JP2850686B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2850686B2
JP2850686B2 JP1442293A JP1442293A JP2850686B2 JP 2850686 B2 JP2850686 B2 JP 2850686B2 JP 1442293 A JP1442293 A JP 1442293A JP 1442293 A JP1442293 A JP 1442293A JP 2850686 B2 JP2850686 B2 JP 2850686B2
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water
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裕介 望月
修三 徳満
昇 成尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭や事務所などで飲料
の湯を供給する給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の水道水は多くの遊離塩素が含まれ
ているため、カルキ臭(塩素臭)の多いものとなってい
る。そこで従来の給湯装置は、沸騰時間を数分間持続す
ることにより水中の遊離塩素を大気中に放出し、湯中の
カルキ臭を除去するようにしていた。
【0003】また、加熱によって内溶液を循環する構成
の電気湯沸し器も知られており、カルキ臭の少ない湯を
得ることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、沸騰時間を数
分間持続する方法によるカルキ臭の除去には限界があ
り、十分にしかも短時間にカルキ臭を除去することはで
きなかった。また、長時間沸騰させると給湯装置より湯
気が出続けるという問題点がある。
【0005】また、加熱により内溶液を循環させる方法
によるカルキ臭の除去では、容器内の水を加熱するため
に発熱体に通電すると水は循環し始め、発熱体に通電し
ている間は連続的に循環を行うことになる。この方法に
よれば湯沸かしのはじめから沸騰に至るまで循環し続け
るものであるためカルキ臭除去に長時間を要した。ま
た、水を循環している間は循環音が起こり、使用者に対
して耳障りであるという問題点がある。
【0006】本発明はこの様な問題点を解決するもので
あり、カルキ臭を短時間で効率的に取り除く給湯装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、貯湯容器と、この貯湯容器内の水を加熱
するヒータと、前記貯湯容器内の湯を揚水する電動ポン
プと、湯を注水口へ導く注水経路と、電動ポンプによる
揚水を前記貯湯容器へ導き循環によりカルキ臭を除去す
るための循環経路と、貯湯容器内の水温を検知する温度
検知器とを設け、前記電動ポンプは、温度検知器による
貯湯容器内の水温の設定温度検知により作動し、循環経
路を通して水を連続的に循環してなる給湯装置としたも
のである。
【0008】
【作用】上記したように貯湯容器内の水温が設定温度に
達すると、湯を給湯装置内で連続的に循環し、湯中に含
まれるカルキ臭が大気中に放出されるため、カルキ臭の
少ないおいしい湯を抽出することができるものである。
また、貯湯容器内の水温が設定温度に達した後、電動ポ
ンプが作動し循環経路に水が流れ込むようにしたことに
より、湯の循環音を短時間に抑えることができ、カルキ
臭の除去効果の大きい高温領域で湯中のカルキ臭を効率
的に除去することができる。さらに、長時間沸騰を要し
ないため給湯装置より湯気が出続けるということがな
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1において1は給湯装置の外装本体で、
中には湯を貯溜する内径150mm、深さ180mm程
度の貯湯容器2を設けている。3は貯湯容器2の口部を
封じるように装着した中栓である。4は外装本体1の上
部を開閉できるように装着された上蓋である。5は逆止
弁であり、中栓3を貫通して貯湯容器2内および大気と
連通している。6は外装本体1と貯湯容器2との間の底
部に設けたモータである。7はモータ6により駆動され
る電動ポンプで、その吸い込み口8は貯湯容器2の底部
と連通している。9は電動ポンプの吐出口で、吐出パイ
プ10を介して湯は上方に揚水され、切り替え弁11を
通って注水口12からコップ等へ注がれる注水経路12
aか、あるいは循環経路13を通って再び貯湯容器2内
に循環されるようになっている。14は加熱用のヒータ
であり、貯湯容器2の下部側面に装着され貯湯容器内の
水を加熱する。15はモータ6を駆動する起動部で、ス
イッチと可変抵抗体からなり、押しボタン16の押し動
作によりロッド17を介して動作する。18は圧縮形の
スプリングで、このスプリング18は、常時ロッド17
を上方に押し上げるように付勢している。19は切り替
え弁11を動作させる切り替え弁スイッチであり、外装
本体1の外部から自由に切り替え操作できるものであっ
て、このスイッチにより注水経路12aかあるいは循環
経路13の切り替えが可能となっている。20は貯湯容
器2内の水温を検知する温度検知器で、設定温度に達す
ると電動ポンプ7を作動し循環経路13に水を循環す
る。21は循環経路13の貯湯容器2への開放部に設け
た水を拡散する水拡散部で、貯湯容器2へ向けて複数個
の小孔を設けている。22は水拡散部21内に充填した
充填材で、繊維状のアルミニウムあるいは活性炭の一方
またはその両方からなる。
【0010】次に、上記構成においてその動作を説明す
る。貯湯容器2内の湯が貯溜された状態において、抽湯
する場合には押しボタン16を押し下げることにより起
動部15のスイッチがONされ、更に押し下げることに
より抵抗が可変されて供給電圧が変化し、モータ6に通
電される。このモータ6が通電されることによって電動
ポンプ7が動作し、電動ポンプ7の吸い込み口8より湯
を吸い込み、吐出口9より吐出パイプ10を通して切り
替え弁11を通る。この時、切り替え弁スイッチ19に
より注水経路側に弁を開いておれば、注水口12から湯
は外部に抽出される。
【0011】また、貯湯容器20内の湯がヒータ14に
より加熱されて設定温度に達すると温度検知器20が湯
温を検知し、電動ポンプ7を作動し循環経路13に湯が
循環する。
【0012】例えば温度検知器20の設定温度を80℃
に設定した場合、貯湯容器20内の湯がヒータ14によ
り加熱されて80℃になると温度検知器20が湯温を検
知し、電動ポンプ7を作動し、このとき切り換え弁11
を循環経路側に弁を開くようにすると循環経路13およ
び水拡散部21を通って再び貯湯容器2内へ流れ込み、
湯が連続的に循環すると同時に湯中のカルキ臭は徐々に
除去される。
【0013】一方、ヒータ14は通電されると同時に加
熱され、貯湯容器2内の湯の温度が100℃に達すると
温度検知器20が作動してヒータ14への通電は中断さ
れる。また、ヒータ14は湯の温度が100℃に達して
も加熱を持続させるスイッチを操作することにより、連
続加熱も可能となっている。
【0014】今、超純水1000ml中に、初期遊離塩素
濃度が2ppmとなるように塩素水を加えて貯湯容器2内
に貯溜する。給湯装置に通電すると同時に押しボタン1
6を押し下げ、電動ポンプ7を作動させて湯を循環経路
13を通して流量50cc/secで連続的に循環させるとす
る。この時の湯中の遊離塩素濃度の変化を図2に示し
た。遊離塩素濃度は浄水試験法の残留塩素項目、DPD
法に従い定量を行った。縦軸は遊離塩素の残存率であ
り、横軸は湯が沸騰している時間である。湯は100℃
に達したのちヒータ14の連続加熱を行って沸騰を持続
した。なお湯が沸騰するまでに約8分の時間がかかって
いる。図中のaは水拡散部21内に何も充填しない場
合、bは水拡散部21内に1gの繊維状のアルミニウム
を充填した場合、cは水拡散部21内に活性炭1gを充
填した場合である。図より明らかなように連続的に湯を
循環した時、繊維状のアルミニウムおよび活性炭を充填
した場合の方が塩素除去率が良くなっている。
【0015】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によると貯湯容器内の水温が設定温度に達すると電動
ポンプが作動し給湯装置内の湯を連続的に循環させ、湯
中のカルキ臭成分を効率よく除去することができ、抽出
時に塩素成分の少ない、おいしい湯を供給することがで
きるものである。また、湯の循環音を短時間に抑えるこ
とができ、カルキ臭の除去効果の大きい高温領域で湯中
のカルキ臭を効率的に除去することができる。さらに、
長時間沸騰を要しないため給湯装置より湯気が出続ける
ということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯装置の一実施例の縦断面図
【図2】湯中の遊離塩素濃度変化を示す特性図
【符号の説明】
2 貯湯容器 7 電動ポンプ 12 注水口 12a 注水経路 13 循環経路 14 ヒータ 20 温度検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/21 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯容器と、この貯湯容器内の水を加熱
    するヒータと、前記貯湯容器内の湯を揚水する電動ポン
    プと、湯を注水口へ導く注水経路と、電動ポンプによる
    揚水を前記貯湯容器へ導き循環によりカルキ臭を除去す
    るための循環経路と、貯湯容器内の水温を検知する温度
    検知器とを設け、前記電動ポンプは、温度検知器による
    貯湯容器内の水温の設定温度検知により作動し、循環経
    路を通して水を連続的に循環してなる給湯装置。
JP1442293A 1993-02-01 1993-02-01 給湯装置 Expired - Lifetime JP2850686B2 (ja)

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JP500990A Division JPH0644897B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 給湯装置

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