JP2559261Y2 - 小口径管推進機 - Google Patents

小口径管推進機

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JP2559261Y2
JP2559261Y2 JP1596691U JP1596691U JP2559261Y2 JP 2559261 Y2 JP2559261 Y2 JP 2559261Y2 JP 1596691 U JP1596691 U JP 1596691U JP 1596691 U JP1596691 U JP 1596691U JP 2559261 Y2 JP2559261 Y2 JP 2559261Y2
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JP
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small
diameter pipe
diameter
pipe
propulsion device
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卓 竹内
博 斉藤
保夫 大久保
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は到達立坑を必要とせず
に小口径管が埋設できるようにした小口径管推進機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来地中へ小口径管を埋設する小口径管
推進機は、図13に示すように発進立坑a内に設置され
た推進装置bにより、先端に先導管cの装着された小口
径管dを到達立坑eへ向けて推進させ、先導管cの先端
が図14に示すように到達立坑eに到達したら、図15
に示すように先導管cを到達立坑eより回収し、排土用
のスクリュウコンベヤfは発進立坑a側へ引き抜いて、
図16に示すように発進立坑a側より回収している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来のよう
に先導管cを到達立坑eより回収するようにした小口径
管推進機では、先導管cの長さより大きな到達立坑eを
掘削するためのスペースがなかったり、各種の規制によ
り到達立坑eが掘削できない場所での施工することがで
きない欠点があった。また到達立坑eにマンホールを利
用する場合でも、マンホールeが先導管cを回収できな
い大きさの場合は施工できない欠点があった。この考案
は上記欠点を解消する目的でなされたもので、到達立坑
を必要とせずに小口径管の埋設を可能にした小口径管推
進機を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用効果】この考案
は上記目的を達成するためになされたもので、第1の考
案は先端に先導管の装着された小口径管を、発進立坑内
に設置された推進装置により推進させて地中へ小口径管
を埋設する小口径管推進機において、上記先導管を小口
径管の先端に取り付けた推力受け部材より小径に形成
し、かつ先導管の外周部に、上記推力受け部材の後方と
当接する推進部材を突設してなる小口径管推進機であ
る。第1の考案によれば小口径管埋設後はケーシングお
よびスクリュウを発進立坑側へ引き抜くと共に、先導管
を推力受け部材より小径に形成したので小口径管を残し
たまま先導管を発進立坑側に引き抜くことができる。こ
のため到達立坑を必要とせずに小口径管を地中へ埋設で
きるようにしたことから到達立坑が掘削できない場所
や、先導管を回収するのに十分な大きさのマンホールが
ない場所でも小口径管の埋設が可能になり小口径管推進
機の使用できる範囲を拡大することができる。
【0005】第2の考案は第1の考案における推力受け
部材にカッタヘッドの外周ビットを引き抜くための空間
を設けた小口径管推進機である。第2の考案によればカ
ッタヘッドの外周ビットによって地山を掘削し、余掘を
大きくすることにより推力受け部材を押し込むときの推
進抵抗を小さくすることができる。また先導管を発進立
坑側へ回収するのに推力受け部材のカッタヘッドの外周
ビットを引き抜くための空間とカッタヘッドの外周ビッ
トの位置を合わせて先導管を引き抜けばカッタヘッドの
外周ビットが推力受け部材に引っ掛かることなく回収す
ることができる。
【0006】第3の考案は、第1,第2の考案における
発進立坑内に設置された推進装置の押し板をサイズの異
なる小口径管に共用すると共に、サイズの小さな小口径
管を推進するときには、押し板に開口された透孔にアダ
プタを取り付けてなる請求項1,2記載の小口径管推進
機である。第3の考案によれば通常の小口径管のサイズ
が変わる毎に押し板を交換しているのに対して、押し板
を交換することなく異なるサイズの小口径管を推進可能
としたので、サイズがかわる毎の押し板の交換作業が不
要となるため作業効率の向上が図れる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図3に示す
図面を参照して詳述する。図1は地中へ推進される小口
径管の先端に装着された先導管の断面図を示すもので、
これら図において1は先導管、2は小口径管を示す。上
記先導管1は先端部にカッタヘッド3が設けられてい
て、このカッタヘッド3を回転することにより、前面に
設けられたディスクカッタ4と外周面に設けられた外周
ビット5により先導管1前方の地山を掘削すると共に、
掘削した土砂はカッタヘッド3内に取り込まれた後、カ
ッタヘッド3の後部に接続された後述するスクリュウコ
ンベヤ6により後方へ搬出されるようになっている。
【0008】また上記小口径管2の先端部には複数、例
えば4個の推力受け部材8が図2に示すように円周方向
に等間隔で固着されている。上記各推力受け部材8の先
端はテーパ状となっていて小口径管推進時の土圧抵抗を
低減していると共に、推力受け部材8の内周面の径は、
ディスクカッタ4の掘削径Dより大径で、かつ外周ビ
ット5の掘削径Dより小径となるように設定されてい
る。そしてこれら推力受け部材8の後端に先導管1の外
周部に固着されたフランジ状の推進部材9が当接され
て、先導管1の推進とともに推進部材9より推力受け部
材8へ図2の矢印に示すように推力が伝達され、小口径
管2が地中へ推進されるようになっている。
【0009】一方上記先導管1の後端には、継続アダプ
タ10が接続されていて、図示しない発進立坑に設置さ
れた推進装置により、この継続アダプタ10を介して先
導管1が地中へ推進されるようになっている。また上記
継続アダプタ10内にスクリュウコンベヤ6が設けられ
ている。上記スクリュウコンベヤ6は筒状のケーシング
6aと、このケーシング6a内に収容されたスクリュウ
6bとよりなり、それぞれ小口径管2の単位長さとほぼ
等しい長さに形成されていて、小口径管2の接続時に継
ぎ足されると共に、先導管1内のケーシング6aには排
土量を調整するピンチ弁12と、発進立坑内に設置され
たトランシットなどの測定器で推進方向を測定する際に
使用するターゲット13が設けられている。
【0010】なお図中14,15は小口径管2内より継
続アダプタ10及びスクリュウコンベヤ6を引き抜く際
の抵抗を少なくするためのソリ部材で、ソリ部材14は
小口径管2の内周面を、そしてソリ部材15は継続アダ
プタ10の内周面を摺動するようになっている。
【0011】次に作用を説明すると、小口径管2を埋設
するに当たって、到達立坑を掘削せずに、小口径管2を
推進させる。すなわち発進立坑内に設置した推進装置
(ともに図示せず)により継続アダプタ10に推力を加
えて継続アダプタ10の先端に装着された先導管1を推
進させる。同時にスクリュウコンベヤ6のスクリュウ6
bを発進立坑内に設けた駆動装置により回転させて、ス
クリュウ6bの先端に接続したカッタヘッド3により先
導管1前方の地山を掘削する。上記先導管1の推進によ
り推力が推進部材9を介して小口径管2先端の推力受け
部材8に伝達され、これによってカッタヘッド3が掘削
した孔に小口径管2が押し込まれて小口径管2の推進が
行われる。
【0012】小口径管2の単位長さの推進が完了した
ら、まずスクリュウコンベヤ6を継ぎ足し、次に継続ア
ダプタ10、小口径管2の順で継ぎ足して、再び上記動
作を繰り返す。そして小口径管2の先端が目的地に達し
たら、継続アダプタ10を発進立坑側へ少し引き戻して
地山との抵抗を軽減し、次に継続アダプタ10を回動し
てカッタヘッド3の外周部に突設された外周ビット5を
推力受け部材8間の隙間に位置させる。そしてこの状態
で継続アダプタ10及びスクリュウコンベヤ6を発進立
坑側へ引き抜いて、発進立坑側より継続アダプタ10、
スクリュウコンベヤ6を順次回収し、最後に先導管1を
回収するものである。
【0013】以上は到達立坑を必要とせずに小口径管2
の埋設を可能にした小口径管推進機の実施例であるが、
次に上記推進機に使用する押板装置の実施例を図4ない
し図12により説明する。
【0014】地中へ埋設する小口径管は例えばφ25
0,φ350,φ500のように種々のサイズがあり、
通常はサイズが変わる毎に押板を交換している。しかし
この方法では交換するのに時間を要して作業能率が悪
い。そこでこの考案では押し板を交換することなく異な
るサイズの小口径管を推進可能としたものである。
【0015】図4は小口径管推進機の推進装置を示すも
ので、この図で20が発進立坑21内に設置された推進
装置、22はスクリュウコンベヤ23を駆動する駆動装
置、24は小口径管25を推進させる押板で、図示しな
い推進ジャッキにより推進されるようになっている。ま
た上記押板24は小口径管25の各サイズ毎に共用でき
るようになっていると共に、φ250系及びφ350系
の小口径管25の場合は図5ないし図8に示すように押
板24にアダプタ26,27を取り付けて対応できるよ
うになっている。
【0016】すなわち図5及び図6はφ250系の小口
径管25を推進させる場合に使用する押板24を示すも
ので、中央部に開口された透孔24aに押板24の前側
よりアダプタ26が嵌合され、固着具28により固定さ
れている。上記アダプタ26は図11及び図12に示す
ように筒状部26aの一端側にフランジ26bを突設し
た構造で、筒状部26aの内周部に、挿入されたスクリ
ュウコンベヤ23のケーシング23aがローリングする
のを防止する係止部26cが複数個所形成されている。
また図7及び図8はφ350系の小口径管25を推進さ
せる場合に使用する押板24を示すもので、中央の円孔
24aに筒状部27aが大径となったアダプタ27が押
板24の前側より嵌合され、固着具28で固定されてい
る。このアダプタ27もφ250径に使用するアダプタ
26と同様に筒状部27aの内周部にケーシング23a
のローリングを防止する係止部27aが形成されてい
る。
【0017】一方φ500系の小口径管25を推進させ
る場合に使用する押板24は図9及び図10に示すよう
にアダプタ26,27を使用せず、押板24の後面に設
けたローリング防止ブロック29によりケーシング23
aを係止して、ケーシング23aのローリングを防止す
るようになっている。
【0018】以上のようにφ250系やφ350系のよ
うにサイズの小さな小口径管25を推進させるときは押
板24にサイズに合ったアダプタ26,27を取付け、
φ500系のようにサイズの大きな小口径管25を推進
させるときは、アダプタ26,27を使用せずにローリ
ング防止ブロック29によりケーシング23aのローリ
ングを防止することにより、小口径管25のサイズが異
なっても押板24が共用できるようになり、サイズが変
わる毎に押板24を交換する作業が不要となるため、作
業能率が向上する。なお上記実施例ではアダプタ26,
27を押板24の前側から取り付けるようにしたが勿論
後側より取り付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる小口径管推進機の先
導管を示す断面図である。
【図2】図1のA円内の拡大図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】他の実施例になる小口径管推進機の断面図であ
る。
【図5】同推進機の押板の断面図である。
【図6】図5に示す押板の正面図である。
【図7】同推進機の押板の断面図である。
【図8】図7に示す押板の正面図である。
【図9】同推進機の押板の断面図である。
【図10】図9に示す押板の正面図である。
【図11】アダプタの正面図である。
【図12】アダプタの断面図である。
【図13】従来の小口径管推進機の説明図である。
【図14】従来の小口径管推進機の説明図である。
【図15】従来の小口径管推進機の説明図である。
【図16】従来の小口径管推進機の説明図である。
【符号の説明】
1 先導管 2 小口径管 3 カッタヘッド 5 外周ビット 6 スクリュウコンベヤ 8 推力受け部材 9 推進部材 10 アダプタ 20 推進装置 23 スクリュウコンベヤ 24 押板 25 小口径管 26 アダプタ 27 アダプタ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に先導管(1)の装着された小口径
    (2)を、発進立坑(21)内に設置された推進装置
    (20)により推進させて地中へ小口径管(2)を埋設
    する小口径管推進機において、上記先導管(1)を小口
    径管(2)の先端に取付けた推力受け部材(8)より小
    径に形成し、かつ先導管(1)の外周部に、上記推力受
    け部材(8)の後方と当接する推進部材(9)を突設
    なる小口径管推進機。
  2. 【請求項2】 推力受け部材(8)にカッタヘッド
    (3)の外周ビット(5)を引き抜くための空間を設け
    請求項1記載の小口径管推進機。
  3. 【請求項3】 発進立坑(21)内に設置された推進装
    (20)の押板(24)をサイズの異なる小口径管
    (25)に共用すると共に、サイズの小さな小口径管
    (25)を推進するときには、押板(24)に開口され
    た透孔にアダプタ(26),(27)を取付けてなる請
    求項1,2記載の小口径管推進機。
JP1596691U 1991-02-27 1991-02-27 小口径管推進機 Expired - Lifetime JP2559261Y2 (ja)

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JPH04108689U JPH04108689U (ja) 1992-09-21
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