JP2002058599A - コーヒー抽出機 - Google Patents

コーヒー抽出機

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JP2002058599A JP2000250501A JP2000250501A JP2002058599A JP 2002058599 A JP2002058599 A JP 2002058599A JP 2000250501 A JP2000250501 A JP 2000250501A JP 2000250501 A JP2000250501 A JP 2000250501A JP 2002058599 A JP2002058599 A JP 2002058599A
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Norio Yamamoto
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経正 浅井
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清志 岸本
Kenichiro Komatsu
堅一郎 小松
Masami Fukumoto
正美 福本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で美味しいコーヒーを短時間に多くの人
に提供することができ、かつ取り扱い性の良いコーヒー
抽出機を提供する。 【解決手段】 抽出機本体1と、この抽出機本体上に設
けられたフィルターホルダー2〜4と、このフィルター
ホルダー上に着脱自在に装着され、コーヒー粉を収容す
るフィルターユニット5〜7と、フィルターホルダーの
上方に配置された注湯ノズル8と、この注湯ノズルがフ
ィルターユニット内のコーヒー粉に渦巻状に注湯するよ
うに注湯ノズルを旋回駆動するノズル駆動機構9とを備
え、フィルターユニットは、有底筒状のフィルターケー
ス38と、このフィルターケースに着脱自在に装着さ
れ、コーヒー粉を収容する紙製のフィルター本体28と
から成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー粉を収容
したフィルター内に渦巻状に注湯してコーヒー液を抽出
するようにしたコーヒー抽出機に関し、特に業務用に適
したコーヒー抽出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コーヒーの抽出方法の代表的なものとし
ては、沸騰した湯を上下方向に延びる管内で上昇させ、
管の上端に連通接続された容器内に収容したコーヒ粉に
湯を通過させてコーヒー液を抽出するサイホン式と、袋
状のフィルタ内に収容したコーヒー粉の上から沸騰した
湯を直接注いでコーヒー液を抽出するドリップ式とがあ
り、業務や職場等では、連続して注湯でき、コーヒー粉
を収容したフィルターのみを交換すれば連続して何杯で
もコーヒー液を抽出することができるドリップ式が採用
されることが多い。
【0003】ところで、特に業務用のコーヒーを抽出す
る際には、抽出されたコーヒー液の香りや味が顧客を満
足させることができる高いレベルのものでなくてはなら
ず、そのため、プロの中には、コーヒー粉に注ぐ湯の温
度や注ぎ方に特別な技能を有する者がいる。例えば、注
湯する場合には、一杯分のコーヒー液を抽出する際に、
湯を数回渦巻を描くように、時々間を置きながら、十分
にコーヒー粉全体が蒸らされるように注ぐようにしてい
る。
【0004】このような渦巻状の注湯動作では、最初に
湯をコーヒー粉の中心に注いだ後に湯を「の」の字を描
くように旋回させ、一回転すると旋回領域を徐々に大き
くして二回転程度で初回の動作を終了する。そして、若
干の時間をおいた後、再び同様の注湯動作を繰り返して
抽出を終了する。なお、渦巻状の旋回動作の回数と次回
の旋回動作開始までの時間はコーヒーの種類や顧客の好
み(例えば、苦みや渋み等)に応じて変える。
【0005】また、コーヒー粉を収容するフィルターと
しては、ネルの布地から成るものを用いるのが好まし
い。それは、この種のフィルターでは、紙のフィルター
のように湯がすぐに通過せず、湯が若干の間フィルター
内に滞留するため、湯がコーヒー粉の内部に浸透して十
分に蒸らしを行うことができ、その結果、水っぽさの無
い、香りとコクのある味を出すことができるからであ
る。
【0006】ただ、ネル製のフィルターの場合、紙製の
ものと比べて高価であるため、通常、一回の使用で廃棄
せず、出がらしのコーヒー粉を取り出した後に湯や水で
洗い、埃や塵が付着しないように水に浸して保管するよ
うにしており、取り扱いに手間がかかるという問題点が
有る。また、多少香りや味が落ちても安価なコーヒーを
提供したり、あるいは短時間に多くの人にコーヒーを提
供する場合には、抽出時間の短い紙製のフィルターを用
いるのが適切である。
【0007】紙製のフィルターの場合には、ネル製のも
のに比べて注いだ湯が短時間で通過するため、湯がフィ
ルター内に滞留する時間が短く、結果として蒸らしを十
分に行うことができないことになる。しかしながら、紙
製のフィルターであっても、前述したように、フィルタ
ー内に収容したコーヒー粉に湯を「の」の字を描くよう
に注湯すれば、コーヒー粉全体に湯がまんべんなくゆき
わたるので、蒸らしむらの少ない抽出を行うことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価で美
味しいコーヒーを短時間に多くの人に提供することがで
き、かつ取り扱い性の良いコーヒー抽出機を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1のコーヒー抽出機は、抽出機本体と、
この抽出機本体上に設けられたフィルターホルダーと、
このフィルターホルダー上に着脱自在に装着され、コー
ヒー粉を収容するフィルターユニットと、前記フィルタ
ーホルダーの上方に配置された注湯ノズルと、この注湯
ノズルが前記フィルターユニット内のコーヒー粉に渦巻
状に注湯するように前記注湯ノズルを旋回駆動するノズ
ル駆動機構とを備え、前記フィルターユニットが、フィ
ルターケースと、このフィルターケースに着脱自在に装
着され、コーヒー粉を収容する紙製のフィルター本体と
から成ることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2のコーヒー抽出機は、請求
項1のコーヒー抽出機において、前記フィルターホルダ
ーが前記抽出機本体に着脱自在であり、前記フィルター
ホルダーに代えて、コーヒー粉を収容するネル製のフィ
ルター本体を備えたフィルターユニットが着脱自在のフ
ィルターホルダーを前記抽出機本体に取り付けることが
できるようにしたことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3のコーヒー抽出機は、請求
項1または2のコーヒー抽出機において、前記フィルタ
ーホルダーが、前記抽出機本体の前方に突出させること
ができるように前記抽出機本体に前後方向にスライド自
在に取り付けられているとともに前記フィルターケース
を収納する収納孔を有しており、前記フィルターケース
は有底筒状のもので、その上端外周部には側方に突出し
た突条片が形成されており、前記フィルターケースを前
記収納孔内に収納すると前記突条片が前記収納孔の縁部
に接して前記フィルターケースが前記フィルターホルダ
ーに支持されるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項4のコーヒー抽出機は、請求
項3のコーヒー抽出機において、前記収納孔は、前記ホ
ルダーの前端側に開口するように平面視形状が略U字状
を呈しているとともにその開口側から前記フィルターケ
ースを受け入れるように形成されており、前記フィルタ
ーホルダーに第1係合部が形成されているとともに前記
フィルターケースに前記第1係合部と係合する第2係合
部が形成されており、前記フィルターケースを前記フィ
ルターホルダー上の所定位置に配置すると前記第1及び
第2係合部が係合して前記フィルターケースが係止され
るようにしたことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項5のコーヒー抽出機は、請求
項4のコーヒー抽出機において、前記フィルターケース
の外周面上に、前記フィルターケースが前記フィルター
ホルダー上の所定位置に係止された状態において前方に
向けて突出するように形成された把手が設けられたこと
を特徴とするものである。
【0014】また、請求項6のコーヒー抽出機は、請求
項5のコーヒー抽出機において、前記フィルターケース
が前記フィルターホルダー上の所定位置に係止された状
態において前記把手が前記収納孔より突出しないように
形成されたことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項7のコーヒー抽出機は、請求
項3〜6のコーヒー抽出機において、前記フィルターケ
ースが、前記フィルターホルダーの上方から前記収納孔
内に収納できるように形成されたことを特徴とするもの
である。
【0016】また、請求項8のコーヒー抽出機は、請求
項3〜7のコーヒー抽出機において、前記フィルターホ
ルダーを前記抽出機本体の後方に突出させることができ
るとともに前記抽出機本体の後方側から前記フィルター
ユニットを前記ホルダーに着脱できるようにしたことを
特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
一実施形態であるコーヒー抽出機の斜視図、図2は図1
のコーヒー抽出機の正面断面図、図3はノズル駆動機構
の平面断面図、図4はネル製のフィルターユニットを装
着するフィルターホルダーの斜視図、図5は紙製のフィ
ルターユニットを装着するフィルターホルダー及びフィ
ルターケースの斜視図、図6はフィルターケースの側面
断面図、図7はフィルターケースをフィルターホルダー
に装着した状態を示す斜視図、図8はフィルターケース
とフィルターホルダーの要部縦断面図、図9、10は本
実施形態の注湯方法の説明図である。
【0018】本実施形態のコーヒー抽出機は、主として
業務用に用いられるもので、図1に示すように、横方向
に配置された三つのコーヒー抽出箇所P1〜P3を有する
抽出機本体1と、コーヒー抽出箇所P1〜P3に前後方向
にスライド自在に取り付けられた三個のフィルターホル
ダー2〜4と、図2に示すように、フィルターホルダー
2〜4に着脱自在に装着されるフィルターユニット5〜
7と、フィルターホルダー2〜4の上方にそれぞれ配置
された注湯ノズル8と、各注湯ノズル8に対してそれぞ
れ設けられたノズル駆動機構9とを備えている。
【0019】図1に示すように、抽出機本体1は略箱型
に形成され、その下部には前後方向に貫通した空所10
が形成されている。この空所10の底部には、抽出され
たコーヒー液を収容するカップCを載置する台座11が
設けられており、この台座11には、フィルターホルダ
ー2〜4の下方に位置するように、注湯ノズル8から落
ちた湯やカップCから溢れ出たコーヒー液等を排出する
ための溢水排出孔12が形成されている。
【0020】図2に示すように、抽出機本体1の下部に
は、循環ポンプ13と、内容量が約10リットル程度の
貯湯タンク14とが設けられている。この貯湯タンク1
4の側壁には、湯温検出用のサーミスタ(不図示)が設
けられている。また、抽出機本体1の上部には、内容量
が約1リットル程度で、ヒータ15を備えた湯沸かしタ
ンク16が設けられており、この湯沸かしタンク16
は、シリコン等から成る可撓性パイプ(不図示)を介し
て各注湯ノズル8と連通接続されるとともに往路パイプ
17及び復路パイプ101を介して貯湯タンク14と連
通接続されている。
【0021】循環ポンプ13は往路パイプ17または復
路パイプ101に設けられ、貯湯タンク14内の湯温が
75℃未満になると、マイクロコンピュータから成る制
御装置(不図示)が循環ポンプ13を駆動して湯沸かし
タンク16内の熱湯(約85〜90℃)を貯湯タンク1
4内に送り込んで湯温を上昇させ、75℃に達すると循
環ポンプ13を停止する。このようにして、貯湯タンク
14内の湯温は常に約75℃に保たれる。
【0022】この貯湯タンク14は、コーヒー液の連続
抽出等により湯沸かしタンク16内の熱湯の量が減った
ときに湯沸かしタンク16内に所定温度の熱湯を速やか
に補充するために設けられている。すなわち、湯沸かし
タンク16内の熱湯が所定量以下になると、フロートス
イッチ(不図示)により検知され、制御装置は、貯湯タ
ンク14内のやや低い温度の湯を湯沸かしタンク16内
に送り込み、これを湯沸かしタンク16のヒータ15で
加熱して短時間で所定温度の熱湯とする。
【0023】ノズル駆動機構9は、図3に示すように、
回転軸が互いに直交するように配置された一対のギアー
ド(徐動型)モータ17、18を備えている。モータ1
7はモータホルダー19に固定され、このモータホルダ
ー19はサドル20を介して抽出機本体1のシャーシ2
1上に固定されている。一方、モータ18はモータホル
ダー22に固定され、このモータホルダー22はモータ
17の回転軸23に連結されている。モータ18の回転
軸24には継手を介して揺動杆25の一端が連結され、
この揺動杆25の他端には注湯ノズル8が紙面に直交す
るように支持されている。
【0024】モータ17を、回転軸23が両方向に交互
に回転するように駆動すると、モータホルダー22及び
モータ18が揺動し、揺動杆23に支持された注湯ノズ
ル8がX−X方向に揺動する。一方、モータ18を、回
転軸24が両方向に交互に回転するように駆動すると、
揺動杆25に支持された注湯ノズル8がY−Y方向に揺
動する。モータ17、18を、制御装置に格納されたプ
ログラムに従って、一方の駆動時間が他方の駆動時間よ
りも短くなるように同時駆動したり、あるいは一方を停
止させて他方のみを駆動したりすることにより、注湯ノ
ズル8の注湯口が図9に示すような「の」の字の軌跡を
描いて移動する。
【0025】この「の」の字の軌跡の描き方について詳
しく説明すると、図9に示すように、注湯動作開始時に
注湯ノズル8の下端の注湯口はフィルター本体26、2
7、28の中心部の上方に位置しており(以下、この位
置を注湯開始点SPと称する)、この点から矢印方向に
「の」の字を描くように注湯口が渦巻状に旋回移動し、
所定回数旋回した後に予め設定された復帰点RPに達す
ると注湯開始点SPに直線状に復帰する。なお、本実施
形態では、一回の抽出で注湯を4回に分けて行うように
しており、各注湯動作における注湯量及び注湯ノズル8
の旋回回数は図10に示す通りである。
【0026】すなわち、一人分のコーヒー液の抽出に必
要な熱湯の量は約150mmであり、1回目の注湯では
注湯量が約22ミリリットル(全注湯量の約15%)で
ノズル8の旋回回数は1回、2回目の注湯では注湯量が
約46ミリリットル(約30%)でノズル8の旋回回数
は2回、3回目の注湯では注湯量が約60ミリリットル
(約40%)でノズル8の旋回回数は2.5回、4回目
の注湯では注湯量が約22ミリリットル(約15%)で
ノズル8の旋回回数は1回となっている。全注湯量のう
ち約25ミリリットルはコーヒー粉やフィルター本体に
吸収され、残りの約125ミリリットルがカップCに注
がれるコーヒー液となる。1回目の注湯は主としてコー
ヒー粉を蒸らすためのものであり、2〜3回目の注湯は
コーヒー液を抽出するためのものである。
【0027】なお、1回目の注湯時間は約12秒、2回
目の注湯時間は約25秒、3回目の注湯時間は約33
秒、4回目の注湯時間は約12秒となっている。また、
各注湯動作の後には休止時間を設けており、1回目の注
湯と2回目の注湯の間の休止時間は約20秒、2回目の
注湯と3回目の注湯の間の休止時間は約23秒、3回目
の注湯と4回目の注湯の間の休止時間は約30秒、4回
目の注湯終了後の休止時間は約27秒となっている。最
後の27秒間の休止時間中に、4回分の注湯により抽出
されたコーヒー液がフィルターユニット5〜7から落下
してカップC内に収容される。注湯時間と休止時間の合
計は約180秒で、これが一杯分のコーヒー液の抽出に
必要な時間となる。
【0028】注湯ノズル8は、詳細は図示しないが、上
部ノズルと下部ノズルを可撓性を有する継手により連結
したもので、上部ノズルの部分で揺動杆25に支持され
ている。注湯ノズル8をこのように構成することで、手
が下部ノズルに当たったとしても、衝撃がノズル駆動機
構9に伝わりにくいためノズル駆動機構9に悪影響を与
えないとともに、継手の弾性によって下部ノズルが元の
位置に復帰するため注湯口の移動軌跡がずれることがな
い。
【0029】左側のコーヒー抽出箇所P1に装着された
フィルターホルダー2には、一人分のコーヒー液を抽出
できる容積のネル製のフィルター本体26を有するフィ
ルターユニット5が装着され、中央のコーヒー抽出箇所
2に装着されたフィルターホルダー3には、三人分の
コーヒー液を抽出できる容積のネル製のフィルター本体
27を有するフィルターユニット6が装着され、右側の
コーヒー抽出箇所P3に装着されたフィルターホルダー
4には、一人分のコーヒー液を抽出できる容積の紙製の
フィルター本体28(図6参照)を有するフィルターユ
ニット7が装着される。
【0030】フィルターホルダー2〜4は合成樹脂等か
ら成り、図4に示すように、フィルターホルダー2の両
側面には前後方向に延びる断面コの字形のガイド部材2
9が取り付けられており(一側面のみ図示)、これらの
ガイド部材29は抽出機本体1に取り付けられた一対の
断面コの字形のレール30(一方のみ図示)に摺動自在
に係合している。これによって、フィルターホルダー2
は、抽出機本体1に対して前後方向にスライド自在かつ
着脱自在に支持され、抽出機本体1内に収納された状態
及び抽出機本体1の前面から前方に所定長さ突出した状
態をとることができるようになっている。
【0031】なお、フィルターホルダー2は、抽出機本
体1に対して前後両面から着脱することができるととも
に、抽出機本体1の後面から後方に突出させることもで
きるようになっている。フィルターホルダー2を抽出機
本体1の後面から突出させるようにする場合には、フィ
ルターホルダー2〜4の前後を反転させて抽出機本体1
の後面側からガイド部材29をレール30に係合させ
る。これによって、フィルターホルダー2が、抽出機本
体1に対して前後方向にスライド自在に支持され、抽出
機本体1内に収納された状態及び抽出機本体1の後面か
ら後方に所定長さ突出した状態をとることができるよう
になる。
【0032】フィルターホルダー2の中央部には円形の
孔31が形成され、フィルターホルダー2の上面の前後
両端には、前後方向に延びるとともに孔31に連通した
溝32が形成されている。なお、孔31の上端の縁部に
は、溝32と連通している部分を除き、フィルター本体
26の上端の縁部を受け止め支持するための凹面状の支
持面33が形成されている。フィルターホルダー2を抽
出機本体1の前方または後方に所定長さ突出させると、
孔31全体と一方の溝32が露出するようになってい
る。
【0033】フィルターユニット5は、上端が開口した
逆円錐袋状でネル製のフィルター本体26(図2参照)
と、このフィルター本体26の上端開口の縁部の一点か
ら径方向外側に向けて突出した棒状の把手(不図示)と
を有しており、フィルター本体26をフィルターホルダ
ー2の孔31に挿入するとともにフィルター本体26の
上端開口の縁部を支持面33に支持させ、さらに把手を
フィルターホルダー3の前端側の溝32に収納すると、
フィルターユニット5がフィルターホルダー2上に装着
された状態となる。
【0034】また、フィルターホルダー2の上面の側部
には、孔31を、前後方向に対して45゜傾斜した方向
に挟み込むように、一対のマグネット34、34が設け
られている。これらのマグネット34、34は、それぞ
れ、フィルターホルダー2が抽出機本体1内の所定の位
置に収納された状態で抽出機本体1内に取り付けられた
リードスイッチ35、35(一方のみ図示)をオンにす
るように配置されており、これによって、フィルターホ
ルダー2が所定の位置に収納されているか、前後を逆に
して装着されていないかを検知することができる。
【0035】なお、マグネット34、34を上記のよう
に配置したのは、フィルターホルダー2を、抽出機本体
1の前面または後面のいずれから装着した場合でもリー
ドスイッチ35、35がマグネット34、34を検知で
きるようにするためである。また、抽出機本体1には、
フィルターホルダー2が所定の位置まで押し込まれたと
きにフィルターホルダー2を停止させるストッパ(不図
示)が設けられており、フィルターホルダー3、4につ
いても同様のストッパが抽出機本体1内に設けられてい
る。
【0036】中央のコーヒー抽出箇所P2に装着された
フィルターホルダー3に装着されるフィルターユニット
6の構造は、フィルターユニット5と同様であり、フィ
ルターホルダー3はフィルターホルダー2と同様に形成
され、図1に示すように、フィルター本体27を挿入す
る孔36と、フィルターユニット6の把手(不図示)を
収納する溝37とを有している。なお、フィルターユニ
ット6は三人分のコーヒー液を抽出するためのものであ
るので、フィルター本体27の大きさはフィルター本体
26よりも大きく、フィルターホルダー3の孔36の径
はフィルターホルダー2の孔31の径よりも大きくなっ
ている。
【0037】右側のコーヒー抽出箇所P3に装着された
フィルターホルダー4に装着されるフィルターユニット
7は、有底筒状のフィルターケース38と、このフィル
ターケース38に着脱自在に内装され、上端が開口した
袋状のフィルター本体28(図6参照)とを有してい
る。フィルターケース38は合成樹脂等から成り、逆円
錐状に形成され、上端外周部のほぼ半周にわたって水平
方向に突出した突条片39が形成され、下端部には全周
にわたって水平方向に突出した円形の台座40が形成さ
れている。フィルター本体28は紙から成り、逆円錐状
に形成され、上端に水平方向に突出したフランジ41が
形成されており、このフランジ41によりフィルターケ
ース38の上端開口の縁部に支持される。
【0038】図5に示すように、突条片39の両端部は
下方に屈曲して一対の屈曲部42、42(一方のみ図
示、第2係合部)を形成している。また、突条片39の
周方向中央部には、フィルターホルダー4の前端部上面
に形成された係合凸部47(第1係合部)に嵌合する切
欠部43(第2係合部)が形成されており、フィルター
ケース36の外周部における切欠部43と背反する部位
には径方向外側に突出した把手44が形成されている。
また、図6に示すように、フィルターケース38の底部
には、抽出されたコーヒー液を下方に落下させるための
孔45が設けられており、この孔45は、フィルター本
体28の下端部に形成された落とし孔(不図示)と一致
するように設けられている。
【0039】フィルターホルダー4は合成樹脂等から成
り、フィルターホルダー2、3と同様に、抽出機本体1
に対して前後両面から着脱することができ、抽出機本体
1に対して前後方向にスライド自在に支持され、抽出機
本体1内に収納された状態及び抽出機本体1の前面また
は後面から所定長さ突出した状態をとることができるよ
うになっている。図5に示すように、フィルターホルダ
ー4は、平面視形状略U字状の収納孔102を有してい
て、前端側が開口しており、前端側からフィルターケー
ス38を収納孔102内に受け入れるように形成されて
いる。収納孔102内に収納されたフィルターケース3
8の突条片39は、フィルターホルダー4の一対の側部
46、46の上面(収納孔102の縁部)に接し、これ
によりフィルターケース38が前後方向に摺動自在に支
持される。
【0040】すなわち、フィルターホルダー4の互いに
平行に延びる一対の側部46、46の内側面の間隔W1
は、フィルターケース36の外周面の最大径Dよりも大
きく、フィルターケース38の突条片39の両端部の外
側面の距離L1よりも小さい。また、側部46、46の
内側面の最小間隔はフィルターケース38の台座39の
径よりも大きく、フィルターケース38を、フィルター
ホルダー4の上方から収納孔102内に収納することが
できる。このように構成することで、フィルターユニッ
ト7をフィルターホルダー4に容易に着脱できるととも
に、抽出機本体1の前方または後方の、フィルターユニ
ット7の着脱操作に必要なスペースを小さくすることが
できるので、コーヒー抽出機を狭いスペースに設置する
ことができる。
【0041】フィルターホルダー4の前端側の上面の中
央部には、フィルターケース38の突条片39の周方向
中央部に形成された切欠部43に嵌合する係合凸部47
が形成されている。また、フィルターホルダー4の両側
部46、46の上面には、フィルターケース38の突条
片39の両端に形成された屈曲部42、42が嵌まり込
む係合孔48、48(第1係合部)と、各係合孔48の
外側に形成され、上端が係合孔48の上面に対向するよ
うに内方に屈曲した断面鈎形のガイド部49、49とが
形成されている。
【0042】図8(a)に示すように、ガイド部49、
49の頂壁の下面は、後方に向かって下方に傾斜した傾
斜面50となっている。傾斜面50の後端部とフィルタ
ーホルダー4の側部46の上面との間隔W2は、突条片
39の上面から屈曲部42の下端部までの長さL2より
も大きくなっており、これによって、フィルターホルダ
ー4の前端側から挿入されたフィルターケース38をフ
ィルターホルダー4の後端側の所定位置まで摺動させる
ときに突条片39が傾斜面50と係合孔48の間を通過
することができる。
【0043】フィルターケース38をフィルターホルダ
ー4の前端側から後端側に摺動させてフィルターケース
38の切欠部43がフィルターホルダー4の係合凸部4
7に嵌合するのとほぼ同時にフィルターケース38の突
条片39の両端の屈曲部42、42がフィルターホルダ
ー4の係合孔48、48に嵌まり込み(図8(b)参
照)、フィルターユニット7がフィルターホルダー4に
係止された状態となる。この状態で、フィルターケース
38の把手44はフィルターホルダー4の前端よりも前
方に突出しないようになっている。このように構成する
ことで、コーヒー液の抽出中に使用者の手が把手44に
触れてコーヒー液や熱湯が飛散するのを防止することが
できるので、安全である。
【0044】また、フィルターケース38がフィルター
ホルダー4に係止された状態で把手44を前方に引く
と、フィルターケース38の突条片39の両端の屈曲部
42、42がフィルターホルダー4の係合孔48、48
の前端を押してフィルターホルダー4がフィルターケー
ス38と一体的に前方にスライドし、フィルターケース
の把手44を後方に押すと、フィルターケース38の外
周部における切欠部43に対向する箇所がフィルターホ
ルダー4の係合凸部47を後方に押してフィルターホル
ダー4がフィルターケース38と一体的に後方にスライ
ドする。
【0045】フィルターケース38をフィルターホルダ
ー4から取り外す際には、把手44を手で持ち、フィル
ターケース38が、切欠部43と係合凸部47の嵌合部
を支点として上方に回動するように操作する。これによ
って、図8(c)に示すように、フィルターケース38
の突条片39がガイド部49、49の傾斜面50に当接
するとともにフィルターユニット7の屈曲部42、42
が係合孔48、48から脱け出る。この状態から把手4
4を前方に引っ張ると、フィルターケース38のみが前
方に移動してフィルターホルダー4から離脱する。
【0046】なお、図示しないが、フィルターホルダー
4には、フィルターホルダー2、3と同様に、抽出機本
体1内の所定の位置に収納されたか否かを検知するため
のマグネットが設けられており、フィルターホルダー4
を抽出機本体1の前面と後面のいずれから装着した場合
であっても、フィルターホルダー4を抽出機本体1内の
所定の位置に収納すると、抽出機本体1内に設けられた
リードスイッチがこのマグネットを検知するようになっ
ている。
【0047】また、本実施形態では、フィルターホルダ
ー2〜4の横幅が互いに等しく、フィルターホルダー2
〜4をコーヒー抽出箇所P1〜P3のいずれにでも装着す
ることができるようになっている。したがって、フィル
ターホルダー2〜4を適宜入れ換えることにより、様々
な抽出パターンに対応することができる。例えば、中央
のコーヒー抽出箇所P2でネル製のフィルターを用いて
一人分のコーヒー液を抽出する場合には、フィルターホ
ルダー3に代えてフィルターホルダー2を装着すればよ
く、また、右側のコーヒー抽出箇所P3でネル製のフィ
ルターを用いてコーヒー液を抽出する場合には、フィル
ターホルダー4に代えてフィルターホルダー2または3
を装着すればよい。
【0048】これによって、多忙なときには紙製のフィ
ルター本体28を有するフィルターユニット7を用い、
閑なときやより美味しいコーヒーを好む顧客にはネル製
のフィルターユニット26、27を有するフィルターユ
ニット5、6を用いる等、T.P.Oに応じたコーヒー
の提供が可能となる。なお、ネル製のフィルターユニッ
トと紙製のフィルターユニット、三人用のフィルターユ
ニットと一人用のフィルターユニットでは、注湯ノズル
8からの注湯量や注湯時間、ノズル駆動機構5による
「の」の字の旋回回数や旋回範囲、旋回動作間の休止時
間等が異なるため、フィルターホルダーを交換した場合
には、これらの条件を変更する必要があり、本実施形態
では、各コーヒー抽出箇所毎にこれらの条件を自由に設
定できるようになっている。
【0049】また、抽出機本体1の前面には、各コーヒ
ー抽出箇所P1〜P3の上方に位置するように、抽出釦5
1と抽出工程表示ランプ群52とが設けられている。抽
出工程表示ランプ群52は、上から順に、電源が入って
いるか否かを表示する通電ランプ53、注湯可能な状態
であるか否かを表示するスタンバイランプ54、蒸らし
中であることを表示する蒸らしランプ55、抽出中であ
ることを表示する抽出ランプ56、抽出が完了したこと
を表示する完了ランプ57となっている。
【0050】次に、上述した構成のコーヒー抽出機の使
用方法を説明する。ここでは、紙製のフィルター本体2
8を有するフィルターユニット7を用いて同時に三人分
のコーヒー液を抽出する場合について説明する。まず、
抽出機本体1内に収納された三個のフィルターホルダー
4をそれぞれ前方にスライドさせて抽出機本体1の前面
から突出させる。そして、所定量のコーヒー粉を収容し
たフィルターユニット7を各フィルターホルダー4上に
装着し、各フィルターホルダ4を後方にスライドさせて
抽出機本体1内に収納する。
【0051】各コーヒー抽出箇所P1〜P3の抽出釦51
を押すと、各注湯ノズル8から熱湯が出湯するとともに
各注湯ノズル8が渦巻状に旋回し、各フィルターユニッ
ト7内に熱湯が「の」の字を描くように供給される。こ
れによって各フィルターユニット7内のコーヒー粉に熱
湯が浸透してコーヒー粉が蒸らされるとともにコーヒー
液が抽出される。各フィルターユニット7で抽出された
コーヒー液はそれぞれフィルターケース38の下端部の
孔45から下方に落下して台座11上に載置されたカッ
プCに収容される。
【0052】コーヒー液の抽出が完了すると、カップC
を空所10から取り出して顧客に提供する。そして、各
フィルターホルダー4を前方にスライドさせて抽出機本
体1の前方に突出させ、フィルターユニット7を取り外
す。そして、各フィルターユニット7から出がらしのコ
ーヒー粉が収容されたフィルター本体28を取り外して
廃棄し、新しいフィルター本体28を装着し、このフィ
ルター本体28内に未使用のコーヒー粉を入れる。そし
て、各フィルターユニット7をフィルターホルダー4に
装着し、各フィルターホルダー4を抽出機本体1内に収
納して次の抽出を行う。
【0053】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上
述した実施形態に種々の変形を施すことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明のコーヒー抽出機では、フィルタ
ー本体内に収容したコーヒー粉に湯を渦巻状に注湯する
ため、コーヒー粉全体に湯がまんべんなくゆきわたり、
蒸らしむらの少ない抽出を行うことができる。また、本
発明のコーヒー抽出機では、紙製のフィルター本体を備
えたフィルターユニットを用いているため、コーヒー液
の抽出に要する時間が短いとともに、ネル製のフィルタ
ー本体を備えたフィルターユニットのように一回の抽出
毎にフィルターユニットを洗浄する必要が無く、フィル
ターユニットを水に浸して保管する必要もない。したが
って、安価で美味しいコーヒーを短時間に多くの人に提
供することができるとともに取り扱い性が良く、業務用
として用いた場合に極めて有用である。
【0055】また、請求項2のコーヒー抽出機は、フィ
ルターホルダーが抽出機本体に着脱自在であり、ネル製
のフィルター本体を備えたフィルターユニットが着脱自
在のフィルターホルダーを抽出機本体に取り付けること
ができるようにしたことにより、多忙なときには紙製の
フィルターユニットを用い、閑なときやより美味しいコ
ーヒーを好む顧客にはネル製のフィルターユニットを用
いる等、T.P.Oに応じたコーヒーの提供が可能であ
る。
【0056】また、請求項3のコーヒー抽出機は、フィ
ルターホルダーが、抽出機本体の前方に突出させること
ができるように抽出機本体に前後方向にスライド自在に
取り付けられているとともにフィルターケースを収納す
る収納孔を有しており、フィルターケースは有底筒状の
もので、その上端外周部には側方に突出した突条片が形
成されており、フィルターケースを前記収納孔内に収納
すると突条片が収納孔の縁部に接してフィルターケース
がフィルターホルダーに支持されるようにしたことによ
り、フィルターユニットのフィルターホルダーへの着脱
が極めて容易で、取り扱い性がさらに良い。
【0057】また、請求項4のコーヒー抽出機は、フィ
ルターケースをフィルターホルダー上の所定位置に配置
すると第1及び第2係合部が係合してフィルターケース
が係止されるようにしたことにより、フィルターユニッ
トをフィルターホルダー上の所定位置に容易かつ確実に
装着することができるので、取り扱い性がさらに良い。
【0058】また、請求項5のコーヒー抽出機は、フィ
ルターユニットに、第1及び第2係合部が係合した状態
で前方に向けて突出するように形成された把手が設けら
れたことにより、把手を持ってフィルターユニット及び
フィルターホルダーを操作することができるので、取り
扱い性がさらに良い。
【0059】また、請求項6のコーヒー抽出機は、フィ
ルターケースがフィルターホルダー上の所定位置に係止
された状態において把手が収納孔より突出しないように
形成されたことにより、コーヒー液の抽出中に手が把手
に触れてコーヒー液や熱湯が飛散するのを防ぐことがで
きるので、安全性が高い。
【0060】また、請求項7のコーヒー抽出機は、フィ
ルターケースをフィルターホルダーの上方から収納孔に
収納できるように形成されたことにより、取り扱い性が
さらに良いとともに、フィルターユニットのフィルター
ホルダーに対する着脱操作に要する空間が小さく、狭い
スペースにも設置することができる。
【0061】また、請求項8のコーヒー抽出機は、フィ
ルターホルダーを抽出機本体の後方に突出させることが
できるとともに抽出機本体の後方側からフィルターユニ
ットをフィルターホルダーに着脱することができるよう
に形成されたことにより、前後両面からフィルターユニ
ットの装着が可能であるので、取り扱い性がさらに良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるコーヒー抽出機の
斜視図。
【図2】 図1のコーヒー抽出機の正面断面図。
【図3】 ノズル駆動機構の平面断面図。
【図4】 ネル製のフィルター本体を備えたフィルター
ユニットを装着するフィルターホルダーの斜視図。
【図5】 紙製のフィルター本体を備えたフィルターユ
ニットを装着するフィルターホルダー及びフィルターケ
ースの斜視図。
【図6】 フィルターケースの側面断面図。
【図7】 フィルターケースをフィルターホルダーに装
着した状態を示す斜視図。
【図8】 フィルターケースとフィルターホルダーの要
部縦断面図。
【図9】 実施形態の注湯方法の説明図。
【図10】 実施形態の注湯方法の説明図。
【符号の説明】
1 抽出機本体 2〜4 フィルターホルダー 5〜7 フィルターユニット 8 注湯ノズル 9 ノズル駆動機構 28 フィルター本体 38 フィルターケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 淳 兵庫県神戸市中央区多聞通5丁目1番6号 ユーシーシー上島珈琲株式会社内 (72)発明者 山本 則夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 浅井 経正 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 岸本 清志 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 小松 堅一郎 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 福本 正美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4B004 AA12 BA02 BA06 BA08 BA10 BA12 BA22 BA29 BA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出機本体と、この抽出機本体上に設け
    られたフィルターホルダーと、このフィルターホルダー
    上に着脱自在に装着され、コーヒー粉を収容するフィル
    ターユニットと、前記フィルターホルダーの上方に配置
    された注湯ノズルと、この注湯ノズルが前記フィルター
    ユニット内のコーヒー粉に渦巻状に注湯するように前記
    注湯ノズルを旋回駆動するノズル駆動機構とを備え、前
    記フィルターユニットが、フィルターケースと、このフ
    ィルターケースに着脱自在に装着され、コーヒー粉を収
    容する紙製のフィルター本体とから成ることを特徴とす
    るコーヒー抽出機。
  2. 【請求項2】 前記フィルターホルダーが前記抽出機本
    体に着脱自在であり、前記フィルターホルダーに代え
    て、コーヒー粉を収容するネル製のフィルター本体を備
    えたフィルターユニットが着脱自在のフィルターホルダ
    ーを前記抽出機本体に取り付けることができるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のコーヒー抽出機。
  3. 【請求項3】 前記フィルターホルダーが、前記抽出機
    本体の前方に突出させることができるように前記抽出機
    本体に前後方向にスライド自在に取り付けられていると
    ともに前記フィルターケースを収納する収納孔を有して
    おり、前記フィルターケースは有底筒状のもので、その
    上端外周部には側方に突出した突条片が形成されてお
    り、前記フィルターケースを前記収納孔内に収納すると
    前記突条片が前記収納孔の縁部に接して前記フィルター
    ケースが前記フィルターホルダーに支持されるようにし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載のコーヒー
    抽出機。
  4. 【請求項4】 前記収納孔は、前記ホルダーの前端側に
    開口するように平面視形状が略U字状を呈しているとと
    もにその開口側から前記フィルターケースを受け入れる
    ように形成されており、前記フィルターホルダーに第1
    係合部が形成されているとともに前記フィルターケース
    に前記第1係合部と係合する第2係合部が形成されてお
    り、前記フィルターケースを前記フィルターホルダー上
    の所定位置に配置すると前記第1及び第2係合部が係合
    して前記フィルターケースが係止されるようにしたこと
    を特徴とする請求項3に記載のコーヒー抽出機。
  5. 【請求項5】 前記フィルターケースの外周面上に、前
    記フィルターケースが前記フィルターホルダー上の所定
    位置に係止された状態において前方に向けて突出するよ
    うに形成された把手が設けられたことを特徴とする請求
    項4に記載のコーヒー抽出機。
  6. 【請求項6】 前記フィルターケースが前記フィルター
    ホルダー上の所定位置に係止された状態において前記把
    手が前記収納孔より突出しないように形成されたことを
    特徴とする請求項5に記載のコーヒー抽出機。
  7. 【請求項7】 前記フィルターケースが、前記フィルタ
    ーホルダーの上方から前記収納孔内に収納できるように
    形成されたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一
    項に記載のコーヒー抽出機。
  8. 【請求項8】 前記フィルターホルダーを前記抽出機本
    体の後方に突出させることができるとともに前記抽出機
    本体の後方側から前記フィルターユニットを前記ホルダ
    ーに着脱できるようにしたことを特徴とする請求項3〜
    7のいずれか一項に記載のコーヒー抽出機。
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