JP2525700Y2 - 壁と天井の連結構造 - Google Patents

壁と天井の連結構造

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JP2525700Y2
JP2525700Y2 JP1990047063U JP4706390U JP2525700Y2 JP 2525700 Y2 JP2525700 Y2 JP 2525700Y2 JP 1990047063 U JP1990047063 U JP 1990047063U JP 4706390 U JP4706390 U JP 4706390U JP 2525700 Y2 JP2525700 Y2 JP 2525700Y2
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JP
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wall panel
panel
ceiling
ceiling panel
vertical portion
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JP1990047063U
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JPH046410U (ja
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琢洋 谷川
兼孝 堀田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は主にユニットバス等の壁パネルと天井パネル
を挟持具を用いて連結するための構成に関するものであ
る。
(ロ)従来技術 従来から、ユニットバス等において壁と天井の連結構
造については、実開昭61−146348号公報に記載の如き技
術が公知とされていたのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従来からユニットバス等のユニットルームにおける壁
パネルと天井パネルを接続するためには、ビスやボルト
等により連結されていたのであるが、壁パネルの端部と
天井パネルの端部を一致させてクランプにより固定し、
適宜箇所に挿入孔を開口してビスにより固定していたの
である。よって、位置決めやビス止めに手間と時間がか
かっていたのである。
また、挟持具を用いて連結することも行われており、
この場合第10図に示すように、天井1の端部1aは状に
折り曲げる必要があり、壁2の上部2aも前記天井1の端
部1aの形状に合わせて状に折り曲げる必要があり、該
両者の折り曲げ部にクリップ(挟持具)3を係合させて
固定していたのである。
しかし、ユニットバス等の場合、床から壁パネルを立
設して、天井パネルを最後に取り付ける構成であるの
で、天井パネルを壁パネルに連接する場合には天井パネ
ルの中央部に開口した作業口より作業を行わなければな
らないのである。
故に、上記のようにビス止めにより天井パネルと壁パ
ネルを連結する場合には、位置合わせだけでも相当時間
がかかり、ビスも紛失し易いために作業効率が大変悪か
ったのである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次のように構成したも
のである。
天井パネル7の端部をL字状に形成して上方へ突出し
た垂直部7cを設け、該天井パネル7と連結する壁パネル
6の上部を、水平外方向に突出させ上縁部6cを形成し、
該上縁部6cの下面に、側面視でT字状を横にした形状の
固定具9の水平部9aを固定すると共に、壁パネル6の上
縁部6cの外端面を、固定具9の上垂直部9cの内側に接当
させ、同じく天井パネル7の垂直部7cの外面を、固定具
9の上垂直部9cの延長上の内側に接当させ、側面視で上
部をR字状の上バネ部10aとし、下部を係止部10cを具備
したL字状の下バネ部10bとした挟持具10を別に設け、
挟持具10の上バネ部10aにより、天井パネル7の垂直部7
cと、固定具9の上垂直部9cを挟持させ、挟持具10の係
止部10cを、固定具9の水平部9aと下垂直部9dが構成す
る折曲部に掛止させたものである。
(ホ)作用 本考案によれば、合成樹脂性の壁パネルの場合には、
壁パネルの上縁部の適宜箇所に固定具を固定しておき、
天井パネルと壁パネルを連結するに際し、壁パネルに固
定した固定具の位置に天井パネルの端垂直部に挟持具の
上部を引っ掛けて、該挟持具を壁パネル側へ押し込め
ば、係止部が固定具の下垂直部に係止され、天井パネル
の天板と壁パネルの上縁部が挟持固定され、更に、天井
パネルの端垂直部の外面と壁パネルの上縁部の端面が一
致して固定され、位置決めが同時に行われるのである。
(ヘ)実施例 次に添付の図面に示した本考案の実施例の構成を説明
する。
第1図はユニットバスのコーナー部の壁パネルの平面
図、第2図は第1図におけるA−A断面図、第3図は天
井パネルと壁パネルとの連結部の側面断面図、第4図は
挟持具の斜視図、第5図は固定部材の平面図、第6図は
同じく正面図、第7図は同じく側面図、第8図は同じく
斜視図、第9図は挟持具の取付状態を示す斜視図であ
る。
ユニットルームは成型性や重量、耐久性等を考慮して
FRP等の合成樹脂にて構成されるようになってきたので
ある。よって、ユニットバスのコーナー部の壁パネルと
天井パネルの連結構造について説明する。
壁パネル6は、第1図、第2図に示すように、壁パネ
ル6の下端がL状に形成されてその下縁部6aが床パン上
に載置される。その上部は内側へ突出しその平面部に棚
部6bが形成され石鹸等を収納できるようにしている。そ
の上部の立設部は外側へ膨らませ収納容量を大きくして
いる。壁パネル6の両側の端部6dはL字状に構成され
て、他の板状の壁パネル8とビス等により連結できるよ
うにしている。該壁パネル8は合成樹脂や鋼板、内側が
タイル張りのもの等にて構成されている。
そして、本考案の要部である壁パネル6の上部はコ字
状に形成されて、外方向に延設された水平部に上縁部6c
が形成されている。該上縁部6cの下面に固定具9が固定
され、上縁部6c上に天井パネル7が載置され、挟持具10
にて固定されるのである。
前記天井パネル7は、第3図、第9図に示すように、
鋼板にて構成された天板7aとその上面に固定された石膏
ボード等よりなる断熱材7bからなり、天板7aの端部は断
熱材7bより突出してL字状に曲げられ垂直部7cが形成さ
れ、該垂直部7cの上端は、作業時に作業者が怪我をしな
いように折り返し部が設けられている。
前記固定具9は鋼にて形成され、第5図〜第8図に示
すように、鋼板の前後方向の一側に二ケ所切込みを入れ
て、両側は上方に折り曲げて上垂直部9c,9cを形成し、
中央部は下方に折り曲げて下垂直部9dを形成して側面視
でT字状に構成され、該上垂直部9cの内面と下垂直部9d
の外面は同一面となるように構成し、後述する挟持具10
の内面に、天井パネル7の垂直部7cの外面及び壁パネル
6の端面6e及び固定具9の下垂直部9dの外面が密着され
るようにしている。
前記固定具9の水平部9aの両側には壁パネル6の上縁
部6cにビスまたはリベット11等にて固定するための開口
部9b,9bが設けられ、第3図に示すように上垂直部9c,9c
を壁パネル6の上縁部6cの端面に当てて、水平部9aを下
面に当ててリベット11にて固定されるのである。尚、該
固定具9は射出成型により一体的に構成することも可能
である。
挟持具10は、第4図に示すように、鋼板を側面視で上
部はR字状に構成して上バネ部10aを構成し、天井パネ
ル7の垂直部7cを挟むようにし、下部はL字状に構成し
て下バネ部10bを構成し、該下バネ部10bの水平面の中央
部に切込みを入れて上方に曲げて係止部10cを形成し、
固定具9の下垂直部9dを係止できるようにし、該係止部
10c先端と上バネ部10aの先端部10dとで壁パネル6の上
縁部6cと天井パネル7の天板7aを挟むようにしているの
である。
そして、下バネ部10bの先端部10eは下方に折り曲げ係
合し易くしている。尚、挟持具10の幅は前記固定具9の
上垂直部9cの巾より短く構成する必要がある。
故に、第9図に示すように、壁パネル6の上縁部6cに
固定具9を固定して、その固定具9の位置において上方
から挟持具10の上バネ部10a先端を引っ掛けて押し込め
ば係止部10cが固定具9の下垂直部9dに係止され、同時
に挟持具10の内面10fに、天井パネル7の垂直部7cの外
面及び壁パネル6の端面6e及び固定具9の下垂直部9dの
外面が密着固定されるのである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が
得られるのである。
第1に、合成樹脂にて壁パネルを構成した場合には、
天井パネルの垂直部及び壁パネルの上縁部を簡単に構成
でき、天井パネルと壁パネルを連結するに際しては、壁
パネル上縁部に適宜固定した固定具位置に挟持具を斜め
方向から押し込むだけで両者を固定でき、同時に端部の
位置決めもできるようになり、ワンタッチで両者を位置
決め固定できるようになったのである。
第2に、固定具は小型軽量に構成できるので、フレー
ム等のように大型化せず、固定具9を任意箇所に配置で
き、コストも最小限に抑えることができたのである。
第3に、挟持具10の上バネ部10aと下バネ部10bの部分
を、連結部に嵌め込むだけであるので、簡単な操作で壁
と天井の固定が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はユニットバスのコーナー部の壁パネルの平面
図、第2図は第1図におけるA-A断面図、第3図は天井
パネルと壁パネルとの連結部の側面断面図、第4図は挟
持具の斜視図、第5図は固定部材の平面図、第6図は同
じく正面図、第7図は同じく側面図、第8図は同じく斜
視図、第9図は挟持具の取付状態を示す斜視図、第10図
は従来の天井パネルと壁パネルとの連結部を示す側面断
面図である。 6,12……壁パネル 6c……上縁部 12a……係止部 7……天井パネル 7a……天板 7c……垂直部 9……固定具 9a……水平部 9d……下垂直部 10……挟持具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井パネル7の端部をL字状に形成して上
    方へ突出した垂直部7cを設け、該天井パネル7と連結す
    る壁パネル6の上部を、水平外方向に突出させ上縁部6c
    を形成し、該上縁部6cの下面に、側面視でT字状を横に
    した形状の固定具9の水平部9aを固定すると共に、壁パ
    ネル6の上縁部6cの外端面を、固定具9の上垂直部9cの
    内側に接当させ、同じく天井パネル7の垂直部7cの外面
    を、固定具9の上垂直部9cの延長上の内側に接当させ、
    側面視で上部をR字状の上バネ部10aとし、下部を係止
    部10cを具備したL字状の下バネ部10bとした挟持具10を
    別に設け、挟持具10の上バネ部10aにより、天井パネル
    7の垂直部7cと、固定具9の上垂直部9cを挟持させ、挟
    持具10の係止部10cを、固定具9の水平部9aと下垂直部9
    dが構成する折曲部に掛止させたことを特徴とする壁と
    天井の連結構造。
JP1990047063U 1990-05-01 1990-05-01 壁と天井の連結構造 Expired - Lifetime JP2525700Y2 (ja)

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JPH046410U JPH046410U (ja) 1992-01-21
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JPH0319570Y2 (ja) * 1985-03-04 1991-04-25

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