JP2524098B2 - 拡張アンカ―並びに拡張スリ―ブの製法 - Google Patents
拡張アンカ―並びに拡張スリ―ブの製法Info
- Publication number
- JP2524098B2 JP2524098B2 JP6226902A JP22690294A JP2524098B2 JP 2524098 B2 JP2524098 B2 JP 2524098B2 JP 6226902 A JP6226902 A JP 6226902A JP 22690294 A JP22690294 A JP 22690294A JP 2524098 B2 JP2524098 B2 JP 2524098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion
- expansion sleeve
- sleeve
- pin
- anchor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 6
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 abstract 1
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/04—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front
- F16B13/08—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation
- F16B13/0891—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation with a locking element, e.g. wedge, key or ball moving along an inclined surface of the dowel body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dowels (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Forging (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲第1項
の上位概念に記載の形式の、拡張スリーブ及びピンを備
えた金属から成る拡張アンカー、並びに、特許請求の範
囲第7項の上位概念に記載の形式の、拡張スリーブの製
法に関する。
の上位概念に記載の形式の、拡張スリーブ及びピンを備
えた金属から成る拡張アンカー、並びに、特許請求の範
囲第7項の上位概念に記載の形式の、拡張スリーブの製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカ合衆国特許第2685221号
明細書から金属から成る拡張アンカーが公知であり、こ
の拡張アンカーのピンはねじ山を形成する連結された多
数の拡張コーンを有している。拡張コーン上には、拡張
コーンに係合する雌ねじ山を備えた、2つのシェルから
成る拡張スリーブが被せられる。
明細書から金属から成る拡張アンカーが公知であり、こ
の拡張アンカーのピンはねじ山を形成する連結された多
数の拡張コーンを有している。拡張コーン上には、拡張
コーンに係合する雌ねじ山を備えた、2つのシェルから
成る拡張スリーブが被せられる。
【0003】被固定物に支持されるナットを介してピン
を拡張スリーブ内に引き込んだ場合には、拡張コーンを
介して拡張スリーブが半径方向で外向きに押圧される。
拡張スリーブの全長に亘って係合する拡張コーンによっ
て、拡張スリーブの全長に亘って拡張スリーブは申し分
なく均一に拡張される。
を拡張スリーブ内に引き込んだ場合には、拡張コーンを
介して拡張スリーブが半径方向で外向きに押圧される。
拡張スリーブの全長に亘って係合する拡張コーンによっ
て、拡張スリーブの全長に亘って拡張スリーブは申し分
なく均一に拡張される。
【0004】公知の拡張アンカーの拡張スリーブは、雌
ねじ山を形成された2つの半割シェルから構成される。
これによって、ピンを拡張スリーブ内に引き込んだ場合
両半割シェルは所定の拡張方向でのみ半径方向で外向き
に押圧される。スリット平面に対して90°ずらされた
拡張方向に基づき、拡張スリーブの両半割シェルは穿孔
内壁に線接触し、この線接触に基づき高い引込み力がか
けられるにも拘らず僅かな固着力が許容されるに過ぎな
い。
ねじ山を形成された2つの半割シェルから構成される。
これによって、ピンを拡張スリーブ内に引き込んだ場合
両半割シェルは所定の拡張方向でのみ半径方向で外向き
に押圧される。スリット平面に対して90°ずらされた
拡張方向に基づき、拡張スリーブの両半割シェルは穿孔
内壁に線接触し、この線接触に基づき高い引込み力がか
けられるにも拘らず僅かな固着力が許容されるに過ぎな
い。
【0005】引込み力は、拡張スリーブの両半割シェル
のねじ山がピンの拡張コーンを形成するねじ山に適合し
ていることによっても、増大せしめられる。
のねじ山がピンの拡張コーンを形成するねじ山に適合し
ていることによっても、増大せしめられる。
【0006】ピンを引き込んだ場合、拡張スリーブの小
径のコーン範囲がピンの大径のコーン範囲に沿って移動
する。これによって、両半割シェルの縦縁に著しい押圧
力が作用し、この押圧力によって、半割シェルの剛性に
基づき、引込み力を増大させても拡張アンカーの拡張作
用ひいては保持力は高められない。
径のコーン範囲がピンの大径のコーン範囲に沿って移動
する。これによって、両半割シェルの縦縁に著しい押圧
力が作用し、この押圧力によって、半割シェルの剛性に
基づき、引込み力を増大させても拡張アンカーの拡張作
用ひいては保持力は高められない。
【0007】更に公知の拡張スリーブでは、ワイヤリン
グによって拡張スリーブの両シェルをピンに保持する必
要がある。
グによって拡張スリーブの両シェルをピンに保持する必
要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、拡張
スリーブの全長に亘って作用する拡張作用と共に高い保
持力を得ることができ、簡単にしかも僅かな労力で取り
付けることができ、更に安価に製作できるような、金属
から成る拡張スリーブを提供することにある。
スリーブの全長に亘って作用する拡張作用と共に高い保
持力を得ることができ、簡単にしかも僅かな労力で取り
付けることができ、更に安価に製作できるような、金属
から成る拡張スリーブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の拡張アン
カー、並びに、特許請求の範囲第7項の特徴部分に記載
の拡張スリーブの製法によって、解決された。
ば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の拡張アン
カー、並びに、特許請求の範囲第7項の特徴部分に記載
の拡張スリーブの製法によって、解決された。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、拡張アンカーの拡張ス
リーブが雌ねじ山を有していて、この雌ねじ山に沿って
U字形の切欠きによって多数の拡張区分が形成されてい
る。ピンを引き込むことによって拡張区分は、ねじ山を
形成する連結された拡張コーンによって互いに無関係に
外向きに押圧される。従って個々の拡張区分は穿孔の凹
凸に簡単に適合されかつ拡張スリーブの全長及び全周に
均一に亘って分配される。
リーブが雌ねじ山を有していて、この雌ねじ山に沿って
U字形の切欠きによって多数の拡張区分が形成されてい
る。ピンを引き込むことによって拡張区分は、ねじ山を
形成する連結された拡張コーンによって互いに無関係に
外向きに押圧される。従って個々の拡張区分は穿孔の凹
凸に簡単に適合されかつ拡張スリーブの全長及び全周に
均一に亘って分配される。
【0011】端縁でのみ拡張スリーブに結合される拡張
区分は容易に曲げ拡げられるので、拡張区分を拡張する
ために僅かな引込み力を必要とするに過ぎない。拡張区
分が均一に分配されることによって、高い保持力が得ら
れると共に正確な固着作用が得られる。
区分は容易に曲げ拡げられるので、拡張区分を拡張する
ために僅かな引込み力を必要とするに過ぎない。拡張区
分が均一に分配されることによって、高い保持力が得ら
れると共に正確な固着作用が得られる。
【0012】2つの隣接する拡張区分の側方の切欠きを
1つの切欠きとして統合することができる。しかしなが
ら有利には拡張区分の間に、内壁が同様に雌ねじ山のコ
ーン輪郭に適合するウェブが残され、この場合、ウェブ
の壁厚さは外壁に設けられた凹所によって減少されてい
る。これによって、拡張スリーブはウェブの範囲では築
壁の穿孔壁に接触しない。
1つの切欠きとして統合することができる。しかしなが
ら有利には拡張区分の間に、内壁が同様に雌ねじ山のコ
ーン輪郭に適合するウェブが残され、この場合、ウェブ
の壁厚さは外壁に設けられた凹所によって減少されてい
る。これによって、拡張スリーブはウェブの範囲では築
壁の穿孔壁に接触しない。
【0013】ウェブの壁厚さが減少していることによっ
て、ウェブは拡張スリーブに対してピンが軸方向で移動
した場合に押し離される。従って引込み力はほぼ完全に
拡張区分を拡張させる拡張力に変換される。拡張区分を
除いて拡張スリーブ全体に亘って壁厚さを減少させるこ
とができる。
て、ウェブは拡張スリーブに対してピンが軸方向で移動
した場合に押し離される。従って引込み力はほぼ完全に
拡張区分を拡張させる拡張力に変換される。拡張区分を
除いて拡張スリーブ全体に亘って壁厚さを減少させるこ
とができる。
【0014】ピンに引張り力が作用した場合にピンが拡
張スリーブから引抜かれることを阻止するために、拡張
スリーブとピンとの間でセルフロッキング作用を生じし
める必要がある。このセルフロッキング作用は、ねじ山
を形成するピンの拡張コーンのピッチ角及び拡張スリー
ブの拡張区分のピッチ角がほぼ20°乃至50°である
ことによって、得られる。25°のピッチ角の場合拡張
区分は最良に分配される。
張スリーブから引抜かれることを阻止するために、拡張
スリーブとピンとの間でセルフロッキング作用を生じし
める必要がある。このセルフロッキング作用は、ねじ山
を形成するピンの拡張コーンのピッチ角及び拡張スリー
ブの拡張区分のピッチ角がほぼ20°乃至50°である
ことによって、得られる。25°のピッチ角の場合拡張
区分は最良に分配される。
【0015】更に、拡張スリーブのねじ山とピンのねじ
山との間に遊びが形成されかつ拡張スリーブのねじ山の
ピッチがピンのねじ山のピッチよりも僅かばかり急勾配
であると、有利である。この構成によって、穿孔底部の
近くに位置する拡張区分が穿孔開口部の近くに位置する
拡張区分よりも早期に多少強く拡張される。これによっ
て、穿孔深さの増大に伴って増大する構成部材の負荷に
適合した応力分布が得られる。
山との間に遊びが形成されかつ拡張スリーブのねじ山の
ピッチがピンのねじ山のピッチよりも僅かばかり急勾配
であると、有利である。この構成によって、穿孔底部の
近くに位置する拡張区分が穿孔開口部の近くに位置する
拡張区分よりも早期に多少強く拡張される。これによっ
て、穿孔深さの増大に伴って増大する構成部材の負荷に
適合した応力分布が得られる。
【0016】更に、拡張スリーブの挿入端部の端面を閉
じることができる。これによって、築壁の穿孔内に拡張
アンカーを差し込んだ場合に、場合によって拡張作用を
妨げるドリルダストが拡張スリーブ内に進入すること
が、阻止される。
じることができる。これによって、築壁の穿孔内に拡張
アンカーを差し込んだ場合に、場合によって拡張作用を
妨げるドリルダストが拡張スリーブ内に進入すること
が、阻止される。
【0017】更に、拡張スリーブの端面が閉じられるこ
とによって、ピンの捩じ込み量が制限されるので、ピン
は強制的に拡張スリーブ内で正確に位置決めされる。ピ
ンを引き込む場合に拡張スリーブに作用する回転モーメ
ントは、拡張スリーブの後端に配置された、穿孔壁内に
係合する突起によって受け止められる。
とによって、ピンの捩じ込み量が制限されるので、ピン
は強制的に拡張スリーブ内で正確に位置決めされる。ピ
ンを引き込む場合に拡張スリーブに作用する回転モーメ
ントは、拡張スリーブの後端に配置された、穿孔壁内に
係合する突起によって受け止められる。
【0018】拡張スリーブの簡単で安価な製作は自体公
知の粉末・射出成形法で可能にされる。従って、拡張ス
リーブは粉末金属から射出成形法で、結合剤による結合
及び次いで行なわれる結合剤除去及び焼結・方式を使用
して、製作される。拡張スリーブの雌ねじ山を成形する
ためにねじ山旋削コアが使用される。
知の粉末・射出成形法で可能にされる。従って、拡張ス
リーブは粉末金属から射出成形法で、結合剤による結合
及び次いで行なわれる結合剤除去及び焼結・方式を使用
して、製作される。拡張スリーブの雌ねじ山を成形する
ためにねじ山旋削コアが使用される。
【0019】金属・拡張スリーブを製作するための工具
は著しくプラスチック・射出成形工具に類似している。
結合剤を除去する際に生ずる射出成形製品の収縮作用の
みが射出成形工具内で考慮される。
は著しくプラスチック・射出成形工具に類似している。
結合剤を除去する際に生ずる射出成形製品の収縮作用の
みが射出成形工具内で考慮される。
【0020】
【実施例】第1図で図示の金属から成る拡張アンカーは
築壁4の穿孔3内に差し込まれる拡張スリーブ2とピン
1とから構成されている。ピン1の後端には雄ねじ山5
が設けられていて、この雄ねじ山には築壁4に被固定物
7を固定するためのナット6がねじ嵌められている。ピ
ン1の前端にはねじ山を形成する連結された多数の拡張
コーン9が配置されている。
築壁4の穿孔3内に差し込まれる拡張スリーブ2とピン
1とから構成されている。ピン1の後端には雄ねじ山5
が設けられていて、この雄ねじ山には築壁4に被固定物
7を固定するためのナット6がねじ嵌められている。ピ
ン1の前端にはねじ山を形成する連結された多数の拡張
コーン9が配置されている。
【0021】拡張スリーブ2内にはピン1のねじ山8に
適合した雌ねじ山10が設けられている。U字形の切欠
き11によって、拡張スリーブ2の雌ねじ山10に沿っ
て等間隔を置いて、拡張コーン9に接触する拡張区分1
2が形成されている。
適合した雌ねじ山10が設けられている。U字形の切欠
き11によって、拡張スリーブ2の雌ねじ山10に沿っ
て等間隔を置いて、拡張コーン9に接触する拡張区分1
2が形成されている。
【0022】雄ねじ山5上に設けられたナット6の回動
によりピン1が築壁4の穿孔3内に差し込まれた拡張ス
リーブ2に対して軸方向で移動した場合には、拡張区分
12が拡張される。これによって、拡張アンカーが穿孔
3内で固着されかつ同時に被固定物が築壁4の外面に固
定される。
によりピン1が築壁4の穿孔3内に差し込まれた拡張ス
リーブ2に対して軸方向で移動した場合には、拡張区分
12が拡張される。これによって、拡張アンカーが穿孔
3内で固着されかつ同時に被固定物が築壁4の外面に固
定される。
【0023】第2図ではピン1を差し込まない状態で拡
張スリーブ2を図示している。隣接する2つの拡張区分
12の側縁13の切欠き11の間にはウェブ14が形成
されていて、このウェブの内壁は同様に雌ねじ山10の
輪郭に適合している。
張スリーブ2を図示している。隣接する2つの拡張区分
12の側縁13の切欠き11の間にはウェブ14が形成
されていて、このウェブの内壁は同様に雌ねじ山10の
輪郭に適合している。
【0024】拡張スリーブ2内へのピン1の引込み力を
減少させるために、ウェブ14の範囲で拡張スリーブの
外壁に、ウェブ14の壁厚さを減少させる凹所15が設
けられている(第2図B−B線に沿った断面図である第
4図参照)。
減少させるために、ウェブ14の範囲で拡張スリーブの
外壁に、ウェブ14の壁厚さを減少させる凹所15が設
けられている(第2図B−B線に沿った断面図である第
4図参照)。
【0025】第3図では第2図A−A線に沿った断面図
として拡張区分12を図示している。拡張区分12は端
縁16及び両側縁13において切欠かれているので、拡
張区分12は容易に拡張することができる。
として拡張区分12を図示している。拡張区分12は端
縁16及び両側縁13において切欠かれているので、拡
張区分12は容易に拡張することができる。
【0026】拡張スリーブ2は射出成形工具を使用して
粉末・射出成形で製作され、前記射出成形工具は拡張ス
リーブ2の雌ねじ山10を形成するためのねじ山旋削コ
アを有している。この方法では金属粉末は加熱されたニ
ーダ内でポリマーの有機結合剤(ワックス、プラスチッ
ク材料)を用いて可塑化されかつ次いで粒状化される。
従来の射出成形機では拡張スリーブは収縮量を考慮して
射出成形工具内で射出成形される。結合剤除去後及び焼
結後拡張スリーブは最終形状に成形される。
粉末・射出成形で製作され、前記射出成形工具は拡張ス
リーブ2の雌ねじ山10を形成するためのねじ山旋削コ
アを有している。この方法では金属粉末は加熱されたニ
ーダ内でポリマーの有機結合剤(ワックス、プラスチッ
ク材料)を用いて可塑化されかつ次いで粒状化される。
従来の射出成形機では拡張スリーブは収縮量を考慮して
射出成形工具内で射出成形される。結合剤除去後及び焼
結後拡張スリーブは最終形状に成形される。
【0027】射出成形法で拡張スリーブを製作すること
により、拡張スリーブは前方の端面17で壁18によっ
て閉鎖することができる。この壁18は同時に、拡張ス
リーブ12内にピン1を捩じ込んだ際の終端ストッパと
しても用いられる。
により、拡張スリーブは前方の端面17で壁18によっ
て閉鎖することができる。この壁18は同時に、拡張ス
リーブ12内にピン1を捩じ込んだ際の終端ストッパと
しても用いられる。
【0028】ピン1上のナット6を回動した場合、拡張
スリーブ2に作用する回転モーメントが発生する。連行
回動を阻止するために、拡張スリーブ12の後端に回動
防止手段として三角形の突起19が設けられている。
スリーブ2に作用する回転モーメントが発生する。連行
回動を阻止するために、拡張スリーブ12の後端に回動
防止手段として三角形の突起19が設けられている。
【0029】第5図では拡大展開図で拡張スリーブ12
の雌ねじ山10を実線でかつピン1のねじ山を鎖線で図
示している。第5図から明らかなように、ピン1のねじ
山のピッチ(αB)は拡張スリーブ2のねじ山のピッチ
(αH)よりも多少小さい。有利なピッチ角は25°で
ある。これによって、ピン1と拡張スリーブ2との間で
セルフロッキング作用が得られ、このセルフロッキング
作用はほぼピッチ角20°乃至50°の限界内で生ず
る。
の雌ねじ山10を実線でかつピン1のねじ山を鎖線で図
示している。第5図から明らかなように、ピン1のねじ
山のピッチ(αB)は拡張スリーブ2のねじ山のピッチ
(αH)よりも多少小さい。有利なピッチ角は25°で
ある。これによって、ピン1と拡張スリーブ2との間で
セルフロッキング作用が得られ、このセルフロッキング
作用はほぼピッチ角20°乃至50°の限界内で生ず
る。
【0030】ピン1と拡張スリーブ2との間のピッチ差
は例えば固着基礎としてコンクリート部分を使用した場
合ほぼ0.5%である。ねじ山の長さに亘って前記ピッ
チ差を補償するために、ピン1のねじ山と拡張スリーブ
2のねじ山との間で適当な遊びが考慮されねばならな
い。
は例えば固着基礎としてコンクリート部分を使用した場
合ほぼ0.5%である。ねじ山の長さに亘って前記ピッ
チ差を補償するために、ピン1のねじ山と拡張スリーブ
2のねじ山との間で適当な遊びが考慮されねばならな
い。
【図1】築壁の穿孔内に位置する拡張アンカーを示す
図。
図。
【図2】拡張スリーブの縦断面図。
【図3】第2図A−A線に沿った拡張区分の長手方向断
面図。
面図。
【図4】第2図B−B線に沿ったウェブの長手方向断面
図。
図。
【図5】拡張スリーブ及びピンのねじ山の拡大展開図。
1 ピン 2 拡張スリーブ 3 穿孔 4 築壁 5 雄ねじ山 6 ナット 7 被固定物 8 ねじ山 9 拡張コーン 10 雌ねじ山 11 切欠き 12 拡張区分 13 側縁 14 ウェブ 15 凹所 17 端面 18 壁 19 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−117265(JP,A) 特開 平3−157509(JP,A) 実公 昭42−6833(JP,Y1)
Claims (7)
- 【請求項1】 ねじ山を形成する連結された多数の拡張
コーンを備えたピンと、拡張コーンに適合した雌ねじ山
を備えた拡張スリーブとを有する、金属から成る拡張ア
ンカーであって、拡張スリーブがピンを引き込むことに
よって築壁の穿孔内に固着される形式のものにおいて、
拡張スリーブ(2)の雌ねじ山(10)に沿ってU字形
の切欠き(11)によって等間隔を置いて拡張区分(1
2)が形成されていることを特徴とする、拡張アンカ
ー。 - 【請求項2】 2つの隣接する拡張区分(11)の側縁
(13)の切欠き(11)の間にウェブ(14)が形成
されていて、このウェブの壁厚さが外壁の凹所(15)
によって減少されている、請求項1記載の拡張アンカ
ー。 - 【請求項3】 ねじ山を形成するピン(1)の拡張コー
ン(9)のピッチ角(α)及び拡張スリーブ(2)の拡
張区分のピッチ角(α)が20°乃至50°、有利には
25°である、請求項1記載の拡張アンカー。 - 【請求項4】 拡張スリーブ(2)及びピン(1)のね
じ山(8,10)の間に遊びが形成されていて、拡張ス
リーブ(2)のねじ山(10)のピッチ(αH)がピン
(1)のねじ山(8)のピッチ(αB)よりも僅かばか
り急勾配に形成されている、請求項1記載の拡張アンカ
ー。 - 【請求項5】 拡張スリーブ(2)の前方の端面(1
7)が壁(18)によって閉鎖されている、請求項1記
載の拡張アンカー。 - 【請求項6】 拡張スリーブ(2)の外壁に、有利には
後端で、回動防止手段として突起(19)が設けられて
いる、請求項1記載の拡張アンカー。 - 【請求項7】 ねじ山を形成する連結された多数の拡張
コーンを備えたピンを有する拡張アンカーの金属製の拡
張スリーブの製法であって、拡張スリーブ(2)を金属
粉末から射出成形法で、結合剤による結合及び次いで行
なわれる結合剤除去及び焼結・方式を使用して製作し、
この際、射出成形工具に備えられたねじ山旋削コアによ
り拡張スリーブ(2)の雌ねじ山を形成することを特徴
とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の拡張
スリーブの製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4332558.0 | 1993-09-24 | ||
DE4332558A DE4332558A1 (de) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | Spreizanker aus Metall und Verfahren zu dessen Herstellung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167126A JPH07167126A (ja) | 1995-07-04 |
JP2524098B2 true JP2524098B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=6498534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6226902A Expired - Lifetime JP2524098B2 (ja) | 1993-09-24 | 1994-09-21 | 拡張アンカ―並びに拡張スリ―ブの製法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5536122A (ja) |
EP (1) | EP0645502B1 (ja) |
JP (1) | JP2524098B2 (ja) |
AT (1) | ATE180028T1 (ja) |
BR (1) | BR9403825A (ja) |
DE (2) | DE4332558A1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19505311C2 (de) * | 1995-02-17 | 2002-04-11 | Lautenschlaeger Mepla Werke | Befestigungsanordnung von Beschlägen, insbesondere Möbelbeschlägen an Möbelstücken |
DE19511446A1 (de) * | 1995-03-30 | 1996-10-02 | Grass Ag | Spreizdübel |
IL131859A0 (en) * | 1998-01-13 | 2001-03-19 | Reichelt Roland | Multipart dowel for a removable anchor |
DE19855113A1 (de) * | 1998-11-30 | 2000-05-31 | Fischer Artur Werke Gmbh | Spreizdübel |
DE19936927A1 (de) * | 1999-02-06 | 2000-08-10 | Fischer Artur Werke Gmbh | Kunststoffdübel |
DE10007335A1 (de) * | 2000-02-17 | 2001-08-23 | Fischer Artur Werke Gmbh | Spreizdübel |
DE10011565A1 (de) * | 2000-03-09 | 2001-09-13 | Fischer Artur Werke Gmbh | Spreizdübel |
DE20107661U1 (de) * | 2001-05-05 | 2001-10-18 | Haefele Gmbh & Co | Beschlag |
DE10134734A1 (de) * | 2001-08-04 | 2003-02-13 | Fischer Artur Werke Gmbh | Spreizdübel |
DE10143866A1 (de) * | 2001-09-07 | 2003-03-27 | Ritter Frank | Kunststoff-Injektionsdübelhülse |
ATE380518T1 (de) * | 2004-05-19 | 2007-12-15 | Straumann Holding Ag | Einstückiges dentalimplantat und verfahren zu dessen herstellung |
DE502005002274D1 (de) * | 2004-09-17 | 2008-01-31 | Mungo Befestigungstech Ag | Befestigungselement für Steckverbindungen |
WO2008039334A2 (en) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Jergens, Inc. | Keylocking threaded insert |
DE102009028545A1 (de) * | 2009-08-14 | 2011-02-17 | Hilti Aktiengesellschaft | Verankerungshülse |
AT508385B1 (de) | 2009-10-12 | 2011-01-15 | Blum Gmbh Julius | Befestigungsvorrichtung für möbelbeschläge |
JP2014077260A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Fs Technical Corp | 拡張アンカー、これを用いたネットバリア工法およびピンニング工法 |
US9051953B2 (en) | 2013-07-01 | 2015-06-09 | E-Z-Dock, Inc. | Molly-type dock section connector |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2685221A (en) * | 1949-10-06 | 1954-08-03 | Joy Mfg Co | Bolt sleeve expanded by wedge and wedging threads |
CH457978A (de) * | 1965-02-02 | 1968-06-15 | Ehrenberg Hermann | Spannvorrichtung |
DE1901533A1 (de) * | 1968-01-18 | 1970-08-20 | Langensiepen Kg M | Duebel |
AT352669B (de) * | 1976-10-15 | 1979-10-10 | Wagner Alfred Eisenhandel | Spreizduebelhuelse fuer felsanker |
DE2839495A1 (de) * | 1977-09-20 | 1979-03-29 | Torben Bredal | Verankerungsbuchse |
CH629575A5 (de) * | 1977-12-20 | 1982-04-30 | Tuflex Ag | Spreizduebel. |
DE3146518A1 (de) * | 1981-11-24 | 1983-06-01 | M.Meisinger KG, 8890 Aichach | "schwerlast-metallduebel" |
DE3613911C2 (de) * | 1986-04-24 | 1994-05-19 | Hilti Ag | Spreizdübel mit wendelförmigem Spreizelement |
US5413441A (en) * | 1993-07-19 | 1995-05-09 | United Industries Corporation | Hybrid eccentric wedge anchor |
-
1993
- 1993-09-24 DE DE4332558A patent/DE4332558A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-07-07 DE DE59408235T patent/DE59408235D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-07-07 AT AT94110624T patent/ATE180028T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-07-07 EP EP94110624A patent/EP0645502B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-08-29 US US08/298,321 patent/US5536122A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-21 JP JP6226902A patent/JP2524098B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1994-09-23 BR BR9403825A patent/BR9403825A/pt not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9403825A (pt) | 1995-05-23 |
EP0645502A2 (de) | 1995-03-29 |
DE4332558A1 (de) | 1995-03-30 |
EP0645502A3 (de) | 1996-08-28 |
DE59408235D1 (de) | 1999-06-17 |
EP0645502B1 (de) | 1999-05-12 |
US5536122A (en) | 1996-07-16 |
JPH07167126A (ja) | 1995-07-04 |
ATE180028T1 (de) | 1999-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2524098B2 (ja) | 拡張アンカ―並びに拡張スリ―ブの製法 | |
EP0473581B1 (en) | A plug | |
US5150930A (en) | Corrugated pipe connector and method of molding | |
IL34594A (en) | Expandable screw anchoring devices | |
RU2087760C1 (ru) | Распорный металлический анкер и способ его изготовления | |
KR100882981B1 (ko) | 홈을 낸 가공부품 형성용의 스플리트 다이 | |
KR900002039B1 (ko) | 내부에 나사산이 형성된 구멍을 갖는 제품을 제조하는 방법 및 장치 | |
CN1068255C (zh) | 制造一个扩张钉之扩张套的方法 | |
EP0450820A1 (en) | Fastener | |
JP3694484B2 (ja) | 拡張アンカ | |
US6186695B1 (en) | Dowels for securing objects to walls | |
WO1983001923A1 (en) | A method and a former member for tapering an end portion of an extruded tubular plastic member said former being used as a sales unit | |
US6679662B2 (en) | Expansible plug | |
HU217254B (hu) | Feszítőhüvely | |
US5655864A (en) | Expansible fixing plug | |
JPH02225812A (ja) | 壁のドリル孔内に固定される拡張栓、及びこの拡張栓の拡張スリープを製作する方法 | |
GB2034849A (en) | Plastics Blind Rivets | |
US20020079710A1 (en) | Shaped part and a method of forming same | |
US3306330A (en) | Friction lock screw | |
EP1092882A1 (en) | Plastic anchoring dowel, with an hexagonal cross section | |
JP2960347B2 (ja) | 中空樹脂製品の成形方法 | |
JPS61127909A (ja) | 拡開アンカー | |
US6755747B2 (en) | Method of manufacturing an expansion sleeve | |
WO2020249440A1 (en) | Plastic dowel with toggle mechanism with external outer hinge notches | |
JP2514984Y2 (ja) | 射出成形用金型 |