシエチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3
−ブチル−5−(3−カルボエトキシプロピルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−ブチル−5−(N,N−ジエチルカ
ルボキサミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル
−5−(N,N−ジメチルカルボキサミドメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−第3−ブチル−5−(N,N−ジメチル
スルホンアミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリ
アゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチ
ル−5−(N−ベンジルカルボキサミドメチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−ブチル−5−(N−エチル−N−メ
チルカルボキサミドメチルチオ)−1H−1,2,4−
トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−
ブチル−5−(N−エチルカルボキサミドメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−第3−ブチル−5−(N−メチル−N−
フェニルカルボキシアミドメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、
【0021】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブ
チル−5−(N−メチルカルボキサミドメチルチオ)−
1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバ
モイル−3−第3−ブチル−5−(N−フェニルカルボ
キサミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(アセチルエチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル
−5−(アセチルメチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブ
チル−5−(ビス−(カルボエトキシ)−メチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカル
バモイル−3−第3−ブチル−5−(カルボ−第3−ブ
トキシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(カルボエトキシエチルチオ)−1H−1,2,4−
トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−
ブチル−5−(カルボエトキシメチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル
−3−第3−ブチル−5−(カルボイソプロポキシメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(カルボメ
トキシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(カルボプロポキシメチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾール、
【0022】1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブ
チル−5−(カルボキサミドメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(カルボキシメチルチオ)−1H
−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイ
ル−3−第3−ブチル−5−(カルボキシメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾールナトリウム塩、1−
ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(ホル
ミルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(ホルミルプロピルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル
−5−(メチルスルホニルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(モルホリノカルボニルメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−第3−ブチル−5−(フェニルスル
ホニルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(ピペリジノカルボニルメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾール、1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(ピロリジノカルボニルメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−ジメチル
カルバモイル−3−第3−ブチル−5−(トリメチルア
セチルエチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾー
ル。
【0023】他の昆虫やダニの存在下に、同翅類、特に
あぶらむし類のような昆虫を選択的に駆除するのに有用
な(本発明では「選択的あぶらむし駆除剤」と称する)
は、R1 ,WおよびRが、式(1)で限定したものであ
り、さらに、各々がXは、−CO2 −;R2 が、水素ま
たは低級(C1 〜C6 )アルキル;である式(I)の化
合物およびその農耕学上利用できる塩である。活性の点
から選択的あぶらむし駆除剤として好ましいのは、R1
が、シアノ、COOR、低級(C1 〜C6 )アルキルま
たはフェニルから選択された1〜2個の置換基を持つ
か、持たない(C1 〜C6 )アルキルデン基;Xが、−
CO2 −;RおよびR2 が、各々、水素または低級(C
1 〜C6 )アルキル;Wは、第3−ブチルまたはイソプ
ロピル;である式(I)の化合物およびその農耕学上許
容できる塩である。選択的あぶらむし駆除剤としても最
も好ましい化合物は、R1 が、−CH2 −、−CH2
2 −、−CH2 CH2 CH2 −または−CH(CH3)
−;Xが、−CO2 −;R2 が、水素または低級(C1
〜C4 )アルキル;さらにWが、第3−ブチルである式
(I)の化合物およびその農耕学上許容できる塩であ
る。
【0024】あぶらむし駆除活性を示すのに加えて、広
範囲の殺虫剤、殺ダニ剤として有用な本発明の化合物
は、式(I)中、R,R1 ,R2 ,R3 およびWが、式
(I)中で限定した通りであって、Xが、
【化7】 である化合物およびその農耕学上許容できる塩である。
活性の点から、広範囲に効く殺虫剤およびダニ駆除剤と
して好ましい式(I)の化合物は、R1 が、低級(C1
〜C4 )アルキルから選択された1〜2個の置換基を持
つか、持たない(C1 〜C4 )アルキリデン基;Xが、
【化8】 2 が、水素、低級(C1 〜C4 )アルキル、フェニル
またはベンジル;R3 が、水素または低級(C1
4 )アルキル;R2 とR3 は、それらが結合している
窒素原子で連結して、ピロリジノ、モルホリノまたはピ
ペリジノ環を形成していてもよく、さらにWが、第3−
ブチル;である化合物およびその農耕学上許容できる塩
である。
【0025】広範囲に効く殺虫剤およびダニ駆除剤とし
て最も好ましい本発明の化合物は、式(I)中で、R1
が、−CH2 −; −CH2 CH2 −; または
【化9】 Xが、
【化10】 2 が、水素、メチル、エチル、第3−ブチル、フェニ
ルまたはベンジル;R3 が、水素、メチル、またはエチ
ル;R2 とR3 は、それらが結合している窒素原子で連
結して、ピロリジノ、モルホリノまたはピペリジノ環を
形成していてもよく;Wが、第3−ブチル;である化合
物およびその農耕学上許容できる塩である。
【0026】植物生育調整剤として有効な式(I)の化
合物は、式(I)中、R1 が、−CH2 −;Xが、−C
2 −;R2 が、水素または(C1 〜C3 )直鎖アルキ
ル;さらにWが、第3−ブチル;である化合物およびそ
の農耕学上許容できる塩であり、好ましくはR2 がエチ
ルのものである。
【0027】軟体動物駆除剤として有用な式(I)の化
合物は、式(I)中、R1 が、−CH2 −または−CH
(CH3)−;Xが、−CO2 −;
【化11】 または−SO2 −;R2 が、水素、メチルまたはエチ
ル;R3 が、水素または低級(C1 〜C4 )アルキル;
さらにWが、第3−ブチル;第3−アミル;または2−
メチルチオ−2−プロピル;である化合物およびその農
耕学上許容できる塩である。軟体動物駆除剤として好ま
しい式(I)の化合物は、式(I)中、R1 が、−CH
2 −;Xが、−CO2 −または
【化12】 2 とR3 が、各々、水素、メチルまたはエチル;さら
にWが、第3−ブチル;である化合物およびその農耕学
上許容できる塩である。
【0028】式(I)の1−ジメチルカルバモイル−3
−置換−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾールは
酸性または塩基性官能基を持つので、やはり殺虫、植物
生育調整および/または軟体動物駆除活性を示す、適当
な塩基または酸との新規塩のかたちにしてもよい。代表
的な塩は農耕学上使用できる金属塩、アンモニウム塩お
よび酸付加塩である。金属塩としては、その中の金属陽
イオンが、ナトリウム、カリウム、リチウム等といった
アルカリ金属陽イオン;カルシウム、マグネシウム、バ
リウム、ストロンチウム等といったアルカリ土類金属陽
イオン;亜鉛、マンガン、第一銅、第二銅、第一鉄、第
二鉄、チタン、アルミニウム等といった重金属陽イオン
であるものである。アンモニウム塩としては、アンモニ
ウム陽イオンが、式NR4 5 6 7 〔式中、R4
5 ,R6 およびR7 は、各々独立に水素原子、ヒドロ
キシ、(C1 〜C4 )アルコキシ、(C1 〜C20)アル
キル、(C3 〜C8 )アルケニル、(C3 〜C8 )アル
キニル、(C2 〜C8 )ヒドロキシアルキル、(C2
8 )アルコキシアルキル、(C2 〜C6 )アミノアル
キル、(C2 〜C6 )ハロアルキル、アミノ、(C1
4 )アルキルまたは(C1 〜C4 )ジアルキルアミ
ノ、置換または非置換フェニル、(C1 〜C4)アルキル
を含む置換または非置換フェニルアルキル、または、R
4 ,R5 ,R6,またはR7 のいずれか2個が連結し
て、窒素原子と一緒になって、ピペリジノ、モルホリ
ノ、ピロリジノ、ピペラジノといった5員または6員の
複素環を形成していてもよく、この場合、任意にさらに
もう一つの異節原子(例えば酸素、窒素または硫黄とい
った)を環中に持つものであってもよく、好ましくはピ
ペリジノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペラジノなどの
ような飽和のものであり、またはR4 ,R5 ,R6 また
はR7 のいずれかの3つが連結して、窒素原子と一緒に
5員または6員の芳香族複素環例えばピラジンまたはピ
リジンといったものを形成していてもよい〕を持つもの
である。アンモニウム基が置換フェニルまたは置換フェ
ニルアルキルである場合、置換基は通常、ハロゲン、
(C1 〜C8 )アルキル、(C1 〜C4 )アルコキシ、
ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、ア
ミノ、(C1 〜C4 )アルキルチオ等から選択される。
このような置換フェニル基は、好ましくは2個以下の置
換基を持つものである。代表的なアンモニウムカチオン
としては、アンモニウム、ジメチルアンモニウム、2−
エチルヘキシルアンモニウム、ビス(2−ヒドロキシエ
チル)アンモニウム、トリス(2−ヒドロキシエチル)
アンモニウム、ジシクロヘキシルアンモニウム、第3−
オクチルアンモニウム、2−ヒドロキシエチルアンモニ
ウム、モルホリニウム、ピペリジニウム、2−フェネチ
ルアンモニウム、2−メチルベンジルアンモニウム、n
−ヘキシルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、ト
リメチルアンモニウム、トリス(n−ブチル)アンモニ
ウム、メトキシエチルアンモニウム、ジイソプロピルア
ンモニウム、ピリジニウム、ジアルキルアンモニウム、
ピラゾリウム、プロパギルアンモニウム、ジメチルヒド
ラジニウム、オクタデシルアンモニウム、4−ジクロロ
フェニルアンモニウム、4−ニトロベンジルアンモニウ
ム、ベンジルトリメチルアンモニウム、2−ヒドロキシ
エチルジメチルオクタデシルアンモニウム、2−ヒドロ
キシエチルジエチルオクチルアンモニウム、デシルトリ
メチルアンモニウム、ヘキシルトリエチルアンモニウ
ム、4−メチルベンジルトリメチルアンモニウム等があ
る。酸付加塩としては、その中におけるアニオンが、ク
ロライド、ブロマイド、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、
酢酸塩、蓚酸塩等といった農耕学上使用できるアニオン
であるものである。
【0029】本発明の1−ジメチルカルバモイル−3−
置換−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾールおよ
びその先駆物質は、3−置換−5−チオ−1H−1,
2,4−トリアゾールを、反応物質に対して不活性の溶
媒または混合溶媒および必要に応じて酸捕捉剤の存在下
に、式 Z−R1 −X−R2 (II) 〔式中、R1 ,XおよびR2 は式(I)において限定し
た通りであり、Zはハロ(クロロ、ブロモまたはヨー
ド)、メタンスルホネートのようなアルキルスルホネー
ト、またはp−トルエンスルホネートのようなフェニル
または置換フェニルスルホネートといったすぐれた離脱
基(Leaving group)である。〕を持つ化合物でS−アル
キル化することによって3−置換−5−置換−1H−
1,2,4−トリアゾールを形成することによって製造
される。上記製造法に適した溶媒には、メタノール、エ
タノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド
またはアセトニトリルがある。上記製造法に適した酸捕
捉剤としては、トリエチルアミンまたはジイソプロピル
エチルアミンのようなものをアルキル化の際に添加する
か、必要に応じて、3−置換−5−チオ−1H−1,
2,4−トリアゾールを前もって、水素化ナトリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等といった酸捕捉剤
で処理においてもよい。特定5−置換基の反応官能価を
調整するために上記の製法に変更を加える必要がある場
合も生ずる。これらの変更は、本発明の技術分野におい
て周知のことである。
【0030】上記の製造法で得られた3−置換−5−置
換−1,2,4−トリアゾールは、次にこれを、式
【化13】 〔式中、Halはハロゲン(クロロ、ブロモまたはヨー
ド)である。〕を持つ化合物と、適当な酸捕捉剤、およ
び必要に応じて適当なアシル化触媒の存在下に反応させ
る。この製造の際の適当な酸捕捉剤は、トリエチルアミ
ンおよびピリジンのような第3アミンである。適当なア
シル化触媒は、4−ジメチルアミノピリジンである。式
(II)の化合物は、エチルブロモアセテートといったよ
うなもので市販されており、またはこの技術分野の技術
者に公知の方法によって市販物質から製造することがで
きる。出発物質としての3−置換−5−チオ−1H−
1,2,4−トリアゾールは、以下の実施例2の(a)
の部分に示したように、公知方法によって製造すること
ができる。本発明の化合物の製造は、−70℃〜150
℃の温度で行われる。反応は、好ましくは0℃〜100
℃で実施する。本発明の化合物の製造は、必要に応じて
加圧下または減圧下で行うこともできるが、好ましくは
常圧下で行う。好ましくは、実質的に等モルの反応物を
使用するが、必要に応じて一方を多量にしたり、少量に
して行うこともできる。特定置換基の反応官能価を調整
するために上記製造法を変更する必要を生ずる場合もあ
る。このような変更は本発明の技術分野の技術者には自
明のことである。
【0031】式(I)に包含されている農耕学上許容で
きる塩は、金属水酸化物、水素化金属、またはハロゲン
化物、水酸化物もしくはアルコキシドといったアミン塩
もしくはアンモニウム塩を、1つ以上のカルボキシ基を
持つ式(I)の化合物と反応させることにより製造する
か、塩化物、臭化物、硝酸塩等のような第4級アンモニ
ウム塩を、適当な溶媒に溶かした式(I)の化合物の金
属塩と反応させることによって製造することができる。
金属水酸化物を試薬として使用する場合、有用な溶媒と
しては、水;グライム (glyme)、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランのようなエーテル;メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のようなアルコール類を使用す
ることができる。水素化金属を試薬として使用する場
合、有用な溶媒としては、例えば、ジオキサングライ
ム、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエ
ーテル;トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン等のような炭化水素;ジメチルホルムアミド等の
ような非ヒドロキシ系溶媒がある。アミンを試薬として
使用する場合、有用な溶媒としては、メタノールまたは
エタノールのようなアルコール;トルエン、キシレン、
ヘキサン等のような炭化水素;テトラヒドロフラン;グ
ライム;ジオキサン;または水を使用する。アンモニウ
ム塩が、ヒドロキシドまたはアルコキシド以外のもので
ある場合は、通常、カリウムまたはナトリウムのヒドロ
キシド、ハイドライドまたはアルコキシドといった追加
の塩基が使用される。溶媒の選択は、出発物質および得
られる塩の相対的溶解度によるもので、特定試薬の溶液
の代わりにスラリーを使用して塩を得てもよい。通常、
等モルの出発試薬を使用し、塩生成反応は、0〜100
℃、好ましくは室温で行う。
【0032】本発明の酸付加塩は、水、アルコール、エ
ーテル、エステル、ケトン、アロアルカン等のような適
当な溶媒中で、塩化水素酸、塩化臭素酸、硫酸、硝酸、
リン酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸または他の適当
な酸を塩基性官能基を持つ本発明の化合物と反応させる
ことによって製造する。溶媒の選定は、出発物質および
得られる塩の相対的溶解度によって行い、特定試薬の溶
液でなくてスラリーを使用して、塩を得ることもでき
る。通常、当モルの出発物質を使用し、塩生成反応は−
10℃〜100℃、好ましくは室温で行う。以下の実施
例では、本発明をより具体的に示すが、実施例によっ
て、本発明は何ら制限を受けないものである。第1表中
に、本発明で製造した1−ジメチルカルバモイル−3−
置換−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾールの例
を示した。これらの化合物の構造は、NMRによって確
認し、一部については1Rおよび/または元素分析によ
って確認した。実施例、2,4,6,7,10,20,
24,25,30,32,34,35および40の化合
物の具体的製法について、第1表の後に記載した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】実施例21−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−カ
ルボエトキシメチルチオ−1H−1,2,4−トリアゾ
ール 〔製法1〕 (a)3−第3−ブチル−5−チオ−1H−1,2,4
−トリアゾールの製造 機械的攪拌器、還流コンデンサー、温度計および添加漏
斗を備えた5リットル用4ツ口フラスコに500g
(5.5モル)のチオセミカルバジド、1000mlの
1,4−ジオキサン、および920mlの水中に200g
(5.5モル)の水酸化ナトリウムを加えて得た溶液を
入れた。この混合物を攪拌し、外部浴で25℃付近の温
度に保つように冷却しながら、630ml(5.1モル)
のトリメチルアセチルクロライドを30分間かけて添加
した。さらに30分間攪拌してから、沈澱したトリメチ
ルアセチルチオセミカルバジドを濾過により集め、次の
反応に使用した。1900mlの水中に450g(11.
25モル)の水酸化ナトリウムを入れた溶液中に、上記
の湿潤トリメチルアセチルチオセミカルバジドのすべて
を懸濁させ、この懸濁液を、すべてのものが溶液中に溶
解するまで90℃に加熱し、この反応混合物をさらに1
時間加熱を続けた。混合物を冷却してから、濃塩化水素
酸で酸性化し、一夜放置した。生成した結晶を濾過して
集め、水およびエチルエーテルで洗浄し、融点205℃
の3−第3−ブチル−5−チオ−1H−1,2,4−ト
リアゾールの320g(2.1モル)を得た。
【0037】(b)3−第3−ブチル−5−カルボエト
キシメチルチオ−1H−1,2,4−トリアゾールの製
157g(1.0モル)の3−第3−ブチル−5−チオ
−1H−1,2,4−トリアゾールを500mlのエタノ
ールにとかし、これに110ml(0.99モル)の臭化
酢酸エチルを加えた。得られた混合物を2時間還流して
から冷却し、真空下に濃縮し、エーテルと水酸化アンモ
ニウム水溶液の間で分配した。有機層をブラインで洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空下に濃縮し、融
点93℃の、3−第3−ブチル−5−カルボエトキシメ
チルチオ−1H−1,2,4−トリアゾールを、143
g(0.59モル)得た。 (c)1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−
5−カルボエトキシメチルチオ−1H−1,2,4−ト
リアゾールの製造 100g(0.411モル)の3−第3−ブチル−5−
カルボエトキシメチルチオ−1H−1,2,4−トリア
ゾール、6g(0.05モル)の4−ジメチルアミノピ
リジンおよび200mlのピリジンからなる混合物に、5
4g(0.50モル)のジメチルカルバモイルクロライ
ドを加えた。得られた溶液を8時間還流させてから、一
夜冷却させた。反応混合物を真空下に濃縮させ、エーテ
ルと希釈塩化水素酸の間で分配させた。有機層を水、ブ
ラインで洗浄してから、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
真空下に濃縮した。蒸留により、0.1トル真空下14
8〜160℃で沸騰する留分として、融点55℃の、1
−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−カル
ボエトキシメチルチオ−1,2,4−トリアゾールの1
00g(0.35モル)を得た。
【0038】〔製法2〕 (a)3−第3−ブチル−5−チオ−1,2,4−1H
−トリアゾールの製造 500g(5.5モル)のチオセミカルバジドと2リッ
トルのテトラヒドロフラン(THF)との懸濁液を10
℃に冷却してから、30分間かけて694g(5.7モ
ル)のトリメチルアセチルクロライドを加え、さらに5
83g(5.7モル)のトリエチルアミンを加えた。混
合物を室温で1時間攪拌してから、1時間還流加熱し、
さらに1600mlのTHFを蒸留により除去した。さら
に1.5リットルの水と922g(11.5モル)の水
酸化ナトリウムの50%水溶液を加え、反応混合物が8
0℃に達するまでTHF/トリエチルアミンの蒸留を続
けた。反応混合物を更に3時間還流加熱後室温迄冷却し
た。反応混合物を1リットルの酢酸エチルで洗浄してか
ら、酢酸エチルを捨て、残留物に4kgの氷と1リットル
の濃塩酸水溶液を加えると、白色の固体沈澱物を生じ
た。固体を濾過し、ヘキサン、水、ついでヘキサンで洗
浄し、空気中で乾燥して融点195〜198℃の白色固
体の3−第3−ブチル−5−チオ−1,2,4−1H−
トリアゾールの746gを得た。
【0039】(b)3−第3−ブチル−5−カルボエト
キシメチルチオ−1,2,4−1H−トリアゾールの製
850g(5.44モル)の3−第3−ブチル−5−チ
オ−1,2,4−1H−トリアゾールと2リットルの酢
酸エチルからなる溶液に908g(5.44モル)の臭
化酢酸エチルを、内部温度を約50℃に保ちつつ添加し
た。この混合物にさらに550g(5.44モル)のト
リエチルアミンを加え、混合物を還流させた。混合物を
さらに4時間攪拌し、その間に温度が徐々に室温までも
どった。混合物を4リットルの水で洗い水層を分離し、
水層は捨てる前に1リットルのエチルエーテルでバック
ウォッシュした。得られた有機層を一緒にして、これを
2リットルのブラインで洗浄してから、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、真空下に濃縮した。生成物を1リットル
の加熱ヘキサンから再結晶化させて、融点94〜95℃
の3−第3−ブチル−5−カルボエトキシメチルチオ−
1,2,4−1H−トリアゾールの1060gを得た。
【0040】(c)1−ジメチルカルバモイル−3−第
3−ブチル−5−カルボエトキシメチルチオ−1,2,
4−1H−トリアゾールの製造 2リットルのTHFに溶解した813g(3.34モ
ル)の3−第3−ブチル−5−カルボエトキシメチルチ
オ−1,2,4−1H−トリアゾールの溶液に、395
g(3.67モル)のジメチルカルバモイルクロライド
と50g(0.4モル)の4−ジメチルアミノピリジン
を添加した。このようにして得た溶液に、徐々に675
g(6.68モル)のトリエチルアミンを加えると、反
応熱により還流が起こった。さらに1.5時間反応させ
続けると、温度は、徐々に室温まで下がった。1リット
ルのエチルエーテル、2リットルの水、2kgの氷を加
え、混合物を濃塩酸水溶液で酸性にした。分離した水層
は捨てる前に1リットルのエチルエーテルでバックウォ
ッシュした。得られた2つのエチルエーテル層を一緒に
して、これを2リットルのブラインで洗浄してから、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、さらに真空下に濃縮する
と、黄かっ色の固体の1−ジメチルカルバモイル−3−
第3−ブチル−5−カルボエトキシメチルチオ−1,
2,4−1H−トリアゾールが1016g得られた。
【0041】実施例41−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(1−カルボエトキシエチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾールの製造 実施例2の工程(b)において臭化酢酸エチルを2−臭
化プロピオン酸エチルに置きかえ、さらに実施例2に記
載されたのと実質的に同じ手順を行うことによって、油
状の1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(1−カルボエトキシエチル−チオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールを得た。
【0042】実施例61−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(3−カルボエトキシプロピルチオ)−1H−1,2,
4−トリアゾールの製造 実施例2の工程(b)において、臭化酢酸エチルの代わ
りに4−臭化酪酸エチルを使用し、実施例2に記載され
たのと実質的に同じ手段をくり返すことによって油状
の、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(3−カルボエトキシプロピルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールを得た。
【0043】実施例71−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(2−カルボメトキシエチルチオ)−1H−1,2,4
−トリアゾールの製造 実施例2の工程(b)における臭化酢酸エチルの代わり
に3−臭化プロピオン酸メチルを使用し、実施例2に記
載されたのと実質的に同一の手順をくり返すことにより
油状の1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−
5−(2−カルボメトキシエチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールを得た。
【0044】実施例101−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−カ
ルボキシメチルチオ−1H−1,2,4−トリアゾール
の製造 20mlのTHF中に溶解した1.2gの1−ジメチルカ
ルバモイル−3−第3はブチル−5−カルボエトキシメ
チルチオ−1H−1,2,4−トリアゾール(実施例2
の化合物)に、4mlの12MHClを加えた。20℃で
48時間攪拌した後、反応混合物をエーテルと水の間で
分配し、エーテル層を希釈カセイソーダで抽出し、得ら
れた水性層を酸性化させてから、新規なエーテルで抽出
した。得られたエーテル層を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、濾過してから真空下に蒸発させて、油状の1−ジメ
チルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−カルボキシ
メチルチオ−1H−1,2,4−トリアゾールを得た。
【0045】実施例201−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(N−メチルカルボキサミドメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールの製造 15mlのメチレンクロライド中に溶解した1−ジメチル
カルバモイル−3−第3−ブチル−5−カルボキシメチ
ルチオ−1H−1,2,4−トリアゾール(実施例1
0)の3g(10ミリモル)に、2.2ml(15ミリモ
ル)のトリエチルアミンを加えた。この混合物を−30
℃まで冷却し、1.6ml(11ミリモル)のトリフルオ
ロ酢酸無水物を添加した。−30℃で30分間攪拌後、
1g(32ミリモル)のモノメチルアミンを加え、混合
物を30分かけて室温にもどるまで温めた。混合物を水
で二回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空下に
濃縮し、シリカゲル上(エチルエーテル)でクロマトグ
ラフィーにかけ、油状の1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−(N−メチルカルボキサミドメチ
ルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾールを得た。
【0046】実施例241−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(N−メチル−N−フェニルカルボキサミドメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾールの製造 3g(10ミリモル)の1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−カルボキシメチルチオ−1H−
1,2,4−トリアゾール(実施例10)を、モノメチ
ルアミンの代わりにN−メチルアニリンに置きかえ、実
質的に実施例20の手順をくり返すことによって、1−
ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(N−
メチル−N−フェニルカルボキサミドメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾールに転化させた。融点は1
19〜120℃であった。
【0047】実施例251−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(メチルスルホニルメチルチオ)−1H−1,2,4−
トリアゾールの製造 a)3−第3−ブチル−5−(メチルスルホニルメチル
チオ)−1H−1,2,4−トリアゾールの製造 6.1g(39ミリモル)の3−第3−ブチル−5−チ
オ−1H−1,2,4−トリアゾールを、25mlのジメ
チルホルムアミド(DMF)中に溶解した。4.36g
(39ミリモル)のカリウム第3−ブトキシドを添加
し、5分間攪拌した。5g(39ミリモル)のクロロメ
チルメチルスルホンを添加し、得られた混合物を4時間
還流した。冷却後、ジメチルホルムアミドを真空下に蒸
発させ、残渣をエーテルと水との間で分配後、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥した。溶媒を蒸発させ油状の2.7g
の3−第3−ブチル−5−(メチルスルホニルメチルチ
オ)−1H−1,2,4−トリアゾールを得た。b)2
g(8.0ミリモル)の3−第3−ブチル−5−(メチ
ルスルホニルメチルチオ)−1H−1,2,4−トリア
ゾール、0.8ml(8.8ミリモル)のジメチルカルバ
モイルクロライド、1.25ml(9.0ミリモル)のト
リエチルアミンおよび0.1g(0.8ミリモル)の4
−ジメチルアミノピリジンを、20mlのテトラヒドロフ
ラン中に溶解し、4時間還流させた。溶媒を除去後、混
合物をエーテルと水の間で分配し、硫酸マグネシウム上
で乾燥し、真空下に濃縮した。シリカゲル上でクロマト
グラフィーにかけた後、エーテルと共に粉砕して、融点
109〜110℃の1−ジメチルカルバモイル−3−第
3−ブチル−5−(メチルスルホニルメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾールの1.4gを得た。
【0048】実施例301−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(N−エチル−N−メチルカルボキサミドメチルチオ)
−1H−1,2,4−トリアゾールの製造 モノメチルアミンの代わりにメチルエチルアミンを使用
し、実質的に実施例20の手順をくり返すことによって
5g(17ミリモル)の1−ジメチルカルバモイル−3
−第3−ブチル−5−カルボキシメチルチオ−1H−
1,2,4−トリアゾール(実施例10)を、1−ジメ
チルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−(N−エチ
ル−N−メチルカルボキサミドメチルチオ)−1H−
1,2,4−トリアゾールに変化させた。油状のもの
が、2.5gが得られた。
【0049】実施例321−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(2−カルボメトキシプロピルチオ)−1H−1,2,
4−トリアゾールの製造 2g(13ミリモル)の3−第3−ブチル−5−チオ−
1H−1,2,4−トリアゾールを、10mlのアセトニ
トリル中に溶解した。2.5ml(14ミリモル)のジイ
ソプロピルエチルアミンと、2.3g(13ミリモル)
の3−ブロモ−2−メチルプロピオン酸メチルを添加し
た。25℃で48時間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、生
成物をエーテルと水とで分配した。有機層を硫酸マグネ
シウム上で乾燥後、溶媒を蒸発させ、油状の3−第3−
ブチル−5−(2−カルボメトキシプロピルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾールを得た。4.4g(17
ミリモル)の3−第3−ブチル−5−(2−カルボメト
キシプロピルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール
を、実質的に実施例25(b)における手順により反応
させ、油状の、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−
ブチル−5−(2−カルボメトキシプロピルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾール、2.1gを得た。
【0050】実施例341−ジメチルカルバモイル−3−第3−アミル−5−
(カルボエトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾールの製造 (a)9.7g(106ミリモル)のチオセミカルバジ
ドを、50mlのテトラヒドロフラン(THF)中に分散
させ、氷浴中で10℃まで冷却させた。15g(111
ミリモル)の2,2−ジメチルブチルクロライドを添加
し、その間同時に9.4g(117ミリモル)の50%
苛性ソーダ溶液を添加した。内部温度は30℃以下に保
った。添加完了後、混合物を30分間攪拌した。次に、
16.1g(201ミリモル)の50%の苛性ソーダ水
溶液と、30mlの水を添加し、混合物を3時間還流させ
た。冷却後、混合物を濃塩化水素酸で酸性化させ、酢酸
エチルで抽出した。集めた有機層を、ブラインで洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を蒸発させ、
油状の、18gの3−第3−ブチル−5−チオ−1H−
1,2,4−トリアゾールを得た。 (b)9.0g(52ミリモル)の3−第3−アミル−
5−チオ−1H−1,2,4−トリアゾール、5.8ml
(52ミリモル)の臭素化酢酸エチル、および7.5ml
(54ミリモル)のトリエチルアミンを、50mlの酢酸
エチル中に溶解させ、5時間還流させた。反応混合物
を、水およびブラインで洗浄してから、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥させた。濃縮後、シリカゲル上(エーテル/
ヘキサン)でクロマトグラフィーにかけ、油状の、3−
第3−アミル−5−(カルボエトキシメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾールを得た。 (c)5g(19ミリモル)の3−第3−アミル−5−
(カルボエトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾールを、実質的に実施例25(b)中に示された
手順に従って反応させ、3.5gの油状の1−ジメチル
カルバモイル−3−第3−アミル−5−(カルボエトキ
シメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾールを得
た。
【0051】実施例351−ジメチルカルバモイル−3−(2−メチルチオ−2
−プロピル)−5−(カルボエトキシメチルチオ)−1
H−1,2,4−トリアゾールの製造 (a)60ml(435ミリモル)のジイソプロピルアミ
ンを、窒素雰囲気下に500mlのテトラヒドロフラン中
に溶解し、−30℃まで冷却した。160ml(40ミリ
モル)の、ヘキサン中の2.5Mn−ブチルリチウムを
添加した。反応混合物を−70℃まで冷却し、この溶液
に46ml(400ミリモル)のイソ酪酸メチルを、10
分間かけて添加した。30分間攪拌後、36mlのメチル
ジスルフィドを添加し、40分かけて0℃まで加熱し
た。35g(545ミリモル)の50%苛性ソーダ水溶
液と60mlの水を加え、混合物を18時間攪拌した。ヘ
キサン/THFを蒸発させ、混合物を12Mの塩酸で酸
性化し、放出するメチルメルカプタンを捕集するように
注意しながらエーテルで抽出した。蒸留によって、10
トルにおける沸点100〜110℃の、2−メチルチオ
−2−メチルプロピオン酸35gを得た。
【0052】(b)20gの2−メチルチオ−2−メチ
ルプロピオン酸、12mlのチオニルクロライド、および
0.2gのジメチルホルムアミドを60℃で5時間加熱
し、蒸留することによって、760トルでの沸点が14
5〜165℃の、2−メチルチオ−2−メチルプロピオ
ニルクロライドを得た。 (c)2−メチルチオ−2−メチルプロピオニルクロラ
イドを、実質的に実施例34(a)の手順に従って反応
させ、油状の、3−(2−メチルチオ−2−プロピル)
−5−チオ−1H−1,2,4−トリアゾールを得た。 (d)3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−チ
オ−1H−1,2,4−トリアゾールを、実質的に実施
例34(b)の手順に従って反応させ、油状の、3−
(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−(カルボエト
キシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾールを
得た。 (e)3−(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−
(カルボエトキシメチルチオ)−1H−1,2,4−ト
リアゾールを、実質的に実施例34(c)の手順に従っ
て反応させ、油状の1−ジメチルカルバモイル−3−
(2−メチルチオ−2−プロピル)−5−(カルボエト
キシメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾールを
得た。
【0053】実施例401−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5−
(ジメチルスルホンアミドメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールの製造 (a)126g(1.0モル)の亜硫酸ナトリウム、5
00mlの水、および186g(1.0モル)のジブロモ
メタンを激しく攪拌しながら3日間還流させると、その
上に一層が認められた。濃縮し、水から再結晶し、融点
285〜300℃の、ブロモメタンスルホン酸ナトリウ
ム塩、186gを得た。 (b)90g(0.46モル)のブロモメタンスルホン
酸ナトリウム塩、96g(0.46モル)の5塩化リン
および30mlのオキシ塩化リンを0℃で混合し、次に水
浴中で100℃で3時間加熱した。冷却後、混合物を3
00gの氷の中に注ぎ込んだ。内部温度を30℃以下に
保つために氷を追加した。15分攪拌後、混合物をメチ
レンクロライドで抽出し、有機層を硫酸マグネシウム上
で乾燥し、濃縮してから真空下に蒸留し、融点95〜1
05℃(1トル)のブロモメタンスルホニルクロライド
の56gを得た。
【0054】(c)0℃まで冷却したエチルエーテルの
100ml中に、20g(0.1モル)のブロモメタンス
ルホニルクロライドを溶解し、10g(0.22モル)
のジメチルアミンを添加した。15分攪拌後、反応物を
濾過し固体をアセトンと攪拌し、生成物をジメチルアミ
ンヒドロクロライドから分離した。アセトンを蒸発さ
せ、融点88〜90℃の、N,N−ジメチルブロモメタ
ンスルホンアミド、15gを得た。 (d)3−第3−ブチル−5−チオ−1H−1,2,4
−トリアゾールをN,N−ジメチルブロモメタンスルホ
ンアミドと、実質的に実施例25(a)の手順に従って
反応させ、3−第3−ブチル−5−(ジメチルスルホン
アミドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾール
を得た。 (e)3−第3−ブチル−5−(ジメチルスルホンアミ
ドメチルチオ)−1H−1,2,4−トリアゾールを、
実質的に実施例25(b)の手順に従って、ジメチルカ
ルバモイルクロライドと反応させて、融点83〜85℃
の、1−ジメチルカルバモイル−3−第3−ブチル−5
−(ジメチルスルホンアミドメチルチオ)−1H−1,
2,4−トリアゾールを製造した。
【0055】実質的に上記したような、そして、実施例
2,4,6,7,10,20,24,25,30,3
2,34,35および40で例示されたような、本発明
の化合物の製造のための手順によって、式(I)の化合
物を製造した。驚くべきことに、本発明の化合物の多く
は、近隣の公知物質より、さらにすぐれた選択的あぶら
むし類殺虫剤活性を示す。用途について柔軟性のある
(即ち葉または土壌)これらの化合物は選択力があり、
有益な昆虫やダニに対して実質的な悪い結果なしに植物
を保護するので、これらの化合物は調整された害虫処理
に有用に利用できる。即ち、本発明の化合物はこの技術
分野での真の進歩といえる。生物学上の評価データから
明らかなように、本発明の1−ジメチルカルバモイル−
3−置換−5−置換−1H−1,2,4−トリアゾール
の特定のものは、例えばモモアカアブラムシ(green pe
ach aphids)に対しては0.5ppm 〜10ppm の濃度で
駆除活性を示す。このように本発明の化合物は、初期あ
ぶらむし駆除活性が強力であり、また残留あぶらむし駆
除活性もすぐれているので、これらの害虫を駆除するの
には少ない投与量で使用することができる。
【0056】農業、園芸および林業における昆虫および
あぶらむしの駆除に際して、本発明の化合物は、通常1
ヘクタール当たり活性物質を10g〜5000gに相当
する投与量で使用することができ、1ヘクタール別50
g〜2500gの活性物質を使用するのが好ましい。一
定の状態に対する正確な投与量は慣例的に決定され、例
えば、使用される物質昆虫またはあぶらむしの種類、使
用される配合物、昆虫またはあぶらむしでどの程度作物
が荒らされているかおよび一般的な天候条件といった種
々の要件によるものである。本明細書およびクレームに
おいて使用される「殺虫性」という用語は標的とする虫
の存在または成育に悪影響を与えるすべての手段を意味
するものである。本明細書およびクレームで使用される
「ダニ駆除性」という用語は標的とするダニの存在また
は成育に悪影響を与えるすべての手段を意味するもので
ある。「昆虫駆除性」および「ダニ駆除性」という用語
に相当する意味は、完全な殺生作用、撲滅、成育を止め
ること、阻止すること、数を低減させることまたはこれ
らの組合せであって、害虫に悪影響を与え、このような
害虫の攻撃から、植物、農地またはその他の場所を保護
することをすべて意味するものである。本発明での「害
虫駆除」という用語は、殺虫、ダニ駆除および/または
軟体動物駆除を意味する。本発明での「抑制」という用
語は殺虫を意味する。「殺虫有効量」とは、昆虫または
ダニの駆除に有効な活性物質の投与量を意味する。
【0057】本発明の化合物は、実際に使用する際には
組成物または配合物の形態で使用される。組成物または
配合物の製造の具体例は、アメリカン ケミカル ソサ
エティー出版の「Pesticidal Formulation Research 」
1969年発行、Wade Van Valkenburg によって書かれ
た Advances in Chemistry Series No. 86; および the
Marcel Dekker Inc. 発行、Wade Van Valkenburg 編集
の“Pesticide Formulation"(1973年)に記載され
ている。これらの組成物および配合剤においては、活性
物質を、慣用組成物または配合物において使用すること
のできるタイプの、固形担体物質または液状担体物質の
ような不活性(即ち、植物と適合性のあるおよび/また
は殺虫不活性の)希釈剤または増量剤と混合する。耕種
学上使用できる担体とは活性成分の効力を損なうことな
く組成物中における活性物質を溶解、分散または拡散す
るために使用することができ、それ自体によって土壌、
装置、目的植物または耕種学上の環境に著しい有害な効
果を持たないすべての物質を意味する。必要に応じて界
面活性剤、安定剤、発泡防止剤および流出防止剤も添加
することができる。
【0058】本発明による組成物および配合物の例とし
ては、水性溶液、水性分散液、油性溶液、油性分散液、
ペースト、散布剤、湿潤性粉末、乳化性コンセントレー
ト、流動体(flowable)、粒体、毒餌、逆エマルジョン、
エアゾール組成物およびくん蒸キャンドルがある。湿潤
性粉末、ペースト、流動体および乳濁性コンセントレー
トは、濃縮された配合物で、これを使用前または使用時
に水で希釈する。毒餌は、通常食品または標的とする害
虫にとって好物の他のものからなり、少なくとも1種の
致死または非致死毒物を含有しているものから製造され
る。致死毒物は摂取するとその害虫を殺すものであり、
非致死毒物は、駆除を目的とし、その害虫の行動および
心理を変化させるものである。逆エマルジョンは、主に
エアー用途用に使用され、この場合比較的少量の配合物
で多い範囲を処理するためのものである。この逆エマル
ジョンは、活性物質の油性溶液または油性分散液中に水
を乳化させることによって、スプレー操作の前または操
作の間に製造される。
【0059】公知方法で組成物または配合物を製造する
のであって、例えば活性物質を慣用の分散性液状希釈用
担体および/または分散性固体担体と、必要に応じて担
体ビヒクル助剤、例えば、乳化剤および/または分散剤
を含む慣用の界面活性剤を使用して、増量し、例えば水
を希釈剤として使用する場合、有機溶媒を補助溶剤とし
て添加することもできる。このような目的のために慣用
担体ビヒクルとして使用することのできるものとしては
下記のものがある。常温常圧でガス状のエアゾール推進
剤で、例えばブタン、プロパン、窒素および炭酸ガスさ
らには、ジクロロジフルオロメタンおよびトリフルオロ
クロロメタンのようなハロゲン化炭化水素のようなも
の;不活性分散性液体希釈剤担体であって、芳香族炭化
水素(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、アルキ
ルナフタレン等)ハロゲン化、特に塩素化芳香族炭化水
素(例えば、クロロベンゼン等)、シクロアルカン(例
えば、シクロヘキサン等)、パラフィン(例えば、石
油、または鉱油留分)塩素化脂肪族炭化水素(例えば、
メチレンクロライド、クロロエチレン等)、植物油(例
えば、大豆油、綿実油、コーン油等)、アルコール(例
えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、グリコール等)、さらにはこれらのエーテルおよ
びエステル(例えば、グリコールモノメチルエーテル
等)、アミン(例えば、エタノールアミン等)、アミド
(例えば、ジメチルホルムアミド等)、アセトニトリ
ル、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等)および/または水のようなもの;固体担体であっ
て、カオリン、クレー、タルク、白亜、石英、アタパル
ジャイト、モンモリロナイト、またはケイソウ土といっ
た粉砕天然鉱物、高分散性ケイ酸、アルミレおよびケイ
酸塩のようなもの;顆粒用の固体担体であって、方解
石、大理石、軽石、セピオライト、およびドロマイトの
ような粉砕および破片天然岩石およびおがくず、ココナ
ッツの殻、とうもろこしの穂軸、タバコの茎のような有
機物質の粒子のようなものである。下記のものは、主に
慣用の担体ビヒクル助剤として使用されるものである。
カチオン系および/または非−イオン系および/または
アニオン系乳化剤(例えば、脂肪酸のポリエチレンオキ
シドエステル、脂肪族アルコールのポリエチレンオキシ
ドエーテル、硫酸アルキルスルホン酸アルキル、スルホ
ン酸アリール、アルブミン水解物等で特にアルキルアリ
ールポリグリコールエーテル、ステアリン酸マグネシウ
ム、オレイン酸ナトリウム等);および/または分散剤
(例えば、リグニン、スルフィット廃液メチルセルロー
ス等)である。
【0060】カルボキシメチルセルロースのような接着
剤、アラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢
酸ビニルのような、粉末、粒子またはラテックスの形態
の天然および合成ポリマを配合物中に使用することがで
きる。本発明の化合物を含有する組成物または配合物中
には必要に応じて、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプ
ルシアンブルーといった無機顔料、および例えばアリザ
リン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料とい
った有機染料および、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバ
ルト、モリブデンおよび亜鉛の塩といった微量要素を使
用することもできる。本発明の活性化合物は、単独で
も、2種以上の混合物の形態でも使用でき、および/ま
たは固体および/または液体分散性担体ビヒクルおよび
/または他の公知の適合性のある活性剤、特に植物保護
剤、例えば他種のダニ駆除剤、殺虫剤、節足動物駆除
剤、線虫駆除剤、殺菌剤、殺バクテリア剤、殺鼠剤、除
草剤、肥料、成長調節剤および共力剤等との混合物のか
たちでも使用できる。必要に応じて、すぐ使用できるよ
うに溶液、エマルジョン、分散剤、粉末、ペーストまた
は粒子といった特定用途用の特定投与配合剤のかたちに
しておいてもよい。商品として市場に出す場合、活性化
合物を、実質的に混合物の0.1〜99重量%、さらに
好ましくは1〜75重量%の量で存在させた担体組成混
合物とする。野外用として直接使用するのに適した担体
組成混合物は、その中に活性成分が混合物の0.000
1〜5重量%、好ましくは、0.001〜3重量%の量
で存在するようにしたものがよい。
【0061】このように、本発明は(1)分散性の不活
性微粉担体、固体および/または(2)不活性溶媒およ
び/または水のような分散性担体液、のような慣用の分
散性担体、そして好ましくは、界面活性化有効量の担体
ビヒクル助剤(例えば、乳化剤および/または分散剤の
ような界面活性剤)および目的に応じた有効量であって
通常組成物の0.0001〜99重量%、好ましくは
0.001%〜90重量%、更に好ましくは0.01〜
75重量%の量の本発明の活性化合物の混合物からなる
すべての組成物を本発明の対象としている。活性化合物
は、慣用法によるスプレーとして使用することができ、
例えば、高ガロン液圧スプレー、低ガロンスプレー、超
低容量スプレー、空気ブラストスプレー、エアースプレ
ー、およびダストといったものである。低容量用途用と
しては通常、化合物の溶液が使用される。超低容量用途
においては、活性化合物を含有している液体組成物は通
常飛行機による作物スプレー法によって、噴霧装置によ
って微細粒子の形態(50〜100μまたはそれ以下の
平均粒子径のもの)にして散布される。通常1ヘクター
ル当たりほんの少量でよく、ほとんどの場合1ヘクター
ル当たり15〜1000g、好ましくは1ヘクタール当
たり40〜600g程度でよい。超低容量用として使用
する場合は、活性化合物を20〜95重量%含有してい
る液体担体ビヒクルを用いた高濃度液体組成物を使用す
ることもできる。
【0062】さらに本発明では、昆虫またはダニを、本
発明の活性化合物の1種以上の単独または上記した担体
ビヒクルと一緒にしたもの(組成物または配合物)の相
対的撃退または毒性量(即ち、殺虫有効量またはダニ駆
除有効量)と接触させることからなる、昆虫およびダニ
の殺生、撃退または調節する方法を提供するものであ
る。本発明における「接触」という用語は、(a)この
ような害虫およびダニおよび(b)それらの対応する生
息地(即ち、例えば成育作物またはその作物を成育させ
る場所というような保護されるべき場)の少なくとも一
方に、本発明の活性化合物をそのまま、または、組成物
または配合物の一成分としてこれを含むものを施すこと
を意味する。このような配合物または組成物は、例え
ば、スプレー法、噴霧法、気化法、散乱法、ダスティン
グ法、撒水法、噴水法、スプリンクラー法、注ぎかけ
法、燻蒸法、ドライドレッシング法、ウェットドレッシ
ング法、スラリードレッシング法、外皮形成法のような
慣用の方法によって施すことができる。無論、担体ビヒ
クルと混合して使用する特定活性化合物の濃度は、どの
ような装置を使用するか駆除すべき害虫の種類および荒
らされている程度によって決定することができる。従っ
て、特定の場合において上記または下記する濃度範囲に
することができる。
【0063】粒子は、例えば溶媒の中に活性物質を溶解
し、得られた溶液(その場合、接着剤を入れておいても
よい)を、多孔質粒子(例えば軽石およびアタクレイ
(attaclay))又はきざんだたばこの茎といった粒状担
体物質に含浸させて製造する。粒子(多くの場合、ペレ
ットと呼ばれる)は、他にも、活性物質を、湿潤剤およ
び接着剤の存在下に粉末化鉱物と共に圧縮し、複合体を
目的とする粒径まで分解し、変形させることによっても
製造することができる。ダストは、活性物質を、1〜5
0重量%の濃度で、不活性固体担体と共に均一に混合す
ることによって得ることができる。適当な固形担体の例
としては、タルク、カオリン、パイプクレー、ケイソウ
土、ドロマイト、石こう、白亜、ベントナイト、アタパ
ルジャイト、およびコロイド状シリカまたはこれらと同
類の物質との混合物がある。他にも砕いたくるみの殻と
いった有機担体物質も使用することができる。湿潤性粉
末または流動体は、例えば上記したような担体物質のよ
うな固形不活性担体の10〜99重量部と、活性物質の
1〜80重量部と、分散剤用として知られているリグノ
スルホネートまたはアルキルナフタレンスルホネートの
ような分散剤の1〜5重量部を、好ましくは脂肪族アル
コールサルフェートまたは脂肪酸縮合生成物のアルキル
アリールスルホネートのような、湿潤剤の0.5〜5重
量%をも含めて混合することによって製造できる。
【0064】乳濁性コンセントレートを製造するには、
活性物質を適当な溶媒であって、好ましくは水に混和性
のとぼしい溶媒中に溶解するか、細かく分散させ、得ら
れた溶液に乳化剤を添加することによって製造する。溶
媒として適するものは、キシレン・トルエン、溶媒ナフ
サ、蒸留タール油のような高沸点芳香族石油蒸留物およ
びこれらの混合物である。適当な乳化剤としては、アル
キルフェノキシポリグリコールエーテル、脂肪酸のポリ
オキシエチレンソルビタンエステルまたは脂肪酸のポリ
オキシエチレンソルビトールエステルがある。これらの
乳化性濃縮物中における活性化合物の濃度は、狭い範囲
に限定されるものではなく、2〜50重量%の範囲で変
えることができる。乳濁性コンセントレート以外の、適
当な液状高濃度第一組成物は、例えばアセトンのよう
な、水と容易に混和する液体中に活性物質を溶かした溶
液であり、この溶液に分散剤および必要に応じて分散剤
を添加する。このような第一組成物をスプレー操作の直
前または間に水で希釈すると、活性物質の水性分散液が
得られる。本発明においてエアーゾルを製造するには、
活性物質またはこれを適当な溶媒に溶かした溶液を、例
えばメタンおよびエタンの塩素化およびフッ素化誘導体
の混合物のような、推進薬として使用するのに適した揮
発性液体中に混入するという、慣用の方法で製造するこ
とができる。
【0065】燻蒸キャンドルまたは燻蒸粉末、即ち、燃
やすことによって殺虫煙を放出することのできるもの
は、例えば、好ましくは粒状の、砂糖または、木材と、
例えば硝酸アンモニウムまたは塩素酸カリのような燃焼
を維持するための物質および例えば、カオリン・ベント
ナイトおよび/またはコロイド状ケイ酸のような燃焼を
遅らせる物質からなる燃焼性混合物中に、活性化合物を
混入することによって製造することができる。毒餌は、
害虫にとって魅力のある食物または他の物質担体および
毒物から製造され、必要に応じてこの種の毒餌を製造す
るのに慣用されている他の物質、例えばバクテリアや菌
の成育を阻止するための防腐剤、湿った条件下で分解を
防止するための防水剤および上記したような塗料または
着色剤を含有させてもよい。本発明による製造法におい
ては、上記成分の他にも、この種の製造に慣用的に使用
されている他の物質をも含有させることもできる。例え
ば湿潤性粉末または粒状化される混合物に、ステアリン
酸カルシウムまたはステアリン酸マグネシウムのような
潤滑剤を添加してもよい。さらに保護されるべき表面へ
の殺虫剤の接着性を改良するためにポリビニルアルコー
ルセルロース誘導体または、カゼインのような他のコロ
イド性物質を添加剤として添加してもよい。
【0066】実施例A〜Iにおいて、本発明の化合物を
含有する組成物または配合物の代表的な製造を示した
が、これらは説明のためのものであり、本発明を何ら限
定するものではない。組成物および配合物を、植物成育
調整剤として使用するために製造する場合、「毒物」と
は、本発明の活性物質に相当するものである。
【0067】
【実施例】実施例A粒子 成分 重量% 毒物および毒物不純物 0.25 Triton(登録商標)X−305(バインダー) 0.25 (オクチルフェニル−30−エチレンオキシド エタノール) Agsorb(登録商標)24/48(希釈剤) 99.50 (モントモリロナイト クレー) 製造:メチレンクロライド中に毒物およびTriton
(登録商標)X−305を溶解し、混合物にAgsor
b(登録商標)24/48を加えさらに混合した。メチ
レンクロライドを蒸発させた。実施例Bダスト 成分 重量% 毒物および毒物不純物 1.0 タルク 99.0 製造:毒物を、過剰のアセトンに溶解し、この溶液をタ
ルクの中に含浸させた。アセトンを蒸発させた。
【0068】実施例C湿潤性粉末 成分 重量% 毒物および毒物不純物 31.0 Duponal(登録商標)WAドライ(湿潤剤) 2.0 (ラウリル硫酸ナトリウム) Reax(登録商標)45A(分散剤) 5.0 (リグニルスルホン酸ナトリウム) Bardenクレー(希釈剤) 31.7 HiSil(登録商標)233(希釈剤) 30.0 (ケイ酸ナトリウム) 製法:必要に応じて揮発性溶融に溶解させた毒物をBa
rdenクレーおよびHiSil(登録商標)233担
体に吸収させた。次にDuponal(登録商標)WA
ドライとReax(登録商標)45Aを加え、全乾燥混
合物を均一になるまで混合した。この混合物を細かい粒
子径になるまで微粉化した。
【0069】実施例D乳濁性コンセントレート 成分 重量% 毒物および毒物不純物 15.0 Sponto(登録商標)232T(乳化剤) 6.0 (ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムと エトキシレート化したアルキルフェノール とからなるアニオン系および非イオン系の ブレンド) Sponto(登録商標)234T(乳化剤) 4.0 (ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムと エトキシレート化したアルキルフェノール とからなるアニオン系および非イオン系の ブレンド) シクロヘキサノン(溶媒) 22.5 Tenneco(登録商標)500−100(溶媒) 52.5 (主にキシレン、キユメン、エチルベンゼン からなる芳香族溶媒混合物、沸点290〜 345℃のもの) 製造:すべての成分を、均一で透明な溶液が得られるま
で連続攪拌し、混合した。
【0070】実施例Eエアゾール 成分 重量% 毒物および毒物不純物 0.5 Freon 12 99.5 製法:上記成分を混合し、離型スプレーバルブ付きの適
当な容器の中に加圧充填した。実施例F薫蒸キャンドルまたは薫蒸粉末 成分 重量% 毒物および毒物不純物 1.0 木材ダスト 96.0 でんぷん 3.0 製造:毒物、木材ダストおよびでんぷんを互いにブレン
ドしでんぷんを活性化するため少量の水を使い、キャン
ドルの中で成形した。
【0071】実施例G毒餌 〔製法A〕 成分 重量% 毒物および毒物不純物 1.00 小麦ぬか(担体および誘引剤) 89.95 コーンシロップ(誘引剤) 7.00 コーン油(誘引剤) 2.00 Kathon(登録商標)4200(防腐剤) 0.05 (2−n−オクチル−4−イソチアゾリル −3−オン) 製造:コーン油とコーンシロップを小麦ぬかに適当に混
ぜながら添加した。毒物およびKathon(登録商
標)をまず過剰のアセトンと混合しておき、この溶液を
上記の小麦ぬかベースに連続的に混ぜながら添加した。
次にアセトンを蒸発させた。 〔製法B〕 成分 重量% 毒物および毒物不純物 0.06 グラニュー糖(担体および誘引剤) 99.94実施例Hペレット 実施例Gの〔製法A〕と同様のものを添加した毒餌組成
物を、適当なダイとプレス装置を使用して、 1/4インチ
の直径で 3/8インチの長さのペレットに成形した。
【0072】実施例I流動体 成分 重量% 毒物および毒物不純物 31.3 Duponal(登録商標)WAドライ(湿潤剤) 2.0 (ラウリル硫酸ナトリウム) Reax(登録商標)45A(分散剤) 5.0 (リグニンスルホン酸ナトリウム) HiSil(登録商標)233(希釈剤) 30.0 (ケイ酸ナトリウム) Kelzan(登録商標)(増粘剤) 0.5 水 31.2 製造:毒物をHiSil(登録商標)担体上に吸着させ
る。次に、Duponal(登録商標)WAドライとR
eax(登録商標)45Aを加え、乾燥した全混合物を
均一になるまでブレンドした。この組成物を微細粒子径
になるまで細粉化した。得られた粉末を水中に分散さ
せ、Kelzan(登録商標)を加えた。
【0073】本発明による組成物と配合物には、公知の
殺虫化合物をも含有させることができる。このようにす
ると製品の活性の範囲が拡大され、共働を起こすことが
できる。本発明において併用するのに適した公知殺虫
剤、殺菌剤、およびダニ駆除剤としては、下記のような
ものがある。
【0074】殺虫剤としては下記のものがある。 塩素化炭化水素;例えば、2,2−ビス(p−クロロフ
ェニル)−1,1,1−トリクロロエタンとか、ヘキサ
クロロエポキシオクタヒドロジメタノナフタレン、 カルバメート;例えばN−メチル−1−ナフチルカルバ
メート、 ジニトロフェノール;例えば2−メチル−4,6−ジニ
トロフェノールおよび(2−(2−ブチル)−4,6−
ジニトロフェノール−3,3−ジメチルアクリレート、 有機リン化合物;例えばジメチル−2−メトキシカルボ
ニル−1−メチルビニルホスファイト、O,O−ジエチ
ル−O−p−ニトロフェニルホスホラスチオエート、
O,O−ジメチルジチオホスホリル酢酸のN−モノメチ
ルアミド、 ジフェニルスルフィド;例えばp−クロロベンジルスル
フィド、p−クロロフェニルスルフィド、および2,
4,4′,5−テトラクロリジフェニルスルフィド、 ジフェニルスルホネート;例えばp−クロロフェニルベ
ンゼンスルホネート、 メチルカルビノール;例えば4,4−ジクロロ−1−ト
リクロロメチルベンズヒドロール、 キノキザリン化合物;例えばメチルキノキザリンジチオ
カルバメート、 アミド;例えばN′−(4−クロロ−O−トルイル)
N,N−ジメチルホルミアミジン、 ピレトリン類似化合物;例えばアレトリン、 生化学的薬剤;例えば Bacillus thuringiensis 、 有機スズ化合物;例えばトリクロロヘキシルスズヒドロ
キシド、 相乗作用剤;例えばピペロニルブトキシド
【0075】殺菌剤としては下記のものがある。 有機水銀化合物;例えば、フェニル水銀アセテート、お
よびメチル水銀シアノグアニド、 有機スズ化合物;例えばトリフェニルスズヒドロキシ
ド、およびトリフェニルスズアセテート、 アルキレンビスジチオカルバメート;例えば、エチレン
ビスチオカルバミン酸亜鉛、マンガノエチレンビスチオ
カルバメート、さらには2,4−ジニトロ−6−(2−
オクチル−フェニルクロネート)、1−ビス(ジメチル
アミノ)ホルホリル−3−フェニル−5−アミノ−1,
2,4−トリアゾール、6−メチルキノキザリン−2,
3−ジチオカルバメート、1,4−ジチオアントラキノ
ン−2,3−ジカルボニトリル、N−トリクロロメチル
チオフタルイミド、N−トリクロロメチルチオテトラヒ
ドロフタルイミド、N−(1,1,2,2−テトラクロ
ロエチルチオ)−テトラヒドロフタルイミド、N−ジク
ロロフルオロメチルチオ−N−フェニル−N′−ジメチ
ルスルホニルジアミンおよびテトラクロロイソフタロニ
トリル
【0076】生物学的活性 生物学的評価を行うことによって、本発明の化合物が、
殺虫、ダニ駆除、植物成育調整および軟体動物駆除活性
を有するものであることがわかり、特に同翅類のような
昆虫、そしてさらに特にあぶらむし類の昆虫に対して殺
虫活性を有するものであることがわかった。本発明の技
術分野の技術者にとっては、一定の害虫に対する一定の
化合物の活性、一般的なまたは特定殺虫効果を得るのに
必要とされる投与量をどのようにして決定するかは周知
のことである。本発明の化合物、特に実施例2の化合物
は、植物中において、上方および下方への移動性の両方
を示した。この移動性は、1−(N,N−ジアルキルカ
ルバモイル)−3(5)−置換−5(3)−置換−1,
2,4−トリアゾールの一般分類の化合物中では特異的
である。
【0077】本発明の化合物の葉の殺虫活性を評価する
ため下記のようなテスト手順を採用した。600ppm を
含有するテスト溶液を、溶媒(アセトン:メタノール=
1:1)中にテスト化合物を溶解し、アセトン:メタノ
ール:水=5:5:90となるように水を加え、さらに
界面活性剤を加えて製造した。テスト溶液の100ガロ
ン当たり1オンスの割合でアルキルポリエーテルアルコ
ールと変性フタール酸グリセロールアルキル樹脂の1:
1混合物(商標名 Triton(登録商標)X−15
5として市販されているもの)を界面活性剤として添加
した。同様の溶液を、600ppm テスト溶液を水と界面
活性剤で希釈して、150、38、10、2.5、0.
6、0.15および0.038ppm の濃度にしてつくっ
た。初期評価は、下記の害虫のすべてに対して行った。
【0078】
【表4】コード名 一般名称 ラテン名称 SAW 南方あわよとう Spodoptera eridania (Southern Armyworm) MBB メキシコ豆かぶと虫 Epilachna verivestis (Mexican Bean Beetle) GPA モモアカアブラムシ Myzus persicae (Green Peach Aphid) TSM 2点ぐも小虫 Tetranychus urticae (Two-Spotted Spider Mite)
【0079】豆かぶとむし及びあわよとうテストのた
め、各々の豆(Rhaseolus limensis var. Woods' Prolif
ic) の葉を、ペトリ皿の中の湿らせた濾紙の上にのせ
た。これらの葉に、回転ターンテーブルを使用してテス
ト溶液をスプレーし、乾燥させた。この葉を、10匹の
南方あわよとう又はメキシコ豆かぶとむしの第3令の幼
虫(third instar larvae) にはびこらせた。そしてこれ
らの皿を覆った。各々のテストピースおよび濃度につい
ての致死パーセントを、処置後48時間に決定した。得
られた致死率を、対数確率表(マサチュセッツ州、ノー
スウッドにある Codex Book Co. Inc.の No.3228)
にプロットした。プロットされた致死率データによりベ
スト アイ−フィッテッド ライン(最適近似直線)か
ら、50%の致死率に達する濃度を決定した。処理後9
6時間目の第2回目の観察は、テスト化合物の効果が完
全でないか、死にかけている昆虫が回復するきざしがい
く分あるかに見えるような場合に行った。LC50は上記
と同様にして決定した。チーズ虫(mite)及びあぶらむし
についてテストするため、湿らせた木綿のパッドをペト
リ皿の片方の上にのせた。このパッドの一箇所に豆(Pha
seolus limensis)の葉の片(ほぼ0.75×0.75イ
ンチ)をのせた。この葉の片の上に50匹の成虫の雌の
チーズ虫をのせた。木綿パッドの他の箇所に20匹のあ
ぶらむしの成虫と幼虫のたかったブロッコリー(Brassic
a oleraceailalica var. DiCicco) の葉をのせた。2種
類の虫が入ったこのペトリ皿に回転ターンテーブルを使
用して、テスト溶液をスプレーした。開放皿を24時間
放置し、その時点で致死パーセントを、各々の種類およ
びスプレー濃度について調べた。LC50値の決定方法は
南方あわよとう及びメキシコ豆かぶとむしについて記述
した通りである。
【0080】回転ターンテーブルは、固定された連続的
に働くスプレーノズルからなり、その下に標的を一定の
速度および距離で回転させておくものである。標的がペ
トリ皿(豆かぶとむし、あわよとう、チーズ虫またはあ
ぶらむしの場合のように)である場合、ノズルからの距
離は15インチである。ノズルを回転シャフトから8イ
ンチのところに設置する。各々のプラットホーム上の標
的がシャフトの回りを20秒に一回転の速さで回転する
が、スプレーパス上にあるのはこの20秒のごく一時期
である。標的は一度だけノズルの下を通過するだけで、
次に乾燥フードに取り出される。使用したノズルは No.
2850の液キャップと No.90のエアーキャップ付き
1/4JCOスプレイングシステム(ワイートン、イリ
ノイズ)空気噴霧ノズルである。10psigの空気圧で、
液体サイホン供給0.5 GPH(ギャロン/時間)で、2
1°のスプレー角で、丸いスプレーパターン円に送られ
る。標的に対して小滴が合体してテスト有機体をおぼれ
させるには不充分な程度の均一な薄膜を形成する時点ま
でスプレー小滴を噴霧する。
【0081】本発明の化合物の系統的活性を、下記の手
順に従って、評価した。テスト溶液は、葉の殺虫効果の
評価の際に上記したのと同様にして製造した。150pp
m のテスト溶液の10ml分を200gの標準的な温室用
土壌混合物と均一に混合し、土壌中のテスト化合物の濃
度が7.5ppm になるようにした。約4週間たったブロ
ッコリー (Brassica oleracea italica var. DiCicco)
またはタバコ(Nicotiana tabacum. var. Greider) の苗
木を、苗木当たり50匹のあぶらむしを付け、処理ずみ
の土壌を入れた3インチの植木鉢の中に植えかえて、育
てた。同様に、5ppm のテスト溶液の10mlを200g
の土壌と均一に混合し、土壌中のテスト化合物の濃度が
0.25ppm になるようにした。また20ppm のテスト
溶液の10mlを200gの土壌と均一に混合し、土壌中
のテスト化合物の濃度が1ppm となるようにした。また
60ppm のテスト溶液の10mlを200gの土壌と均一
に混合し、土壌中のテスト化合物の濃度が3ppm となる
ようにした。また80ppm のテスト溶液の10mlを20
0gの土壌と均一に混合し、土壌中のテスト化合物の濃
度が4ppm となるようにした。また180ppm のテスト
溶液の10mlを200gの土壌と均一に混合し、土壌中
のテスト化合物の濃度が9ppmとなるようにした。致死
率は0〜100の範囲とし、0は活性がないことを、1
00は全部死亡したことを示すものとした。
【0082】すべての処置は、温室条件下に存在するよ
うに保たれた。葉の殺虫効果の結果を第2表に示す。あ
ぶらむしに対する本発明の5位の酸およびエステル化合
物の選択性は、第2表の結果から明らかである。第3表
には本発明の範囲外の公知の1,2,4−トリアゾール
と、本発明の実施例2の化合物とを比較した葉の殺虫効
果についての結果を示す。第4表には、本発明の範囲外
の公知の1,2,4−トリアゾールと本発明の実施例7
の化合物を比較した葉の殺虫効果についての結果を示
す。本発明の化合物の系統的殺虫効果についての結果
は、比較するための、本発明の範囲外の種々の公知の
1,2,4−トリアゾールについての結果とともに、第
5表および第6表に示す。
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】 第3表 葉の殺虫効果の比較評価 化合物または実施例番号 活性成分の割合 24時間後の致死% (ppm) GPA 実施例2の化合物 2.5 50 10 100 38 100 1−N,N−ジメチルカルバモイル 2.5 0 −3−エトキシカルボニルメチルメ 10 0 ルカプト−5−メチル−1,2,4 38 0 −トリアゾール (米国特許第 3,308,131号)
【0086】
【表8】 第4表 葉の殺虫効果の比較評価 化合物または実施例番号 活性成分の割合 24時間後の致死% (ppm) GPA 実施例7の化合物 600 100 68 100 2.5 100 1−N,N−ジメチルカルバモイル− 600 100 3−第3ブチル−5−メトキシエチル 38 100 チオ−1,2,4−トリアゾール 2.5 13 (ヨーロッパ特許出願第 0029407号)
【0087】
【表9】 第5表 系統的殺虫効果のデータ ブロッコリー上のモモアカアブラムシ (本発明の化合物と従来技術による化合物の比較) 実施例番号または 土壌中の活性成分の割合 9週間後の駆除%5−位置換基 (ppm) ブロッコリー 実施例2の化合物 0.25 47 1 100 4 100 7.5 100 従来技術の化合物 5−位の置換基 -SCH3 (1) 1 0 4 22 7.5 50 -SCH2CH=CH2 (2) 7.5 0 -SCH2SCH3 (3) 7.5 0 -SCH2CH2CH2CH2CH3 (4) 7.5 25 -SCH2CH2C6H5 (4) 7.5 44 注)(1) 米国特許第4,054,664号 (2) 米国特許第4,160,839号 (3) 米国特許第4,291,043号 (4) 米国特許第3,308,131号
【0088】
【表10】
【0089】
【表11】
【0090】第2表、第3表、第4表、第5表および第
6表の結果は本発明の化合物が、あぶらむし駆除活性に
関し、公知のトリアゾール誘導体より顕著にすぐれてい
ることを示している。本発明の化合物の一部は、かなり
の植物成育調整効果を示した。観察された効果は、植物
の丈の発育を止め、葉の色合いを濃くする、葉の数、大
きさ、厚さを増大させる、開花および吸枝が早くなるこ
とである。吸枝(分枝)は、第一葉の下で、葉の茎が主
幹に付着した点で生ずる。この分枝組織が開花し、果実
となる。大豆では根結節の増加も観察された。観察され
た植物成育調整効果は収穫の増加をもたらす。本発明の
特定化合物の植物成育調整効果を葉における場合と(植
物)全体における場合について調べた。葉の殺虫活性を
調べる場合に述べたと同様な方法で1200ppm 、60
0ppmおよび300ppm を含むテスト溶液を上記のよう
にして製造した。1ガロン当たり4ポンドの活性成分を
含有している乳濁性コンセントレート配合物を下記のよ
うに製造し、これについてもその効果を調べた。すべて
のパーセントは特に別記しない限り重量基準によるもの
である。
【0091】 毒物(90%の活性成分) 53.3 Sponto(登録商標)232T(乳化剤) 5.0 Sponto(登録商標)234T(乳化剤) 5.0 Tenneco(登録商標)T500〜100(溶媒) 36.7 100.0
【0092】すべての成分を連続的に攪拌しながら、均
一溶液が得られるまで混合した。配合物質に水を加え
て、上記したテスト溶液の濃度と等しい毒物濃度となる
ようにした。6インチの植木鉢に入れたごもん豆(Phase
olus limensis var. Woods' Prolific)および大豆 (Gl
ycine max. var. Williams) の苗木(約2週間経過した
もの)に、Devilbiss 噴霧器を20psigで使用して、テ
スト溶液でびしょぬれにするようにスプレーさせた。乾
燥した時点で、各々の鉢を、温室条件下に置いた。植物
には必要に応じて水を与えた。植物全体的についての評
価を得るため、葉についての成育調整評価用に使用され
たのと同じ植物の種類を使用した。6インチの植木鉢中
に2週間経過した苗木を植え込んで、その土壌を、テス
ト溶液、または同等の600ppm 活性成分濃度の配合物
でびしょぬれにした。土壌に添加された物質は土壌中で
の濃度が30ppm (容量による重量 (weight by volum
e) )濃度になるような量にした。各々の処理は、上記
したように温室条件下に保たれ、必要に応じて水を与え
た。葉の効果については、与えてから3日目、7日目、
14日目および21日目に観察を行い、収穫まで(約1
0週間)観察した。植物成育調整効果は約1週間目で始
めて認められた。全体的な効果については、与えてから
7日目、14日目および21日目に観察を行った。植物
成育調整効果は、約3週間目に始めて認められた。葉に
かけた場合の植物の成長調整についての評価結果は第7
表に示された。これらの結果は21日の観察によるもの
であり「+」は植物育成調整活性が認められたもの、
「−」は活性が認められなかったものである。
【0093】
【表12】 第7表 実施例番号 植物
成育調整活性
+ 2
+ 3
− 4
− 5
− 6
− 7
− 8
+ 9
− 10
+ 11
− 12
+ 13
− 14
− 15
− 16
− 17
− 18
【0094】植物成長調整剤として使用する場合、本発
明の化合物は、植物に望ましくない、植物毒性を起こさ
ない限り、好ましい植物反応を与えるのに充分な量であ
ればどのような量でも使用することができる。通常、1
ヘクタール当たり1kg〜9kgの活性物質に相当する量で
使用できるが1ヘクタール当たり3kg〜6kgの量で使用
するのが好ましい。一定の状態に対する正確な投与量
は、常法により決定でき例えば、使用される化合物、植
物の種類、使用される配合物、作物の状態および気候条
件といった種々の要件によるものである。本発明の化合
物を植物成育調整剤として使用する場合は葉にかけるの
が好ましい。本発明の化合物は個別的にまたは混合物と
して植物成育調整剤として使用することができる。例え
ば、これらは、例えば、オーキシンのようなギベレリ
ン、エテフオンのようなエチレン−解放剤、ピリドン、
ピリダジノン、シトキニン、マレイン酸ヒドラジド、コ
ハク酸2,2−ジメチルヒドラジド、(2−クロロエチ
ル)トリメチルアンモニウムクロライド、トリヨード安
息香酸、トリブチル−2,4−ジクロロベンジルホスホ
ニウムクロライド、ポリマー状N−ビニル−2−オキサ
リジノン、トリ(ジメチルアミノエチル)ホスファイト
およびその塩、さらにはN−ジメチルアミノ−1,2,
3,6−テトラヒドロフタラミン酸およびその塩等のよ
うな他の植物成育調整剤と組み合わせて使用してよい。
【0095】本発明の化合物は、単独または、通常行わ
れているように、農耕学上使用できる担体をも含む成育
調整剤組成物または配合物の一成分として、処理すべき
成育媒体または植物に施すことができる。本発明の「農
耕学上使用できる担体」とは、本発明の化合物の効力を
そこなうことなく、そしてそれ自身は土壌、装置、作物
または農耕学上の環境に顕著な悪影響を与えることなし
に、組成物中に、本発明の化合物を溶解、分散または拡
散させるに使用することのできるあらゆる物質を意味す
るものである。本発明の化合物の混合物も、この種のあ
らゆる配合物中に使用することができる。本発明の組成
物は、固体または液体配合物であるか、溶液である。こ
のような組成物および配合物については、上述した通り
である。
【0096】本発明の化合物のうちの特定のものは、軟
体動物駆除活性を示す。軟体動物駆除活性を調べるため
に、下記のテスト手順を採用した。成熟した茶色庭園な
めくじ(Helix aspersa)を5cmの湿り気のある人工土壌
を入れた矩形のプラスチックの箱(長さ32cm×幅25
cm×高さ15cmのもの)の中に入れた。10匹のなめく
じを、各々の箱の中に入れた。ゴムバンドでおさえられ
たガラスファイバーのスクリーニングを容器カバーにし
てなめくじを閉じ込めた。テスト化合物を活性成分が1
%の量になるように小麦ぬかベースの餌の中に配合し
た。15gのやわらかい毒餌を、4つの箱の各々の角
に、もう1つはその中心にくるように5つの等しい杭に
さし込み、土壌表面に置いた。なめくじに、このテスト
毒餌を5日間与え、その時点での致死率を記録した。な
めくじ駆除効果の結果は、第8表に示す通りであった。
【0097】
【表13】 第8表 軟体動物駆除効果の評価 実施例番号 毒餌の濃度 5日後の致死率 2 1.0% 100% 4 1.0% 40% 10 1.0% 0% 17 1.0% 100% 18 1.0% 100% 20 1.0% 70% 25 1.0% 60% 34 1.0% 30% 35 1.0% 50%
【0098】一般的に、農業および園芸における軟体動
物の駆除のために、本発明の化合物は、1ヘクタール当
たり、2kg〜9kgの活性物質に相当する投与量で使用
し、好ましくは1ヘクタール当たり3kg〜6kgの量で使
用される。一定の状況下における正確な投与量は、常法
により決定することができ、これらは、例えば使用され
る物質、軟体動物の種類、使用される組成物、荒らされ
た作物の状態や気候条件というような、種々の要件によ
り決定される。本発明における「軟体動物駆除」という
用語は、標的とする軟体動物の生存および成育に悪影響
を与えるあらゆる手段を意味するものである。具体的に
は、完全な殺生作用、撲滅、成育の阻止、抑制、数の低
下またはこれらの組合せからなるものである。「軟体動
物駆除有効量」とは、軟体動物の駆除に効きめのある充
分な活性物質の投与量を意味する。本発明の化合物を実
際に軟体動物駆除剤として使用する場合、上記したよう
な殺虫組成物または配合物の形態で使用することができ
る。好ましくは軟体動物の駆除用として本発明の化合物
を使用する場合は、毒餌をつくるのがよい。
【0099】本発明の詳細な説明および実施例は説明の
ためのものであって、本発明を何ら制限するものではな
く、添付の特許請求の範囲に限定したように、本発明の
精神および範囲を逸脱しない限り、種々の工夫および変
更が可能であることは言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン ロジヤー ラムセイ アメリカ合衆国18951 ペンシルヴアニ ア州 クツカータウン ボツクス 168 アール.デイー. 4 (72)発明者 ハロルド アーネスト アレー アメリカ合衆国19401 ペンシルヴアニ ア州 ノーリスタウン アロウヘツド レイン 3036 (72)発明者 マスベルウ サラグナナム アメリカ合衆国19047 ペンシルヴアニ ア州 ラングホーン トラツペ レイン 24 (56)参考文献 特開 昭56−157852(JP,A) 特開 昭55−75642(JP,A) 実開 昭54−67742(JP,U) 実開 昭54−145192(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農耕学上許容できる担体および式 【化1】 〔式中、 R1 は、−CH2 −;Xは、−CO2 −;R2 は、水素
    または(C1 〜C4 )直鎖アルキル;Wは、第3−ブチ
    ル;である。〕を持つ化合物および/またはその農耕学
    上許容できる塩の植物生育調整有効量からなる植物生育
    調整組成物。
  2. 【請求項2】 植物と、式 【化2】 〔式中、 R1 は、−CH2 −;Xは、−CO2 −;R2 は、水素
    または(C1 〜C4 )直鎖アルキル;Wは、第3−ブチ
    ル;である。〕を持つ化合物および/またはその農耕学
    上許容できる塩の植物生育調整有効量と接触させること
    からなる、植物生育調整方法。
  3. 【請求項3】 R2 がエチルである、請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記化合物および/またはその塩を、1
    ヘクタール当たり1〜9kgの量で使用する、請求項2記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記化合物および/またはその塩を、1
    ヘクタール当たり1〜9kgの量で使用する、請求項3記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記化合物および/またはその塩を、1
    ヘクタール当たり3〜6kgの量で使用する、請求項4記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記化合物および/またはその塩を、1
    ヘクタール当たり3〜6kgの量で使用する、請求項5記
    載の方法。
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