JP2524930Y2 - 駆動輪の操舵装置 - Google Patents

駆動輪の操舵装置

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JP2524930Y2
JP2524930Y2 JP1990119567U JP11956790U JP2524930Y2 JP 2524930 Y2 JP2524930 Y2 JP 2524930Y2 JP 1990119567 U JP1990119567 U JP 1990119567U JP 11956790 U JP11956790 U JP 11956790U JP 2524930 Y2 JP2524930 Y2 JP 2524930Y2
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JP
Japan
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protector
axle
constant velocity
steering knuckle
velocity joint
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JP1990119567U
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JPH0475781U (ja
Inventor
勇 伊藤
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は駆動輪の操舵装置に係り、特に駆動輪の操舵
装置の一部に設けられる等速ジョイント機構を保護する
プロテクタに関する。
(従来の技術) 第5図は出願人がすでに出願した実開平1-114372に開
示される4輪駆動のトラックの前輪の操舵装置を示す。
アクスルシャフト1の回転駆動力は、等速ジョイント
3を介して第1のギヤ5を回転させ、さらに第1のギヤ
5の上方に存在する第2のギヤ7を回転させる。この第
2のギヤ7の軸はジョイント軸9となっており、アクス
ルハブ11のストレートスリーブ13を同軸に固定する。ア
クスルハブ11にはホイル15が取付けられており、ホイル
15はタイヤ17を支持している。従って、アクスルシャフ
ト1が回転することにより、アクスルハブ11ひいてはホ
イル15及びタイヤ17が回転する。
アクスルシャフト1の外周にはアクスルハウジング19
が設けられ、前記アクスルシャフト1を回転可能に支持
している。このアクスルハウジング19の端部にはアクス
ルエンド21が上方に延び、このアクスルエンド21に対し
キングピン23を介してステアリングナックル25の支持部
27が旋回可能に支持されている。この支持部27にはステ
アリングナックル25の本体が連続しており、前記等速ジ
ョイント3、第1のギヤ5、及び第2のギヤ7を保持し
ている。この保持はベアリング29などによりおこなわれ
る。また前記ステアリングナックル25の支持部27にはナ
ックルアーム31が設けられ、図示しないステアリング機
構に連結されている。従って、ステアリング機構によっ
てナックルアーム31を回動することにより、ステアリン
グナックル25の本体がキングピン23回りに旋回し、ひい
てはギヤ5,7、アクスルハブ11、ホイル15、及びタイヤ1
7などの車輪全体が旋回され操舵される。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術において、等速ジョイント3及びブーツ
33は全く保護されていない所謂剥き出し状態であったた
め、車両走行時の飛石等によりブーツ33などが破損し、
ひいてはその破損部から侵入する砂等によって等速ジョ
イント3が損傷されてしまうおそれがある。
本考案は、かかる問題点を解決するために成されたも
ので、等速ジョイント及びブーツを確実に保護すること
のできる駆動輪の操舵装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、以上の目的を達成するために成されたもの
で、等速ジョイント機構を非接触状態で筒状のプロテク
タで被い、該プロテクタの一端を前記アクスルハウジン
グに固定し、他端を前記ステアリングナックルに対して
押付けられた状態で接触している弾性部材に接続したも
のである。
(作用) 従って本考案によれば、等速ジョイント機構がプロテ
クタにより完全に被われるので同機構が飛石等により損
傷されるのを防止することができ、またプロテクタの他
端は弾性部材を介してステアリングナックルに接続され
ているので、ステアリングナックルの旋回動作に支障が
なく、また旋回動作に伴ってプロテクタとステアリング
ナックルとの間に隙間が生じることもない。
(実施例) 以下本考案の第1実施例を第1図〜第3図において説
明する。第1図は従来例の第5図とほぼ同様の駆動輪の
操舵装置に対し本実施例に係るプロテクタを取付けた状
態を示す要部拡大図である。第2図は第1図のプロテク
タの側面図である。第3図は第1図のダクトカバーの斜
視図である。
第1図に示すように、アクスルシャフト1は等速ジョ
イント3を介して図示しないアクスルハブ、ホイル、及
びタイヤに回転駆動力を伝えるようになっている。アク
スルシャフト1の外周に設けられるアクスルハウジング
19に対しキングピン23を介してステアリングナックル25
が旋回可能に設けられている。このステアリングナック
ル25と、前記アクスルハウジング19側すなわちアクスル
エンド21との間にプロテクタ35が設けられる。このプロ
テクタ35は、ブーツ33及び等速ジョイント3にかけての
外形に沿う略円錐台形状を成し、ブーツ33の外側を非接
触状態で被っている。プロテクタ35の材料は金属、ある
いは合成樹脂などが採用され得る。プロテクタ35の一端
すなわち小開口部にはフランジ37が設けられ、前記アク
スルハウジング19側すなわちアクスルエンド21に対しボ
ルト39によって固定されている。プロテクタ35の他端す
なわち大開口部は、ステアリングナックル25の近傍に非
接触の状態で開口している。この対向する他端は、第1
図の点線及び第2図に示すように車両前後方向縁部が、
各々円弧形状41を成している。この円弧形状41は、操舵
によりステアリングナックル25が旋回運動をした際に、
ステアリングナックル25がプロテクタ35に接触しない形
状となっている。この円弧形状41の部分には、弾性部材
すなわち本実施例においてはゴム製のダストカバー43
(第3図)が設けられている。このダストカバー43はプ
ロテクタ35に対してはクリップ45で固定され、ステアリ
ングナックル25に対しては押し付けられた状態で接触し
ている。これにより、前記円弧形状によって生ずるプロ
テクタ35とステアリングナックル25の間の隙間は、完全
に密閉状態となっている。
以下本実施例の作用について説明する。操舵によりキ
ングピン23回りにステアリングナックル25が旋回運動を
する際、プロテクタ35の円弧形状41の働きにより、プロ
テクタ35がステアリングナックル25に干渉するのを防止
できる。プロテクタ35は等速ジョイント3及びブーツ33
には全く接触しないので、これらを摩擦により損傷する
ことがなくまた、回転駆動力の伝達にも影響しない。ま
たプロテクタ35の円弧形状41によって生ずる隙間に対し
てはゴム製のダストカバー43が全周に設けられているの
で、完全な密閉状態を保つことができ、飛石のみならず
泥水等の異物の浸入を完全に防ぐことができる。従って
飛石などによりブーツ35が破損するなどのおそれをなく
すことができる。
以上の実施例においてはダストカバー35はステアリン
グナックル25に対し押し付けられた状態で接触するもの
であったが、他の実施例においては第4図に示すよう
に、ダストカバー47を押さえ金具49でステアリングナッ
クル25側に固定してもよい。このように固定しても、ダ
ストカバー43の弾性により、操舵時の旋回運動に対し支
障を与えることはない。
(考案の効果) 以上のように本考案は、等速ジョイント機構を筒状の
プロテクタによって被うことで、飛石などによるブーツ
の破損を防止し、さらには等速ジョイント機構内への泥
水などの浸入を完全に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す駆動輪の操舵装置の要
部拡大図、第2図は第1図のプロテクタの側面図、第3
図は第1図のダクトカバーの斜視図、第4図は第2実施
例を示すものでプロテクタに設けられるダストカバーの
要部断面図、第5図は従来の駆動輪の操舵装置を示す断
面図である。 1……アクスルシャフト、3……等速ジョイント、5…
…第1のギヤ、7……第2のギヤ、9……ジョイント
軸、11……アクスルハブ、13……ストレートスリーブ、
15……ホイル、17……タイヤ、19……アクスルハウジン
グ、21……アクスルエンド、23……キングピン、25……
ステアリングナックル、27……支持部、29……ベアリン
グ、31……ナックルアーム、33……ブーツ、35……プロ
テクタ、41……円弧状、43……ダストカバー、45……ク
リップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクスルシャフトの回転駆動力が等速ジョ
    イント機構を介してアクスルハブに伝達され、前記アク
    スルシャフトの外周のアクスルハウジングに対しステア
    リングナックルが旋回可能に設けられ、このステアリン
    グナックルによりベアリングを介して前記アクスルハブ
    が回転可能に支持される駆動輪の操舵装置において、前
    記等速ジョイント機構を非接触状態で筒状のプロテクタ
    で被い、該プロテクタの一端を前記アクスルハウジング
    に固定し、他端を前記ステアリングナックルに対して押
    付けられた状態で接触している弾性部材に接続したこと
    を特徴とする駆動輪の操舵装置。
JP1990119567U 1990-11-15 1990-11-15 駆動輪の操舵装置 Expired - Lifetime JP2524930Y2 (ja)

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JPH0475781U JPH0475781U (ja) 1992-07-02
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