JP2524356B2 - チュ−ブユニットの組立方法とその装置 - Google Patents

チュ−ブユニットの組立方法とその装置

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JP2524356B2 JP62150507A JP15050787A JP2524356B2 JP 2524356 B2 JP2524356 B2 JP 2524356B2 JP 62150507 A JP62150507 A JP 62150507A JP 15050787 A JP15050787 A JP 15050787A JP 2524356 B2 JP2524356 B2 JP 2524356B2
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忠 井上
桂一 折田
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Tohoku Chemical Industries Ltd
NEC Corp
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Tohoku Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は収縮性チューブを拡径状態でコアの周面に保
型させる被覆用チューブユニットの組立方法とその装置
に関する。
〔従来の技術〕
ケーブルの配線接続部を被覆する絶縁被覆用チューブ
として第13図に示す収縮性チューブを拡径状態で筒状コ
アの周面に保型させてなるチューブユニットがUが開発
された。
このチューブユニットUは第14図のようにケーブルl,
lの配線接続部に挿通し、第15図のようにチューブT内
からコアCを抜去してチューブTを収縮させ、これを第
16図のようにケーブルl,lの周面に定着させるもので、
コアCはチューブT内からの抜去を容易に行うため、可
撓性を有する合成樹脂材を螺旋状に巻回した筒状体が用
いられている。
このチューブユニットUによれば火・熱源を用いるこ
となく、自身の有する収縮力を利用してケーブルl,lの
周面に定着でき、現場での作業はチューブT内からコア
Cを引き抜くだけでよく、接続部の絶縁,保護,防水,
防湿の処理を同時に行うことができるため、高架空電線
接続部や電線,ケーブル端子の保護,防湿,さらには各
種パイプのカップリングとしても好適である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記チューブユニットUをケーブルl,l接
続部の被覆に用いた場合に、絶縁性,防水性,防湿性,
接続強度を十分に確保するには収縮力の大きいチューブ
Tを用いることが必要である。このチューブTは材質に
は弾力性に優れたエチレンプロピレンゴムをベースとし
たものが用いられるが、使用時の緊締力が大きければ大
きい程、逆に組立時にコアCに保型させるため、これを
拡径することが厄介となる。そのうえ、ケーブルl,lの
被覆には収縮時少なくとも150mm以上の長さを要するた
め、ゴムの保有する収縮力に抗してコアCの挿入に必要
な径まで全体を拡径するのは一般には容易なことではな
い。
本発明の目的は被覆用のチューブの拡径並びにコアの
挿入を容易ならしめた被覆用チューブユニットの組立方
法とその装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の発明は被覆用チューブを拡径して該チ
ューブ内に保型用コアを挿入するチューブユニットの組
立方法において、該チューブの両端開口縁のみを機械的
に拡径して各々上型と下型との外面に被着し、前記チュ
ーブ内を気密に保たせた後、チューブ内に高圧空気を圧
入して該チューブを膨張させ、予め上型内に内装された
前記保型用コアを膨張したチューブ内に、少なくとも一
部を外部に露出させてその全長に渡って挿入し、脱気
後、チューブを脱型することを特徴とするチューブユニ
ットの組立方法である。
本発明の第2の発明は上下に向き合せた筒状の上型お
よび下型と、チューブの両端開口縁を支えてこれを拡径
する複数の爪を備えた拡径操作盤と、前記上型および下
型の外面に被着されたチューブを各型に固定するクラン
プとの組合せからなり、前記上型内に、前記チューブ内
に挿入する保型用コアの収容空間を有し、各々の型に前
記拡径操作盤を上下動可能に備え、上型又は下型の一方
に高圧空気圧入口を設けたことを特徴とするチューブユ
ニットの組立装置である。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図によって説明する。
第1図〜第3図において、本発明装置は基本的に被覆
用チューブTの上下開口縁に嵌め合せてチューブ内に密
栓する上型1および下型2と、チューブTの開口縁内に
挿しこみ、これを径方向に拡げてチューブTの内径を拡
径する爪3を備えた拡径操作盤4と、上下型1,2に嵌め
合せたチューブTの外面を緊張してこれを型の外面に固
定するクランプ5との組合せからなっている。
第1図において、機台6の天板7に上型1を垂下さ
せ、該天板7の下方の架台6aに、スプリング8を外装し
たロッド9上に緩衝的に支えて支持板10を上下動可能に
配置し、該支持板10上に前記上型1と向き合せて下型2
を設置する。上型1および下型2はいずれも有底の筒状
で、その開口部を向き合せに配置したものであるが、上
型1はその内部にコアCを収納するための空間11を有し
ている。
前記拡径操作盤4は第2図に示すように、リング12に
一定間隔を置いて被覆用チューブTの開口縁の内径一部
に係止させる爪3を半径方向に進退調節可能に装備した
ものである。
被覆用チューブTの内径の一部に係止してこれを拡径
するには少なくとも3本の爪が必要であるが、実施例で
は第2図に示すように60度間隔で同一円周上に計6本の
爪3の組を用いている。爪の数は多いほど反力を分散し
て局部的な力の集中を防止できる。各爪3はスライダー
13の内端に鉤型に形成したもので、このスライダー13を
リング12に摺動可能に保持させ、リング12の外周にねじ
こんだねじ棒14と螺合させたものである。したがってね
じ棒14の回転操作により、爪3は軸孔内を半径方向に移
動変位が与えられる。実施例では各組の爪3毎にそれぞ
れ別個に移動送りを与える構造を示しているが、勿論各
組の爪3を連動させて一斉に進退動させる構造とするの
が好ましい。
この拡径操作盤4は上型1と下型2とにそれぞれ別個
に装備する。すなわち、上型1に対してはリング12に取
付けたステー15を天板7に上下変位可能に支持させ、該
リング12を上型1の外周の同心円上に配置する。また、
下型2に対してはリング12に取付けたステー16を支持板
10に上下変位可能に支持させ、該リング12を下型2の外
周の同心円上に配置する。以下上型1の拡径操作盤を4
a、下型2の拡径操作盤4bとして区別して説明する。実
施例では各ステー15,16にコイルスプリング17,18を外装
して各拡径操作盤4a,4bを緩衝的に支えているが、要は
チューブTの拡径操作位置と、不要時の退避位置との2
つの位置をとらせることである。上型1にはその上底部
に空気孔19を開口し、図示を略す圧力空気源の配管20を
この空気孔19に接続する。
クランプ5は上記組立体とは別個に準備するが、勿論
拡径操作盤4a,4b又は上型1、下型2に組付けた構造の
ものであってもよい。実施例では第3図に示すように3
割りのセグメント5a,5b,5cをボルト21で締付けて輪状に
組合せる構造のものを用いた。要は上型1、下型2に嵌
め合わせたチューブTの外周を緊締して高圧に抗してこ
れを型に固定できるものであれば、その構造は特に限定
されるものではない。
以下に第4図〜第12図を用いてチューブユニット組立
ての手順を説明する。
(1) 下型側拡径操作盤4bの爪3を閉じ(中心側に寄
せる)、その上にチューブTをセットする(第4図)。
(2) 爪3を拡げ(半径方向に開く)、チューブTの
下端開口縁の内径を支えてこれを拡径し、下型2の外径
に嵌め込む(第5図)。
(3) 拡径操作盤4bを下方に退避させ、下型2に嵌め
込んだチューブTの外径をクランプ5にて緊締する(第
6図)。
(4) コアCを上型1内に差し込み、上型側拡径操作
盤4aの爪3を閉じ、コアCの脱落を阻止する(第7
図)。
(5) 下型2を引き上げてチューブTの上端開口縁内
に爪3を受入れ、爪3を拡げ、チューブTの上端開口縁
の内径を支えてこれを拡径し、上型1の外径に嵌め込む
(第8図)。
(6) 拡径操作盤4aを上方へ退避させ、上型1に嵌め
込んだチューブTの外径をクランプ5にて緊締する(第
9図)。
(7) 高圧空気源を起動し、上型1を通して高圧空気
をチューブT内に圧入する。これによってチューブTが
膨張し、その全長に渡って拡径する。チューブTの拡径
により上型1内に収容したコアCが落下し、チューブT
内を通して下型2内に支えられる(第10図)。なお、高
圧空気の注入によりチューブTの中膨れを阻止するた
め、図示のような円筒22を用いてチューブTの自由膨張
を防止するのが望ましい。また、高圧空気の圧入に伴う
チューブTの伸長の変化は下型2の上下動により吸収さ
れる。
(8) チューブT内の高圧空気を脱気し、下型2のク
ランプ5を外してチューブTから下型2を引き抜く(第
11図)。チューブTは収縮し、コアCの外面に密着す
る。
(9) 上型1のクランプ5を外し、拡径操作盤4aを降
下してチューブTの端縁をノックアウトし、これを上型
1から脱型する(第12図)。
(10) 以上の操作により、コアCの周面にチューブT
が密着して拡径状態に保型されたチューブユニットUが
得られる。
〔発明の効果〕
本発明はこれを要するに、チューブの両端を上、下型
で密栓し、内部に高圧空気を圧入してチューブを拡径す
るとともに、上型内に待機させたコアを拡径したチュー
ブ内に挿入するものであり、コアを無理なくチューブ内
に挿入できる。特に上型と下型との縦方向の組合せによ
り拡径状態に保持されたチューブ内にコアを自重落下さ
せて挿入することができる。また、チューブの両端から
のコアの突出長さは、上型、下型の筒の長さによって自
由に設定できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す断面正面図、第2
図は拡径操作盤の平面図、第3図はクランプの平面図、
第4図〜第12図はチューブユニットの組立て手順を示す
説明図、第13図はチューブユニットの一部断面図、第14
図〜第16図は被覆チューブユニットの使用状態を示す説
明図である。 1……上型、2……下型 3……爪、4(4a,4b)……拡径操作盤 5……クランプ、7……天板 8……スプリング、15,16……ステー 17,18……コイルスプリング、19……空気孔 20……配管、U……チューブユニット T……被覆用チューブ、C……保型用コア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆用チューブを拡径して該チューブ内に
    保型用コアを挿入するチューブユニットの組立方法にお
    いて、該チューブの両端開口縁のみを機械的に拡径して
    各々上型と下型との外面に被着し、前記チューブ内を気
    密に保たせた後、チューブ内に高圧空気を圧入して該チ
    ューブを膨張させ、予め上型内に内装された前記保型用
    コアを膨張したチューブ内に、少なくとも一部を外部に
    露出させてその全長に渡って挿入し、脱気後、チューブ
    を脱型することを特徴とするチューブユニットの組立方
    法。
  2. 【請求項2】上下に向き合せた筒状の上型および下型
    と、チューブの両端開口縁を支えてこれを拡径する複数
    の爪を備えた拡径操作盤と、前記上型および下型の外面
    に被着されたチューブを各型に固定するクランプとの組
    合せからなり、前記上型内に、前記チューブ内に挿入す
    る保型用コアの収容空間を有し、各々の型に前記拡径操
    作盤を上下動可能に備え、上型又は下型の一方に高圧空
    気圧入口を設けたことを特徴とするチューブユニットの
    組立装置。
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