JP2524772Y2 - テーピング用ヒューズホルダー - Google Patents

テーピング用ヒューズホルダー

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JP2524772Y2
JP2524772Y2 JP1991065973U JP6597391U JP2524772Y2 JP 2524772 Y2 JP2524772 Y2 JP 2524772Y2 JP 1991065973 U JP1991065973 U JP 1991065973U JP 6597391 U JP6597391 U JP 6597391U JP 2524772 Y2 JP2524772 Y2 JP 2524772Y2
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fuse
taping
fuse holder
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holder
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JP1991065973U
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Inventor
英司 菊池
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株式会社ジャルコ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テーピング用ヒュー
ズホルダーに係り、特に、ヒューズ管の挿入ミスによる
ヒューズホルダーの破損を防止すると共に、テープへの
固定時に、引き出しリード部の変形の防止とテープへの
強固な固着とを可能にすることによって、プリント基板
等へ組み付ける際に、所定の位置へ正確にセットできる
ようにして、ヒューズ管挿入の操作性と製品不良の発生
の減少による信頼性とを向上させたテーピング用ヒュー
ズホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント基板等への自動組み
立てに使用するヒューズホルダーは公知である。この種
のヒューズホルダーは、一般に、テーピング用ヒューズ
ホルダーと呼ばれている。このテーピング用ヒューズホ
ルダーは、その寸法が小さいため、ヒューズ管の挿入ミ
スによって、ヒューズ管の端子部が着脱されるバネ部
(受け部)が変形し易く、また、テープへの固定時に、
引き出しリード部も変形し易いので、2片の引き出しリ
ード部の間隔(端子ピッチ)にバラつきが生じる等の問
題がある。
【0003】図4は、従来のヒューズホルダーへのヒュ
ーズ管の挿入状態の一例を説明する要部斜視図で、(1)
は挿入直前、(2) は挿入後の状態を示す図である。図に
おいて、1はヒューズホルダーで、1aはそのバネ受け
部(バネ端子部)、1bはストッパー、2はヒューズ管
で、2aはその端子部を示す。
【0004】この図4(1) に示すように、ヒューズホル
ダー1へヒューズ管2を挿入する場合に、ヒューズ管2
の端子部2aとヒューズホルダー1のバネ受け部1aの
端部とを正確に一致させないと、図4(2) のように、ヒ
ューズ管2の端子部2aが、ヒューズホルダー1のスト
ッパー1bからはみ出した状態で装着されてしまう。そ
のため、ヒューズホルダー1のストッパー1bが変形
し、結果的には、ホルダーが破壊される、という問題が
ある。
【0005】また、最近では、このようなヒューズホル
ダーのセットへの組み立て工程が自動化され、いわゆる
テーピング用ヒューズホルダーが使用されるため、この
テーピング用のヒューズホルダーにおいては、その引き
出しリード部の間隔、すなわち、端子ピッチを正確に保
つ必要がある。
【0006】図5は、従来のテーピング用ヒューズホル
ダーのテーピング時の状態を説明する要部側面図で、
(1) はプレス加工されたヒューズホルダー、(2) はテー
ピングされたヒューズホルダーの状態を示す図である。
図において、3はヒューズホルダーで、3aと3bはそ
の引き出しリード部(引き出し端子部)、3cと3dは
カット部、4は連接部で、4aは送り用の孔部、5はテ
ープ材を示す。
【0007】プレスによって打抜かれたヒューズホルダ
ー3は、図5(1) に示すように、ヒューズホルダー3の
一端、すなわち、その引き出しリード部(引き出し端子
部)3a,3bが、連接部4によって相互に接続された
状態で加工される。この図5(1) に示すように、複数個
のヒューズホルダー3は、その後、引き出しリード部3
a,3bの下方のカット部3c,3dで連接部4から切
り離され、1個ずつのヒューズホルダー3が得られる。
【0008】次の工程で、それぞれのヒューズホルダー
3を、例えば右向きのような一方向に揃えてテープ材5
にテーピングすることにより、図5(2) に示すように、
テーピング用ヒューズホルダーが作成される。なお、こ
の場合のテープ材5は、一般に、紙と糊とによって形成
されており、適当な強度の紙テープにヒューズホルダー
3が糊付けされた構成である。この点は、左向きの場合
も、同様である。
【0009】ところが、この図5(2) に示す従来のテー
ピング用ヒューズホルダーでは、これらの作業の間に端
子ピッチ(両引き出しリード部の間隔)にバラつきが生
じ、プレスされた状態の端子ピッチと異なってしまう。
そのため、この図5(2) のようなテーピング用ヒューズ
ホルダーを、プリント基板等へ組み付ける際に、端子ピ
ッチのバラつきによって、所定の位置にセットすること
ができず、製品不良が発生する、という不都合がある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】この考案では、従来の
テーピング用ヒューズホルダーにおけるこのような不都
合を解決し、フープ材から個々のヒューズホルダーを切
り離してテーピングする際に、端子ピッチ(両引き出し
リード部の間隔)にバラつきが生じないように構成する
ことにより、プリント基板等へ組み付け時に、所定の位
置への正確なセットを可能にしすると共に、ヒューズ管
の挿入時のミスによるホルダーのバネ部の変形を防止す
るために、ヒューズ管の端子部に対するガイド部を付加
して、小型のヒューズホルダーへの正確な挿入を容易に
することにより、ヒューズ管挿入の操作性と製品不良の
発生の減少による信頼性とを向上させたテーピング用ヒ
ューズホルダーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、ヒュ
ーズ管の両端の端子部の一方の端子部が着脱される一対
のバネ受け部を有し、該一対のバネ受け部のヒューズ管
の端子部の非着脱側にプリント基板その他の導体と接続
される引き出しリード部を備えたヒューズホルダーにお
いて、 前記一対のバネ受け部の内の一方のバネ受け部に
おけるヒューズ管の端子部の着脱方向に対する側方で、
かつ、ヒューズ管の受入開口部の端部で、前記一対のバ
ネ受け部の外形より外側の位置に、ヒューズ管のガイド
用突起部を備えた構成である。請求項2の考案は、請求
項1のヒューズホルダーにおいて、一対のバネ受け部の
内のヒューズ管のガイド用突起部が設けられた一方の
ネ受け部の外側中央に1個のストッパーを備えた構成で
ある。
【0012】請求項3の考案は、請求項2のテーピング
用ヒューズホルダーにおいて、引き出しリード部は、2
個の細条片からなり、該リード部2個の細条片の下方を
連結する桟部材よりなる構成である。
【0013】
【作用】この考案では、ヒューズホルダーのプリント基
板等への自動組み付け時に、所定の位置へ正確にセット
するためには、テーピングされたヒューズホルダーの端
子ピッチが維持できればよい、という点に着目し、ヒュ
ーズホルダーの引き出しリード片の端部に桟(さん)を
付けることによって、安定した端子ピッチでのテーピン
グを可能にすると共に、テーピングによる抜け強度を高
めるようにしている。また、挿入ミスに対応できるよう
に、ホルダーのヒューズ管端子部のバネ受け部に、ガイ
ド用突起部を付加するようにしている。
【0014】図2は、この考案のテーピング用ヒューズ
ホルダーについて、その要部構成の一実施例を示す斜視
図である。図における符号は図4と同様であり、また、
1cはガイド用突起部を示す。
【0015】この考案のテーピング用ヒューズホルダー
では、この図2に示すように、従来のヒューズホルダー
1において、そのバネ受け部(バネ端子部)1aに設け
られたストッパー1bの他に、さらに、ガイド用突起部
1cを付加している。この新たに付加されたガイド用突
起部1cは、ヒューズ管を挿入する際に、ヒューズ管の
端子部に対するガイドとなり、位置決めを容易にする機
能を有している。このガイド用突起部1cのバネ受け部
1aへの取り付け位置は、図2に示したように、ヒュー
ズ管2の端子部2aを囲む側面が円形の中央部(バネ受
け部1aの外側中央)である。 詳しくいえば、一対のバ
ネ受け部(1a)の内の一方のバネ受け部におけるヒュ
ーズ管2の端子部2aの着脱方向に対する側方で、ヒュ
ーズ管2の受入開口部(図2の上方)の端部で、しか
も、一対のバネ受け部(1a)の外形より外側の位置で
ある。なお、このヒューズ管2の受入開口部は、従来と
同様であり、ヒューズ管2の挿入が容易であるように、
側面の形状は、ラッパ状で上方に開いた形である。
【0016】したがって、先の図4(2) に関連して説明
したような、ヒューズ管2の端子部2aが、ヒューズホ
ルダー1のストッパー1bからはみ出す、という不都合
が防止される。さらに、ヒューズホルダー1のプリント
基板等へのセット時に生じる取り付け誤差をできる限り
減少させるために、ヒューズホルダーの両引き出しリー
ド片の端部に両リード片を連結する桟(さん)を設けて
いる。
【0017】図3は、この考案のテーピング用ヒューズ
ホルダーのテーピング時の状態を説明する要部側面図
で、(1) はプレス加工されたヒューズホルダー、(2) は
テーピングされたヒューズホルダーの状態を示す図であ
る。図における符号は図5と同様であり、また、3eは
2片の引き出しリード部3a,3bを連結する桟部材を
示す。
【0018】この図3(1) に示すように、この考案のテ
ーピング用ヒューズホルダーでは、プレス加工された各
ヒューズホルダー3の下方の2片の引き出しリード部3
a,3bには、そのカット部3c,3dの上側に、両引
き出しリード部3a,3bを連結する桟部材3eが設け
られている。したがって、各ヒューズホルダー3は、プ
レスされた状態の端子ピッチが維持されて、図3(2) の
ように、テープ材5へテーピングされることになる。
【0019】
【実施例】次に、この考案のテーピング用ヒューズホル
ダーについて、図面を参照しながら、その実施例を詳細
に説明する。
【0020】図1は、この考案のテーピング用ヒューズ
ホルダーについて、その一実施例を示す図で、(1) はプ
レス加工されたヒューズホルダーの正面図、(2) はA−
A線断面図、(3) は上面図、(4) は右側面図、(5) は背
面図である。図において、11はヒューズホルダー本体
部、12はバネ受け部、13はストッパー、14はガイ
ド用突起部、15と16は引き出しリード部、15aと
16aはテーピング時のカット位置、15bと16bは
セット時のカット位置、17は桟部材、18は連接部、
18aは送り用の孔部を示す。
【0021】この考案のテーピング用ヒューズホルダー
も、従来と同様に、プレス加工によって、複数個のヒュ
ーズホルダー本体部11が製造される。すなわち、この
図1(1) 〜(5) に示すように、各ヒューズホルダー本体
部11は、その下方の引き出しリード部15,16が、
連接部18によって相互に結合された状態で製造され、
引き出しリード部15,16のカット位置15a,16
aで切り離されて、先の図3に示したようなテープ材5
にテーピングされる。
【0022】この図1(1) では、バネ受け部12の右側
に、従来のストッパー13と、この考案によるガイド用
突起部14とが設けられている。したがって、図2に関
連して述べたように、ヒューズ管の挿入ミスによるスト
ッパー13の変形や、バネ受け部12の変形・破壊等が
防止されると共に、ヒューズ管の挿入時の操作性も向上
される。
【0023】また、端子ピッチ、すなわち、両引き出し
リード部15,16の間隔がプレス時の状態に維持され
るように、カット位置15a,16aの上方のバネ受け
部12側に、桟部材17が設けられている。この桟部材
17は、プリント基板等へのセット時には、その上方で
カットされるので、最終的なヒューズホルダー本体部1
1の形状は、従来と同様になるが、テーピング時に、端
子ピッチが変化することがないので、正確なセットが可
能になる。
【0024】以上に詳細に説明したように、この考案で
は、ヒューズ管の挿入ミスによるストッパー13の変形
や、バネ受け部12の変形・破壊等を防止するために、
ヒューズ管の端子部が挿入され、その両側から挾持する
バネ受け部12の一端に、ガイド用突起部14を付加し
ている。なお、このガイド用突起部14は、必ずしも、
従来と同様のストッパー13が設けられるバネ受け部1
2に付加することは必要ではない。すなわち、それに対
向する側のバネ受け部12に付加しても、同様の効果が
得られる。
【0025】また、引き出しリード部15,16を連結
する桟部材17は、テーピングによりテープ材で覆われ
る部分に設けられるので、従来よりもその分だけ強固に
テープ材に固定されることになり、テープ材から脱落す
ることもなくなるので、自動組み立て時の製品不良も著
しく減少される。
【0026】
【考案の効果】この考案のテーピング用ヒューズホルダ
ーによれば、ガイド用突起部によってヒューズ管の挿入
ミスが防止されるので、ヒューズ管挿入の操作性が向上
されると共に、ヒューズホルダーのバネ受け部等が破壊
される恐れもなくなる(請求項1の考案に対応する効
果)。
【0027】また、従来、プレス加工されたフープ材の
テーピング時に生じていた端子ピッチのバラつきもなく
なり、安定した端子ピッチでテーピングすることが可能
になると共に、ヒューズホルダーのテープとの接着面も
大きくなって抜け強度が大となるので、自動組み立て時
に生じる製品不良も著しく減少される(請求項2の考案
に対応する効果)、等の多くの優れた実用的効果が奏せ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のテーピング用ヒューズホルダーにつ
いて、その一実施例を示す図である。
【図2】この考案のテーピング用ヒューズホルダーにつ
いて、その要部構成の一実施例を示す斜視図である。
【図3】この考案のテーピング用ヒューズホルダーのテ
ーピング時の状態を説明する要部側面図である。
【図4】従来のヒューズホルダーへのヒューズ管の挿入
状態の一例を説明する要部斜視図である。
【図5】従来のテーピング用ヒューズホルダーのテーピ
ング時の状態を説明する要部側面図である。
【符号の説明】
1 ヒューズホルダー 1a バネ受け部 1b ストッパー 1c ガイド用突起部 3 ヒューズホルダー 3aと3b 引き出しリード部 3cと3d カット部 3e 桟部材 4 連接部 5 テープ材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズ管の両端の端子部の一方の端子
    が着脱される一対のバネ受け部を有し、該一対のバネ
    受け部のヒューズ管の端子部の非着脱側にプリント基板
    その他の導体と接続される引き出しリード部を備えた
    ューズホルダーにおいて、 前記一対のバネ受け部の内の一方のバネ受け部における
    ヒューズ管の端子部の着脱方向に対する側方で、かつ、
    ヒューズ管の受入開口部の端部で、前記一対のバネ受け
    部の外形より外側の位置に、ヒューズ管のガイド用突起
    部を備えた ことを特徴とするテーピング用ヒューズホル
    ダー。
  2. 【請求項2】 請求項1のテーピング用ヒューズホルダ
    ーにおいて、前記 一対のバネ受け部の内のヒューズ管のガイド用突起
    部が設けられた一方のバネ受け部の外側中央に1個のス
    トッパーを備えたことを特徴とするテーピング用ヒュー
    ズホルダー。
  3. 【請求項3】 請求項2のテーピング用ヒューズホルダ
    ーにおいて、 引き出しリード部は、2個の細条片からなり、該リード
    部2個の細条片の下方を連結する桟部材よりな ることを
    特徴とするテーピング用ヒューズホルダー。
JP1991065973U 1991-07-26 1991-07-26 テーピング用ヒューズホルダー Expired - Lifetime JP2524772Y2 (ja)

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JPH0511288U JPH0511288U (ja) 1993-02-12
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JP2503056Y2 (ja) * 1988-01-07 1996-06-26 エスエムケイ 株式会社 テ―ピング用ヒュ―ズクリップ
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