JP2525451B2 - 枝管成形方法 - Google Patents

枝管成形方法

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JP2525451B2
JP2525451B2 JP63083535A JP8353588A JP2525451B2 JP 2525451 B2 JP2525451 B2 JP 2525451B2 JP 63083535 A JP63083535 A JP 63083535A JP 8353588 A JP8353588 A JP 8353588A JP 2525451 B2 JP2525451 B2 JP 2525451B2
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Inventor
昌之 久保田
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鋼管加工株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、薄肉金属部材への枝管成形方法に関する。
(従来の技術) 管素材に枝管を成形するには、第9図に示すように、
管素材1の一部にバルジ加工により膨出突部2を成形
し、その膨出突部2の頂面3の下方を切断開口して枝管
4を成形する方法、あるいは、第10図乃至第12図に示す
ように、バルジ加工により成形された膨出突部2の頂面
3に突出開口部5を形成し、膨出突部2の外側に型材6
を当接したのちダイス7を管素材1の開口部8から管素
材1の内部へ挿入し、バー9を突出開口部5から管素材
1の内部へ挿入してダイス7とバー9とを結合すること
によりバーリング工具10とし、このバーリング工具10を
第12図示のように突出開口部5側へ引き抜くことにより
ダイスの外周面7aで膨出突部2の周縁部11を軸方向へ伸
展させて、ダイス7の外径に相当する内径を有する枝管
4を成形する方法が一般に行なわれている。
(発明が解決しようとする課題) しかるに上記従来の方法において第9図に示すような
方法では、膨出突部を切断開口するために枝管の長さが
短くなり、さりとて膨出突部を長く突出成形するには、
素材の延性や肉厚等により制約があるので、長い枝管を
得ることが難しいという問題がある。また、第10図乃至
第12図に示すような方法では、第9図に示すような方法
による枝管成形方法よりも枝管の長さは長く成形できる
が、枝管成形の都度、ダイスを管素材の内部へ挿入する
とともにバーを挿入してダイスとバーを結合したのちダ
イスを引き抜くことにより枝管を成形するので枝管成形
に時間と労力を必要とし、生産性の面で問題があった。
本発明はこれに鑑み、長さを必要とする枝管の成形に
際し従来のダイスとバーとを使用したバーリング工具を
用いることなく、精度が高い枝管を簡単な工程により高
い生産性をもって成形することができる枝管成形方法を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明においては、薄肉金
属部材の一部を突出させその先端を開口して突出開口部
を形成し、成形すべき枝管の内径に対応する外径を有す
る円柱部とこの円柱部から漸減するテーパ部とを有する
打込み部材を前記突出開口部の突出側からテーパ部側を
先端方向として圧入手段を用いて圧入し、この打込み部
材の圧入移動により打込み部材の外周面で前記突出開口
部の周縁部を軸方向へ伸展させ、前記突出開口部を円柱
状に成形することを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、薄肉金属部材への枝管成形方法とし
て、薄肉金属部材に形成されている突出開口部の突出側
からテーパ部と円柱部とを有する打込み部材を、そのテ
ーパ部側の先端方向として圧入手段を用いて圧入するこ
とにより、打込み部材の外周面で突出開口部の周縁部を
軸方向へ伸展させることにより枝管を成形することがで
きる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照し、第9図乃
至第12図と共通する部分には同一符号を用いて説明す
る。
第1図乃至第7図は管素材の側面に枝管を成形する場
合の実施例を示すもので、管素材1外周の一部にバルジ
加工によって膨出突部2が成形され、その膨出突部2の
頂面3には膨出突部2の内径よりも小さい直径を有する
突出開口部5が形成されている。
打込み部材12は鋼材等よりなり、第2図に示すように
成形すべき枝管4の内径に対応する外径を有する円柱部
13と、この円柱部13に続いて先細となるテーパ部13Aと
からなっている。この実施例においては、前記テーパ部
13Aが、前記円柱部13から漸減する20゜〜40゜の角度を
有するテーパ部14と、これに続いて10゜〜20゜の角度を
有するテーパ部15と、さらに0゜〜10゜の角度を有する
テーパ部16とが連続して形成され、テーパ部16の先端の
直径(d)は膨出突部2に形成されている突出開口部5
の直径(d1)と等しいかやや小さく形成されている。ま
た、打込み部材12の全長は管素材1の直径に膨出突部2
の高さを加えたものよりも短く、円柱部13と各テーパ部
14,15および16とはほぼ均等長さに形成されている。
次のこの実施例の成形方法について第3図乃至第7図
を参照して説明する。
まず第3図および第4図に示すように、管素材1の膨
出突部2の突出側から突出開口部5内へ打込み部材12の
テーパ部16をプレス機械を用いて圧入すると、テーパ部
16の外周面17によって突出開口部5の内周面18は外側方
向へと押され、したがって周縁部11は外側方向へと拡張
する。さらに打込み部材12を圧入すると、第5図に示す
ように、膨出突部2の周縁部11はテーパ部15の外周面19
により外側方向へと拡張されて屈撓部20を生じ、突出開
口部5の内周面18はテーパ15の外周面19に沿ってやや上
向きとなる。続いて第6図に示すように、打込み部材12
をさらに圧入すると、テーパ部14の角度が大きいので突
出開口部5の内周面18はテーパ部14の外周面21に沿って
外側方向へと拡張されるとともにますます上向きとな
り、屈撓部20も伸長する。続いて打込み部材12の円柱部
13が圧入される段階になると、第7図に示すように突出
開口部5の内周面18には、テーパが形成されていない円
柱部13が圧入されてくるので、外側方向への座屈は停止
するとともに屈撓部20のスプリングバックによって膨出
突部2の内周面22は円柱部13の外周面23に沿って伸展さ
れ、円柱状になる。しかるのち打込み部材12を突出開口
部5の上方へ引き抜くことにより管素材1への枝管4の
成形が完了する。
尚、打込み部材12を突出開口部5へ圧入する場合、膨
出突部2の外面に型材を当接するようにしてもよい。
本実施例では管素材1に突出開口部5が形成されたも
のについて説明したが、第8図に示すような板材24に下
孔加工をして形成された突出開口部5に対して枝管4を
成形する場合にも適用することができ、薄肉金属部材の
形状に限定を受けるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、薄肉金属部材に形成さ
れた突出開口部へ、その突出側からテーパ部と円柱部と
を有する打込み部材をそのテーパ部側から圧入手段を用
いて圧入することにより、打込み部材の外周面で突出開
口部の周縁部を軸方向へ伸展させることにより薄肉金属
部材に枝管を成形する方法であるから、従来のように、
ダイスとバーとを使用する複雑な工具を用いることな
く、簡単な工具により一挙動によって高精度の枝管を高
生産性をもって成形することができ、しかもバルジ加工
と併用しても長い枝管を得ることができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は突出開口部を形成した管素材の側面断面図、第
2図は本発明に係る枝管成形方法に使用する打込み部材
の一例を示す正面図、第3図は管素材の突出開口部へテ
ーパ部が圧入された状態の側面断面図、第4図は第3図
のA−A線断面図、第5図は第4図の突出開口部へテー
パ部が圧入された状態の正面断面図、第6図は第4図の
突出開口部へテーパ部が圧入された状態の正面断面図、
第7図は第4図の突出開口部へ円柱部が圧入された状態
の正面断面図、第8図は板材に形成された突出開口部の
斜視図、第9図乃至第12図は従来の方法による枝管の成
形方法を示し、第9図は管素材の膨出突部の頂面を切断
開口する場合の正面断面図、第10図は膨出突部の頂面に
突出開口部を形成した場合の正面断面図、第11図および
第12図はダイスとバーよりなるバーリング工具を用いて
枝管を形成する場合の正面断面説明図である。 1……管素材、2……膨出突部、3……頂面、4……枝
管、5……突出開口部、6……型材、7……ダイス、9
……バー、10……バーリング工具、12……打込み部材、
20……屈撓部、24……板材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉金属部材の一部を突出させその先端を
    開口して突出開口部を形成し、成形すべき枝管の内径に
    対応する外径を有する円柱部とこの円柱部から漸減する
    テーパ部とを有する打込み部材を前記突出開口部の突出
    側からテーパ部側を先端方向として圧入手段を用いて圧
    入し、この打込み部材の圧入移動によりその打込み部材
    の外周面で前記突出開口部の周縁部を軸方向へ伸展さ
    せ、前記突出開口部を円柱状に成形することを特徴とす
    る枝管成形方法。
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