JP3037228U - 棚の掛止装置 - Google Patents

棚の掛止装置

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JP3037228U
JP3037228U JP1996010902U JP1090296U JP3037228U JP 3037228 U JP3037228 U JP 3037228U JP 1996010902 U JP1996010902 U JP 1996010902U JP 1090296 U JP1090296 U JP 1090296U JP 3037228 U JP3037228 U JP 3037228U
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frames
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JP1996010902U
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Inventor
芳一 田窪
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株式会社田窪工業所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】棚枠に棚板を架け渡して使用する棚において、
棚板の横揺れを防ぐ嵌合装置と掛止装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】棚枠の相対向する凹溝に、側枠の前後端に
形成した突出段部を嵌合する嵌合装置により棚板の横揺
れ防止手段を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、棚枠に棚板を架渡して使用する吊棚または置棚に関するものであり 、各棚において棚板の横揺れを防止する掛止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から左右両棚枠間に棚板を架渡した吊棚又は置棚は多く考案されており、 その棚板と棚枠との係合手段につき従来例としては、図8に示すように、厚手の ステンレス鋼板を帯状に切断して曲成した方形枠の相対向する垂直部6aに、掛 止爪6bを固着した棚枠6を構成し、該棚枠に架渡す棚板7は複数本の棚桟7a を受材7bに載置しその上から波形押えバンドで固定して構成し、受材の前後に 設けた挿入孔7cを掛止爪6bに掛合することにより棚板を架着するものである。 この棚はネジ等の組立具を使用しないで簡単に棚枠に棚板を架渡しができ便利 なものである。しかしながら棚板を掛止爪で引っ掛けるのみの手段であるために 、物品を載せる時などに棚板に揺れが発生する、このため使用者は載せた物品が 落ちはしないかと不安が募るという問題点があった。また、製作面を考えると鋼 板を帯状に切断したり、波形押えバンドを形成したりする工程及びそれらの材料 を研摩、水洗する工程等を要してコスト高になる問題点もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案においては、棚枠の内側面に形成した凹溝と棚板側枠の突出段部 を嵌合させることにより、棚板の揺れを防ぐ掛止装置を設け、棚板を二段に架設 したときは、棚枠の中間位に掛止爪を設けて之に棚板の側枠を掛止して落下を防 ぎ、また、前部棚枠杆に設ける掛止爪は枠杆にスポット溶着することなく嵌着さ せて設け、スポット溶着あとができない意匠的効果を奏するようにしたことを目 的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のうち請求項1及び2に記載の考案は帯鋼 をフォーミング加工等の手段により、枠材基面の両側に立上り片を設け、立上り 辺の端縁部をさらに内方に折り返し重ね合わせて断面視コ字形に形成し、全長に 亘って凹溝を設けた棚枠と、棚枠の凹溝に直交して嵌合する突出段部を枠材の前 後端部に形成した樹脂製の左右両側枠間に複数の棚桟を架け渡して構成した棚板 とからなるものである。上記のように棚枠の凹溝に、側枠の突出段部を嵌合させ ることにより直交両部材の固定を確実にして棚板の揺れを防ぐことができる。請 求項3及び4に記載の考案は、棚が二段の場合に上段の棚板を棚枠の中間位の溝 に嵌合したときに、棚板の落下を防ぐ掛止爪を設けたものであり、また、前部棚 枠杆の内側に爪をスポット溶着した場合、表面にスポットあとが残って意匠上よ くないので、棚枠の垂下した凹溝の屈折位置に掛止爪を掛脱可能に嵌入すること で固定してスポット溶着を不要としてそれを行わないようにしたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。 添付図面において、図1は本考案における吊棚Aの全体斜視図であり、図2は吊 棚Aの要部分解斜視図、図3は棚枠1の前面屈折位置における掛止爪の掛脱状態 を示す要部斜視図、図4は棚枠1と側枠2bの嵌合を説明する要部平面端面図、 図5は前記要部の側面断面図、図6は各種棚枠の形状につき実施形態を4例示す 側面図、図7は置棚としての使用状態を示す斜視図、図8は棚板と棚枠との係合 手段につき従来例を示す要部斜視図である。 まず、図1において吊棚Aの全体を説明する。吊棚Aは台所の流し台の上に既 に設けてある吊戸棚の底板9(図6(イ).(ロ)を参照)に挟持して使用する 吊棚であって、左右両側に配設する同一部材の両棚枠1と、両棚枠1、1間に架 設する棚板2とから構成され、棚枠1は下辺が切離されてはいるがその切離部分 を連続すると側面視略方形状を呈しており、上辺には吊戸棚の底板に挟持して取 り付ける挟持装置3を設けている。
【0006】 挟持装置3は、図2に図示したよう上面が開口した前後に長い箱体3aからな り、箱体3aの両側縁部を曲げて長手方向に鍔片3bを外方に向けて延出してい て、その前端部において側面視コ字形の挾み具3cを箱体3aに挿入して設け、 締めつけネジ3dを下側から挾み具3cに螺入して回動させることにより挾み具 3cと鍔片3bとが吊戸棚の底板9を上下から挟持して、吊棚Aを吊戸棚9下側 に吊下げ状態に挟着するものである。 棚枠1は帯鋼をフォーミング加工等により曲げ加工して凹溝1dを設けた前枠 材1a、後枠材1c、に形成し、凹溝1d基面1eから両立上り片1fを立設し その端縁部をさらに内方に折り返している。その折り返し幅は立上り片1fの幅 の半分位にして残りの内側部は段差部1gとしている。(図3を参照)
【0007】 前記箱体3aの下面の前後位置から、前枠材1a、後枠材1cをその凹溝1d を相対向する方向に向けて垂下させ、前後両枠板の下端部は相対向するよう内側 に曲面を持たせて折り曲げ、該折り曲げ内端部に貫通孔1hを設けている。後枠 材1cの中間位には上段の棚板2の側枠後方を掛止する後掛止爪5を固着し、前 枠材1aは中間位からは内方に向けた屈曲面1bを形成している。この中間位に は図3に示すように上段の棚板2の側枠前方を掛止する前掛止爪4を嵌入して設 けている。 図3に図示した前掛止爪4は垂片4aの後側に両側端部がそり状に曲がってい る重合片4bを平行状に連設した鉤状になっており、前枠材1aの凹溝1dの垂 下位において、重合片4bのそり状部の一側端を段差部1gの一側に入れた後、 他側端を前方へ押圧して段差部1gの他側に嵌入させる。この状態において前掛 止爪4の両側端は左右の段差部に嵌合して、該嵌合部がはずれることなく下方へ 摺動して屈曲面1bで止まり固定される。
【0008】 図1に図示したように、左右両側の棚枠間に二段に架け渡す上下両棚板2、2 ’は図2に図示したように複数本の棚桟2aを上下夫夫両側の側枠2b、2’b に横架して構成するものであって、実施例では該棚桟2aは前記棚枠1の枠材と 同一部材を使用しており、上段側枠2b、下段側枠2’bは共に樹脂製のものを 使用している。側枠2bの前後端は図4、図5に示すごとく凹溝1dの深さより 広い高さの突出部2cと段部2dとを夫夫形成し、その下面側には掛止爪4、5 に掛止する挿入孔2eを設けている。 下段棚板の側枠2’b(図2参照)は、前後両棚枠の下端部が折曲されその前 後中間位が切断されているので、側枠2’bもそれに対応して前後端部が円弧状 に曲成され、立上り片1fに重合する段部2dも棚枠の下端折曲部の長さに形成 され、下面にはネジ孔(図示せず)を設けている。 上記のように棚枠1の凹溝1dに棚板側枠2の突出部2cが嵌入し、段部2d が枠材の左右の立上り片1fに重合して当接するので横揺れが阻止される。上段 の棚板2は側枠2bの前後端が夫夫掛止爪4、5に掛止されて固定し、下段の棚 板2’は側枠2’bの前後端が夫夫止めネジ8で固着される。
【0009】 次に図6(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の各棚枠について説明する。 (イ)の棚枠は、上辺に吊戸棚の底板9に挟持する挟持装置3を設け、下辺を切 断したものであり、下段に架け渡す棚板は止めネジ8で固着する。このようにす ると棚枠の凹溝内に溜った水分が重合両部材の隙間を経て下方に流下し枠材の切 断段部から抜け落ちるので水切り性が良好となる。 (ロ)の棚枠は、前後両枠材の下端部を連結させて方形状としたものである。こ のようにすれば下段の棚板の止めネジ8が不要となる。 (ハ)の棚枠は、上辺の挟持装置をはぶいて前後両枠材の上端部を連続させた方 形状の棚枠であり、壁面への取付孔を設けている。吊戸棚に限定することなく取 り付けができる。 (ニ)の棚枠は、棚板を一段に架設する場合の棚枠であり、正方形に近い方形枠 である。
【0010】 図7に示す他の実施例の棚は左右両側の棚枠間の上段にネット棚板、下段に棚 桟を架け渡した置棚11であって、棚枠における枠材の構造と棚板における側枠 の構造並びに枠材と側枠との嵌合掛合手段が前記実施形態のものと共通している ものであり、置棚の下辺には棚桟をのぞいた棚枠11aのみを挿入して強度を持 たせた脚枠11bとしている。本考案を利用できる棚は吊棚、置棚として方形の 棚枠を使用した他に、棚枠を介して支柱に取り付ける棚としてもいろいろの棚が 考えられ、本考案における棚枠の嵌合と掛止の両装置が応用されて多様な棚を考 案できる。
【0011】
【考案の効果】
棚枠の前後両枠材の相対向する凹溝に棚板の側枠前後端の突出段部を嵌合する ので、両部材の接合部にガタツキがなく棚板の横揺れを阻止することができる。 また、凹溝の立上り片により、枠材の強度を増大し従来の平鋼の棚枠より強度が 大である。請求項4記載の考案は、棚枠に掛止爪を溶接することなく固着できる のでスポット跡が残らない。枠材は帯鋼をフォーミング加工して形成するので従 来のように鋼板を帯状に切断することなく研摩作業も必要ないので、製造コスト を抑えた枠材を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊棚の全体斜視図
【図2】図1における吊棚の要部分解斜視図
【図3】掛止爪の掛脱状態を示す要部斜視図
【図4】棚枠と側枠の嵌合を説明する要部平断面図
【図5】棚枠と側枠の嵌合を説明する要部側断面図
【図6】棚枠実施形態4例を示す側面図
【図7】置棚の使用状態を示す斜視図
【図8】従来例を示す要部斜視図
【符号の説明】
A…吊棚 1…棚枠 1a…前枠材 1b…屈曲面 1c…後枠材 1d…凹溝 1e…基面 1f…立上り片 1g…段差部 1h…貫通孔 2…上棚板 2’…下棚板 2a…棚桟 2b…側枠 2’b…側枠 2c…突出部 2d…段部 2e…挿入孔 3…挟持装置 3a…箱体 3b…鍔片 3c…挾み具 3d…締めつけネジ 4…前掛止爪 4a…垂片 4b…重合片 5…後掛止爪 6…棚枠 6a…垂直部 6b…掛止爪 7…棚板 7a…棚桟 7b…受材 7c…挿入孔 8…止めネジ 9…吊戸棚の底板 10…壁面 11…置棚 11a…側枠 11b…脚枠

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚枠に棚板を直交して架渡した棚に、棚
    板の横揺れ防止手段を備えたことを特徴とする棚の掛止
    装置。
  2. 【請求項2】 棚板の横揺れ防止手段として、相対向す
    る棚枠の凹溝に、棚板の左右両側枠の前後端に形成した
    突出段部を嵌合して架設したことを特徴とする請求項1
    記載の棚の掛止装置。
  3. 【請求項3】 相対向する棚枠の凹溝に設けた掛止爪
    を、棚板の左右両側枠の前後端に形成した挿入孔に掛着
    したことを特徴とする請求項1または2記載の棚の掛止
    装置。
  4. 【請求項4】 垂下した棚枠の凹溝の屈折位置に掛止爪
    を掛脱可能に嵌入して設けたことを特徴とする請求項
    1、または2、または3記載の棚の掛止装置。
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