JP2524832B2 - 小口径管地中埋設装置 - Google Patents

小口径管地中埋設装置

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JP2524832B2
JP2524832B2 JP1011946A JP1194689A JP2524832B2 JP 2524832 B2 JP2524832 B2 JP 2524832B2 JP 1011946 A JP1011946 A JP 1011946A JP 1194689 A JP1194689 A JP 1194689A JP 2524832 B2 JP2524832 B2 JP 2524832B2
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pipe
small
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thrust
small diameter
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初治 土井
秀雄 萩原
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Komatsu Zenoah Co
Komatsu Ltd
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Komatsu Zenoah Co
Komatsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は耐圧の低い小口径管の長距離推進が可能な
小口径管地中埋設装置に関する。
(従来の技術) 従来小口径管を推進工法により地中へ埋設する小口径
管地中埋設装置には,第6図(イ)ないし(チ)または
第7図(イ)ないし(ヘ)に示す埋設方法が一般に採用
されている。
前者の埋設工法は,まず発進立坑a内に設置した推進
装置bにパイロットヘッドcをセットして(第6図
(イ)),次にパイロットヘッドc先端のカッタヘッド
dを回転させた状態で到達立坑eに向けてパイロットヘ
ッドcを推進させる(第6図(ロ))。
そしてパイロットヘッドcの推進に伴い先導管fを次
々に継ぎ足して(第6図(ハ)),パイロットヘッドc
が到達立坑eに到達したら,パイロットヘッドcを回収
し(第6図(ニ)),埋設された先導管f内にスラリー
管gを配設する(第6図(ホ))。
スラリー管gの配設が完了したら,発進立坑a内の推
進装置bに掘削ヘッドhをセットして(第6図
(ヘ)),この状態で掘削ヘッド先端のカッタヘッドi
を回転させながらパイロット管fを案内して掘削ヘッド
hを推進させ(第6図(ト)),掘削ヘッドhの推進に
伴い次々小口径管jを継ぎ足して(第6図(チ)),小
口径管jが到達立坑eへ達するまで推進動作を繰返すも
のである。
また後者の埋設方法は,まず発進立坑aより到達立坑
eに向けて先導管kを推進させ(第7図(イ)),その
後先導管k内にスクリュウlを挿入して先導管k内の内
管mを到達立坑e側で回収する(第7図(ロ))。
そして先導管kの外管とスクリュウlに圧削ヘッドn
を接続して(第7図(ハ)),この圧削ヘッドnに小口
径管jを継ぎ足しながら推進装置bにより圧削ヘッドn
及び小口径管jを推進させ(第7図(ニ)),小口径管
jが到達立坑eに達したら,到達立坑eより圧削ヘッド
nを回収し(第7図(ホ)),また発進立坑aより推進
装置bを回収する(第7図(ヘ))ようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし上記従来の埋設方法では,何れも小口径管jの
推進時すでに埋設されている先導管f,kと土との管の摩
擦力と,掘削ヘッドhまたは圧削ヘッドnの推進力が全
て小口径管jに加わるため,塩化ビニール管のような耐
圧の低い小口径管の長距離推進は困難であるなどの不具
合があった。
この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で,耐圧の低い小口径管の長距離推進を可能にした小口
径管地中埋設装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段及び作用) この発明は上記目的を達成するために、予め地中に埋
設された先導管に沿って小口径管を推進させることによ
り、小口径管を地中へ埋設する小口径管地中埋設装置で
あって、上記小口径管内にスラスト管をも受けて、推進
時に生じる先導管や掘削ヘッドの推進反力をこのスラス
ト管を介して推進装置により支持するようにし、上記ス
ラスト管をアダプタを介して先導管及び推進装置へ接続
すると共に、アダプタと小口径管の間に隙間が生じるよ
うにしたことより、小口径管の推進時先導管や掘削ヘッ
ドの推進反力が直接小口径管に加わらないようにして、
耐圧の低い小口径管でも長距離の推進を可能にした小口
径管地中埋設装置を提供するものである。
(実施例) この発明の一実施例を第1図ないし第3図により,ま
た別の実施例を第4図及び第5図により詳述する。
第1図は小口径管1の埋設状況を示したもので,発進
立坑2内に設置された推進装置3により,まず到達立坑
4へ向けて先導管5が推進され,その後先導管5の後端
にアダプタ6を介して小口径管1とスラスト管8の一端
が接続される。
第2図はすでに埋設された先導管5とほぼ同径の小口
径管1を埋設する場合の実施例で,先導管5の後端に一
端が固着されたアダプタ6の他端側には,小口径管1の
一端が嵌合できる嵌合部6aが設けられている。
またこの嵌合部6a内に設けられた仕切壁6bにスラスト
管8の一端が固着具9により着脱自在に取付けられてい
る。
上記スラスト管8は小口径管1とほぼ同じ長さに形成
されていて,小口径管1を継ぎ足す際シム10を介して固
着具9により継ぎ足されるようになっており,各スラス
ト管8の間にシム10を介在させることにより,アダプタ
6と小口径管1の先端間に隙間Aが生じるようになって
いて,この隙間Aはシム10により調整できるようになっ
ている。
一方上記スラスト管8は小口径管1の内径よりやや小
径に形成されていて,外周面に小口径管1との摩擦を軽
減して滑りやすくするための滑り板11が長さ方向に間隔
を置いて設置されている。
また各スラスト管8の接続部には,ホースやケーブル
類12を通すための開口部(図示せず)が設けられている
と共に,スラスト管8の後端側はアダプタ6を介して推
進装置3の推進ジャッキ3aに接続されている。
次に作用を説明すると,従来と同様な推進方法でまず
先導管5を埋設したら,次に先導管5の先端にアダプタ
6を取付けて,このアダプタ6の仕切り壁6bにスラスト
管8の先端を取付け,またアダプタ6の嵌合部6aにスラ
スト管8の一端を嵌挿する。
またスラスト管8の後端及び小口径管1の後端も同様
にして推進ジャッキ3aに取付けられたアダプタ6に取付
けたら,推進装置3により小口径管1を地中へ推進する
もので,推進時先導管5と土との摩擦により生じる推進
反力はスラスト管8を介して直接推進装置3へ伝達され
るため,小口径管1に加わることなく,これによって耐
圧の低い小口径管1の長距離推進が可能になる。
なお上記実施例は先導管5と小口径管1がほぼ同径の
場合であるが,先導管5より小口径管1が大径の場合
は,第4図に示すように先導管5とアダプタ6の間に掘
削ヘッド15を装着する。
掘削ヘッド15は先端がテーパ状となっていて,このテ
ーパ部15aで掘削し,また掘削された土砂は掘削ヘッド1
5内に取込まれた後,先導管5に設けられたスクリュウ
コンベア16により先導管5内を到達立坑4側へ排出され
るようになっている。
また小口径管1が大径となっても同じスラスト管8が
共用できるよう,第5図に示すようにスラスト管8の外
周面にブラケット17を介して滑り板11が着脱自在に取付
けられるようになっている。
なお図中18は上記スクリュウコンベア16を駆動するモ
ータであるが,掘削した土砂の排土は先導管5内にスラ
リー管を設けて,このスラリー管で行ってもよい。
(発明の効果) この発明は以上詳述したように,予め埋設された先導
管に沿って小口径管を推進する際,先導管と土との摩擦
により生じる推進反力や掘削ヘドの推進反力を小口径管
内に設けられたスラスト管を介して推進装置が受けるた
め,これらの反力が小口径管に加わることがない。
また小口径管を継ぎ足す際シムを介して固着具により
継ぎ足され、アダプタと小口径管の先端間に隙間が生じ
るようになっていて、この隙間はシムにより調整でき
る。
これによって耐圧の低い小口径管の長距離推進が可能
となると共に,先導管に対して小口径管が大径となって
も多少の部品を添加するだけでこれに対応できるため経
済的である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し,第1図は小口径管埋
設状態の断面図,第2図は小口径管の拡大断面図,第3
図は第2図III-III線に層断面図,第4図は他の実施例
を示す断面図,第5図は第4図V−V線に沿う断面図,
第6図(イ)ないし(チ)及び第7図(イ)ないし
(ヘ)は従来の説明図である。 1……小口径管,3……推進装置,5……先導管,6……アダ
プタ,8……スラスト管,10……シム,11……滑り板,15…
…掘削ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−38610(JP,A) 実開 昭63−136094(JP,U) 実開 平1−137395(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め地中に埋設された先導管(5)に沿っ
    て小口径管(1)を推進させることにより、小口径管
    (1)を地中へ埋設する小口径管地中埋設装置であっ
    て、上記小口径管(1)内にスラスト管(8)を設け
    て、推進時に生じる先導管(5)や掘削ヘッド(15)の
    推進反力をこのスラスト管(8)を介して推進装置
    (3)により支持するようにし、上記スラスト管(8)
    をアダプタ(6)を介して先導管(5)及び推進装置
    (3)へ接続すると共に、アダプタ(6)と小口径管
    (1)の間に隙間(A)が生じるようにしたことを特徴
    とする、小口径管地中埋設装置。
  2. 【請求項2】スラスト管(8)の外周部に小口径管
    (1)内面との間の摩擦を低減する滑り板(11)を着脱
    自在に取り付けてなる、請求項(1)記載の小口径管地
    中埋設装置。
JP1011946A 1989-01-23 1989-01-23 小口径管地中埋設装置 Expired - Lifetime JP2524832B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5945077B2 (ja) * 1977-09-01 1984-11-02 機動建設工業株式会社 小口径の軟質ダクトを推進埋設する方法

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JPH02194295A (ja) 1990-07-31

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