JP2524238Y2 - 冷凍艙内の風路根太 - Google Patents
冷凍艙内の風路根太Info
- Publication number
- JP2524238Y2 JP2524238Y2 JP1992039032U JP3903292U JP2524238Y2 JP 2524238 Y2 JP2524238 Y2 JP 2524238Y2 JP 1992039032 U JP1992039032 U JP 1992039032U JP 3903292 U JP3903292 U JP 3903292U JP 2524238 Y2 JP2524238 Y2 JP 2524238Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooler
- joist
- cool air
- hold
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、冷凍船の冷凍艙内の
グレーチング直下の風路根太に関するものである。
グレーチング直下の風路根太に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍船の冷凍艙は、船体内に複数
の冷凍艙を設け、船体の前後に、この冷凍艙を冷やす複
数のクーラー設備を配置して、冷風を冷凍艙内のグレー
チング床下を通って冷凍艙内に行き渡るようにしてい
た。すなわち、冷凍艙内に敷設されるグレーチング床下
直下には、図4に示すように、冷風を流通させる風路根
太24、25が配置され、クーラールーム21内のクー
ラー22からの冷風23が、前記風路根太24、25の
間を通って冷凍艙内に流通されるように構成されてい
た。
の冷凍艙を設け、船体の前後に、この冷凍艙を冷やす複
数のクーラー設備を配置して、冷風を冷凍艙内のグレー
チング床下を通って冷凍艙内に行き渡るようにしてい
た。すなわち、冷凍艙内に敷設されるグレーチング床下
直下には、図4に示すように、冷風を流通させる風路根
太24、25が配置され、クーラールーム21内のクー
ラー22からの冷風23が、前記風路根太24、25の
間を通って冷凍艙内に流通されるように構成されてい
た。
【0003】そして、狭い船艙内で、殊に、クーラール
ーム21が、冷凍船艙に近接して配置されるところで
は、これらの根太24、25は、前記クーラールーム2
1の近接して配置されるのが通常であり、しかも、これ
らの根太24、25は、クーラールーム21内のクーラ
ー22の位置に関係なく、これらの風路根太24、25
は、その端部が、直角をなすコーナー部を有するもので
あった。そして、クーラー22から出た冷風23が、風
路26中を流通し、グレーチングに配設している通風孔
から吹き出し、冷凍艙内の貨物を冷却するように構成さ
れていた。
ーム21が、冷凍船艙に近接して配置されるところで
は、これらの根太24、25は、前記クーラールーム2
1の近接して配置されるのが通常であり、しかも、これ
らの根太24、25は、クーラールーム21内のクーラ
ー22の位置に関係なく、これらの風路根太24、25
は、その端部が、直角をなすコーナー部を有するもので
あった。そして、クーラー22から出た冷風23が、風
路26中を流通し、グレーチングに配設している通風孔
から吹き出し、冷凍艙内の貨物を冷却するように構成さ
れていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記クーラ
ールーム21内のクーラー22の出口の幅(図4におい
て、符号「A」で示した。)は、クーラールーム21自
体の出口の幅(図4において、符号「B」で示した。)
とは異なり、また、前記風路根太24、25は、このク
ーラールーム21自体の出口幅(「B」)に渡って広く
配置されているため、前記クーラー22から強い冷風を
受けることができるクーラー22の出口幅(「A」)に
対し、この出口幅(「A」)を越える範囲にある風路根
太25には、弱い冷風しか受けることができず、そのた
め、クーラー22の出口の幅(「A」)の外に位置する
風路根太25の延長上の上にある冷凍艙部分は、充分に
冷気が行き渡らないという欠点があった。
ールーム21内のクーラー22の出口の幅(図4におい
て、符号「A」で示した。)は、クーラールーム21自
体の出口の幅(図4において、符号「B」で示した。)
とは異なり、また、前記風路根太24、25は、このク
ーラールーム21自体の出口幅(「B」)に渡って広く
配置されているため、前記クーラー22から強い冷風を
受けることができるクーラー22の出口幅(「A」)に
対し、この出口幅(「A」)を越える範囲にある風路根
太25には、弱い冷風しか受けることができず、そのた
め、クーラー22の出口の幅(「A」)の外に位置する
風路根太25の延長上の上にある冷凍艙部分は、充分に
冷気が行き渡らないという欠点があった。
【0005】殊に、これらのクーラー22の出口の幅
(「A」)の外に位置する風路根太25の端部が、直角
をなすコーナー部を有するものであるため、この端部に
おいて、クーラー22からの冷風が妨げられ、風路内へ
流れ込む冷風が乱れ、風路内に流入する冷風が、均一に
は流れ込まず、冷凍艙内が均一に冷却されることが妨げ
られるという欠点があった。
(「A」)の外に位置する風路根太25の端部が、直角
をなすコーナー部を有するものであるため、この端部に
おいて、クーラー22からの冷風が妨げられ、風路内へ
流れ込む冷風が乱れ、風路内に流入する冷風が、均一に
は流れ込まず、冷凍艙内が均一に冷却されることが妨げ
られるという欠点があった。
【0006】この考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、クーラー22からの冷風が、風路中へ均一に
行き渡るようにした冷凍艙内の風路根太を提供しようと
するものである。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、クーラー22からの冷風が、風路中へ均一に
行き渡るようにした冷凍艙内の風路根太を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、冷凍船の冷凍艙内のグレーチング床下
に形成される風路内に等間隔に並設される風路根太にお
いて、クーラーの冷風出口幅内に位置するクーラー冷風
出口側の風路根太の端部は、両側のコーナー部を切断除
去した平断面台形形状とし、該クーラーの冷風出口幅外
に位置するクーラー冷風出口側の風路根太の端部は、該
クーラーと反対側のコーナー部のみ切断除去した平断面
斜め形状としたことを特徴とするものである。
に、この考案は、冷凍船の冷凍艙内のグレーチング床下
に形成される風路内に等間隔に並設される風路根太にお
いて、クーラーの冷風出口幅内に位置するクーラー冷風
出口側の風路根太の端部は、両側のコーナー部を切断除
去した平断面台形形状とし、該クーラーの冷風出口幅外
に位置するクーラー冷風出口側の風路根太の端部は、該
クーラーと反対側のコーナー部のみ切断除去した平断面
斜め形状としたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】両側のコーナー部を切断除去した台形状とする
端部の風路根太は、クーラーの冷風出口幅内の直進する
冷風に対してコーナー部が障害物とならないよう、冷風
の流れを均一にする。
端部の風路根太は、クーラーの冷風出口幅内の直進する
冷風に対してコーナー部が障害物とならないよう、冷風
の流れを均一にする。
【0009】クーラーと反対側のコーナー部のみ切断除
去した斜め形状とする端部の風路根太は、該クーラーの
冷風出口から両側へ斜め方向に進行する冷風が、その進
行方向に沿って滑らかに流れるガイドとなる。
去した斜め形状とする端部の風路根太は、該クーラーの
冷風出口から両側へ斜め方向に進行する冷風が、その進
行方向に沿って滑らかに流れるガイドとなる。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る風路根太の配置およびその端部
形状の概略を示す平面概略図であり、図2は、これを横
から見た縦断面概略図である。図1および図2中、例え
ば、図2に示す横置隔壁3の左側は船尾として、また、
これに対して、冷凍艙5側は、船首として示したが、こ
れは、船首、船尾の方向性を問わないものであるし、ま
た、船種によっては、船首および船尾の両方にクーラー
ルームを配置し、船体中央方向に向って、風路が形成さ
れていても良いものである。このような基本構造を示す
冷凍船の冷凍艙において、仕切壁4と横置隔壁3とで挟
まれたクーラールーム1内には、クーラー2およびドレ
ンパン10が配設される。
図1は、本実施例に係る風路根太の配置およびその端部
形状の概略を示す平面概略図であり、図2は、これを横
から見た縦断面概略図である。図1および図2中、例え
ば、図2に示す横置隔壁3の左側は船尾として、また、
これに対して、冷凍艙5側は、船首として示したが、こ
れは、船首、船尾の方向性を問わないものであるし、ま
た、船種によっては、船首および船尾の両方にクーラー
ルームを配置し、船体中央方向に向って、風路が形成さ
れていても良いものである。このような基本構造を示す
冷凍船の冷凍艙において、仕切壁4と横置隔壁3とで挟
まれたクーラールーム1内には、クーラー2およびドレ
ンパン10が配設される。
【0011】クーラールーム1に隣接する冷凍艙5内の
底面には、風路6を形成して風路根太8が等間隔に並設
され、風路根太7、8上にグレーチング11を敷設し、
風路根太8とグレーチング11とで風路6を形成する。
グレーチング11には、流入してくる例風9を上方向に
吹き出す複数個の通風孔12を配設している。
底面には、風路6を形成して風路根太8が等間隔に並設
され、風路根太7、8上にグレーチング11を敷設し、
風路根太8とグレーチング11とで風路6を形成する。
グレーチング11には、流入してくる例風9を上方向に
吹き出す複数個の通風孔12を配設している。
【0012】前述するように、クーラールーム1内のク
ーラー2の出口の幅(符号「A」で示した。)は、クー
ラールーム1自体の出口の幅(符号「B」で示した。)
とは、その幅間隔が異なり、また、前記風路根太7、8
は、このクーラールーム1自体の出口幅(「B」)に渡
って広く配置されているため、前記クーラー2から強い
冷風を受けることができるクーラー2の出口幅
(「A」)に配置される風路根太7に対し、この出口幅
(「A」)を越える範囲にある風路根太8には、弱い冷
風しか受けることができず、そのため、クーラー2の出
口の幅(「A」)の外に位置する風路根太8の延長上の
上にある冷凍艙部分は、充分に冷気が行き渡らないの
で、本実施例においては、図3に示すように、クーラー
2の出口幅(符号「A」で示す。)内に配置される風路
根太7の端部は、両側のコーナー部を切断除去した台形
状とし、クーラールーム1の出口幅(符号「B」で示
す。)内であって、クーラー2の出口幅(「A」)外に
位置する風路根太8の端部は、クーラー2と反対側のコ
ーナー部を切断除去した斜め形状として、冷風9が風路
6中に均一に流入する端部形状にする。
ーラー2の出口の幅(符号「A」で示した。)は、クー
ラールーム1自体の出口の幅(符号「B」で示した。)
とは、その幅間隔が異なり、また、前記風路根太7、8
は、このクーラールーム1自体の出口幅(「B」)に渡
って広く配置されているため、前記クーラー2から強い
冷風を受けることができるクーラー2の出口幅
(「A」)に配置される風路根太7に対し、この出口幅
(「A」)を越える範囲にある風路根太8には、弱い冷
風しか受けることができず、そのため、クーラー2の出
口の幅(「A」)の外に位置する風路根太8の延長上の
上にある冷凍艙部分は、充分に冷気が行き渡らないの
で、本実施例においては、図3に示すように、クーラー
2の出口幅(符号「A」で示す。)内に配置される風路
根太7の端部は、両側のコーナー部を切断除去した台形
状とし、クーラールーム1の出口幅(符号「B」で示
す。)内であって、クーラー2の出口幅(「A」)外に
位置する風路根太8の端部は、クーラー2と反対側のコ
ーナー部を切断除去した斜め形状として、冷風9が風路
6中に均一に流入する端部形状にする。
【0013】この実施例においては、図2に示すよう
に、クーラー2から下方に出る冷風9は、クーラー2と
ドレンパン10の間の開口13を通って、横置隔壁3に
沿って排出され、この排出された冷風9は、図1に示す
ように、クーラー2の出口幅(図1において、符号
「A」で示す。)内に配置された風路根太7の端部の両
コーナー部斜面に沿って風路6中に流れ込み、また、ク
ーラー2の出口幅(図1において、符号「A」で示
す。)外においては、このクーラー2の出口幅外に配置
された風路根太8の端部の片側コーナー部に沿って風路
6中に均一に流入する。そして、各風路6内に流入した
冷風9は、冷凍艙下のグレーチング11に所定間隔で設
けられた通風孔12から吹き上げ、冷凍艙5内の貨物を
冷却する。
に、クーラー2から下方に出る冷風9は、クーラー2と
ドレンパン10の間の開口13を通って、横置隔壁3に
沿って排出され、この排出された冷風9は、図1に示す
ように、クーラー2の出口幅(図1において、符号
「A」で示す。)内に配置された風路根太7の端部の両
コーナー部斜面に沿って風路6中に流れ込み、また、ク
ーラー2の出口幅(図1において、符号「A」で示
す。)外においては、このクーラー2の出口幅外に配置
された風路根太8の端部の片側コーナー部に沿って風路
6中に均一に流入する。そして、各風路6内に流入した
冷風9は、冷凍艙下のグレーチング11に所定間隔で設
けられた通風孔12から吹き上げ、冷凍艙5内の貨物を
冷却する。
【0014】
【考案の効果】この考案は、上記のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。冷風の出口幅内お
よび幅外に位置する風路根太の端部とも斜め形状のコー
ナー部を形成するため、特に、クーラー出口幅外に位置
する風路根太端部では、風路中へ流れ込もうとする冷風
が均一に風路内に流れ込み、冷凍艙内の冷却効率の低下
を防止する。
るので、次に記載する効果を奏する。冷風の出口幅内お
よび幅外に位置する風路根太の端部とも斜め形状のコー
ナー部を形成するため、特に、クーラー出口幅外に位置
する風路根太端部では、風路中へ流れ込もうとする冷風
が均一に風路内に流れ込み、冷凍艙内の冷却効率の低下
を防止する。
【図1】この考案に係る実施例の平面図を略示したもの
である。
である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図を略示したものであ
る。
る。
【図3】図1のA部の拡大図を略示したものである。
【図4】従来の冷凍艙の風路根太端部の拡大図を略示し
たものである。
たものである。
1 クーラールーム 2 クーラー 3 横置隔壁 4 仕切壁 5 冷凍艙 6 風路 7 風路根太 8 風路根太 9 冷風 10 ドレンパン 11 グレーチング 12 通風孔
Claims (1)
- 【請求項1】 冷凍船の冷凍艙内のグレーチング床下に
形成される風路内に等間隔に並設される風路根太におい
て、クーラーの冷風出口幅内に位置するクーラー冷風出
口側の風路根太の端部は、両側のコーナー部を切断除去
した平断面台形形状とし、該クーラーの冷風出口幅外に
位置するクーラー冷風出口側の風路根太の端部は、該ク
ーラーと反対側のコーナー部のみ切断除去した平断面斜
め形状としたことを特徴とする冷凍艙内の風路根太。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039032U JP2524238Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 冷凍艙内の風路根太 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992039032U JP2524238Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 冷凍艙内の風路根太 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592099U JPH0592099U (ja) | 1993-12-14 |
JP2524238Y2 true JP2524238Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=12541774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992039032U Expired - Lifetime JP2524238Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 冷凍艙内の風路根太 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524238Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59120886U (ja) * | 1983-02-04 | 1984-08-15 | 三菱重工業株式会社 | 冷凍冷蔵倉 |
JPH0248796Y2 (ja) * | 1984-12-07 | 1990-12-20 | ||
JPS62149743U (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-22 | ||
JPS62179555U (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-14 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992039032U patent/JP2524238Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0592099U (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |