JP2523583Y2 - 跳ね上げ式バックドアのプルベルト - Google Patents

跳ね上げ式バックドアのプルベルト

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JP2523583Y2
JP2523583Y2 JP40473990U JP40473990U JP2523583Y2 JP 2523583 Y2 JP2523583 Y2 JP 2523583Y2 JP 40473990 U JP40473990 U JP 40473990U JP 40473990 U JP40473990 U JP 40473990U JP 2523583 Y2 JP2523583 Y2 JP 2523583Y2
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JP
Japan
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back door
pull belt
pull
support case
opening
Prior art date
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広治 島崎
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、跳ね上げ式バックドア
のプルベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばワンボックス型車両の
バックドアは、いわゆる跳ね上げ形式に構成されたもの
が一般的である。この跳ね上げ式バックドア(以下、単
に「バックドア」ともいう)30は、図3に示すように
車両後面に開設された開口部32を開閉するためのドア
であって、同開口部32の上縁32aで回動支持されて
人が上下方向に回動させることで同開口部32を開閉可
能に構成されたものである。
【0003】ところが、上記ワンボックス型車両は比較
的車高が高いことからこのバックドア30の開放位置は
人の頭上となり、従ってこのバックドア30を閉止する
には人が頭上のバックドア30の回動端部30a等を把
持して下方へ回動する必要があり、この動作はとくに車
高が高い場合、あるいは身長の低い人等にとっては苦痛
を伴うものであった。また、バックドア30の回動先端
部すなわち下端縁は一般的に泥はね等によって汚れがひ
どいことから、バックドア30を閉止する際には不快感
を伴うことが多かった。
【0004】そこで、このバックドア30の閉止をより
楽に、また手を汚すことなく行うことができるようにす
るために、従来よりこのバックドア30にはプルベルト
31が付設されていた。このプルベルト31は、例えば
合成皮革で製作されて、図示するようにその長手方向に
二つ折りにして両端部を重ね合わせ、この重合部をイン
ナパネル30bの所定位置に固定してぶら下がり状に取
り付けられていた。このプルベルト31を把持して下方
に引き下げることで、バックドア30を回動させて閉止
することができるものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ここで、より少ない力
でバツクドア30を回動できるようにするためには、同
バックドア30の回動先端部30a寄りにプルベルト3
1を取付ければよく、また使用者がより楽にこのプルベ
ルト31に手が届くようにするためは、少しでも長いプ
ルベルト31を取り付けておけばよい。
【0006】しかしながら、バックドア30の回動先端
部30aに比較的長めのプルベルト31を取り付けた場
合には、同バックドア30を閉止した際に、このプルベ
ルト31をバックドア30と前記開口部32の下縁32
bとの間に挟み込んでしまい(図中A部)、同プルベル
ト31が破損したり汚れたりする不具合が考えられる。
この不具合を回避するために、従来はプルベルト31を
より回動基部側に設けたり、また短めのものを取り付け
ざるを得なかった。
【0007】本考案は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、バックドアの回動先端部に設けられ、
しかも使用者が楽に手が届くだけの長さを有するにもか
かわらず、閉止した際にドアに挟まれる心配のない跳ね
上げ式バックドアのプルベルトを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の問
題点を解決するため、プルベルトは前記バックドアの開
閉動作に連動して同バックドアのインナパネルに開設さ
れた引出し口を経て出没可能に、同プルベルトの一端側
には所定重量の移動体を付設し、同移動体を前記引出し
口からアウタパネルに到って下斜状に設置された支持ケ
ースに摺動自在に支持する構成としたことにある。
【0009】
【作用】上記構成によれば、プルベルトは、バックドア
の開放時には移動体が支持ケースの開口部に向かって移
動することにより引出し口を経て支持ケースから押し出
されて使用に供され、閉止する際には移動体が支持ケー
スの奥部に向かって移動することにより同支持ケース内
に引き込まれてバックドア内に収納される。
【0010】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1は、跳ね上げ式のバックドア1
が付設された車両後部の縦断面を示している。
【0011】この跳ね上げ式バックドア(以下、単に
「バックドア」ともいう)1は、車両後部に開設された
開口部3の上縁3aで例えばヒンジあるいはダンパー等
(図示省略)を介して支持されたもので、上下方向に回
動することで開口部3を開閉可能に構成されたバックド
アである。本例のプルベルト2は、このバックドア1を
より楽に閉止できるようにするため、その回動先端部に
設けられている。
【0012】このプルベルト2は、例えば合成皮革等の
使用者が把持しやすく適度な柔軟性を有する素材で製作
されたもので、所定長さの帯状の素材が二つ折りされて
その両端は接合され無端状に形成されている。また、こ
のプルベルト2は、バックドア1を開放した際には、同
バックドア1の開放高さあるいは使用者の身長等を考慮
して楽に手が届くだけの十分な長さに形成されている。
【0013】このように形成されたプルベルト2の一端
には、図2にも示すように移動体6が取り付けられてい
る。この移動体6は、所定径の円板状に形成されたガイ
ドローラ6aが二股状に形成された支持部材6bを介し
て上記プルベルト2の幅方向に沿って回動可能に支持さ
れてなるもので、この支持部材6bの先端部に上記プル
ベルト2の一端が固定されている。また、この移動体6
は、以下述べる支持ケース5の傾斜により自重でスムー
ズに同支持ケース5内を移動してプルベルト2を押出し
かつ引込み可能とするため、適度な重量に形成されてい
る。
【0014】つぎに、上記支持ケース5は、上記プルベ
ルト2および移動体6を納め可能な全長を有する断面略
コ字状のレール状に形成され、その両側面の前後には支
持ステー9,9および10,10が付設され、両支持ス
テー9,10の先端部はL字状に折曲され、その折り曲
げ縁にはそれぞれ挿通孔が形成されてインナパネル1a
にビス止め可能に形成されている。また、支持ステー9
は、支持ステー10よりも短く形成されている。この支
持ステー9,10を介して支持ケース5は、図1に示す
ようにその一方の開口部5aがバックドア1のインナパ
ネル1aに開設された引込み口1bにほぼ整合する位置
で同インナパネル1aからアウタパネル1cに到って下
斜状に取り付けられている。
【0015】また、この支持ケース5の開口部5aには
所定径の棒状をなすストッパ部材8が、前記したプルベ
ルト2の間に挿通された状態で同支持ケース5の左右の
側縁に掛け渡し状にして取付けられており、このストッ
パ部材8を介してプルベルト2が支持ケース5に取り付
けられている。
【0016】このように構成された支持ケース5に移動
体6が嵌め込まれ、この移動体6の移動に伴ってプルベ
ルト2が開口部5aおよび引出し口1bを経て押出しか
つ引込み可能に構成されている。すなわち、移動体6
は、ストッパ部材8がプルベルト2の前端部または後端
部に当接する範囲で同支持ケース5内を移動可能であ
り、この移動体6が支持ケース5の奥部5b(アウタパ
ネル1c側)に移動した時にプルベルト2は支持ケース
5内に引き込まれて収納され、開口部5a側に移動した
時には同プルベルト2は前記インナパネル1aの引出し
口1bを経て室内側に押し出されるよう構成されてい
る。
【0017】本例は以上のように構成されたものであ
り、この構成によって以下に述べるような作用効果をな
すものである。すなわち、支持ケース5は長短に形成さ
れた支持ステー9,10を介して、バックドア1のイン
ナパネル1aからアウタパネル1cに到って下斜状に取
付けられ、この支持ケース5内を移動体6が移動可能に
嵌込み支持されている。このことから図1に示すよう
に、バックドア1の閉止時において支持ケース5はその
開口部5aを上方にした姿勢で傾斜することとなり、従
って上記移動体6はその自重によって下方すなわち支持
ケース5の奥部5bに移動し、これに伴ってプルベルト
2が支持ケース5内に引き込まれることとなる。
【0018】また、バックドア1の開放時には、支持ケ
ース5はその開口部5aを下方にした姿勢で傾斜するこ
ととなり、この場合には移動体6が開口部5aに向かっ
て移動し、これに伴ってプルベルト2が同開口部5aお
よび引出し口1bを経て図示下方(室内側)に押し出さ
れ、インナパネル1aからぶら下がることとなる。すな
わち、バックドア1の開閉動作に連動して移動体6はそ
の自重により移動し、この移動体6の移動によってプル
ベルト2はインナパネル1aに開設された引込み口1b
を経て出没することとなる。
【0019】従って、バックドア1を閉止した際にはプ
ルベルト2は支持ケース5内に引き込まれてバックドア
1内に収納されることから、同プルベルト2がバックド
ア1と前記開口部3の下縁3bとの間に挟まれて破損し
たり汚れたりすることはなくなる。このように、バック
ドア1に挟まれる心配がないので、プルベルト2をバッ
クドア1の回動先端部に設け、かつプルベルト2の長さ
を十分に長くすることが可能となり、ひいてはより少な
い力でしかもバックドア1の開放位置が高い場合等であ
っても楽に手が届き、容易に同バックドア1を閉止する
ことができることとなる。また、バックドア1の閉止時
にはプルベルト2が同バックドア2内に収納されるので
見栄えがよいばかりでなく、荷物積載時の邪魔にもなら
ない。
【0020】なお、以上例示した構成は一実施例であっ
てこれに限定されるものではなく、要はバックドア1が
閉止された際に、プルベルトは移動体が支持ケースの奥
部に移動することに伴って支持ケース内に収納され、ま
た開放した際には移動体が支持ケース5の開口部5aに
向かって移動することに伴って押し出されるよう構成す
ればよいものである。
【0021】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したことか
ら、プルベルトはバックドアを閉止した際に同バックド
アに挟み込まれることがないので、バックドアの回動先
端部に、しかも十分な長さのものを設けることが可能と
なり、従って同バックドアをより少ない力で閉止するこ
とができるとともに、同バックドアの開放高さあるいは
使用者の身長等にかかわらず楽にこのプルベルトに手が
届き、この点でもバックドアの閉止をより容易なものと
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】跳ね上げ式バックドアの開放および閉止位置に
おける全体の縦断面図
【図2】プルベルトの分解斜視図
【図3】従来のプルベルトが付設されたバックドアの側
面図
【符号の説明】
1,30 跳ね上げ式バックドア 2,31 プルベルト 3,32 開口部 5 支持ケース 6 移動体 8 ストッパ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 跳ね上げ式バックドアに付設されたプル
    ベルトであって、同プルベルトは前記バックドアの開閉
    動作に連動して同バックドアのインナパネルに開設され
    た引出し口を経て出没可能に、同プルベルトの一端側に
    は所定重量の移動体を付設し、同移動体を前記引出し口
    からアウタパネルに到って下斜状に設置された支持ケー
    スに移動可能に支持する構成とした跳ね上げ式バックド
    アのプルベルト。
JP40473990U 1990-12-25 1990-12-25 跳ね上げ式バックドアのプルベルト Expired - Lifetime JP2523583Y2 (ja)

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JPH0490661U JPH0490661U (ja) 1992-08-07
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