JP2523695Y2 - 自動組付対応可動コネクタ - Google Patents

自動組付対応可動コネクタ

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JP2523695Y2
JP2523695Y2 JP1991019377U JP1937791U JP2523695Y2 JP 2523695 Y2 JP2523695 Y2 JP 2523695Y2 JP 1991019377 U JP1991019377 U JP 1991019377U JP 1937791 U JP1937791 U JP 1937791U JP 2523695 Y2 JP2523695 Y2 JP 2523695Y2
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雅昭 清水
誠治 平野
宜和 信時
幸治 佐野
信義 杉本
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のインストルメ
ントパネルをダッシュパネルに組み付ける際等にワイヤ
ハーネス接続用のコネクタを同時に接続させるための自
動組付対応可動コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、実開平1−142345号公報
に記載された従来の自動組付対応可動コネクタを用いた
インストルメントパネル(以下インパネと言う)40と
ダッシュパネル41を示す分解斜視図、図8は、該ダッ
シュパネル41に設けられる可動コネクタ42を示す分
解斜視図である。
【0003】該可動コネクタ42は、ダッシュパネル4
1の左右にインパネ40側の固定コネクタ43に対応し
て設けられる。該可動コネクタ42のハウジング44の
基部には、上下左右に環状のばね部45を突設して、ブ
ラケット46の組付溝47内で上下左右に可動に保持さ
れる。ダッシュパネル41にはガイド48、インパネ4
0には該ガイド48に対する係合レール49をそれぞれ
設けてあり、インパネ40をダッシュパネル41に組み
付けると同時に両コネクタ42,43が上下左右方向の
組付寸法誤差を前記ばね部45で吸収しつつ結合する。
【0004】一方、図9は、インパネ40とダッシュパ
ネル41の他の組付形態を示す側面図であり、矢印ロの
如くインパネ40′は先ず水平方向に移動し、次いでダ
ッシュパネル41′の傾斜面49に沿って斜め下方に落
とし込まれ、ボルト50で固定される。この組付形態に
おいては、前記可動コネクタ42はダッシュパネル4
1′の傾斜面49と平行に設けることで対応させるしか
ないが、コネクタ42,43の嵌合ストロークがインパ
ネ40′の斜め方向の移動距離よりも大きな場合には対
応できないという問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、インパネ等の組付体をダッシュパネル等の被組
付体に水平及び斜め下方に移動させて組み付ける構造に
おいて対応できる可動コネクタを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、コネクタ本体の周囲にばね部を介して該
コネクタ本体をホルダに径方向移動可能に保持させ、該
コネクタ本体に対してガイド部を設け、各該ガイド部を
スライド係合可能な鉤状の案内部をブラケットに形成
し、該ブラケットを被組付体に固定し、該コネクタ本体
に対する相手側コネクタを組付体に固定し、該組付体を
該被組付体に対して水平方向から斜め方向に移動させて
組み付けることにより、該コネクタ本体と相手側コネク
タとを接続可能としたコネクタ構造において、前記ホル
ダに前記ガイド部を設け、前記案内部に、該ガイド部に
対する付勢用のばね部材を設け、該ばね部材のばね力を
コネクタ挿入力よりも強力に設定し、該ばね部材により
コネクタ嵌合方向の位置ずれを吸収可能としたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】一方のコネクタを保持したホルダは、予めブラ
ケットの案内溝にガイド突起を係合して保持される。そ
して例えば他方のコネクタを固定した組付体を被組付体
に水平方向から斜め方向に移動させて組み付けると同時
に、該一方のコネクタは、他方のコネクタに押されてホ
ルダを介して鉤状の案内溝に沿って移動し、ばね付勢の
もとでコネクタ嵌合方向の組付寸法誤差を吸収しつつ結
合する。
【0008】
【実施例】図1は、本考案に係る自動組付対応可動コネ
クタの一実施例を示す分解斜視図、図2は、その組付状
態を示す横断面図である。
【0009】該可動コネクタ1は、円柱状の雄コネクタ
本体2と、該雄コネクタ本体2を上下左右方向に4つの
ばね片3で付勢した状態に保持するホルダ4と、該ホル
ダ4の外壁面5に設けた一対のガイド突起(ガイド部)
6,6′をくの字状の案内溝(案内部)7,7′内に水
平方向から斜め下方に移動させた状態でコイルばね8に
当接させて支持するブラケット9とにより構成される。
【0010】該ブラケット9は、後述するダッシュパネ
(被組付体)10に予め固定される。該雄コネクタ本
体2には、インパネ(組付体)11に組み付けられた固
定側雌コネクタ12がインパネ11の組付と同時に結合
する。該コネクタ12には雄タブ端子13、雄コネクタ
本体2には、ワイヤハーネス14に接続された後述する
雌端子15をそれぞれ挿着してある。
【0011】図3は、該可動コネクタ1をさらにコネク
タ本体2とホルダ4とに分解すると共にブラケット9の
要部を分解して示したものである。
【0012】該コネクタ本体2は、合成樹脂製の円柱状
のコネクタハウジング16と、電線14を接続した雌端
子15とにより構成され、該コネクタハウジング16に
は、外周壁17の中間部にホルダ4のばね片3に対応す
る4つの停止突起18、後端にフランジ部19をそれぞ
れ突設し、内部軸方向に複数の端子収容室20を設けて
ある。
【0013】該ホルダ4は、合成樹脂を材料として、正
方形の枠部21に中間隔壁22を設けると共に該中間壁
22に対向して底壁23を設け、該底壁23にコネクタ
ハウジング16に対する切欠24を有する挿通孔25を
設けると共に該中間壁22にコネクタハウジング16よ
りもやや大径な挿通孔26を設け、該挿通孔26の周縁
の上下左右に斜め前方に向けてばね片3を等配に突設
し、さらに枠部21の左右の外壁面37に一対の円柱状
のガイド突起6,6′を突設してなるものである。ここ
で左右のガイド突起6,6′は前後方向にずらして非対
称に設けられる。
【0014】該ホルダ4には、矢印イの如く挿通孔25
からコネクタ本体を挿通させ、そのフランジ部19を中
間壁22と底壁23との間隙27内に半径方向遊動自在
に収容する。該コネクタ本体2は、ばね片3により自動
調芯される。そして該ホルダ4をブラケット9に装着さ
せる。
【0015】該ブラケット9は、合成樹脂等を材料とし
て略U字状に形成され、その両側壁28に、水平部2
9,29′と下方傾斜部30,30′とからなる略くの
字状に屈折した案内溝7,7′を設けたものである。該
案内溝7,7′の水平部29,29′は、内側面を切欠
して形成され、その下面に後方に向けて前記ガイド突起
6,6′に対する可撓性の抜止片31を突設してある。
左右の水平部29,29′の長さは、前記ホルダ4を係
合する際に回り止めの効果が発揮されるように、左右の
ガイド突起6,6′の位置に合わせて非対称に設定され
る。
【0016】また、下方傾斜部30,30′は、図4に
A−A断面を示すように、外側面を開口したアリ溝状に
形成されており、開口32,32′から下方傾斜部内3
0,30′にコイルばね8とスライド駒33を入れ、カ
バー34で閉止させる。該コイルばね8は、左右二つを
併せたばね力がコネクタ挿入力よりも充分強力に設定さ
れる。該スライド駒33は、ガイド突起6を当接するV
字状の受け面35を有している。図で10は、ブラケッ
ト9の耳部36を固定するダッシュパネルを示す。
【0017】図5〜6は、該案内溝7,7′にガイド突
起6,6′が係入する状態を示す作用説明図である。す
なわち、図1でインパネ11をダッシュパネル10に水
平方向に組み入れることにより、図5の如く固定側コネ
クタ12が可動コネクタ1のコネクタ本体2に挿入され
始める。さらにインパネ11を下方傾斜方向に落とし込
むことにより、図6の如くコネクタ2,12は、ホルダ
4と共に斜め下方に移動しつつ完全に嵌合する。ここで
コイルばね8は、スライド駒33を介してホルダ4のガ
イド突起6,6′に押されて圧縮されるが、コネクタ嵌
合方向の組付寸法誤差を吸収すべくコネクタ結合完了時
においても圧縮余長を残している。
【0018】
【考案の効果】以上の如くに、本考案によれば、インパ
ネ等の組付体をダッシュパネル等の被組付体に水平方向
から斜め方向に移動させて組み付けると同時にスムーズ
かつ確実なコネクタ接続を行うことができる。特に、コ
ネクタ本体を上下左右可動に保持するホルダに対して案
内部内でばね部材がコネクタ嵌合方向の位置ずれを吸収
するから、例え組付体と被組付体との間隔にばらつきが
あっても、コネクタ本体と相手側コネクタとが確実に嵌
合接続される。また、コネクタの嵌合ストロークが異な
っても、ばね部材のばね力で確実にコネクタが完全嵌合
するから、多様なコネクタに対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る可動コネクタの一実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】同じく組付状態を示す横断面図である。
【図3】可動コネクタをさらに詳細に説明した分解斜視
図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】コネクタが結合する状態を示す作用説明図であ
る。
【図6】コネクタが結合した状態を示す作用説明図であ
る。
【図7】従来のインパネとダッシュパネルの組付状態を
示す分解斜視図である。
【図8】従来の可動コネクタを示す分解斜視図である。
【図9】インパネとダッシュパネルの他の組付形態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 可動コネクタ 2 コネクタ本体 3 ばね片 4 ホルダ 6,6′ ガイド突起 7,7′ 案内溝 8 コイルばね 9 ブラケット 10 ダッシュパネル 11 インパネ 12 固定側コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 信時 宜和 広島県安芸郡府中町新地3−1 マツダ 株式会社内 (72)考案者 佐野 幸治 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (72)考案者 杉本 信義 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−142345(JP,U) 実開 平1−75978(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体の周囲にばね部を介して該
    コネクタ本体をホルダに径方向移動可能に保持させ、該
    コネクタ本体に対してガイド部を設け、該ガイド部をス
    ライド係合可能な鉤状の案内部をブラケットに形成し、
    該ブラケットを被組付体に固定し、該コネクタ本体に対
    する相手側コネクタを組付体に固定し、該組付体を該被
    組付体に対して水平方向から斜め方向に移動させて組み
    付けることにより、該コネクタ本体と相手側コネクタと
    を接続可能としたコネクタ構造において、前記ホルダに
    前記ガイド部を設け、前記案内部に、該ガイド部に対す
    る付勢用のばね部材を設け、誹ばね部材のばね力をコネ
    クタ挿入力よりも強力に設定し、該ばね部材によりコネ
    クタ嵌合方向の位置ずれを吸収可能としたことを特徴と
    する自動組付対応可動コネクタ。
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