JP2525418B2 - 後天性免疫不全症aidsに対する医薬 - Google Patents
後天性免疫不全症aidsに対する医薬Info
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- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はヒトに於けるHIV−感染に対する医薬、その
製造方法及びその使用方法に関するものであり、本発明
の使用領域は医学又は薬学業界である。
製造方法及びその使用方法に関するものであり、本発明
の使用領域は医学又は薬学業界である。
AIDSは数年前から有名な、HIV(HTLV III/LAV.ヒトT
−リンパ趨牲ウイルス型III/リンパ腺症−連合ウイル
ス)によって生ぜしめられ、死に至らしめる伝染病であ
る。これはAIDS−ウイルスによるT−ヘルパー細胞の破
壊が原因であるとみなされている。これから生じる防御
不全のために、重い日和見感染、カポージ肉腫及びいわ
ゆるAIDS−脳障害を生じる。従来、有効かつ相容な抗ウ
イルス性療法は見い出されていない。これに対する作用
点はウイルス−コード化された逆転写酵素であり、その
阻害はそれ以上の細胞内ウイルス増殖を妨害し、それと
同時に体内でのその伝播を止めることができる酵素であ
る。最初に臨床実験された、HIV−リバターゼ阻害物
質、たとえばスラミン〔商品名ゲルマニン(Germani
n)〕及びHPA23は不可欠な相容性及び所望の有効性をま
だ達成していない。ただ3′−アジドチミジン(N3Td
R)(ドイツ特許出願公開第3,608,606号明細書)がニュ
ーモシステイス症カリニ肺炎のAIDS−患者に明らかに延
命効果を与えるにすぎない。この効果は臨床及び神経学
の現状の改善並びに特定の免疫学的機能の一時的な回復
を伴っている(ミソヤ等、ネイチヤー325,773(198
7))。これに対して骨髄に於ける3′−アジドチミジ
ンの毒性副作用が治療された患者の約50%で輸血を必要
とする。このことは特にHIV−逆転写酵素の選択的阻害
物質が不可欠であることを示し、一方その有効性も増加
しなければならない。
−リンパ趨牲ウイルス型III/リンパ腺症−連合ウイル
ス)によって生ぜしめられ、死に至らしめる伝染病であ
る。これはAIDS−ウイルスによるT−ヘルパー細胞の破
壊が原因であるとみなされている。これから生じる防御
不全のために、重い日和見感染、カポージ肉腫及びいわ
ゆるAIDS−脳障害を生じる。従来、有効かつ相容な抗ウ
イルス性療法は見い出されていない。これに対する作用
点はウイルス−コード化された逆転写酵素であり、その
阻害はそれ以上の細胞内ウイルス増殖を妨害し、それと
同時に体内でのその伝播を止めることができる酵素であ
る。最初に臨床実験された、HIV−リバターゼ阻害物
質、たとえばスラミン〔商品名ゲルマニン(Germani
n)〕及びHPA23は不可欠な相容性及び所望の有効性をま
だ達成していない。ただ3′−アジドチミジン(N3Td
R)(ドイツ特許出願公開第3,608,606号明細書)がニュ
ーモシステイス症カリニ肺炎のAIDS−患者に明らかに延
命効果を与えるにすぎない。この効果は臨床及び神経学
の現状の改善並びに特定の免疫学的機能の一時的な回復
を伴っている(ミソヤ等、ネイチヤー325,773(198
7))。これに対して骨髄に於ける3′−アジドチミジ
ンの毒性副作用が治療された患者の約50%で輸血を必要
とする。このことは特にHIV−逆転写酵素の選択的阻害
物質が不可欠であることを示し、一方その有効性も増加
しなければならない。
本発明の目的はHIV−感染に対する医薬を調製するこ
とにある。
とにある。
本発明者は一般式(I) (式中 R1はチミン−、5−置換されたウラシル−、ウラシル
−、チトシン−、5−置換されたチトシン誘導体−、2
−フルオルアデニン−、2,6−ジアミノプリン−、2−
アミノ−プリン、6−チオグアニン−又は7−デアゼア
デニン残基、 R2はH又はOHを、 R3はOH、o−アセチル基、o−パルミトイル基、トリ
ホスフエート基(遊離の酸又はそのアルカリ−、アンモ
ニウムもしくはアルキルアンモニウム塩として) 又はヒドロキシ基に対する前駆基を示す。) なる置換されたピリミジン−又はプリンヌクレオシド1
又は数種が、単独で又は薬学的に相容な担体と共にHIV
−感染に対する有効な剤であることを見い出した。した
がって一般式(I)なる化合物はヒトに於けるAIDSの治
療又は予防に使用される。
−、チトシン−、5−置換されたチトシン誘導体−、2
−フルオルアデニン−、2,6−ジアミノプリン−、2−
アミノ−プリン、6−チオグアニン−又は7−デアゼア
デニン残基、 R2はH又はOHを、 R3はOH、o−アセチル基、o−パルミトイル基、トリ
ホスフエート基(遊離の酸又はそのアルカリ−、アンモ
ニウムもしくはアルキルアンモニウム塩として) 又はヒドロキシ基に対する前駆基を示す。) なる置換されたピリミジン−又はプリンヌクレオシド1
又は数種が、単独で又は薬学的に相容な担体と共にHIV
−感染に対する有効な剤であることを見い出した。した
がって一般式(I)なる化合物はヒトに於けるAIDSの治
療又は予防に使用される。
2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−チミジン
(3′−FTdR)が特に活性であることが明らかである。
その有効性は次の通りである: 1. HIV連合された逆転写酵素の阻害 先ず3′−FTdRのトリホスフアート(3′−FdTTP)
を、HIV連合された逆転写酵素によるPolyA.oligodT鋳型
の重合を阻害する能力について試験する。その際このウ
イルス酵素の50%阻害に必要である濃度(ID50)は0.05
μMであること及び完全な阻害は0.8−1.0μMで得られ
ることが分る(第一図)。それ故に3′−FdTTPはHIV逆
転写酵素の最も強力な、従来見い出された阻害物質に属
する。作用機序に関する試験から次のことが分る:3′−
FdTTPが競合阻害物質として基質の結合位置をふさぎ、
一方プライマー中へのその組み入れ及びこれに関連する
連鎖停止は大抵の場合その阻害に際して二次的な役割を
果す 3′−FdTTPに相反して2′,3′−ジデソキシ−3′
−クロル−チミジントリホスフアートは、HIV−連合逆
転写酵素に比して同一の濃度範囲で全く効果がないこと
が明らかである。このことは、このヌクレオチド同族体
の3′−置換体が酵素の特異的機能を満たし、かつ高い
有効性を維持しなければならない場合に、任意に置換さ
れ得ないことを示す。
(3′−FTdR)が特に活性であることが明らかである。
その有効性は次の通りである: 1. HIV連合された逆転写酵素の阻害 先ず3′−FTdRのトリホスフアート(3′−FdTTP)
を、HIV連合された逆転写酵素によるPolyA.oligodT鋳型
の重合を阻害する能力について試験する。その際このウ
イルス酵素の50%阻害に必要である濃度(ID50)は0.05
μMであること及び完全な阻害は0.8−1.0μMで得られ
ることが分る(第一図)。それ故に3′−FdTTPはHIV逆
転写酵素の最も強力な、従来見い出された阻害物質に属
する。作用機序に関する試験から次のことが分る:3′−
FdTTPが競合阻害物質として基質の結合位置をふさぎ、
一方プライマー中へのその組み入れ及びこれに関連する
連鎖停止は大抵の場合その阻害に際して二次的な役割を
果す 3′−FdTTPに相反して2′,3′−ジデソキシ−3′
−クロル−チミジントリホスフアートは、HIV−連合逆
転写酵素に比して同一の濃度範囲で全く効果がないこと
が明らかである。このことは、このヌクレオチド同族体
の3′−置換体が酵素の特異的機能を満たし、かつ高い
有効性を維持しなければならない場合に、任意に置換さ
れ得ないことを示す。
2. 3′−FdTTPの細胞DNAポリメラーゼα及びβへの作
用 HIV逆転写酵素に対する3′−FdTTPの強い阻害作用
は、細胞DNAポリメラーゼ、特に細胞DNAの複製に対して
特有のDNAポリメラーゼαが著しく影響を受けない場合
にしか利用することができない。DNAポリメラーゼαに
該当する試験を示す(第二図)。この細胞性酵素の50%
阻害は200μM3′−FdTTPでもまだ得られない。すなわち
DNAポリメラーゼαはHIV逆転写酵素より4000倍以上感受
性が低い。細胞性DNA修復の原因となるDNAポリメラーゼ
βに関しては、ID50は約2.2μMである。すなわちこの
酵素の50%阻害に関してHIVに対するよりも44倍高い濃
度が必要である。
用 HIV逆転写酵素に対する3′−FdTTPの強い阻害作用
は、細胞DNAポリメラーゼ、特に細胞DNAの複製に対して
特有のDNAポリメラーゼαが著しく影響を受けない場合
にしか利用することができない。DNAポリメラーゼαに
該当する試験を示す(第二図)。この細胞性酵素の50%
阻害は200μM3′−FdTTPでもまだ得られない。すなわち
DNAポリメラーゼαはHIV逆転写酵素より4000倍以上感受
性が低い。細胞性DNA修復の原因となるDNAポリメラーゼ
βに関しては、ID50は約2.2μMである。すなわちこの
酵素の50%阻害に関してHIVに対するよりも44倍高い濃
度が必要である。
3. 3′−FTdRの細胞内リン酸化 ヌクレオシドとしてしか使用されない物質をリン酸化
してトリホスフアートとなす感染された細胞の能力が、
3′−FTdRの有効性を決定する。3′−変性されたデソ
キシヌクレオシドの種−依存性リン酸化は、全く2′,
3′−ジデソキシチミジンの場合と同様にHIV−リバター
ゼ−テストで極めて有効な化合物の作用を著しく低下す
ることができる。したがって3′−FTdRのリン酸化を種
々の種の細胞で試験する。表1に示した様に試験される
細胞の1μM FTdRを4時間培養して極めて種々の有効性
と共にトリホスフアートに変換する。定量的比較に関し
て、種々の細胞周期−時間も考慮しなければならず、そ
して細胞周期のC1−又はS−相中で4時間の培養の間に
存在する細胞の割合のみをリン酸化しなければならない
とはいえ、ヒトの細胞系BEH及びMT−4に対して見い出
されるチオホスフアート−量1−2pmole/106細胞は極め
て十分であるとみなすことができる。非感染の又はHTLV
−IIIB感染されたH9−細胞及びLAV−II感染されたCEM−
細胞に関しても検出された3′−dFTTP濃度はこの範囲
内にあるので、T−細胞のAIDS−ウイルス−感染は3′
−FTdRのリン酸化可能性を変えないことが明白である。
これと比較して50μMN3−TdR−溶液のチオホスフアート
へのリン酸化は、HTLV−IIIB感染されたH9−細胞によっ
て24時間培養して0.9pmole/106細胞しか認められない
〔パーマン(Purman)等、Proc.Natl.Acad.Sci.米国83,
8333(1986)〕。同時にN3−TdR−モノホスフアートの
著しい変換物が生じる(460pmole/106細胞)。このこと
はチミジラート−キナーゼの著しい阻害を示し、細胞DN
A−合成を著しく妨害する、デソキシヌクレオシドトリ
ホスフアート−基質プール(Pool)の変化に更に及ぶ
(パーマン等、上記参照)。3′−FTdRはこの重要な作
用をチミジラート−キナーゼに対して生じるので(表1
参照)、著しい細胞のプール(Pool)変化は3′−FTdR
がN3−TdRに比して明らかにより良好にリン酸化される
とはいえ、予期することができない。
してトリホスフアートとなす感染された細胞の能力が、
3′−FTdRの有効性を決定する。3′−変性されたデソ
キシヌクレオシドの種−依存性リン酸化は、全く2′,
3′−ジデソキシチミジンの場合と同様にHIV−リバター
ゼ−テストで極めて有効な化合物の作用を著しく低下す
ることができる。したがって3′−FTdRのリン酸化を種
々の種の細胞で試験する。表1に示した様に試験される
細胞の1μM FTdRを4時間培養して極めて種々の有効性
と共にトリホスフアートに変換する。定量的比較に関し
て、種々の細胞周期−時間も考慮しなければならず、そ
して細胞周期のC1−又はS−相中で4時間の培養の間に
存在する細胞の割合のみをリン酸化しなければならない
とはいえ、ヒトの細胞系BEH及びMT−4に対して見い出
されるチオホスフアート−量1−2pmole/106細胞は極め
て十分であるとみなすことができる。非感染の又はHTLV
−IIIB感染されたH9−細胞及びLAV−II感染されたCEM−
細胞に関しても検出された3′−dFTTP濃度はこの範囲
内にあるので、T−細胞のAIDS−ウイルス−感染は3′
−FTdRのリン酸化可能性を変えないことが明白である。
これと比較して50μMN3−TdR−溶液のチオホスフアート
へのリン酸化は、HTLV−IIIB感染されたH9−細胞によっ
て24時間培養して0.9pmole/106細胞しか認められない
〔パーマン(Purman)等、Proc.Natl.Acad.Sci.米国83,
8333(1986)〕。同時にN3−TdR−モノホスフアートの
著しい変換物が生じる(460pmole/106細胞)。このこと
はチミジラート−キナーゼの著しい阻害を示し、細胞DN
A−合成を著しく妨害する、デソキシヌクレオシドトリ
ホスフアート−基質プール(Pool)の変化に更に及ぶ
(パーマン等、上記参照)。3′−FTdRはこの重要な作
用をチミジラート−キナーゼに対して生じるので(表1
参照)、著しい細胞のプール(Pool)変化は3′−FTdR
がN3−TdRに比して明らかにより良好にリン酸化される
とはいえ、予期することができない。
4. リン酸化分解に対する3′−FTdRの耐性 2−3のチミジン−代謝拮抗物質、たとえばヨードデ
ソキシウリジン、ブロムデソキシウリジン又はブロムビ
ニルデソキシウリジンはヒトのチミジン−ホスホリラー
ゼによって広い範囲で分解して有効でないピリミジン塩
基及び糖ホスフアートとなるので、その系統的使用が問
題となりうる。したがって3′−FTdRをチミジン−ホス
ホリラーゼによるその分解性についてヒトの脾臓から試
験する。その際1mM3′−FTdR−溶液を3時間以内で約3
−5%にしか分解せず、それによってチミジンと比較し
て(2時間で90%分解)この酵素に対してほぼ耐性であ
るとみなす。
ソキシウリジン、ブロムデソキシウリジン又はブロムビ
ニルデソキシウリジンはヒトのチミジン−ホスホリラー
ゼによって広い範囲で分解して有効でないピリミジン塩
基及び糖ホスフアートとなるので、その系統的使用が問
題となりうる。したがって3′−FTdRをチミジン−ホス
ホリラーゼによるその分解性についてヒトの脾臓から試
験する。その際1mM3′−FTdR−溶液を3時間以内で約3
−5%にしか分解せず、それによってチミジンと比較し
て(2時間で90%分解)この酵素に対してほぼ耐性であ
るとみなす。
5. MT−4−細胞に於けるHIVの細胞病原作用の阻害 3′−FTdRの実際の細胞有効性を検出するために、
3′−FTdRがどの程度でHIVの細胞病原作用を無効にす
ることができるか試験する。これに約40,000MT−4−細
胞(ハラダ等、サイエンス229,563,(1985))をRPMI−
培地200μ及び10%胎児子件血清中にHIVと共に接種し
(力価:0.013モル)、5日間培養後、生細胞を死亡細胞
からトリパンブル−染色可能性によって区別し、数をか
ぞえる。ウイルスの細胞死減効果の50%阻害に必要であ
る濃度(ED50)は3′−FTdRに関して3.8nMであり、比
較としてN3−TdRに関して6.4nMである。2′,3′−ジデ
ヒドロ−2′,3′−ジデソキシチミジンに関しては10nM
のED50及び2′,3′−ジデソキシチジンに関しては60nM
のED50を示す(M.ババ等、Biochem.Biophys.Res.Commu
n.142,128(1987))。したがって3′−FTdRは記載さ
れたHT−4−細胞系中で現在有効な化合物とみなされ
る。
3′−FTdRがどの程度でHIVの細胞病原作用を無効にす
ることができるか試験する。これに約40,000MT−4−細
胞(ハラダ等、サイエンス229,563,(1985))をRPMI−
培地200μ及び10%胎児子件血清中にHIVと共に接種し
(力価:0.013モル)、5日間培養後、生細胞を死亡細胞
からトリパンブル−染色可能性によって区別し、数をか
ぞえる。ウイルスの細胞死減効果の50%阻害に必要であ
る濃度(ED50)は3′−FTdRに関して3.8nMであり、比
較としてN3−TdRに関して6.4nMである。2′,3′−ジデ
ヒドロ−2′,3′−ジデソキシチミジンに関しては10nM
のED50及び2′,3′−ジデソキシチジンに関しては60nM
のED50を示す(M.ババ等、Biochem.Biophys.Res.Commu
n.142,128(1987))。したがって3′−FTdRは記載さ
れたHT−4−細胞系中で現在有効な化合物とみなされ
る。
6. ヒトの細胞培養中で3′−FTdRの細胞毒性 3′−FTdRは主に細胞性塞栓剤として発展し(P.ラン
ゲン(Langen)等、Acte biol.med.germ.23,759(196
9))、したがって広汎な研究で細胞性塞栓作用に基づ
いて試験されている。しかし(9種類の動物腫瘍に対す
る)USAのNCI−プログラムに於ける2−3の調査及び試
験は3′−FTdRに関してほんの僅かな細胞性塞栓作用を
生じるにすぎない。例外はエーリツヒ−マウス−腹水−
腫瘍細胞である。このことは恐らく3′−FTdRに対する
その高いリン酸化能力と関係する(ヒトの細胞に於ける
よりも10倍高い)。その際EMAC−細胞での細胞性塞栓作
用の急速な可逆性は、この化合物の特殊性として記録さ
れている(P.ランゲン等、Europ.J.Cancer14,349(197
8))。ヒトにこの化合物を使用できるということから
3′−FTdRの抗増殖性作用及びN3−TdRとの比較をヒト
の細胞で試験する。表2はID50−値をもとにして3′−
FTdRの及びN3−TdRの種々の細胞の細胞増殖性への影響
は、極めてさまざまであることを示す。3′−FTdRとN3
−TdRとを比較した場合、その作用は極めて類似し、し
かしN3TdRに関しては夫々の場合にFTdRによるより常に
若干少ない。
ゲン(Langen)等、Acte biol.med.germ.23,759(196
9))、したがって広汎な研究で細胞性塞栓作用に基づ
いて試験されている。しかし(9種類の動物腫瘍に対す
る)USAのNCI−プログラムに於ける2−3の調査及び試
験は3′−FTdRに関してほんの僅かな細胞性塞栓作用を
生じるにすぎない。例外はエーリツヒ−マウス−腹水−
腫瘍細胞である。このことは恐らく3′−FTdRに対する
その高いリン酸化能力と関係する(ヒトの細胞に於ける
よりも10倍高い)。その際EMAC−細胞での細胞性塞栓作
用の急速な可逆性は、この化合物の特殊性として記録さ
れている(P.ランゲン等、Europ.J.Cancer14,349(197
8))。ヒトにこの化合物を使用できるということから
3′−FTdRの抗増殖性作用及びN3−TdRとの比較をヒト
の細胞で試験する。表2はID50−値をもとにして3′−
FTdRの及びN3−TdRの種々の細胞の細胞増殖性への影響
は、極めてさまざまであることを示す。3′−FTdRとN3
−TdRとを比較した場合、その作用は極めて類似し、し
かしN3TdRに関しては夫々の場合にFTdRによるより常に
若干少ない。
3−FTdRの利点は次の通りまとめることができる。
1. 細胞テストでN3TdRに比して2倍の有効性。
2. ヒトのT−細胞系によってN3TdRに比してより良好
なリン酸化。
なリン酸化。
3. TdR−ホスホリラーゼに対する耐性。
4. N3TdRに比してTMP−キナーゼ及びdNTP−基質プール
へのより僅かな作用。
へのより僅かな作用。
5. 代替可能な特別の可逆性細胞毒性。
他の有効化合物は特に次のものである: 2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−5−ブロム
ウリジン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオルシチ
ジン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−5−エ
チルウリジン、3′−デソキシ−3′−フルオルアラビ
ノシルシトシン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオ
ル−2−フルオルアデノシン、2′,3′−ジデソキシ−
3′−フルオル−6−チオグアノシン、2′,3′−ジデ
ソキシ−3′−フルオル−2,6−ジアミノプリンリボシ
ド、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−2−アミ
ノプリンリボシド、3′−デソキシ−3′−フルオルア
ラビノシルアデニン。
ウリジン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオルシチ
ジン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−5−エ
チルウリジン、3′−デソキシ−3′−フルオルアラビ
ノシルシトシン、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオ
ル−2−フルオルアデノシン、2′,3′−ジデソキシ−
3′−フルオル−6−チオグアノシン、2′,3′−ジデ
ソキシ−3′−フルオル−2,6−ジアミノプリンリボシ
ド、2′,3′−ジデソキシ−3′−フルオル−2−アミ
ノプリンリボシド、3′−デソキシ−3′−フルオルア
ラビノシルアデニン。
本発明の実施形態に於て一般式(I)なる化合物を、
ヒトに於てHIV−感染の治療又は予防のための医薬を製
造するために使用する。
ヒトに於てHIV−感染の治療又は予防のための医薬を製
造するために使用する。
更に人間の患者に於けるAIDSの治療又は予防方法も包
含する。この方法は本発明による化合物1又は数種の有
効量を人間の患者に投与することである。
含する。この方法は本発明による化合物1又は数種の有
効量を人間の患者に投与することである。
本発明による剤は一般式(I)に対応する有効成分1
又は数種をこれに相容な担体1又は数種と共に及び場合
によりその他の治療剤と共に含有する。この剤を有効成
分の単位薬用量で製造する又はその数倍を含有する様に
製造する。夫々の担体は相容性であり、剤のその他の成
分と調和しなければならず、かつ患者に有害であっては
ならない。
又は数種をこれに相容な担体1又は数種と共に及び場合
によりその他の治療剤と共に含有する。この剤を有効成
分の単位薬用量で製造する又はその数倍を含有する様に
製造する。夫々の担体は相容性であり、剤のその他の成
分と調和しなければならず、かつ患者に有害であっては
ならない。
医薬は経口、直腸、鼻、局所、膣又は腸管外(皮下、
筋肉内、静脈内、腹腔内も含めて)投与に適するもので
ある。有効成分1又は数種を随伴成分1又は数種から成
る担体と接触させ、必要な場合対応する形で使用する。
筋肉内、静脈内、腹腔内も含めて)投与に適するもので
ある。有効成分1又は数種を随伴成分1又は数種から成
る担体と接触させ、必要な場合対応する形で使用する。
本発明による経口投与用薬剤は糖衣丸錠剤、カプセル
の形で、粉末又は顆粒として調製される。これらは夫々
活性成分の特定量を含有する。
の形で、粉末又は顆粒として調製される。これらは夫々
活性成分の特定量を含有する。
同様にこれを溶液として又は懸濁液として調製するこ
ともできる。場合により風味剤又はその他の通常の剤を
加える。
ともできる。場合により風味剤又はその他の通常の剤を
加える。
直腸投与用薬剤を適する塩基との坐剤として調製す
る。
る。
膣投与用薬剤をペッサリー、タンポン、クリーム、ゲ
ル、ペースト、フォーム又はスプレー製品として調製す
る。
ル、ペースト、フォーム又はスプレー製品として調製す
る。
腸管外投与用剤を有効成分の単位薬用量として又は数
倍の薬用量として調製することができる。
倍の薬用量として調製することができる。
このためにアンプル、長頚フラスコの形で又は凍結乾
燥状態で貯蔵することができる。直ちに調製された注射
溶液及び懸濁液を無菌粉末、顆粒及び錠剤から得ること
ができる。これはたとえば物質を生理食塩水、グルコー
ス又は静脈内注射又は注入に適するその他の媒体中に溶
解して行われる。AIDS−患者の治療のために3′−FTdR
及び生理食塩水から0.3%溶液の必要量を製造し、これ
を滅菌し、患者に1時間以内で静脈内に注入する。注入
を全部で4−8時間くり返し、少なくとも8−10日間続
ける。
燥状態で貯蔵することができる。直ちに調製された注射
溶液及び懸濁液を無菌粉末、顆粒及び錠剤から得ること
ができる。これはたとえば物質を生理食塩水、グルコー
ス又は静脈内注射又は注入に適するその他の媒体中に溶
解して行われる。AIDS−患者の治療のために3′−FTdR
及び生理食塩水から0.3%溶液の必要量を製造し、これ
を滅菌し、患者に1時間以内で静脈内に注入する。注入
を全部で4−8時間くり返し、少なくとも8−10日間続
ける。
実施例 注射溶液 3′−FTdR及び生理食塩溶液から0.3%溶液の必要量
を調製する。
を調製する。
例2 錠剤又は糖衣丸 粉末化された3′−FTdRを通常の担体1又は数種、た
とえばでんぷん、タルク、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸カリウム、ステアリン酸、パラフイン、セ
チルアルコール、ペクチン、ショ糖、アラビアゴム、デ
キストリンと共に加工して錠剤又は糖衣丸となす。
とえばでんぷん、タルク、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸カリウム、ステアリン酸、パラフイン、セ
チルアルコール、ペクチン、ショ糖、アラビアゴム、デ
キストリンと共に加工して錠剤又は糖衣丸となす。
第一図は本発明による3′−FdTTPのHIV連合された逆転
写酵素50%阻害(ID50)を示し、第二図は本発明による
3′−FdTTPの細胞DNAポリメラーゼαへの作用を示す。
写酵素50%阻害(ID50)を示し、第二図は本発明による
3′−FdTTPの細胞DNAポリメラーゼαへの作用を示す。
フロントページの続き (72)発明者 マルテイン・フオン・ヤンタ−リピンス キー ドイツ民主共和国、ベルリン、プラデル ストラーセ、6 (72)発明者 クラウス・ゲルトネル ドイツ民主共和国、ベルリン、カロウエ ル・シヨウセー、157 (72)発明者 ペーテル・ランゲン ドイツ民主共和国、ベルリン、カロウエ ル・シヨウセー、219 (72)発明者 ハンス−アルフレート・ローゼンタール ドイツ民主共和国、ベルリン、メルキシ エス・ウーフエル、14
Claims (10)
- 【請求項1】有効成分として 一般式 (式中、 R1は、チミン、ウラシル、5−置換ウラシル、シトシン
あるいは5−置換シトシン誘導体残基であって、N−1
−グリコシド結合した残基;または2−フルオロアデニ
ン、2,6−ジアミノプリン、2−アミノプリン、6−チ
オグアニンあるいは7−デアザアデニン残基であって、
N−9−グリコシド結合した残基を示し、 R2は、HまたはOHを示し、 R3は、OH、O−アセチル基、O−パルミトイル基、遊離
の酸あるいはそのアルカリ金属、アンモニウムもしくは
アルキルアンモニウム塩の形態にあるトリホスフェート
基、またはヒドロキシ基の前駆基を示し、 但し、R1がチミンあるいはシトシン残基であってN−1
−グリコシド結合した残基を示し;R2がHを示し;R3がO
H、O−アセチル基、O−パルミトイル基、遊離の酸あ
るいはそのアルカリ金属、アンモニウムもしくはアルキ
ルアンモニウム塩の形態にあるトリホスフェート基、ま
たはヒドロキシ基の前駆基を示す一般式(I)の化合物
は除く)で表わされるフッ素化ピリミジンまたはプリン
ヌクレオシド、 および/または、 3′−デオキシ−3′−フルオロアラビノシルシトシン
よおび3′−デオキシ−3′−フルオロアラビノシルア
デニンから選ばれる少なくとも1つの化合物、 を含有する後天性免疫不全症AIDSの予防もしくは治療用
医薬組成物。 - 【請求項2】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−5−ブロモウリジンである請求項1の医薬組
成物。 - 【請求項3】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−5−エチルウリジンである請求項1の医薬組
成物。 - 【請求項4】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−2−フルオロアデノシンである請求項1の医
薬組成物。 - 【請求項5】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−6−チアグアノシンである請求項1の医薬組
成物。 - 【請求項6】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−2,6−ジアミノプリンリボシドである請求項
1の医薬組成物。 - 【請求項7】有効成分が2′,3′−ジデオキシ−3′−
フルオロ−2−アミノプリンリボシドである請求項1の
医薬組成物。 - 【請求項8】注射もしくは注入による投与、あるいは経
口による投与のための請求項1から7のいずれかの医薬
組成物。 - 【請求項9】糖衣丸、錠剤、カプセル剤、顆粒剤または
坐剤の形態にある請求項1から8のいずれかの医薬組成
物。 - 【請求項10】有効成分の単位薬用量またはそれ以上を
含有する請求項1から9のいずれかの医薬組成物。
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