JP2523894B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2523894B2
JP2523894B2 JP1243816A JP24381689A JP2523894B2 JP 2523894 B2 JP2523894 B2 JP 2523894B2 JP 1243816 A JP1243816 A JP 1243816A JP 24381689 A JP24381689 A JP 24381689A JP 2523894 B2 JP2523894 B2 JP 2523894B2
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path
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裕介 望月
修三 徳満
昇 成尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭や事務所などで飲料の湯を供給する給湯
装置に関するものである。
従来の技術 近年の水道水は多くの遊離塩素が含まれているため、
カルキ臭(塩素臭)の多いものとなっている。そこで従
来の給湯装置では沸騰時間を数分間持続することにより
水中の遊離塩素を大気中に放出し、水道水中のカルキ臭
を除去するものであった。
発明が解決しようとする課題 しかし、沸騰時間を持続することによる遊離塩素の除
去には限界があり、十分にしかも短時間に遊離塩素を除
去することはできなかった。また、長時間沸騰させると
給湯装置より湯気が出続けるという問題点がある。
本発明は、この様な問題点を解決するものであり、給
湯装置内で湯を加熱しながら循環させ、循環経路を大気
中に解放し、遊離塩素除去工程を設けることによって、
湯中の臭味の成分を取り除く給湯装置を提供することを
第1の目的としている。
また、第2の目的は容器内の湯を全て確実に循環させ
ることにより、効率的に遊離塩素除去を行うことを目的
とする。
また、第3の目的は循環する湯を水拡散装置で拡散す
ることにより、より効果的に湯中の臭味の成分を取り除
く給湯装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明の給湯装置
は、貯湯用の容器と、この容器内の水を加熱するヒータ
と、前記容器内の湯を揚水するポンプとを備えると共
に、揚水経路には切り替え弁を取り付けて、抽出口への
抽出経路と、容器への循環経路とに切り替え自在とし、
かつ循環経路の一部を容器内の大気中に解放し、容器内
の湯を加熱しながら揚水経路、切り替え弁および循環経
路を介して循環する遊離塩素除去工程を設けてなる給湯
装置とするものである。
また、第2の目的を達成するために本発明の給湯装置
は、容器内の湯を揚水するポンプへ導く吸い込み口は容
器の底面に連通して開口されているものである。
また、第3の目的を達成するために本発明の給湯装置
は、循環経路の大気中への開放部に容器内へ水を拡散す
る水拡散装置を設けてなるものである。
作用 上記第1の手段によれば、湯を給湯装置内で循環さ
せ、循環経路を大気中に解放し、遊離塩素除去工程を設
けることによって、湯中に含まれる遊離塩素が大気中に
放出され、湯中に含まれる遊離塩素を除去するため、カ
ルキ臭の少ないおいしい湯を抽出させることが出来るも
のである。
また、第2の手段によれば、容器内の湯を全て確実に
循環させることにより、効率的に遊離塩素除去を行うこ
とができる。
また、第3の手段によれば、水拡散装置を取り付ける
ことにより、湯が給湯装置内で拡散されるため、更に遊
離塩素の除去率が高まるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図において1は給湯装置の外装本体で、中には
湯を貯溜する内径150mm、深さ180mmの容器2を設けてい
る。3は容器2の口部を封じるように装着した中栓であ
る。4は外装本体1の上部を開閉できるように装着され
た上蓋である。5は逆止弁であり、中栓3を貫通して容
器2内と連通しており、また大気とも連通している。6
は外装本体1と容器2との間の底部に設けたモータであ
る。7はモータ6により駆動されるポンプで、その吸い
込み口8は容器2の底面に連通して開口されている。こ
れは容器内の湯を全て確実に循環させるためである。9
はポンプの吐出口で、揚水経路を構成する吐出パイプ10
を介して湯は上方に揚水され、切り替え弁11、抽出経路
12aを通って抽出口12からコップ等へ注がれるか、ある
いは循環経路13を通って再び容器2内に循環されるよう
になっている。なお、循環経路13の開口部13aは容器2
内の湯面より上方に位置している。14は加熱用のヒータ
であり、容器2の下部側面に装着されている。15はモー
タ6を駆動する起動スイッチと可変抵抗体からなるスイ
ッチ部であり、押しボタン16の押し動作によりロッド17
を介して動作する。18は圧縮形のスプリングで、このス
プリング18は、常時ロッド17を上方に押し上げるように
付勢している。19は切り替え弁11を動作させる切り替え
弁スイッチであり、このスイッチは外装本体1の外側か
ら操作でき、これにより抽出経路12aかあるいは循環経
路13かの切り替えが可能となっている。20は温度検知器
である。
次に、上記構成においてその動作を説明する。容器2
内の湯が貯溜された状態において、注湯する場合には、
押しボタン16を押し下げることによりスイッチ部15がON
され、更に押し下げることにより抵抗が可変されて供給
電圧が変化し、モータ6に通電される。このモータ6が
通電されることによってポンプ7が動作し、ポンプ7の
吸い込み口8より湯を吸い込み、吐出口9より吐出パイ
プ10を通して切り替え弁11に至る。この時切り替え弁ス
イッチ19により抽出経路12aに弁を開いておれば、抽出
口12から湯は外部に抽出される。また、この時循環経路
13に弁を開いておれば湯は循環経路13を通って再び容器
2内へ流れ込む。
また、ヒータ14により加熱され湯の温度が100℃に達
すると、温度検知器20が作動してヒータ14への通電が中
断される。また、ヒータ14は湯の温度が100℃に達して
も加熱を持続させるスイッチ(図示せず)を押すことに
より連続加熱も可能となっている。
今、超純水1000ml中に、初期遊離塩素濃度が2ppmとな
るように塩素水を加えて容器2内に貯溜する。給湯装置
に通電すると同時に押しボタン16を押し下げ、ポンプ7
を作動させて湯を循環経路13を通して流量50cc/secで循
環させるとする。つまり、容器内の湯を加熱しながら湯
を循環経路を通して循環させているものである。
この時の湯中の遊離塩素濃度の変化を第2図に示し
た。遊離塩素濃度は浄水試験法の残留塩素項目、DPD法
に従い定量を行った。縦軸は遊離塩素の残存率であり、
横軸は湯が沸騰している時間である。湯は100℃に達し
たのちヒータ14の連続加熱を行って沸騰を持続した。な
お湯が沸騰するまでに約8分の時間がかかっている。図
中のaは循環経路を用いない場合、bは循環経路を用い
た場合である。図より明らかなように循環経路を用いた
場合の方が塩素除去率が良くなっている。
次に第3図に基づいて別の実施例を説明する。切り替
え弁11を通して循環経路13の先端部にパイプ径10mm、長
さ130mmのステンレス製の棒状パイプに直径0.5mmの穴60
個を設けた棒状の水拡散装置21を取り付ける。切り替え
弁11を通って循環経路13に流入した湯は棒状の水拡散装
置21により拡散されて容器2内に戻る。今、超純水1000
ml中に、初期遊離塩素濃度が2ppmとなるように塩素水を
加えて容器2内に貯溜する。給湯装置に通電すると同時
に押しボタン16を押し下げ、ポンプ7を作動させて湯を
循環経路13を通して流量50cc/secで循環させるとする。
この時の湯中の遊離塩素濃度の変化を第2図のcに示し
た。図より明らかなように単に循環させた場合に比べて
棒状の水拡散装置を取り付けた方がさらに塩素除去率が
良くなっている。
次に第4図に基づいて別の実施例を説明する。切り替
え弁11を通して循環経路13の先端部にパイプ径10mm、内
径130mmのステンレス製の円状パイプに直径0.5mmの穴60
個を設けた円状の水拡散装置22を取り付ける。切り替え
弁11を通って循環経路13に流入した湯は円状の水拡散装
置22により拡散されて容器2内に戻る。この円状の水拡
散装置22を設置すると、容器2への水の出し入れ及び容
器内部の清掃が速やかとなる。また棒状の水拡散装置21
に比べて水拡散装置部分が長くなるため、容器2内部へ
の湯の拡散も良くなる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によると給
湯装置内の湯を加熱しながら循環させ、大気中に開放さ
せることにより湯中の遊離塩素成分を除去することがで
き、抽出時に塩素成分の少ないおいしい湯を供給するこ
とが出来るものである。
また、容器内の湯を揚水するポンプへ導く吸い込み口
は容器の底面に連通して開口させることにより、容器内
の湯を全て確実に循環させることができるため、遊離塩
素の除去を効率的に行うことができる。
また、水拡散装置を取り付けることにより、給湯装置
内で湯が拡散されるため更に多くの遊離塩素を除去する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の給湯装置の一実施例を示す縦断面図、
第2図は湯中の遊離塩素濃度変化を示す図、第3図、第
4図はそれぞれ本発明の給湯装置の別実施例を示す横断
面図である。 2……貯湯用の容器、14……ヒータ、7……ポンプ、13
……循環経路、15……スイッチ部、11……切り替え弁、
19……切り替え弁スイッチ、12……抽出口、12a……抽
出経路、22……水拡散装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−110318(JP,A) 特開 平1−110316(JP,A) 実開 昭57−112724(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯用の容器と、この容器内の水を加熱す
    るヒータと、前記容器内の湯を揚水するポンプとを備え
    ると共に、揚水経路には切り替え弁を取り付けて、抽出
    口への抽出経路と、容器への循環経路とに切り替え自在
    とし、かつ循環経路の一部を容器内の大気中に解放し、
    容器内の湯を加熱しながら揚水経路、切り替え弁および
    循環経路を介して連続的に循環させる遊離塩素除去工程
    を設けてなる給湯装置。
  2. 【請求項2】容器内の湯を揚水するポンプへ導く吸い込
    み口は容器の底面に連通して開口されていることを特徴
    とする請求項1記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】循環経路の大気中への開放部に容器内へ水
    を拡散する水拡散装置を設けてなる請求項1または2記
    載の給湯装置。
JP1243816A 1989-09-20 1989-09-20 給湯装置 Expired - Lifetime JP2523894B2 (ja)

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JPH062105B2 (ja) * 1987-10-26 1994-01-12 松下電器産業株式会社 電気湯沸かし器
JPH0811091B2 (ja) * 1987-10-26 1996-02-07 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器

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