JP2524171Y2 - 変倍複写機 - Google Patents

変倍複写機

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JP2524171Y2 JP12542990U JP12542990U JP2524171Y2 JP 2524171 Y2 JP2524171 Y2 JP 2524171Y2 JP 12542990 U JP12542990 U JP 12542990U JP 12542990 U JP12542990 U JP 12542990U JP 2524171 Y2 JP2524171 Y2 JP 2524171Y2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レンズの移動により複写倍率を変更する変
倍複写機に関する。
〔従来の技術〕
変倍複写機においては、原稿画像を感光体上に結像さ
せるめのレンズを光軸方向に移動させることにより複写
倍率を変更している。このレンズを移動させるために、
たとえば、パルスモータが使用され、このパルスモータ
からの駆動力がギア,プーリ,駆動ワイヤ等を介してレ
ンズに伝達される。そして、パルスモータに供給するク
ロックパルスの個数を制御することにより、レンズの移
動距離が制御される。したがって、原理的にはレンズの
位置はクロックパルスの数により一義的に決定されるこ
とになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、モータとレンズとの間には、ギアが介
在しているために、レンズの移動方向が反転した際に、
ギアのバックラッシュのためにレンズの位置を正確に制
御することができない。たとえば、第9図に示すように
駆動側のギアAが矢印B方向に回転している場合には、
駆動側のギアAの歯aの前端側と従動側のギアCの歯c
の後端側が当接して、回転力が従動側のギアCに伝達さ
れる。このとき、駆動側の歯aの後端側にバックラッシ
ュDが存在するため、駆動側のギアAの回転方向を反転
させて矢印E方向に回転させる場合には、駆動側のギア
Aの回転が開始してもバックラッシュDがなくなるまで
は従動側のギアCが回転しない。このため、パルスモー
タに供給されるクロックパルスの数と実際のレンズの移
動距離が対応しなくなり、レンズの位置制御を正確に行
うことができなくなるという問題が生じる。
本考案は、前記問題点を解決するために案出されたも
のであって、レンズの移動方向が反転した場合のバック
ラッシュの影響をなくすことによりレンズの位置制御を
正確に行うことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の変倍複写機は、前記目的を達成するため、ギ
アを介してモータにより駆動されるレンズを備え、指定
された複写倍率に応じて前記レンズの位置を移動させる
変倍複写機において、前記レンズの移動方向が反転する
場合には前記レンズを一旦基準複写倍率位置を通過させ
た後に目標の複写倍率位置まで移動させるレンズ位置制
御手段を設けたことを特徴とする。
また、本考案の変倍複写機は、ギア及びクラッチを介
してモータにより駆動されるレンズを備え、指定された
複写倍率に応じて前記レンズの位置を移動させる変倍複
写機において、前記レンズの移動方向が反転する場合に
は前記クラッチを一旦オフとして前記モータを前記レン
ズが移動すべき方向に微少量回転させたのち再度前記ク
ラッチをオンとして前記レンズを移動させるレンズ位置
制御手段を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、レンズの移動方向が反転した場合
には、一旦レンズが基準複写倍率位置、すなわち、複写
倍率100%の位置を通過する。基準複写倍率位置にはレ
ンズ位置センサが設けられているので、基準複写倍率位
置を通過することにより、レンズ位置が正確に規定され
る。その後、レンズは目的の複写倍率位置まで移動す
る。したがって、レンズの移動方向が反転したときのギ
アにおけるバックラッシュの影響はなくなる。
また、本考案においては、共通のモータによりレンズ
及び走査キャリッジを駆動する変倍複写機において、レ
ンズの移動方向が反転した場合には、レンズ側に設けら
れたクラッチがオフとされ、モータがレンズが移動すべ
き方向に微少量だけ回転される。これにより、ギアにお
けるバックラッシュがなくなり、次に再度クラッチをオ
ンとしたときには、直ちにレンズの移動が開始される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本考案の
特徴を具体的に説明する。
第1図は本考案の変倍複写機の原稿走査部の実施例を
示す概略平面図、第2図は同原稿走査部を感光体ととも
に模式的に示す概略断面図である。
なお、本実施例においては、共通のモータを使用して
レンズ及び走査キャリッジを移動させる変倍複写機を例
に挙げて説明する。
原稿が載置されるプラテンガラス1の下方には、走査
キャリッジ2及びレンズ3が配置されている。走査キャ
リッジ2は、露光ランプ2a及び第1ミラー2bを取りつけ
た全速キャリジ2cと、第2及び第3ミラー2d,2eを備え
た半速キャリッジ2fとから構成されている。走査キャリ
ッジ2の両端には走査キャリッジ駆動ワイヤ4が連結さ
れており、この駆動ワイヤ4は、軸5に取りつけられた
駆動プーリ6に巻き掛けられている。軸5の一端には、
モータ7の駆動ギア8と噛合する従動ギア9が取りつけ
られており、モータ7の正回転により走査キャリッジ2
が走査方向に、すなわち、第1図において左から右に駆
動ワイヤ4により引かれて移動する。なお、モータ7
は、たとえば、クロックパルスにより回転方向と回転角
度が制御されるパルスモータである。また、本明細書に
おいては、走査キャリッジ2が走査方向に移動するとき
のモータ7の回転を正回転と呼び、その逆を逆回転と呼
ぶものとする。
また、モータ7の駆動ギア8の回転は、ギア10,11,1
2,13を介し、更に図示しない傘歯ギア等の伝達方向変換
装置を介して駆動ギア14に伝達される。この駆動ギア14
に対しては、クラッチ用ギア15が離接可能に設けられて
いる。このクラッチ用ギア15は、揺動アーム(図示せ
ず)の遊端に枢着され、駆動ギア14から離れる方向にバ
ネ(図示せず)等で付勢されており、ソレノイド16が消
勢されているときは、図に示されるように、クラッチ用
ギア15は駆動ギア14から離れた状態にあるが、ソレノイ
ド16が付勢されると、ソレノイド16に連結されたリンク
機構(図示せず)により、クラッチ用ギア15が駆動ギア
14方向に押されてこれに噛合する。すなわち、駆動ギア
14,クラッチ用ギア15及びソレノイド6等でクラッチが
構成される。クラッチ用ギア15には、ギア17が噛合さ
れ、更にこのギア17にはレンズ駆動用プーリ18が取りつ
けられている。なお、ギア17の軸はクラッチ用ギア15を
支持する揺動アームの回動中心と一致している。
このレンズ駆動用プーリ18及び二つのアイドラプーリ
19,20を巡ってレンズ駆動ワイヤ21が巻き掛けられてお
り、レンズ駆動ワイヤ21にレンズ支持部材22の一端22a
が固定されている。このレンズ支持部材22にはレンズ3
が取りつけられており、また、レンズ支持部材22の他端
22bには、レンズ位置センサ駆動用のアクチュエータ23
が設けられている。
レンズ位置センサ24は、断面コ字状となっており、第
3図(a)に示すように、一方の脚部24aに発光素子24b
が設けられ、他方の脚部24cに受光素子24dが設けられて
いる。このレンズ位置センサ24は、複写倍率100%のレ
ンズ位置より僅かに縮小側、たとえば、複写倍率93%の
レンズ位置に対応した位置に配置されている。なお、10
0%位置と93%位置との距離は、たとえば、10mmであ
る。第3図(b)に示すように、レンズ位置が93%より
拡大方向にあるときは、アクチュエータ23の一部23aで
発光素子24bと受光素子24dとの間の光路が遮断され、レ
ンズ位置センサ24がオンとなる。また、同図(c)に示
すように、レンズ位置が93%より縮小方向にあるとき
は、光路は遮断されずレンズ位置センサ24はオフとな
る。
また、レンズ駆動用プーリ18に近接してミラー駆動用
カム25が設けられており、このミラー駆動用カム25の軸
に取りつけられたギア(図示せず)が、レンズ駆動用プ
ーリ18の軸に取りつけられたギア(図示せず)に噛合し
ている。ミラー駆動用カム25には、ミラー26が取りつけ
られたミラー保持部材27の一端に設けられたカムフォロ
ワ28が圧接する。ミラー保持部材27は、図示しない案内
部材により走査方向に平行に移動可能となっており、ミ
ラー駆動用カム25の回転により、ミラー26の位置が調整
される。
上述の各部材は、フレーム29に対して、固定的に或い
は摺動可能に或いは回転可能に適当な手段により取りつ
けられている。
プラテンガラス1上に載置された原稿は露光ランプ2a
により照射され、原稿からの反射光は、ミラー2b,2d,2
e,レンズ3,ミラー26を介してドラム状の感光体30上に収
束する。
第4図は、上述の変倍複写機の変倍動作等を制御する
ための制御回路のブロック図を示しており、前述したレ
ンズ位置センサ24の出力は操作パネル31の出力ととも
に、マイクロコンピュータ32に供給され、また、前述の
ソレノイド16及びモータ7は、それぞれクラッチ駆動回
路33及びモータ駆動回路34を介してマイクロコンピュー
タ32により制御される。更に、マイクロコンピュータ32
には変倍複写全体の動作を制御する複写機構制御装置35
が接続されている。
次に、上述の変倍複写機の変倍動作について第5図の
フローチャートを参照して説明する。なお、初期状態で
は、走査キャリッジ2は走査開始位置にあるものとす
る。
複写機の電源が投入されると、まずレンズ位置の初期
化が行われ、レンズ3が基準複写倍率位置である複写倍
率100%の位置に移動される(ステップ101)。このレン
ズ位置の初期化は以下のようにして行われる。
第6図のフローチャートに示すように、まず、モータ
7の正回転により走査キャリッジ2の退避が行われ(ス
テップ201)、次に、クラッチがオンとされ(ステップ2
02)、モータ7の正回転或いは逆回転によりレンズ3の
移動が行われ、レンズ位置センサ24の出力に基づきレン
ズ3が複写倍率100%の基準複写倍率位置に移動される
(ステップ203)。なお、このレンズ3の移動に先立っ
て走査キャリッジ2は、走査方向に所定量だけ退避され
ているので、レンズ3が拡大方向に移動した場合でも、
走査キャリッジ2が走査開始側のフレーム29に衝突する
ことはない。その後、クラッチがオフとされ(ステップ
204)、走査キャリッジが走査開始位置に戻される(ス
テップ205)。
次に、第5図のフローチャートに戻って、操作パネル
31から複写倍率が指定されると(ステップ102)、マイ
クロコンピュータ32からの指示に基づきモータ7を一定
期間Tだけ正回転させる。モータ7の回転は、ギア8,9,
軸5,駆動プーリ6,駆動ワイヤ4を介して走査キャリッジ
2に伝達され、走査キャリッジ2は、期間Tに対応する
距離だけ走査方向に退避する(ステップ103)。このと
き、クラッチはオフとなっているので、レンズ3は移動
しない。
次に、クラッチをオンとし(ステップ104)、操作パ
ネル31から指定された複写倍率に応じてレンズ3の位置
を移動させる(ステップ105)。すなわち、指定された
複写倍率及び現在の複写倍率の差に応じて所定回転方向
の所定個数のクロックパルスをモータ7に供給し、指定
された複写倍率に対応する位置までレンズ3を移動させ
る。モータ7を回転させることにより、モータ7の回転
が各ギア8,10,11,12,13,14,15,17等を介してレンズ駆動
用プーリ18に伝達され、レンズ駆動用プーリ18に巻かれ
た駆動ワイヤ21によりレンズ保持部材22が走査方向或い
は逆走査方向に移動する。このレンズ3の移動方向は、
現在のレンズ位置と指定された複写倍率に対応するレン
ズ位置との関係によって決定され、たとえば、現在の複
写倍率よりも指定された複写倍率が大きい場合には、拡
大方向すなわち走査開始位置方向に移動し、逆の場合に
は、縮小方向すなわち走査開始位置から離れる方向に移
動する。
このレンズ3の移動は、操作パネル31から指定された
最新の複写倍率に基づいて制御されるので、場合によっ
ては、複写倍率の設定中にレンズ3の移動方向が反転す
る場合がある。たとえば、第7図に示すように、初期状
態で複写倍率が100%であり、最初に複写倍率129%を指
定し、その後に110%を指定したような場合、レンズ3
は最初は拡大方向に移動し、その後縮小方向に移動す
る。このようにレンズ3の移動方向が反転した場合、従
来例の項で述べたようにギアのバックラッシュの影響に
より、モータ7に供給されたクロックパルスの数と実際
のレンズ3の位置が正確に対応しなくなる。そこで、本
実施例においては、複写倍率設定動作の途中に倍率が変
更され(ステップ106)、これによりレンズ3の移動方
向が反転したときには(ステップ107)、一旦レンズ3
を基準となる複写倍率100%の位置を通過させて(ステ
ップ108)、レンズ位置を正確に設定した後に、目標と
する複写倍率の位置までレンズ3を移動させる(ステッ
プ109)。その後、クラッチがオフとされ(ステップ11
0)、走査キャリッジが走査開始位置に戻される(ステ
ップ111)。
すなわち、上述のように、初期状態で複写倍率が100
%であり、最初に複写倍率129%を指定し、その後に110
%を指定したような場合、まず、モータ7を逆回転さ
せ、第7図に示すように、レンズ3を複写倍率100%の
位置から129%の位置まで拡大方向に移動させる。ここ
で、複写倍率が110%に変更された場合には、モータ7
を正回転させ、今度はレンズ3を縮小方向に移動させ、
レンズ位置センサ24位置、すなわち、複写倍率93%の位
置を通過したらモータ7を逆回転させてレンズ3を拡大
方向に移動させ、100%の位置を通過して110%の位置ま
で移動させる。レンズ3が93%位置を通過するときにレ
ンズ位置センサ24の出力が変化するので、この変化が生
じた時点から一定個数のパルスが供給された時点でレン
ズ3は正確に100%位置に存在していることになる。し
たがって、この時点でレンズ3の位置が正確に特定さ
れ、これ以前に生じたクロックパルス数と移動位置との
間の誤差は解消される。このように、レンズ3の位置が
レンズ位置センサ24により正確に規定されるので、レン
ズ3が100%位置を通過するときには、レンズ3の正確
な位置が特定できる。したがって、レンズ3の移動方向
が反転したときには、このように、一旦100%の位置を
通過させて、目標の複写倍率位置まで移動させることに
より、モータ7に供給されたクロックパルスの数と実際
のレンズ3の位置が正確に対応するようになり、ギアの
バックラッシュの影響を受けることなく、レンズ3の位
置を正確に制御できる。
上述のレンズ3の移動の際には、レンズ3が拡大方向
に移動する場合を考えると、レンズ3とともに走査キャ
リッジ2も拡大方向すなわち走査開始位置方向に移動す
る。このときに、上述したように予め走査キャリッジ2
を退避させているので、走査キャリッジ2が走査開始位
置近傍に設けられたフレーム28に衝突することはない。
レンズ3の移動が終了すると、クラッチがオフされる
とともにモータ7が逆回転され、走査キャリッジ2が走
査開始位置に戻る。
上述の動作により、指定された倍率で複写を行う準備
が終了する。
なお、上述の実施例においては、レンズ3の移動方向
が反転する場合には、レンズ3を一旦基準複写倍率位置
を通過させることにより、バックラッシュの影響がなく
なるようにしたが、上述したような共通のモータ7を使
用してレンズ3及び走査キャリッジ2の移動を行う変倍
複写機においては、レンズ3への駆動力を選択的に伝達
するためのクラッチを利用してバックラッシュの影響を
なくすこともできる。以下、このクラッチを利用した第
2の実施例について第8図のフローチャートを参照して
説明する。なお、第8図に示すフローチャートにおける
ステップ301〜307は、第5図に示すフローチャートのス
テップ101〜107に対応しているので説明は省略する。
第2の実施例においては、レンズ3の移動方向が反転
する場合には(ステップ307)、反転の際にクラッチが
一旦オフとされ(ステップ308)、その後に走査キャリ
ッジ2がレンズ3の移動すべき方向と同じ方向に移動す
るようにモータ7が微少量だけ回転される(ステップ30
9)。これにより、ギアにおけるバックラッシュが無く
なる。したがって、再度クラッチをオンとし(ステップ
310)、レンズ3の移動を開始したときには(ステップ3
11)、バックラッシュによるレンズ3の移動開始の遅れ
はなくなり、モータ7に供給されるクロックパルスの数
と実際のレンズ3の位置が正確に対応するようになり、
レンズ3の位置を正確に制御できる。その後、クラッチ
がオフとされ(ステップ312)、走査キャリッジが走査
開始位置に戻される(ステップ313)。なお、上記微少
量は、モータ7に供給されるクロックパルスの数により
規定され、バックラッシュの大きさに応じて予め設定さ
れる。すなわち、バックラッシュが大きい程、モータ7
に供給されるクロックパルスの数は多くなる。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案においては、レンズの移
動方向が反転する場合には、レンズを一旦基準複写倍率
位置を通過させた後に目標の複写倍率位置まで移動させ
るようにしたので、モータとレンズとの間に設けられた
ギアにおけるバクラッシュの影響がなくなる。また、共
通のモータによりレンズ及び走査キャリッジを駆動する
変倍複写機において、レンズの移動方向が反転した場合
には、レンズの移動方向が反転する際にレンズ側に設け
られたクラッチをオフとしてモータをレンズが移動すべ
き方向に微少量回転させることによりバックラッシュが
なくなる。これにより、モータの回転量とレンズの移動
量が正確に対応することになり、レンズの位置を正確に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の変倍複写機の原稿走査部の実施例を示
す概略平面図、第2図は同原稿走査部を感光体とともに
模式的に示す概略断面図、第3図(a)はレンズ位置セ
ンサ部分の平面図、同図(b)はレンズが拡大方向にあ
るときのレンズ位置センサ部分の側面図、同図(c)は
レンズが縮小方向にあるときのレンズ位置センサ部分の
側面図、第4図は変倍複写機の動作を制御する回路例を
示すブロック図、第5図は第1図に示す変倍複写機にお
けるレンズ位置の制御動作の一例を説明するためのフロ
ーチャート、第6図はレンズ位置初期化の処理を示すフ
ローチャート、第7図はレンズの移動方向が反転した場
合のレンズ位置制御を示す説明図、第8図は1図に示す
変倍複写機におけるレンズ位置の他の制御動作例を説明
するためのフローチャート、第9図はギアにおけるバッ
クラッシュの発生を示す説明図である。 1:プラテンガラス、2:走査キャリッジ 2a:露光ランプ、2b:ミラー 2c:全速キャリッジ、2d,2e:ミラー 2f:半速キャリッジ、3:レンズ 4:走査キャリッジ駆動ワイヤ 5:軸、6:駆動プーリ 7:モータ、8,9,10〜13:ギア 14:駆動ギア、15:クラッチ用ギア 16:ソレノイド、17:ギア 18:レンズ駆動用プーリ 19,20:アイドラプーリ、21:レンズ駆動ワイヤ 22:レンズ支持部材、23:アクチュエータ 23a:一部、24:レンズ位置センサ 24a,24c:脚部、24b:発光素子 24d:受光素子、25:ミラー駆動用カム 26:ミラー、27:ミラー保持部材 28:カムフォロワ、29:フレーム 30:感光体、31:操作パネル 32:マイクロコンピュータ 33:クラッチ駆動回路、34:モータ駆動回路 35:複写機構制御装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギアを介してモータにより駆動されるレン
    ズを備え、指定された複写倍率に応じて前記レンズの位
    置を移動させる変倍複写機において、前記レンズの移動
    方向が反転する場合には前記レンズを一旦基準複写倍率
    位置を通過させた後に目標の複写倍率位置まで移動させ
    るレンズ位置制御手段を設けたことを特徴とする変倍複
    写機。
  2. 【請求項2】ギア及びクラッチを介してモータにより駆
    動されるレンズを備え、指定された複写倍率に応じて前
    記レンズの位置を移動させる変倍複写機において、前記
    レンズの移動方向が反転する場合には前記クラッチを一
    旦オフとして前記モータを前記レンズが移動すべき方向
    に微少量回転させたのち再度前記クラッチをオンとして
    前記レンズを移動させるレンズ位置制御手段を設けたこ
    とを特徴とする変倍複写機。
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