JP2524746Y2 - 結束機のバンドの引締め力制御装置 - Google Patents

結束機のバンドの引締め力制御装置

Info

Publication number
JP2524746Y2
JP2524746Y2 JP1991078006U JP7800691U JP2524746Y2 JP 2524746 Y2 JP2524746 Y2 JP 2524746Y2 JP 1991078006 U JP1991078006 U JP 1991078006U JP 7800691 U JP7800691 U JP 7800691U JP 2524746 Y2 JP2524746 Y2 JP 2524746Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
current
feed roller
tightening
current value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991078006U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0529902U (ja
Inventor
修治 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP1991078006U priority Critical patent/JP2524746Y2/ja
Publication of JPH0529902U publication Critical patent/JPH0529902U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524746Y2 publication Critical patent/JP2524746Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、新聞等の被結束物
に、バンド掛けをして引き締める結束機のバンドの引締
め力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】結束機は、たとえば、被結束物の結束位
置に、この被結束物を取り巻くループ状のバンドガイド
が設けられ、このバンドガイドの入口側の近傍には、バ
ンドをバンドガイドの内部に送り込むための送りローラ
が設けられている。
【0003】この送りローラは、通常、モータ等の駆動
手段に連結された駆動ローラと、この駆動ローラに対し
て密接回転が可能な押圧ローラとからなるとともに、駆
動ローラと駆動手段との間に介在させたクラッチおよび
ブレーキの切換えによって、正回転方向のバンド送りの
駆動動作および停止動作がなされる一方、逆回転方向の
バンド引締めの駆動動作および停止動作がなされること
により、被結束物へのバンド掛けとバンド引締めとが行
われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、送りローラに
よるバンドの送り動作は、駆動ローラに対する押圧ロー
ラの押圧力の強さに大きく影響されるので、強すぎる場
合はバンドが傷ついたり、弱い場合はバンドに滑りがお
こったりして結束作業の損失時間となっていた。
【0005】また、送りローラの逆転駆動によるバンド
引締め動作は、駆動手段の回転速度が常に一定であるか
ら、バンド引締め動作の終了域で、送りローラの引締め
力がブレーキの制動力を越えることがしばしば起こるた
めに、軟質のバンドを用いるとバンド切れの頻度が高く
なる一方、硬質のバンドを用いると被結束物を傷つける
とともに、バンド引締め動作が終わっても、駆動ローラ
が滑るので、無駄な時間を費やすことになるなどの問題
があった。
【0006】ちなみに、バンド供給装置として、たとえ
ば特開昭63−258713号公報、特開昭63−31
7404号公報および特開昭63−317405号公報
に記載されたものも知られているが、これらの先行技術
は、いずれも、簡単な構造でバンドの引締め動作を適正
な引締め力で行わせるためには、解決すべき問題点が残
されている。
【0007】この考案は、バンドの引締め力を調整可能
とするとともに、損失時間のないバンド引締めができる
ようにした結束機のバンドの引締め力制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の結束機のバンド
の引締め力制御装置は、駆動手段にて駆動される送りロ
ーラによって、被結束物に対するバンドの供給および引
締めを行うように構成された結束機において、前記駆動
手段による送りローラの回転によって被結束物に対する
バンドの引締めを開始した後に、その送りローラのロー
ラ軸が所定の回転速度に低下した時点で、前記駆動手段
に対する供給電流と予め設定された制限電流値とを比較
し供給電流が制限電流値になったときに電流の供給を遮
断する制御を開始するように構成されていることを特徴
とする。
【0009】
【作用】バンドの引締め作業が開始されると、送りロー
ラのローラ軸は、電流遮断制御を受けない駆動手段によ
って回転される。従って、被結束物に対してバンドを緩
く巻き付いた状態になるまでは、送りローラのローラ軸
は高速で回転される。
【0010】その後、バンドの引締め動作が進行して引
締め動作の終了域に到達し、引締め抵抗によってローラ
軸の回転速度が低下した状態になると、駆動手段に対す
る供給電流と予め設定された制限電流値との比較が開始
され、供給電流が制限電流に達した時点で供給電流が遮
断される。これにより、駆動手段が停止されるとともに
送りローラが停止され、駆動手段が過電流によって破損
されることなく、バンドの引締め作業が速やかに終了す
る。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図面を参照
して説明する。
【0012】図1に示す引締め力制御装置1は、新聞等
の被結束物に対してバンドTの供給および引締めを行う
ため送りローラ2(図2参照)を備えた結束機(全体の
図示省略)に適用されるものであって、前記送りローラ
2のローラ軸3を駆動する駆動手段4と、送りローラ2
のローラ軸3の回転速度が所定速度となったとき、回転
速度検出信号Aを出力するローラ軸回転速度検出手段5
と、このローラ軸回転速度検出手段5からの回転速度検
出信号Aに基づき、内部に設定された制限電流値と、前
記駆動手段4に供給される供給電流値との比較を行い、
供給電流値が制限電流値となったとき、電流制限値検出
信号Bを出力する電流値検出手段6と、この電流値検出
手段6から出力される電流制限値検出信号Bに基づき、
電流遮断信号Cを出力して前記駆動手段4に供給されて
いる電流を遮断する電流遮断手段7とを備えて構成され
ている。
【0013】送りローラ2は、図2に示すように、ロー
ラ軸3に固定された駆動ローラ8と押圧ローラ9とから
なるもので、この押圧ローラ9は、ばね等の押圧機構
(図示省略)で送りローラ8に圧接されることにより、
バンドTが滑りをおこすことなく入口側バンドガイド1
0に送り込まれるようになされている。
【0014】駆動手段4は、サーボモータ等を適用し
て、サーボアンプ等の主制御器11に接続されている。
【0015】ローラ軸回転速度検出手段5は、送りロー
ラ2の逆転による引締め回転速度がバンドTの引締め抵
抗で次第に遅くなって所定速度となったとき、回転速度
検出信号Aを出力して、電流値検出手段6における制限
電流値と供給電流値との比較をさせるためのもので、た
とえばエンコーダが適用されている。
【0016】電流制限値調整器12は、バンドTに加わ
る引締め力を適宜の強さに設定して電流値検出手段6に
入力するもので、たとえば可変抵抗器を適用して電流値
検出手段6に接続されている。この可変抵抗器は、被結
束物の大きさおよび硬さや、バンドTの硬さに見合った
電流制限値が設定できるように抵抗値の異なるものが複
数個設けられている。いいかえれば、バンドTが送りロ
ーラ2の逆転駆動で引締められるとき、駆動手段4に流
れる電流制限値が所望の引締め力に適合するように設定
して、この電流制限値を電流値検出手段6で検出するよ
うになされたものである。
【0017】13は、結束機の結束テーブル(図示省
略)の中央部下面に設けられた熱溶着切断機構であっ
て、バンドT先端部を挟持するクランプと、バンドT同
士を溶着するヒータと、この溶着部の余剰部分を切断す
るカッタとを備えている。
【0018】14は、中央処理装置である。
【0019】なお、上述のローラ軸回転速度検出手段
5、電流値検出手段6および電流遮断手段7は、中央処
理装置14上で動作するソフトウエアを含む構成となっ
ている。
【0020】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0021】主制御器11の起動指令信号が駆動手段4
に入力されると、送りローラ2が正回転をしてバンドT
の送り込みがなされる。
【0022】続いて、バンドTの一定長さが、被結束物
を取り囲むループ状のバンドガイド(図示省略)の内部
に供給されてバンドTの先端部が熱溶着切断機構13で
挟持されると、この到着検出信号で駆動手段4が停止す
る。
【0023】このバンド供給動作が終わると、図3に示
すバンドTの引締め動作が行われる。
【0024】まず、主制御器11から引締め指令信号が
駆動手段4に入力されると、ステップS1でバンドTの
引締め指令信号が入力されたか否かが判断される。イエ
スYであれば、ステップS2で引締め動作が開始され
る。
【0025】この引締め動作中に、ローラ軸3の回転速
度がバンドTの引締め抵抗で減速されるとき、ステップ
S3でローラ軸回転速度検出手段5により回転速度が所
定速度となったか否かについて判断される。イエスYで
あれば、ステップS4で回転速度検出信号Aが出力さ
れ、この回転速度検出信号Aに基づいてステップS5で
電流値検出手段6の検出動作が開始される。
【0026】電流値検出手段6による検出動作が開始さ
れると、ステップS6で電流値検出手段6によって検出
される供給電流値と、電流制限値調整器12で調整した
制限電流値とが比較され、引締め動作の進行によって供
給電流値が増加し、その供給電流値が制限電流値に達し
たと判断されると、ステップS7で電流制限値検出信号
Bが出力される。そして、ステップS8で、この電流制
限値検出信号Bに基づいて、電流遮断手段7から電流遮
断信号Cが出力される。
【0027】続いて、ステップS9で電流遮断手段7か
らの電流遮断信号Cが主制御器11を経て駆動手段4に
入力されることにより、ローラ軸3とともに送りローラ
2が停止する。このとき、バンドTは最適の強さで引締
められた状態で熱溶着切断機構13により被結束物の結
束動作を完了する。
【0028】
【考案の効果】本考案の結束機のバンドの引締め力制御
装置は、このように、送りローラのローラ軸が所定の回
転速度に低下した時点で、前記駆動手段に対する供給電
流と予め設定された制限電流値とを比較し供給電流が制
限電流値になったときに電流の供給を遮断する制御を開
始するように構成されているために、被結束物に対して
バンドが緩く巻き付いた状態になるまでの間、すなわ
ち、送りローラに負荷がほとんど加わらない間は、駆動
手段に対する供給電流が遮断されるおそれがなく、高速
でバンドを被結束物に巻き付けることができる。そし
て、被結束物に巻き付けられたバンドを強く引締める際
には、駆動手段に対する供給電流が制限電流に達した時
点で遮断されるために、駆動手段が過電流によって破損
することが確実に防止される。その結果、送りローラに
よる適度の強さのバンドの引締め動作を高速で、しか
も、確実に実施することができる。
【0029】また、クラッチおよびブレーキを必要とし
ないから、構造が簡単で保守管理もきわめて容易である
などの優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】結束機のバンドの引締め力制御装置の回路図で
ある。
【図2】送りローラまわりの主要部の概略図である。
【図3】引締め力制御装置の制御動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 引締め力制御装置 2 送りローラ 3 ローラ軸 4 駆動手段 5 ローラ軸回転速度検出手段 6 電流値検出手段 7 電流遮断手段 A 回転速度検出信号 B 電流制限値検出信号 C 電流遮断信号 T バンド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段にて駆動される送りローラによ
    って、被結束物に対するバンドの供給および引締めを行
    うように構成された結束機において、 前記駆動手段による送りローラの回転によって被結束物
    に対するバンドの引締めを開始した後に、その送りロー
    ラのローラ軸が所定の回転速度に低下した時点で、前記
    駆動手段に対する供給電流と予め設定された制限電流値
    とを比較し供給電流が制限電流値になったときに電流の
    供給を遮断する制御を開始するように構成されているこ
    とを特徴とする結束機のバンドの引締め力制御装置。
JP1991078006U 1991-09-26 1991-09-26 結束機のバンドの引締め力制御装置 Expired - Fee Related JP2524746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991078006U JP2524746Y2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 結束機のバンドの引締め力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991078006U JP2524746Y2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 結束機のバンドの引締め力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0529902U JPH0529902U (ja) 1993-04-20
JP2524746Y2 true JP2524746Y2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=13649704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991078006U Expired - Fee Related JP2524746Y2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 結束機のバンドの引締め力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524746Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5896592B2 (ja) * 2010-03-19 2016-03-30 ストラパック株式会社 梱包装置
WO2018199200A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 マックス株式会社 結束機
JP2018184214A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 マックス株式会社 結束機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143000A (en) * 1974-10-11 1976-04-12 Hitachi Ltd Denkizetsuensono seiho
JPS5186389U (ja) * 1974-12-14 1976-07-10
JPS5760967U (ja) * 1980-09-26 1982-04-10
JPS58193215A (ja) * 1982-04-30 1983-11-10 明和株式会社 梱包機に於ける引き締め力検知装置
JPS60134810A (ja) * 1983-05-24 1985-07-18 ストラパック株式会社 梱包機におけるバンド引締装置
JPH0690024B2 (ja) * 1988-07-18 1994-11-14 章 白川 クロスローラベアリングの軌道径測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0529902U (ja) 1993-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7454877B2 (en) Tension control system and method for tensioning a strapping material around a load in a strapping machine
US7800010B2 (en) Wire-cut electric discharge machine having wire tension control function
JP2006247755A (ja) ワイヤ放電加工機及びその自動結線方法
JP2524746Y2 (ja) 結束機のバンドの引締め力制御装置
JP2524745Y2 (ja) 高速形結束機におけるバンドの引締め力制御装置
JP2000103407A (ja) バンド結束機およびバンド結束機の制御方法
JPH0833292A (ja) テンション装置
US20050194416A1 (en) Wire feeder with run-in control
JP2930816B2 (ja) 薄板の送り装置
JPH09240617A (ja) 梱包機
JP3491661B2 (ja) 摩擦圧接方法
JPH0788576A (ja) 薄板の送り装置
JP2000202629A (ja) 半自動溶接法及びそれに用いる半自動溶接機
JP3885831B2 (ja) シーム溶接方法及び装置
JP2567610B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP4808431B2 (ja) バンド掛け梱包機におけるバンド引締め方法
JP2553845B2 (ja) 熱延ミルにおけるストリツプの巻取制御方法
JPH09240618A (ja) 梱包機
JP3146269B2 (ja) 結束機
JPH11292011A (ja) バンド結束機
JP4504486B2 (ja) 巻線装置
KR100229746B1 (ko) 용접기의 와이어 송급 모터 제어장치
JP2002018602A (ja) 連続ローディング装置
JPS6326269A (ja) ワイヤ−選択供給装置
JPH0519156Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees