JP2525556B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JP2525556B2
JP2525556B2 JP4611394A JP4611394A JP2525556B2 JP 2525556 B2 JP2525556 B2 JP 2525556B2 JP 4611394 A JP4611394 A JP 4611394A JP 4611394 A JP4611394 A JP 4611394A JP 2525556 B2 JP2525556 B2 JP 2525556B2
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圭弘 浜川
博明 岡本
クルアンガム ドウミット
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圭弘 浜川
博明 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光素子の接合
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体発光素子には注入形エレク
トロルミネッセンスを原理とする発光ダイオード、およ
び半導体レーザダイオードがあり、高電界で加速された
半導体中のキャリアを半導体中に添加された発光中心元
素に衝突励起させて発光することを原理とする薄膜エレ
クトロルミネッセンス素子などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の発光ダイオード
あるいは半導体レーザダイオードは、縮退状態にまで不
純物をドープしたPN接合で形成されている。したがっ
て発光するために再結合する少数キャリアが電子あるい
は正孔のいずれか一方だけとなり、発光効率が比較的小
さかった。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
発光効率を上昇することが可能となる半導体発光素子を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、禁止帯幅2.
29〜2.64eVのI形アモルファスSiCを、発光
の活性層とし、その両端をP形およびN形半導体で挟み
込んだPIN構造を有し、P側に正、N側に負の電圧を
印加するための各電極を設け、少なくともN形半導体に
設けられる電極は透明電極であり、P形およびN形の各
半導体の禁止帯幅m1,m3はI形アモルファスSiC
の禁止帯幅m2よりも小さく選ばれており、前記電圧
を、約1〜15Vの範囲でI形アモルファスSiCの禁
止帯幅が大きい程、高い電圧に選び、かつ電流密度1〜
102 mA/cm2 に選ぶことを特徴とする半導体発光
装置である。
【0006】また本発明は、禁止帯幅2.29〜2.6
4eVのI形アモルファスSiC42,45,48;1
7,21を、発光の活性層とし、その両端をP形および
N形の半導体41,44,47,16,20;43,4
6,49,18,22で挟み込んだPIN構造40a,
40b,40c;14a,14bを有し、このPIN構
造40a,40b,40c;14a,14bを複数、積
層し、各積層されたPIN構造40a,40b,40
c;14a,14bの各I形アモルファスSiCの禁止
帯幅E01,E02,E03は、光の放射方向下流になるにつ
れて、順次的に大きくなるように変化され、各PIN構
造40a,40b,40c;14a,14bのP側に
正、N側に負の電圧を印加するための各電極15,1
9,23を設け、I形アモルファスSiCの禁止帯幅が
最小のPIN構造40c,14bのN形半導体49,2
2に設けられる電極23以外の残余の電極15,19
を、透明とし、各PIN構造40a,40b,40c;
14a,14bにおけるP形およびN形の各半導体4
1,44,47,16,20;43,46,49,1
8,22の禁止帯幅m1,m3は、そのPIN構造40
a,40b,40c;14a,14bのI形アモルファ
スSiC42,45,48;17,21の禁止帯幅m2
よりも小さく選ばれており、前記電圧を、約1〜15V
の範囲でI形アモルファスSiCの禁止帯幅が大きい
程、高い電圧に選び、かつ電流密度10〜103 mA/
cm2 に選ぶことを特徴とする半導体発光装置である。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】また本発明は、禁止帯幅2.29〜2.6
4eVのI形アモルファスSiC42,45,48;1
7,21を、発光の活性層とし、その両端をP形および
N形の半導体41,44,47,16,20;43,4
6,49,18,22で挟み込んだPIN構造40a,
40b,40c;14a,14bを有し、このPIN構
造40a,40b,40c;14a,14bを複数、積
層し、各積層されたPIN構造40a,40b,40
c;14a,14bの各I形アモルファスSiCの禁止
帯幅E01,E02,E03は、光の放射方向下流になるにつ
れて、順次的に大きくなるように変化され、各PIN構
造40a,40b,40c;14a,14bのP側に
正、N側に負の電圧を印加するための各電極15,1
9,23を設け、I形アモルファスSiCの禁止帯幅が
最小のPIN構造40c,14bのN形半導体49,2
2に設けられる電極23以外の残余の電極15,19
を、透明とし、各PIN構造40a,40b,40c;
14a,14bにおけるP形およびN形の各半導体4
1,44,47,16,20;43,46,49,1
8,22の禁止帯幅m1,m3は、そのPIN構造40
a,40b,40c;14a,14bのI形アモルファ
スSiC42,45,48;17,21の禁止帯幅m2
よりも小さく選ばれており、前記電圧を、約1〜15V
の範囲でI形アモルファスSiCの禁止帯幅が大きい
程、高い電圧に選び、かつ電流密度10〜103 mA/
cm2 に選ぶことを特徴とする半導体発光装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、PIN構造を有し、I形半導
体を発光の活性層とすることによって、発光領域への少
数キャリアの注入の増大を図ることができ、発光効率を
格段に向上することができる。
【0013】
【実施例】図1(1)は、本発明の一実施例のアモルフ
ァスシリコンカーバイト(以下a−SiCと略称する)
半導体を用いた半導体発光素子1の断面図である。半導
体発光素子1は、アルミニウムから成る裏面電極2、N
形a−SiC半導体層(以下N層と略称する)3、I形
a−SiC半導体層(以下I層と略称する)4、P形a
−SiC半導体層(以下P層と略称する)5、酸化錫な
どから成る透明電極6および透明なガラス基板7を積層
した構造を有している。
【0014】前記半導体発光素子1の裏面電極2と、透
明電極6との間に電源8を接続し、P層5に正、N層3
に負の電圧を印加すると、図1(2)で示されるように
N層3からI層4に電子9が注入され、P層5からI層
4に正孔10が注入される。I層4に注入された電子9
と、正孔10とが再結合して光を発する。N層3の禁止
帯幅を参照符m1で示し、I層4の禁止帯幅を参照符m
2、P層5の禁止帯幅を参照符m3で示す。図1(2)
においてhνは発光する光エネルギを表しており、hは
プランク定数、νは光の周波数である。図1(2)から
明らかなようにm2>m1,m2>m3である。
【0015】図2は、半導体発光素子1の製造工程を示
す図である。半導体発光素子1は、透明電極6を形成す
る第1工程aと、P層5を形成する第2工程bと、I層
4を形成する第3工程cと、N層3を形成する第4工程
dと、素子を分離する第5工程eと、裏面電極2を蒸着
する工程fとを順次経て製造される。
【0016】まず第1工程aでは、ガラス基板7に透明
な導電性板体をコーティングしたものをレーザスクライ
バ11で分離して、透明電極6を形成する。第2工程b
はP層5を、第3工程cはI層4を、第4工程dはN層
をそれぞれプラズマ化学気相成長法を用いて行うもの
で、高周波電源装置12から高周波電源を印加し、炭化
水素系ガスとしてメタンガス(CH4 )、硅化水素ガス
としてモノシランガス(SiH4 )を使用してSiCを
気相成長させる。第5工程eではPIN層の形成後、そ
れぞれの素子の分離をレーザスクライバ13によって行
う。第6工程fでは、それぞれの素子に分離されたもの
に裏面電極2としてアルミニウムをマスク蒸着する。
【0017】このような発光ダイオードの製造方法は、
従来の発光ダイオードの製造方法とは全く異なり、集積
化技術と気相成長法の特徴を生かした大面積で特性の均
一性が優れた半導体層ができるという利点がある。
【0018】図3は半導体発光素子1の印加電圧と電流
密度との関係を示す図であり、I層a−SiCの禁止帯
幅E0 の値が相互に異なる場合について各ラインで示し
ている。それぞれの素子についての説明は表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】図3図示のラインL1aおよびL1bはP
IN形アモルファス太陽電池の印加電圧と電流密度との
関係を示している。
【0021】図3より明らかなごとく、I層に用いるa
−SiCの禁止帯幅E0 の値により発光色が変化し、I
層の抵抗が高いため、順方向の立上がり電圧は発光色が
赤色から緑色になるに従って高くなっている。図3中黒
点で示した動作点付近の印加電圧は、数ボルトからせい
ぜい10数ボルト程度であり、現在使用されているエレ
クトロルミネッセンスパネルの200ボルト程度と比較
して、その動作電圧は桁違いに低く、ディスプレイに用
いる駆動回路に半導体集積回路が使用できることも本発
明の半導体発光素子の特徴である。なお、表1の原料ガ
ス(CH4,C24 )は、半導体薄膜形成に用いた炭化
水素ガスである。
【0022】図4は半導体発光素子1の注入電流密度と
発光強度との関係を示す図であり、半導体発光素子1の
素子温度を変化させて、それぞれの前記関係を各ライン
で示している。この実験に使用された半導体発光素子1
は、下記第1式で示される混合ガス比率Xが55%であ
り、I層の禁止帯幅は2.58eVである。
【0023】
【数3】
【0024】図4の各ラインに対応する素子温度は表2
に示す。
【0025】
【表2】
【0026】図4から半導体発光素子1の発光強度は、
注入電流密度のほぼ2乗に比例して増して行くことが判
る。これは前述したような、電子と正孔とのダブル注入
による注入形発光の明らかな確証である。なお、実験で
は前記ダブル注入による発光は、半導体発光素子1の素
子温度が300°Kから110°Kの範囲で認められ
た。
【0027】図5は、発光強度と素子温度の逆数の10
00倍の値との関係を示しており、各ラインは注入電流
密度を変更した場合の違いを示し、表3にその値を示
す。
【0028】
【表3】
【0029】図5によって発光強度は、温度によって変
化し、低温ほど発光強度が増大することが判る。このこ
とは低温になるほど非発光再結合の確率が発光再結合の
確率に比較して、小さくなるためである。
【0030】図6は、半導体発光素子1のエレクトロル
ミネッセンスの発光スペクトル分布をフォトルミネッセ
ンスと共に示したものであり、前記第1式の混合ガス比
率Xを変化させて、それぞれの前記分布を各ラインで示
している。詳細は表4に示す。
【0031】
【表4】
【0032】表4中のピークエネルギはそれぞれの波長
のピークに対するエネルギで第2式から算出される。
【0033】 E = hc/λ …(2) ここでhはプランク定数、cは光速、λは波長である。
また表4中のXは、第1式から算出される原料ガス比率
である。
【0034】図6に示すラインL19〜L21は、前記
ガス比率Xが相互に異なるI層a−SiCの禁止帯幅の
エネルギに対応する波長を示す。各ラインに対応するX
の値は表5に示す。
【0035】
【表5】
【0036】図6より明らかなように、I層として異な
るガス混合比を設計することにより、発光色の制御が可
能である。
【0037】図7は、本発明の第2の実施例の半導体発
光素子40の断面図とエネルギ準位図である。半導体発
光素子40は、第1PIN層40a、第2PIN層40
b、第3PIN層40cの3層から構成されている。第
1PIN層40aは第1P層41、第1I層42、第1
N層43から成り、第2PIN層40bは第2P層4
4、第2I層45、第2N層46とから成る。また第3
PIN層40cは第3P層47、第3I層48、第3N
層49から成る。図7の参照符E01は第1I層の禁止帯
幅を表しており、参照符E02は第2I層の、参照符E03
は第3I層のそれぞれ禁止帯幅を表している。禁止帯幅
01,E02,E03はそれぞれ異なる大きさを有し、第3
式で示される関係を持つように設けられる。
【0038】 E01>E02>E03 …(3) 禁止帯幅E01,E02,E03を上述のように設けることに
より第3I層で発光した長波長の光が途中で吸収されて
電子と正孔の対に分離してしまうことなく、第1P層4
1の図7左方向外方に達するように工夫されている。
【0039】これはエネルギ幅と波長の関係は第1式の
とおりであるので、禁止帯幅が広いほど、長波長側の光
が吸収されないためである。
【0040】図8は、半導体発光素子40の注入電流密
度と発光強度との関係を示している。図8図示のライン
L22はI層幅が500ÅでPIN層が1層の場合、ラ
インL23はI層幅が1000ÅでPIN層が1層の場
合、ラインL24はI層を500ÅとしてPIN層を2
層にした場合、ラインL25は前記PIN層を3層にし
た場合のそれぞれの注入電流密度と発光強度の関係を示
している。図8から明らかなように、I層幅を500Å
として単層構造にしたものと、I層幅を500Åとして
2層構造、3層構造としたものでは、後者複数層構造の
方がほぼ一桁以上発光強度が大きくなる。この理由は、
I層内へのキャリアのダブル注入効率の上昇と、内部電
界分布の改善との両者が効いてこうした桁違いの発光効
率の改善が見られるためである。
【0041】図9は、本発明の第3の実施例の半導体発
光素子14の断面図である。半導体発光素子14は、第
1PIN層14aと、第2PIN層14bとから構成さ
れる。第1PIN層14aは透明電極15、P層16、
I層17、およびN層18から構成され、第2PIN層
14bは透明電極19、P層20、I層21、N層2
2、および裏面電極23とから構成されている。半導体
発光素子14の透明電極15の図9下方には、ガラス基
板24が配置されている。
【0042】第1PIN層14aのI層17は緑色光2
6を発光する特性を有し、第2PIN層14bのI層2
1は赤色光27を発光する特性を有している。上述のよ
うな特性を有する第1PIN層14aをガラス基板24
から離反する位置に、第2PIN層14bをガラス基板
24に近接する位置にそれぞれ配置し、各層に図9に示
すようにパルス電源25,26を印加する。
【0043】その際、印加するパルス電圧のピーク値の
大きさ、パルス幅およびデューティ比のいずれか1つを
制御することによって、ガラス基板24の図9下方側外
方の半導体発光素子14と直交する方向の一直線上の場
所において目視すると、その発光色が赤色、オレンジ
色、黄色、黄緑色および緑色の5段階に色調が変化して
見える。
【0044】図10(1)は、本発明の第4の実施例の
半導体発光素子28の断面図である。本実施例の注目す
べき点は、P層29に後述するような超格子構造を有し
ていることである。図10(2)は超格子構造を有する
P層29の拡大断面図であり、図10(3)は半導体発
光素子28のエネルギ準位図である。図10(1)、図
10(2)および図10(3)を参照して、本実施例の
半導体発光素子28の構成について説明する。半導体発
光素子28は裏面電極30、N層31、I層32、P層
29、透明電極33およびガラス基板34から構成され
る。上述の構成のうちP層29以外は、第1の実施例の
場合と同様であるので、説明は省略する。
【0045】P層29は、禁止帯幅の大きさが相互に異
なるようなP形a−SiC36,37を交互に複数積層
した構造となっている。したがって図10(3)に示す
ようにエネルギ準位が矩形パルス状となり、障壁層38
と井戸層39とが形成される。このような構造は、超格
子構造と称される。
【0046】図11は、前記超格子構造のP層29を有
した半導体発光素子28と、超格子構造を有しない単一
P層である半導体発光素子とについて注入電流密度と発
光強度との関係を示した図である。P層29には、ボロ
ンをドープしてP形にした禁止帯幅1.99eVのa−
SiCを井戸層39として用い、ボロンをドープしない
禁止帯幅2.36eVのa−SiCを障壁層38として
用いられ、そえぞれ25Åおよび15Åの厚さで6周期
繰り返し積層した構成としている。また単一P層は、禁
止帯幅1.99eVで厚さ150Åのa−SiCの単一
層となっている。図11ラインL27は超格子構造のP
層29を有した半導体発光素子28のものであり、ライ
ンL28は単一P層28を有する半導体発光素子のもの
である。
【0047】図11から明らかなように、P層に超格子
構造を有することによって、超格子構造を有しない場合
と比較して約3倍発光強度が大きくなる。これは超格子
構造のP層29のみかけ上の禁止帯幅が約2.1eVと
なりI層からの発光が効果的に外部へ取り出されるため
である。このような超格子構造P層を用いることによ
り、発光効率を上昇させることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、I形半導
体を発光の活性層とし、その両端にP形ならびにN形半
導体を接合してPIN構造を有して、P側に正、N側に
負の電圧を印加するための電極を設けるようにしたの
で、P層から正孔、N層から電子をそれぞれダブル注入
することにより少数のキャリアの増大を図ることがで
き、発光効率を格段に上昇することが可能となる。
【0049】
【0050】
【0051】さらに本発明によれば、P,IおよびN形
のSiCは、アモルファス組織であるので、透明基板7
はどんな材料であってもよく、たとえばガラスおよびそ
の他の材料であってもよく、広い面積にわたって均一な
組成の層を形成することができるという優れた効果もま
た、達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体発光素子1の断面図
とエネルギ順位図である。
【図2】半導体発光素子1の製造方法を示す図である。
【図3】それぞれ製造条件が異なる半導体発光素子1の
印加電圧と電流密度との関係を示す図である。
【図4】半導体発光素子1の注入電流密度と発光強度と
の関係を示す図である。
【図5】半導体発光素子1の発光強度と素子温度の逆数
の1000倍の値との関係を示す図である。
【図6】半導体発光素子の発光スペクトル分布図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例の半導体発光素子40の
断面図とエネルギ準位図である。
【図8】半導体発光素子40の注入電流密度と発光強度
との関係を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例の半導体発光素子14の
断面図である。
【図10】図10(1)は第4の実施例の半導体発光素
子28の断面図、図10(2)は半導体発光素子28の
P層29の拡大断面図、図10(3)は半導体発光素子
28のエネルギ準位図である。
【図11】半導体発光素子28の注入電流密度と発光強
度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体発光素子 2 裏面電極 3 N層 4 I層 5 P層 6 透明電極 38 障壁 39 井戸層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−105581(JP,A) 特開 昭59−228777(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 禁止帯幅2.29〜2.64eVのI形
    アモルファスSiCを、発光の活性層とし、その両端を
    P形およびN形半導体で挟み込んだPIN構造を有し、
    P側に正、N側に負の電圧を印加するための各電極を設
    け、少なくともN形半導体に設けられる電極は透明電極
    であり、 P形およびN形の各半導体の禁止帯幅m1,m3はI形
    アモルファスSiCの禁止帯幅m2よりも小さく選ばれ
    ており、 前記電圧を、約1〜15Vの範囲でI形アモルファスS
    iCの禁止帯幅が大きい程、高い電圧に選び、かつ電流
    密度1〜102 mA/cm2 に選ぶことを特徴とする半
    導体発光装置。
  2. 【請求項2】 禁止帯幅2.29〜2.64eVのI形
    アモルファスSiC42,45,48;17,21を、
    発光の活性層とし、その両端をP形およびN形の半導体
    41,44,47,16,20;43,46,49,1
    8,22で挟み込んだPIN構造40a,40b,40
    c;14a,14bを有し、 このPIN構造40a,40b,40c;14a,14
    bを複数、積層し、 各積層されたPIN構造40a,40b,40c;14
    a,14bの各I形アモルファスSiCの禁止帯幅
    01,E02,E03は、光の放射方向下流になるにつれ
    て、順次的に大きくなるように変化され、 各PIN構造40a,40b,40c;14a,14b
    のP側に正、N側に負の電圧を印加するための各電極1
    5,19,23を設け、 I形アモルファスSiCの禁止帯幅が最小のPIN構造
    40c,14bのN形半導体49,22に設けられる電
    極23以外の残余の電極15,19を、透明とし、 各PIN構造40a,40b,40c;14a,14b
    におけるP形およびN形の各半導体41,44,47,
    16,20;43,46,49,18,22の禁止帯幅
    m1,m3は、そのPIN構造40a,40b,40
    c;14a,14bのI形アモルファスSiC42,4
    5,48;17,21の禁止帯幅m2よりも小さく選ば
    れており、 前記電圧を、約1〜15Vの範囲でI形アモルファスS
    iCの禁止帯幅が大きい程、高い電圧に選び、かつ電流
    密度10〜103 mA/cm2 に選ぶことを特徴とする
    半導体発光装置。
JP4611394A 1994-03-16 1994-03-16 半導体発光素子 Expired - Lifetime JP2525556B2 (ja)

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