JP2524944B2 - 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤 - Google Patents

竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤

Info

Publication number
JP2524944B2
JP2524944B2 JP27377792A JP27377792A JP2524944B2 JP 2524944 B2 JP2524944 B2 JP 2524944B2 JP 27377792 A JP27377792 A JP 27377792A JP 27377792 A JP27377792 A JP 27377792A JP 2524944 B2 JP2524944 B2 JP 2524944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo
fine powder
powder
ultrafine
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27377792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0655091A (ja
Inventor
宏輔 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEZUMI SANGYO KK
Original Assignee
TAKEZUMI SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEZUMI SANGYO KK filed Critical TAKEZUMI SANGYO KK
Priority to JP27377792A priority Critical patent/JP2524944B2/ja
Publication of JPH0655091A publication Critical patent/JPH0655091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524944B2 publication Critical patent/JP2524944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹微粉末、超微粉末の
製造方法及び脱臭抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】竹材の表皮、甘皮といわれる部分に抗菌
作用があることは、昔から常識化していた。竹は切断し
て放置した場合、切口はカビが生えたりするが、表面は
カビも生えず、長期間そのままで腐らない。虫が入る場
合も表面からは入らず、必ず中の部分に入ってくる。
【0003】竹材をオガクズ状に粉砕し放置すると、湿
気の多い雨期など2,3日で変色し、間もなくカビが生
えてくる。オガクズ状にし、ポットに入れて茸類を育て
ると、普通の木材の場合より、2,3割収量が多いと言
われるが、これは竹材の中の部分は殺菌作用でなく、む
しろ糖分があり、菌を育てるといわれている。竹の切り
口に水がたまると甘味があり、犬など好んでなめると言
われている
【0004】
【目的】本発明は、竹材の抗菌性のある表皮部分から竹
微粉末及び超微粉末を製造する最も良い方法の提供を第
1の目的としている。
【0005】これら微粉末及び超微粉末は、抗菌性と同
様に脱臭する性質をもっており、脱臭剤としても利用で
きる。これら、オガクズなど通常の粉末では利用が困難
な、紙、不織布、レーヨン、布類等に抗菌性を付与する
ために利用が可能で、かつ脱臭剤としても利用が可能な
竹の微粉末及び超微粉末の提供を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、各種竹類の生竹を切断、分割し、これを粉砕機で
オガクズ状に粉砕し、その後、30メッシュ前後の篩で
ふるい、その粉末を、微粉末製造機で、40、30、2
0、10ミクロン等必要な粒度の微粉末に微粉砕して分
級するものである。
【0007】
【作用】上記課題解決手段において、竹は上部と下部の
大きさ、肉厚が異なり、それに板状と言っても湾曲して
おり、企業的に流れ作業で、表面1mm程度を削りとる
ことが困難であるが、竹微粉末の製造の過程で、予め約
30メッシュでふるうと、微粉末になり難い竹の節とか
内部の組織の荒い部分が大半取り除かれる。したがっ
て、この微粉末には、竹の表皮及び表皮の下の甘皮(あ
まはだという表面から1mm以下のところ)部分が多く
含まれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明すると、この
竹微粉末及び超微粉末の製造方法は、孟宗竹、眞竹、唐
竹、淡竹など各種竹類の生竹を切断、分割し、これを粉
砕機でオガクズ状に粉砕し、その後、30メッシュ前後
の篩でふるうことにより、微粉末になり難い竹の節とか
内部の組織の荒い部分を大半取除き、その粉末を、公知
の微粉末製造機ですり潰して、40、30、20、10
ミクロン等必要な粒度の微粉末に微粉砕して分級し、更
に、これらの微粉末を公知の超微粉末製造機ですり潰し
て、10、5ミクロン以下の超微粉末にすることを特徴
とする。
【0009】上記の製造方法により製造した各種竹材の
微粉末並びに超微粉末は、製造の過程で予め約30メッ
シュでふるっているため、微粉末になり難い竹の節とか
内部の組織の荒い部分が大半取り除かれている。したが
って、この粉末には、竹の表皮及び表皮の下の甘皮(あ
まはだという表面から1mm以下のところ)部分が多く
含まれている。
【0010】この表皮並びに表皮に近い部分は、昔から
抗菌作用があることは周知のことで、漢方薬としても表
皮及び甘皮は、その抗菌性が利用されてきた。
【0011】また、これら微粉末及び超微粉末は、抗菌
性と同様に脱臭する性質をもっており、脱臭剤としても
利用できる。これら、竹の微粉末及び超微粉末は形状も
小さいので、オガクズなど通常の粉末では利用が困難な
紙、不織布、レーヨン、布類等に加工利用が可能であ
る。
【0012】例えば、脱臭抗菌紙としては、パルプに3
0〜40ミクロンの本発明脱臭抗菌剤を混入し、脱臭抗
菌布、レーヨンには、20〜10ミクロンの本発明脱臭
抗菌剤を利用し、脱臭抗菌不織布には、30ミクロンの
本発明脱臭抗菌剤を利用し、ペイントには、その色相を
調節するために30ミクロン以下の本発明脱臭抗菌剤を
利用する。
【0013】なお、竹材の表面に近い部分の粉末をつく
るには、竹材を切断分割し、水平ベルト研磨機で表皮を
削る方法を、機械設備を入れて試みた。しかし、竹は上
部と下部の大きさ、肉厚が異なり、それに板状と言って
も湾曲しており、企業的に流れ作業で表面1mm程度を
削りとることが困難であることが分かった。その結果、
竹材の抗菌性のある表皮部分をとるためには、本発明の
方法が最もよいという結論に達した。
【0014】要するに、竹の粉末でも表皮並に表皮に近
い甘皮と言う部分が抗菌性があり、こん部分かこの部分
を多量に含む粉末をとる方法が勘要である。
【0015】また、漢方薬で、たむし、乳幼児の湿疹、
うるしのかぶれ、ハチさされ等に竹の葉や甘皮を利用す
るのも殺菌力利用であり、のどのただれに表皮の油を利
用するのも同様の知恵である。
【0016】竹材には、抗菌性と並んで着目すべき点に
脱臭能力がある。例えば、アンモニア臭の脱臭力テスト
では、181テシケーター内初期濃度500ppmを材
料100gで、やしがら活性炭と比較すると次の通りで
あった。
【0017】 竹微粉末(30ミクロン級) やしがら活性炭 15分経過 残留濃度 43ppm 145ppm 20分経過 残留濃度 18ppm 100ppm 35分経過 残留濃度 5ppm 60ppm 竹の粉末を製造する場合、オガクズ状では雨期に2,3
日で変色し、割合早くカビも生える(抗菌作用に利用で
きない)ことは、既述の通りであるが、50〜80ミク
ロンでは少し湿度があると、大きな袋に保管する際、や
はり内部が温かくなり変化を始める。
【0018】30ミクロン級、10〜20ミクロン級
(これを中心とした粒度のもの)では1年以上保管して
も全く変化をしないので、抗菌性が認められる。
【0019】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項
1,2の発明によると、竹微粉末の製造の過程で、予め
約30メッシュでふるうので、微粉末になり難い竹の節
とか内部の組織の荒い部分が大半取り除かれ、したがっ
て、この微粉末には、竹の表皮及び表皮の下の甘皮(あ
まはだという表面から1mm以下のところ)部分が多く
含まれる。
【0021】請求項3の発明によると、オガクズなど通
常の粉末では利用が困難な、紙、不織布、レーヨン、布
類等に抗菌性を付与するために利用が可能で、かつ脱臭
剤としても利用が可能な竹の微粉末及び超微粉末の提供
できる優れた効果がある。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孟宗竹、眞竹、唐竹、淡竹など各種竹類
    の生竹を切断、分割し、これを粉砕機でオガクズ状に粉
    砕し、その後30メッシュ前後の篩でふるうことによ
    り、微粉末になり難い竹の節とか内部の組織の荒い部分
    を大半取除き、その粉末を、微粉末製造機で、40、3
    0、20、10ミクロン等必要な粒度の微粉末に微粉砕
    して分級することを特徴とする竹微粉末、超微粉末の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 孟宗竹、眞竹、唐竹、淡竹など各種竹類
    の生竹を切断、分割し、これを粉砕機でオガクズ状に粉
    砕し、その後、30メッシュ前後の篩でふるうことによ
    り、微粉末になり難い竹の節とか内部の組織の荒い部分
    を大半取除き、その粉末を、微粉末製造機で、40、3
    0、20、10ミクロン等必要な粒度の微粉末に微粉砕
    して分級し、更に、これらの微粉末を超微粉末製造機で
    10、5ミクロン以下の超微粉末にすることを特徴とす
    る竹微粉末、超微粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、2の竹微粉末、超微粉末の製
    造方法により製造した各種竹材の微粉末並びに超微粉末
    からなる脱臭抗菌剤。
JP27377792A 1992-04-08 1992-09-16 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤 Expired - Lifetime JP2524944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27377792A JP2524944B2 (ja) 1992-04-08 1992-09-16 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-86910 1992-04-08
JP8691092 1992-04-08
JP27377792A JP2524944B2 (ja) 1992-04-08 1992-09-16 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655091A JPH0655091A (ja) 1994-03-01
JP2524944B2 true JP2524944B2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=26427982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27377792A Expired - Lifetime JP2524944B2 (ja) 1992-04-08 1992-09-16 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524944B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180002764A (ko) 2015-06-15 2018-01-08 오사무 다마이 대나무 발효 추출물의 제조 방법 및 면역 부활제

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011246417A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Tomoko Tateishi 美肌用石鹸
CN103862535B (zh) * 2012-12-11 2016-01-06 浙江安吉峰晖竹艺服饰有限公司 半自动寿司卷帘编织机
CN103233357A (zh) * 2013-05-07 2013-08-07 福建恒安集团有限公司 含天然竹粉的卫生材料整理剂、含天然竹粉的卫生材料及其用途

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180002764A (ko) 2015-06-15 2018-01-08 오사무 다마이 대나무 발효 추출물의 제조 방법 및 면역 부활제
US10820612B2 (en) 2015-06-15 2020-11-03 Osamu Tamai Method for producing fermented bamboo extract and immunostimulating agent

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0655091A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101616688B1 (ko) 굼벵이를 이용한 기능성 식품 제조방법
DE2659611A1 (de) Verfahren zur herstellung von kunsttabak und eine vorrichtung zur ausuebung dieses verfahrens
KR20170025121A (ko) 마스크 팩용 화장 조성물 제조방법
DE69923853T2 (de) Verfahren zur herstellung eines kristallinen seidenpulvers
JP2524944B2 (ja) 竹微粉末、超微粉末の製造方法及び脱臭抗菌剤
CN107536415A (zh) 一种沉香养身线香及制备方法
DE2434317C3 (de) Verfahren zur Herstellung von Erdnußflocken
JP2002281900A (ja) 超微粉砕茶、その製法および超微粉砕茶を用いた製品
KR100446464B1 (ko) 침구류속 재료의 제조방법
JPS6192530A (ja) 健康飲料
KR20210101489A (ko) 잣송이 겉껍질 미분을 이용한 비누 및 그 제조방법
JPS60186269A (ja) たばこの香喫味改善法
DE2538981A1 (de) Rauchmaterial
KR20210004594A (ko) 복분자 잎 추출물을 이용한 항균종이 및 이의 제조방법
KR970005298A (ko) 솔잎분말과 솔잎즙을 이용한 과립의 제조방법
CN114557472B (zh) 再造烟叶及其制备方法、卷烟制品
JP2021161178A (ja) 植物フィラー、樹脂組成物、及び植物フィラーの製造方法
KR0162149B1 (ko) 침구용 첨가재의 제조방법
KR102465132B1 (ko) 닥솜을 이용한 분골함 및 그 제조방법
DE19633257C1 (de) Verfahren zum Herstellen von porösem Glas und Verwendung dieses porösen Glases
JP2000023648A (ja) 霊芝の加工方法および焙煎霊芝
US3750679A (en) Method in the utilizing of tobacco waste
EP1671765B1 (de) Zirbenholzpräparat und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2005312708A (ja)
KR20050082832A (ko) 향장품 원료용 송이 화산석 가공방법 및 이를 이용한 송이팩