JP2005312708A - 枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】
香りで精神的な癒し効果を付与して快適な睡眠を確保する効果は有るものの、従来の香りでは不十分でありかつ短期間の間にその香りが消失してしまうという問題があった。
【解決手段】
枕の充填材として、イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物を含有させると優れた安眠効果が発揮でき、更に竹炭の粉砕物を枕の充填材として含有させると長期間その効果が維持できる。

Description

本発明は、植物の葉の揮発成分特に香りによる優れた安眠効果を持ちかつその効果が長期間維持できる枕に関する。
枕は一般に、布等で構成された袋の中に、充填材としてそば殻や籾殻、小豆、あるいは小径合成樹脂パイプの切断品等を入れ、作られる。これら充填材の目的は、就寝時等の頭部の重量を支えて枕の形状を維持し、また頭部から発生する熱や水分を除去して快適な睡眠を確保することにある。より快適な睡眠を確保するため、香りで精神的な癒し効果を付与するためヒノキ等の香木の木片を充填材として用いた枕も提案されている。
特開平5−161532 特開平9−215575 特開平2002−17541 特開2003−235708
充填材にヒノキ等の香木を入れその香りで精神的な癒し効果を付与して快適な睡眠を確保する効果は有るものの、従来の香木等の木片による香りでは快適な睡眠を確保する効果が不十分でありかつ短期間の間にその香りが消失してしまい効果が持続しにくい、という問題があった。
本発明者は、現行の枕の有する上記問題点を解決すべく検討した結果、充填材としてイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの4種類の葉の乾燥物を枕の内部に含有する枕が快適な睡眠を確保する効果を持つことを見出した。
枕の充填材として含有されるイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物は枕を使用する人の気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する効果を付与する。イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉は、それぞれ単独で充填材として用いるよりそれら4種類の葉を一緒に充填する方が枕を使用する人の気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する効果をより有効に相乗的に付与できる。
イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉とはイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの樹木の葉の部分を採取した物を言い、採取の際に樹木の枝等が混入しても特に問題ではない。葉の部分を採取する方法は特に限定は無いが手や鋏等の器具をもちいて採取する方法が例示できる。
イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉は枕の湿気を防ぎかつ頭部から発生する汗等の水分を除去するため、乾燥していることが必要とされる。葉の乾燥方法は特に限定は無いが葉から発生する揮発成分特に香りが乾燥時に飛び過ぎないように、日陰で自然の風を当てながらあるいは人工的に風を当てながら乾燥する方法、乾燥機の中で乾燥する方法等が例示できる。これら葉の乾燥の程度は特に問わないが、手で揉んで砕ける程度が好ましい。
枕の充填材の中に占めるイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物の全体の割合は、人の気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する観点から体積割合で30%以上が好ましく50%以上がより好ましく60%以上が更に好ましい。イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物それぞれの体積割合は5%以上が好ましく、10%以上がより好ましく、20%以上が更に好ましい。
本発明では、枕を使用する人の気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する観点から充填材としてイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物を必須として必要とするが、セキショウまたはクロモジのいずれか一方または双方の葉の乾燥物を更に配合するとより良好に気持ちを和らげ快適な睡眠が得られ好ましい。
充填材の中に占めるイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物やセキショウ、クロモジ葉の乾燥物は、人の気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する観点から、適度に砕いて用いられると好ましく、粉砕した葉の大きさは最大幅が1mm〜20mmであると好ましく、2〜10mmがより好ましい。
本発明の枕の充填材には必要に応じ他の草木の葉の乾燥物を混入しても良い。
本発明の枕の充填材には気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する観点からイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物が必須として必要とされるが、本発明はこれら気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する効果を長期間持続させるため更に竹炭の粉砕物を含有すると好ましい。
竹炭は極めて硬いためその破断面は鋭利な形状を有している。本発明の枕の充填材であるイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物に竹炭の粉砕物を含有させると、枕の使用時に頭部の重量の力で竹炭の鋭利な破断面が葉の乾燥物に傷を付け、そこから葉の内部の揮発成分や香りが新たに揮散する。イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物のみを充填材として用いた場合には葉の表面近傍の揮発成分や香りが揮散すると葉の内部の揮発成分や香りは殆ど揮散できなくなり効果の持続性は劣る。一方本発明のように枕の充填材であるイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物に竹炭の粉砕物を含有させると、竹炭の鋭利な破断面が葉の乾燥物に傷を付け、そこから葉の内部の揮発成分や香りが新たに揮散するため、長期間快適な睡眠を確保する効果が持続できる。
本発明で竹炭とは植物である竹を炭化させたものである。本発明の竹炭に用いる竹の種類や竹炭の製造方法には特に限定は無い。竹の種類としてはマダケ、ハチク、モウソウチク、メダケ、クロチクあるいはササ等が例示でき、竹炭の製造方法としては炭焼きと同じように釜等で蒸し焼きする方法が例示できる。
本発明に用いる竹炭の粉砕物は竹炭の鋭利な破断面が葉の乾燥物に傷を付け易くするため最大長が1mm〜20mm程度が好ましく2mm〜10mmがより好ましい。竹炭の粉砕方法には特に限定は無いが、ハンマー等を用い手で砕く方法や破砕機等で粉砕する方法が例示できる。充填材中に占める竹炭の体積割合は5〜50%が好ましく、10〜30%がより好ましい。
本発明の枕の充填材には長期間気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する観点からイチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物と竹炭が必要とされるが、さらにヒノキの木片を配合するとヒノキの木片が竹炭の鋭利な破断面が葉の乾燥物に傷を付ける作用を増強させ、長期間気持ちを和らげ快適な睡眠を確保する効果がより強化されやすく好ましい。
ヒノキの木片の大きさは最大長で1mm〜20mmが好ましく、2mm〜10mmがより好ましい。枕の充填材中に占めるヒノキの木片の体積割合は5〜50%が好ましく、10〜30%がより好ましい。
本発明の枕の充填材には必要に応じ他の充填材例えばそば殻や籾殻、小豆、あるいは小径合成樹脂パイプの切断品や綿等を含有させても良い。
本発明の枕は就寝時あるいは休息時等に好適に用いることができる。
本発明の枕の形状は特に問わないが筒型や平型が例示できる。また枕の形態はどの様な形態であっても良く一つの袋からなる枕や複数の袋からなる枕あるいは一重あるいは多重の袋からなる枕等が例示できる。中でも、充填材が外部に漏れたり頭部を傷つけたりすることを防止する観点から多重の枕が好ましい。枕の材質は特に限定は無く、綿等の天然繊維や合成繊維の布や不織布あるいは紙等を用いることができる。
本発明の枕は、香りによる優れた安眠効果を持ちかつ長期間その効果が維持できる枕を提供する。
1、枕の外形
綿布を用いて縦30cm、横40cmの袋を作成し、縦の一方向をファスナーで開口できるようにした。この袋に4000mlの充填物を封入し実験に供した。
2、充填物の種類
枕の充填材には下記充填材1〜充填材5を使用した。
充填材1、そば殻
充填材2、ヒノキの木片(木片の最大長が2mm〜10mmのもの)
充填材3、イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物の粉砕品(配合割合、体積比でイチイ/ウヤク/ニッケイ/クス=1/3/2/1。葉の乾燥物の粉砕品の最大幅は2mm〜7mmのもの)
充填材4、竹炭粉砕物(粉砕物の最大長が2mm〜10mmのもの)
充填材5、イチイの葉の乾燥物(葉の粉砕品の最大幅は2mm〜7mmのもの)、
3、実施方法
上記1、枕の外形を有する袋の開口部から充填材1〜5の充填材を単独あるいは組み合わせ(充填材3/充填材4=7/3配合物、充填材3/充填材4/充填材2=6/2/2配合物の2種類)て4000ml充填し、ファスナーで開口部を閉じて試験用の枕を作成した。この枕を30代から60代の男女各10人に就寝時の枕として使用していただき、使用直後および半年後の香り有無および就寝時の眠りの速さと睡眠の快適さを評価した。
4、結果
使用直後の評価結果;充填材1〜5の充填材を単独で充填した枕の香りの好みは、充填材1と4は香りが無く、充填材2と3と4は香りが有り中でも3の香りは2および5に比べ気持ちが落ち着き好ましいとの評価が得られた。また就寝時の眠りの速さと睡眠の快適さは充填材1、2、4、5はほぼ同等であったが、充填材3では満足な睡眠が得られたとの評価が約60%を占めた。一方、充填材2〜4の充填材を組み合わせた充填材3/充填材4=7/3配合物および充填材3/充填材4/充填材2=6/2/2配合物を充填した枕は、香りはいずれも充填材3単独に比べはっきりしており気持ちが落ち着き好ましくまた就寝時の眠りも充填材3単独に比べ快適な睡眠が得られ満足できたとの評価が約80%を占めた。
半年後の評価結果;使用直後の評価結果で快適な睡眠の得られた、充填材3単独と充填材3/充填材4=7/3配合物および充填材3/充填材4/充填材2=6/2/2配合物を充填した3種の枕を半年間保管して置き、半年後に再度それぞれの香りと就寝時の眠りの速さと睡眠の快適さを再評価していただいた。充填材3単独の枕の場合は香りがかなり薄れたが快適な睡眠が得られ満足できたとの評価は約30%であった。一方充填材3/充填材4=7/3配合物および充填材3/充填材4/充填材2=6/2/2配合物を充填した枕は、就寝時の頭部の重さで充填材が加圧されて香りが発生し使用直後に近い快適な睡眠が得られたとの評価が70%を占めた。
以上実施例から、本発明の枕は、枕の充填材として、イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物を充填すると就寝時の眠りの速さと睡眠の快適さを使用する人に提供し、枕の充填材として更に竹炭の粉砕物やヒノキの木片を配合すると、葉の持つ香りの安眠効果を長期間維持できる枕を提供できることが確認できた。

Claims (4)

  1. 枕の充填材として、イチイ、ウヤク、ニッケイおよびクスの葉の乾燥物を含有する枕。
  2. 更に、竹炭の粉砕物を含有する請求項1記載の枕。
  3. 更に、ヒノキの木片を含有する請求項2記載の枕。
  4. 葉の乾燥物、竹炭および桧の大きさが1mm〜10mmの範囲にあることを特徴とする請求項1,2、3記載の枕。
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