JP2525315Y2 - 自動二輪車のシートベルト取付構造 - Google Patents
自動二輪車のシートベルト取付構造Info
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- JP2525315Y2 JP2525315Y2 JP11174691U JP11174691U JP2525315Y2 JP 2525315 Y2 JP2525315 Y2 JP 2525315Y2 JP 11174691 U JP11174691 U JP 11174691U JP 11174691 U JP11174691 U JP 11174691U JP 2525315 Y2 JP2525315 Y2 JP 2525315Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat belt
- seat
- nut member
- small
- mounting structure
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動二輪車のタンデム
シートの中間部に設けるシートベルトの取付構造に関す
るものである。
シートの中間部に設けるシートベルトの取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】タンデムシートを備える自動二輪車にお
いて、例えば、実開昭57−138788号公報のよう
に、タンデムシートの中間部に設けるシートベルトの端
部係合片が挿入されるバックルを、フレームパイプに突
設したブラケットにボルト止めしたり、また、実開平3
−84290号公報のように、シートカバーやフレーム
グリップを、フレームパイプに突設したブラケットにボ
ルト止めしたりしており、同様に、シートベルトの端部
の取り付けに関しても、フレームパイプに突設したブラ
ケットにボルト止めするようにしていた。
いて、例えば、実開昭57−138788号公報のよう
に、タンデムシートの中間部に設けるシートベルトの端
部係合片が挿入されるバックルを、フレームパイプに突
設したブラケットにボルト止めしたり、また、実開平3
−84290号公報のように、シートカバーやフレーム
グリップを、フレームパイプに突設したブラケットにボ
ルト止めしたりしており、同様に、シートベルトの端部
の取り付けに関しても、フレームパイプに突設したブラ
ケットにボルト止めするようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように従来は、専
用のブラケットをフレームパイプに設ける必要があり、
部品点数が多く、また、ボルトの外周にシートベルト端
部からの力が直接かかる構造となっていた。
用のブラケットをフレームパイプに設ける必要があり、
部品点数が多く、また、ボルトの外周にシートベルト端
部からの力が直接かかる構造となっていた。
【0004】そこで本考案の目的は、専用のブラケット
を不要にして、部品点数を削減するとともに、フレーム
パイプに直接固設したナット部材にシートベルト端部を
支持して、ボルト外周に力が直接かからないようにし、
取付強度を向上した自動二輪車のシートベルト取付構造
を提供することにある。
を不要にして、部品点数を削減するとともに、フレーム
パイプに直接固設したナット部材にシートベルト端部を
支持して、ボルト外周に力が直接かからないようにし、
取付強度を向上した自動二輪車のシートベルト取付構造
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本考案は、タンデムシートの中間部に設けるシートベル
トの端部をフレームパイプ側に支持するようにした自動
二輪車において、大径部から軸方向両側に小径段部を備
えて、軸方向にねじ孔を有する段付きナット部材を形成
し、この段付きナット部材を一方の小径段部で前記フレ
ームパイプ内に埋設固定し、前記シートベルトの端部を
他方の前記小径段部上に揺動自在に嵌合したことを特徴
とする。
本考案は、タンデムシートの中間部に設けるシートベル
トの端部をフレームパイプ側に支持するようにした自動
二輪車において、大径部から軸方向両側に小径段部を備
えて、軸方向にねじ孔を有する段付きナット部材を形成
し、この段付きナット部材を一方の小径段部で前記フレ
ームパイプ内に埋設固定し、前記シートベルトの端部を
他方の前記小径段部上に揺動自在に嵌合したことを特徴
とする。
【0006】
【作用】大径部から軸方向両側に小径段部を備える段付
きナット部材を用い、この段付きナット部材を一方の小
径段部でフレームパイプ内に埋設固定して、他方の小径
段部上にシートベルトの端部を揺動自在に嵌合したの
で、専用のブラケットが不要となり、部品点数が減少す
るとともに、段付きナット部材にシートベルト端部を支
持して、ねじ孔に締結するボルト外周に力が直接かから
ない構造となって、取付強度が向上する。
きナット部材を用い、この段付きナット部材を一方の小
径段部でフレームパイプ内に埋設固定して、他方の小径
段部上にシートベルトの端部を揺動自在に嵌合したの
で、専用のブラケットが不要となり、部品点数が減少す
るとともに、段付きナット部材にシートベルト端部を支
持して、ねじ孔に締結するボルト外周に力が直接かから
ない構造となって、取付強度が向上する。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案のシートベルト取付構造を適用した一例を
示す図1及び図2において、1はシートパイプ、3はサ
ブパイプ、5はサイドカバー、7はタンデムシート、1
1はシートベルト、13はアタッチメントプレート、1
5はワッシャ、17はボルト、21は段付きナット部材
である。尚、サイドカバー5上部の中間部には、図3に
も示すように、シートベルト11の端部を通すための切
欠部6が形成されており、また、図2中、8はシート底
板である。
する。本考案のシートベルト取付構造を適用した一例を
示す図1及び図2において、1はシートパイプ、3はサ
ブパイプ、5はサイドカバー、7はタンデムシート、1
1はシートベルト、13はアタッチメントプレート、1
5はワッシャ、17はボルト、21は段付きナット部材
である。尚、サイドカバー5上部の中間部には、図3に
も示すように、シートベルト11の端部を通すための切
欠部6が形成されており、また、図2中、8はシート底
板である。
【0008】図2に示す通り、フレームパイプであるシ
ートパイプ1には、シートベルト11端部に組み付けた
サンドイッチ構造によるアタッチメントプレート13を
揺動自在に嵌合支持するための段付きナット部材21が
固設して備えられている。即ち、この段付きナット部材
21は、大径部23から軸方向両側に小径段部25,2
7を備えて、軸方向に貫通するねじ孔29を有するもの
で、一方の小径段部25をシートパイプ1外側から埋設
して、溶接により固定したものである。
ートパイプ1には、シートベルト11端部に組み付けた
サンドイッチ構造によるアタッチメントプレート13を
揺動自在に嵌合支持するための段付きナット部材21が
固設して備えられている。即ち、この段付きナット部材
21は、大径部23から軸方向両側に小径段部25,2
7を備えて、軸方向に貫通するねじ孔29を有するもの
で、一方の小径段部25をシートパイプ1外側から埋設
して、溶接により固定したものである。
【0009】このようにして、シートパイプ1に小径段
部25を埋設固定した段付きナット部材21の外側に突
出する小径段部27上に、シートベルト11端部のアタ
ッチメントプレート13の組付孔部14を揺動自在に嵌
合して、小径段部27端面に平ワッシャ15を当て、ね
じ孔29にボルト17を締結する。以上によるシートベ
ルト11の取付状態において、小径段部25でシートパ
イプ1内に埋設固定した段付きナット部材21の小径段
部27上に、シートベルト11端部のアタッチメントプ
レート13を支持して、ねじ孔29に締結するボルト1
7の外周には力が直接かからない構造となっている。
部25を埋設固定した段付きナット部材21の外側に突
出する小径段部27上に、シートベルト11端部のアタ
ッチメントプレート13の組付孔部14を揺動自在に嵌
合して、小径段部27端面に平ワッシャ15を当て、ね
じ孔29にボルト17を締結する。以上によるシートベ
ルト11の取付状態において、小径段部25でシートパ
イプ1内に埋設固定した段付きナット部材21の小径段
部27上に、シートベルト11端部のアタッチメントプ
レート13を支持して、ねじ孔29に締結するボルト1
7の外周には力が直接かからない構造となっている。
【0010】従って、シートパイプ1内に小径段部25
を埋設して溶接固定したことによる段付きナット部材2
1の取付強度の向上と併せて、シートベルト11端部の
取付強度の向上を達成することができる。また、従来の
如き専用のブラケットが不要のため、部品点数の削減に
寄与できるものである。
を埋設して溶接固定したことによる段付きナット部材2
1の取付強度の向上と併せて、シートベルト11端部の
取付強度の向上を達成することができる。また、従来の
如き専用のブラケットが不要のため、部品点数の削減に
寄与できるものである。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案の自動二輪車のシー
トベルト取付構造によれば、大径部から軸方向両側に小
径段部を備える段付きナット部材を用い、この段付きナ
ット部材を一方の小径段部でフレームパイプ内に埋設固
定して、他方の小径段部上にシートベルトの端部を揺動
自在に嵌合する構造としたため、専用のブラケットが不
要となり、部品点数を減少できるとともに、段付きナッ
ト部材にシートベルト端部を支持して、ねじ孔に締結す
るボルト外周に力が直接かからない構造となり、従っ
て、取付強度を向上することができる。
トベルト取付構造によれば、大径部から軸方向両側に小
径段部を備える段付きナット部材を用い、この段付きナ
ット部材を一方の小径段部でフレームパイプ内に埋設固
定して、他方の小径段部上にシートベルトの端部を揺動
自在に嵌合する構造としたため、専用のブラケットが不
要となり、部品点数を減少できるとともに、段付きナッ
ト部材にシートベルト端部を支持して、ねじ孔に締結す
るボルト外周に力が直接かからない構造となり、従っ
て、取付強度を向上することができる。
【図1】本考案のシートベルト取付構造を適用した一例
を示すシート部分の概略側面図
を示すシート部分の概略側面図
【図2】本考案のシートベルト取付構造を示す要部拡大
の縦断面図
の縦断面図
【図3】サイドカバーの切欠部を示す斜視図
1…フレームパイプ(シートパイプ)、7…タンデムシ
ート、11…シートベルト、13…アタッチメントプレ
ート、17…ボルト、21…段付きナット部材、23…
大径部、25,27…小径段部、29…ねじ孔。
ート、11…シートベルト、13…アタッチメントプレ
ート、17…ボルト、21…段付きナット部材、23…
大径部、25,27…小径段部、29…ねじ孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 タンデムシートの中間部に設けるシート
ベルトの端部をフレームパイプ側に支持するようにした
自動二輪車において、大径部から軸方向両側に小径段部
を備えて、軸方向にねじ孔を有する段付きナット部材を
形成し、この段付きナット部材を一方の小径段部で前記
フレームパイプ内に埋設固定し、前記シートベルトの端
部を他方の前記小径段部上に揺動自在に嵌合したことを
特徴とする自動二輪車のシートベルト取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174691U JP2525315Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 自動二輪車のシートベルト取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174691U JP2525315Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 自動二輪車のシートベルト取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554180U JPH0554180U (ja) | 1993-07-20 |
JP2525315Y2 true JP2525315Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=14569137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11174691U Expired - Fee Related JP2525315Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 自動二輪車のシートベルト取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525315Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP11174691U patent/JP2525315Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0554180U (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960919 |
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