JP2524953Y2 - 多用途式暖房装置 - Google Patents

多用途式暖房装置

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JP2524953Y2
JP2524953Y2 JP8770691U JP8770691U JP2524953Y2 JP 2524953 Y2 JP2524953 Y2 JP 2524953Y2 JP 8770691 U JP8770691 U JP 8770691U JP 8770691 U JP8770691 U JP 8770691U JP 2524953 Y2 JP2524953 Y2 JP 2524953Y2
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heat
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吉雄 秋山
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東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、室内暖房用の電気ス
トーブや各種用途のテーブルとして使用することができ
る多用途式暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から室内の暖房器具として、各種の
電気ストーブが提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
気ストーブにおいては、専ら室内の暖房に使用すること
ができるだけで、他の用途すなわちテーブルとして使用
するようなことはできず、このため室内には電気ストー
ブと共にテーブルを備えておく必要が生じ、この結果、
経済的な面で不利となるばかりでなく、その電気ストー
ブとテーブルとの配置スペースで室内が狭くなってしま
う難点がある。
【0004】この考案はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、一台で電気ストー
ブとテーブルとに兼用して、かつ安全に使用することが
できる多用途式暖房装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案はこのような目
的を達成するために、請求項1の手段として、下面に発
熱出力の切替えが可能なヒータユニットを備える天板を
支持台に回動自在に設け、前記天板を回動して該天板が
ほぼ垂直に配置する起立状態と、前記ヒータユニットが
下方を向いて天板が水平に配置する水平状態との設定を
可能にし、かつ天板が起立状態から回動して水平状態に
移行する際にその動作で前記ヒータユニットの発熱出力
を高出力状態から低出力状態に自動的に切替える自動切
替え機構を設け、また請求項2の手段として、支持台に
天板を回動自在に設け、前記天板の下面にヒータユニッ
トを設け、このヒータユニットと天板の上面との間に送
風路を形成し、かつこの送風路内に空気を吸入して流通
させるファンを設け、前記天板を回動して該天板がほぼ
垂直に配置する起立状態と、前記ヒータユニットが下方
を向いて天板が水平に配置する水平状態との設定を可能
にし、天板が起立状態から回動して水平状態に移行する
際にその動作で前記ファンを駆動するモータの通電回路
を自動的に閉成する自動切替え機構を設けるようにした
ものである。
【0006】
【作用】請求項1の手段において、天板を起立状態に保
持した場合には、ヒータユニットから天板の前方に輻射
熱が放射され、したがってこの暖房装置を室内暖房用の
電気ストーブとして使用することができる。そしてヒー
タユニットの発熱出力を切替えることによりその輻射放
熱量を調節することができる。
【0007】このような電気ストーブとしての使用形態
から、天板を回動してヒータユニットが下方を向く水平
状態に設定すると、この暖房装置をテーブルとして使用
することができる。そして天板が起立状態から水平状態
に回動すると、この動作に連動する自動切替え機構によ
りヒータユニットが低出力状態に設定され、この低出力
による輻射熱で天板の下方が暖房される。
【0008】天板が水平状態に保持されているときに
は、ヒータユニットの熱の対流で天板の上面が過熱され
る恐れが生じるが、天板が水平状態に設定された際に
は、自動切替え機構により常にヒータユニットの出力が
低出力となるように自動的に切替えられ、したがって天
板の上面の過熱を防止して常に安全に使用することが可
能となる。
【0009】請求項2の手段においては、天板を起立状
態に保持し、ヒータユニットから輻射熱が放散する状態
のもとでファンを駆動すると、送風路内に空気が吸入さ
れ、この空気がヒータユニットの熱で加熱されて温風と
なり、この温風が天板から送風され、この温風と輻射熱
とで室内を暖房することができる。
【0010】そして天板が起立状態から水平状態に回動
してテーブルとしての使用形態が設定された場合には、
その動作に連動する自動切替え機構によりファンが常に
駆動される状態が保持され、したがって送風路内に常に
空気が流通し、この空気によヒータユニットから天板の
上面への熱の伝達が抑制され、これにより天板の上面の
過熱が防止される。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】図1ないし図4に第1の実施例を示し、図
中1が支持台で、この支持台1は互いに対向する一対の
支柱2,2を一体に有し、これら支柱2,2間に偏平な
箱形状に形成された天板3が配置し、この天板3が前記
支柱2,2に取り付けられた支軸4,4を介して回動自
在に支持されている。そして前記一方の支柱2に係止ボ
タン5が設けられ、この係止ボタン5により、天板3が
ほぼ垂直に配置する起立状態と、ほぼ水平に配置する水
平状態とに係止してその状態を保持することができるよ
うになっている。
【0013】天板3はその水平配置時に下面となる片面
に開口部6を有し、この天板3内に前記開口部6に対向
して二重に遮熱板7a,7bが設けられ、遮熱板7aの
内側に前記開口部6に対向して面状のヒータユニット8
が設けられている。このヒータユニット8は、並列して
配置するマイカなどの一対の絶縁板9,9の外周にそれ
ぞれ一対の発熱線10a,10bを互いに一定の間隔を
保って螺旋状に巻き付け、これら絶縁板9,9を反射シ
ート11と放熱シート12とで挾着してなる。そして前
記放熱シート12が前記開口部6に対向するように配置
している。
【0014】前記一方の支軸4にはカム15が取り付け
られ、また天板3の内部に自動切替えスイッチ16が設
けられ、この自動切替えスイッチ16の作動子16aが
前記カム15の周面に接触している。そして天板3が起
立状態に保持されているときに、自動切替えスイッチ1
6の接点が閉合し、この状態から天板3が支軸4,4を
支点に回動して水平状態に移行する際に、前記カム15
の動作により自動切替えスイッチ16の接点が開放する
ようになっている。
【0015】天板3の一側縁の端面には手動切替えスイ
ッチ17および電源スイッチ18が設けられ、また前記
一方の遮熱板7bの背面には、異常温度上昇時にヒータ
ユニット8に対する通電を遮断または制御する温度ヒュ
ーズやリミッターなどの安全器19a,19bが取り付
けられ、さらに天板3の開口部6には網状のガード20
が取り付けられている。
【0016】電気回路を図4に示し、ヒータユニット8
に設けられた各発熱線10a,10a,10b,10b
が電源21に対して並列に接続し、その一方の発熱線1
0b,10bの通電回路中に自動切替スイッチ16およ
び手動切替えスイッチ17が直列に設けられ、また電源
21の一方の端子側に電源スイッチ18および安全器1
9a,19bが直列に設けられている。
【0017】このような構成において、手動切替えスイ
ッチ17の接点が閉合する状態のもとで、図3(A)に
示すように、天板3を起立状態に保持して電源スイッチ
18を投入すると、各発熱線10a,10a,10b,
10bが通電されて発熱し、その輻射熱が開口部6から
その前方に放射され、したがってこの暖房装置を室内暖
房用の電気ストーブとして使用することができる。そし
て各発熱線10a,10a,10b,10bが発熱する
状態から手動切替えスイッチ17を操作してその接点を
開放すると、発熱線10b,10bの通電が切れ、発熱
線10a,10aのみが発熱する。すなわちヒータユニ
ット8の出力が高出力から低出力に切替わり、輻射放熱
量が低下する。
【0018】一方、この暖房装置はテーブルとして使用
することが可能で、この場合には、図3(B)に示すよ
うに、天板3を回動して開口部6が下方を向く水平状態
に保持する。天板3が水平状態に回動すると、カム15
による操作で自動切替えスイッチ16の接点が自動的に
開放され、したがって天板3を水平状態に保持した状態
で電源スイッチ18を投入すると、手動切替えスイッチ
17の接点の開閉状態に関わらず、常に発熱線10a,
10aのみが通電されて発熱する。すなわちヒータユニ
ット8の出力が常に低出力に設定され、このような低出
力の発熱で天板3の下方が暖房される。
【0019】そしてこのように水平状態に保持した天板
3により、読書や記帳などを行なう際のテーブルとして
使用することができる。そして天板3の下方が発熱線1
0a,10aの輻射熱で暖房されるから、その使用者の
脚部から腰回りが有効に暖められ、快適にその読書や記
帳などの作業を行なうことができる。
【0020】暖房装置を電気ストーブとして使用する場
合には、ヒータユニット8の表面温度を通常 200℃程度
に保つ必要があるが、天板3が水平状態に切替わってテ
ーブルとして使用されるもとで、ヒータユニット8の表
面温度がそのまま同程度の温度であると、対流により天
板3の上面が過熱され、思わぬ火傷を負ったり天板3が
焼損するような恐れが生じるが、天板3が水平状態に設
定された際には、自動切替えスイッチ16の動作で常に
ヒータユニット8の出力が低出力となるように自動的に
切替えられ、したがって天板3の上面の過熱が防止さ
れ、常に安全に使用することができる。
【0021】なお、夏期などにおいては天板3を水平状
態に設定し、電源スイッチ18を投入しないまま通常の
テーブルとして使用でき、したがってこの暖房装置は年
間を通して有効に利用することができる。次に図5ない
し図8を参照して第2の実施例について説明する。
【0022】この第2の実施例においては、ヒータユニ
ット8の背面側に設けられた遮熱板7a,7bの相互間
が送風路25となっている。そしてこの送風路25が吸
入口26,26を介して天板3の開口部6の両側部分に
開放し、また遮熱板7aの中央部に送風路25内に連通
する吐出口27が形成されている。ヒータユニット8に
は前記吐出口27に対向する部分に切欠口28が形成さ
れ、この切欠口28の内側にモータ29で駆動されるフ
ァン30が設けられている。
【0023】電気回路を図8に示し、発熱線10a,1
0a,10b,10bおよびモータ29が電源21に対
して並列に接続し、発熱線10b,10bの通電回路中
に手動切替えスイッチ17aが設けられ、モータ29の
通電回路中に自動切替えスイッチ16および手動切替え
スイッチ17bが並列に設けられ、また電源21の一方
の端子側に電源スイッチ18および安全器19a,19
bが直列に設けられている。前記自動切替えスイッチ1
6はカム15により操作されるもので、天板3が起立状
態にあるときにはその接点が開放され、天板3が回動し
て水平状態に移行する際にカム15による操作でその接
点が閉合されるようになっている。
【0024】このような構成においては、手動切替えス
イッチ17a,17bの接点がそれぞれ閉合する状態の
もとで、図7(A)に示すように、天板3を起立状態に
保持して電源スイッチ18を投入すると、各発熱線10
a,10a,10b,10bおよびモータ29が通電さ
れ、各発熱線10a,10a,10b,10bの発熱で
その輻射熱が開口部6からその前方に放射される。また
モータ29による駆動でファン30が回転し、天板3の
前方側の空気が吸入口26,26から送風路25内に順
次吸入され、この空気が送風路25内を流通する間に発
熱線10a,10a,10b,10bからの熱を吸収し
て温風となり、この温風が吐出口27および切欠口28
を通して天板3の前方に送風される。したがってこの暖
房装置を温風式電気ストーブとして使用することができ
る。
【0025】そしてこのような状態のもとで、手動切替
えスイッチ17aを操作してその接点を開放すると、発
熱線10b,10bの通電が切れ、発熱線10a,10
aのみが発熱して輻射放熱量が低下する。また手動切替
えスイッチ17bを操作してその接点を開放すると、モ
ータ29の通電が切れ、温風の送風が停止する。
【0026】一方、図7(B)に示すように、天板3を
回動し、その開口部6が下方を向く水平状態に保持して
テーブルとしての使用形態に設定すると、カム15によ
る操作で自動切替えスイッチ16の接点が閉合され、し
たがってこの状態においては、手動切替えスイッチ17
bの操作に関わらず常にモータ29が通電されてファン
30が回転する。
【0027】天板3が水平状態に設定された際には、前
述したようにヒータユニット8の熱で天板3の上面が過
熱する恐れがあるが、ヒータユニット8と天板3の上面
との間に配置した送風路25内に常に空気が流通するた
め、この空気によりヒータユニット8から天板3の上面
への熱の伝達が抑制され、したがって天板3の上面の過
熱が防止され、安全に使用することができる。
【0028】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、一
台の暖房装置で電気ストーブとテーブルとに兼用して使
用することができる。そして天板を水平状態に保持して
テーブルとして使用する際におけるその天板の上面の過
熱を防止して常に安全に使用することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例による暖房装置を示す
一部破断の正面図。
【図2】その暖房装置の側断面図。
【図3】その暖房装置の天板を起立状態に保持したとき
と、水平状態に保持したときの状態を示す斜視図。
【図4】その暖房装置の電気回路図。
【図5】この考案の第2の実施例による暖房装置を示す
一部破断の正面図。
【図6】その暖房装置の側断面図。
【図7】その暖房装置の天板を起立状態に保持したとき
と、水平状態に保持したときの状態を示す斜視図。
【図8】その暖房装置の電気回路図。
【符号の説明】
1…支持台 3…天板 8…ヒータユニット 16…自動切替えスイッチ 25…送風路 29…モータ 30…ファン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に発熱出力の切替えが可能なヒータ
    ユニットを備える天板を支持台に回動自在に設け、前記
    天板を回動して該天板がほぼ垂直に配置する起立状態
    と、前記ヒータユニットが下方を向いて天板が水平に配
    置する水平状態との設定を可能にし、かつ天板が起立状
    態から回動して水平状態に移行する際にその動作で前記
    ヒータユニットの発熱出力を高出力状態から低出力状態
    に自動的に切替える自動切替え機構を設けたことを特徴
    とする多用途式暖房装置。
  2. 【請求項2】 支持台に天板を回動自在に設け、前記天
    板の下面にヒータユニットを設け、このヒータユニット
    と天板の上面との間に送風路を形成し、かつこの送風路
    内に空気を吸入して流通させるファンを設け、前記天板
    を回動して該天板がほぼ垂直に配置する起立状態と、前
    記ヒータユニットが下方を向いて天板が水平に配置する
    水平状態との設定を可能にし、天板が起立状態から回動
    して水平状態に移行する際にその動作で前記ファンを駆
    動するモータの通電回路を自動的に閉成する自動切替え
    機構を設けたことを特徴とする多用途式暖房装置。
JP8770691U 1991-10-25 1991-10-25 多用途式暖房装置 Expired - Lifetime JP2524953Y2 (ja)

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