JP2524721B2 - ロツクアツプ式自動変速機 - Google Patents
ロツクアツプ式自動変速機Info
- Publication number
- JP2524721B2 JP2524721B2 JP61297213A JP29721386A JP2524721B2 JP 2524721 B2 JP2524721 B2 JP 2524721B2 JP 61297213 A JP61297213 A JP 61297213A JP 29721386 A JP29721386 A JP 29721386A JP 2524721 B2 JP2524721 B2 JP 2524721B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- impeller sleeve
- lock
- shaft
- bush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
本発明は、トルクコンバータにロックアップクラッチ
を内蔵した自動変速機の油圧制御装置に関し、詳しくは
変速時におけるロックアップクラッチの解除による変速
ショック回避に関するものである。
を内蔵した自動変速機の油圧制御装置に関し、詳しくは
変速時におけるロックアップクラッチの解除による変速
ショック回避に関するものである。
この種の自動変速機では、ロックアップクラッチが直
結状態にある時、自動変速機の各摩擦要素が切換えられ
て、変速操作されると、トルクコンバータが変速時のト
ルク変動を吸収できず、大きなショックを生じ、また駆
動部材の損傷を惹起する。このため、上記ロックアップ
クラッチを、変速時、一時的に解除して、ショックの緩
和を図ることがなされている。例えば、特開昭59−7863
号公報所載のものは、ロックアップ領域であっても、ア
ップシフトおよびダウンシフトの時は、ロックアップを
解除してスムーズな変速を実現している。 この場合、自動変速機の構造上、トルクコンバータの
直後に主変速歯車機構が設けられ、かつその下方に油圧
制御装置が取付けられているような、例えばFF横置きの
トランスアクスル、FR用のトランスミッションでは、制
御バルブを内蔵する上記油圧制御装置からトルクコンバ
ータにおけるロックアップピストン前方のフロント油圧
室までの油圧回路が比較的短いから、上記制御バルブの
動作に対して油圧のオン・オフの応答性が良い。このた
め、制御バルブの動作と、フロント油圧室との間のロッ
クアップコントロールのタイミング調整が必要であり、
遅延回路を設けている。
結状態にある時、自動変速機の各摩擦要素が切換えられ
て、変速操作されると、トルクコンバータが変速時のト
ルク変動を吸収できず、大きなショックを生じ、また駆
動部材の損傷を惹起する。このため、上記ロックアップ
クラッチを、変速時、一時的に解除して、ショックの緩
和を図ることがなされている。例えば、特開昭59−7863
号公報所載のものは、ロックアップ領域であっても、ア
ップシフトおよびダウンシフトの時は、ロックアップを
解除してスムーズな変速を実現している。 この場合、自動変速機の構造上、トルクコンバータの
直後に主変速歯車機構が設けられ、かつその下方に油圧
制御装置が取付けられているような、例えばFF横置きの
トランスアクスル、FR用のトランスミッションでは、制
御バルブを内蔵する上記油圧制御装置からトルクコンバ
ータにおけるロックアップピストン前方のフロント油圧
室までの油圧回路が比較的短いから、上記制御バルブの
動作に対して油圧のオン・オフの応答性が良い。このた
め、制御バルブの動作と、フロント油圧室との間のロッ
クアップコントロールのタイミング調整が必要であり、
遅延回路を設けている。
しかし、トルクコンバータと主変速歯車機構との間に
デフボックスを配設しているような、縦置きのトランス
アクスルの場合には、トルクコンバータと主変速歯車機
構とにおいて使用する油圧作動流体は、デフボックスで
使用する潤滑油とは異なるので、両者を互いに分離する
シール構造を採用する必要がある。そこで、制御バルブ
とトルクコンバータとの間を結ぶロックアップクラッチ
作動用の油圧回路は比較的長くなるので、前述のような
遅延回路を設けると、むしろ、変速信号に対してロック
アップ解除が遅れ、変速ショックが生じる不都合があ
る。 そして、制御バルブの働きでフロント油圧室への圧油
供給が遅れることを防止する必要が生じている。また、
デフボックス側潤滑油とのシーリングの関係で、トルク
コンバータのインペラスリーブなどへの十分な給油がし
にくくなるという別の問題も生起している。 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、変速
時のロックアップクラッチの解除が迅速に達成され、タ
イミング遅れによる変速ショックを回避できるようにす
ると共に、あわせて、インペラスリーブなどへのオイル
供給が充分になされ、オイルシール、ブッシュなどの損
傷も防止できるようにした自動変速機の油圧制御機構を
提供しようとするものである。
デフボックスを配設しているような、縦置きのトランス
アクスルの場合には、トルクコンバータと主変速歯車機
構とにおいて使用する油圧作動流体は、デフボックスで
使用する潤滑油とは異なるので、両者を互いに分離する
シール構造を採用する必要がある。そこで、制御バルブ
とトルクコンバータとの間を結ぶロックアップクラッチ
作動用の油圧回路は比較的長くなるので、前述のような
遅延回路を設けると、むしろ、変速信号に対してロック
アップ解除が遅れ、変速ショックが生じる不都合があ
る。 そして、制御バルブの働きでフロント油圧室への圧油
供給が遅れることを防止する必要が生じている。また、
デフボックス側潤滑油とのシーリングの関係で、トルク
コンバータのインペラスリーブなどへの十分な給油がし
にくくなるという別の問題も生起している。 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、変速
時のロックアップクラッチの解除が迅速に達成され、タ
イミング遅れによる変速ショックを回避できるようにす
ると共に、あわせて、インペラスリーブなどへのオイル
供給が充分になされ、オイルシール、ブッシュなどの損
傷も防止できるようにした自動変速機の油圧制御機構を
提供しようとするものである。
この目的のため、本発明は、トルクコンバータのイン
ペラスリーブに連結されたオイルポンプドライブシャフ
トを、自動変速機歯車装置へエンジン出力を入力するイ
ンプットシャフトの同心軸上に配設された中間固定軸の
同心軸上に配設し、上記中間固定軸と上記インペラスリ
ーブおよびオイルポンプドライブシャフトとの間に油通
路を設け、上記インペラスリーブをブッシュを介してハ
ウジングに軸支し、上記ハウジング端部と上記インペラ
スリーブとの間にオイルシールを設けたものにおいて、
上記オイルポンプドライブシャフトまたはインペラスリ
ーブにドレン孔を穿設すると共に、上記オイルシールと
ブッシュとの間を介して、上記ハウジングにオイルパン
へ連通する通路を設け、上記ドレン孔を上記ブッシュと
上記インペラスリーブの外周との間隙を介して、上記オ
イルパンへ連通する通路とを連通形成した構成になって
いる。
ペラスリーブに連結されたオイルポンプドライブシャフ
トを、自動変速機歯車装置へエンジン出力を入力するイ
ンプットシャフトの同心軸上に配設された中間固定軸の
同心軸上に配設し、上記中間固定軸と上記インペラスリ
ーブおよびオイルポンプドライブシャフトとの間に油通
路を設け、上記インペラスリーブをブッシュを介してハ
ウジングに軸支し、上記ハウジング端部と上記インペラ
スリーブとの間にオイルシールを設けたものにおいて、
上記オイルポンプドライブシャフトまたはインペラスリ
ーブにドレン孔を穿設すると共に、上記オイルシールと
ブッシュとの間を介して、上記ハウジングにオイルパン
へ連通する通路を設け、上記ドレン孔を上記ブッシュと
上記インペラスリーブの外周との間隙を介して、上記オ
イルパンへ連通する通路とを連通形成した構成になって
いる。
このため、ロックアップクランチ解除の時、油圧リリ
ース回路の内圧が上昇してフロント油圧室の油圧を上昇
させる一方、ロックアップアプライ圧回路ではドレン孔
を介してオイルパンへ排油する関係で、トルクコンバー
タのタービン側油圧作動室の内圧を迅速に低下でき、そ
の相対油圧差を早期に生起させることで、タイミング遅
れを除去し、変速ショックを回避できる。また、ドレン
孔からオイルパンへ抜ける時、トルクコンバータのイン
ペラスリーブにおけるブッシュやオイルシールに十分な
給油を行なうことができるので、これらの損傷を防止で
きるのである。
ース回路の内圧が上昇してフロント油圧室の油圧を上昇
させる一方、ロックアップアプライ圧回路ではドレン孔
を介してオイルパンへ排油する関係で、トルクコンバー
タのタービン側油圧作動室の内圧を迅速に低下でき、そ
の相対油圧差を早期に生起させることで、タイミング遅
れを除去し、変速ショックを回避できる。また、ドレン
孔からオイルパンへ抜ける時、トルクコンバータのイン
ペラスリーブにおけるブッシュやオイルシールに十分な
給油を行なうことができるので、これらの損傷を防止で
きるのである。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説
明する。図において、符号1はクランク軸2からインプ
ットシャフト3へ動力を伝達するためのトルクコンバー
タであり、上記インプットシャフト3を経由して動力伝
達を受ける自動変速機歯車装置4と上記トルクコンバー
タ1との間には、デフケース5が配設されている。この
ため、ロックアップクラッチ21をロックアップするため
のロックアップアプライ圧回路6から圧油を上記トルク
コンバータ1へ送るための油圧源であるオイルポンプ7
は上記トルクコンバータ1から離れ、上記自動変速機歯
車装置4の直前に配置されている。上記オイルポンプ7
はポンプケース7a内にドライブギヤ7bおよびドリブンギ
ヤ7cを配設したトロコイドポンプの構造であり、トルク
コンバータ1のインペラカバー1a、インペラスリーブ1c
及びオイルポンプドライフシャフト8を経由して、クラ
ンク軸2から動力を受ける。そしてロックアップアプラ
イ圧回路6からの油圧はオイルポンプドライブシャフト
8と中空固定軸9との間のオイル通路10、中空固定軸9
の通孔9a,9b、中空固定軸9とインプットシャフト3と
の間の通路10′、及びインペラスリーブ1cの内側を介し
て、上記トルクコンバータ1のコンバータ室11へとオイ
ルを供給する。 また、上記オイルポンプドライブシャフト8を結合し
た上記トルクコンバータ1のインペラスリーブ1cは、上
記インペラスリーブ1cの外周をハウジング16に設けたブ
ッシュ15で支持され、その端部にオイルシール14が設け
られている。 さらに、筒状カバー17が上記ブッシュ15部のハウジン
グ16とオイルポンプケース7aとの間に液密状に配設され
ており、上記カバー17と上記オイルポンプドライブシャ
フト8との間に油通路18を形成している。この油通路18
へは、上記オイルポンプドライブシャフト8に穿ったド
レン孔19を介して、上記オイル通路10からオイルが分岐
され、ブッシュ15とオイルシール14との間には、オイル
パン30へオイルを排出するための通路20が開口してお
り、上記ハウジング部16を介してオイルパン30へと延び
ている。 また、トルクコンバータ1に内蔵されたロックアップ
クラッチ21は、そのロックアップピストン21aを、イン
プットシャフト3に設けたタービンハブ22のスプライン
部aにより軸方向に対して自在に嵌合してあって、上記
ロックアップピストン21aの図示右側のタービン室11お
よび図示左側のインペラカバー1aとの間に形成されるフ
ロント油圧室23との相対油圧差で、軸方向に動作し、ロ
ックアップクラッチフエーシング21bを上記インペラカ
バー1a内面に圧接し、あるいは離反させるようになって
いる。そして、上記フロント油圧室23は、パイロットボ
ス21cに設けた通孔3a,3bを介してインプットシャフト3
のオイル通路24に連通し、更に、ロックアップリリース
圧回路25を経由して、油圧制御装置26へと連通され、制
御バルブ(図示せず)に連通される。 しかして、上記制御バルブの働きで、変速時には、ロ
ックアップリリース圧回路25を経由して、通路24、通孔
3aを経て、フロント油圧室23へ、ロックアップアプライ
圧回路6よりも、少し高い油圧を供給する。このため、
タービン室11との圧力差で、ロックアップピストン21a
がインペラカバー1aから離れ、強制的にロックアップク
ラッチ21を解除する。 また、変速動作後は、ロックアップリリース圧回路25
の油圧は、制御バルブの動作でドレンさせる。これによ
って、例えば、シフトレバーをDレンジに設定して走行
している時、或る車速を越える条件で、上記制御バルブ
が働き、ロックアップアプライ圧回路6の油圧がオイル
通路10、通孔9a、オイル通路10′、通孔9bを経由してタ
ービン室11に作用し、既に圧油がドレンされているフロ
ント油圧室23と、タービン室11との圧力差でピストン21
aがインペラカバー1a側に移動し、ロックアップクラッ
チフエーシング21bをインペラカバー1aの内面に圧接
し、ロックアップ状態とする。 一方、ロックアップアプライ圧回路6からはドレン孔
19を経由して、ブッシュ15,オイルシール14へとオイル
が流れ、通路20からオイルパンへと排出されており、変
速時、制御バルブの働きでロックアップを解除すると
き、上記通路20によりタービン室11での油圧低下が迅速
に行え、またこの個所でのオイル潤滑が充分に確保され
る。 なお、上記実施例では、ポンプドライブシャフト8に
ドレン孔19を穿って、通路10からブッシュ15を経由して
オイルが流れるようにしているが、インペラスリーブ1c
にドレン孔を穿設するか、または、インペラスリーブ1c
とオイルポンプドライブシャフト8の結合部に通路を設
けて、同一目的をはたすようにしてもよい。
明する。図において、符号1はクランク軸2からインプ
ットシャフト3へ動力を伝達するためのトルクコンバー
タであり、上記インプットシャフト3を経由して動力伝
達を受ける自動変速機歯車装置4と上記トルクコンバー
タ1との間には、デフケース5が配設されている。この
ため、ロックアップクラッチ21をロックアップするため
のロックアップアプライ圧回路6から圧油を上記トルク
コンバータ1へ送るための油圧源であるオイルポンプ7
は上記トルクコンバータ1から離れ、上記自動変速機歯
車装置4の直前に配置されている。上記オイルポンプ7
はポンプケース7a内にドライブギヤ7bおよびドリブンギ
ヤ7cを配設したトロコイドポンプの構造であり、トルク
コンバータ1のインペラカバー1a、インペラスリーブ1c
及びオイルポンプドライフシャフト8を経由して、クラ
ンク軸2から動力を受ける。そしてロックアップアプラ
イ圧回路6からの油圧はオイルポンプドライブシャフト
8と中空固定軸9との間のオイル通路10、中空固定軸9
の通孔9a,9b、中空固定軸9とインプットシャフト3と
の間の通路10′、及びインペラスリーブ1cの内側を介し
て、上記トルクコンバータ1のコンバータ室11へとオイ
ルを供給する。 また、上記オイルポンプドライブシャフト8を結合し
た上記トルクコンバータ1のインペラスリーブ1cは、上
記インペラスリーブ1cの外周をハウジング16に設けたブ
ッシュ15で支持され、その端部にオイルシール14が設け
られている。 さらに、筒状カバー17が上記ブッシュ15部のハウジン
グ16とオイルポンプケース7aとの間に液密状に配設され
ており、上記カバー17と上記オイルポンプドライブシャ
フト8との間に油通路18を形成している。この油通路18
へは、上記オイルポンプドライブシャフト8に穿ったド
レン孔19を介して、上記オイル通路10からオイルが分岐
され、ブッシュ15とオイルシール14との間には、オイル
パン30へオイルを排出するための通路20が開口してお
り、上記ハウジング部16を介してオイルパン30へと延び
ている。 また、トルクコンバータ1に内蔵されたロックアップ
クラッチ21は、そのロックアップピストン21aを、イン
プットシャフト3に設けたタービンハブ22のスプライン
部aにより軸方向に対して自在に嵌合してあって、上記
ロックアップピストン21aの図示右側のタービン室11お
よび図示左側のインペラカバー1aとの間に形成されるフ
ロント油圧室23との相対油圧差で、軸方向に動作し、ロ
ックアップクラッチフエーシング21bを上記インペラカ
バー1a内面に圧接し、あるいは離反させるようになって
いる。そして、上記フロント油圧室23は、パイロットボ
ス21cに設けた通孔3a,3bを介してインプットシャフト3
のオイル通路24に連通し、更に、ロックアップリリース
圧回路25を経由して、油圧制御装置26へと連通され、制
御バルブ(図示せず)に連通される。 しかして、上記制御バルブの働きで、変速時には、ロ
ックアップリリース圧回路25を経由して、通路24、通孔
3aを経て、フロント油圧室23へ、ロックアップアプライ
圧回路6よりも、少し高い油圧を供給する。このため、
タービン室11との圧力差で、ロックアップピストン21a
がインペラカバー1aから離れ、強制的にロックアップク
ラッチ21を解除する。 また、変速動作後は、ロックアップリリース圧回路25
の油圧は、制御バルブの動作でドレンさせる。これによ
って、例えば、シフトレバーをDレンジに設定して走行
している時、或る車速を越える条件で、上記制御バルブ
が働き、ロックアップアプライ圧回路6の油圧がオイル
通路10、通孔9a、オイル通路10′、通孔9bを経由してタ
ービン室11に作用し、既に圧油がドレンされているフロ
ント油圧室23と、タービン室11との圧力差でピストン21
aがインペラカバー1a側に移動し、ロックアップクラッ
チフエーシング21bをインペラカバー1aの内面に圧接
し、ロックアップ状態とする。 一方、ロックアップアプライ圧回路6からはドレン孔
19を経由して、ブッシュ15,オイルシール14へとオイル
が流れ、通路20からオイルパンへと排出されており、変
速時、制御バルブの働きでロックアップを解除すると
き、上記通路20によりタービン室11での油圧低下が迅速
に行え、またこの個所でのオイル潤滑が充分に確保され
る。 なお、上記実施例では、ポンプドライブシャフト8に
ドレン孔19を穿って、通路10からブッシュ15を経由して
オイルが流れるようにしているが、インペラスリーブ1c
にドレン孔を穿設するか、または、インペラスリーブ1c
とオイルポンプドライブシャフト8の結合部に通路を設
けて、同一目的をはたすようにしてもよい。
本発明は、以上詳述したようになり、ロックアップア
プライ圧回路からの圧油がオイルポンプドライブシャフ
トに設けられたドレン孔よりオイルパンへ圧油が排出さ
れるために、ロックアップリリース圧回路を介してフロ
ント油圧室への圧油供給の時(変速時)、ロックアップ
ピストンにかかる圧力差が素早く達成され、タイミング
遅れがさけられ、変速ショックが回避できる。また、同
時にオイルパンへのドレンは、インペラスリーブのオイ
ルシール、ブッシュへの十分な潤滑効果をはたすことに
なる。
プライ圧回路からの圧油がオイルポンプドライブシャフ
トに設けられたドレン孔よりオイルパンへ圧油が排出さ
れるために、ロックアップリリース圧回路を介してフロ
ント油圧室への圧油供給の時(変速時)、ロックアップ
ピストンにかかる圧力差が素早く達成され、タイミング
遅れがさけられ、変速ショックが回避できる。また、同
時にオイルパンへのドレンは、インペラスリーブのオイ
ルシール、ブッシュへの十分な潤滑効果をはたすことに
なる。
第1図は、本発明の一実施例を示す縦断側面図、第2図
は要部の拡大縦断側面図である。 1……トルクコンバータ、1a……インペラカバー、1b…
…インペラ、1c……インペラスリーブ、2……クランク
軸、3……インプットシャフト、4……自動変速機歯車
装置、5……デフケース、6……ロックアップアプライ
圧回路、7……オイルポンプ、7a……ポンプケース、7b
……ドライブギヤ、7c……ドリブンギヤ、8……オイル
ポンプドライブシャフト、9……中空固定軸、10……オ
イル通路、11……作動室、12……ドレン孔、13……オイ
ル通路、14……オイルシール、15……ブッシュ、16……
ハウジング部、17……筒状カバー、18……油通路、19…
…ドレン孔、20……通路、21……ロックアップクラッ
チ、21a……ロックアップピストン、22……タービンハ
ブ、23……フロント油圧室、24……オイル通路、25……
ロックアップリリース圧回路、26……油圧制御装置。
は要部の拡大縦断側面図である。 1……トルクコンバータ、1a……インペラカバー、1b…
…インペラ、1c……インペラスリーブ、2……クランク
軸、3……インプットシャフト、4……自動変速機歯車
装置、5……デフケース、6……ロックアップアプライ
圧回路、7……オイルポンプ、7a……ポンプケース、7b
……ドライブギヤ、7c……ドリブンギヤ、8……オイル
ポンプドライブシャフト、9……中空固定軸、10……オ
イル通路、11……作動室、12……ドレン孔、13……オイ
ル通路、14……オイルシール、15……ブッシュ、16……
ハウジング部、17……筒状カバー、18……油通路、19…
…ドレン孔、20……通路、21……ロックアップクラッ
チ、21a……ロックアップピストン、22……タービンハ
ブ、23……フロント油圧室、24……オイル通路、25……
ロックアップリリース圧回路、26……油圧制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】トルクコンバータのインペラスリーブに連
結されたオイルポンプドライブシャフトを、自動変速機
歯車装置へエンジン出力を入力するインプットシャフト
の同心軸上に配設された中間固定軸の同心軸上に配設
し、上記中間固定軸と上記インペラスリーブおよびオイ
ルポンプドライブシャフトとの間に油通路を設け、上記
インペラスリーブをブッシュを介してハウジングに軸支
し、上記ハウジング端部と上記インペラスリーブとの間
にオイルシールを設けたものにおいて、 上記オイルポンプドライブシャフトまたはインペラスリ
ーブにドレン孔を穿設すると共に、 上記オイルシールとブッシュとの間を介して、上記ハウ
ジングにオイルパンへ連通する通路を設け、 上記ドレン孔を上記ブッシュと上記インペラスリーブの
外周との間隙を介して、上記オイルパンへ連通する通路
とを連通形成してなるロックアップ式自動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61297213A JP2524721B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | ロツクアツプ式自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61297213A JP2524721B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | ロツクアツプ式自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149473A JPS63149473A (ja) | 1988-06-22 |
JP2524721B2 true JP2524721B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=17843638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61297213A Expired - Fee Related JP2524721B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | ロツクアツプ式自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524721B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP61297213A patent/JP2524721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149473A (ja) | 1988-06-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |